「頑張れ!能登!プロジェクト」の輪が広がっています。

RSY事務局・清野です。
先日、ご紹介しました富山県氷見市・永芳閣さんの「頑張れ!能登!プロジェクト」が周辺の旅館も巻き込んで、支援の輪が広がっています。
 氷見の有志の宿6軒が新たに参加。被災された方と復興ボランティアさんの為に、大浴場を開放しておられるそうです。
 また、新たなプロジェクトとして、永芳閣HPで商品を購入すると、その中から能登半島地震の復興支援の為に寄付ができるという「がんばれ!能登!通販で応援」ということも始められたそうです。(募金先は共同募金会です。)
皆さま、是非のぞいてみてください。
■頑張れ!能登!プロジェクト
「入浴で支援の輪が広がりました!」のページ
http://blog.eihokaku.net/?eid=226904
「がんばれ!能登!通販で応援」のページ
http://blog.eihokaku.net/?eid=222735

中越・KOBE 足湯隊 レポート 7

事務局です。
被災地NGO協働センターから、 「中越・KOBE足湯隊」レポートが入りましたので、ご紹介します。
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「中越・KOBE足湯隊」レポート7
       能登半島地震救援学生ネットワーク事務局
第一次足湯隊に参加された宮本匠さんの「つぶやきレポート」2回目です。
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中越・KOBE足湯隊 つぶやきレポート2
宮本匠
 門前町、鹿磯地区のお母さんと足湯で出会う。この方は昨日もこられた。「いやぁ、昨日足湯してもろて、とっても気持ちよかった。夜もぐっすり眠れたわ。今日もしてもらおうと思ってきた」「それはよかった。今日も足湯して、しんだように寝れるようにしよかァ縲怐v80歳のお母さんが背中をのけぞらせて笑う。
 「つい、先日も能登はいいところだね。地震も台風もないし、って話してたとこやったんよ」80歳にして、まさかこんな目にあうとは思わなかった、地震はやっぱり実際にあってみないと分からない、恐ろしい思いをした、ということを仰る。うなずきながら、足をお湯につけていただき、手のひらのマッサージを始める。
 

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中越・KOBE 足湯隊 レポート 6

事務局です。
被災地NGO協働センターから、 「中越・KOBE足湯隊」レポートが入りましたので、ご紹介します。
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      「中越・KOBE足湯隊」レポート6
       能登半島地震救援学生ネットワーク事務局
足湯が大好評で、いろいろなところにいい影響を与えています。足湯をしながら、被災者のつぶやきを聞いてきましたが、次なる災害のためにも、また何よりも本格復興に入る新潟県中越地震のため
にも、そしてもちろん能登のみなさまの今後のためにも生かせるように一言一言の「生の声」に向き合って行きたいと思います。
今後とも温かいご支援のほどをお願いします。
この「レポート」のコーナーで、今日から第一次足湯隊に参加された大阪大学大学院 宮本匠さんの「つぶやき レポート」を紹介していきます。宮本さんは、新潟県中越でも足湯活動を体験し、またその後山古志の集落にも入り続けてきた若者です。
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中越・KOBE足湯隊 つぶやきレポート1
宮本匠
門前町阿岸公民館には、船で避難された深見地区の方々と、地元阿岸地区の方が避難されている。この避難所を見守るのが、公民館の館長さん。中に入るなり、廊下の写真が目に入る。子どもたちが
なにやら畑をしたり、そばを打つ写真。
館長さんは、地震前、阿岸の子どもたちの体験学習を行っていた。月に2回、子どもたちは館長さんのもとに集まり、サツマイモ掘りをしたり、凧の作り方を教えてもらったり。「わたし、船のコックだったんですよ。だからなんでもつくれるんです。」

