2月25日パンダタオル作業部会の報告

2月25日10:00からRSY事務所にてパンダタオルプロジェクト作業部会を行いました。
今回は初参加の方が2名来てくださいました。
3月8日(日)に名古屋市総合福祉会館で行われる「ボランティア&NPOフェスタ」(詳しくはコチラ)でのパンダタオル手づくり体験に向けての準備を中心に行いました。
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みなさん真剣です!
参加された方が持ってきてくださったとってもおいしい生チョコを頬張りつつ、話に花が咲きました。
 私も初めてパンダタオルを作ってみたのですが、作り方が工夫されていて、改めてT先生とA先生を尊敬しました。
 「裁縫が苦手」なんて方でも楽しく作れると思いますので、これからもどんどん新しい方にかかわっていただければうれしいです!
 今後ともみなさまのご協力をよろしくお願いいたします。
 なお、3月8日の「ボランティア&NPOフェスタ」にてお手伝いしてくださる方を募集中です!
 お時間のある方はinfo#rsy-nagoya.com(#を@に変えてご送信ください)までご連絡ください。
 
 RSY藤田

能登半島地震二周年ツアー in 穴水 へのお誘い

能登地震からもうすぐ2年が経とうとしてます。1ヶ月に1度の復興サロンに加わり、応援を続けてきたRSYでは、今年も下記の通り二周年祈念ツアーを開催します。今年のツアーの目玉は・・・
☆復興を支える人たちの集い場「江尻屋」に泊まります
☆能登地震を研究した学生・研究者と町の方々の対話に参加できます
☆地震からこれまで町の復興に尽くしてきた方々のお話が聞けます
☆そしてもちろん、焼き牡蠣、海の幸が楽しめます!
と盛りだくさん!ボランティアで能登に入った方も、穴水が初めての方も、松田から穴水穴水言われてうるさいと思っていた方も、奮ってご参加下さい。もちろん、名古屋以外からの参加も大歓迎。事務局までお問い合わせ下さい。
■日時:2009 年3 月21 日(土)~22 日(日) ■募集人数:先着25 名
■参加費:(RSY 会員)13,000 円 (非会員)15,000 円
※往復バス交通費・宿泊費・朝食・かき炭火焼・ボランティア行事保険込
防災情報新聞に「先着25名!能登半島地震2周年祈念の集い ”語り継ぐツアー”で能登を知ろう」が掲載されました。
↓こちらに掲載されています↓
http://www.bosaijoho.jp/products/item.html

長岡市小国集落&あいち交流会のご報告

みなさま、こんにちは!
先日からご案内していた、『長岡市小国集落(新潟県中越地震被災地)& あいち交流の集い』が無事に終了しました。
当日は新潟小国集落を中心に23名の皆さんが、名古屋においでくださいました。
バスに7時間も揺られての長旅で、少しお疲れのご様子でしたが、あいちのメンバーの出迎えに笑顔を見せてくださいました。
あいちの顔ぶれは、愛知県蟹江町の中瀬台・藤丸町内会、かにえ防災・減災の会、尾張旭市旭台町内会、日進市災害ボランティアコーディネーターの会、名古屋市内では、昭和区・中村区日吉学区、名古屋きた災害ボランティアネットワーク、天白でぃぷり、名古屋ひがし防災ボランティアネットワーク、RSY会員など、27名です。
総勢50名を超える交流会となりました。
長岡市小国支所のHさんより、震災当時の小国の様子や、復興事業推進のために立ち上げられた、「NPO法人もったいないサポート」での活動について説明がありました。特に約20分のDVDにまとめられた被害の様子には言葉もなく、皆さん真剣に見入っておられました。「あの時のことは、たかだか20分で語りつくせるものではないよ・・・」。住民の方がポツリとおっしゃったひと言が印象的でした。

