総会が終わりました&ホームページが充実!

事務局より、松田です。
梅雨の合間の晴れ間がすがすがしいですね。
先日の土曜日、RSYでは2010年度の通常総会を無事終えることができました。当日また委任状にてご出席いただいた会員の皆様、また基調講演にご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。
NPOのみならず、社会をとりまく情勢は決して明るい話ばかりではありませんが、今年度も、RSYは明るさを忘れず、しかし災害に強いまちについて真面目に考え、具現化していく所存です。皆様のさらなるご支援と叱咤激励のほど、よろしくお願いいたします。
さて、総会に合わせての事務局長の強権発動で(?)、関口さんにウェブサイトの内容を拡充してもらいました。各種事業報告書や、制作した成果物などダウンロードできる資料が大幅に増えました。みなさまの地域等でご活用いただければ幸いです。
RSYウェブサイトへのご意見、ご感想、そしてウェブサイトを触るのが大好きというボランティアさんも募集中です!事務局までお知らせください。ふだんも、緊急時も活躍するウェブサイトでありたいと思っています。

6月21日ボランティアDAYの報告

みなさま
お世話になっております。
6月21日(月)、13時30分からボランティアDAYが行われ、中京大学の学生さんに協力してもらい総勢4名で活動しました。
前回同様に、この陶器は被災地で使っていただくため陶器を選別・洗浄・こん包作業をしました。皆さんと相談しながら色々なアイディアをもらったり、担当を分けることで効率よく作業することができました。
お手伝いいただきありがとうございました。
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中学生分散学習&ボランティアDAYのご報告

みなさま
お世話になっております。
6月16日、名古屋分散学習として、三重県桑名市立陽和中学校の生徒さんがレスキューストックヤードを訪問してくれました。NPO法人、ボランティアにたくさんの質問があったようで、みなさん真剣に説明に耳を傾けて学んでいたところが印象的でした。その後に、ボランティア体験として、岐阜県陶町よりご提供いただいた陶器の洗浄・選別作業を手伝ってもらいました。この陶器は次の被災地で使って頂く予定です。ボランティア活動は初めてだったようで、この分散学習で何かを感じてもらえたらいいなと思います。
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陶器の洗浄・選別作業は6月21日(月)13:30~15:30のボランティアDAYでも行います。
ご興味のある方、ご都合のつく方は是非ご参加いただければと思います。
6月ボランティアDAYのお知らせ

緑浜工場・あいち臨空新エネルギー実証研究エリアの見学へ行ってきました

みなさま
お世話になっております。
6月16日災害時のライフラインとして欠かせないガスの供給設備を見学し、最新の防災体制について知識を深めるという目的のもと、東邦ガス知多緑浜工場、あいち臨空新エネルギー実証研究エリアの見学へ行ってきました。
東邦ガス知多緑浜工場では、二酸化炭素の発生が少ない天然ガスLNGを学びました。天然ガスは-162℃まで冷却し、LNG(液化天然ガス)になるとのこと。ゴムボールが-162℃で冷却されると、ガラスのように割れてしまう実験には驚きの声が上がりました。20100612 003.JPG
あいち臨空新エネルギー実証研究エリアでは、太陽光発電、風力発電等のさまざまな分野の新エネルギーの発電の仕組みを学びました。実際に太陽光発電パネルを見たり、自転車を漕いで発電したり、発電の仕組みを見たり体験して知ることができました。
発災した際、ガスはライフラインとして必要となります。緑浜工場では建物に免振対策をしていたりと災害対策もされており非常に心強く感じました。新エネルギーについて学ぶ貴重な時間を過ごすことができました。

土曜日の事務局より

みなさま
土曜日の事務局より、松田です。
いつもこうして唐突にブログを書きたくなる事務局長です。
ひとつめのお知らせ。
2009年度、私は名古屋都市センターの特別研究員なるものをさせてもらってました。その研究発表が16日(水)にあります。私の成果というよりも、ただ、名古屋でがんばっている方々の話を聞いて回った結果を、研究と名付けてまとめたものです。興味がおありの方は都市センターにお問い合わせください。
ふたつめのお知らせ。
RSYで6月のイベントといえば総会です。今年は初めて大家さんである名建協の会議室をお借りして(つまり、事務所の下で)総会を開くことができます。
これは本当にうれしいことです。資料やらプロジェクタやら車に積んで運搬しなくてイイ…いやいや、こうして貸して頂ける「場」があることがありがたいです。
RSYにとって総会は授業参観のようなものです。ふだん支えて頂いている会員さんに様子を見て頂く機会です。親である会員さんとともに、RSYに興味のあるどなたにでもご参加いただきたいです。興味のある方はこちらをご覧ください。
みっつめ。ナゴヤのこと。
数少ない私のブログ記事では、穴水か名古屋について書いていることが多いんですよ。(と、いいながらもRSYのブログには検索機能がない、だから読者は探せないんです。鋭意改善中です、すみませぬ)
名古屋に来て丸3年と2カ月が過ぎました。最近思わぬところから知り合いと知り合いがつながって私に戻ってくることが頻繁にあります。おもしろいですね。東京ならきっと、発散してどこかに消えてしまう人のつながりが、ここではブーメランのように戻ってくる。
こうやってじわじわと自分の中にナゴヤの血が浸み込んできているような気がします。名古屋生まれでも育ちでもなくても、名古屋人になれるものかどうか、自分を使って実験中なのであります。ちょっとコワ。
それではまた。気まぐれ事務局長でした。

