本日RSY事務所・昼から閉所します


みなさま

お世話になります。RSY浦野です。
台風21号の接近につき、本日12時からRSY事務所を閉所致します。
皆様も早めの避難と対策を心がけ下さい。
明日は通常通りの営業を予定しております。
緊急のご連絡は以下の通りです。
・常務理事・浦野携帯電話:090-8731-0014
・事務局長:浜田携帯電話:090-5106-8559
よろしくお願い致します。

【第10報】豪雨被害によるRSYの支​援活動について(8月25日)

★9月9日足湯ボランティアは定員に達したため、募集を締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました!

★9月9日ボランティアバス(床下泥かき等)は募集中です。※2018/09/03現在

 

みなさま

お世話になります。
RSY事務局は、7月12日より岐阜県関市にて、西日本豪雨水害の被災地支援を行っています。この間、関市および関市社協らと連携し、なごや防災ボラネットの皆さんやRSYと繋がりのあるNPO・ボランティアの方々とと共に、災害ボランティアセンターの運営サポート(資器材・コーディネーター派遣)、山間地域の小規模高齢集落での炊き出し、今後の生活を考える相談会の開催、水害で休止していた地区サロン再開の応援等に取り組んできました。活動は現在も継続中です。
以下、活動報告です。

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▼関市の被害状況と生活再建に向けた取り組み
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★今後の生活を考える相談会の開催(上之保地区)
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自治会連合会主催で、8月12日(日)15:30~18:30、上之保生涯学習センターにて、相談会を開催されました。RSYは企画・運営に協力。冊子『水害あったときに(震つな作成)』をもとに、これからの生活再建で受けられる支援金や、床下の泥かき、消毒のポイントなどをお伝えしました。これまで、富野地区、武儀地区でも同様の相談会を開催していますが、今回は最も多い約80名が参加。RSYと繋がりのある弁護士や建築の専門家と共に、関市都市計画課と福祉政策課が同席し、ワンストップの個別相談ができる場となりました。

また、今回も休憩スペースではコーヒーや100食の手作り弁当を提供。「今日はごはんを作らなくていいから助かります」「久しぶりにまともな食事を食べた」など好評を得ました。

 

※ご協力頂いた皆様
【弁護士】
・永野海弁護士(中央法律事務所)
※日本災害復興学会復興支援委員会より派遣協力頂きました。
・澤弁護士(旭合同法律事務所)

【建築の専門家】
・伊藤氏(イトー住建社長)
※ニチハグループFPコーポレーション様より派遣協力頂きました。

【手作り弁当、休憩スペース】
・なごや防災ボラネット
・愛知淑徳大学学生有志
・RSYボランティア

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★社協「富野地区ふれあい・いきいきサロン」に参加
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8月17日(金)13:00~15:00、富野地区下日立公会堂でサロンが開催されました。今回の水害で、一時的にストップしていた地域活動を応援してほしいという地域側からの要望を受け、RSYも足湯ボランティアチームを派遣。他にも、中部学院大学の福祉・看護学部が健康チェックや体操・ゲームで盛り上げてくれ、束の間の息抜きと賑わいの場となりました。

※足湯のつぶやきより
●女性・80代
家は無事だったけど、朝目が覚めたら家に誰もおらんかったの。眠剤飲んでたから、ぼーっとしておったんやね。みんな近所に手伝いにいっとった。自分も何か手伝いたいと思ったけど、年寄りだで行ったら迷惑かかるでしょ?それに被災してないのに炊き出しもらうのも申し訳なかったで、家におるしかなかった。真っ黒い、汚い足で申し訳ない。娘にすらこんなことしてもらったことないのに。でもあの雨は本当に怖かったね。この公会堂ももう少しで浸かるところだった。でも地域の人が被災した人にご飯作ったりしてあげたり助け合っていたよ。

●女・60代
家は上日立地区で無事。友人の下日立のお宅を翌日手伝いに行った。床上に被害があり、どろどろの1階だった。さらに次の日も行ったが兄弟が来ていて、帰宅。自分の家が無事だった分、被害のお宅に何となく気を遣うようになった。畑も米も無事だった。

