いつもお世話になっております。
過日上陸した台風12号は、紀伊半島を中心に甚大な被害をもたらしました。災害救援NPOである当法人は今回、平常時から交流のある「みえ災害ボランティアセンター」から人的支援の要請を受け、名古屋市社会福祉協議会と合同で三重県紀宝町にボランティアバスを運行することにいたしました。休日は人が集中しやすいことから、平日中心に活動できるボランティアを下記の要領で募集いたします。
1.活動期間
・第1陣:9月15日(木)~16日(金)
・第2陣:9月16日(金)~17日(土)
2.募集人員
・各陣80人ずつ
3.応募条件
・心身ともに健康な方
・趣旨に賛同し、ボランティア保険(天災プランBまたはC)に加入済みの一般市民(大学生も歓迎、ただし未成年の場合は保護者の同意書が必要)
4.参加費
・一般3,000円、学生1,500円
5.応募方法
・下記のメールフォームを通じてのみ
>>台風12号に伴うボランティアバス 申し込みフォーム (9/15、16)
6.日程
・行き
20:00 名古屋市総合社会福祉会館(名古屋市北区清水4-17-1)7階大会議室集合、ボランティア保険未加入の方はその場で加入受け付け
21:00 同会館前を大型バス2台で出発
0:00 三重県尾鷲市福祉保健センター着、仮眠
7:00 同センター出発
8:30 三重県紀宝町着
※紀宝町災害ボランティアセンターを通じてボランティア活動
・帰り
16:30 紀宝町出発
18:00 尾鷲市「夢古道おわせ」で風呂、食事
22:00 名古屋市総合社会福祉会館着
※道中は協力団体の「なごや防災ボラネット」メンバーが車内ガイダンスなどを担当
※持ち物は当法人発行の「>>水害ボランティア作業マニュアル」などを参考に自己調達、道中の食事なども自己負担
※来週(9/19~)以降も継続的にボランティアバスを運行予定です
「2011年台風12号」カテゴリーアーカイブ
2011年台風12号【第2報】 ボランティア資機材を搬出しました
皆様
栗田です。お世話になります。
本日、東日本大震災支援で活用されたものを含む10トラック分の資機材を三重県紀宝町・熊野市(サテライト2ヶ所)、奈良県天川村へ搬送させていただきました。積込作業にご協力いただきました皆様のご協力に感謝申し上げます。
徐々に今回の被災の全容が明らかになってきましたが、近年最大規模の被害となっています。以下は現地入りした方々の報告の一部です。ボランティアの応援が不可欠で、名古屋からもボランティアバスの運行を調整中です(詳細は追ってお知らせします)。引き続きのご協力をお願いいたします。
「家にぐちゃぐちゃになった車が縦にへばりついていたり、何台も家の中に突っ込んで大破している、津波被害と同様の風景が続く状況」(和歌山県那智勝浦町)
「熊野川の川幅は大変広く、また現在復旧中の流域の道路は、現在の川面から十数メートルも上に走っているにもかかわらず、ピーク時にはその道路の電線以上まで水が達しており、正直、どうしたらそこまで水かさが増えることがあり得るのか、理解
を超えた目を疑う風景」(和歌山県新宮市)
「ボランティア活動を行うにも、孤立だらけであり、入ることが困難。すぐに避難指示がでるほど危険。ボランティアの拠点が作れない。宿泊しなければ活動できないが、ボランティアの宿泊拠点が確保できない」(奈良県十津川村)
「日を増すごとに被災住民からのニーズが相当数あがっている。その多さにボランティアが追いついていない」(三重県紀宝町)
■支援金のお願い
【郵便振替】
郵便振替00920-7-75997
加入者:震災がつなぐ全国ネットワーク
または
口座番号 00800-3-126026
加入者:特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※いずれも通信欄に「台風12号」とご記入ください。
追記:
スタッフ関口です。9日の資機材搬出は名東区の名東倉庫と港区の東海建設倉庫で、急な呼び掛けに応じてくださったボランティアとスタッフ計13名が行いました。
