宮城県七ヶ浜町報告【第167報】ボランティアバス第67陣報告【7月19日~7月22日】

みなさま

お世話になります。RSY事務局の林です

去る7月19日から22日にかけてボランティアバス67陣が七ヶ浜のイベントのお手伝いに行ってまいりました。19日(土)に名古屋を出発、20日(日)は昨年7月にオープンしたきずな公園にてオープン1周年を祝う記念イベント「きずな公園夏祭り」のお手伝い、そして21日(祝)は仮設商店街七の市の月一イベント「んめぇのあっと市」のお手伝いをして22日(火)の朝名古屋に帰着しました。以下、ボランティアバス67陣の活動報告です。

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■きずな公園夏まつり(7月20日(日))

遊び場を奪われてしまった子供たちに公園をという想いから多くの方々の協力によって、七ヶ浜の野外活動センターにきずな公園が完成して早いもので1年がたちました。この「きずな公園夏まつり」はそんな節目を記念しつつ、夏休みに入った子供たちに楽しい思い出を作ってもらおうというイベントで、20日はその準備や運営のお手伝いを行いました。

 

 

イベントは午後から始まり、東北学院大学ボランティアの皆さんが企画したレクリエーション大会、ブラザー工業の皆さんが企画したワークショップ、フルートアンサンブル「フロンティア」によるフルート演奏と続いて、地元ボランティアグループの皆さんが用意した食事で日が落ちるまでの時間を子供達に楽しんでもらいます。各企画はすでに各グループで事前に準備が整っているため、午前中はテントや机、椅子類の設営、誘導路の設営といった会場設営作業がメイン。が、あいにく天気は雨模様に。結局イベントは屋内競技場スパークと隣接する駐車場でテントを張っての開催となりました。

 

 

午後1時にオープニングセレモニーだけはなんとか晴れ間を突いて公園で行い、参加者は屋内へ移動。子供たちはチームに分かれて体を使ったミニゲームやクイズに挑戦してもらいます。元気いっぱい遊んだ後は、ペーパークラフトのワークショップで楽しい作品作り。記念写真をプリントして自分だけのデザインのフォトフレームなどを作って楽しんもらいました。

 

そして最後は地元のぼっけの会、ボランティアサークルレインボーの皆さんが準備してくださった、バーベキュー、海鮮お好み焼き、流しそうめん、スイカ割りといったメニューで夏まつりを締めくくりました。とにかく子供たちの笑顔と声が一杯の半日間で、僕らも元気をもらいました。

 

 

ちなみにブラザー工業さんのご好意で、この日のボラバスのメンバーにはユニフォームとして特製きずな公園1周年記念Tシャツがプレゼントされました。ありがとうございました。

 

 

■んめぇのあっと市(7月21日(月))

21日は前日の雨から一転、見事なまでの天気。澄んだ青空の下で七の市商店街で月一回開かれる「んめぇのあっと市」のお手伝いをさせていただきました。この日のんめぇのあっと市はいつもより気合が入っていて、仙台ご当地フレッシュアイドルの「AnYaHony」さんと「ラズベリーレモネード」さんのライブ、「ザ・ダイナーズ」さんの懐メロギターライブなどで絶えず賑やかな雰囲気です。七ヶ浜の海の幸一杯でラーメンの様に味わい深い「海鮮七宝あんかけ風皿うどん」の販売といった出店や、そして前日に引き続きこの日もボラバスグループのペーパークラフトワークショップなどで盛り上げます。設営準備や売り子をしながら七の市の皆さんと密になっていくうちに、この日もやはり僕らの方が元気をもらってしまいました。

しかもこの日はNHK BSの東北応援番組「きらり!えん旅」のロケで、あのバイオリニスト千住真理子さんが七ヶ浜に!このんめぇのあっと市も取材してくださいました。

■七ヶ浜の声と町の姿

21日の午後には、今回も地元の方のご厚意で震災体験やその後の生活について等お二人の話を伺う事ができました。震災後の避難生活や仮設住宅生活の話に加え、2年後を目途にしている集団移転についての不安や悩みなど貴重なお話を率直に語ってくださいました。

 

 

