能登半島地震救援学生ネットワーク事務局より、足湯隊のレポートが入ってまいりましたので、ご報告いたします。
以下レポート
中越・KOBE足湯隊として、輪島市門前町に入った7名プラス1名(1名は途中で増えました。)は、今朝30日早朝から早速足湯マッサージの活動を始めました。場所は門前町の門前西小学校(約200名)と諸岡公民館(約100名)の2ヶ所です。神戸を出発する前に先に地元の看護協会から支援の要請を受けて避難所サポートに入っておられた黒田裕子さん(阪神障害者高齢者支援ネットワーク)のお骨折りで入れることになりました。門前町道下にある門前西小学校に避難されているのは、鹿磯や六郎木(もともと8世帯10数人の集落)の集落にお住まいの方たちです。一方諸岡公民館に避難されている方たちは、少しずつ戻り始めているとのこと。
1回で5人の方が足湯されるのですが、あまりの人気で長蛇?の列になったそうです。避難所の責任者である輪島市職員は「こんなええもんやったら毎日でもやって!」(これ関西弁やけど)って言ってくれたそうです。実はみなさん、足湯マッサージと言っているのでマッサージが評判だろうと思われるでしょうが、この活動のポイントは、被災者のストレスを吐き出して頂き、被災者の生の声を「聴く」ところにあります。今回の活動で若い人達が、足湯の師匠吉椿さんから、マッサージ手法もさることながら、「聴く力」を学ぶ機会になるだろうと思います。温かいお湯に足をつけながらある91才のおばあちゃんが「もう村では、若い人が減ってきた。こうしてみなさんのような若い人達に応援して頂けるなんてありがたいことです。」と言って下さったそうです。みなさん、こうした若者の活動を温かく見守って下さい。よろしくお願いします。なお、穴水の避難所でも名古屋のボランティアさんたちが足湯を広めます。
(このレポートは、現地の吉椿さんからの報告を聞いて書いたものです。)
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能登半島地震被災地に「中越・ KOBE 足湯隊」を派遣
村井@被災地NGO恊働センターです。能登半島地震被災地に「中越・KOBE足湯隊」を派遣しますので、ご支援の程よろしくお願いします。
今月25日の発災以来、能登半島では余震が続き、被災者は日々恐怖と不安の日々を送っていると思われます。そこでもっとも必要なボランティアニーズは「とにかく一人にしないで欲しい!」「誰か傍にいて欲しい!」という被災者の願いではないでしょうか?
そこで私たちは、阪神・淡路大震災で生まれ、新潟県中越地震で育てられ、被災者に喜ばれた「足湯隊」を能登半島に派遣することにしました。足湯を通じて被災者の体と心にそっと触れ、ボランティア達と会話するといつの間にかポツリと本音を語り始める。そのつぶやきをひたすら聞くことが「足湯隊」の活動です。
阪神・淡路大震災以来継続して活動している「神戸大学学生震災救援隊」「神戸大学総合ボランティアセンター」に「神戸学院大学ボランティア活動基金(VAF)」「CODE学生ボランティアティアグループ」「神戸市外国語大学学生有志」、中越地震で「足湯」の実施経験のある「大阪大学fromHUS」が加わった「能登半島地震救援学生ネットワーク(仮称)」により今回の足湯を実施します。この学生の活動を「被災地NGO恊働センター」「日本災害救援ボランティアネットワーク(NVNAD)」「中越復興市民会議」が後押ししています。この学生たちを支えるための募金活動に是非ご協力下さい。
なお、事務局・連絡先は被災地NGO恊働センターにおいております。