本日のレスキューから vol3 

岩瀬です。
 今日の名古屋は曇りから雨に変わり少し憂鬱ですが、負けずにがんばりたいところです。
昨日、事務所に悲しいお知らせが入りました。レスキューストックヤードがNPO法人になる以前の神淡路大震災の時に出会い、そしてレスキューの活動の原動力となったともいえる方が逝去されたとの知らせでした。ご高齢ということもあり、療養中であったと伺ってます。
阪神淡路大震災で、被災者とボランティアといった関係から、家族のように、またそれ以上に深い関係を築き、お付き合いをしてきました。当時学生であった事務局長の浦野をはじめ、学生らを自分の孫のように慕っていらしたと聞いています。
 私は、残念ながらお会いしたこともなく、語れるほどのお話も存じておりません。ただ“レスキューにとってとても重要な人なのだ”という認識でした。
現在、当時から関わりのある方々から事務局にいただいた、ご本人に関するお話やお悔やみの言葉のメールを拝見しました。また、事務局スタッフの清野さんからもこれまでのかかわりのお話を伺いました。彼との関わりから復興を学び、やはりレスキューの原点と言える存在ということでした。人ひとりの命がとても多くの人とつながっていること、ご本人がレスキューの関係者にとってどれだけ重要で大切な存在であるか、そして昨日のお知らせがとても大きな出来事であると再確認ました。謹んでお悔やみ申し上げます。
しかしながら、彼の存在はレスキューのパワーの源として、変わらない関係が続くのだと思います(勝手な私見ですが)。私では伝えきれなく申し訳ありませんが大きな出来事のご報告ということで。少ししんみりとした事務局からお送りしました。
明日は能登半島の穴水町へ向かう予定です。また後日その報告をしたいと思います。

本日のレスキューから vol2 はなしのひきだし

 岩瀬です。ここ数日間、代表の栗田さんや事務局長の浦野さんが出張などで事務所を不在にする日が続いていました。今日は久しぶりにスタッフ全員が事務所で仕事をしている貴重な一日でした。そんな中で、ふと思ったことを書いていきたいと思います。
 自然なことかもしれませんが、これまで事務所内を見ていて、一人が話し出すとたいてい全員がコメントを返したり、話が広がっていったりすることに気づきました。いい意味で、1つ質問すれば10かえってくるような感じです(大げさですが)。そんな時、みなさん話の引き出したくさんもってるな縲怐Aと驚いていると、いつの間にかパソコンのキーボードを「カタカタ」と打つ音しか聞こえなくなり、今度はその切り替わりに関心してしまうことも多いです。
 もともとが話し好きな人なんだとも考えられますが、引き出しが多いのは様々な地域の様々な人と出会う機会が多いからなのかな、とも思います。逆に、たくさんの人と付き合うには様々な知識や知恵が必要だと思います。私はレスキューで働き始めて二ヶ月が経とうとしていますが、それだけの期間でも会員さんをはじめ、レスキューと関わりのある多くの方々の存在を知りました。しかしまだ、実際に出会って会話をするという機会は多くは無く、これからも様々な人と出会い続けていくと思います。
 レスキューでの出会いを通して、話のネタが豊富で引き出しの多い人間になりたいと思います。

本日のレスキューから vol.1 地域の名物って何だろう?