●男・60代
現役で働いている。週3回。4時間ずつ人工透析をやっている。床上浸水。この間の相談会は仕事で行けなかった。でも地域の人が10人来て、家を片付けてくれた。水害から3日くらいは1日の床下、板張りで寝ていた。体がもたないと思って畳を入れてもらい、寝るところだけは確保した。

●女・70代
自宅は無事。畑は作物全滅。よそからの砂利、鍋、お皿、家庭用品など大量に畑に残されていた。まずは水に浸かった近隣宅を2日間手伝いに行った。3日目から畑の残物の片づけに大変だった。ちょうど3日目くらいから市のトラックが来てくれて助かった。今回、我が家は大丈夫だと思っていた宅に被害が出ていた。まさか川下ではない自分が床下、床上になるとは…って感じで油断していた。

●男・70代
床下浸水で済んだ。以前の洪水で盛り土したので浸水するとは思ってなくて驚いた。水は徐々に上ってきて、来るな、来るなと思っていた。水は床まで数㎝で止まり、すぐに下りていった。床下の泥はボランティアさんに出してもらった。畳は自分たちで上げた。家具や生活品に被害はなく、助かった。生活に問題はない。農機具置き場の器具も1日乾燥させたら動いたので助かった。軽トラも水に浸かったが、1日乾燥させて整備士の息子が整備したら直った。

●女・80代
下日立公会堂 床下浸水。室外機がダメになったがその他は復旧。大事なものは取り出しやすいよう下に置いていたので、鍋や食器類は泥の浸かってしまった。一度泥がつくと何度洗っても泥が浮き出てくるような気がするし、気持ち悪いからだめだね。捨てなきゃと思うけど、やっぱりもったいなくて、なかなか捨てられない。家族から言われてしまったけど、女はなかなか簡単には捨てられないのよね。

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▼RSYボランティア募集(ボランティアバス・足湯)
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RSYは、下記のような現地の状況をふまえ、ボランティアを募集します。
ぜひご協力ください。

(関市社協ボランティアセンターの状況)
・支援から取り残されている方がいないか、床下処理の注意喚起のチラシ(震つな作成)を持参して、市と民生委員が被災世帯に個別訪問を実施。結果、現在までに50件のニーズが上がっている。
・関市社協は9月末までボラ募集の延長を決定。(1軒あたり1名の現場リーダーと10名のボランティアが必要たが、いずれも不足ぎみ)
・9月までの土日祝を中心に、積極的にボランティア受け入れを行い、できるだけ早く完了するよう広く協力を求めたい。

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★募集1:RSYボランティアバス
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・日程:9月8日(土)、9日(日)、23日(日)、24日(月・祝)の4日間
・場所:岐阜県関市
・内容:床下の泥かき、要配慮者宅の消毒・清掃の手伝い
・募集人数:各回20名

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★募集2:作業系ニーズ現場リーダー養成研修
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・日時:9月3日(月)10:00~15:00
・場所:岐阜県関市
・内容:実際の被災家屋をモデルに、現場での作業指示の出し方を学びます
・講師:松山文紀氏(震災がつなぐ全国ネットワーク事務局長)
・募集人数:10名

ーお申し込みフォームー

※いずれも申し込みは、下記のフォームに記入の上、件名を「関市ボランティア」とし、RSY事務局:info@rsy-nagoya.comまでご返信ください。
詳細は別途お知らせします。当日までに各自「ボランティア保険(最寄りの社会福祉協議会にて加入可)」に加入下さい。
※締切は各日前日12:00まで/定員になり次第終了
・お名前:
・所属(あれば):
・携帯電話番号:
・メールアドレス:
・希望日(複数日大歓迎):
・当日持参できる資器材(持参可能な資器材と数をお教え下さい)
バール(大)/バール(小)/ハンマー(30㎝程度)/丸鋸/手のこ/タッカー

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★募集3:足湯ボランティア
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【9月9日足湯ボランティアは定員に達したため、募集を締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました!】

 

・日時:9月9日(日)13:30~15:00
・場所:富野ふれあいセンター
・内容:「今後の生活に関する相談会」休憩スペースでの足湯
・募集人数:3名

ーお申し込みフォームー

※申し込みは、下記のフォームに記入の上、件名を「関市ボランティア」とし、RSY事務局:info@rsy-nagoya.comまでご返信ください。
詳細は別途お知らせします。当日までに各自「ボランティア保険(最寄りの社会福祉協議会にて加入できます)」にご加入下さい。
※締切は前日12:00まで/定員になり次第終了
・お名前:
・所属(あれば):
・携帯電話番号:
・メールアドレス:

