宮城県七ヶ浜町支援報告【第10報 その1】

 皆さま
 浦野です。
 宮城県七ヶ浜町での被災者支援活動について、4月3日(日)~4月10日(日)の1週間の活動を数回に分けて報告します。
 【被害概要(4月10日8:00現在:七ヶ浜町災害対策本部調べ)】
 ・死者:59名(うち身元不明者:2名)
 ・安否確認不明者:15名
 ・負傷者:17名
 合計:91名
 [避難所]
 松ヶ浜小学校、生涯学習センター(中央公民館)、七ヶ浜国際村、亦楽小学校、吉田浜公民分館(全5施設・避難者数:860名)
 [ライフラインの状況]
 ・電気:ほぼ復旧(津波被害のひどい菖蒲田浜・花渕浜・代ヶ崎浜の一部は不通。今後復旧の見通し立たず)
 ・水道:津波被害地域周辺と一部高台を除きほぼ全域で通水。
 ・プロパンガス、都市ガス復旧。
 ・電話:NTTの収容局が水没したことから一時不通になっていたが、4月14日より順次復旧し、全域復旧は5月連休になる見通し。
 ・燃料:町内で被害を免れたガソリンスタンドは1軒。その他のスタンドの復旧のめどは立っていない。しかし一時の長蛇の列は解消されつつあり、安定供給できている様子。
 ・4月11日より七ヶ浜町民バス「ぐるりんこ」暫定ダイヤでの運行開始。
 [七ヶ浜町の被害の特徴(役場職員の話より)]
 ・七ヶ浜町は「東宮浜」「代ヶ崎浜」「吉田浜」「花渕浜」「菖蒲田(しょうぶた)浜」「松ヶ浜」「湊浜」の7つの浜から成っている。特に菖蒲田浜・吉田浜周辺は津波の被害が甚大で「命以外全ての物を失った」という方が多い。また、花渕浜はじめ、その他の地域でも沿岸付近は、床上2mを超す浸水被害に遭った家屋も少なくない。
 ・もともと風光明美な場所で、外国人専用の避暑地区域がある。北海道や四国からも避暑地として多くの人たちが別荘を構えている。そこは高台にあったので大きな被害を受けなかった。
 ・東北一古いと言われる海水浴場「菖蒲田海水浴場」も壊滅的な被害を受けている。津波は防風林を超えて町を襲った。全くの想定外であった。
 ・今回亡くなった中にはお年寄りが多かった。この地域は52年前のチリ地震を経験している。その時にも3m~5mぐらいの津波が来て、被害を受けた地域もあった。その後行政は3~5mの津波に対応するような防波堤を設置した。その安心感と「53年前のことを考えれば、今回もさほど大きな被害にはならないだろう」と家に戻ってしまったお年寄りが犠牲になってしまった。
 ・家を失った若い人たちは、「もう元の場所には家は建てない」という人が多いが、お年寄りは土地に対する愛着が強く「また住み続けたい」と言っている。
 ・津波は2方向から襲ってきて、津波同士がぶつかり、さらに大きな波となって被害を拡大した。
 ・新築してから1週間もたたないうちに被害を受けた家もある。ローンどころか1回目の支払いすら終わっていないだろう。本当に気の毒に思う。
 ・沿岸部では漁業や海苔の養殖が盛んだった。しかし、船を失った人たちも多く、養殖場もほぼ全滅した。内陸部では田園地帯もあったが、塩水を吸った土壌がもとに戻るまで、長くて7~8年かかるだろうと言われている。
 ○RSYこれまでの活動
 ■日本財団ROADプロジェクト「足湯隊」受け入れ/4月3日~7日
 日本財団ROADプロジェクトと震災がつなぐ全国ネットワークとの合同企画として行われている足湯隊21名が東京より派遣された。震つな事務局を兼務しているRSYでは、地元の災害ボランティアセンターと共に、現地での受け入れ・活動コーディネートを行い、6か所(当時)全ての避難所での足湯、1地区での個別訪問(ニーズ調査)を実施した。
 [湊浜地区でのローラー作戦(戸別訪問調査)]
 ・湊浜地区は沿岸沿いの十数件が床上・床下浸水を受けた地域。また地震の影響で、壁の亀裂や瓦の落下など一部損壊の被害を受けた世帯も多数ある。4月4日の活動では、メンバー12人が6グループに分かれ、地域の民生委員と共に災害ボランティアセンターのチラシを持ちながらお宅を訪問し、声をかけていく作業を行った。在宅の住民へは、行政から全13地区の地区長へ物資が配られ、その後末端の住民まで手渡されるという仕組みがあるようだが、子ども用・介護用おむつ等、個別の物になると十分対応ができていない様子。ニーズがあった世帯についてはボラセンに報告し、翌日必要な物をお届けした。
 ・5日、水道が復旧したことにより、住民が避難所から自宅に戻り始めていた。訪問した82歳のお年寄りは「水道が止まっている状態で帰っても、水や食べ物を誰かに持ってきてもらわないと生活できない。迷惑をかけることが分かっていたから避難所に行くことにしたの。3週間暮らしたけどホントにしんどかったわ」と大量の洗濯物を一人で片付けようとしていたため、お手伝いさせて頂いた。
