第1回作業部会のご報告

7月5日(土)19:00~21:00RSY事務所にて、中国・四川大震災支援のため
の、第1回作業部会を行いました。
今回は、被災者支援RSYスタッフ浦野と常務理事松本を含め、10名の参加があ
りました。
また、阪神・淡路大震災の被災者復興支援の一つで ある「まけないぞう事業」
として取り組んでこられた増島智子さん(元・被災地 NGO恊働センタースタッ
フ)をゲストにお招きし、具体的な活動内容や、そこでの学びなどについて詳し
くご紹介頂きました。
増島さんのお話から、一本のタオルから生まれた「まけないぞう」は、間違いな
く、被災された方々と、応援したいと思う方々の気持ちをつなぐ「メッセン
ジャー」としての役割を担っていたことをが分かりました。また、その気持ちや
行為が、互いに生きる勇気と元気を与えていたことも知りました。
このしくみは、今回の支援のキーワードとなっている『思いを馳せる・忘れな
い・気持ちを届ける』ことを、具体化するためにとても参考になる事例であると
感じました。
□今後の取り組みについての意見交換
増島さんの話を含めて、今後作業部会として取り組んでいけそうな取り組みにつ
いて、参加者より以下の意見が出されました。
[コンセプト]
・被災地を忘れない、風化させないための日本での機運作り
・被災地からのメッセージを発信→痛みの共有、元気の共有(復興に向けた動き
を伝える)
[具体的な方法]
・募金活動
・四川観光ツアー
・モノを介しての日本からの応援メッセージの発信
※なるべく日常から使えそうなものに、メッセージ性のあるものを加えると喜ば
れるのではないか。そのために、中国の生活文化などをリサーチする必要あり。
・定期的なシンポジウムの開催
・継続的な現地情報の発信→ブログなどを利用
・四川の特産物(竹・ザーサイ)の販売
・今回の地震で豚が300万頭死んだ。酪農・農家の生活の建て直しに役立つ仕事
の手伝い
色々と意見は出ましたが、まずは小さな動きでもよいので何か取り組んでみなけ
れば支援のイメージがつかみきれない、という意見もありました。以前から提案
されている、「パンダの手拭タオル」も引き続き候補に入れつつ、次回は、活動
内容の絞込みと、取り組みの見通しについて話しを詰められればと考えております。

中国四川省大地震・現地報告会開催報告

6月16日に開催された中国四川大震災現地報告と今後の支援を考える会には、100名を超える方々にご参加いただきました。
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6月13日に帰国されたばかりのCODE吉椿氏からは、地震直後の生々しい現実や以降約1ヶ月に亘り小地域の被災者とともに井戸掘りや田植えでともに汗を流し、語り合われた経緯から、住民のエンパワーメントも生まれてきた。今後も寄り添うことを大切に、支援活動を継続したいと報告がありました。
またNVNAD渥美氏からは、被害の甚大さ(東海・東南海・南海地震に匹敵する)、民族の多様さ、そして特にオリンピック以後のトーンダウンを予測し、「お隣としてのボランティア」「観光で行く」などのアクションが必要であり、また現代中国をもっと勉強しなければならないとも指摘されました。
参加された方々は、「とにかく生々しい現実を知った」「やはり報道だけではわからない」など、お二人の報告から現状を知らされ大変参考になったという感想を多くいただきました。また、今後の具体的な支援策については、本会をその第一歩として引き続き「作業部会」を設置して検討を続ける賛同を得ました。
復旧・復興はまさにこれからが本番です。被災者の方々に「応援していますよ」「忘れてはいませんよ」という市民レベルの支援をこれからも模索していきたいと思っております。今後ともよろしくご支援・ご協力くださいますようお願いいたします。

作業部会の参加者を募集しています!

今後の具体的な支援メニューを一緒に考えるため、不定期に会合を持ちます。どなたでもご参加いただけますので、ご希望の方は事務局までお申し出ください。

メーリングリストを新設します!

作業部会の参加の可否にかかわらず、メールを通して意見交換していただける方を募集します。ご希望の方は事務局までお申し出ください。

支援金を募集しています!

郵便振替:00800-3-126026 加入者:特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に必ず「中国四川大震災支援」と明記してください。