お話を聞いた後の自由時間では66陣で地元の皆さんと植えた田んぼアートの状態を見に行きました。66陣の活動報告の写真と是非見比べてみてください。青々と伸びた稲田の中に、くっきりと描かれた七ヶ浜町の町章と手を握るイラスト。田んぼが被災してからここに至るまでの農家の方の長い道のりを想像すると、この誇らしげに描かれた町章やイラストにジンと来てしまいました。収穫したお米を口にする時の味わいはどんなものなのでしょう。心地よい海風に揺れる稲を見ながら、そんな思いをめぐらせてしまいました。

 

【報告】帰宅困難ウォークを開催しました

みなさま

 

お世話になります。RSY事務局です。
8月2日(土)帰宅困難ウォークを開催しました。

本企画は、帰宅困難になったと想定し、まずは歩いてみることができるのかという基本を体験しつつ、街中にある便利な場所や危険な場所、帰宅困難時に自分を助けるアイディアなど、参加者が集まりお話をしながら歩き、互いに学び合っていく企画です。今回で3回目を数えます。

 

今回のコンセプトは「友達や家族や恋人と、もし出先で帰宅困難になったら・・・。」です。名古屋市内の観光・遊びスポット4箇所をスタート地点とし、RSY事務所まで歩きます。スタート地点は、東山動植物園(約7.5km)/ナゴヤドーム(約4.5km)/名古屋駅(約3.5km)/名古屋市科学館(約2km)の4箇所です。

各スタート地点から、RSYの事務所をめざし出発です。
途中小雨もちらつきましたが、ゴールを目指し参加者22名で歩ききりました。

 

事務所までの道のりには、帰宅困難時にチェックしたいスポットが存在します。例えば、避難所や避難場所、広域避難場所など困った際に避難できる場所、災害時対応の自動販売機などがあります。今回とあるコースで注目したのは、「災害時帰宅支援ステーション」という場所です。
http://www.city.nagoya.jp/kurashi/category/20-2-5-8-0-0-0-0-0-0.html(名古屋市ホームページ)

災害時帰宅支援ステーションは、大地震が発生した際の徒歩帰宅者に対し、①水道水の提供②トイレの使用③地図等による道路情報など、可能な範囲で協力していただける、コンビニやガソリンスタンドなどのことです。整備の進み具合は、各自治体により様々なので、お住いの地域、仕事場のある地域などご確認ください。災害時帰宅支援ステーションには、下の様なマークが入口付近などに貼られています。

 

このマークを見つけた参加者が、さっそくコンビニの店員さんに確認すると、「本部の指示を受けて対応する」や「よくわからない」と答える店員さんがほとんどでした。利用者の理解や認識、指定されているお店の従業員の理解や認識など、まだまだ課題は多そうな雰囲気でした。

 

事務所へ到着・休憩後、各グループでのグループワークを行いました。今回のお題は、「帰宅困難レポート」の作成・発表です。歩いてきた道中を振返り、気になった点を各グループの視点でまとめました。

    

 

各グループからの発表は・・・

●東山動植物園コース
「広い道」と「狭い道」のメリット・デメリット

  

●ナゴヤドームコース
歩いた気づきで比較する、自分の住む地域で帰宅困難になったら

  

●名古屋駅コース
歩いて作ったハザードマップ

  

●名古屋市科学館コース
災害時帰宅支援ステーションとは

  

 

それぞれのまとめたレポートを発表し、帰宅困難ウォークを終了しました。

 

参加者からは、
・今日は歩くぞ!と、準備万端で臨んだので歩けた。でも実際ヒールやスーツだと大変そう。
・被災時の「服装」「歩ける靴か」「歩く体力はあるか」を自分で判断し、無理せず留まることも必要だと思う。
・広い道を選んで歩いてきた。広い道には、コンビニなどもあり便利だと思った。
・初めてお会いする人と話しながら一緒に歩いてきた。時間も早く過ぎて、困難な時こそ知らない人でも隣に誰かがいることが力になると思う。
・引っ越したばかりで、まだ地域のことをよく知らない。自分の住んでるところでも確認していきたい。
・コンビニはよく利用するからどこにあるか把握しているけど、避難場所になる小学校の場所は知らない。調べようと思った。
・災害時帰宅支援ステーションは知らなかった。でもまだまだ課題も多そう。
など、お声をいただきました。

 

帰宅困難ウォークは、年2回の開催予定で、次回は秋ごろに予定しています。
RSYホームページやRSYメーリングリストでご案内さしあげますので、ぜひご参加ください。

帰宅困難になった時、みなさんの取る行動は???
今後も一緒に考えていきたいと思います。

 

