【お知らせ】本日(8月7日)は台風の影響でRSY久屋事務所を15時で閉所します

みなさま
いつもお世話になっております。レスキューストックヤードの浜田です。
台風5号の影響により、本日夕方より愛知県・名古屋市が荒天となる予報が出ています。
すでに、暴風警報も出ていることから
スタッフの安全を考え、本日は15時をもって、閉所させていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご容赦ください。
みなさまも十分にお気を付けください。
以上、よろしくお願い致します。

活動寄付をいただきました

「今回の集中豪雨被災地での支援活動に役立ててほしい」と

中部土木株式会社様より、寄付金をいただきました。

中部土木様には、トイレカー(本来は、工事現場に臨時に設置する用)も

被災地に無償で貸し出ししていただいています。

土木業というお仕事柄 、被災地で「今」必要なものについて

よく理解されていて、いつも助けていただいています。

ありがとうございました。

大切に使わせていただきます。

【第14報】九州豪雨水害に関わるRSYの支​援活動について(8月3日)

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。
RSYは震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク (JVOAD)の連携団体らと協力し、平成29年九州北部豪雨災害と、秋田県豪雨災害の被災地にて 支援活動を継続しています。

現在は、大分県日田市に松永(RSY事務局次長)と松山(震つな事務局長)を、秋田県大仙市に 横田(震つな事務局スタッフ)を派遣しています。日田市には、震つなの活動拠点も設置され 、静岡、名古屋方面からのボランティアの受け入れも予定されています。

福岡県朝倉市にて、避難所支援を中心に活動していた浦野は、現地で活動するNPO・NGO団体らに活動を引き継ぎ、29日(土)に名古屋に戻りました。

週末にかけては、台風5号の影響も心配されており、熊本を含め、被災地で生活する住民の皆さ んの不安感や、やるせない思いは、はかり知れないものだと思います。
引き続き皆さんのご支援・ご協力をよろしくお願い致します。

以下、現地に派遣されているスタッフからの報告です。
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▼日田市での活動の様子
(報告:松永)
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松永は、震つな加盟団体らと協力し、今後の生活支援や集落の復興支援を見据えて、地元行政 ・社協らと意見交換を重ねています。同時に、避難所や地域での足湯・炊き出しプログラムの 調整、在宅にいる被災者のヒアリング、日田市災害VC大鶴サテライトの運営サポート等を行っ ています。

【被害状況】
・自治会の中では56自治会に被害あり
・床上344、床下649、一部損壊13、半壊30、全壊12、土砂流入5 (社協カウント、水没したと ころや倉庫は除いている)
・床上被害多い順:大鶴92件、光岡87件、咸宜43件
・床下被害多い順:咸宜247件、桂林97件、光岡74件
・一部損壊・半壊・全壊のいずれも多いのが大鶴

【被災地の課題】
・7月末の時点で、住民からのニーズ約450件に対して完了数は約300件。家の中の泥だしは大方 完了してきた雰囲気だが、未だ約150件のニーズが継続中。泥を出した後は家具の移動、泥の拭 き取り、洗濯、食器の洗浄、細々とした作業が残るので、ニーズの変化に合わせた段階的な支 援が必要になる。
・住民は雨に対して大きな不安を抱えている。土嚢を積んでおいてほしい、少しでも雨が降る と怖くて眠れない、などという声もあり、不安を取り除くための対応が必要。
・コミュニティの分断が始まっている。5年前にも水害に遭っており、また今回も被害を受けたということで移転を決めた人も出始めている。
・連日35℃を越す猛暑の中での作業で住民の体も限界。大きく調子を崩す方も増えている。食 欲が沸かない、過労とストレスの蓄積で、救急搬送された方も。泥かきや瓦礫撤去と同様に、 衣食住をはじめとした暮らしの営みを支える支援メニューが必要。
・プールはこの地区の子どもにとって貴重な遊び場だが、監視員の確保ができずプール開放が 中止になっている。通常の夏の行事も中止になりつつあり、子どもたちの思い出づくりの機会 や遊びがない。

【外部からの支援】
〇支援団体情報
・現在約20団体が活動中
・静岡茶の国会議は8月4日、山際公民館(大鶴地区上宮町)にて、炊き出し・足湯ボランティ アを実施。大分県弁護士会、行政書士などによる相談コーナーも併設予定。
・そなえざーしずおかは8月3日から2日程度、ケアマネを同行して日田市入り。
・名古屋の防災ボランティア団体より数名が8月10日~13日まで足湯ボランティア等で活動。
・愛知人は作業系の支援に従事。
・被災地NGO恊働センターは避難所、災害VC支援に従事。  など

〇住民の声
80代女性
引っ越し先を探しとるけど、新しい土地での生活が心配なんよ。80数年生きてきて、まさかこ んな人生になるとはおもーちょらんやった。

50代男性
ボランティアに本当にお世話になった。だけど、ボランティアがいないといけない地域にはし たくない。被災は大きいが、地域の中から「みんなで頑張ろう!」という人が出てくればいい が、なかなか難しいね。

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▼秋田豪雨災害
(報告:横田/震つな事務局スタッフ)
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○大仙市災害ボランティアセンター西部
【本日の活動】…7件
・協和(湯野沢)地区:泥出し、小屋の清掃など…3件。ともに完了。
・刈和野地区:室内清掃、ゴミ出し…1件。一旦終了。
・峰吉川地区:家財運搬、泥出し、ほか…複数件。継続。
・下淀川地区:泥出し…1件。完了。
・中淀川地区:泥出し、家財運搬…1件。継続。

床下に撒く石灰がVCに届いておらず、臭いに対しての声があがっていた。
午後に消石灰がVCに到着したため、資材班が当日中に届けるなどしている。
消毒にはオスバンも使用。