「氷砂糖」全国一のメーカーと災害時協定を結びました

 皆さまcyoin.jpg
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 お世話になっております。
 私たち特定非営利活動法人レスキューストックヤードは、氷砂糖の製造で全国トップシェアを誇る中日本氷糖株式会社様(本社・名古屋市中川区)と、災害救援、復興支援の協賛に関して協定を締結しました。防災・災害救援分野で民間企業とNPO法人が一対一でこうした協定を結ぶことは珍しく、今後の地域防災体制の確立において貴重な一歩になります。
 災害救援・復興支援の協賛に関する協定書(PDFファイル)
 同社が自社商品を生かした社会貢献事業を模索するなかで当法人との連携が進み、協定締結へと至りました。今後、同社の主力商品である「なつかしの氷砂糖160g」の売り上げの1%が当法人の災害救援活動に対して寄付されるとともに、災害発生時には当法人が指定する被災地へ商品(年間最大2500袋)が送り届けられ、被災者やボランティアの疲労回復のために役立てられます。商品には当法人のロゴマークや協定に関する説明文が印刷されます。(上から2番目の写真は試作品)
 災害時の被災者や災害ボランティアの活動に対する氷砂糖の効能については、名古屋大学医学部教授の植村和正先生から推薦状(PDFファイル)をいただきました。
 本日6月9日に同社南濃工場(岐阜県海津市南濃町)内「氷砂糖資料館」で協定書の調印式が行われ、同社の福井敏夫社長と当法人代表理事の栗田暢之が協定書にサインをしました。取材に駆けつけてくださった新聞・テレビ3社の前で、福井社長は「当社のモットーはゆっくりと長く続けること。今回も協定を交わしたからには、長く良好な関係を保っていきたい」とあいさつ。栗田は「この氷砂糖を手に被災者が涙を流して喜ぶ姿が今から目に浮かぶ。われわれも社会的責任を負って活動していきたい」と決意を表しました。
cyoin3.jpg その後、栗田をはじめスタッフ4人は同社の工場や資料館を案内され、氷砂糖の製造工程や砂糖の歴史や種類についての展示などを見学。また、社会貢献事業として整備している梅園や絶滅危惧種のハリヨの保護池なども見させていただきました。
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 これから「氷砂糖」を見かけたら、当法人の名前を探してみてください。
中日新聞朝刊2010.6.10
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毎日新聞朝刊2010.7.21

6月5日おしゃべり食堂の報告

みなさま
 先ほど第12回おしゃべり食堂が終了しましたので、報告します。
 今日は会員さん、ボランティアさんなど総勢15名の方にご参加いただきました。
 今回は初の試みとして、お料理は参加者のみなさん持ち寄りとしました。
 
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 メニューはこちら↓
 ・ちらしずし
 ・たません
 ・野菜サラダ
 ・ポテトサラダ
 ・トマトソースご飯
 ・ペンネのミートソース和え
 ・やきそば
 ・オニオンスライス
 ・さやえんどう
 ・手羽元の甘辛煮
 ・きゅうりと塩こんぶの漬物
 ・しいたけのフライ
 ・杏仁豆腐
 ・ラスク
 超豪華フルコースとなりました!
 どれも絶品で、「レシピを教えて!」という声が飛び交いました。
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 お腹も落ち着いた頃、5/12に開催した四川大地震2周年メモリアルイベントの報告をしました。
 
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 次回の日程については、決まり次第報告をいたします。
 みなさまのご参加をお待ちしております。
 