小国の皆さんのコメントーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
○Hさんのお話より
人口7000人の小さなまちに、2004年10月23日、震度6強の地震が襲いました。
小国には33の集落があり、「自分たちの集落は自分たちで守ろう」と、各集落単位で助け合いました。水は湧き水で確保し、米・野菜はみんなで持ち寄り炊き出しをしました。そんな中でとにかく頼りになったのは、地域のコミュニティ。名古屋は住宅も密集していて中山間地域とは違う問題が沢山でてくるとは思いますが、住民の絆が災害時になによりも頼りになることを改めて考えさせられました。名古屋からも多くのボランティアの方が助けに来てくださいました。本当に感謝しています。ありがとうございました。
○小国集落の住民/Yさんのお話より
震度6強の揺れの後、家に入ろうと思っても恐ろしい余震で入れませんでした。とにかく災害時はトイレの問題が一番深刻です。田舎は穴を掘るなどして何とでもなりますが、アスファルトで固められた都会では難しいと思うので、対処方法を考えることが大切だと思います。
また、道路崩壊、家の倒壊、ライフラインの寸断などの大きな被害が出ていたにも関わらず、テレビや新聞では、「小国」という言葉はほとんどみられませんでした。マスコミは被害が集中していた地域を大きく取り上げていたため、情報発信の偏りが出てしまったのです。
特に避難スペースの確保は大きな課題でした。とにかく上からものが落ちてこない安全なところに、自主的な避難所を作れる準備をしておくことが大切です。情報の偏りなどで外部からの支援が届くまでに時間がかかりました。行政も被害を受けていますから、直後の支援を期待するのはとても難しいです。それだけに、自助と共助が大きな要になります。このような状況を考えれば、事前の備えや自主防災活動を日頃からしっかりやっておくことが大切です。また、直後の支援から復興の歩みの過程で、多くの支援・協力を受けるためには、被災地側からの情報発信も大切だと思います。
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とにかく、皆さんが口をそろえておっしゃるのは、「地域の助け合いが大切」ということです。これにはあいちメンバーもみんなが大きくうなずいておられました。
各班に分かれて、グループで交流会をして頂きましたが、中瀬台町内会のK会長は、「教えて頂いたことを胸に、これから自主防災活動を頑張っていきたい」とコメントされました。

また、復興事業のひとつとして進められている、『日本酒・紫粋(しすい)』の紹介がありました。
壊れた田んぼの復興の際に、美容と健康によいといわれる古代米を栽培し、そこからお酒を作っているとのこと。日本酒でありながら美しい紫色で、目にも体にも優しいお酒です。ラベルも小国で作った和紙を使用しているとのこと。風情があります。
「ワイン感覚で飲めた」「飲みやすくてグイグイいける!」と男女・年齢関係なく皆さんに大好評で、早速注文が入っていました。
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お酒はRSYでまとめて注文します。1本2000円です。
ご希望の方は、3月4日(水)までにRSYにお知らせください。
今回のご注文は、RSY事務所に品物を取りにおいで頂ける方に限りますのでお気をつけ下さい。すでに日進市の皆さんから10本のオーダーが入りました。
小国の復興支援のひとつとしても、ぜひご賞味ください。よろしくお願い致します。
最後に、出会いの記念に写真をパチリ。
「今度はみんなで小国に行こう!」と、これからの繋がりの深まりを期待をし、お別れの時間となりました。
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小国の皆さん、お疲れのところ沢山のことを学ばせて頂いて、本当にありがとうございました!
あいちはこれからも、皆さんを応援していきます!

「パンダ通信」第3号が出ま した。

四川大地震の被災者を支援するパンダプロジェクト「パンダ通信」第3号が出ま
した。
 今回は廃墟の街・青川のテント村の女性たちの様子を伝える「被災地は今」、
そして名古屋市北区・東区で広がるパンダタオル教室の模様についてお知らせし
ます。
 どうぞよろしくお願いします。
↓コチラをクリックしてください
pantsu-vol.3.pdf

東星中学校の皆さんが体験学習に来てくれました!

みなさん、こんにちは。
2月4日の午前中に、RSY事務所の近くにある東星中学校の学生さんが、体験学習のため事務所においで下さいました。
東星中学校とは、今までも防災の講演会にお呼び頂くなどご縁があります。
当日は、中国四川大地震パンダプロジェクトの事業をお手伝い頂きました。
パンダキッドを用意したり、出来上がったパンダを袋詰めしたり、数えたり・・・
みんなの想いが込められている一つひとつのパンダを大切に扱ってくださいました。
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最初は緊張気味の皆さんも、活動が進むにつれて、ボランティアさんからの声かけに、ずいぶん受け答えをしてくれるようになりました。
そして、「また時間があったら、来ようかなぁ・・」とうれしい一言!事務所もボランティアさんもみんなで「うれしー!」と拍手が沸きあがりました。
近くなので、ぜひまた来てくださいね。
これからも、こんな風に、RSYがいろんな世代の人たちが気軽に出会い、交流できる「場」になるといいなぁと思います。

減災キャラバンon上町台地スタート!

