きずな工房:戻ってきたメッセージカード

お世話になります。RSY飯田です。
復興スイーツとして販売されました、洋菓子フィレンツェさんとのコラボ企画・第2弾。
手作りの品と一緒に名古屋に届けた「メッセージカード」が、七ヶ浜に戻ってまいりました。
「七ヶ浜 RAINBOW project」第2弾・ついに発売!のブログはこちら
きずな工房ブログ「復興スイーツ第二弾」はこちら

カードがきずな館に届く度、きずな工房にお渡しに行くと、お母さん達は「わぁ~またお手紙が来たの!?」と歓声と拍手がおこる程、喜んでいらっしゃいます。
みなさんの前で読み上げ、きずな工房に飾らせていただいています。


復興スイーツを購入された方、またメッセージカードを送ってくださった方、本当にありがとうございます。
自分たちが作ったものが、名古屋という場所で誰かの手に渡りお役に立っていること、
何よりもの励みになっているのだと感じています。
きずな工房ではお母さんたちに、趣味の手作り品の他、お仕事もしていただいているのですが、
きずな工房もお母さんたちも、お給料をたくさん稼ぐことを目的だと考えていません。
「お給料をいただくのはもちろん嬉しいんだけど、出かける場所があって、
大好きなお裁縫ができて、おしゃべりができることが嬉しいのよ。」

と、みなさん口を揃えておっしゃっています。
また、そういった場所でありたいという想いで、きずな工房は建てられています。
利用してくださる方がいるからこそ、名古屋への贈り物を届けることができています。
お母さんたちには、感謝の気持ちでいっぱいになります。
さて、次は「木工の部」の番です。講座のご報告をお楽しみに!
 

Nさんのラーメン、再び!

お世話になります。RSY飯田です。
4月のボランティアバス48陣の交流会の参加&夕食を作ってくれたNさん。
48陣活動報告ブログはこちら

ボランティアバス49陣のために、再びNさんにラーメン作っていただこうとお願いに行ったところ、
「声がかかるのを待ってたよ~」「今月も名古屋からボランティアさんが来るのよね!」と、
笑顔で迎えてくださいました。
お伺いした時に、同じ仮設住宅に住む同級生のお友達が来ていました。
ボランティアさんにラーメンを振舞った話を聞いて、スープを分けてほしいとお願いしたそうです。
その思いに、なんと小さな仮設住宅の台所でスープを作ったそう!そのスープを取りに来たところでした。
「ラーメン作ってからは、調子がいいんだよねぇ」と、身体も気持ちも健康になりイキイキとしたご様子。
「久しぶりにラーメンを作って、みんながおいしいって食べてくれた。その顔を見るだけで嬉しかった~。
久しぶりで疲れるかと思ったけど、翌朝起きたらなんだか胸がス~ってしたの。」と、
Nさんにとって、どれだけ充実した時間だったことでしょう。
お伺いした日の翌日、きずな館にはNさんの姿が。
前回使った材料の確認と、お買い物の日程を決めるための打ち合わせに来てくださいました。
Nさん、先月に引続き、はりきっていますよ!
「49陣のみなさん、楽しみにしていてくださいね~」by Nさん
 
 

宮城県七ヶ浜町報告【第101報】夏祭りへ向けて

皆様
お世話になっております。ボランティアきずな館 郷古です。
プロサーファー・プロボディボーダー・マリンスポーツ愛好者が中心となったボランティア団体、
「海の学校 in MIYAGI」(代表の方は七ヶ浜在住!)が主催とする、
「夏祭り WA-syoi」が昨年に引き続き、今年も開催されることになりました。
※「海の学校」とは度々一緒に活動としておりますが、
近いところでは昨年12月に子ども向けイベントを一緒に開催しました。
私たちレスキューストックヤードは昨年に引き続き、このイベントに参加することになり、
2週間に1回の運営スタッフミーティングを行なっています。
今は開催日の7月28日に向けて、企画内容を詰めている段階です。

【WA-syoi】とは・・・
WA = みんなと輪になって。
syoi = 逆さ読みで一緒にという意味。
そして、幼児にも人していただけるよう、
みこしの掛け声「わっしょい!」にかけて、ネーミングしています。