 

【報告】RSYdeないとvol.3「スマホで防災」を開催しました

みなさま

 

お世話になります。RSY事務局です。
7月24日(木)に RSYdeないとvol.3「スマホで防災」を開催しました。

 

「RSYdeないと」は、RSYの活動や防災・災害救援に関する様々な情報をお届けし、
毎回テーマを変え、皆さんと一緒に考え、お互いに学び合う企画です。
今回のテーマは、スマートフォンを取上げ開催しました。今回は、15名の方にお越しいただき、スマホ片手に盛り上がりました。

 

前半では、スマホの利便性について考えました。
インターネットやアプリだけでなく、まずは電話やメール機能が中心です。
災害時の電波状況などデータで表しつつ、頼りすぎるのは危険では!?という。

 

とは言っても、日常生活には無くてはならない存在です。
災害時でも有効活用できる方法を後半では考えました。

 

例えば、ハザードマップなどのデータを災害時に見るためには、ネットに繋がなくてはなりません。
そういった時に、ネットに繋がなくても見られる方法として、データをPDF化し保存しておくというアイディアが話されました。電子書籍を読める無料アプリなどをダウンロードしておけば、PDF化して保存済みのデータも見ることができます。他にも、家族写真を保存しておくと、行方が分からなくなった時にも活用できるなど、様々な活用アイディアが話されました。

 

ただし、全てがスマホということではなく、連絡先などは紙媒体で持つ必要があります。
ラジオも小型ラジオを持参したほうがいいなど、スマホに頼りすぎずにアナログな備えも必ず必要となってくるという話も聞かれました。最後には、実際に防災アプリを参加者全員でインストールし使用する模擬演習も行われました。

 

参加者からは、
「スマホで使える災害時のアプリを色々探していた。探してはインストールして満足していた。活用しないと。」
「得手不得手があるのは当たり前だけど、不得手を他の方法で補えることをしていかないといけない。先進的なモノも大切だけど、アナログもきちんと用意しておきたいと思った。」
など、様々な声が聞かれました。

 

今後もみなさんと共に学ぶ場、「RSYdeないと」を今後も開催していきますのでぜひご参加ください。

  

 

<今までの開催テーマ>
2013/11/13 vol.0「緊急地震速報アンケート結果報告」
http://rsy-nagoya.com/rsy/blog/2013/11/13rsydenaitovol-0.html
2013/12/19 vol.1「栗田から聞く~RSYができるまで」
http://rsy-nagoya.com/rsy/blog/2013/12/rsydevol-1houkoku.html
2014/2/20   vol.2「災害ボランティアはじめて講座」
http://rsy-nagoya.com/rsy/blog/2014/02/rsydevol-2.html

 

 

宮城県七ヶ浜町報告【第166報】月刊つぶやき@七ヶ浜[第12号](2014年6月1日~2014年6月30日)

皆さま

お世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局です。宮城県七ヶ浜町の住民の声「つぶやき」2014年6月号をお伝えします。
「つぶやき」からは被災者の様々な現状をうかがい、知ることができます。
7月11日で震災から3年と4ヵ月が経過しました。
7月後半から町内でも各地区の夏まつりが行われる予定で、子どもたちも夏休みを楽しみにしています。
海も子どもたちの遊び場/学び場の1つですが、七ヶ浜町の観光名所「菖蒲田浜海水浴場」は今季も海開きは出来ませんでした。
しかし、現在行われている堤防工事も進み、来年度にはもしかしたら海開きができるかもしれないという声も聞いています。
一年後の話となりますが、皆さんも情報を待っていてくださいね。海水浴場がオープンしたら是非遊びに来てください。
「津波に耐えた松の木は曲がっているけど、ちゃんと立っている。私たちも負けてらんないな」
「仮設住宅にいると地元には行く機会がない。こうしてたまに通るとやっぱり恋しくなる。地元に戻りたい」
仮設住宅から地区の体操教室向かう車の中である1人のお母さんが発した言葉です。
いつもは集会所で笑っているお母さんたちも、3年経った今も現実と向き合わなくてはいけない状況にあるのだと改めて感じました。
今の想いに耳を傾け、住民の皆さんのためにできることを。
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お父さんと2人だとね、息が詰まっちゃうからこうして集会所に来るんだ。
(集会所では)足湯とかマッサージがあるからね。
ここに来るとみんながいるからね。おしゃべりして帰るの。
遠くから(来てくれているボランティアさんは)本当にありがたいよね。ここは何もない所なのにね。
(60代:女性)