大仙市では災害救助法が適用になったことから、半壊以上の世帯には応急
修理制度が使える可能性があるため、冊子の記載を見せながら説明する
機会が何度かあり、制度面の丁寧な説明の必要性を感じた。

2つの地区で学生ボランティア(IVUSA)や陸前高田市の高校生(野球部)
が風組関東などとともに活動している。活動内容の多くは床下の泥だし、
と家屋周辺個人敷地内の土砂の撤去、漂流物の除去など。

下淀川地区は1階の真ん中くらい(床上1m以上)まで浸水しており、
他地域と比べて漂着物も多く、家そのものへの損傷もある。
その他、ひのきしん隊に床はがしを担当いただけないか打診したところ、
持ち帰り検討の後、早急に回答いただけるとのこと。(実施できるかどうかは未定)

○被災者の声
・「普段は朝4時くらいに起きれた。血圧の高い方だから散歩とかはしないけどね。
でも水害にあってから朝起きれなくなった。」(7~80代男性)

・「浸水後、役場の人が家の周りを見ていったけど、たぶんうちは床下だから補償の
対象になら ない。でも、ここももうじき引き払うからいい。ここら辺は堤防の
関係でなくなるから。」(60代男性)

・「(冊子を手にしながら)ちゃんと、こういうものがあるんだ。役場は教えてくれない」(50代男性。東京へ単身赴任の方)

・「畳あげをしてから、臭いがひどい。床はがしをしたはいいが早く消毒したい」
(50代男性)

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▼街頭募金活動を行います(担当:林)
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※ご協力頂いた寄付金は、現地での情報収集や、被災地の方々の生活支援のために活用致します。

【日時】
・8月5日(土)10:00~12:00/13:00~15:00
・8月6日(日)10:00~12:00/13:00~15:00
※帰りの荷物運び・募金額の集計(事務所で行います)もお手伝いいただけると有難いです。
(~17:00には終了予定)

【実施場所・その他】
・場所/名古屋駅ナナちゃん人形前
・内容/平成29年九州地方豪雨 被災地支援活動募金
・連絡先/090-5000-8386(RSY林)

参加を希望される方は、下記をRSY事務局(info@rsy-nagoya.com)までご連絡ください。当日飛び込みも大歓迎ですが、なるべく事前にご連絡いただけると幸いです。
①お名前:
②連絡先(できれば携帯電話):
③参加可能日時:
④参加人数(代表者が申込む場合):
※大雨・洪水・暴風・大雪いずれかの警報が出ていたら中止とします。

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▼JVOADより
災害時のボランティアバスツアーに係る旅行業法上の取り扱いについて
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観光庁は昨年、NPOや社協、ボランティア団体らが参加費を徴収して運行するボランティアバス企画が、旅行業法に違反するとし、中止を求める通達を出しました。しかし、災害ボランティアバス・ツアーは、大きな被害を受けた住民や地域の復旧・復興に貢献できる重要な活動です。そこで、JVOADおよび、災害ボランティア支援プロジェクト会議(支援P)らは、この間、関係省庁等と意見交換や勉強会を重ねてきました。

その結果、緊急性・公益性の高い活動にについては、一定期間、旅行業法に特例が設けられ、 一定の条件の下で、主催団体が自ら参加者の募集、料金収受を行えることとなりました。

とはいえ、今回の通知を受けてもなお、安全性や無報酬性等が担保された企画でなければなり ません。そこで、私たちが自身が引き続き留意する点について、別紙にまとめました。

所属団体や加盟するネットワーク等のホームページやメーリングリスト等で、広く拡散いただ きますようお願いいたします。

★詳細はこちらをご覧下さい。

観光庁通知

災害ボランティアバスツアーを企画するみなさまへ

安全運行チェックリスト

都道府県担当課等一覧

もっと詳しく、またわかりやすい解説がNPO法人みえ防災市民会議のHPにありますご覧ください。

同じくみえ防災市民会議の「みえ発!災害ボラパック~安全運行・法令遵守編~」も通知を反映した内容になっています。

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▼その他、インフォメーション
これから被災地に行かれる方へ
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○ボランティアバスの運行情報
NPO法人 KIプロジェクト

【追加・変更】九州北部豪雨ボランティアバス

○「災害ボランティア活動目からウロコの安全衛生プチガイド」
災害ボランティア活動を安全に行うためのガイドブックです。
事前に読んでから被災地に向かいましょう。
★発行:ボランティアの安全衛生研究会
http://www.bousai-vol.jp/110315mekara.pdf

○RSYホームページに「災害ボランティアの予備知識」を掲載しています。
服装や心構え、配慮する点などが紹介されています。
★RSYHP
http://www.rsy-nagoya.com/volunteer/volknowledge.html

○震つな冊子「水害にあったときに」~浸水被害からの生活再建の手引き~
水害にあってから再建までにやるべきことの手順が分かりやすく丁寧に書かれています。被災
された方々も、支援者も必見。できるだけ早く避難所、在宅避難者の方々の手にお届けで居る
よう、社協や支援団体らと協力して配布します。
★震つなブログに掲載
http://blog.canpan.info/shintsuna/
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▼寄付金ご協力のお願い(随時)
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※皆様からお預かりした大切な寄付金は、RSYスタッフの現地での活動や、被災地の方々の生活 支援のために活用致します。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。
https://kessai.canpan.info/org/rsy/donation/
「九州豪雨災害支援のための寄付金」よりお申し込み下さい。
※団体へのメッセージ欄に「活動寄付」とご記入ください。

<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。

<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

【RSY】8月最初の週末、街頭募金やります!