われわれはボランティア活動に必要なスコップやデッキブラシなどの資機材をストックしており、東日本大震災の被災地にも数多く提供してきました。ちょうどボランティア活動が落ち着いてきた被災地が出てきたこともあり、東北地方から返却される資機材を名古屋で中継し、紀伊半島に送り届ける見通しが立ったための作業です。
東北からは秋田県で活用されたスコップが返却され、名古屋に残っていたその他の資機材と合わせて三重県紀宝町、熊野市の山崎、入鹿の2地区、そして奈良県天川村の各ボランティアセンターにトラック2台にわけて搬送されました。
ボランティアさんたちは強い日差しの下、力を合わせて約30種類の資機材を送り先の被災地ごとに仕分けたり、一輪車のタイヤに空気を入れたりした後、丁寧にトラックに積み込んでくださいました。
なお、宮城県に提供していた資機材は同県社会福祉協議会から直接、熊野市や紀宝町に送り届けられることになっています。今後も各地からの要請に応じて、資機材の提供はもちろんスタッフやボランティアの派遣も進めていきます。今後ともご理解、ご協力よろしくお願いいたします。
2011年台風12号【第1報】
皆様
栗田です。お世話になります。
ご承知の通り、気象的にもあり得ない記録的大雨を伴う台風が近畿地方を縦断しました。被災地各地でいまだ行方不明の方の懸命な捜索が続いております。また孤立状態となっている地域もあり、一日も早い救出救助を願うばかりです。
当方におきましては、隣県三重県のみえ防災市民会議や震つな、全社協、支援P等と連絡を取り合い、以下の支援について進めております。皆様のご協力をお願いいたします。
■ボランティア活動資器材
名古屋で保管してあるものの大半が東日本大震災支援で活用されておりましたが、徐々に泥出しニーズ等が終息しつつある岩手・宮城の各地から戻していただき、宮城分は9日には三重県紀宝町・熊野市に直送していただく手配を完了しました。
その中に一輪車が含まれていないことや別途奈良県天川村から要請が入りましたので、名古屋保管分と岩手分の一部を別送します。以下によりお手伝いしていただける方を募集いたします。よろしくお願いいたします。
・日時:9月9日(金)10:30名東倉庫~その後港区・東海建設様へ移動(14:00終了予定)
・集合:9:30/RSY事務所(5名)または10:00/地下鉄「上社」バスターミナル(6名)
※名東倉庫は自家用車でのご参加はご遠慮ください。
※お手伝いいただける方は8日(木)15:00までにRSY事務局(info@rsy-nagoya.com)までお知らせください。追って詳細を直接ご連絡差し上げます。
なお、岩手のその他の分等は別日に名古屋到着となる予定で、とりあえず名東倉庫に保管し、その他の被災地のニーズの要請次第で調整いたします。
■ボランティアコーディネーター
紀宝町には3カ年連続で災害ボランティア講座の講師をお受けしていたご縁もあり、RSYスタッフ1名を12日(月)から派遣いたします。その状況や別の被災地からの要請があれば、コーディネーター各位には今後派遣のご依頼をさせていただく場合もあり
ます。
■ボランティア
三重県の各被災地は県の最南部に位置しているため、特に平日のボランティアが不足する懸念が現場からあがっています。したがって、名古屋発のボランティアバスの運行も視野に入れ、調整しておりますので、詳細が決まり次第お知らせいたします。
■支援金のお願い
こうした活動を安定的に実施するため、ぜひご協力をお願いいたします。
【郵便振替】
郵便振替00920-7-75997
加入者:震災がつなぐ全国ネットワーク
または
口座番号 00800-3-126026
加入者:特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※いずれも通信欄に「台風12号」とご記入ください。
※このたびの被害は、災害救助法の適用だけでも現在までに4県20市町村に及んでいます。皆様方の各方面からの情報をお待ちしております。