 ・1回目の訪問で気になるお宅を、今度はバケツと雑巾をもって翌日再訪問した。1回目は「自分たちでできるから大丈夫」と断られたお宅も、掃除用具を持っていくと「じゃ、畳拭きをお願いできる?電球を取り換えてくれる?」など次々と依頼を言ってくれるようになった。「こんなことまでボランティアさんにお願いできるとは思わなかった」とのこと。また津波や浸水に遭わなかった地域
の方については「私たちより大変な人が沢山いるんだから、そっちを手伝ってあげて」とおっしゃる方が多い。
 ・2回目の訪問では沿岸部で1階部分が浸水する程の大きな被害を受けた家屋エリアに掃除道具を持って訪問した。1軒で作業を始めると周辺家屋2軒からも声がかかったのでボラセンに繋ぎ、対応した。時間はかかるがこのような形で何度か現地を訪問しながらニーズに辿りついていけるような努力をしなければ、必要な方に必要な支援が届かないと感じる。
 [避難所での足湯ボランティア]
 ※足湯つぶやき・主なものを抜粋
 (女性60歳代)
 ・先日家の跡に行ってみたらチューリップが1輪咲いていた。何もかも無くしたがそれがとてもうれしい。花作りが好きで苗から育てている。これからと思っているのに苗づくりが出来なくて淋しい。この生活がいつまで続くのか不安。
 (女性80歳代)
 ・逃げてきたままの格好だから、真冬のままでね。足湯もシャンプー(洗髪サービスも一緒に実施されていた)も初めてしてもらう。気持ちいいね。
 (男性70歳代)
 ・人生で災害に2度あった。ここの所ではプライバシーがないのが一番つらい。
 (男性70歳代)
 ・とにかく涙が出てしょうがない。泣けてくるね、本当に。
 (女性50歳代)
 ・ここに残っている人はだいたい家が無くて残っているの。家が心配。早く住むところが決まるといいけど。
 (女性70歳代)
 ・津波で店も家も流れてしまったんだけど、娘が貯金通帳3冊みつけてきてくれたの。(シャンプーと並行だったため)気持ちいい。極楽みたいね。(おばあちゃんおしゃれだもんねーという問いに対し)そうね、オシャレな服を着て街を歩きたい。
 (女性30歳代半ば)
 ・1週間髪を洗えないのでフケだらけ。2-3日洗えなくても平気になってきた。寝返りが打てなくてねえー(狭いので)。肩凝るんだよね。
 (女性60歳代)
 ・今年は4月なのに雪が降って寒いなあ。お風呂に入れないから、気持ちいい。お風呂に入れたら体が温まるのになあ。やっぱりお風呂に入らないとねえ。今日はありがとう。
 (女性60-70歳代)
 ・着の身着のままで逃げたので、化粧品がなくて、自分の顔がどうなってるのかわからなくてねえ。ときどき自分で足のマッサージしようかな。
 (女性9-10歳)
 ・(途中まで無口で涙ぐんでいて・・・さいごに)大きくなったら天文台で働くの。
 (男性50-60歳)
 ・ずっと頭がねえ・・(ぼおっとする)昨日やっと3時間くらい眠れた。ありがたいねえ。
 (男性・80歳代)
 ・築17年の新しい家が2階まで土水につかった。もう住めない。ベランダにつかまって生きのびた。
 (女性70歳代)
 ・脳卒中になってから、障害もっててお医者さんに外を歩きなさいって言われたけどそんな気にならなくてね。指輪もネックレスも全部流された。薬は有るけど検査(定期的に受けていた)はまだ受けられない。避難所に来てからの方が(体の障害が)めっぽう悪かった。前はオシャレしてたけど、貴金属のものは全て流されてしまった。
 (女性69歳)
 ・仮設住宅は二年間だから、その後どうすっかわかんない。どうしたらいいんだろうねー、家立てるにもそんなに財産ないし~。家は全壊した。国際村(避難所)は設備が整っていてすごくいい。いつまでいれるかな~。
 (女性80歳代)
 ・一回に三回は目が覚めて寝付けない。お父さんがおむつをつけっぱなしでかわいそうだ。
 (女性80歳代)
 ・誰もこんなことになると思ってなかったー。家は残ったけど畑や田んぼはダメになってしまってー。両膝に器具が入っているの(左8年前、右3年前)。でも私、体操とかやってがんばってんの。娘、息子もみな無事だったからそれだけでもよかったと思う。わかんないけど、おじいさんとがんばっていくよ。
 (男性60歳)
 ・ここにいると同じ事の繰り返しだから、朝4時に起きて30分運動(歩いて)してる。自転車で5分坂を下ったところに家があっただけで流されて何もない。めいっこもおいっこもまだ見つかっていない。写真でもあればと毎日探すけどなーんにもない。
 (女性60歳)
 ・床が固いので肩が凝る。家は70坪もある大きい家だったが、津波で200mも流された。退職金でローンは完済したが、また家を建てねばならない。でも畑が残されたので幸いだった。
