「水に感謝する」フォーラム終了しました

 このブログやホームページなどでお知らせさせていただいた「水に感謝する」フォーラムが8月1日(土)、名古屋大学野依記念学術交流館カンファレンスホールで無事行われました。
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 「無事」というのは本当に正直な気持ち。この日は朝から断続的に強い雨が降りしきり、私たちもヒヤヒヤしながら準備を進めたからです。しかし悪天候にもかかわらず、少なからぬ方々にお越しいただきました。会場はご存じ野依良治さんのノーベル賞受賞にちなんで建てられた施設で、空調やスクリーン、座席の座り具合からトイレまでハイレベルで快適。白いソファのある控え室を見て「ここに住みたい」と言い出すスタッフも…。
 開会までには何とか雨も峠を越し、常務理事の浦野の司会進行、代表理事の栗田のあいさつで始まりました。
 基調講演に登壇していただいたのは名古屋市上下水道局南営業所長の愛知雅夫さん。「水道水のしくみ」と題し、人間と水との関係から説き起こし、浄水場や下水処理場の仕組みを通して安全でおいしい水道水がつくられる過程を詳しく説明してくださいました。
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 特に下水処理場で汚物を分解するのに利用されている「クマムシ」などの微生物の動画には、会場から驚きと悲鳴?も。そして地震への備えとして、名古屋市内約200カ所に応急給水施設が設けられ、小学校の地下式給水栓や下水道直結式の仮設トイレがあることなども強調され、それでも「もしも」のために各家庭で水を備蓄することを呼び掛けられました。
 休憩をはさんで第2部では、2007年7月に発生した新潟県中越沖地震の被災者で新潟県刈羽村社会福祉協議会職員の佐藤葉子さんから「真夏の避難生活と断水」というテーマでお話しをうかがいました。
 被災当時、2人のお子さんを抱えながら仕事をしていた佐藤さんは2週間、クーラーもない体育館で避難所生活を強いられました。洋式トイレは使用できず、自衛隊が用意した風呂は時間の制限がありなかなか利用できず、最後は泣きつくように使わせてもらったそうです。04年の中越地震の経験もあり、飲み水の供給はあまり問題がなかったとのことですが、重い容器を運ぶのはお年寄りには重労働。また、食事も水が十分に使えず、汁物が恋しい日々が続きました。自宅に戻ってからも水には苦労し、裏山に穴を掘ってトイレにしたり、農作業用の小さな容器を浴槽がわりにしたりしたそうです。「飲み水より生活用水が大変だった。たまたま風呂水を捨てていなかったのがよかった」などと、ギリギリの生活を思い出しながら、日常の備えの必要性を訴えられました。blog1.jpg
 質疑応答では、トイレ用の凝固剤が重宝するという話や、ペットの対策も考えなければいけない、などの活発な意見が出されました。
 折しもこの夏、山口県では集中豪雨によって浄水場の機能がダウンし、約3万世帯が断水しました。嫌と言うほど雨が降っても、断水によって生活用水の確保に困るという皮肉。災害現場では何が起こる分からない、何が起こってもおかしくない、ということをあらためて考える機会になったかと思います。参加してくださったかたに、あらためてお礼申し上げます。
 さて、皮切りのフォーラムは終了しましたが、引き続き9月5日までに自主的な「いちにち断水体験」をしてくださるかたを募集しています。希望者には5リットルの給水バッグや記録用紙などをお渡しいたしますのでご利用ください。11月21日(土)には断水体験の報告会も開く予定です。ご興味のあるかたは当団体まで、お気軽にご連絡ください。
「いちにち断水体験」
▼日時:夏休み~9月5日の期間でご自分で決めた一日
▼場所:ご自分の家または職場
▼内容:
(1)断水をすると決めた日までに、起床から就寝まで一日どれだけ水を使っているかを記録し、必要な飲料水や生活用水などの量や備蓄方法を自ら考えて備えます。一日で使う水の量の標準的な参考資料は提示します。
(2)ご自分で決めた日を「断水の日」として、緊急の事態が発生しない限り、水道水を使わずに生活します。そして、そのときの苦労や工夫した点などを記録します。
(3)「鍋屋上野浄水場(千種区)」の見学ツアー(任意)も開催します(8月18日の予定。後日詳細をアップします)
▼対象:どなたでも参加できます(ただし事前申し込みが必要で先着30名)
      ※ご家族や職場単位の参加も歓迎!参加者には給水バックを贈呈!
「たいけん発表会」
▼日時:2009年11月21日(土)13:00~16:00
▼場所:名古屋大学・農学部講義棟第8講義室
▼内容:
(1)いちにち断水体験の報告
(2)基調報告「緊急時の水道について」
講師/名古屋上下水道局職員
(3)基調講演「水の大切さ」
講師/岐阜大学応用生物科学部准教授
   平松 研氏(農業土木学)
▼対象:どなたでも参加できます(ただし事前申し込みが必要で先着100名)
      ※参加者には名古屋の備蓄水「名水」を贈呈!
○申込方法○
以下テンプレートをご使用の上、メール(info@rsy-agoya.com)もしくはFAX(052-783-7724)にてご送付ください。
—————参加申込——————-
お名前:
ふりがな:
性別:
年齢:
※上記についてグループで申し込まれる場合は人数分お書きください。
連絡先住所(代表者):〒
TEL:
FAX:
E-MAIL:
参加希望:
いちにち断水体験( )
たいけん発表会( )
※希望されるすべてに○を付けてください。
ご意見ご要望など:
————————–
 
