皆さま![]()
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お世話になっております。3月4-6日の3日間、名古屋市千種区の名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール)で開かれた「ハウジング&リフォームあいち2011」にブース出展しました。
住宅や建材、設備メーカーなどに混じって、「地震による被害実態」を伝えるコーナーの一画で、阪神・淡路大震災や新潟県中越地震などの被災地の写真を展示したり、2009年度にモリコロ基金の助成事業として半田商業高校の生徒たちと製作した防災教材を放映したりしました。
また、名古屋きた災害ボランティアネットワークの皆さんの協力で、NZ地震でも見られた液状化被害の原理や、家具固定の効果などを手作りのキットで紹介。親子連れの来場者に関心をもってもらえました。
特設ステージでは市町村をPRする「ゆるキャラ」とのイベントに「防災クイズ」のデータを提供。子どもたちが地震の知識について○×形式でクイズに答え、勝ち残った子どもたちはプレゼントをもらったり、名古屋市のキャラ「はち丸」たちと記念写真を撮ってもらったりするなど、楽しい雰囲気で防災について学んでいました。
「今を伝えるブログ」カテゴリーアーカイブ
【防災の森づくり 川づくり】事業報告会のお知らせ
皆さま
お世話になっております。レスキューストックヤード事務局スタッフの関口です。
昨年6月からの通年プロジェクトとして行ってきました「防災の森づくり 川づくり」事業、夏から冬にかけ、岐阜の山で延べ70人の方々に見学したり手伝っていただいたりした粗朶(そだ)を、先日、河川整備の伝統工法の実験として名古屋市内の矢田川、堀川に設置。最終的に昨日、名古屋市に寄付をさせていただき、1年間の活動を終えることができました。
つきましては、事業の最終報告会を以下の通り行います。
ゲストとして昨年、大きな水害に見舞われた山口県山陽小野田市から、日本山岳会員として山歩きが趣味で、地元の山の荒廃に危機感をもつ同市社協の金光康資事務局長を招き、講演とワークショップで「山と川」「環境と防災」の関係を考えます。事業に参加してくださったかたも、そうでないかたも、ぜひお気軽にお越しください。
記
「防災の森づくり 川づくり」事業報告会
2月27日(日)13:30~16:30
名建協1階会議室(名古屋市東区1-13-34、2階に当法人事務所があります)
参加無料、申込不要
チラシはコチラからダウンロードしてください→ http://ow.ly/3S7RB
どうぞよろしくお願いいたします。
2月9日ボランティアDAYの報告
みなさま
いつもお世話になっております。
遅くなりましたが、2月9日のボランティアDAYについて報告いたします。
今回はいつもと違い、事務所外且つ力仕事!にも関わらず、10名の会員さん・ボランティアさんにご協力いただき、スタッフを含めた計12名で作業を行いました。
内容はご寄贈いただいた物品を、スペースをお貸しいただいている倉庫に運搬・保管するというものでした。
前日まで雨の予報でしたが、当日は快晴で、2月には珍しく暖かい日となりました。
そのせいもあってか、作業中に汗が滴り落ちるほどで、写真からもみなさんの頑張りが伝わってくるかと思います。
みなさんに頑張っていただいたお陰で、予定していたよりも早く作業を終えることができました。
ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
また、各種防災用品をご寄贈いただいた『東京都葛飾福祉工場』様、飲料水をご寄贈をいただいた『大和証券(株)』様ならびに『大和証券キャピタル・マーケッツ(株)』様、災害用資器材等保管用のスペースをお貸しいただいている『東海建設(株)』様、本当にありがとうございました。
ご寄贈や場所の提供だけでなく、運搬や積み下ろしなどにもご協力いただき、心より感謝申し上げます。
ご寄贈いただいた物品は、被災地支援や防災啓発などに使用させていただく予定です。


3月のボランティアDAYについては、後日お知らせをする予定です。
お時間がございましたら、ご協力いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
2月22日ボランティアDAYの報告
みなさま
本日のボランティアDAYが終了しましたので、報告をいたします。
今回はRSY機関紙『あるある』54号の発送作業を行いました。
今日は中京大学の学生さん2名、ボランティア1名とあるある編集員3名にお手伝いいただきました。就職活動の話や花粉症の話など、楽しく会話をしながら作業を終えることができました。
ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。
54号の特集1では、今年で16年目を迎えた神戸へのスタディーツアーを特集した『1.17KOBE』と1月15日に開催した『全国被災地サミットinなごや』の報告を取り上げています。
特集2では、『RSYサロンwith有識者パートナー』で過去4回のサロンでお話いただいた内容をまとめてご紹介しています。先生の似顔絵入り!詳しくご覧になりたい方は事務所まで!