3年以上たっているからイベントとか少なくなってるでしょ?
それでもこうして来てもらうとありがたいよねぇ。
(60代:女性)

仮設住宅のまわりは石がごろごろしているところが多いから、
この間転んで、ヒザのお皿にヒビが入ってしまったの。
一ヵ月も入院したのよ。家族に迷惑かけちゃった。
今でも膝が痛くて、腰も痛いの。
特に体を動かし始める時が辛いね。横になってると楽なのよ。
(70代:女性)

(仮設住宅から)どんどん人が少なくなっている。寂しいね。来月友だちも(引っ越して)行っちゃうのよね….
私たちは旦那と二人だから家は建てない。元の家に帰りたいけど、息子に反対されているから災害公営住宅に入る。
主人は鎌倉に旅行に行っていて、今晩帰ってくる。私は足が悪いから集団の旅行には行けない。
人に迷惑を掛けたくない。買い物は主人の車で行っている。
(70代:女性)

被災直後は地域のために炊き出し、食料の配布などで忙しくて涙を出す暇も無かった。

その当時から比較すると気持ちの上でも落ち着いてきた。
(80代:女性)

ここの仮設は(私と同じ)A浜の地区の人が多いし、もともと知り合いの人がいるから楽しいよ。
(仮設から)自分で家を建て出て行った人も何人かいるよ。
私は家はもちろん、土地も再開発で買い上げになったから本当に何もかもすべてなくなってしまったの。寂しいよ。
(70代:女性)

旦那が80歳だからお金も借りられないけど、何とか土地だけは買えたの。
だけど建設はいつになるやら・・・。新しい家が建ったら泊まりに来てね。
(70代:女性)

(東京でやる)オリンピックのことは嬉しくない。私たちは置き去られている。
政府は全然私たちのことを考えていない。復興はやることリストの10番目ですよ。
(60代:女性)

集会所の近くの部屋(仮設住宅)に住んでるけど、集会所に来たのは初めてだね。
今日は多賀城に住んでいる孫を預かっていて、散歩したいっていうから孫だけじゃ危ないからついて来た。
ケンカばっかりしてるけど、かわいいね。
(60代:男性)

津波で家を流されちゃった後にね、娘が仙台に住んでたからずっとそっちにいたの。
でもおじいさんが手術したり、転んで大腿骨骨折したり、姑さんも物忘れがひどくなってたから七ヶ浜に戻ってきたの。
ずっと離れていたけど、ここの人たちみんな良い人たちで、声かけてくれるから良かったわ。
足湯も初めて来たんだ。気持ちがいいね。この(足湯で使っている)バケツもいいね。家でもやってみたい。
(70代:女性)

宮城県七ヶ浜町報告【第165報】中部たすけあいネットワークを受け入れました

みなさま

お世話になります。RSY七ヶ浜事務局の松永です。

「中部たすけあいネットワーク」とは中部の学生が誰でも復興防災活動に取り組める環境を作ることを目的としたネットワークです。今回は、そのネットワークから「日本福祉大学」の学生さん8名の受け入れ(コーディネート)を行いました。ボランティア活動といっても、震災初年度のようなハード面のボランティア活動はほとんどありません。しかし、いまだからこそ、当時の話(住民の様子やNPOの活動、また地元ボランティアセンターの活動内容等)をゆっくりと聞くことができます。

まず、研修会と題し、浜を元気に!七ヶ浜町復興支援ボランティアセンターより被災直後の活動の話、当団体の活動についてなどをお話しました。また、仮設住宅に住む方々をお招きした交流会では、被災直後の避難行動や現在抱える不安などのお話をお伺いしました。

交流会に来ていただいた住民Aさんには障害のある(ダウン症)お子さんがいます。東日本大震災の発生以前から宮城県沖地震が起こると言われていたので、お子さんを含め家族で避難訓練に参加していました。その甲斐もあってか、震災後は家族全員約束通りの場所に避難できたと話していました。ハンディを持っていることを避難訓練に参加するなど、ご近所さんと顔の見える関係ができていたこともよかったと話していました。

 

また、毎月行っている、応急仮設住宅集会場での足湯ボランティアも行いました。

東北学院大学災害ボランティアステーションと一緒に足湯の活動を行って頂きました。今回は、15名のボランティアが集まったため、第一スポーツ広場と七ヶ浜中学校第二グラウンドの二ヵ所同時開催しました。つぶやきは月間つぶやきで共有します!