 (男性72歳)
 ・家を流され全部なくなった。夫婦でここにきている。環境が急に変ってしまって、不安。痴呆が進んでいるようでとても心配だが、今は何もできない。心配でねー。
 (女性16歳)
 ・私、家がなくなっちゃったんですよ。その日は卒業式で、卒業式終わって普通に帰れると思ってたんです。でも、帰ってみたら、家、何にもなくて。普通、2階だけ残ってる家とかあるんですけど、私の家は本当になんにもなくて。私の家の写真とかはあったんですけど。お風呂、この前、水が出るようになって久しぶりには行ったんですけど、全然違いますね。入学式は23日です。塩釜の学校。
 (女性40歳代/役場職員)
 ・私、家がないのですよ。1秒の差で助かった。生き残ってよかった。車の中に水が入ってきて、ものすごく怖くて、身体も濡れて寒くて。木に登って屋根に移って、家の中に入った。その家の中で一晩過ごした。怖かった。思い出したくない。一緒に同行した同僚はまだ見つかっていないんですよ。みんな携帯使えるからメールくれた人に連絡したら泣いて喜んでくれて。津波、すごく早くやってきた。
 (女性44歳)
 ・お店が流されて道具がなくなった。親戚の家を間借りしている。まだ家があるだけいい。最初はボランティアでもカットする気が起きなかった。何もしたくなかった。でも最近になってやっとボランティアする気になった。何もしないよりした方がいいな。(現在避難所でカットのボランティアをして下さっています)
 (女性22歳)
 ・仕事で泉(地区の名前)に行っていた。親と3日間連絡が取れず浜に近かったから絶対死んだと思ってたんですよ。でも3日目に父から連絡が来てめっちゃうれしかった。おとといから水道が来てめっちゃうれしくて、おばあちゃんと超喜んだ。水道がこんなにも大切なものとは思わなかったーって実感した。靴下はもらいもの。お母さん最初は元気なかったけど、やっとやる気が出てよかったー。最初の1週間は何もしたくないって言ってた。
 (女性78歳)
 ・1階が流されて、自分の洋服がないねえ。ここ(松島)は本当にきれいなところで、魚も貝もおいしいんだよ。今は何にも無くなっちゃったけどねえ。孫もひ孫も亡くなっちゃったけどねえ。戦争よりもひどいね。若い人たちと一緒にがんばりたいけど。
 (女性70歳代前半)
 ・美容師。家は全部流された。またお店始めるにも1000万円くらいかかるからやめることにした。もったいないけどね。新しいお家もこの前みてきて、おいの家のとなりに空き家あったからそこに引っ越すことにしたんだ。また住んでたところに戻ろうと思ってる。何年生きてるかわからないけどお父さんと2人でね。だからお父さんにがんばって働いてもらおうと思っている。ここでは炊き出しやってるの。働いた方がいいちゃね。地震保険にも入っていたからちょっと安心だわ。船が大きいのと小さいのあって小さいのは流されたけど大きいのはちょっと壊れてね。それも保険入ってたからよかったなあと思って。
 (男性71歳)
 ・高台に逃げて、自分の家が流れるのをただ見ているだけだった。自然にはかなわない。津波の翌日にドロボーが歩き回っている。昨年、のりの漁をするといっても800万円はかかる。奥さんの嫁入り道具の仙台たんすは見つかったがクローゼットは1つも見つからなかった。
 (男性15歳)
 ・部活はテニスをしています。手ちっちゃくて背が低くて伸びないんですよ。高校は4月8日が入学式の予定だったんですが、20何日かにズレました。春休みに友達と遊ぶ予定だったんですが、行けなくなって、でも、毎日24時間一緒で楽しい。高校はチャリで30-40分のところにあります。地震のときは中学校にいて、津波がくるってわかってたから、急いで家に戻って寝たきりのおじいちゃんと車イスで施設に連れて行って、おばあちゃんも連れて行って家に戻って荷物を持って逃げました。時間が20-30分あったから大丈夫だったですが、服とかは持ってこれなくて家は全滅しました。
 (女性60歳代後半)
 ・建てて15年くらいの家が津波に襲われた。2階の腰の高さくらいまで水が来た。今日は家に戻って使えるものを外へ運び出したりしてきた。要らないと思って捨てたものも、また考え直して拾ったりしている。要るもの、要らないものの判断もあるので、他人に手伝ってもらうわけにもいかない。でも、家の周りにたまっているゴミやガレキを処分してもらえば助かるかも知れない。これから仮設住宅に移ることになる。自分は散髪屋なので避難所の中でもボランティアで散髪をしている。夫が1年ほど前に肺がんで死んだ。逆でなくてよかった。男が1人ではこんあことがあったら生きていけないだろう。今は夫が守ってくれていると思っている。足湯やマッサージをしてくれるのが一番助かる。

