くりこま耕英復興プロジェクト[第 7 報]

皆様
栗田です。お世話になります。
岩手・宮城内陸地震から2ヶ月が経過しました。今私たちに必要なことは「忘れない」ということではないでしょうか。距離がありますから現地へ頻繁にはお邪魔できませんが、遠い地からでも心を馳せたいと思っております。
さて、前回の報で簡単に報告させていただきました先日7月31日に開催した「過去の被災者との懇談会」の詳報をお届けします。山古志、川口、穴水からの6名のメッセージです。当日参加されたくりこまの方々はもちろんのこと、私たちも温かい気持ちになり、励まされました。記録をとっていただいた鈴木隆太さん、松田曜子さんにも感謝申し上げます。
■支援金を募集しています。
郵便振替口座:00920-7-75997
加入者名:震災がつなぐ全国ネットワーク
または
郵便振替口座:00800-3-126026
加入者名:特定非営利活動法人レスキューストックヤード
*いずれも通信欄に「岩手・宮城内陸地震」と明記ください。
080731宮城県栗原市被災地交流会.doc

第3回作業部会のお知らせ

[次回会議の内容]
・日時:8月27日(水)19:00~20:30/場所:RSY事務所
・タオルパンダ&雑巾の試作(キッドの内容、説明書の確認など)
・協力者への呼びかけ方法の検討(キッドの送付、講習会の開催など)
・作業部会メンバーでの役割分担の確認
お時間のある方は是非お越しください。

第2回作業部会の報告

皆様
みなさん、こんばんは~。
先ほど、第2回作業部会が終了しました。今回は、参加者4名、RSYスタッフ3名の7名で行いました。
以下報告です。
[コンセプトの確認]
・被災地を忘れない、風化させないための日本での機運作り
・日本から「加油(ジャヨー)/元気出して!」という応援の気持ちを中国に届ける
・被災地の今の現状や人々の様子を日本に伝える→痛みの共有、元気の共有(復
興に向けた動きを伝える)
[条件]
・北京オリンピックが終了すると、中国への注目がより一層薄くなる。そのタイミングから、年内の間に準備を進め、一度現地に持っていきたい。
・作業部会の中で役割分担をし、様々な準備を進めていくことになるので、その中で実現できる範囲の内容であること。
[現在の被災地の状況]
最近ペキンに行かれた作業部会メンバーのAさんと、報道などで情報を入手したBさんより以下の情報提供がありました。
○今被災者が抱えている課題は、家の再建、仕事の確保、子どもの教育問題が中心。特に教育については、学校再建遅れや教育費の負担が不安を生んでいる様子。
○「政府から早く具体的な復興計画を出して欲しい」という声が、被災者から多く上がっている。
○政府が現在行っている復興支援としては、
 ・むこう3ヶ月の生活費一人あたり10元を支給
 ・高齢者、震災遺児などは特別な支援を受けることができる
 ・政府に集まった寄付金の被災者への分配(現在検討中)  など
○香港にある民間の団体が学校を作る活動を始めている。
○政府は今まで集まった寄付金の使い道や具体的な復興計画づくりに頭を悩ませている。
○政府は復興住宅の建設場所について住民にアンケートを取っている。移転することに抵抗はないという答えが多いことを予想していたが、実際は「もといた場所から動きたくない」という要望も多く驚いた。山間部に行けば行くほど、土地に対する愛着や土地を守ろうとする想いは大きく、その傾向は日本と一緒だと感じた。
○政府が被災者に提供する居住スペースは、1家族あたり70㎡程度。家族人員に関係なく割り当てられる。山間地域は意外と民家が建てられる場所が少ないため、それが問題化している。
○ロシアが震災遺児を夏休みなどを利用して自国に招くなど、海外の支援も展開されている様子。
※「CODE海外災害援助市民センター」の吉椿さんの報告は、随時RSYHPにてご覧いただけます。http://rsy-nagoya.com/rsy/blog/shisen-main.html