みなさま
お世話になっております。レスキューストックヤード事務局です。
レスキューストックヤードでは、
日田市に加え、今週からは秋田県にもスタッフを派遣しています。
被災された方々からは、
「お盆までには、なんとかしたい」とのつぶやきが聞かれます。
今週末、九州北部豪雨の被災地支援活動のため、以下のように街頭募金を行います。
みなさまのご協力をお願いいたします。
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街頭募金活動を行います

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※ご協力頂いた寄付金は、現地での情報収集や、被災地の方々の生活支援のために活用致します。
【日時】

・8月5日(土)10:00~12:00/13:00~15:00

・8月6日(日)10:00~12:00/13:00~15:00

※帰りの荷物運び・募金額の集計(事務所で行います)もお手伝いいただけると有難いです。
(~17:00には終了予定)

【実施場所・その他】

・場所/名古屋駅ナナちゃん人形前

・内容/平成29年九州地方豪雨 被災地支援活動募金

・連絡先/090-5000-8386(RSY林)

参加を希望される方は、下記をRSY事務局(info@rsy-nagoya.com)までご連絡ください。当日飛び込みも大歓迎ですが、なるべく事前にご連絡いただけると幸いです。

    記

①お名前:

②連絡先(できれば携帯電話):

③参加可能日時:

④参加人数(代表者が申込む場合):

※大雨・洪水・暴風・大雪いずれかの警報が出ていたら中止とします。

災害ボランティアバスに関する観光庁からの通知について

みなさま

災害時のボランティアバスツアー(RSYでは、通称「ボラバス」と呼んでいます)について、

一定条件のもとに、NPOやボランティア団体が実施しても、旅行業法に抵触しないという通知がでました(2017年7月28日)

これにより、昨年来、少々窮屈になっていた被災地への「ボラバス」が行いやすくなると同時に、安全に実施しなければならない責任を改めて認識しています。

 

一定の条件とは?

1)参加者名簿を提出すること。

※提出先は、被災または送り出しの自治体、または社会福祉協議会等準公的団体。

2)観光庁が災害ごとに定める適用期間内であること。

※今回(7月28日から)対象になったのは、現時点では、①九州北部豪雨被災地での支援活動の「ボラバス」だけですに加え、②秋田県の水害被災地(8月3日追加)と昨年4月14日に発生した③熊本地震被災地(8月8日追加)で、期間は、追って通知されます。

3)ボラバス事業を安全に実施するための運営体制が確立されていること。

※具体的には、責任者が明確で事業実施中、連絡が取れること。

関連法令について知識があること。損害賠償責任保険等に入っていることなど、

旅行業法云々以前に、真摯に守らなければならない点です。

 

 

もっと詳しく、またわかりやすい解説がNPO法人みえ防災市民会議のHPにありますご覧ください。

 

同じくみえ防災市民会議の「みえ発!災害ボラパック~安全運行・法令遵守編~」も通知を反映した内容になっています。

 

読売新聞の記事「ボランティアツアー容認、豪雨被災地 緊急性重視(読売新聞2017/7/29)」全文はコチラ

【第13報】九州豪雨水害に関わるRSYの支​援活動について(7月27日)

みなさま
お世話になります。RSY事務局です。
平成29年7月九州北部豪雨水害において、福岡県朝倉市と大分県日田市に現地入りしている浦野・松永からの報告をお届けします。
尚、九州地方の豪雨に続き、秋田県でも水害が発生しています。
現地には災害ボランティアセンターが設置され、支援活動が展開されていますが、ボランティアの数は少なく、こちらにも多くの人々の協力が必要です。
★全国社会福祉協議会 情報関連サイト
これに伴い、栗田は、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)からの派遣として、週末から現地入りすることになりました。災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)や、地元自治体、社協等関連団体らと、今後の支援体制について協議を行う予定です。
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▼日田市での活動の様子(報告:松永)
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松永は、地元の地域おこし協力隊と共に、外部NPO窓口、大鶴サテライト運営サポート、関係機関(行政、社協、自治会など)との調整機能として活動しています。その中で、住民らへの情報周知のための掲示板の設置、子どもの遊び場や、在宅の方々の休憩・憩いの場作りなどが課題として上がっており、実施に向けての検討も進んでいます。
〇避難所
・本日、夜明公民館(2世帯6名)を地域おこし協力隊、アドラジャパンらとともに訪問。12畳程度のスペースに6名が雑魚寝していた。マットレスの支給は人数分なく、もらえていない人もいた。また枕がないため座布団を枕にして生活していた。夕方は温泉に向けてのバス送迎があり。90歳を越すお年寄りもいる。
・現在は、避難所5ヵ所約50名程度が避難。しかし、足が不自由だがみなし仮設住宅の入居可能な場所が、高層階かつエレベーター無し等で入居できない方、また自宅に戻れるが避難所の環境がよく残っている方などがいて、避難所によって避難理由は様々。
〇みなし仮設住宅
保健師より、みなし仮設住宅入居者には、市が家電セット(エアコン・冷蔵庫・電子レンジ)を提供している。
〇支援団体の動き
・アドラジャパン:明日より、金~日まで看護師2名を派遣しVCの熱中症対策等で動く。その後は、今回を含めて3週間の看護師派遣を行う予定。
・曹洞宗ボランティア:被災者の保養企画を盆すぎに計画するために、ニーズ調査を行っている。
〇住民の声
50代女性
自宅を改装して、コーヒーを飲みながら住民が集う場をつくりたいと思っていた矢先の水害。上手くいかないねー。田んぼに山水が入ったことで、稲の周りが雑草だらけ。雑草があると稲と一緒に刈れんきだめね。種が落ちる前に刈り取って燃やさなね。
70代男性
ボランティアの人が来てくれて本当助かるね。みんな高齢だから、自分たちでなんとかしたくてもでんきからね。
70代男性
みんな話聞いてもらいたいんよ。高齢者の中で食事が取れん人がおるから、心配ね。
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▼朝倉市での活動の様子(報告:浦野)
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浦野は、ふるさと課(集落支援員)、介護サービス課らと連携し、全避難所7箇所への布団、シーツ、枕の導入に向けて活動しました。行政の物資倉庫在庫はあっても、人手や車の手配ができず物が早く行き渡らないとう課題があり、3週間経っても薄いマットで生活している方が半数いらっしゃいました。
運搬には、エフコープさんからトラックの手配と社員ボランティア2名の派遣を頂きました。また、ピースウィンズジャパンを通じて、避難者全員に対し、IKEAよりシーツの替えとタオルケットの配布が行われました。
○住民の声
60代男性
畳の部屋を頂いているので贅沢は言えんと思っていたけど、薄いパットでは背中が痛くてよう眠れんかったです。布団を替えるついでに、部屋をみんなで掃除します。ありがたいです。
80代男性
もう固いところで寝るのになれてしまったけど、布団の上で寝られるのはやっぱり極楽だねぇ。
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▼その他、インフォメーション
 これから被災地に行かれる方へ
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○ボランティアバスの運行情報
NPO法人 KIプロジェクト
○「災害ボランティア活動目からウロコの安全衛生プチガイド」
災害ボランティア活動を安全に行うためのガイドブックです。
事前に読んでから被災地に向かいましょう。
★発行:ボランティアの安全衛生研究会
○RSYホームページに「災害ボランティアの予備知識」を掲載しています。
服装や心構え、配慮する点などが紹介されています。
★RSYHP
○震つな冊子「水害にあったときに」~浸水被害からの生活再建の手引き~
水害にあってから再建までにやるべきことの手順が分かりやすく丁寧に書かれています。被災された方々も、支援者も必見。できるだけ早く避難所、在宅避難者の方々の手にお届けで居るよう、社協や支援団体らと協力して配布します。
★震つなブログに掲載
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▼寄付金ご協力のお願い(随時)
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※皆様からお預かりした大切な寄付金は、RSYスタッフの現地での活動や、被災地の方々の生活支援のために活用致します。
<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。
「九州豪雨災害支援のための寄付金」よりお申し込み下さい。
※団体へのメッセージ欄に「活動寄付」とご記入ください。
<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