東北地方太平洋沖地震の街頭募金9日目

皆さま
本日も昨日に引続き東北地方太平洋地震の「メッセージ募金」を行いました。
今回はボランティア約20名で、14時から16時まで名古屋栄三越・セントラルパーク周辺で実施しました。
本日の募金合計金額は53,833円でした。
ご協力いただきましたボランティアの皆さま、募金して頂いた皆さま、本当にありがとうございました。
今後も引き続きメッセージ募金を予定していますので、ご協力よろしくお願いいたします。
●ボランティア活動資金とは?
こちらをクリック

東北地方太平洋沖地震の街頭募金8日目

皆さま
本日は4月に入って最初の東北地方太平洋地震の「メッセージ募金」を行いました。
昨日からの雨の心配があったのですが、みごとに晴れわたり、満開の桜が咲く久屋大通りからほど近いところで、募金活動を実施することができました。
今回の募金活動ではボランティア総勢27名で、14時から16時まで名古屋栄三越前で実施しました。
幅広い年代のボランティアの方々に参加いただき、また熱心な声かけも行っていただいたおかげで、皆さまからの温かいメッセージ・ボランティア活動支援金を集めることができました。
本日の募金合計金額は65,821円でした。
ご協力いただきましたボランティアの皆さま、募金して頂いた皆さま、本当にありがとうございました。
明日も引き続きメッセージ募金を予定しています。
ご協力いただける方は、集合時間20分前にRSY事務所にお越しいただくか、
直接開始時間に、栄三越ライオン前にお集まりください。
●ボランティア活動資金とは?
こちらをクリック