【コンセプト】は・・・
・海を知って、海を好きになってもらう
・未来に生きる子どもたちへのメッセージ
・町に住む方の活力を生む
となっており、
ミーティングでは本気でお客さんたちのことを考えて、
その日が「お客さんのためにもスタッフのためにも、七ヶ浜のためにも最高のイベント」になるように
努力する姿勢がとても素晴らしい!笑顔が絶えないミーティングです。
出店のルール、マスコットキャラクターや当日の人員配置などなどなど話し合っています。
7月28日は「海の学校 Wa-syoi 夏祭り」イベント、
7月29日は「仮設店舗商店街:七の市」イベントとありますので
是非、7月末は七ヶ浜へ!
さぁ、どんなお祭りになるのか・・・。乞うご期待!賑やか夏になりそうです。

きずな工房、「講座」準備中!

お世話になります。RSY飯田です。
5/16(水)、きずな工房の木工の部にて「イス作り講座」を開催します!
「七ヶ浜きずな工房ブログ」講座のお知らせはこちら

講座に向けて準備をしていくださっているのは、いつもお世話になっている、おなじみ大工のCさん。
当日は講師として、工具の使い方や組み立て方などご指導してくださいます。
また工具の使えない方や、女性も参加できるように、裁断した木材を組立てるだけの「キット」の作成も。
「(不器用な)あなたでも簡単に作れるっちゃ!」と、言われてしまいました。。
お父さん達は、ご挨拶や井戸端会議はするけど、足湯などには顔を見せてくれない方が多いんです。
そんなお父さんたちの参加を募るべく、お声掛けに、本日足湯の会場に潜入してきます!
お母さんたちにとっての、裁縫の部に引き続き、お父さんたちにとっての、新しい居場所となるよう、しっかりサポートしていきたいと思っています。

【ボランティア募集】6/9・10 どまんなか安心・安全防災フェアinオアシス21

みなさま
いつもお世話になっております。RSY事務局です。
6月9・10日に栄のオアシス21で行われる「安心・安全防災フェア」の当日・準備(7・8日)ボランティアにご参加いただける方を募集します!
■どまんなか安心・安全防災フェアとは?
地域住民の皆様に防災・減災の正しい情報・知識を発信する交流の場です。
消防団を中心にこれからの災害に強い街づくり、防災教育セミナー、防災減災応援支援デモンストレーション、中部地元物産、東北物産などの各地物産販売、防災・防犯・環境関連企業などが出展します。今後の防災に役立つ情報体感しながら学ぶことができます。
※イベントのチラシはこちらをご覧ください。
http://pioma.jp/sales/120609bousai.pdf
今回のイベントには、東北復興支援のブースが出展します。RSYも復興支援のチャリティーバザーを行います。昨年の防災フェスタでつながりのできた大須に店舗を構える「東北産直プラザ・みちのく屋」さんや、宮城県七ヶ浜町の復興応援スイーツを販売している中川区の洋菓子店「フィレンツェ」さん、また東北のお酒を集めたコーナーや、当団体が支援を続ける七ヶ浜町の工房などで作られた物品や特産品を販売するコーナーなども出展します。
■準備日の詳細
◇日時:
6月7日(木)13:30~17:00頃
6月8日(金)13:30~17:00頃
◇場所:
RSY事務所集合
http://rsy-nagoya.com/rsy/access
※名古屋市内の倉庫へ移動して作業する可能性もあります。
◇ボランティアの内容:
・チャリティーバザーで販売するものの運搬
・看板・価格表示・販促物などの作成
・チラシなどの印刷、準備
■イベント当日の詳細
◇日時:
6月9日(土)10:00~17:00(ボランティアの集合時間は9:00)
6月10日(日)10:00~16:00(ボランティアの集合時間は9:00)
◇場所:
会場:オアシス21 銀河の広場
地下鉄名城線・東山線 栄駅
朝の集合場所:参加できる方は搬入のご協力をいただきたいのでRSY事務所までお願いします。
RSY事務所・地下鉄名城線・桜通線 久屋大通駅から北へ徒歩3分
◇ボランティアの内容:
・チャリティーバザーのブースで物品販売
・通行人の方への呼びかけ
・商品の運搬(場合によってはRSY事務所に戻って物を運んだりする場合があります)
・バザー以外の出展者の方のお手伝い
などなど臨機応変に動いていただきたいと思います!
土日に栄のどまんなかで行われるイベントということでたくさんの来場者も見込めるのではないかと思います!!
ご家族や友人などお近くの方へもぜひぜひご案内ください。
■ボランティア申込について
事前に人数を把握したいため、お申込みをお願いします。
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・氏名:       (ふりがな)
・携帯電話:
・参加日・参加できる時間・集合場所
 7日・
8日・
9日・
10日・
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(参加日・記入例)
 7日・×
8日・13:30~17:00
9日・終日・RSY事務所集合
10日・13:00~最後まで・現地集合
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※終日の参加が難しい方も大歓迎です。来られる日・時間帯だけでもご連絡お願いします。
※メールの件名は「防災フェアボランティア」としていただけるとありがたいです。
※各自でボランティア保険へのご加入をお願いします。