 よろしくお願いいたします。

第8回おしゃべり食堂の報告

みなさま
 第8回おしゃべり食堂が終了しましたので、報告します。
 今回はいつもと違ってお昼の12時に開始し、19名の方にご参加いただきました。
 今日のメインメニューはそうめんでした。
 参加者からは「いつもうちでそうめん食べてるけど、今日のは本当においしい」、「今年初めてのそうめんだ」などという声をいただきました。
 その他には、にくじゃがや肉団子の甘酢あんかけなどおかずも大充実でした。
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 少しお腹が落ち着いた後、事務局から7月に行った穴水(2007年3月能登半島地震被災地)と刈羽村(2007年7月新潟県中越沖地震被災地)ツアーの報告を行いました。
 どちらもちょうど仮設住宅解消時期とあって、「仮設住宅では隣との距離が近かったので、人の存在を感じられたが、復興住宅などに移ると距離が遠くなり、お付き合いも疎遠になりがち」などといった、想いには共通するものがあり、また参加者からも共感の声が聞かれました。
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 その後デジタル防災紙芝居(東海豪雨編)を見て水害時の避難についての教訓を学びました。
デジタル防災紙芝居(防災教材のページ)
 次回は新しい事務所へ移転後に開催したいと考えております。
 日程は決まり次第HPなどでお知らせいたします。
 またお時間があればみなさんもぜひご参加ください。

7月29日ボランティアデーのご報告

みなさま
いつもお世話になっております。7月29日にボランティアデーが行われました。
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この日は、雨が降っており、蒸し暑かったのですが、RSYの事務所に6人の方が足を運んでくださいました。そして、そのうち2人が初めての参加でした。初めて参加してくださったSさんは、2007年7月16日に起きた潟県中越沖地震の刈羽村復興支援で「せともの(瀬戸の陶器)」を提供してくださった団体の一人で、何かお手伝いできることがあったらと、今回のボランティアデーに参加してくださいました。
今回のボランティアデーは、パンダタオルづくり、パンダ通信のセット作業、また常務理事浦野より、7月11日~14日に訪問した中国四川省の写真を見ながら、来月に行われる「中国四川大地震パンダタオルプロジェクト第4回現地報告会」より一足先に、浦野の報告を聞きました。
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パンダタオルを作られたSさんは、「縫いものなどは、結構やっているのよ」と、ボランティアリーダーさん教えてくださると、短時間でかわいいパンダタオルを1個完成されました。Sさんは会終了後、パンダタオルキット20個をご購入してくださいました。ありがとうございます。
初めて参加のFさんは、RSYに関心をもって頂き、RSYの活動について熱心に話を聞いてくださいました。
今回のボランティアデーで新潟県の刈羽村のお話がでたのですが、刈羽からRSYにおいしい桃が届いており、みなさんで頂きながら、話に花がさきました。桃を送っていただきました刈羽村のSさんありがとうございます。
多くの方に関わっていただいていることを感じさせられる、ボランティアデーでした。
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次回のお知らせです!
日時 : 8月3日(月) 
時間 : 10:30~12:30
場所 : RSY事務所
是非、お誘い合わせのうえ、お越しください!!