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▼拡散にご協力ください!
西日本豪雨 まだまだボランティアが必要です
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西日本豪雨では発災から1か月あまり、既に参加人数の
減少が危惧されています。これから夏休みを迎える学生
にも期待しておりますが、日本全体の機運を高める必要
もあります。

土砂の流入が多く、未だ手つかずの地域もあります。
復旧活動のために、まだまだボランティアの力が必要です。

全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)、
災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)、
内閣府(防災)普及啓発担当、3者の連名でボランティア
活動促進のためのチラシを作成しました。

http://rsy-nagoya.com/rsy/wp-content/uploads/2018/08/%E3%83%9C%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2%E5%8F%82%E5%8A%A0%E4%BF%83%E9%80%B2_%E3%83%81%E3%83%A9%E3%82%B7-1.pdf

長期化する支援活動に、一人でも多くの方に参加いただ
けるよう、情報拡散や転送等での広報にご協力ください。
どうぞよろしくお願いいたします。

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▼RSY活動支援募金について(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者へ
の生活支援プログラムのために活用致します。
<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。

<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

【お知らせ】本日(8月23日)は台風の影響でRSY名古屋事務所を18時で完全閉所します

みなさま
いつもお世話になっております。レスキューストックヤード事務局です。
台風20号の影響により、本日夕方より愛知県が荒天となる予報が出ています。
スタッフの安全を考え、本日の事務所開所時間を18時とさせていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承ください。
みなさまも十分にお気を付けください。
以上、よろしくお願い致します。

【第9報】豪雨被害によるRSYの支​援活動について(8月7日)

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。
西日本豪雨水害から1か月が経ちました。

被災地では、生活再建に向けて漠然とした不安を抱えながらも着々と前に進んでいる方、甚大な被害や支援者不足で十分に支援が届かずいまだ途方に暮れている方など、復興状況にも格差がみられ始めています。また体の疲れと同時に、失ったものへの喪失感やお金、家の修繕などの現実的な課題が突き付けられる時期でもあります。

災害発生直後からフル回転で動かし続けた心と体が悲鳴を上げ、今にも切れてしまいそうな気力の糸を必死に繋ぎ合わせて耐えている方も多くいます。

被災地にはまだまだ支援が必要です。
引き続き、皆さんのご協力をよろしくお願い致します。

以下、RSYが支援活動を継続している岐阜県関市の活動報告です。

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▼岐阜県関市
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★関市の被害状況と生活再建に向けた取り組み
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●被災世帯状況(7月24日現在)※り災証明発行のための調査から
全壊流失13/大規模半壊36/半壊174/床上浸水7/床下浸水145
その他の被害(倉庫、店舗、事務所など)174
合計549

●生活再建の資金に関する市の支援
・国の災害救助法による応急修理、生活再建支援法による支援制度の他、関市独自の支援制度を設定。床上浸水100㎝未満の半壊世帯も支援金給付対象に。
・8月1日付けで「被災者支援制度ガイドブック」を発行。被災全世帯に配布。
0802関市_被災者支援制度ガイドブック

●災害ボランティア活動
・関市災害ボランティアセンターは、7月20日にその活動を関市社協ボランティアセンターに移行し、積み残しや新規ニーズへの対応を継続的に対応。
・市社協を中心に「作業チーム」と「生活支援チーム」を構成。
・「作業チーム」は市と連携し、床下対応の注意喚起のためのチラシを配布。70戸以上から「不安なので見て欲しい」との要望あり。社協職員が再訪問し、必要に応じて作業系ボランティアを調整・派遣している。
・「生活支援チーム」は、地区社協と連携し、水害の影響で一時的にストップしているサロンなどの地域活動を支援。喫茶、健康チェック、足湯、昼食会など、地域の要望に応じて集いの場づくりを応援。外部支援を調整・派遣していく。RSYは「生活支援チーム」として活動中。
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★RSYの活動
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●災害後の生活を考えるミニ相談会の開催