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能登半島地震【第15報】

皆様
栗田です。お疲れ様です。
4月3縲鰀5日の日程で、吉田さんと合流し栗田も現地入りさせていただきました。二人とも現在は現地を離れましたが、9日から再度活動させていただくことになっております。吉田さんから昨日までの活動状況について報告が届きましたのでお知らせいたします。(2007.4.5現在)
■避難所廻り(4月4日,5日の9:30a.m.に実施)
避難所廻りに関して,避難所に指定されているグループホーム聖頌園(避難者は2名)の施設長よりお叱りを受ける(4/4).主な内容は,施設長に対して避難所廻りに関する情報を伝えていなかった点と避難者ではなく他の聖頌園の入所者に対する生活空間の侵食の2点について.
4月5日に,施設長と主な見廻りボランティア3名の間で,話し合いが行われ,決まった人が決まった時間に訪問するのであれば見廻りを許可してくれるとのこと.
今後は,聖頌園に関しては,避難者以外の入所者への生活侵食を考慮し,外部者の訪問を極力避ける方向で同意.また,訪問ボランティアが来た場合は,避難者を下のロビーに呼び出してもらうことで同意.基本的には,こうしたボランティアを歓迎してくれており,ボランティアの訪問を施設管理責任者に通達していなかった私たちのミスといえる.
必ずしも,避難者の全てがボランティアの訪問を望んでいるわけではなく,時と場合によっては訪問が裏目に出ることもあること,また,これまではボランティア3人の時間の合う時に訪問ボランティアを実施していたが,常に同じ時間に訪問したり,次に訪問ボラを実施する日時を伝えたりなど,ボランティアの予定ではなく,避難者の生活リズムを考慮したボランティアを行うべきではと,ご指摘を受ける.かなり勉強になった.
■避難者の声
・至れり尽くせりの生活を送っており,生活自体に特に問題はないが,避難所生活が余りに恵まれており,生活費を後で請求されるのではないかと不安がっていた.
→引継ぎ済み

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【ご報告】うるうるパック(名古屋)1日目終了

清野です。4/6うるうるパックのパック化作業1日目が終了いたしました。
本日は、名古屋市中川区の山田組/LIFA中川様の敷地をお借りして、タオル・せっけん・キャンディ・カードのパック化作業を行いました。
20名ほどのボランティアの皆さんにご参加いただき、午前中から準備を行ったこともあり、終了予定時間
より大幅に早い17:30には、3000パックが完成。
明日朝、到着のウェットティッシュを入れて梱包する作業を残すのみとなりました。
明日は、今日よりもさらに多いボランティアさんが来てくださるので、もしかすると午前中に終わってしま
うかもしれません。
完成したパックは、明日夕方には、穴水へ300パック、門前へ1500パック発送することとなっております。残りは、名古屋建設業協会様のご協力により、名建協
事務所で保管いただけることとなりました。
ご協力を頂いた皆様、ありがとうございました。

村井 雑感レポート No.9

RSY事務局・清野です。震災がつなぐ全国ネットワークの顧問・村井氏からの雑感レポートをご紹介します。
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能登に向けて、今晩「中越・KOBE足湯隊」の第2段が出発する。1回目は神戸大・大阪大学・長岡技術科学大学などの学生有志が中心だったが、今回2度目は、神戸学院大学の学生も加わる。さらに、2年前の台風23号による被害を受けた豊岡・出石地域の支援に、あの時以来休日の度にほぼ2年間通い続けた被災地神戸市長田の住民も加わっての「中越・KOBE足湯隊」となる。今日の「中越・KOBE足湯隊 レポート」で被災者の声を、足湯をしながら聞き取った若者のレポートとして紹介しているが、是非読んで頂きたい。
ともすれば長年守り続けてきた集落が消えるかも知れないという現実を受け止めながらも、不思議なほどに悲壮感のないたくましさに、こちらがオロオロするほどの生の声を聞かせて頂いている。今回の能登半島地震は、これからますます深刻になる日本の中山間地域における”限界集落”の将来を予測させるような災害だ。