【第12報】九州豪雨水害に関わるRSYの支​援活動について(7月26日)

みなさま
お世話になっております。RSY事務局です。
被災地は連日猛暑が続いており、住民やボランティアの疲れは日ごとに蓄積しています。
今回の水害の犠牲者は35人。今なお6人の不明者がおり、警察や消防は400人体制で捜索を継続しています。
壊滅的な被害に遭った福岡県朝倉市の松末地区は、犠牲者が14人と集中。今も5人の安否が分かりません。そんな中、16日にようやく地区に通じる一部の県道の応急工事が完了。22日から手付かずだった家に本格的にボランティアが入り活動を始めています。
また、同地区自治組織は23日、豪雨後初の住民集会を開きました。再会の喜びや今後の生活への不安が多く聞かれましたが、「松末のためにみんなで頑張ろう!」と、地区の再建に向けて一歩を踏み出そうとする声も上がっています。
大分県日田市は、農地と農業用施設の被害が37億5千万円に上ることを明らかにしました。特に川沿いの被害が目立ち、現在松永を派遣している大鶴地区に被害件数の4割が集中しています。
7月23日時点で、日田市災害VCに寄せられたニーズ総数426件に対して完了は212件。半数が継続または新規ニーズとして残っています。同様に朝倉市ボラセンはニーズ総数1132件に対し、完了は182件。両地域とも、平日のボランティア数は土日の半分となり、連休をピークにボランティア数は減少の一途を辿っています。
自宅の再建、生業復旧、長引く避難生活や次の住まいの確保など、すぐに答えの出せない課題が山積する中で、在宅・避難所共に疲れきった表情の住民の姿を多く見かけます。なるべく人に迷惑をかけない、自分達でできることは自分たちでやる・・・山間部に住む方々の我慢強さ、踏ん張りの強さには尊敬の念を抱かずにはいられません。200%もの力で頑張り続けている被災者の皆さんの心身の負担が少しでも軽減できるよう、多くの皆さんのご協力をお願いします。
以下、松永(日田市)、浦野(朝倉市)からの報告です。
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▼日田市での活動の様子(報告:松永)
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・大鶴地区瀬部集落は1m程浸水と土砂流入被害。住民の車が被災し、レンタカーを利用する世帯があり、カーシェアリング協会の車レンタル支援に繋いだ。
・ボラセンのニーズベースで完了となっているお宅も「今週中にはフローリングを剥がすからボランティアに泥出しをやってほしい」など、追加ニーズが増えている。
・土砂被災地域の側溝が埋まっている箇所が多く、住民から「雨が降るとまた家に水が入ってきてしまう」と撤去依頼が来ている。
・個別訪問で60代女性に声をかけると、「床あげたけん、タンスの布団が取れんのよね。手伝ってもらえる?」とのことで、その場で対応。ボラセンには上がってこない細かなニーズが潜在しているため、その場でヒアリング、その場で対応できる「おせっかい隊」チームが必要。状況を見ながら、大鶴サテライトだけでも結成を進めていく。とにかく人手不足。
〇住民の声
70代女性
家の中でカビの臭いがするので住めない。ようやく新居を見つけて契約した翌日に、市役所の支援があることがわかったんよ。もうちょっと早くわかればね。引っ越しが決まったけど、お隣さんが「また戻ってきてね。まってるよ」の声に涙が出てきた。けど、戻りたい気持ちもあるけど、家の状況を考えたらね。複雑な気持ちから涙がでるんよ。
自治会の寄り合いがあり、側溝の土砂つまりを市に対応してもおうとの声が周りから出ていたけど、お父さんが「行政ばかりに頼ってばかりはだめ。自分たちでなんとかしよう」って押し切ったんよ。自分たちも頑張らんとね。
70代男性
家は基礎までえぐられてもう住めんわ。けど、解体の補助金がでらんらしい。しかも泥があると費用が高くなるらしい。解体するからボランティアはいいと思いよったけど、いまからボランティアお願いできるやろうか。
60代男性
自宅の横の畑に夏野菜を植えてたんよ。しかも、今年はいつもより力を入れて小さなビニールハウスつくったりね。それが全てだめになってしまった。
70代女性
ご飯はほとんど喉を通らんね。被災者は市内の温泉に無料で入れとるき助かるんよね。いつもは温泉に行くとお風呂に何回も入ってね。けど、被災した後は体こすってすぐ上がるようになった。もう疲れた。豪雨の前は美味しいお茶を取り寄せて飲んでたんよね。落ち着いたら美味しいお茶飲みたいね。
80代男性
ボランティアに人には本当に助けられたね。今日までに延べ100名くらいが来てくれたよ。
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▼朝倉市での活動の様子(報告:浦野)
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浦野は主に7箇所に設置された避難所の環境改善と、行政・NPOらとの支援体制づくりを継続中。また、昨日のJVOAD・NPO情報共有会議に出席した、地元ボランティア連絡協議会らと共に、29日(土)ボラ連緊急集会を開催予定。関係者からは、「被害が少なかった地区のボランティアは、自分にできることがあれば手伝いたいと思っている。でも何ができるか分からず手をこまねいている人が多い」とのコメントが寄せられました。地元ボランティアの想いや真心が、被災された方々に繋がるようお手伝いしていきます。
○避難所の状況と課題
★入居状況:7箇所・297世帯・580名
ピーポート甘木(44世帯86名)
フレアス甘木(11世帯16名)
朝倉地域生涯学習センター(31世帯62名)
らくゆう館(55世帯110名)
三奈木コミュニティセンター(18世帯38名)
杷木中学校(84世帯160名)
サンライズ杷木(54世帯108名)
★課題と対応
・寝具の改善、ダニ・カビ対策
