【参加者募集】4/24(日)県外避難者の現状と支援を考える公開セミナー

いつもお世話になっております。RSY事務局です。

4/24(日)に「県外避難者の現状と支援を考える公開セミナー」を開催します。
東日本大震災・原発事故から5年が経過しました。一人ひとりに視点を当てた支援連携がますます求められています。
避難世帯の調査及び、愛知における相談支援の事例を振り返り、県外避難する家族の現状と抱える課題と今後の相談・支援の方向を共有し、地域ごとの連携を深めていくために、是非ご参加ください。


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◆日時:2016年4月24日(日) 13:00~16:00
◆会場:愛知県社会福祉会館(白壁庁舎)5階 第1研修室
※名古屋市東区白壁一丁目50番地 https://goo.gl/maps/x7ZVJcEWEg32
※地下鉄名城線「市役所」2番出口から東へ徒歩約10分
名鉄瀬戸線「東大手」から東へ徒歩約6分
◆定員:100名(先着順)
◆参加費:無料
◆内容:
◯基調講演「福島原発事故後の生活変化と健康影響」
・講師:成 元哲氏(中京大学現代社会学部 教授)
◯報告①「乳歯の保存と放射能検査」
・報告者:中村 琢氏(岐阜大学教育学部理科教育講座 助教授)
◯報告②「原発事故の損害賠償と課題」
・報告者:福島原発事故損害賠償愛知弁護団
◯パネルディスカッション「地域での相談支援の方向と課題」
・パネリスト:
成 元哲氏(中京大学現代社会学部 教授)
吉岡 モモ氏(名南病院小児科 医師)
村上 浩子氏(キャリアカウンセラー)
・コーディネーター:
栗田 暢之(レスキューストックヤード 代表理事)

 

★申込み:コチラからお申込みください⇒【参加申込みフォーム
※FAXまたはメールからでもお申込みいただけます。詳しくはチラシをご確認ください。
★問合せ:RSY名古屋事務所 (電話:052-253-7550) ※月~金 10:00~18:00

 

◆主催:認定特定非営利活動法人レスキューストックヤード
◆共催:生活協同組合コープあいち
◆協力:愛知県被災者支援センター
◆後援:愛知県弁護士会、福島原発事故損害賠償愛知弁護団、愛知県司法書士会、
愛知県臨床心理士会、愛知県保険医協会、愛知県社会福祉協議会

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みなさまのご参加をお待ちしております。

宮城県七ヶ浜町報告【第227報】RSYボランティアバス[72陣]活動レポート(2016年3月11日~3月14日)

皆さま

いつもお世話になっております。

RSY事務局です。

ボランティアバス72陣は11日(金)に名古屋を出発し、12日(土)は宮城県七ヶ浜町で住民との交流会と、翌日に開催されるメモリアル企画の前日準備を行いました。13日(日)には東日本大震災追悼「3.11メモリアル企画 七ヶ浜UMI-TSUNAGU2016」の運営スタッフにも一部加わりながら、住民との交流を図ることができました。翌14日(月)の早朝に名古屋へ帰着しました。

以下、ボランティアバス72陣の活動報告です。

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今回のボラバス72陣は、震災から5年という節目とあって、参加者が36名と多く、バス車内が狭く感じるくらいでした。出発日の11日はちょうど丸5年の慰霊の日でもあり、名古屋市内で開催された追悼式典(RSYも実行委員会所属団体として参画)にも参加してから集合された方もみえました。20時過ぎにRSY事務所前を出発し、翌朝ほぼ予定通りに七ヶ浜町中央公民館に到着しました。

全体ミーティングの後で午前中は4班に分かれて、その訪問先は仮設住宅に現在も残られてみえる方、漁師の方、災害公営住宅の方などで、それぞれ現地にお伺いしてお話をお聴きしました。仮設住宅に向かう際も、現地スタッフと通りすがりの住民の自然なやり取りから、住民とともに歩むRSYの活動が根付いていることが感じられました。

さて、見学を許可していただいた方は4月にようやく自宅が建ち、引っ越しされるご家族でした。七ヶ浜国際村での避難者への気配りが手厚かったことや、仮設住宅で初めて目にした生活用品一式が袋詰めされたもの(これもRSYの活動で配達したもの)に感激したことなどが嬉しかったことと語られた反面、初めて仮設住宅に入って調理ができる環境が整ったのにも関わらず、食事を作る気力が萎えてしまっていたことに自分でも驚かれたそうです。未曾有の災害の厳しい現実(非日常)が、心に与える影響の大きさも痛感しました。

最初の割り当ては人数に応じた3タイプのうち、9人暮らしまでは2DKというとても狭いものでした。冷暖房の空調機器も最初は一軒に1台しかなかったそうです。災害公営住宅に入られた方からは「この5年、今まで正月など季節の行事はやれなかった。やっと広く落ち着いた環境になってそんな気分になれました」とお聴きしました。

 

2月にオープンしたばかりのうみの駅「七のや」が見学も兼ねた昼食場所でした。新鮮な魚介類の料理に目を見張りました。安くて量も多かったです。

   

さて、中央公民館に戻ると、明日の昼食交流会用のカレーの仕込みをする人、5年間の歩みを振り返る写真などのパネル展示の会場設営をする人などに分かれて作業しました。初めて参加する人は、作業しながらもつい、見入ってしまうほどの壮絶な風景写真が多くありました。寄せ書きの布にタイトルを書いたり、写真の見出しをレタリング風に綺麗に縁取りするなど個人の特技を活かした作業を分担しあいテキパキと準備を終えることができました。写真にある壁新聞は地元の中学生がとりくんだもので、タイトルに「INOCHI~あの日あの時~」とつけた理由について、掲示作業を終えた時に「命の大切さをこれほど考えてきたことはなかったから」と本人から聴かされ、子どもたちも悲しみの中にあって、大切な学びを得られたのだと感じました。