会員のみなさまには近日中にお手元に届くかと思いますので、少々お待ちください。
『あるある』は会員の皆様にお送りしております。購読という形でも送付させていただいておりますので、詳しくは以下のページをご覧ください。
http://www.rsy-nagoya.com/rsy/nyukai/post-13.html

「河川伝統工法」の実験、ついにクライマックス
皆さま![]()
お世話になっております。スタッフの関口です。
この1年の「防災の森づくり 川づくり」事業、いよいよクライマックスとなりました。
岐阜の里山でボランティアの方々にも手伝ってもらった「粗朶(そだ)」づくり。それらの粗朶や間伐材でつくった河川伝統工法の一種「お魚のゆりかご」を、国交省管理の矢田川下流から愛知県管理の矢田川中流に移し、1週間ほど状況を見てきました。
この17日、「ゆりかご」を引き揚げてみると、なんとその粗朶の間に20匹ほどの魚がすみついていました。中には大きなウナギまで!
冬場なのでほとんど魚はいないとも思われたのですが、予想以上の”大漁”に一同、「おおー」と歓声。ウナギはかなり”活き”もよく、ツルツルとつかまえるのが大変でした。
河川の専門家によれば、コンクリート護岸の河川は魚にとって「高速道路を走り続けているようなもの」。この粗朶がサービスエリアのような休憩所の役割を果たしたと言えそうです。
その後、「ゆりかご」は名古屋の中心部を流れる「堀川」へ。名古屋城築城のために造られた堀川は完全な人工河川。戦後は工場や家庭からの排水が流れ込みドブ川となっていましたが、最近はさまざまな浄化活動が試みられています。その一つにこの「ゆりかご」も活用したいと市が寄付を受け入れ、恒久的に設置していただけることになりました。
新聞、テレビ計3社の取材も入り、職人さんも大張り切り。これで3度目の作業になるので、息もぴったり、「ゆりかご」もぴったりと川に収まりました。
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私もテレビのインタビューを受け、この試みが「山を守ることが川を守ることにもなること」「環境を守ることが暮らしを守る防災にもつながること」を強調しました。
とはいえ、まだまだ一言で伝えるには工夫が必要なこの事業。とりあえずこの1年の成果を発表する報告会を開き、皆さんのご意見をお聞きしたうえで、来年度にもつなげたいと思っています。
報告会は27日(日)午後1時半から。昨年、大きな水害に見舞われた山口県山陽小野田市から、山歩きが趣味だという同市社会福祉協議会の金光康資事務局長を招くなどして、「山と川の関係」を考えます。ぜひ気軽にお越しください。
チラシ→ 防災の森づくり報告会.pdf
佐用町「竹炭祭り」参加してきました
皆さま![]()
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お世話になっております。
3連休最終日の13日、兵庫県佐用町で開かれた「竹炭祭り」にスタッフやボランティア5人で参加してきました。
佐用町は2009年に死者・行方不明者20人の大水害に見舞われ、RSYも発生直後のボランティアセンター運営や物資提供などの支援を続けてきました。
地元では「水害の一因は山の荒廃にもある」として、近年は廃れてしまっていた地場産業の「竹炭づくり」を復活させ、再び山の手入れを盛んにしようという試みが続けられてきました。現在、名古屋や岐阜で行っている「防災の森づくり 川づくり」事業もこの取り組みから学ばせてもらっています。