⇒全世帯を対象に希望者へ布団の支給、シーツ・毛布の交換を実施中。
・体調不良者増加(発熱・気管支炎など)
⇒常駐NPOらが、地域包括、医療チームらと連携し早期対応していく。
・生活不活発病の防止
外部ボランティアによるリラクゼーションや子どもの遊び場は断続的に実施されているが、高齢者向け機能訓練や役割づくり、集いの場、物づくりなどのプログラムが不足。地元ボランティアの介入で改善を図る。
・生活再建に関する相談
⇒弁護士らによる避難所巡回スタート。全避難所への震つな作成「被災した時に」の配布完了。
・帰宅支援
⇒ライフラインが復旧し、自宅に帰れる方については、行政・NPOが協力し帰宅支援を実施していく。帰れない理由がある場合は、不安材料を一つずつ取り除きながら帰宅を後押しできるよう対応。各避難所共有の調査フォームを作成中。
★災害関連死防止情報
九州北部豪雨の避難生活が長期化していることを受けて、避難生活で関連死を防ぐための注意呼びかけが実施されています。震つなの取組みも紹介されています。
NHKのニュースサイト、NHK NEWS WEBに掲載
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○在宅避難者への対応
・27日より、地域包括支援センターが一人暮らし、高齢者世帯らの訪問開始。
・障がい者手帳があり、被災地域に住む120名の障がい者の安否確認は、福祉事務所が継続中。現在までに約100名の安否を確認。避難所にいる障がい者については、状況を把握し個別対応中。手帳のない障がい者については不明。
・行政とNPOによる被災全世帯個別訪問開始に向けて準備中。
○住民の声
50代男性(松末地区)
まだ行方不明の方が5人いる。全て名前が言える。みんな知っている人たちばかり。捜索が続いているうちは、通行止めが解除されないので地区には入れないが、今は待つしかない。最後まで見届けなければと思う。避難所ではこれまでよくしてもらっているので泣き言は言いたくない。地区が一致団結しないと。でもみんな疲れてきているからギクシャクすることもある。それが一番つらい。薄いマットだけでは畳の上でも背中が痛い。限界とは言いたくないが、このタイミングで布団がもらえるのは本当にありがたい。とにかくみんなで前向きにこれからのことを考えなければ。
89歳女性(三奈木地区)
私は一人暮らし。激しい雨の降る中、家の2階でろうそく一本で過ごした。本当に怖かったし不安だった。夜が明けてから自衛隊が来ておんぶされて川を渡った。家は全壊。帰る場所がない。水害前は家で田んぼや畑の世話をしてたけど、ここにいての仕事は洗濯物を干すぐらい。何もしないことがくたびれる。
80代夫婦(佐田地区)
今は娘のところに世話になってるけど、何にも情報が入ってこない。避難所にくれば何か聞けると思ってきた。水害の時、目の前に流木が束になって襲ってきた。避難の途中夫と離れ離れになってしまって。地域の人が車に乗せてくれて6人で避難。川の水で流されるか、山からの流木でやられるか、生きるか死ぬかの状況だった。1本のペットボトルの水を6人で分け合いながら一晩過ごした。避難する前に娘と電話が繋がり、避難所で落ち合うことを約束した。娘は甘木に住んでいたので山間部がひどい状況になっていることには全然気付いていなかった。長靴を履いて逃げたが、膝まで泥水がきたので靴が脱げて裸足だった。5年前の水害で田んぼが壊滅的な被害に。去年やっと復旧作業を終えて田植えが出来たのに、今回さらにひどい被害を受けた。ここから再建は考えられない。もうあきらめるしかない。
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▼中部土木株式会社様より、トイレカーを無償貸与頂きました
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中部土木株式会社様より無償貸与を頂いているトイレカー10台は日田市と朝倉市の被害集中および断水集落に無事設置が完了しました。住民の方々に大変喜んで頂いております。
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▼その他、インフォメーション
 これから被災地に行かれる方へ
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○ボランティアバスの運行情報
NPO法人 KIプロジェクト
○「災害ボランティア活動目からウロコの安全衛生プチガイド」
災害ボランティア活動を安全に行うためのガイドブックです。
事前に読んでから被災地に向かいましょう。
★発行:ボランティアの安全衛生研究会
○RSYホームページに「災害ボランティアの予備知識」を掲載しています。
服装や心構え、配慮する点などが紹介されています。
★RSYHP
○震つな冊子「水害にあったときに」~浸水被害からの生活再建の手引き~
水害にあってから再建までにやるべきことの手順が分かりやすく丁寧に書かれています。被災された方々も、支援者も必見。できるだけ早く避難所、在宅避難者の方々の手にお届けで居るよう、社協や支援団体らと協力して配布します。
★震つなブログに掲載
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▼寄付金ご協力のお願い(随時)
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※皆様からお預かりした大切な寄付金は、RSYスタッフの現地での活動や、被災地の方々の生活支援のために活用致します。
<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。
「九州豪雨災害支援のための寄付金」よりお申し込み下さい。
※団体へのメッセージ欄に「活動寄付」とご記入ください。
<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