ボランティア活動は時間とともに形を変えていますが、現在でも仮設住宅の足湯、交流会や研修会などで現地の方のお話を聞く場のコーディネートなどの活動を続けています。また、いまだからこそ観光などで被災地を訪れることもできると思います。一度七ヶ浜町に来られた方も忘れないで、また七ヶ浜にお越し下さい!

【締切延長】「きずな公園オープニング1周年記念」ボランティアバス第67陣【7月19日~22日】

皆さま
お世話になります。RSY名古屋事務局の林です。

お待たせしました。本年度2回目のボランティアバス運行日程が決まりました。
以下の要領で、宮城県七ヶ浜町にてボランティア活動をしていただける方を募集いたします。

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2013年7月15日、子どもの遊び場・交流の場となる「きずな公園」がオープン。
きずな公園は、地元愛知県の企業・大学・ボランティアなどのご協力によりオープンにいたりました。

オープニングセレモニーの様子はこちらから

きずな公園オープンから一年。
公園が完成してから、公園で元気よく遊ぶ子どもの姿がよく見られ、たくさんの笑顔が増えました。

公園を訪れる方々からは、
・この鉄棒でさかあがりの特訓をする!学校では恥ずかしくてやれないから。絶対できるようになってやる!
・子どもたちの声が賑やかで私たちも元気になるね。結構土日とか遊びに来てるよ。
・日陰もあっていい公園ですね。海の方から風が吹いていて気持ちがいい。カラフルな遊具に孫たちも喜んでますよ。
という嬉しい声も届けていただきました。

今回のボランティアバスは、一周年を迎えたきずな公園をお祝いするセレモニーバスです!
七ヶ浜町のみなさんと一緒にきずな公園で楽しいひとときを過ごしませんか。

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【ボラバス67陣 活動スケジュール(予定)】

▼7月19日(土)

9:00~RSY久屋事務所出発

▼7月20日(日) きずな公園一周年記念イベント

8:00 実行委員会&ボランティア集合

8:30 班ごとに分かれての活動(会場設営など)

11:30 お昼ご飯(流しそうめん)

12:00 一周年記念イベント「始まりの会」

13:30 レクリエーション(内容が決まり次第お知らせいたします)

14:30 レク終了、休憩

14:45 一周年記念イベント「終わりの会」

15:00 片づけ・夕方の部準備

17:00 夕方の部「バーベキュー&スイカ割り」「キャンプファイヤー&花火」

19:00 終了&片づけ

20:00 実行委員会&ボランティア解散

▼7月21日(月) 七の市商店街(んめえのあっと市)

午前:七の市商店街(んめえのあっと市)サポート

午後:住民との交流会

企画終了後、名古屋に向けて出発(バス夜行便)

▼7月22日(火)

6:00~名古屋着予定

※活動内容は変更になる場合があります。変更があった場合は本ブログでお伝えいたします。

※詳細スケジュールは参加申し込みをされた方へ別途お送り致します。

※今回のボラバス参加者全員に、きずな公園一周年記念Tシャツを配布いたします。
お手数ですが、サイズ確認をお願いいたします。

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1.申込締切

【7月18日(金)12:00まで】(定員に達し次第、締め切らせていただく場合があります)

2.募集人員

20名程度

3.応募条件

以下の4つの条件を満たす方

(1) 心身ともに健康な方

※20歳未満のかたは「保護者による参加承諾書」をボランティアバス出発当日までRSY事務局までお願いします。(高校生以上)承諾書はこちらからダウンロードしてください。

未成年承諾書

(2) 出発場所に当日8:30までに来られる方

(3) 帰着後にアンケートにご協力いただける方

(4) 自らの意思で活動に参加し、仲間とともに被災された方々の立場に立って行動ができる方

4.事前説明会について

・日程 7月11日(金)19:00~21:00

・場所 ブラザーコミュニケーションスペース(愛知県名古屋市瑞穂区塩入町5-15)

・内容 RSY活動紹介/ボラバス概要説明/活動内容説明/その他連絡

※ 事前説明会は参加者同士の顔合わせや活動内容の説明を行う重要な場です。

募集定員を越えた場合は、事前説明会に参加頂ける方を優先する場合があります。ご了承下さい。

5.参加費

一般:20,000円(税込)

学生:15,000円(税込)

※今年度より、リピーター割制度を取り入れます。是非継続してご参加ください!