宮城県七ヶ浜町支援報告【第 9 報】

 皆さま
 浦野です。
 昨日23:32頃、宮城県を震源とする地震が発生しました。
 RSYが拠点を置く宮城県宮城郡七ヶ浜町は震度5強で、強い揺れの後すぐに停電になり、数日前にようやく復旧した水道も一時停止しましたが、宿泊先の水道は現在復旧しているようです。
 4月4日~4月7日午前中まで、日本財団ROADプロジェクトと震災がつなぐ全国ネットワークとの合同企画「足湯プロジェクト」より、東京方面から21名のボランティアが派遣されていました。震つな事務局を兼務しているRSYでは、地元の災害ボランティアセンターと共に、現地での受け入れ・活動コーディネートを行い、6か所全ての避難所での足湯、1地区での個別訪問(ニーズ調査)を実施しました。(詳しくは次号にて報告します)
 続いて7日20:00時過ぎ、RSYボランティア第3陣17名(うち1名は報道関係者のため到着後、別行動)が現地に到着。地震発生時はミーティングを終え就寝していた頃でした。
 私たちは3部屋に分散して宿泊していましたが、強い揺れが収まった後、外に避難するよう声掛けをし、全員の無事を確認しました。その後津波警報が発令されたため、マイクロバスにて高台にある役場へ緊急避難。8日1:30頃、津波警報が解除されたため再び宿に戻り、再度安全を確認して就寝しました。
 余震は、浦野が2度目に現地入りした4月3日から毎日続いていましたが、これ程の規模は初めてで、大きな恐怖感を感じました。幸いなことに、七ヶ浜町では今回の地震での津波の被害は無いようです。
 しかし前回の地震で被害を受けて弱くなっていた家が、さらに大きな被害を受けている可能性があります。また、沿岸付近や避難所で生活する皆さんの不安や恐怖心は非常に大きいだろうと予測され、本震のフラッシュバック等も心配されます。
 本日は今のところ、予定通り現地で活動する予定です。災害ボランティアセンターでの活動サポート、現地ボランティアへの炊き出し、地区の個別訪問、足湯(1か所)を実施します。
 避難所での足湯は非常に喜ばれ、毎回30名近い方々が利用されています。個別訪問では、1戸1戸を回り声をかけて必要なものを届けたり、掃除道具を持参してその場でニーズに対応するというスタイルをとっています。
 2mの床上浸水を受けたお宅のお年寄りが「災害ボランティアセンターがあるのは知ってたけれど、みんな大変だし、こんなこと頼んでいいかわからなかったので電話できなかった。来てくれて助かった」とおっしゃいました。「早くに消防団が、泥のついた家財道具の撤去や泥かきをしてくれてとてもありがたかったが、何がどこにあるのが全く分からず、選別に苦労した」と疲れた表情で語られた住民の方の方の顔を見て、もっと早く来ることができなかったことを悔みました。
 しかし、それを見た周辺のお宅からも「うちも頼みたい」と声がかかりました。支援を求めている方々はまだ沢山います。私たちができることは一つひとつですが、今後も小さな声を聞き逃さぬよう、できるだけ丁寧に、できるだけ迅速な対応を目指して活動していきたいと思っています。
 今週の活動報告は、次号にて詳しく掲載致します。

宮城県七ヶ浜町支援ボランティア・第 3陣出発しました。

皆さま。
RSY事務局です。
P1070607.JPGのサムネール画像
本日ボランティアさん15名と運転手さん2名の17名で第3陣が出発しました。
出発前に七ヶ浜の現地の状況と現地で実際に行う内容の事前講習を行い、その後、10時ごろ七ヶ浜へ向け出発しました。
第3陣の活動期間は4月7日(木)~4月11日(月)です。
現地での活動レポートは随時ご紹介していきます。
また、これ以降の現地ボランティア募集もHPにて掲載しますので、今後も引き続きご覧ください。
今後ともみなさまのご協力をよろしくお願いいたします。