RSY事務局/浦野
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★2015年4月1日より当法人は「認定NPO法人」となりました。
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▼認定NPO法人にご寄付いただきますと・・・
・個人の方は、確定申告することで、所得税等の控除が受けられます。
・法人様からのご寄付に際しては損金扱いが可能となります(上限あり)。
※RSYの賛助会員の場合、寄付者扱いとなります。詳しくは事務局まで!

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認定特定非営利活動法人レスキューストックヤード(RSY)
(名古屋事務局)
〒461-0001 名古屋市東区泉1-13-34 名建協2F
TEL:052-253-7550   FAX:052-253-7552

(七ヶ浜町事務局)
〒985-0802
宮城郡七ヶ浜町吉田浜字野山5-9 老人福祉センター浜風内
TEL:090-9020-5887

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【第11報】九州豪雨水害に関わるRSYの支​援活動について(7月24日)

みなさま
お世話になっております。RSY事務局です。
平成29年7月九州北部豪雨水害からもうすく3週間が経とうとしています。
被災地では、毎日2,000名以上がボランティア活動に当たっていますが、被災地ごとに焦点を当てると、まだまだ人手は足りません。
松永を派遣している大分県日田市では、RSYが事務局をつとめる「震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)」加盟団体同士が協力し、隣接する福岡県東峰村も含め支援活動に当たっています。
松永は、主に日田市災害ボランティアセンター大鶴サテライトを中心に、ニーズ把握、泥かき・ガレキ撤去のボランティアコーディネート、在宅避難者らの生活支援体制づくりなどに取り組んでいます。震つなでは、今後数ヶ月間の長期的な支援を見込み、市内に活動拠点を構えることも検討中です。
一方朝倉市は、JVOAD連携団体らが協力し、避難所の環境改善に取り組むと共に、これまで手が回っていなかった在宅にいる被災者の実態調査などを進めつつあります。
全体としては、仮設住宅への入居準備や農地復旧・農地補償が新たな課題として出てきています。農地問題は、公共事業で賄える範囲はどこまでかなど、農林水産部内で協議されているところです。
本日より浦野が再び朝倉市入りしました。朝倉市の避難所や在宅にいる被災者の休息・活動の場作りを検討・実施する予定です。
以下、報告です。
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▼日田市での活動の様子(報告:松永)
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○日田市災害ボランティアセンター
・熱中症対策のため、終わりを1時間短縮し、受付開始9時~15時までとした。
・ニーズは家屋の他、田んぼの用水路の土砂出し(7月までに完了しなければならない)などのニーズ依頼も増え変化が見られる。今後は、畳を入れた後の家具移動など再依頼が増えてくることが予想される
〇みなし仮設住宅の募集開始
・日田市は市内のアパートや一戸建て約370件を確保し、入居募集を始めている。
〇在宅者支援
・地域おこし協力隊とともに在宅訪問(ニーズ現場調査時)した際の情報をまとめて、保健師と共有。要配慮者へ支援が届くよう働きかけている。
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中部土木株式会社様より、トイレカーを無償貸与頂きました
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御船町でも山間部の小規模集落の生活を支え続けたトイレカー。今回も、中部土木株式会社様が10台の無償貸与を快諾下さいました。現在2台が日田市社協を通じて市内に設置されています。現地までの移送は、福岡のエフコープ生協さんがご協力下さいました。残り8台は、朝倉市内の断水集落を中心に設置場所を調整しています。
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住民の声
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70代女性@上宮町
こんまえ、また雨が降ったやろ。怖くて、集落みんなが近くの公民館に避難したんよ。もう雨降らんでほしいね。
50代女性@車椅子の方
私は旦那がいないとベットに寝ることもできんのよ。豪雨のときは、自宅の周りが冠水して旦那が帰宅することもできんやった。翌朝6時に旦那が水に浸かりながら戻ってきてくれてホッとした。雨が降るとそのことを思い出し本当に怖い(胸に手を押さえながら)。
70代男性
もうすぐ田んぼの中干しの時期。水路に土砂が溜まっていて、水が抜けない。ボランティアでなんとかお願いできんやろうか。
80代女性
家のすぐ隣のお宮さんで、秋にお祭りがあるんよ。お宮も泥が入っていて今年のお祭りはやるんやろか。この集落は若者が減っていて、神輿担ぐ人もおらんき、最近神輿はやってないねー。
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▼その他、インフォメーション
 これから被災地に行かれる方へ
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○「災害ボランティア活動目からウロコの安全衛生プチガイド」
災害ボランティア活動を安全に行うためのガイドブックです。
事前に読んでから被災地に向かいましょう。
★発行:日本ファーストエイドソサェティ
○RSYホームページに「災害ボランティアの予備知識」を掲載しています。
服装や心構え、配慮する点などが紹介されています。
★RSYHP
○震つな冊子「水害にあったときに」~浸水被害からの生活再建の手引き~
水害にあってから再建までにやるべきことの手順が分かりやすく丁寧に書かれています。被災された方々も、支援者も必見。できるだけ早く避難所、在宅避難者の方々の手にお届けで居るよう、社協や支援団体らと協力して配布します。
★震つなブログに掲載
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▼寄付金ご協力のお願い(随時)
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※皆様からお預かりした大切な寄付金は、RSYスタッフの現地での活動や、被災地の方々の生活支援のために活用致します。
<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。
「九州豪雨災害支援のための寄付金」よりお申し込み下さい。
※団体へのメッセージ欄に「活動寄付」とご記入ください。
<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