つくば市へ向けボランティア資器材を搬出しました

皆さま
 お世話になります。事務局スタッフの高木です。
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 5月6日に発生した竜巻被害に対し、ボランティア活動に必要な資器材を本日午前、ボランティアとスタッフ計9名で名東倉庫よりつくば市へ向け搬出しました。
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 茨城県・栃木県で発生した今回の竜巻は、被害が一部地域に集中しており、瓦やガラスを吹き飛ばし、家屋の倒壊や基礎を持ち上げるなどの被害のみならず、人的被害もでています。週末に向け、復旧・復興に向け集まるボランティアに使用していただくために、資器材を搬出することとなりました。
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 急な呼びかけにもかかわらず、朝早くからボランティアの方々にお集まりいただき、一輪車のタイヤの取り付けやスコップの運び出し、現地では粉塵やガレキの散乱が見られることから、マスクや軍手、ゴーグルといった約30種類の資器材を4tトラックに積み込みました。
 レスキューストックヤードが加盟する「なごや災害ボランティア連絡会」では、地域の方や企業のご協力を仰ぎ、ボランティア活動に必要なスコップやデッキブラシなどの資器材をストックしており、宮崎県新燃岳の噴火災害や東日本大震災の被災地にも数多く提供してきました。様々な地域で使用された資器材は、搬出時の数より多く戻ってきたり、メッセージが書き込まれて戻ってくることもあります。戻ってきた資器材が、別の災害の復旧・復興やボランティア活動の支えとなり、ただの道具ではなく、想いのこもった道具として活躍をしています。
一日も早い復旧・復興をお祈りしております。
※事務局レポートで資器材をとりあげています。
詳しくはコチラ

幸せの黄色い絨毯

お世話になります。RSY飯田です。
七ヶ浜のある一角に、菜の花畑を見つけました。

散歩中のお母さんに話を聞くと、菜の花の除塩の効果を調べるために、試験的に種をまいたのだとか。
1つの田んぼにだけ、黄色の絨毯が敷き詰められていました。
このすぐ隣を走る道路は、お隣の多賀城市へ出るためのメイン道路。
行き交う多くの人を、少しだけ幸せな気分にしてくれているようです。


しかし、この周辺の田畑の清掃は、まだ終わったわけではありません。
普通の田んぼに見えてしまいますが、ガラスや細かい生活用品の欠片が土壌を被っています。
黄色い絨毯の脇の土のう袋が、残した爪痕の深さを物語っているようでした。