【ご案内】中国四川大地震パンダタオルプロジェクト 第4回現地報告会

皆様
お世話になっております。タイトルの通り、中国四川大地震パンダタオルプロジェクト
第4回報告会を開催いたします。
2008年5月12日に中国四川大地震が起きてから、この間RSYでは、「パンダタオ
ルプロジェクト」を立ち上げ、遠く離れた日本からでもできる支援を模索しながら取り
組んでまいりました。
そして、今年の7月11日~14日、2度目の訪問が実現し、第4回の現地報告会を
開催する運びとなりました。皆さんお誘い合わせの上、ぜひご参加ください。よろしく
お願い致します。
 「中国四川大地震パンダタオルプロジェクト 第4回現地報告会」
   日時 : 8月10日(月) 19:00~21:00
   場所 : 名古屋国際センター 第1会議室
詳細はこちらのチラシをご覧ください。↓
shisenhoukokukai4chirashi.pdf
たくさんのご参加をお待ちしております。

第2回刈羽村元気交換プロジェクトが無事終了しました。

みなさま
 お世話になっております。
 先般よりおつたえしておりました、 第 2 回刈羽村元気交換プロジェクト~かりわ・あいちイイモノ発見交流ツアー~に行ってまいりました。
 24日の夜出発し、26日の夜に名古屋に戻ってくるというハードなスケジュールでしたが、とても楽しく、有意義な時間を過ごすことができました。
 今回の目玉はなんといっても石田音人さんによる音楽会です。
 石田音人さんは、胡弓や玲琴などを演奏される音楽家です。2000年の東海豪雨で被災経験がおありで、以降被災地をまわり演奏されています。
 
 胡弓やホーミーによる幻想的な音色で感動したり、なじみのある曲で合唱したりと、大変盛り上がりました。
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 そのほかには、町歩きで刈羽村の自然と震災の記憶に触れ、交流会では刈羽村のおいしいものをいただきながら話に花が咲きました。
 最終日には仮設住宅の集会場にお邪魔し、仮設住宅の支援員さんにお話を伺いました。
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 このツアーで大変お世話になりました刈羽村社会福祉協議会、えびの会、友の会をはじめとする皆様に心より感謝申し上げます。
 ツアーのスケジュールなど詳細については後日改めて報告いたします。
 ※この事業は三井化学株式会社様のご寄付をもとに行いました。心より感謝申し上げます。
 
 2009年7月28日(火)の 柏崎日報(日刊・夕刊)と新潟日報(日刊)に刈羽村元気交換プロジェクトの記事が掲載されました。
柏崎日報(日刊・夕刊)
Sbizhub c3009080611301.pdf
新潟日報(日刊)
Sbizhub c3009080611300.pdf

【報告】山口県へのボランティア活動資器材搬出無事終了

皆様
お世話になります。RSY事務局です。
昨日24日、「防府市・佐波川災害ボランティアセンター」へのボランティア活動資
器材の搬出作業が無事に終了しました。
急な呼びかけではありましたが、「なごや災害ボランティア連絡会」のメンバー
約20名で作業にあたることができました。
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午後6時から倉庫からの荷出しをはじめ、スコップ、デッキブラシ、ほうき、バ
ケツ、ゴム手袋などを4トントラックに積み込み、午後7時で作業が終了しました。
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荷物を積んだトラックは、25日午後1時に防府市・佐波川災害ボランティアセン
ターに到着する予定です。
この作業の模様は、中京TVのニュース番組「ゼロ」の、この地方のニュースの中で放映されました。
山口県をはじめ、長崎・福岡県でも集中豪雨が発生しているようです。
現地で活動されるボランティアさんの安全と、被災地の1日も早い復興を心からお祈りしています。
RSYでは、今後も被災地の状況や要請に応じて、対応していきますので、引き続きご協力の程をよろしくお願い致します。

【緊急】山口県へのボランティア活動資器材搬出ボランティア募集(本日 18 時~)