  

さて、翌13日は朝一番に、七ヶ浜を知るための町内ぐるっと一周ツアーを企画していただきました。案内役は、昨年11月まで住民を支えてきた仮設住宅隣接の「七の市商店街」の店主の一人、「夢麺」(ラーメン店)の店主さんでした。七ヶ浜の見どころを住民目線でたくさん教えていただきました。「また気楽に観光にでも来てください。」と最後に語られましたが、街や海を愛する気持ちを胸に、復興を夢見ながら…とは言われながらも、自宅や店舗の再建という多額な出費と言うマイナスからのスタートは決して平坦な道のりではないと思いました。

 

ツアーから戻り、いよいよ、「2016 3.11メモリアル企画 海つなぐUMI-TSUNAGU ~ありがとうを伝えよう~」のイベントの始まりです。会場には、全国からのボランティアの方々が続々バスで到着され、一挙に賑やかになりました。11時からは、当時の炊出しを思い出して語ろうというカレー交流会も始まり、会場に入りきれない人たちが長い列を作りました。安城から運んできた野菜で作った漬物もテーブルで置かれ、美味しくいただきました。

 

写真などの展示会場では再会を喜び合う姿も多々見られ、当時の様子を語られる場面もありました。「震災当時は泣いたら負けだとグッと我慢してきたが、こうして改めて街の様子を振り返ってみていると涙が出てきた。」とお話しされた住民の方もみえました。

 

今回の企画自体は、七ヶ浜の住民が5年間のボランティア活動に対して感謝を伝えたいという思いで始められたもので、バス参加者は基本的には、一来場者という参加の形でイベントを楽しませていただきましたが、一部、カレーの配膳係や、試食生ワカメのふるまいの手伝いなどに協力していました。

午後に入り、手作りのオリジナル紙芝居「あの日の僕・・七ヶ浜の3.11」の披露や、シンポジウム被害者の声「あの日のこと」、NPO法人「あっちこっち」さんによるメモリアルコンサート、そして大切な追悼セレモニーなどが、メイン会場で行われました。

  

とりわけ、オリジナル紙芝居の制作にあたり、ボランティア活動で住民との関わりの中からつぶやきとしてお聴きしてきた大切な言葉(セリフ)を55個集めて、つなぎ合わせてシナリオが作られたと知りました。七ヶ浜の言葉で語られる紙芝居には、強く胸に迫るものがあり、多くの人々にずっと語り継いでいくことができる紙芝居という形ができたことはとても喜ばしいことだと思いました。

14時46分、参加者全員で黙とうをして、最後には、長電観光さんらがハンドベルも交えて「花が咲く」を披露。会場全員が合唱して感動のフィナーレを迎えました。

個人的には、この式典の冒頭、実行委員長の舘岡さんが声を体を震わせながら、この企画を成功させようと取り組んできたこと、5年という歩みがもつ意味などを必死で語られた姿にとても感動していました。今回、この72陣に参加させていただき、見て聴いて触れた様々な時間の中で語られた「復旧と復興」の意味を再度自分自身へ問い直すこと、それから、それぞれの地元に帰ってからの動き・歩みが今一度問われてことを強く感じました。

参加することができてたいへんよかったです。

 

 

宮城県七ヶ浜町報告【第226報】きずな工房閉所式

みなさな

お世話になります。RSY七ヶ浜事務局の松永です。

3月18日にきずな工房閉所式が執り行われました。

足湯を通して、「毎日することがない」「裁縫道具やミシンも流されてしまった」等の被災者の声を聞き、七ヶ浜町・町社協と協力し、被災者の生きがいづくりを目的にきずな工房を設置、2011年12月12日に中央公民館敷地内にオープンしました。

2015年、七ヶ浜町では災害公営住宅の入居や高台移転が進み、仮設住宅入居者のほとんどが移転されたため、きずな工房の活動も区切りとなりました。

閉所式には、町関係者、社協、きずな工房利用者、RSYら約50名が参加しました。

 

名古屋から、国際ソロプチミスト名古屋様が参加されました。国際ソロプチミスト名古屋では、工房開所時から利用者へ「ふくろうづくり」をご指導頂きました。完成したフクロウは、商品となり販売に至るまでご支援頂き、利用者の収入にも繋がりました。多大なるご支援、献身的な活動に対して、七ヶ浜町社会福祉協議会より感謝状が手渡されました。

 

式終了後は懇親会を開催し、今までの思い出話などを語らう場となりました。

利用者からは「仮設生活で本当になにもすることがなかった。編み物をすることで、嫌なことも忘れることができた。工房がなくなることは寂しいが、サークルとなっても頑張って行きます」との声がありました。

町社協主催のきずな工房は終了となりますが、利用者有志が「ものづくりを続けて行きたい!」との声から、町のサークル「きずな工房」として、今後も物づくりを続けていくようになりました。

RSYを通じて、きずな工房へご支援頂いた皆様、名古屋でのイベント等にて工房製品の販売にご協力頂いたボランティアの皆様、本当にありがとうございました。引き続き、サークルきずな工房も温かく見守って頂ければ幸いです。