宮城県七ヶ浜町報告【第100報】春の暖かさと足湯で心も体ぽっかぽか

皆さま
いつもお世話になっております、きずな館スタッフの清水です。
今の七ヶ浜町は、ゴールデンウィーク中に満開だった桜も今では葉桜となり、暖かい風が吹くようになりました。長い冬を越えて仮設住宅では、外でおしゃべりする人も増えてきたように感じます。
さて、4月の足湯についてですが、利用者 93人・ボランティア 49人・回数 9回 でした。ボランティアの数よりも利用者の数が多いことはとても嬉しいことですが、足湯を続けるにあたってボランティアの数が少ないのはとても厳しいです。ある時は、ボランティア5人に対して利用者20人という時もありました。震災から1年経ちますが、まだまだボランティアは必要です。ボランティアの活動はがれき撤去や炊き出しだけではありません。足湯ボランティアのような人の心に寄り添うことも大切です。機会があればぜひ、参加してみてください。
*最後に4月のつぶやきの一部を紹介します。
・足が冷たくなるからカイロはったら火傷した。なかなか治らない。手とか足が冷えるんだよね。船は全部流されたけど、何とか手配して息子と孫が乗ってる。いろんな事して海外のオーストラリアも行ったんだよ。こうやってボランティアの人が来て足湯とかやってくれるのありがたい。ここは女ばっかりで男は出てこないんだ。(70代 男性)
・今日は子供たちがいて賑やかでよかった。子供のことをも見てくれるのも助かってるよ。この仮設住宅の年配の男の人たちもいろいろイベントに誘っているんだけど「集会所で○○やってるから来てよ~」と言っても「は~い」というんだけど、外で日向ぼっこしてるときあるよ。男の人たちは一体何をしているかわからないよ。集会所に集まっている人達で「弁当集めて食べよう」と会話する時があるよ。もっと暖かくなって花見ができるようになったら、弁当寄せ合って屋外で楽しみたいと思ってる。(40代 女性)
・いつもおばあちゃんと一緒に来てるの!だけど、足湯は初めて。(6歳 女の子)
・生まれも育ちも七ヶ浜。4人兄弟は皆健在。今までは子ども時代から畑仕事だのずーっと忙しかった。仮設住宅に入るまでの3ヵ月間は多賀城の妹の家に世話になっていた。姉妹とは言っても気を遣い、仮設にいる方が幸せ。やっぱり地元がいい。地元を離れたくない。(80代 女性)
・電力所が爆発して燃えちゃって、仙台空襲みたいだったのよ。私たち逃げたんだけど、仙台空襲思い出しちゃうから見れなかった。みんな目をそらしてたの。松島きれいだったでしょ。でも、前の方がもっときれいだったの。仕方ないね。家も流されちゃってね。でも、2階だけは残ったの。お金もタンスも全部流されちゃった。(70代 女性)
足湯

菖蒲田浜の今…そして、これから。

お世話になります。RSY飯田です。
七ヶ浜町は、名前の通り7つ浜のある町。
その中で一番大きくて、観光名所として有名な「菖蒲田浜」。
浜の松林は大きな被害を受け、まばらな状態のまま1年が過ぎました。
浜

 

2011年夏には「浜再生プロジェクト」や「復興祭」などで清掃活動が活発に行われました。
しかし、復旧が優先されるのは住宅地で、それ以外の場所は作業が進みません。
道路も陥没したままで水が引かず、奥に見える公衆トイレも震災当時のままです。
住宅

 

菖蒲田浜地区は甚大な被害に見舞われ、退去を余儀なくされました。
津波の被害に耐えた町営アパートも、解体工事真っ最中です。
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そんな状況の中、傾きつつも葉を付ける松の幹元に、新芽がたくさん出ていました。
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現在RSYは、昨年度も行いました夏祭りの話し合いに参加をし、
浜の夏のイベントに向けてブース出店を計画をしています。
熱く盛り上がる夏の七ヶ浜を、地元の方と一緒に盛り上げていきたいと思います!

宮城県七ヶ浜町報告【第99報】湊浜元気祭

お世話になります。RSY飯田です。
先日、湊浜地区にて「湊浜元気祭」が行われました。
例年は桜が散ってしまう頃に行なっていたそうなんですが、
今年の桜は開花が1週間程度遅れ、このお祭りに一役買ったようです。
桜の散る中のカラオケ大会や餅まきに、大勢の方が参加されました。
昨年と違うのは、近くに仮設住宅の方にもお祭りの案内を送ったりして、
他地域にお住まいだった方も、一緒に楽しもうという地域の姿勢が見られたこと。
そして、前日の餅まきのお餅の準備や当日のお手伝いに、ボランティアが入ったということ。
お祭りは地域の壁を超えて、大賑わいでした!

 

2回目の餅まきには、スタッフ石井・郷古も参加。
袋や帽子、割烹着を使っての餅拾いは、みなさんの素早さにビックリ!
こどもたちも楽しそう♪

 

お祭りを楽しんでいると、あるグループから声をかけられ、一緒にお花見を楽しむこととなりました。
震災当時から七ヶ浜で支援を続けていることを伝えると、
「何かお手伝いすることありませんか?って声かけてくれた人がいたのよねー」
「男性と女性の2人で来てくれたのよ。」と話されました。
当時RSYは、石井と女性ボランティア2人で、この湊浜地区に足を運んでいました。
お互いの記憶がハッキリしていないものの、もしかしたらあの時の?と思わざるを得ません。
ほんの小さな出逢いでも覚えててくださり、こんな偶然の再会ができるなんて。と、
不思議なご縁を感じた日となりました。