 2007年にRSYが発行した冊子『いのちをまもる智恵』を基にしたパネル展示を中心としたイベント「減災キャラバン」が、昨年の愛知・豊橋、兵庫・豊岡に続いて2月1日から大阪・上町地区で始まりました。題して「減災キャラバンon上町台地」。28日までの1カ月間という長丁場のイベントとなります。
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 上町は大阪城のすぐ南という都市部にあり、かつ「上町断層」という活断層の真上で、阪神・淡路級の大震災が発生する可能性が指摘されています。住人の高齢化や建物の老朽化も進んでいますが、同時に昔ながらのコミュニティーや下町の良さが残っている地域でもあります。
 私たちはこの地域の人たちとともにイベントを催しながら、互いに「智恵」を学びあい、「その日」に備えたいと思っています。このため今回はパネル展示の会場を4カ所に分散、毎週末に各会場ゆかりのゲストを招いて計4回の「リレートーク」を開くことにしました。
 日程と会場、リレートークのゲストは以下の通りです。
 2月1~7日
 應典院(http://www.dairenji.com/dairenji/dairenji_6_1.html
 リレートーク 6日午後7時~
 「僧侶の覚悟~いつか出会う被災死への向き合い方」
 ゲスト 秋田光彦氏(應典院住職)、五百井正浩氏(玉龍寺住職)
 2月8~14日
 萌
 リレートーク 13日午後7時~
 「対話の覚悟~”その日”をともにする他者への向き合い方」
 ゲスト 呉光現氏(聖公会生野センター総主事)、渥美公秀氏(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター准教授)
 2月15~21日
 高津宮(http://www.kouzu.or.jp/map.html
 リレートーク 20日午後7時~
 「避難所の覚悟~避難してくる被災者への向き合い方」
 ゲスト 小谷真功氏(高津宮宮司)、田中保三氏(阪神淡路大震災まち支援グループ「まち・コミュニケーション」顧問)
 2月22~28日
 練(http://len21.com/index2.htm
 リレートーク 27日午後7時~
 「路地の覚悟~長屋のまちでの”その日”への備え方」
 ゲスト 六波羅雅一氏(からほり倶楽部代表理事)、白石喜啓氏(有限会社ライフステージ代表取締役、地域住民)、菅磨志保氏(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター講師)
 また、2月15日午後1時~3時には、オプショナル・イベントとして『いのちをまもる智恵』作者の花村周寛、吉椿雅道両氏と上町台地を歩く「まち歩きトーク」も開催します。
 ご興味のある方は、ぜひ足を運んでみてください。
 チラシは↓コチラ。
 uemachirashi-omote.pdf uemachirashi-ura.pdf

田麦山の下水汚泥発酵処理工場建設について

皆様
栗田です。お疲れ様です。
標記のこと、昨年7月に皆様にも反対署名のご依頼をさせていただきました件、以下のとおり、ようやく「撤退」という回答を得たそうです。地元の方々は大変喜んでおられます。まずは御礼とご報告まで。
> > 1月27日にクリーンユウキ㈱が川口町議会に撤退書を提出したとの連絡が事務
> > 局よりありました。今までの田麦山の皆様はじめ大勢の方々の御協力の賜物です。
> > 有難うございました。本当に良かったですね。
> > 今後は、これを機会に田麦山地区及び川口町の発展のため皆様で、自然を活用し
> > た今後の地域の有り方を協議しましょう。まずは御礼まで。