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中越・KOBE 足湯隊 レポート 5

事務局・清野です。被災地NGO協働センターから、 「中越・KOBE足湯隊」レポートが入りましたので、ご紹介します。
「中越・KOBE足湯隊」神戸大学学生震災救援隊の益本さんの活動レポート最終回です。
           能登半島地震救援学生ネットワーク事務局
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「中越・KOBE足湯隊」3月30、31日活動レポート
                              益本禎朗
 30日に約束したとおり、31日の午前は、阿岸公民館で足湯をさせていただいた。前日に続き、公民館での足湯も好評で、「気持ちいいわ、ありがとう」といってくださる方が多かった。午後は、再度、避難所の門前西小学校で14時から足湯を行った。このときは、体育館の隅の目立ちにくい場所で行ったのだが、昨日足湯に来ていただいた方たちをはじめ、またもや多くの人たちに足湯に来ていただいた。「昨日してもらって気持ちよかったから、今日も来ました」と言ってもらえたのは、素直にうれしかった。

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村井 雑感レポート No.8

 RSY事務局・清野です。震災がつなぐ全国ネットワークの顧問・村井氏からの雑感レポートをご紹介します。
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 能登半島地震後5日目になる3月30日・31日の二日間、「中越・KOBE足湯隊」として被災地に入り、避難所の被災者に対して足湯マッサージを行ってきた学生さん達が帰ってきた。足湯を行っている間に記録した被災者の”つぶやき”集である「足湯ノート」を見せて貰った。足湯に来られるのは、圧倒的に高齢女性である。以下に少し足湯をしながらの被災者のつぶやきを紹介したい。
(80才 男性)
金沢にいる子どもが、「こっちに来いというが住み慣れたとこがいい」
(?才 女性)
夫は船乗りをしていた。1年のうち家にいるのは2ヶ月縲鰀3ヶ月あとはずっと海の上にいる。夫がいない間、自分は姑と子どもの面倒を見ながら働いた。土方の仕事も何でもした。子どもにこんなつらい思いはさせたくない(船乗りの家族)という気持ちから無理をしてでも学校へやり、やがて都会で就職していった。

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能登半島地震【第14報】

皆様
清野です。お疲れ様です。
現在穴水町で活動している吉田さん(京都大学防災研究所社会防災研究部門所属:博士後期課程)より昨日の活動状況について報告が届きました。(2007.4.3現在)
■活動状況
・情報共有に関して、これまでは区長さんの許可を得た上でのチラシの配布というのが主な情報伝達手段だったが、迅速性も考慮し、町内放送や防災無線を中心に情報を伝達することが決定。しかし、住民からは放送が聞き取りにくいという声も聞かれ,重要な放送を実施する前には工夫が必要。4月4日には、防災無線により、VCの延期の決定を連絡する。
・避難所廻りについて、民生委員さんにより安定して行われるようになった。個別の細かいニーズが増えてきている。
・民生委員さんが聞き取りをしてきた住民の声をまとめ、ミーティングでの報告という一連の作業を実施する人が必要。これまでは私が行っていたが、今後は、外から来た社会福祉協議会の職員が担当する。

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中越・KOBE 足湯隊 レポート 4

「中越・KOBE足湯隊」神戸大学学生震災救援隊の益本さんの活動レポート第2回目です。
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「中越・KOBE足湯隊」3月30、31日活動レポート2
                           益本禎朗
 午後は、18時ごろに再度西小学校で足湯を行う予定にし、それまで家屋の被災状況や避難所、ボラセンなどを見て回った。最初に、西小学校のある道下地区や隣の鹿磯地区を見て周ったが、やはり倒壊家屋や傾いて修復が難しそうな家屋が予想以上に多く、危険度を示す赤紙や黄紙が多数目についた。その後、道下地区の約70名が避難している諸岡公民館や、阿岸地区の約25名と深見地区の約70名が避難している阿岸公民館を訪れた。阿岸公民館では、区長さんや館長さんと足湯のお話ができ、31日の午前に実際にさせていただくことになった。また途中によった輪島市役所門前支所では、健康福祉課の方からお話を聞く機会があり、民生委員を中心に作られていた高齢者の見回りマップの活用により、地震時の高齢者の安否確認が早期に行われた、という興味深いお話も聞くことができた。

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