今回はちょうど1年半後のイベントとして、復興支援にかかわってきた神戸大の学生らが中心に企画。交流拠点である笹が丘ドームを会場に、名物「ホルモン焼きうどん」などの各種出店があり、RSYは名古屋から持ち込んだ陶器などを販売するバザーコーナーを設けさせてもらいました。
ステージでは、学生らがこれまで行ってきた「炭焼きコンテスト」の成果や、竹炭を活用したまちおこしプロジェクトの提案内容を発表。「竹炭カレー」や「竹炭ラーメン」などのユニークなアイデアが次々と出され、地元の人たちの関心をさそっていました。
暮らしは落ち着きを取り戻したようですが、いつまた同じような災害に見舞われるかわかりません。われわれも長期的な視点で支援にかかわっていこうと思っています。
「河川伝統工法」の実験進めています
皆さま![]()
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お世話になっております、スタッフの関口です。
「防災の森づくり 川づくり」事業で進めている河川伝統工法の実験、10日には国交省管理の矢田川の下流から、愛知県管理の上流部に移し、引き続き効果をはかることになりました。
今回の場所は守山区の廿軒家(にじゅっけんや)小学校の目の前ということもあり、「実験中 乗らないで」の看板を立てて注意喚起するとともに、里山の木を河川の護岸整備に生かし、山と川を同時に守る「日本人の知恵」を知ってもらおうと思っています。
作業の前にはプロジェクトに協力してもらっている岐阜県の井納木材(株)の社員らと周辺の清掃作業を行いました。川の真ん中に大きなゴミが顔をのぞかせていて、手で引っ張っても動かせません。そこで作業に使ったクレーンで引き揚げると、なんとミニバイクやサッカーゴールが現れ、一同びっくり。この矢田川は2000年の東海豪雨時には堤防すれすれまで増水したそうですが、こんな巨大なゴミが流れ込んでくるかと思うと笑えません。あらためて日ごろの環境保全と防災の関係を考えさせられました。
この実験は17日まで続けられ、その後は名古屋市管理の堀川に移し、市に引き渡しをさせてもらう予定です。
【ご案内】第4回『RSYサロンwith有識者パートナー』のお知らせ
皆様
第4回『RSYサロンwith有識者パートナー』のご案内をさせていただきます。
今回は、名古屋大学大学院教授の広瀬幸雄先生をお迎えして2月10日(木)に行います。
タイトル:『環境計画での市民の間の対立は話せば解消するのか?~ドイツの市民参加の事例から考える』
詳しくはチラシをダウンロードしてご覧ください。
★ココに注目★
RSY会員はお得な会員価格でご参加いただけます。(資料・お茶代を含む)
この機会に是非!
■RSY会員:500円
■一般:2,500円
RSYサロンwith有識者パートナーとは?
47名(2011年1月現在)の先生方がRSYの有識者パートナーとして、各々の専門知識を2カ月に一度開かれるサロンでお話くださいます。講師と聴衆の距離をぐっと縮めて、よりアカデミックなお話を身近に感じていただける会を目指しています。RSY会員はお得な会員価格でご参加いただけます!
お申込みはFAXまたはメールで、名前・所属・電話番号・FAX番号・メールアドレスを記載の上、
2月9日(水)までにお願い致します。
また当日はサロン終了後に懇親会も予定しています。ご参加の方は併せてお申込みください。
皆様のご参加をお待ちしております!