7月21日(金)「七ヶ浜みんなの家きずなハウス」がリニューアルオープンしました♪  

東日本大震災の被災地支援に関わっている宮城県七ヶ浜町で、7月21日(金)「七ヶ浜みんなの家きずなハウス」がリニューアルオープンしました♪

2011年3月25日、初めてRSYが七ヶ浜町を訪れてから6年が経ちました。私たちが最初に拠点にしていたプレハブ造の「ボランティアきずな館」を2013年3月に閉所、その後、仮設店舗「七の市商店街」の一画に機能を移し、駄菓子やボーちゃん焼きの販売、子どもや地域の方々のコミュニティスペース「きずなハウス」を運営しました。町のご協力や町民の方々からの要望を受け、仮設店舗撤去後、町の老人福祉センターに移転して活動を継続。そして、この度、ロレックスとファミリーマート(前サークルKサンクス)からのご寄付、RSY、NPO法人HOME FOR AII、町の協働事業として「七ヶ浜みんなの家きずなハウス」が再スタートを切りました。今後、建物は町の所有となり、運営をRSYがお手伝いします。

約90㎡の広さの建物は、全面ガラス張りの平屋建て。光をふんだんに取り入れた明るく、開放感一杯の造りです。中には、駄菓子やボーちゃん焼き、オリジナルグッズ販売コーナーと、町民交流スペースを併設しました。

オープニングセレモニーには、建設に当たり、物心両面において多大なるご協力を頂いた町、企業、NPO、大学関係者の皆様と、町民約500名が集いました。

第1部の式典に続き、第2部のお楽しみ企画は、ボーちゃん食い競争、宝探しゲーム、ビンゴ、昼食の振る舞い(ピザ釜の焼きたてピザ、のりカレーなど)、祝いの菓子撒きなど盛りだくさん。最後まで多くの方々が参加して下さいました。

運営には、町民ボランティアの方々も多くご協力下さいました。また、RSYの七ヶ浜スタッフは6名中5名が地域の方々に担って頂いています。今後も少しずつ住民主体の運営を目指しつつ、町の皆さんの新たな活動拠点として、子どもたちの楽しい思い出づくりの場として活用されるよう、応援していきます!

【第10報】九州豪雨水害に関わるRSYの支​援活動について(7月17日)

