【8/6・第1報】台風12号による四国地方浸水被害支援

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。

台風12号に伴う、8月2日(土)からの記録的な大雨により、四国地方において、床上・床下浸水被害が発生しています。この災害でのRSYの動き、および、RSYが事務局を務める「震災がつなぐ全国ネットワーク」からの情報をお知らせします。

 

(RSYの動き)
〇ボランティア活動資器材の搬出
RSYでは、徳島県社会福祉協議会、高知県社会福祉協議会からの要請のもと、なごや防災ボラネットやRSYボランティアの協力を得て、8月4日(月)に災害ボランティア活動資器材(4トントラック3台分)を搬出しました。搬出した資器材は、無事現地へ着いたとの連絡がありました。
http://rsy-nagoya.com/rsy/blog/2014/08/shikizaitaihuu12.html

<資器材搬出先と各被害状況>
・徳島県阿南市  床上浸水:106棟 床下浸水:415棟(8月6日9時現在)
・徳島県海陽町  床上浸水:90棟 床下浸水:275棟(8月6日9時現在)
・高知県日高村  床上浸水:131棟 床下浸水:2棟(8月6日16時現在)

 

〇被災地支援活動募金の開始
先日の台風8号による、長野県南木曽町での大雨被害支援をはじめ、今後も台風や大雨による被害が予測されることから、RSYでは今週末に被災地支援活動のための街頭募金を行うこととしました。以下の方法で募金・寄付を募集いたします。

 

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街頭募金
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・日時:2014年8月10日(日)13:00~17:00
・場所:名古屋駅または栄近辺を予定
・集合:RSY事務所または、飛び入り参加
・内容:台風8号、12号をはじめとする被災地支援活動募金

<ご協力いただける皆さまへ>
①お名前②連絡先(できれば携帯電話)③参加可能時間帯
をinfo@rsy-nagoya.comまでご連絡ください。

※場所等の詳細は、決定次第ML等でご案内いたします。
日時の変更はありませんので、ご協力をお願いいたします。

 

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募金・寄付振込先
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銀行・郵便・クレジットで募金・寄付を賜ります。
台風8号、12号をはじめとする被災地支援活動募金です。
RSY事務所へ直接持参いただくことも歓迎です。

 

<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※お名前の前に「カツドウキフ」とご入力ください。

<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「カツドウキフ」とご記入ください。

<クレジット>
以下のURLよりお願いいたします。
https://mp.canpan.info/rescuestockyard/

 

被災者ひとりひとりを支えるため
継続的な寄り添いを続けるため
被災者へ名古屋からの想いを届けるため

 

ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 

(震災がつなぐ全国ネットワークからの情報)

台風12号水害の対応について(8/6配信)

台風12号の影響により水害のあった高知県、徳島県にて被害が報告されています。
震つな会員・関連団体では、以下の通り支援活動を開始しております。
現地より詳しい情報が入りましたら、追ってお知らせいたします。
下記の情報に関し、現地社協等への直接の問い合わせはお控えください。(ただし、海陽町を除く)

○物資
・レスキューストックヤード
→高知県日高村向 ボランティア活動資器材(高知県社協より依頼)
→徳島県阿南市・海陽町向 ボランティア活動資器材(徳島県社協より依頼)
いずれも本日(8/6)昼までに到着の報告がありました。
・ADRA Japan
→徳島県海陽町向  雑巾、使用済タオル(段ボール数箱)発送済み

○スタッフ
・被災地NGO恊働センター
→スタッフ1名(頼政)が昨日(8/5)から徳島県入りし、状況確認中。

○現地報告(徳島県海陽町 8/5)
・土砂災害とは違って川が増水しあふれて浸水した被害
・大規模な土砂流入はなくスコップを使っての作業というよりもデッキブラシやぞうきんの作業が
大半を占めるような印象
・本日、一通り民生委員さんと社協職員でニーズ把握に回っていたのが、おそらく今後もニーズは
出てくると思われる

○災害ボランティアセンター情報(関係機関からの公開情報)
◆◆◆高知県日高村◆◆◆
名古屋からの資器材等が本日(8/6)午前に到着。量は十分とのこと。 ボランティア募集は村内限定。
詳しくは、コチラ→ http://www.saigaivc.com/ (全社協 被災地支援・災害ボランティア情報)

◆◆◆徳島県阿南市◆◆◆
名古屋からの資器材等が昨日(8/5)夕方に到着。ボランティア募集は市内限定。
詳しくは、コチラ→ http://www4.plala.or.jp/ananshi-shakyo/index.html (阿南市社協HP)