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
461-0001 名古屋市東区泉1-13-34 名建協2階
TEL:052-253-7550 FAX:052-253-7552
Mail:info#rsy-nagoya.com(#を@に変えてご送信ください)
【防災の森づくり 川づくり】矢田川清掃ボランティア+見学会参加者募集
皆さま
お世話になっております。スタッフの関口です。
山と川の関係から防災を考える「防災の森づくり 川づくり」事業の一環として、先月31日に「河川伝統工法の見学会」を名古屋市東区の矢田川で行い、多くのかたにご参加いただきました。
その後、国、県、市と調整したところ、国交省管理の矢田川に続き、愛知県管理の矢田川、さらに名古屋市管理の堀川でも実施できる運びとなりました。
つきましては、矢田川下流部(東区の矢田川橋周辺)から上流部(守山区の宮前橋周辺)に河川伝統工法の一種「お魚のゆりかご」を移設する作業を下記の通り公開で行います。また、この付近は川の中に大きなゴミが多いため、作業前に河川の清掃活動をボランティアとして行いたいと思っています。日にちが迫っていて大変恐縮ですが、もしお時間のある方がいらっしゃれば、ぜひご協力ください。
「矢田川清掃+河川伝統工法の公開設置」
日時:2月10日(木)13:30~
場所:名古屋市守山区の宮前橋上流右岸(廿軒家小学校前、地下鉄名城線砂田橋駅から徒歩5分)
より大きな地図で 粗朶見学会2・10 を表示
13:00までにRSY事務所にお越しいただけるかたは、スタッフの車に同乗可能です。
13:30~14:30 矢田川清掃作業(長靴、軍手、タオル、ゴミ袋などはこちらで用意いたします)
14:30~15:30 河川伝統工法「お魚のゆりかご」設置作業
※「お魚のゆりかご」は里山の間伐材や粗朶(そだ)を使って川の護岸整備などに生かす河川伝統工法を現代風にアレンジした井納木材(株)の商品名です。
※今回の作業は(株)山田組、戸田重機のご協力をいただき、名古屋市守山土木事務所などの立ち会いのもと行います。
2/27(日)にはこの事業の報告会を行います。チラシ→防災の森づくり報告会.pdf もできましたのでご覧ください。
なにとぞよろしくお願いいたします。
河川伝統工法の現場見学会を行いました
皆さま
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お世話になっております。事務局スタッフの関口です。
2010年度の通年事業として行っている「防災の森づくり 川づくり」、ようやく「山」を下りてきて、「川」にたどり着きました。里山の木を刈り取って束ねる「粗朶(そだ)」づくりを教わったのは昨年11月から12月にかけて。その岐阜県の里山から、間伐材と粗朶を組み合わせた「河川伝統工法」の部材を持ち込み、名古屋の典型的な都市河川である矢田川に実験的に設置することになったのです。
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作業を公開した1月31日は朝から小雪の舞う厳しい寒さでしたが、里山に入ってもらった一般参加者はもちろん、初めてこの事業に関心をもってくださったボランティアや関係者の方々15人ほどに集まっていただくことができました。
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粗朶を扱う全国でも数少ない業者の一つである井納木材(株)の井納英昭社長の監督のもと、トラックから長さ約2メートル四方、高さ50センチほどの「お魚のゆりかご」と呼ばれるユニットが3基、クレーンで吊り上げられ、川底に沈められました。この「ゆりかご」は、間伐材の木枠の内側に粗朶や竹を詰め込み、上に玉石を載せて固定するものです。
伝統工法は粗朶などの柔軟な素材を敷き詰めることで川底の浸食を防いだり、間伐材の木枠を川に入れることで水の勢いをコントロールしたりすると同時に、環境面でもよいとされます。素材となる木を調達することが山の手入れとなり、その木を使って川を整備することにもなる。まさに山と川の関係が目に見えてわかるのです。
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「ゆりかご」を設置したとたん、川にせせらぎのような美しい流れが生まれました。井納さんによると、コンクリートで固められた川は流れが単調で速すぎ、魚にとって決してすみよくありません。こうして流れに緩急や変化をつけることで、魚が寄りつき、卵をうみ育てられるというのです。
今回は予算や時間の関係で極めて小規模なプロジェクトですが、こうした都市河川で伝統工法が導入されることは現在では非常に珍しく、設置期間中に魚類調査などを行って影響を調べることにしています。治水面でも名古屋工業大学河川研究室の冨永晃宏教授の協力をいただき、今後の活用の可能性などを検討してもらえることになりました。
当初は3日ほどで撤去する予定でしたが、その後の調整の結果、設置期間が1週間ほどに延長。さらに愛知県や名古屋市管轄の河川でも活用していただく方向で調整しています。決まり次第、このブログなどでお知らせいたしますので、ぜひご注目ください。