岩瀬です。 
 今朝事務所に到着して、まず暑くなったなぁと思うと同時に、だいぶ湿気が出てきたなぁと感じました。天候が不安定だと憂鬱になりがちですが、今が踏ん張り時だと思い、がんばっていきたいところです。
 今日、事務所で被災地の復興の話から、名古屋の名物といえばなんだろう?という話になりました。名古屋コーチン、どて煮、味噌カツ、おにまんじゅうなどが頭の中をめぐっていました。そんなとき、新潟中越地震後に、川口町田麦山地区で育った魚沼産コシヒカリが愛知県で販売されたことを、ふと連想しました。さらに、もし今名古屋から田麦山地区のコシヒカリのように、他の地域へ発信するとしたら何だろう?また、実家(私の場合は静岡)の地域ではどうなるのだろう?と考えました。しかし、上記のように数は出てくるものの、当たり前かもしれませんが”絶対これがいい!”というものは考えられませんでした。人によって違うのではないかとさえ思いました。
 それは、資源が豊富にあるからだと、プラスに考えることも出来ます。しかし、マイナスに考えると私自身、名古屋や地元のこと、その地域の特徴や名産物についてまだまだ知らないからではないか、わかっているようでわかっていないのかもしれないと、ハッとしました。他の皆さんはどうお考えでしょうか?
 ほんの数分のことでしたが、このような疑問を感じるたびに、学ばなければいけない事が増えていきます。これからも、悩んで考えての繰り返しだと思いますが、小さなことでもめぐりめぐって防災や減災に結びつくと思うので、気づきを大切にしていきたいです。

レスキューの最近の動きをお伝えします!

突然ですがはじめまして、レスキュー新人スタッフ岩瀬めぐみです。大学四年生の時(半年前くらい)にレスキューと出会い、研修生として関わってきました。以前数回だけ、研修生日記を書かせていただきましたが、なかなかできませんでした…。
この春大学を卒業して、現在アルバイトとして主に平日勤務してます。不慣れなパソコンの作業や電話対応であたふたしながらも、他のスタッフの皆さんに見守られつつ、がんばっている今日この頃です。
レスキューは、NPO法人として5周年がたちました。先月はその5周年を記念して、「感謝のつどい」を行いました。今月総会も控えており、あわただしくなりそうな予感です。 
能登半島地震のその後や、被災地の情報、レスキューの活動の報告などはもちろん、レスキューはその他に何しているんだろう?どんな人たちが関わっているんだろう?と、言う疑問が解消されるようなレスキューの日常の状況を、ブログから発信できたらと思います。新人だけに、毎日が勉強!発見と感動の連続です。その中から感じたことなども述べていきたいですね。
どうぞよろしくお願いします。

RSY 新職員の松田曜子です

皆様
 はじめまして。本年4月1日よりレスキューストックヤードの専従職員として着任いたしました松田曜子(まつだようこ)と申します。
 昨年度まで土木計画を専攻する京都大学防災研究所の大学院生として、地域における災害に対する備えのありかたについて研究してきました。
 RSYとは、研究活動を通じ3年ほど前から関わり合いがあり、そのご縁を通じ職員として従事する機会をいただきました。
 地域防災の問題にこだわって研究してきた身ではありますが、実際にはこれから多くの課題に直面することになると思います。
現職員の方々や、RSYに関わる皆さまに教えを請いながら、新しい気持ちで地域での災害の備えや災害救援の仕事に臨んでいく所存です。皆さまのお力をお貸しいただければ幸いです。
 ちなみに、出身は千葉県浦安市で、京都には10年住んでいました。名古屋には一週間前に引っ越してきたばかりですが、これから美味しいモノや店を発掘するのを楽しみにしています。こちらもいろいろと教えてください。
どうぞよろしくお願いいたします。
松田曜子

ご無沙汰しました。

事務局・清野です。年が明けて、ずいぶん経ったのに、ずっと新年のご挨拶だけで、すみませんでした。
今日、研修生の岩瀬さん(通称:めめちゃん)が、久しぶりに事務所を訪ねてくれました。と言うのも、彼女は福祉大の4年生で、社会福祉士の試験のために、インターンをお休みしていたのです。そして、この前の週末に試験が終わり、その報告と今後の日程調整の打合せのため、来てくれたというわけです。
話を聞くと、お正月もなく、ずっと試験勉強をしていたとのこと。
ふえ縲怐A試験などというイベントは過去の遺物と化している清野にとっては、聞くだけで充分疲れました。本当にお疲れ様でした。
彼女いわく、試験勉強している間、今までで一番人に対してイライラしたし、人から助けられたと感じた期間だったそうです。
ふむふむ。なんでも、図書館なんかで試験勉強を必死でやっている所に、試験などとは無関係な学年の子達が来て、「暇だねー。カラオケでも行こっか縲怐B」なんて話しているのを聞いて、「も縲怐Aこっちは必死なのに縲怐Bどっかに行って話してよ縲怐B」と言う気分になったそうです。それだけ、必死だったんですね。そんな状況では、腹が立つのもごく自然なことだと思います。はい。
私だったら、それを口に出して言ってるかもしれない。しかも、それが一番むかついた出来事だなんて私ならもっと自分勝手な感じで怒ってるな。
同じ試験を控えた友達にはとっても助けられたとも言っていました。お互いに励ましあって、試験までの試練を乗り越えたんでしょうね。
短い期間の間に、とっても濃いい体験をした、めめちゃん。きっと苦しんだなりの成長をしていると思います。これからの研修が楽しみです。
試験などとは無縁な生活をしていると、集中力が途切れがちになってしまい、どうもいけません。私も何かの試験受けようかな。(笑)