みなさま
お世話になります。RSY事務局です。
山口県で発生した水害を受け、7月23日より防府市社会福祉協議会内に「防府
市・佐波川災害ボランティアセンター」が設置されました。
ついては、現地からボランティア活動資器材提供の要請がありましたので、本日
午後6時より名東倉庫にて搬出作業を行います。(4トントラック1台分)ご都合
のつく方はぜひご協力下さい。
○ボランティア資器材搬出作業
・日時:本日7月24日(金)午後6時~
・募集人数10名~15名
・場所:名東倉庫(名東区香南2丁目1301-1)
地図

名東倉庫への道順
※302号環状線「香南」交差点を東に。猪子石電話局交差点を左に入り一つ目の交
差点。
※駐車場がありませんので車両はなるべく乗り合わせてお越し下さい。
ご協力頂ける方は、RSY事務局までご一報頂ければありがたく存じます。  
   

「パンダ通信」第7号が出ました

皆さま
四川大地震の被災者を支援する「パンダ通信」第7号ができました。
今回は、前回に引き続き「V-MAX」番組ディレクターの箕輪幸徳さんに記事を提供していただきました。箕輪さんの思いが詰まった記事になっております。またパンダタオルプロジェクトについては、パンダタオルプロジェクトをずっと応援してくださっている、日本災害救援ボランティアネットワーク(NVNAD)主催で行った教室のご報告をさせていただいています。
是非こちらからご覧ください!↓  またHPからバックナンバーもご覧になれます。よろしくお願いいたします。
pandatsuushin.vol.7.pdf
また、みなさまにもお伝えしましたように、7月11日~14日にかけて常務理事浦野が中国四川省へパンダタオルを送るべく、中国へ訪問してまいりました。次回は、そのご報告をさせていただく予定です。パンダタオルプロジェクトの活動は、少しずつですがみなさまの思いが形になってきております。
今後もよろしくお願いいたします。
柚原

8月ボランティアDAY&東山学区夏祭りボランティアさん募集

みなさま
 お世話になっております。RSY藤田です。
 8月のボランティアDAYが決まりましたのでお知らせします。
 8月3日(月)10:30~12:30
 8月22日(土)詳細は下記にて
 8月23日(日)詳細は下記にて
 8月26日(水)19:00~21:00
◆3日と26日の活動内容は
○パンダタオルプロジェクト関係
・パンダタオル手作り教室
・パンダキットの準備
・袋詰め作業
・資料の印刷など
○事務局関係
・ポストカード袋入れ
・じしんだゾウさんてぬぐいへの説明書封入など
 です!いずれもRSY事務所で行います。
※7月29日(水)10:30~のボランティアDAYも予定通り行います。
内容は上記のものとなります。
◆22日、23日の活動内容は
○広報誌「あるある」の発送作業
 内容は印刷・紙折・封筒入れなどです。
 両日共に昼過ぎから行います。
 
○東山学区夏祭りでのボランティア
 RSYのある東山学区の夏祭りに子ども企画を携えて参加させていただくにあたり、この企画を手伝ってくださるボランティアさんを募集しています!
 ゲームの説明をしたり、景品を渡したりなど、子どもさんと接することが主な内容です。
 時間は両日共に16:00にRSY事務所集合でお願いしたいと思います。
 22日、23日については、一日だけでも、お祭りだけでも、発送作業だけでも構いません。ご都合のつくお時間がありましたら、是非ご協力をお願い致します!
 ご参加いただける方は8月19日(水)までにご連絡いただけたら幸いです。
 返信先はinfo#rsy-nagoya.com(#を@に変えてご送信ください)です。
 
 よろしくお願いいたします。

RSYボランティアMLを作りました!

みなさま
 お世話になっております。
 RSYではこの度、ボランティアMLを作りました!
 このMLでは、ご参加いただきたいイベントやおすすめの講座の情報発信を行います。
 また、どなたでもご登録いただけます。今までHPで情報を確認していただいていた方には特におすすめです。
 登録をご希望される方は、件名に「RSYボランティアML登録希望」と記入の上、お名前、登録したいアドレス、電話番号を添えてinfo#rsy-nagoya.com(#を@に変えてご送信ください)までご連絡ください。
 よろしくお願いいたします。