◆◆◆徳島県海陽町◆◆◆
名古屋からの資器材等が昨日(8/5)夕方に到着。ボランティアは県内外問わず募集。
台風11号の影響を考慮し、8/6-8は活動を実施予定。その後は台風の影響をみて判断する。
・宿泊所:200人規模(無料も要事前連絡、寝具等は持参のこと)
・入浴施設近隣にあり(有料)
・食料等は近隣のスーパー等で入手可能
・駐車場に限りがあるため、車での現地入りは事前連絡のこと(大型バスの駐車場なし)
・個人装備は各自持参(参考:http://rsy-nagoya.com/volunteer/image/suigai-manual.pdf
【連絡先】海陽町災害ボランティアセンター
TEL.0884ー73ー1980・73ー3727
【参考】https://www.facebook.com/tokushima.syakyou?fref=ts (徳島県社協facebookページ)

宮城県七ヶ浜町報告【第168報】第二回・松ヶ浜地区災害公営住宅入居者懇談会に参加しました。

皆さま

いつもお世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局郷古です。

7月27日(日)に松ヶ浜地区災害公営住宅の入居者を対象とした第二回・懇談会が開催され、町役場建設課さんから声を掛けて頂き、RSY七ヶ浜事務局も参加させていただきました。6月29日開催された第一回目の懇談会にも出席させていただいています。
七ヶ浜町は災害公営住宅入居も防災集団移転も「震災前の元住んでいた地区に建てる」という計画に基づいて現在建設/整備が進められています。
これは、新たな生活でのコミュニティ作りに配慮したもので地区の結束力が強い七ヶ浜町では「隣近所は知り合いがいた方が良い」という住民の声からできた計画でもあります。

しかし、今回懇談会が開催される「松ヶ浜地区」だけは様々な地区が入り混じっての入居となるため、「見知った顔が少ない=コミュニティの形成が難しい」という問題が出ていました。
なので、この懇談会は「入居者同士の顔の見える関係づくり」がメインとなっています。
もちろん、入居に当たっての説明を聞いたり、不安や悩み、希望などを話したりする場でもあります。

また、今回は公営住宅作りのサポートとして東北大学をはじめ、学生の皆さんも住民の皆さんと一緒に懇談会に参加しています。

本日は「住居/駐車場の場所決めはどういった方法をとるのか?」、「住戸を決定する際に配慮が必要な方々への対応は?」というようなお題です。3班に別れ、ワークショップ形式で懇談会が進みます。
松ヶ浜町営住宅入居者懇談会

ある班では
「まずは自分の希望する場所を選び、被った場合は話し合い、それでもだめなら抽選といったような方がいい。どうせだったら自分自身が希望する場所に入った方が良い」
という声が上がりました。しかし、別の班では
「体が不自由な人、病気を患っている人という情報は町が持っているはずだから、
もういっそのこと入居場所を役場の人に決めてもらって、不都合があればまた話せばいというよいのでは」という声も。

グループ発表の様子グループ発表の様子

約30数戸建つ予定の松ヶ浜地区災害公営住宅は来年の4月に入居開始の予定です。
しかし、まだ建物が建っていない現状なので
「道路がどれくらいの傾斜があるのか?、段差がどのくらいの高さなのか?、実際見ないと分からない。」とWSが行き詰る場面も。。。
期待よりも不安が大きくなっている住民の皆さんの心境に寄り添いながらRSYは活動していきたいと思います。
次回開催は9月末の予定です。また懇談会の様子をお伝えしたいと思います。

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★参加者の方の話
「こうやって入居者同士で顔が繋がるのはいい。未来の話をするのは建設的だし。しかし、不安は消えない。入る前も不安だけど入った後のことも不安。」

「こんな小さな町のこの小さな公営住宅入居者たちが団結しないでどうするのか。「あの地区だからこう」とかそういうのは一切なくしたい。ALL七ヶ浜ということでやっていきましょう。」

【報告】徳島県阿南市・海陽町、高知県日高村へ資器材を搬出しました

みなさま

 

お世話になります。RSY事務局です。

 

本日、台風12号により浸水被害が発生している、
徳島県阿南市、徳島県海陽町、高知県日高村へ、
4tトラック3台分の災害ボランティア活動用資器材を搬出しました。

5名のボランティアにお集まりいただき、スタッフ含め8名で搬出を行いました。

  

 

搬出した資器材は、本日の夕方過ぎ、明日早朝に各地へ届く予定です。
資器材をお送りした地域では、災害ボランティアセンター立上げ準備が行われています。

現地でのボランティア活動を希望される方は、各地の情報をお調べいただき対応をお願いいたします。一日も早い復興をお祈りしております。

  

 

