愛知県職員 研修生Mさん・Iさんの感想

 今年度、愛知県職員の二年目研修として、9月上旬から研修生がきてくださっています。その第二陣として6日間の研修を終えたMさんとIさんより感想をいただきました。研修中は、事務局での日々の作業、安城市の避難所体験、そのレポート作成等をしていただきました。素敵な笑顔のお二人は、何をやるときも真剣な姿勢で、テキパキと仕事を進めてくださいました。とっても丁寧にやっていただいて大変助かりました!
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Mさんの感想:
 レスキューさんで研修させていただくまで「災害は誰にでも起こりうる身近なこと」だと分かっていながらも、どこかで「他人ごと」のように思ってしまっていました。それは、私自身はもちろんのこと、身近な人に災害で苦しんだ経験がある人がいなかったからかもしれません。
 研修中、スタッフの方から被災地での話を伺ったり、書籍を読んだり、避難所体験に参加させていただき、災害の恐ろしさ、辛さ、大変さを学びました。特に避難所体験では、体育館の床で寝袋1つで眠りました。物音や蚊、肌寒さ、入浴できない不快感、痛み等からあまり眠ることができず、翌日家で布団で眠れることに幸せを感じました。また、大勢で過ごした避難所体験を通し、人の温かさに触れ、地域で支えあうことの大切さを改めて感じました。
 短い間でしたが、とても貴重な経験をさせていただきました。ありがとうございました。
Iさんの感想:
 レスキューストックヤードさんでお世話になった6日間は、今まで知らなかったこと、経験しなかったことの連続で、とてもいい刺激になりました。
 私は漠然と、レスキューストックヤードさんは、災害時に駆けつけるための組織であると考えていました。けれど、実際は駆けつけるだけでなく、その為の裏方の仕事をとても大切にしていることを知りました。
 例えば、被災地に配る歯ブラシや生活物資も、一つ一つ丁寧に仕分けて、汚いものなどは配らないといったことです。私は、それまで被災したらどんなものでも使えればいいんじゃないかと思っていました。ですが、落ち込んでいる人たちに対して、そのような思いは、上から見下すような態度であると思い、反省しました。また、復興した後も、繋がりを持つなどの心づかいが、きっと本当の意味での復興になるのだろうなと思いました。
 特に、週末の避難所体験は、行政にかかわるものとして何ができるだろうと考える良い機会となりました。
 6日間、役に立たないことも多かったと思います。何も言わずに、優しく見守ってくださったスタッフの皆さんに感謝します。本当にお世話になりました。
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Mさん、Iさん、ありがとうございました!

中京大学インターン Wさん・Yさんの感想

 中京大学・総合政策学部の「NPO/NGO論」という授業の一環として学生さんが6月からの約2カ月間、インターンに来てくださいました。この間、ボランティアDAYでの陶器洗浄作業、『あるある』の発送作業や防災の森づくり・川づくりのシンポジウム、里山見学などの事業に参加してくださいました。WさんとYさんより、インターンの感想をいただきましたので、紹介させていただきます。
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Wさんの感想:
 インターンを通して『防災』の大切さをしみじみ感じた。インターンに来る前までは、『地震は恐い』という意識はあったが、その恐さがどうすれば和らぐのかなんて考えたことは一度もなかった。しかしこのインターンを通して、ほんの少しの努力で、災害後の生活が大きく変わるということを知ることができた。
 またRSYの『普通の人にとって災害に遭うのは一度きりだから、その一度きりから命を救う活動をしている』というお話をうかがった時、その使命感と考え方に感激した。私もますます『人の役にたつ仕事がしたい』と思えた。
 災害は命にかかわること、だからこそ、一部の人だけでなく社会全体が真剣に取り組む必要がある。私も大切な命を守るためにRSYの存在を広め、防災の大切さを伝えていきたいと思った。
 2ヶ月間、本当に貴重な体験をさせていただきありがとうございました。私にとってとても刺激的な時間になりました。
Yさんの感想:
・アットホームな雰囲気でリラックスして活動できた。
・この活動を通してNPO団体が私たち社会にどのような貢献をしているか身近に感じることができた。
・団体が抱える問題・課題(資金面・広報面)が見えた。
・活動の内容がなかなか表にでない。(普段生活している人たちに認識されていない感じがする)
・災害支援などの活動をされている団体では、支援を行うまでの下準備が大変だと気付いた。
・ボランティアに来る人たちはあまり若者がいなかった感じがする。
・自分自身の中で災害に対しての意識が変わった。
・この研修だけに終わらずこの経験を活かして次につなげたい。
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 お二人とも、災害に対する考え方が変わったようです。まずは意識の変化、そしてそれを行動に移すことで新たな一歩と言えるかもしれませんね。(←自戒の意味を込めて…)
 今回のインターンの期間で関心をもった事業や課題に対して、最終的には同世代の学生への啓蒙を促すことができるような3分ほどの映像作成が、この授業の課題と聞いています。自分が経験して学んだこと、感じたことを他の人に伝えることは、なかなか大変ですが、とっても良い振り返りにもなると思います。『中京大生がみたRSY・伝えたいこと』はどんな映像に仕上がるのでしょう。楽しみです!
 元気いっぱいの学生さんが来てくださると事務所もわいわいにぎやかになります。
 またいつでも気軽にお立ち寄りください。