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防災まちづくりアドバイザー養成講座 受講生募集

みなさま
 いつもお世話になっております。
 今回は「防災まちづくりアドバイザー養成講座」受講生募集のご連絡をさせて
いただきます。
○目的○
東海・東南海地震等の襲来に備えて「防災まちづくり」が急務な課題となってい
ます。愛知県では昨年・一昨年に引き続き、「防災まちづくり」を推進していく
ために必要なアドバイザーを養成します。
○日時○
9月14日(日)・15日(月)・10月12日(日)・13日(月)
いずれも10:30~16:00
○会場○
名古屋大学環境総合館1階・レクチャーホール
※地下鉄名城線「名古屋大学」下車徒歩3分
○募集○
100名 (先着順)
○受講料○
無料
○お問い合わせ○
建設部建築担当局建築指導課防災グループ(担当:岡庭・大崎)
〒460-8501 名古屋市中区三の丸3-1-2 TEL:052-954-6587 FAX:052-951-0840
E-mail:kenchikushido@pref.aichi.lg.jp
○お申し込み○
チラシの裏にある記入事項をご記入の上FAXにてお送りいただくか、お名前・
性別・年齢・ご住所・電話番号・メールアドレス・ご職業をお記入の上メールに
てお送りください。
↓申し込み先↓
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
〒464-0032名古屋市千種区猫洞通5-21-2 ライフピア本山3階
TEL:052-783-7727・FAX:052-783-7724・E-mail:info#rsy-nagoya.com(#を@に変えてご送信ください)
詳細については添付ファイルのチラシをご覧ください。
よろしくお願い致します。
防災まちづくりアドバイザー養成講座チラシ.doc

あいち・かりわ元気交換プロジェクト

8月1~3日にあいち・かりわ元気交換プロジェクトと題して、新潟県中越沖地震被災地の刈羽村行ってきました。
メンバーは、RSY会員さん、ボラコなごやの方、研修生の方、愛知淑徳大学の学生さん、日本福祉大学の学生さん、RSYスタッフの総勢15名です。
<行程>
8月1日
18:30頃RSY事務所を出発し、0:30頃刈羽村に到着
8月2日
 9:00~12:00 地元ボランティアグループ【えびの会】のみなさんと赤田城跡周辺清掃作業
13:00~15:00 古民家見学
15:00~18:00 地元の方々の夕食準備
あいち組メニュー:田楽、小倉トースト、どて煮、ジャージャー麺
かりわ組メニュー:けんさん焼き(味噌焼きおにぎり)、のっぺい、漬物、流しそうめん
18:00~21:00 夕食・交流会
8月3日
 9:30~12:00 仮設住宅訪問(お茶会・足湯マッサージ・カキ氷をとおして交流をしました)
13:00~15:00 柏崎刈羽原発の見学
15:30頃愛知に向けて出発
DSCN0980.JPG  
東福院にてご住職よりお話を伺いました。
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清掃作業のあと、みんなで「はい!かりわ~」
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素敵な古民家
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交流会の豪華なメニュー

くりこま耕英復興プロジェクト[第6報]

皆様
 7月31日夕方、栗駒耕英地区住民の避難所となっていたみちのく伝創館で、新潟中越地震や能登半島地震で被災した方々を招き、「過去の被災者懇親会」が開かれました。
 第一部では被災した当時のこと、復興に向けて立ち上がった経緯、今の状況等についてお話をしていただきました。そのテーマは図らずも多岐にわたり、仮設住宅での生活、地域が立ち上がり、組織(会、農業法人など)を作り上げた話、自分たちの声が行政を動かした話などさまざまに及びましたが、どの話にも共通していたことは、地震で失ったものは大きかった、しかし、得たものもあった、という点でした。いきいき田麦山の渡辺氏はそれを「地震の副産物」と表現されていました。
 第二部では、地元栗駒の婦人会による振る舞い餅をはじめ、能登の海の幸、新潟・能登の地酒も登場し、大交流会が開かれました。互いの味を楽しみながら、今も一時帰宅しか許されていないという状況、絶対もう一度山に帰るという決意、秋にもう一度みんなで集おうという企画等があちこちで聞かれました。
 今回集まっていただいた新潟や能登の方々は、それぞれおかれている状況やそれからたどった道も様々ですが、「必ず立ち上がれる」という力、そして「同じ気持ちを味わった人たちに何かしたい」という思いは共通していたと思います。
 今回の縁が、長いつながりになることを皆が望んでいます。
くりこま耕英震災復興の会ブログ「甦る栗駒 耕英に生きる喜び」
http://blogs.yahoo.co.jp/kurikoma_koei/
(事務局/松田)
■支援金を募集しています。
郵便振替口座:00920-7-75997
加入者名:震災がつなぐ全国ネットワーク
または
郵便振替口座:00800-3-126026
加入者名:特定非営利活動法人レスキューストックヤード
*いずれも通信欄に「岩手・宮城内陸地震」と明記ください。