・高知県の被害状況
http://kouhou.bousai.pref.kochi.jp/KH706.html

・徳島県の被害状況
http://anshin.pref.tokushima.jp/zokusei/emergency-info/

資器材をお送りした地域の被害状況
・高知県日高村 床上浸水131 床下浸水2(8月5日16時現在)
・徳島県阿南市 床上浸水106 床下浸水415(8月5日9時現在)
・徳島県海陽町 床上浸水90 床下浸水275(8月5日9時現在)

 

 

宮城県七ヶ浜町報告【第167報】ボランティアバス第67陣報告【7月19日~7月22日】

みなさま

お世話になります。RSY事務局の林です

去る7月19日から22日にかけてボランティアバス67陣が七ヶ浜のイベントのお手伝いに行ってまいりました。19日(土)に名古屋を出発、20日(日)は昨年7月にオープンしたきずな公園にてオープン1周年を祝う記念イベント「きずな公園夏祭り」のお手伝い、そして21日(祝)は仮設商店街七の市の月一イベント「んめぇのあっと市」のお手伝いをして22日(火)の朝名古屋に帰着しました。以下、ボランティアバス67陣の活動報告です。

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■きずな公園夏まつり(7月20日(日))

遊び場を奪われてしまった子供たちに公園をという想いから多くの方々の協力によって、七ヶ浜の野外活動センターにきずな公園が完成して早いもので1年がたちました。この「きずな公園夏まつり」はそんな節目を記念しつつ、夏休みに入った子供たちに楽しい思い出を作ってもらおうというイベントで、20日はその準備や運営のお手伝いを行いました。

 

 

イベントは午後から始まり、東北学院大学ボランティアの皆さんが企画したレクリエーション大会、ブラザー工業の皆さんが企画したワークショップ、フルートアンサンブル「フロンティア」によるフルート演奏と続いて、地元ボランティアグループの皆さんが用意した食事で日が落ちるまでの時間を子供達に楽しんでもらいます。各企画はすでに各グループで事前に準備が整っているため、午前中はテントや机、椅子類の設営、誘導路の設営といった会場設営作業がメイン。が、あいにく天気は雨模様に。結局イベントは屋内競技場スパークと隣接する駐車場でテントを張っての開催となりました。

 

 

午後1時にオープニングセレモニーだけはなんとか晴れ間を突いて公園で行い、参加者は屋内へ移動。子供たちはチームに分かれて体を使ったミニゲームやクイズに挑戦してもらいます。元気いっぱい遊んだ後は、ペーパークラフトのワークショップで楽しい作品作り。記念写真をプリントして自分だけのデザインのフォトフレームなどを作って楽しんもらいました。

 

そして最後は地元のぼっけの会、ボランティアサークルレインボーの皆さんが準備してくださった、バーベキュー、海鮮お好み焼き、流しそうめん、スイカ割りといったメニューで夏まつりを締めくくりました。とにかく子供たちの笑顔と声が一杯の半日間で、僕らも元気をもらいました。

 

 

ちなみにブラザー工業さんのご好意で、この日のボラバスのメンバーにはユニフォームとして特製きずな公園1周年記念Tシャツがプレゼントされました。ありがとうございました。

 

 

■んめぇのあっと市(7月21日(月))

21日は前日の雨から一転、見事なまでの天気。澄んだ青空の下で七の市商店街で月一回開かれる「んめぇのあっと市」のお手伝いをさせていただきました。この日のんめぇのあっと市はいつもより気合が入っていて、仙台ご当地フレッシュアイドルの「AnYaHony」さんと「ラズベリーレモネード」さんのライブ、「ザ・ダイナーズ」さんの懐メロギターライブなどで絶えず賑やかな雰囲気です。七ヶ浜の海の幸一杯でラーメンの様に味わい深い「海鮮七宝あんかけ風皿うどん」の販売といった出店や、そして前日に引き続きこの日もボラバスグループのペーパークラフトワークショップなどで盛り上げます。設営準備や売り子をしながら七の市の皆さんと密になっていくうちに、この日もやはり僕らの方が元気をもらってしまいました。

しかもこの日はNHK BSの東北応援番組「きらり!えん旅」のロケで、あのバイオリニスト千住真理子さんが七ヶ浜に!このんめぇのあっと市も取材してくださいました。

■七ヶ浜の声と町の姿

21日の午後には、今回も地元の方のご厚意で震災体験やその後の生活について等お二人の話を伺う事ができました。震災後の避難生活や仮設住宅生活の話に加え、2年後を目途にしている集団移転についての不安や悩みなど貴重なお話を率直に語ってくださいました。

 

 