【リピーター割制度とは?】過去1年以内にRSYが企画した七ヶ浜行きのボランティアバスに参加された一般の方に適用されます。(2013年度または2014年度ボラバスに乗車された一般の方は、参加費が20,000円→18,000円になります!)

※今回のボラバス参加費は参加人数が多くなれば掲載されている値段より安くなります。是非周りの人をお誘いしてボラバスにご参加ください!

6.ボランティア保険

お住まいの市町村の社会福祉協議会で「ボランティア保険」(天災プランBかCを推奨)の加入手続きをしてください。掛金は自己負担でお願いします。

※加入証明の写しを事前説明会の受付でご提出ください。出発当日までにご提示いただけない方は、安全上の理由により加入の有無を問わず参加をお断りします。

7.宿泊に関して

・19日【土】宮城県七ヶ浜町『御殿場』宿泊予定

・20日【日】宮城県七ヶ浜町『御殿場』『旅館麻屋』宿泊予定

※20日の宿泊先は宿の予約の関係上、参加人数によって『御殿場』に宿泊する人『旅館麻屋』に宿泊する人に分かれます。ご了承ください。

・21日【月】バス車中泊

8.食事に関して

19日(土)朝食:各自 昼食:各自(サービスエリア等) 夕食:各自(サービスエリア等)

20日(日)朝食:旅館 昼食:イベント内の炊き出し 夜食:バーベキュー

21日(月)朝食:旅館 昼食:イベント内の炊き出しor各自(七の市商店街等)  夜:各自(サービスエリア等)

赤字は参加者実費。この金額は、参加費に含まれておりません。

9.必須の持ち物

・7月11日(金)事前説明会:ボランティア保険加入証写し

・7月19日(土)ボランティアバス当日:参加費/着替え/タオル/雨具
※学生の方は学生証をご提示ください。
※急な天候不良もありえますので、防雨などをお願いします。
※支援物資や食材などを積み込むことがありますので、荷物はできるだけコンパクトにまとめてください。

10.キャンセル料について

7月18日(金)18:00以降のキャンセルにつきましては、宿泊費を含む10,000円のキャンセル料が発生致します。キャンセルの場合は、お早目に名古屋事務局までご連絡下さい。

11.申し込み方法

コチラからお申し込み下さい⇒【参加申し込みフォーム

★!!!必須の持ち物をお忘れになる方が多いです。出発前に持ち物の確認を必ずして下さい!!!★

★いままでボランティアバスで七ヶ浜に来られた方はもちろんのこと、東北に行くこと自体初めての方も大歓迎です!

※今回のボランティアバスは、ブラザー工業株式会社様からの寄付助成で運行します。

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☆お問い合わせ☆

【RSY名古屋事務所】

TEL: 052-253-7550 (月~金 10:00~18:00)

FAX: 052-253-7552

Email: info@rsy-nagoya.com

(件名に「67陣ボランティアバス問い合わせ」と入れてください

宮城県七ヶ浜町報告【第163報】安城市と七ヶ浜町の文化交流会

みなさま

いつもお世話になります。RSY七ヶ浜事務局の松永です。

6月21~22日でRSY七ヶ浜事務局にて「安城・七ヶ浜交流プロジェクトチーム(以下、安城PT)」を受け入れました。「安城PT」は東日本大震災の発生後、避難所に野菜(漬物など)を届けていた七ヶ浜町民Sさんと安城Mさんの出会いがきっかけとなり、「七ヶ浜に野菜を送るプロジェクトチーム」として七ヶ浜に野菜を届ける支援を行っていました。このプロジェクトチームを現地ニーズに合わせ、名称を変更して現在は交流を目的として「安城PT」となっています。

「安城PT」は震災から現在に至るまで、定期的に七ヶ浜を訪れ、また七ヶ浜住民を安城市に招くなど、七ヶ浜町へ息の長い支援を行っている団体の一つです。

 