※締め切りました 第 5 回 RSY サロン with 有識者パートナーと第 16 回おしゃべり食堂のお知らせ

みなさま
いつもお世話になっております。
 今回は初のドッキング企画である、第5回『RSYサロンwith有識者パートナー』と第16回『おしゃべり食堂』のご案内をさせていただきます。
 サロンでは、名城大学都市情報学研究科の柄谷友香先生をお迎えし、東日本大震災の現地報告をしていただきます。
 おしゃべり食堂では、被災地に対し、名古屋など東海地方でできることを含め、今後の支援についての話をする機会になればと思っています。
 ●日程
  4月23日(土)
 ●時間
  サロン:17:00~18:00
  おしゃべり食堂:18:30~20:30頃
 ●場所
  RSY事務所
  http://www.rsy-nagoya.com/rsy/about/address.html
 
○RSYサロンwith有識者パートナーとは?
 

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【募集】東北地方太平洋沖地震の街頭募金( 4/9,10 )

みなさま
RSY事務局です。
この度、活動支援に関する街頭募金活動ボランティアを募集します。
今回の募金活動では、
1.ボランティア活動支援金募金
2.支援の輪の拡大の広告塔としての役割
3.被災地への支援メッセージを集める「メッセージ募金」
を行います。
日程は下記の通り、集合場所は栄三越ライオン前です。
ご協力いただける方は、集合時間20分前にRSY事務所にお越しいただくか、
直接開始時間に、栄三越ライオン前にお集まりください。
RSY事務所アクセス:
http://rsy-nagoya.com/rsy/access
ご協力よろしくお願いします!!!
———-ボランティアで参加していただける方へ————-
下記の日程で参加可能日に○をつけて、件名に【街頭募金申し込み】と入れ、事
務局までご返信下さい。
(  )  4月 9日(土)14:00~16:00 ※8日の18:00までにお申し込みください。
(  )    10日(日)14:00~16:00  ※9日の18:00までにお申し込みください。
※お名前・ご連絡先(電話・メール)も合わせてご連絡ください。
【問い合わせ】特定非営利活動法人レスキューストックヤード
〒461-0001名古屋市東区泉1-13-34 名建協2階
Tel 052-253-7550 / Fax 052-253-7552
Mail info@rsy-nagoya.com
————————————————————
また、下記の通り、郵便振替またはクレジットカードでも
ボランティア活動支援募金をお願いしています。
【1.郵便振替】
口座番号 00800-3-126026 
加入者:特定非営利活動法人レスキューストックヤード
 ※通信欄に「東北地方」とご記入ください。
【2.クレジットカード】
VISA又はMastercardをお持ちの方は、1口2,000円より、
こちらのURLから寄付して頂けます。
https://www.canpan.biz/products/list.php?category_id=84 
※上記のページから「寄付」をお選びください。
※団体へのメッセージ欄に「東北地方」とご記入ください。