新年のご挨拶

皆様
新年明けましておめでとうございます。昨年中は大変お世話になりました。
今年はRSY設立5周年の年になります。
この5年間、会員の皆様をはじめ多くの方々に支えて頂きながら、猛進してまいりました。
HPやメーリングリストなど、RSYの活動の様子をこまめにお届けしたり、皆様への感謝の気持ちをなかなか形にできずにご迷惑をおかけしている部分も多々ありますが、今年はより一層の改善を図っていきたいと思いますので、引き続き温かく見守って頂ければありがたく存じます。
また、今年も「一人ひとりの命と暮らし」を見つめることに主眼に据え、被災地から学び続けながら、名古屋・愛知・全国の皆さんと共に災害に負けないまちづくり・人づくり・ネットワークづくりを目標に頑張っていきたいと思います。
本年もお世話になりますが、ご指導の程を何とぞよろしくお願い申し上げます。
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
一同

研修生にっき 3

 子供を守る防災セミナーに参加し、危機管理対策アドバイザー国崎先生のお話を聞きました。本セミナーは、千種区の社会福祉協議会とレスキューが主催ということです。浦野さんからは「レスキューは講演に呼ばれることが多いから、講演の主催をすることは珍しいと」伺いました。
 はじめに、私は国崎先生についての情報をほとんど知らずに参加しました。私は、先生のことをもっと年配で、失礼ながらも自分の経験を通して長年子どもの防災について研究している方だという勝手なイメージを持っていたので、初めてお会いしたときに、若くて小さな子どもを連れていた事、防災とは関係ない業界で働いていたことに驚きました。
 私は防災に関するセミナー事態、初めての参加だったのでどのお話も新鮮でした。「一般の防災の本を見ても、女性や子供の視点から書かれているものは少ない。その本を読んでも、実際に子供を持つ母親が実践できないことがある。」というようなことを先生がおっしゃっていたことが印象的で、なるほどと感じました。例えば幼児を抱えて防災グッズ(?)も持って避難することは難しい。でも、避難しなければならない。何を優先しなければいけないのか、その場でとっさに考えなければいけないのかと思うと、想像しただけで辛く感じました。どうしたらいいのか考えると、やはり近所・近隣の人達の協力が必要だと思う。地域住民同士の結びつきがとても必要とされているように思いました。
 子供や女性の以外の人たちに限らず、避難所での生活においても、日ごろからの近所づきあいの影響が関係すると思います。私が被災すると考えたとき、友達や家族が側にいることはもちろん安心できるし、近隣の人たちでも知り合いが側にいるだけで一人よりは安心するような気がします。
 話は具体例を出したりシュミレーションをしたりと分かりやすく、もし今被災したら・・・もし子供がいたら・・・と考えさせられました。先生によると、日ごろから「今、この場所で地震が起きたらどう逃げるか、どうなるか」などを意識することが大切だそうです。私も意識してみようと思いました。
《アンケートを集計していて感じたこと》
 セミナーには、男性も女性もあり、様々な立場の方々がお話を聞いていたと思う。参加した方々の顔を思い浮かべながらアンケートを見て、それぞれの立場(母親など)から自分なりに、主体的に感じたこと・考えたことが伝わってきた。本セミナーに参加して、みなさんがはじめて気づいたことや、新たな発見があったように思った。とても影響力のあるセミナーだと感じた。
 アンケートを見て、私も「なるほど」と思うことが多々あり、もっと多くの方々の意見や感想も知りたいと思った。そのような機会も持つことができたらと思います。