みなさま
お世話になっております。RSY事務局です。
3連休の猛暑の中、のべ3,500人を超えるボランティアが現地に入り、全身汗や泥だらけになりながら、沢山の泥やガレキを片付けました。被災された方からは、感謝の気持ちを伝える声が数多く聞かれています。地域性もあってか、「自分の家よりもっとひどい被害を受けた方に気兼ねして今まで頼めなかった」と、ようやくボランティアの依頼を出して下さった方もいました。
一方、発災から2週間を迎えた避難所は、野菜不足による便器の増加、ハエの発生、スペシャルニーズのある方(障がいのある方など)への対応、トイレ環境(洋式トイレ導入)の改善などが課題になっています。
朝倉市では、JVOADを通じて難民支援の会(AAR)やピースウィンズジャパン(PWJ)、九州キリスト災害支援センター(九キ協)らが中心となり、避難所環境の改善や関係機関との連携会議などを進めています。
また、次の住まいとして仮設住宅の建設も始まります。
7月19日から朝倉市杷木小学校で40戸、東峰村で17戸が建設されることになりました。被災地内の避難指示は全て解除されていますが、土砂崩れや土地の崩落などの危険性が高いために、避難勧告が解かれず、ボランティアが活動できないエリアは未だ手付かずです。朝倉市、東峰村、日田市では土砂崩れが300箇所を超えており、今後の雨による2次災害の警戒も続いています。
浦野は、7月16日(日)夜に一時名古屋に戻り、24日(月)から再び朝倉市入りします。入れ替わりで栗田が本日より現地入りしました。
松永は、大分県日田市大鶴サテライトにて活動を継続中です。
以下、報告です。
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▼日田市での活動の様子(報告:松永)
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○日田市災害ボランティアセンター
★7月17日(月・祝)
・V529名(本部188名 大鶴サテライト341名)
・主な活動内容は、居宅内の泥出し、畳移動、家具移動。
・お墓まわりを綺麗にして欲しいとの依頼が1件あり、お盆に向けて同様に依頼が増えるだろう。
★7月18日(火)
・V746名(本部428名 大鶴サテライト318名)
・大鶴サテライトでは、「冷タオル隊」を愛知人の看護師である中村氏とボランティア等で結成し、活動中のボランティアを巡回。しかし、地域が広すぎ、かつボランティア人数も多く全てをカバーできなかった。
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〇住民の声
80代女性@大鶴地区大肥町
私んちよりも、被害の大きなところがあるやろ。だからボランティアにお願いしづらくってね。近くの人がボランティアにお願いしたって聞いてお願いしたんよ。
80代女性@大鶴地区上宮町
一週間電気が通らんやって、避難所から家に帰ると、冷蔵庫やら炊飯器やらカビだらけ。ようやく昨日炊飯器買って、ご飯炊けるようになったけど、疲れもあって2~3日ご飯たべれとらん。
80代男性@大鶴地区上宮町
裏山からの水路が埋まってしまってな。また雨が降ると山から水や泥が入ってくるんやないかと思ってる。ボランティアさんに頼めるかね。
80代女性@大鶴地区大肥本町
川沿いの倉庫に土砂がいっぱい。ここで亡くなった夫と竹細工やっとって。倉庫につけた庇の足が無くなってしまって、風邪であおられるんよ。柱つけてもろたら助かるんやけど。
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▼朝倉市での活動の様子(報告:浦野)
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○福祉避難スペースの設置
サンライズ杷木の体育館スペースに福祉避難スペースを設置しました。
市の介護サービス課、難民支援の会(AAR)、ピースウィンズジャパン(PWJ)、兵庫県立大学の先生方と共に、ダンボールベッド、パーティション、布団、ポータブルトイレ等を配置。住民の方々への理解を深めると共に、他避難所への増設や、利用者に合わせてより活用しやすくなるよう随時支援者同士で情報共有を図りながら改善に努めます。
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○住民の声
80代女性
黒川地区に住んでます。杷木とか甘木とか被害がひどかったところがよく言われるけど、黒川や佐田地区もひどかった。集落は前は50戸ぐらいあったけど、最近は12~13戸まで減った。みんな年寄り。でも地域の神社はみんなで大切にしていて、月1回必ず掃除をして、年に1回はお祭りもやってたんだよ。もう何百年と続いている神社。不思議なことに神社は水に流されなかった。そのすぐ下には濁流が通っていたのに。お祭りはみんなでお宮に集ってお弁当を食べて。以前はお煮しめとか作っていたけど、最近は少し簡単にして。でも長くみんなで続けられるようにしてたの。花火も上がってね。楽しみだった。7月7日の七夕様の日も、お祝いのために食材とか全部用意していたんだけどね。結局その前に水害にあってしまったから。全部ダメになちゃった。
80代男性
うちは1階の半分まで土砂に埋もれました。うちの写真見る?築100年ぐらいは経ってたと思う。位牌だけは何とか取り出せた。あの日、みんな声を掛け合ったわけじゃないんだけど、暗黙の了解というやつかな。高い場所にあった○○さんの家に自然に集って。みんな家から食べられそうなものを持ち寄って。そこが避難所になったの。ヘリコプターで助け出されるまでみんな一緒にいたから安心できた
80代女性
私は、位牌も何にも持ってこれなかったです。このリュック一つで逃げてきたの。あの時はまだ家があったけど傾いてた。翌日見たらもうなくなってた。あっという間だったですよ。みんなで川の真ん中まで流された車を見てたけど、木に引っかかって最後は動かなくなった。私はヘリコプターで助けられて以来、一回も家に戻ってないですよ。着の身着のまま。この避難所に来て、履物とか着るものをもらったんです。男の人たちが、歩道も無い山の中を何時間も歩いて集落まで行って、写真を撮ってきてくれたの。もう、何もかも無いですわ。でも、写真だけじゃやっぱり実感が沸かないです。体を動かさないと調子が悪くなるから、散歩します。
自然と地域、人の繋がりを大切にし、慎ましく懸命に生きてきた方々の暮らしが、災害によって一瞬にして奪われました。皆さんが、普段の暮らし振りを楽しげに話す姿と、被害を受けた自宅の写真を見ながら「実感が沸かない・・・」とつぶやいた表情のギャップが心に染み付いて離れません。一瞬のうちにして大切に積み上げてきた歴史が奪われていく災害は、本当に無情です。それでも笑顔とユーモアを忘れず、お互いに懸命に支えあう姿に、山で生きる人間の強さを学ばせて頂いています。今、必要なのは、こんな風に、胸の内を心置きなく語れる場なのかも知れません。
 黒川地区の皆さん(ご本人たちの了解を頂き掲載しています)
直後にみんなで身を寄せ合って避難した方の家の前で撮影。
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▼その他、インフォメーション
 これから被災地に行かれる方へ
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○「災害ボランティア活動目からウロコの安全衛生プチガイド」
災害ボランティア活動を安全に行うためのガイドブックです。
事前に読んでから被災地に向かいましょう。
★発行:日本ファーストエイドソサェティ
○RSYホームページに「災害ボランティアの予備知識」を掲載しています。
服装や心構え、配慮する点などが紹介されています。
★RSYHP
○震つな冊子「水害にあったときに」~浸水被害からの生活再建の手引き~
水害にあってから再建までにやるべきことの手順が分かりやすく丁寧に書かれています。被災された方々も、支援者も必見。できるだけ早く避難所、在宅避難者の方々の手にお届けで居るよう、社協や支援団体らと協力して配布します。
★震つなブログに掲載
———————————————————-
▼寄付金ご協力のお願い(随時)
———————————————————-
※皆様からお預かりした大切な寄付金は、RSYスタッフの現地での活動や、被災地の方々の生活支援のために活用致します。
<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。
「九州豪雨災害支援のための寄付金」よりお申し込み下さい。
※団体へのメッセージ欄に「活動寄付」とご記入ください。
<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
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