愛知県職員 研修生Hさん・Tさんの感想

本日まで6日間、愛知県職員のHさんとTさんが研修に来てくださいました。お二人から感想をいただきましたので、ご紹介します。
お二人は、慌ただしい防災フェスタの準備から、炎天下での防災フェスタと隣の会場で行われていた愛フェスのブースで連日一緒に汗を流してくださいました。その後も、『あるある』の編集会議、ボランティアDAY等、様々な活動に参加してくださいました。
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Hさんの感想:
研修は6日間という短い期間でしたが、その間にもたくさんの方にお会いすることができてとても勉強になりました。
私自身は、日頃「職場のロッカーに、水とか非常食とか準備した方がいいかなぁ…」と思いながら、「まぁ、大丈夫か。」となかなか行動には結び付いていませんでした。しかし、防災フェスタを通じて、またレスキューストックヤードの皆さんやボランティアの皆さんのお話をお聞きして、日頃の準備の大切さを実感しました。また被災してから、元の生活に戻るまでには本当に長い時間がかかるという、考えてみれば当たり前のことを、今まで全く考えたこともなく、今回の研修で、災害救援には長い時間とたくさんの人の協力が必要だと知りました。まずは、職場に非常持ち出し袋を用意するなど、自分にできるところから取り組んでいこうと思います。短い間でしたが、ありがとうございました。
Tさんの感想:
私は6日間の研修でしたが、幸か不幸か、灼熱の防災フェスタの開催日と重なっていたため、そのお手伝いを主にさせていただきました。そして、防災意識啓発の難しさを感じました。
意識の高い人は、私が思っていた以上に多そうでした。フェスタの来場者に話しかけて見ると、半分近くの人は、非常用持ち出し袋を準備していると答えました。この準備率の高さに、私は驚きました。
しかし逆に、フェスタに来るような人は災害に備えているけれど、備えていない人、備える気のない人は、そもそもフェスタに来ないのかも?とも思いました。自分を含めたそういった人たちに、いかにアプローチしていくのか。そのことを考えさせられました。
この研修では、私なりに多くを学ぶことができたつもりです。レスキューストックヤードの皆様、温かく迎えていただきありがとうございました。
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Hさん、Tさん、6日間ありがとうございました!

陶器について

みなさま
いつもお世話になっております。ボランティアの本田です。
今日は、以前ブログでも紹介した陶器の洗浄作業、について書きたいと思います。今回いただいた陶器は、岐阜県陶町からいただきましたが、過去には新潟県中越沖地震の被災地である刈羽村や2009年台風9号水害の被災地である兵庫県佐用町の方々にと、瀬戸市や土岐市の方々から陶器をご提供いただきました。
ご提供いただいた陶器は、新潟県中越沖地震の被災地などで「せともの市」として、ひとつ10円~50円で販売し、売上金を地元の社会福祉協議会などにお渡しするという活動を行い、被災された方々に大変喜ばれました。なかには、「震災で割れてしまって、お客さん用の揃った茶碗がなかった。」と、まとめ買いをされたり、「ストレス発散になって楽しい!」と、2度も来店された方がいらっしゃったそうです。被災者の方々に陶器を買っていただいて、喜んでもらえることは、なによりもうれしいことです。
次回から感謝の気持ちとして、ボランティアDAYにご参加いただいた方に、お好きな陶器をひとつ差し上げたいと思っています。次回のボランティアDAYは7月22日(木)10:30~12:30に行います。是非ご参加ください。お待ちしております。