「アレルギーっ子への支援を考える勉強会」開催いたしました

皆さま
お世話になっております。
5月28日(金)「アレルギーっ子への支援を考える勉強会」を開催いたしました
講師:アレルギー支援ネットワーク 事務局長 中西氏
   レスキューストックヤード 浦野
当日は、18人の方にご参加していただきました。
まず、中西氏からは、アレルギー症状についてや、その原因、事例などの基礎知識を学びました。症状を引き起こしやすい食物を学び、また、それらの表示義務を知り、まず「知る」ということの大切さを教えていただきました。また、アレルギー反応の自例をお話しいただきました。アレルギー症状の例として、じんましんや呼吸困難、稀に死にいたることもあるアナフィラキシーショック症状が、2リットルの水にたった1滴アレルギーを引き起こす成分が入っているだけでも引き起こされるという怖さを学び、これは参加者の方も驚きがあったようです。100528.jpg
浦野からは、アレルギーのある子どもの災害が発生してからの避難所での暮らしを追った冊子「アレルギーっ子にやさしい防災」に沿って説明がありました。避難所生活を体験されたアレルギーっ子の母親の、炊き出しでの際、何の食材が使われているかわからないため、結局何も食べられなかった、という体験談が挙げられました。これは、食材や調味料を表記するなどの配慮があれば、安心して食べられたとのことでした。また、不衛生な環境が、アトピーやぜんそくなどを悪化させたという話もありました。この改善策として、配膳台を配って食べこぼしを防止したり、暑い、寒いにかかわらず換気をすることがあります。これらの事は誰にでもできる配慮です。避難所生活の中で、周囲の人たちが、こうしたアレルギーっ子の問題を知り、必要な配慮に気づき、実践しようと声を掛け合う事が大切だと学びました。
当日参加者からは、「講師の分かりやすい説明で、アレルギーの問題を身近に考えることができた」、また「アレルギーの問題は見た目からは分かりにくいため、もっと一般的な問題として考えて行くべきだ」との声が上がり、アレルギーについての知識を深めることがまず大切だと感じました。
尚、勉強会で使用した冊子、「地域のみんなで考えよう!アレルギーっ子にやさ
しい防災」は、ご希望の方に送料のみのご負担で無料配布致します(お一人10冊
まで)。ただし無くなり次第配布は終了となります。
また、下記からダウンロードもできますのでご利用下さい。
http://rsy-nagoya.com/rsy/allergy%20textbook.pdf

アレルギーについてさらに詳しく知りたい方はこちらをクリック!

NPO法人アレルギー支援ネットワーク HP
http://www.alle-net.com
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「アレルギーっ子への支援を考える勉強会」の報告書ができました。
下記ダウンロードしてご覧ください。
不定期学習会報告書

四川大地震2周年イベント開きました

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 皆さま
 いつもお世話になっております。
 死者・行方不明者約9万人の惨事となった中国・四川大地震から丸2年の12日、犠牲者の追悼と復興を祈る「メモリアルキャンドル&写真展」を開催いたしました。
 当日は強風ふきすさぶ肌寒い一日でしたが、会場にした当法人事務所がある名建協ビル1階には大勢のかたにお越しいただきました。
 キャンドルはペットボトルとティッシュなどの身近な材料で災害時にも使えるよう考えられた「ほのぼのあかり」を200本用意。「5・12 四川」の文字を幻想的に浮かび上がらせ、四川をはじめ今年4月に発生した青海省地震などの災害でなくなった人たちへの鎮魂の気持ちを表しました。
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 写真展は当法人スタッフやボランティアの方たちの計4回にわたる現地訪問のようすから、この2年という月日の流れを感じさせるような写真を選び、クイズ形式で見ていただきました。
 さらに、このビルの近くにある四川料理専門店「桃花源」さんのご協力でパオズ(小さな肉まん)、杏仁豆腐、タピオカ入りミルクティーを特別価格で販売。本格的な中国の味が好評でした。売り上げの一部は今後の支援活動にあてさせていただきます。
 ペットボトル集めや当日の会場設営、料理販売や呼び込みなどには、ボランティアの方々をはじめ愛知淑徳大、名城大、名古屋大の学生さんたちにも大活躍していただきました。当法人にとっては昨年秋の事務所移転以来、まさに「足元」でのイベントは初めてで、いろいろ不慣れな点もあったかと思いますが、多くの皆さんのご協力で成功させることができました。深く感謝申し上げます。
 今回、お聞きした多くのご意見をもとに、四川をはじめとした国内外の被災地の支援にどのように取り組むべきか、考え続けていきたいと思います。 今後ともご理解、ご協力よろしくお願いいたします。
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 追記:この事業で連携しているCODE海外災害援助市民センターから、以下のような現地レポートが届いております。被災地の現実の一端を知ってもらえればと思います。
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2年目の一日を光明村で過ごしたYさんのレポートです。
 この2年間通い続けた北川県光明村で静かに黙祷した。この日、四川テレビでは朝から特番で北川県城、綿竹市漢旺鎮、青川県、彭州小魚洞、都江堰などの重被災地では、再建された綺麗な町並みやモニュメントを背景に記念式典が執り行われる姿が映し出されていた。
 昨年の1周年の際は、北川県城に入り、沢山の遺族の方々が追悼する中、ひとり合掌させてもらった。3日間開放された北川県城は、約30万人が追悼に訪れ、途中の道は3,4時間の渋滞になるほどのにぎわいであった。
 2周年の5月12日も地震後、一緒に活動したボランティアの仲間と共に北川県の光明村へと向かった。中央政府や対口支援先の山東省の政府幹部が北川県城での追悼式のために通行規制や渋滞を予想していたが、全く渋滞もなく、スムーズに光明村へとたどり着いた。
 村はいつもよりどこか静かな感じだった。田んぼで田植えにいそしむ人々、北川県城に追悼に行った人々、いつもと同じようにのどかに暮らす人々など人それぞれであった。
 村の医師、Pさんはいつものように笑顔と握手で僕らを迎えてくれ、共に食事をした。地震後に生まれた孫のXくんの遊ぶ姿を見て嬉しそうに笑う彭さんの笑顔を2年前、地震直後にはとても想像できなかった。地震の1年前に建てたばかりの4階建ての自宅兼診療所が倒壊し、「自分の命に代えても家を守りたかった」と後にこぼした彭さんは、自分も被災者であると同時に医師として必死に村人の看病に奔走した。その後、張り詰めた人が切れるかように鬱になりかけた。そんな時、僕らボランティアがやってきた。最初は警戒していたPさんも次第に心を開き、共に汗を流すようになった。今では、僕らの一番の理解者のひとりである。
 診療所を失い、暑い夏も寒い冬もずっとテントで診療していたPさんは、その後、住宅再建が進むにつれて空き屋になっていく仮設住宅の一室を借りて診療所を開いていた。だが、数日前にその仮設住宅も撤去された。震災を思わせる仮設住宅をいつまでも残しておく事はできないという事らしい。診療所の薬品は補修した家の片隅に置かれていた。
 今後、政府によって再建される「総合活動センター」に診療所が入るかどうかも未だ決まっていない。当然、自力で診療所を再建する経済的な余裕もない。
 これがPさんの「震災2年」の現実である。テレビから映し出される派手な復興の様子と光明村な静けさが対象的であった。