宮城県七ヶ浜町支援報告【第 8 報】

みなさま
RSY事務局です。
4月2日(土)・宮城県七ヶ浜町での被災者支援活動で行った足湯ボランティアの
様子を中心に報告します。以下は、第2陣ボランティアのIさんからの報告です。
【被害概要(4月2日8:00現在:七ヶ浜町災害対策本部調べ)】
・死者:54名(うち身元不明者:2名)
・安否確認不明者:19名
・負傷者:17名
合計:90名
[避難所]
松ヶ浜小学校、生涯学習センター(中央公民館)、七ヶ浜国際村、七ヶ浜中学校
(武道館)、亦楽小学校(全6施設・避難者数:1,013名)
○災害ボランティアセンターの様子
(4月1日)
・ニーズ:21件
・ボランティア活動人員:137人
「七ヶ浜町社会福祉センターでボランティア募集」という広告を駐車場(福祉セ
ンターではない場所)の車のワイパーに挟んであったという報告がありました。
ボラセン主導のものではなく、誰が行ったかわからないので困惑されるというこ
とがありました。
・地域の様子
コンビニなども周りでは営業を始めており、少し前までは午前中のみでしたが、
夕方まで営業を行うなど、徐々に広がってきています。
送水が始まり、七ヶ浜町で水が出たという話もでましたが、情報元は不明です。
水道は復旧しても赤水などが出るのですぐに飲み水に使わないように言われた
り、住民が蛇口をひねってみる姿が見られたりと、現在多くある水の要望の解消
も間もなくかな、という感じでした。
・その他
バイクによる災害ボランティア活動を行う名古屋の団体「Bi-Vo」の方が1名七ヶ
浜入りされました。
本日は新燃岳からの野菜(下記参照)を避難所に配る際に同行していただき、周
辺を確認していただきました。明日よりボラセンのニーズに合わせて動いていた
だきます。
◆新燃岳噴火災害の被災地である宮崎県の農家さんより七ヶ浜に野菜が届きまし
た!(続報)
本日ボランティアさんに新燃岳からのお野菜を運んでもらいました。
段ボール箱に「新燃岳の被災者の方々から温かいお野菜です」と表示を付けて
送っていただきました。
さらに本日大根が10箱届きましたので、こちらもまた各避難所へお渡ししていき
ます。
足湯隊つぶやき
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(女性70代)
・頭が痛くて風邪気味。風邪でのどがかすれてる。
・足湯で足をきれいにできるからうれしい。
(男の子小5)
・家族全員で避難所にいる。
・サッカーが好きなんだ。
(女性70代)
・地震の時から風邪が治らない。
・床に段ボールをひいてその上に毛布を掛けてるから体が痛い。
(女の子8歳)
・竹とんぼ缶ぽっくりをして遊んだ。
(男の子12歳)
・もうすぐ中1。足湯をするのにちょっと照れていた。
(女性75歳)
・足湯をするとよく眠れる。
(女性80代)
・孫が5人ひ孫もいるんだよ。
(男性70代)
・家がなくなった。避難所ではなんとか寝れてる。寒くはない。
(男性不明)
・人工透析で松島にいたら地震にあった。
(女性60代)
・家に水がかぶった。家族は全員無事。
(女性70代)
・足湯気持ちよかった。
(男性48歳)
・家がなくなった。避難所で風邪をひいたが治った。
・避難所であまり寝れない。
(男性66歳)
・お風呂は昨日入った。
(女性80歳)
・今日はいい日だ。
(女性60代)
・足湯をしていたおかげで夜よく眠れる。
(女性82歳)
・地震があったときは家にいて孫が来てくれて一緒に逃げた。
・昨日民宿のお風呂に入りに行った。
(女性70代)
・家が流されてしまった。家族が老人2人なので大変だった。
(女性70代)
・家は無事。1人暮らし。
(女性60代)
・冷え性。避難所には2週間いる。
(女性70代)
・家は流された。足湯をするようになってからよく眠れるようになった。
(女性70代)
・編み物をしている。
(女性70代)
・足湯は2回目。
・水が復旧したら家に帰る。
(女性60代)
・家が壊れて孫の家に避難した。
・明日お風呂。
(女性70代)
・また来たよ。孫の1人が仙台にいる。
(男性77歳)
・孫が7人いる。
・漁師だった。船も全部だめになった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
足湯ボランティア13名
利用者36名
今日も足湯ボランティアに男の子4名が来てくれました。
足湯を設営するときに利用者の方が椅子を並べにきてくださいました。それだけ
足湯を楽しみにしてくださっているのがわかり嬉しかったです。
第一陣より足湯を進めて、何度か足湯を経験した子を中心に自分たちで足湯の場
を造っており、足湯ボランティアが育ってきています。機材さえあれば彼女たち
だけで実施することもできそうです。
特に、お年を召された方は日中時間を持て余しているので足湯は非常に喜ばれて
いますが、別に何か避難所の室内でできることを提供できたらと思います。
水が復旧すると変わるかもしれませんが、利用者数と実施時間内での足湯の担い
手のバランスが釣り合っていないので、場所や時間など拡張していけるよう避難
所の事務局と相談をしたいと思います。
※ボランティア活動支援金にご協力ください!
・郵便振替00800-3-126026
加入者:特定非営利活動法人レスキューストックヤード 
通信欄に「東北地方地震」とご記入ください。
・クレジットカード払い:
https://www.canpan.biz/products/list.php?category_id=84
※上記のページから「寄付」をお選びください。
※団体へのメッセージ欄に「東北地方」とご記入ください。