お話を聞いた後の自由時間では66陣で地元の皆さんと植えた田んぼアートの状態を見に行きました。66陣の活動報告の写真と是非見比べてみてください。青々と伸びた稲田の中に、くっきりと描かれた七ヶ浜町の町章と手を握るイラスト。田んぼが被災してからここに至るまでの農家の方の長い道のりを想像すると、この誇らしげに描かれた町章やイラストにジンと来てしまいました。収穫したお米を口にする時の味わいはどんなものなのでしょう。心地よい海風に揺れる稲を見ながら、そんな思いをめぐらせてしまいました。

 

【報告】帰宅困難ウォークを開催しました

みなさま

 

お世話になります。RSY事務局です。
8月2日(土)帰宅困難ウォークを開催しました。

本企画は、帰宅困難になったと想定し、まずは歩いてみることができるのかという基本を体験しつつ、街中にある便利な場所や危険な場所、帰宅困難時に自分を助けるアイディアなど、参加者が集まりお話をしながら歩き、互いに学び合っていく企画です。今回で3回目を数えます。

 

今回のコンセプトは「友達や家族や恋人と、もし出先で帰宅困難になったら・・・。」です。名古屋市内の観光・遊びスポット4箇所をスタート地点とし、RSY事務所まで歩きます。スタート地点は、東山動植物園(約7.5km)/ナゴヤドーム(約4.5km)/名古屋駅(約3.5km)/名古屋市科学館(約2km)の4箇所です。

各スタート地点から、RSYの事務所をめざし出発です。
途中小雨もちらつきましたが、ゴールを目指し参加者22名で歩ききりました。

 

事務所までの道のりには、帰宅困難時にチェックしたいスポットが存在します。例えば、避難所や避難場所、広域避難場所など困った際に避難できる場所、災害時対応の自動販売機などがあります。今回とあるコースで注目したのは、「災害時帰宅支援ステーション」という場所です。
http://www.city.nagoya.jp/kurashi/category/20-2-5-8-0-0-0-0-0-0.html(名古屋市ホームページ)

災害時帰宅支援ステーションは、大地震が発生した際の徒歩帰宅者に対し、①水道水の提供②トイレの使用③地図等による道路情報など、可能な範囲で協力していただける、コンビニやガソリンスタンドなどのことです。整備の進み具合は、各自治体により様々なので、お住いの地域、仕事場のある地域などご確認ください。災害時帰宅支援ステーションには、下の様なマークが入口付近などに貼られています。

 

このマークを見つけた参加者が、さっそくコンビニの店員さんに確認すると、「本部の指示を受けて対応する」や「よくわからない」と答える店員さんがほとんどでした。利用者の理解や認識、指定されているお店の従業員の理解や認識など、まだまだ課題は多そうな雰囲気でした。

 

事務所へ到着・休憩後、各グループでのグループワークを行いました。今回のお題は、「帰宅困難レポート」の作成・発表です。歩いてきた道中を振返り、気になった点を各グループの視点でまとめました。

    

 

各グループからの発表は・・・

●東山動植物園コース
「広い道」と「狭い道」のメリット・デメリット

  

●ナゴヤドームコース
歩いた気づきで比較する、自分の住む地域で帰宅困難になったら

  

●名古屋駅コース
歩いて作ったハザードマップ

  

●名古屋市科学館コース
災害時帰宅支援ステーションとは

  

 

それぞれのまとめたレポートを発表し、帰宅困難ウォークを終了しました。

 

参加者からは、
・今日は歩くぞ!と、準備万端で臨んだので歩けた。でも実際ヒールやスーツだと大変そう。
・被災時の「服装」「歩ける靴か」「歩く体力はあるか」を自分で判断し、無理せず留まることも必要だと思う。
・広い道を選んで歩いてきた。広い道には、コンビニなどもあり便利だと思った。
・初めてお会いする人と話しながら一緒に歩いてきた。時間も早く過ぎて、困難な時こそ知らない人でも隣に誰かがいることが力になると思う。
・引っ越したばかりで、まだ地域のことをよく知らない。自分の住んでるところでも確認していきたい。
・コンビニはよく利用するからどこにあるか把握しているけど、避難場所になる小学校の場所は知らない。調べようと思った。
・災害時帰宅支援ステーションは知らなかった。でもまだまだ課題も多そう。
など、お声をいただきました。

 

帰宅困難ウォークは、年2回の開催予定で、次回は秋ごろに予定しています。
RSYホームページやRSYメーリングリストでご案内さしあげますので、ぜひご参加ください。

帰宅困難になった時、みなさんの取る行動は???
今後も一緒に考えていきたいと思います。