8月4日(土)~5日(日)にかけて、自治会連合会が富野・武儀地区の2地区3会場で開催した相談会の企画・運営をサポート。住民約70名が参加し、お金と家の修繕に関する不安の軽減と、ホッと一息つける場の提供のお手伝いをしました。

相談会の前半は、RSY栗田・浦野より「水害にあったときに」を用いて生活再建までの流れを説明。その中で、RSYと繋がりのある弁護士さんや建築の専門家に、制度や家の修繕ポイントをやさしく解説頂きました。後半は、関市都市計画化と福祉政策課も加わり、テーマ別の個別相談や行政手続きができる体制をとりました。参加者はどんなに素朴な疑問でも、丁寧に答えてくれる専門職や行政の皆さんの対応に安心感を得て、納得のいくまでとことん話をする姿が印象的でした。

「弁護士相談などがあるのは知っていたけど、なんとなく敷居が高くで行けなかった。今日ここに来て直接話ができ胸が軽くなった」「床下の対応がきちんとできてるか不安だった。直接見てもらえて安心できた」などのコメントが聞かれ、安堵の表情もみられました。「何から相談していいかわからない」という参加者に対して、専門家が逆に質問をなげかけて、きっかけをつかむことができたケースもありました。

会場の隣には休憩・食事スペースを併設し、ボランティアによる炊き出し&ミニ喫茶を実施。手作りの温かい食事を食べながら、住民同士の情報交換や、これまでため込んでいた気持ちを吐き出したり、ボランティアと楽しく交流する気分転換の場となったようです。「水害にあってからまともな食事は久しぶりだ」と、どなたも嬉しそうに食べておられました。

また、岐阜大学流域圏科学研究センターの協力で、看護師や臨床心理士による心身の健康チェックや目配り、受診の声かけもして頂きました。お茶を飲みながら世間話をしている中で、結膜炎や気管支炎の状況がみられる方もおり、ご本人も意識していなかった心身の健康状態について、専門家からアドバイスを受け、受診のきっかけになったケースもありました。

永野弁護士によれば、「家を直すこととお金の話はセットなので、建築と法律の専門家が二人セットで話を聞く方がより効果的な場合もある」とのこと。今回は支援に積極的な市の対応も重なり、相談、申請、心身の健康状態のサポートなどを含めたあらゆる支援がワンストップで住民の皆さんに提供できました。ただ、自治会関係者からは、「被害がひどく心配な世帯が参加していない」という声や、被害のひどい方に気兼ねして十分に相談できなかった方もいるようなので、引き続き丁寧な情報提供の体制づくりを模索していきます。

●被災者の声
・今日はあんまり難しい単語が少なくて、説明が分かりやすかった。個別相談には行かなかったんです。家は床しか浸かってないから、他のもっと被害が大きい人を優先してほしくて。なんだか相談するのも申し訳ないような気がして。この間、娘が結婚したの。(写真を見せながら)きれいでしょう。娘も私も午前中家の片づけしてから、式場に向かったの。慌ただしかったけど、無事に式が挙げられて少し安心しました。(60代・女性)

・市から送られてきた資料はちゃんと読んでたつもりだけど、いざ相談会で説明を聞いてみると、あんまり理解できていなかったんだなと思った。一緒に参加してたご近所さんと話しててもそう感じた。今日来てみてよかったわ。(40代・女性)

・いろんな専門の先生が来てるから、まとめて相談できて良かった。申請書に付ける資料で足りないのがあったから、教えてもらえて良かった。(70代・男性)