ROADプロジェクト【第4報】

みなさま
震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)では「日本財団ROADプロジェクト」の
支援を得て、東日本大震災被災者支援活動を開始しています。
●東京発の足湯ボランティア
3月29日より宮城県石巻市で活動した第1陣の様子はこちらをご覧ください。
http://blog.canpan.info/koho/archive/1390

なお、4月3日からは第3陣が宮城県七ヶ浜町で活動する予定です。
●名古屋の震つな事務局では
ボランティアさんに震つなMLを集約する作業をお願いしています。遅くなりまし
たが、今後随時この表を配信する予定です。皆様の支援活動にお役立て下さい。
なお、ROADプロジェクトには震つなだけでなく日本財団、東海地震等に備えた災
害ボランティアネットワーク委員会とも協力して進めていますので、随時そちら
の団体の情報も加えた形での表に進化させます。
不完全な形での配信、ご容赦ください。

【募集】宮城県七ヶ浜町支援ボランティア・第 3陣( 4 月 7日~ 11 日) ※締め切りました

みなさま
この度第3陣の現地ボランティア募集を以下の通りさせていただいておりましたが、定員に達したため、締め切りをさせていただきました。
今後HPにて継続的に募集をさせていただく予定ですので、引き続きご覧いただきますようお願いいたします。
今後とも協力頂きたく、よろしくお願いいたします。
東北関東大震災支援のため、3月25日からRSYが支援に入っている宮城県七ヶ
浜町では、災害ボランティアセンターを支える運営スタッフや足湯ボランティア
が不足しています。現在、第2陣が活動中ですが、引き続きボランティアを派遣
し、支援活動を行いたいと思います。
第3陣ボランティアを下記のとおり募集します。
1.活動期間:4月7日(木)~4月11日(月)
2.応募条件
・心身ともに健康な20歳以上の男女
・足湯講習会に事前に参加し、意義を理解して頂ける方
・寝袋を持参し、防寒対策の出来る方(夜は外気温0度程度)
・お風呂に入れないなどの不自由にも耐えられる方
・出発場所(RSY事務所:名古屋市東区泉1-13-34名建協2階)まで来られる方
・ご自身でボランティア保険に入られる方(390円)
※お住まいの各市町の村社会福祉協議会で必ずお手続きください。
3.参加費:
・一般:10,000円
・学生:5,000円 
(※宿泊費用として)
4.募集人員:20名
5.持ち物
・寝袋(畳の部屋ですが布団は提供されません。)
・トイレットペーパー1巻(トイレのため、また埃で鼻水が出やすくなります。)
・使い捨てマスク(現地で風邪をひかないため、拡散させないため)
・汚れても良い靴(あれば長靴が良い)
・懐中電灯(夜間の室内が暗いため)
※宿泊は旅館やまに荘(七ヶ浜町内民宿)となります。
(設備)畳/寝袋持参/水は井戸有/電気有/風呂無/トイレ仮設
※水道は出ません。
※食事は自炊となります。
6.生活上のルール
・喫煙は玄関外で。
・飲酒は禁止。
・基本的に夜の外出はしない。(外は真っ暗です)
・1日1回掃除をする。
7.日程
出発日(4/7)は午前8~9時ごろにRSY事務所を出発する予定です。七ヶ浜までの
所要時間は約11時間のため、1日移動日となります。現地出発日(4/11)も同様
に移動日となり、名古屋への到着時刻は19~20時ごろとなる予定です。
よって、実際に現地での活動日は中3日(4/8-4/10)となります。
※参加者には詳細のスケジュールを決まり次第お知らせします。
[申込み方法]
お申込みは、【メール】で、下記必要事項をご記入の上、
info@rsy-nagoya.com までお願い致します。
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メールの件名:【七ヶ浜ボランティア申込・第3陣】名前
1、住所:
2、氏名(ふりがな):
3、年齢:
4、性別:
5、職業:
6、メールアドレス:
7、電話番号:
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[申込み締切]
4月6日(水)13:00まで。ただし、募集人員に達し次第、締め切ります。