パートナーシップ・サポートセンター インターン・Aさんの感想

特定非営利活動法人 パートナーシップ・サポートセンターよりインターン・Aさんが来られました。6月下旬~7月上旬の6日間で、あるあるの発送作業や講座関連の入力作業など、ひとつひとつの作業に丁寧に取り組んでくださいました。Aさんよりいただいた感想をご紹介します。
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レスキューストックヤードさんインターン研修で得たこと
防災について日頃意識することは、身近な実感として沸きにくいですが、震災や水害など国内で年々起きている事項からも身近に感じることが多かったので、災害時に何が必要なのかを知る上で何かできることがあればいいと思いました。松田さんの講義で家具てんぼう隊が守山でボラ団体としてあると知って家具留め事業を委託しているのに興味があり、区域で時間が空いた時にビス止め作業をする余暇があればボランティアにも関心がもてるかもと思いました。レスキューさんでは紙模型を使用した耐震対策DVDや多彩な防災グッズなどを用意されていました。あと陶器類なども販売されていました。なかなか防災などの用品だけでは体感することができませんが、浦野さんから新潟中越沖地震の刈羽村の実例に基づき説明があり、震災後の避難所の現状や仮設住宅を建てるまでに1ヶ月はかかると言うことなど惨事からのその後の被災地で何をするかが必要かを聴きました。レスキューさんがせとものを被災地に持っていって買ってくださる方々がたくさんいたというのは、今後の生活の不安と復興作業のままならない中では、日常の楽しみの一つとして受け入れられ、被災地の方からも愛知県から贈られたのを知ったのは1つの事業としては成功であると思いました。
自分が考えるボランティアとは何ができるかなどの経過から得る場合と生活向上の為のスタイルとしてもあると思う。レスキューさんはあまり災害ボランティアぽくないけど実際は多々にわたりアクティブに活動していることを知りました。

はじめまして 本田と申します。

レスキューストックヤードのボランティアにこの4月から関わらせていただいている本田です。ボランティア活動に参加するのは初めてで自分が全く知らなかった世界、ボランティアの事を日々勉強しておりまして、まだまだ初めての経験がたくさんある中で学ばせてもらっています。
私は今、岐阜県陶町からRSYへ無償提供して頂いた陶器を整理する作業を担当しています。おしゃべり食堂用に仕分けた大皿とお茶碗が大活躍でとても喜んでおります。また、RSY事務所には今ミニバザーコーナーを作っていてバザー用に仕分けたコップなどを来所された方に買っていただいた時はとても嬉しかったです。また、災害が起きた時に生活用品を失った方々のためすぐに被災地に送り届けられるように、ボランティアDAYにご協力をしていただいて陶器を選別して洗浄する作業もしています。最初は、一人で作業をしていた部分もあり、暑い中では大変でしたが他のボランティアさんにも協力して頂き、みんなで協力することの素晴らしさを学びました。
また、5月の始めに初めて参加をした募金は、今まで自分が募金を呼びかける側
立ったことがなかったのでとてもいい経験になりました。ボランティアに関わるまで無関心でいた自分がいて逆の立場になって初めて気づいてわかった事がたくさんあり、当たり前の事なのかも知れませんがお金の金額などは全く関係なく、例えば1円でもいいので自分自身が少しでもこの募金の協力で力になれたらと思う心の気持ちが大切だという事を学びました。募金活動を見ていてくださって、呼びかけが終わった後に募金をしてくださった方もいました。もし自分はと考えてみたら、そういった行動を考えもしなかったと思い学ばせていただきましたし、私はとても感動しました。今回、募金を通じて素直に相手に対して感謝をする気持ちや、自分の反省すべき点を見直せるとてもいい経験をさせていただきました。
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