今回は、七ヶ浜との交流を目的として交流ツアーを企画されました。またそのプロジェクトチームのメンバーに三河万歳保存会の方々がいたことから、慰安の気持ちを込めて国指定重要無形民俗文化財である「安城の三河万歳」を七ヶ浜町主催の「安城市と七ヶ浜町の文化交流会」内で披露頂きました。

七ヶ浜町からは汐見太鼓、吉田浜獅子舞が出演しました。

文化交流会には住民120名程が出席しました。どれも迫力があり、すばらしい演技でした。

 

また、月に一度行われる七の市商店街のイベント(んめえのあっと市)へもブース出店頂きました。今回は安城よりお持ち頂いた新鮮な野菜を販売頂きました。

また、ブースの売り上げ金を商店街基金へご寄付頂きました。ありがとうございました。

 

七ヶ浜町Sさんと安城市Mさんの住民の一つの出会いが、現在までに大きな交流を生んでいます。息の長い支援、お互いに「なにかあったら助けるから!」という関係づくりをサポートできればと思っております。安城・七ヶ浜交流プロジェクトチームのみなさん、ありがとうございました。

あるある74号発送しました

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。
沖縄は既に梅雨明けが発表されていますが、名古屋はもう少し先でしょうか。
梅雨が明けるといよいよ夏本番ですね。

 

さて、本日、あるある74号の発送作業を行いました。
午前からお昼にかけて、発送作業の準備に2名のボランティアが来てくださりました。
そして、13:30から発送作業本番です。昨年末から継続的にお手伝いに来ていただいている
アダージョ千種の皆さんを含め計8名のボランティアにご協力いただき、あっという間に作業を終えることができました。

 

最新号、74号の読みどころは・・・

▼表紙&特集1
名古屋市が独自に想定した、南海トラフ巨大地震の被害想定が出されました。
前号では津波被害について取り上げましたが、今号ではもう一度原点に戻って
「揺れ」について考えてみました。みなさん、耐震対策・家具固定しっかりしていますか?

▼特集2
東日本大震災ボランティアバスの参加経験者による座談会を行いました。
参加のきっかけや、実際に参加してみての感想を伺っています。
ボランティアバスへの参加を迷っている方、必読です!

お手元に届くまでしばしお待ちください。
ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。

宮城県七ヶ浜町報告【第162報】ボランティアバス66陣報告(6/6~9)

みなさま

お世話になります。RSY事務局の林です。

ボランティアバス66陣は、6月6日【金】に名古屋を出発し、7日【土】は宮城県七ヶ浜町で「七ヶ浜田んぼアート2014」の事前準備のお手伝い、8日【日】は、残念ながら雨で田んぼアートが中止になったためボランティアさんで田んぼアート会場の田植え、案山子作りを行い、9日【月】の早朝に名古屋に帰着しました。以下、ボランティアバス66陣の活動報告です。

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この田んぼアートは、七ヶ浜町の農業者のWさんが農地復旧に参加いただいた方々への表敬訪問の一環として、愛知県安城市を訪れた際に、大規模な田んぼアートを見て感銘を受け、同時に『被災を受けた田んぼを、見た人が楽しめるアートの田んぼにしたい』との強い想いが出発点です。ですから、『これからの七ヶ浜町での農業の振興』『地域おこし』『未来の農業者の育成/増加』を大切にしています。そんな想いを応援すべく、RSYボランティアバス66陣は田植えや案山子作りをお手伝いしました。

6月7日【土】「七ヶ浜田んぼアート2014事前準備」

7日は8日の本番に向けての事前準備を行いました。雨が降りそうな天気の中、今回の田んぼアートイベントのお手伝いをしたのは、関西学院の大学生、東北学院の大学生、東京の七ヶ浜復興促進団体 7up-reteamのボランティア、そして我らRSYボラバス66陣ボランティアでした。会場の設営をするグループと当日の炊き出しで出す「たべさいん漬け」というチンゲンサイの漬物の準備をするグループとに分かれて準備を進めました。

午後からは今回の田んぼアートのデザインである七ヶ浜の町章と、人と人が手を取り合っている場所の田植えを行いました。

今回のデザインは七ヶ浜のシンボルである町章と、被災した七ヶ浜と支援するボランティアさんが手と手を取り合って助け合い繋がっていくという意味を込めたデザインです。

ボランティアさんのほとんどが田植え初体験!