調査地被害

 大学の頃からお守りのように持っている「調査地被害」(1972・宮本常一)という文章があります。調査する側は常に調査される側から情報と時間を奪い、そして何も返すものはない、というフィールド・ワーカーへの戒めの言葉です。
 昨年11月に穴水に伺ったとき、いつも以上にたくさんの町の方々からお話を聴く機会を得ました。なかでも印象的だったのが、「私達は地震直後、できるだけ被災の実態を知っていただきたくて、慌しい中でもできるかぎりのアンケートに答えた。また仮設のお年寄りにも、協力するように勧めた。でも一年半経った今、その答えがどのように反映されたのか、結果を教えに来てくれる先生は一人もいない」という町の方の言葉でした。
 研究者や取材者の立場からすると、「結果は出ていても、それを町に還元する場がない」というのも事実です。能登半島地震からもうすぐ2年、震災後にインタビューやアンケートを行った人々がその成果を町の方に向けて報告できる機会を、今江尻屋さんとサロンの智恵を結集して企画中です。
 もちろん、ボランティアとして能登に入った方々にも、もう一度町の人に会いに来てほしい、そして能登を再訪された皆さんに、旬のカキをおなか一杯になるまで味わっていただきたいのです。詳細を明らかにするにはもう少し時間がかかるようですが、能登から2周年の週末をあけて、待っていてくださいね。
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もう少ししたら、ボートから復興を学べるようになるかも。
 なぜこんなことを突然綴るかというと、最近色々なことが落ち着いて、綴れる時間ができたからです。この2年間穴水から学んだことは、できる限り発信しなければとはずっと思っていました。2周年に向けて、順番は前後してしまいますが、しばらく書き綴っていこうと思います。
追記:「調査地被害」は最近になって「調査されるという迷惑」として新たに出版されているようですね。買わなくては。

つかって、おぼえて、かいて・・「じしんだゾウさんてぬぐい」ができました!

この度RSYでは、小さなお子さんでも家族で楽しく防災を学べるグッズとして『じしんだゾウさんてぬぐい』を作りました。

まめ防手ぬぐい

このてぬぐいには、緊急連絡先や血液型、特別に必要な配慮など、個別の情報が自由に記入できるようになっています。
普段はお子さんに持たせて防災カードの代わりとして、災害時には身に着けることで、はぐれてしまっても連絡が取れるようにと考えて作りました。
また、地震が起きた時にどうすればいいかを、絵を指差しながらお子さんと楽しく覚えることもできます。
てぬぐい自体が災害時には止血や包帯、帽子・マスクの代わりにもなりとても便利です。

お子さんに使いやすいものは、お年寄りも使いということで、年配の方々のご購入者も増えています。

価 格

1本735円(RSY会員価格:525円)
※カラーは、お子さんに人気のピンク・ブルーの2種類からお選び頂けます。

お買い求めはオンラインショッピングからできます。

RSY会員の皆さんはお安くご購入頂けます。また、新規ご入会の方は漏れなく1本ご進呈致します。
→ご入会希望の方はコチラをクリック!

昨年より「キッズ会員」(年会費3,000円)を新設!

[キッズ会員制度特典]

  • RSY主催のファミリー向けイベントの参加費が半額に!
  • 隔月機関紙「あるある」や防災・被災者支援などに関する情報をご提供
  • ご入会頂いた方にはもれなく、「じしんだゾウさんてぬぐい」を1本ご進呈
  • ★ご加入の条件
  • 中学生までのお子様に限ります
  • お子様のお名前での登録となります
  • ※お子様だけの入会もできますし、パパ・ママも同時に会員になることもできます

ご入会ご希望の方、お問い合わせはRSY事務局までご連絡ください。

14年目の1.17

きまぐれブログ屋、もといブログ大不精のスタッフ・松田です。本年もよろしくお願いいたします。
今年こそ、みなさまにここを使ってRSYの新鮮な情報をお届けできるよう精進します。
「あんたのその誓い、何回めだよ」などと言わず、暖かくお見守りください。
今金沢のホテルでこれを書いています。今晩は穴水に泊まる予定でしたが、こちらは
警報級の豪雪で七尾線も運休になったと聞き、万全を期して金沢まで戻ってくることに
しました。途中の能登有料道路は…、まるでオフロードでした。
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クリスマスだろうが、大雪だろうが、25日の復興サロンは開かれてます。
能登2周年に向けて、江尻屋さんで、町の人も、ヨソの人も、この2年間を振り返り、
伝えていけるような企画を考えています。ご期待ください。
ところで、先日14年目の1.17KOBE、私自身は2度目の1.17KOBEに参りました。
おひとりおひとりの、あの日からのストーリーが今も続いていることを感じました。
それから、何年ぶりかという友人、知人と何人も会いました。
25日のサロンもそうですが、依頼状がなくても、一斉メールが回らなくても、
この日にここに行けばこの人たちに会える、という感覚は被災地独特のものです。
先日、穴水で墨を入れた竹灯篭も、東遊園地で光を灯しているのを見届けましたよ。
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