研修生にっき 2

10月6日
 防災活動をしている名古屋市の、ある学区に行きました。レスキューは、事業の一つとしてこの学区にかかわっており、今日はその学区でとても意欲的な方の所へ行くということで、浦野さんに同行させていただきました。防災活動をしていると聞き、私はとても防災活動に力を入れ、活動が進んでいる地区だとばかり思い込んでいました。確かに、訪問させていただいた方やその学区の1部の方はとても防災活動に熱心で、災害時要援護者の名簿を作成していました。しかし、その反面、地域では非協力的な方々もおり、うまく活動が進んでいない現状にありました。地域には、組織として区長さんや民生委員さんなどの役割があり、それぞれの仕事を持っているのでなかなか手が回らないようでした。防災に対する意識の格差を問題として抱えていました。
 地域の中では、中心的な役割を持った方の影響力はとても大きいと思います。「やる気があれば何でもできる」と私は自分に言い聞かせることがあります。確かに、モチベーションを保つためにそう思うことは効果ありますが、地域や組織の中で何かしようとするときは、やる気に加えて、どうしたら皆がついてくるか、どうしたら関心を持ってもらえるか考えることが必要だと強く感じました。大学の講義ではなかなか学ぶことができない「地域」の深さを少し見入ることができたと思います。
 また、浦野さんと同行する前に事務局で10月10日に行われる「子供の防災セミナー」の看板を作る作業を手伝わさせてもらいました。看板のような大きな印刷物はあまり作ったことがありませんでしたが、はじめは、「まあできるだろう」と仕事を請けました。しかし、実際どのようにレイアウトすればいいのか、とても戸惑い、やりかたを教えてもらうなど手間取ってしまい、同行する前に終わらせることができませんでした。小さいことかもしれませんが、簡単なパソコン操作もろくにできない自分を反省したと同時に、皆さんの仕事を増やしてしまったようで

研修生にっき 1

自己紹介
名前:岩瀬めぐみ
大学:日本福祉大学社会福祉学部保健福祉学科4年 二木立ゼミナール
出身:静岡県御殿場市
現在NGOやNPOのスタッフを養成するコミュニティカレッジ「Nたま研修」という研修を受けています。その研修の中でレスキューストックヤード(以下レスキュー)でインターンしています。
 はじめに、レスキューについてほとんど知識のない私は,事務所に入り、広い部屋にあるたくさんの資料を見て何と無く仕事が大変そうだな、慌ただしそうだな、という印象を持ちました。また、正職員の方は三人だと聞き、多くの事業を三人で回しているのか…と正直驚きました。これから先、どれだけの人達と連携して仕事を進めているのかを見ていきたいと思います。
10月4日
初めてのインターン。清野さんから、「レスキューは何をするのか少しでもわかるように」と、防災に関する冊子を見せていただいたり「震つな(震災がつなぐネットワーク)」について教えていただきました。私は災害弱者と災害時要支援者という言葉について、違いはあるのか?と素朴な疑問を持っていた。冊子を見て、言い方は違うが同じ意味だ!と気付かされました。このように私はまだまだ勉強不足で、防災や災害のことは、知ってるようで知らないことがたくさんあると思います。そういったことや疑問に感じたことを少しずつ解消し、たくさんのことを吸収していきたいと思いました。
この日は、アルバイトの学生や、事務局長の浦野さんに出会いました。同じ学生でもレスキューに馴染んで仕事をこなすみなさんを見て、見習わなければと思いました。また、浦野さんは私と同様、大学時代に社会福祉を勉強しており、現在は福祉の視点で災害や防災に取り組んでいる方で、防災の講演に出かけているそうです。浦野さんのお話や活動に同行して、レスキューの活動をより知り、福祉分野の先輩としても勉強させていただけたらと思います。