田んぼに足をとられ、泥まみれになりながらも一生懸命田植えをしました。

本番に向けての準備が終わりこの日は終了。8日に雨が降らないことを皆さん祈っていました。

 

6月8日【日】「七ヶ浜田んぼアート2014」

ついに田んぼアート本番の日。しかし、この日は前日を上回る強い雨で残念ながらこの日のイベントは中止になってしまいました・・・

代わりに、この日は前日に続いて田植えをするグループとイベント中に行う予定だった案山子作りをするグループにわかれて行動しました。

午前の作業の後は炊き出しのおにぎり、たべさいん漬け、カニ汁、カニをみんなで堪能しました。

そしてそのあと七ヶ浜の農業者の方から今回田んぼアートを始めたきっかけ等のお話を聞きました。

午後からも引き続き田植えのグループと案山子作りのグループにわかれて活動しました。田植えは昨日やったこともあってか皆さんずいぶん上手くなりました。

そして、ボランティアの皆さん、七ヶ浜の農業者の方の協力で手で植える予定の場所はすべて植えることができました。まだ植えた直後でどんな図柄かわかりにくいですが、稲が育つにつれて絵がはっきりと見えてくるとのこと!これからが楽しみです。

 

 

※66陣の七ヶ浜町へ向けたボランティアバスは、生活協同組合連合会アイチョイス様、あいち生活協同組合様、コープ自然派くらぶ生活協同組合様からの寄付助成で運行いたしました。


 

【報告】高浜市で地域防災ネットワーク支援事業を行いました

みなさま

 

お世話になります。RSY事務局です。
高浜市にて、地域防災ネットワーク支援事業の第一回を行いました。

 

本事業は、2012年度から高浜市より受託している事業です。
地域の防災力向上を目的に、年間を通じRSYが企画・運営を担い、様々な取組みを行っています。2012年度には、名古屋大学・福和教授の講演や早朝5時からの避難訓練を実施。2013年度には、東日本大震災を経験された消防団・小学校・企業からゲストをお呼びし講演会の実施や子どもへ向けの防災ファッションショーなどを実施してきました。2014年度は、避難所開設訓練を主軸に、宮城県七ヶ浜町へのボランティアバス運行なども予定しています。

 

高浜市では、住民が連携し様々な地域課題を解決していくために、「まちづくり協議会」を設立しています。協議会は、全ての小学校区に設置されており、5つの団体(高浜南部・吉浜・翼・高取・高浜)が活動しています。その5つのまちづくり協議会や市内の企業が加盟する形で、「防災ネットきずこう会」というネットワークが組織されており、防災ネットきずこう会が、地域に根差し防災活動をしていくお手伝いをRSYが担っています。

 

6月7日(土)の本年度第一回目となるキックオフでは、避難所の課題に関する講演と、避難所運営ゲーム(HUG)を行いました。今回は、吉岡高浜市長を始め、各まちづくり協議会のメンバーや、地元消防団員、企業、教育関係者が参加しました。

 

講演では、代表理事の栗田がお話しさせていただきました。
講演の題材は、昨年度宮城県七ヶ浜町の住民の皆さまからお聞きした教訓を伝える声を集めた冊子、『被災者が一番伝えたいこと』を用い、当時の避難所での様子や心構えを受講者へ伝えました。「地域力に勝るものはない」「福祉や女性の視点が大切」「住民の主体性」「地域での支えあい」「地区単位でなく、垣根を越えた支援や備え」「避難生活はとにかく並ぶ」など、七ヶ浜町の被災経験者が実体験した様々な課題が話されました。

  

 

その後、前段の講演での避難所のイメージを持ちつつ、避難所運営ゲーム(HUG)をグループに分かれ行いました。

    

 

HUG終了後の振返りでは、ペットや観光バス、親を亡くした子どもや病人や足腰の悪い高齢者の対応など、ゲーム内で突きつけられた、対応に困った事例を各グループから挙げていただき、他のグループから意見を求めたり、栗田より実際の避難所での対応例などをお伝えし、第一回目のキックオフを終了しました。

 

次回は、クロスロードの実施を予定しています。
RSYでは、高浜市の地域防災力向上に今年度も取り組んでいきます。