5月8日ボランティアDAYと四川大地震・青海省地震募金活動の報告

みなさま
本日はボランティアDAYのご報告と、募金活動のご報告をしたいと思います。
今日は午前中に4名のボランティアさんにお越しいただき、来週5月12日に行う中国・四川大地震の2周年イベントに向けた準備をしていただきました。イベントの催しのひとつとなる、「キャンドルに思いを込めよう」のコーナーでは、身近にあるもので簡単に作れて、災害時にも使える「ほのぼのあかり」を使って「5.12四川」の文字を描きます。そこで、ボランティアさんによって集めていただいたペットボトルをイベント用に加工する作業を行いました。みなさん器用にカッターとはさみを使って作業を進めていただき、100個ほどあったペットボトルを次々と仕上げてくださいました!ご協力ありがとうございました。
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午後からは、一昨日から行っている募金活動の最終日ということで、午前中のボランティアDAYから引き続き参加してくださった名城大学の学生さんをはじめ名古屋大学、愛知淑徳大学の学生さん合わせて8名を含む12名で募金活動を行う栄へ移動。本日は募金活動3日目にして最終日ということで、5月12日のイベントの協力団体である日本中国友好協会愛知連合会の皆さんや、中国からの留学生と協力して13時より総勢21名で一時間募金活動を行いました。土曜日ということもあり、人通りも多く賑やかな中、皆さん大きな声を出して呼びかけを行ってくださいました。今日もたくさんの方が足を止めてくださり、合計金額は14,445円となりました。
 3日間の募金活動の報告は以下の通りです。
 5月6日(木)参加者 9名  合計金額 9,225円
 5月7日(金)参加者 12名 合計金額 7,177円
 5月8日(土)参加者 21名 合計金額 14,445円
このお金は、CODE海外支援援助市民センターを通じて、被災者支援のために役立てられます。
3日間の募金活動は多くの方のご協力によって行うことができました。皆様のご協力に心より感謝いたします。どうもありがとうございました。
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次回のボランティアDAYは12日(水)の16:00~に行う予定です。
当日(5月12日)に行われる「中国四川大地震 2周年企画 5.12メモリアルキャンドル&写真展」の会場設置準備を行う予定です。イベントは19:00~となります。キャンドル以外にも、メッセージコーナー、写真コーナー、中国料理の販売コーナーなどの催しがあります。お誘い合わせの上、是非ご参加ください。