・(食事の会場に移ってきたとき)こっちに越してきたばかりだから、知り合いがいないんです。今、一人暮らしで昼間は仕事してるから、自宅の片づけは手つかずなんです。床下浸水でフローリングだから、すぐに(床下)見られないし、普段生活していて目につかないから、ついつい放っておいてしまった。でも今回の相談会や個別相談であのまま放置していたら、やっぱりダメだと分かった。いろんなことが少しずつ分かってきて少し安心しました。(40代・女性)
・この間、自転車で隣近所の被害状況を見て回りました。小学校の登校の見守りもしているから、そのついでにそれぞれの地域を気にして見るようにしています。今日参加している方たちの顔と家族、家の被害状況は大体把握しています。今日来なかった人で、被害のひどかったお宅が少し気がかり。みんなこんな被害に遭うのは今回が初めて。今日以外にも市や弁護士さんの相談会が何度か開かれていて、参加者は少なかったと聞いているけれど、早めに実施されていて私は良かったと思っているのよ。(60代・自治会関係者)
・聞きたいことが大体きけてよかった。あれからずっと動きっぱなしでここまできました。今自分は2階に寝てるけど、もともとクーラーは1階にしかつけてなかったから、暑くて暑くて寝られないよ。今は泥も出せて落ち着いたけど、家の周りのものも全部流されてまって。十数年間手塩にかけて育てたバラやブドウが全部ダメになってまった。毎朝水やりして、子どもと同じように大事にして、挿し木で増やしたバラは30鉢ぐらいあったんだけどねぇ。仕方ないね。ちょっと考える時間ができると、残念だったなぁという気持ちが大きくなるね。(70代・男性)
・当日、班長が「車を安全な所へ移動させると良いよ」と言ってくれた。隣の家は高いところにあるので車をそこに避難させた。(車が流されずに済んで本当に良かった感謝している)犬2匹と猫4匹、そして自分、家族みんなで屋根裏で過ごした。(平屋建て)窓ガラスから茶色の水が流れるのが見えた。ガラスが割れていたら、私はここにいない。怖かった。(年齢不明・女性)
・サイレンが鳴って事態に気が付いた。外は水が腰まで来たところもある、水が入ってきたら抜けなく溜まってしまう。18年前も水が溜まってしまった。3日間程泥出しをした、まだ泥を出し切っていない。自分たちで泥を出した部屋に住んでいる。嫁はよその人を迎え入れるには、きっちりとした準備が必要だと思っている、頑張りすぎる性格もあって、ボランティアには頼まなかった。(70代・男性)
・長女、娘、次女、柴犬 は高いところで車中泊した。私とお父さんは(父母は)家に残った。サイレンが鳴って気が付いた、畳を上げ玄関に布団を持って行き水の侵入を防いでいた。玄関から水は入ってこなかったけど裏口から入ってきた。4時ごろにお父さんの車が流されていくのを見て怖くなった母屋、離れ、農機具庫と水につかったところは、ボランティアの人にきれいにしてもらった、何日もかかると思ったが、半日できれいになって驚いた。もっとひどく被災した人がたくさんいるのに、ボランティアさんに頼んでいいのかどうか迷いながら頼んだ。来てくれたボランティアさんが、「お役に立ちたくて来たので、遠慮なしに言って下さい。」って言われて気が楽になった。今日は相談会で、当時の事を思い出す日になってしまった。でもだからこうして話せる。普段は水害の事を思い出さないようにしているのかもしれない。倉敷や広島のテレビを見ていると、自分の被害など大したことないし、被災者になるなんて申し訳ないと思う。(60代・女性)
※8月12日に説明会を開催する地区の住民の声
・よくわからんけど、主人の目が真っ赤になって、急に足が腫れたの。病院行って診てもらったら結膜炎だった。足はまだ少し腫れてるけどね。ずっと動きっぱなしだったから疲れがでたんかね。この間、親戚に畳を扱ってる人がいて、畳を入れてもらったの。あとはトイレとお風呂。今何とか使えてるけど、修理しないといつ壊れるかわからない。暑いから窓を開けておくんだけど、蜂が入ってくるの。腕が何か所か刺されちゃった。応急修理って、畳の張替えにも使っていいの?知らんかったからもう業者にお金払ってまった。でも他のところの修理はこれからだから大丈夫かしら?分からないことが多いので、12日の相談会には行ってみようと思います。(80代・女性)
・この間炊き出しでふるまってくれた親子丼食べたよ。おいしかった。持ち家と自宅が被害に遭って、この間自宅に新しい畳が入ったんだ。うちはプロパンでガスの復旧が早かった。これまで人生で2度死にかけたことがある。1度目は子どもの頃に空襲で母親と防空壕に逃げ込んだ時。2度目は今回の水害。向かいの家の屋根まで氾濫した川の水が流れ込んでくるのが見えた。あの時はどうなることかと思った。たくさんのボランティアが家の片づけに来てくれた。稼ぎにもならないのに無償で活動する姿に胸を打たれた。感謝してもしきれない。なにも恩返しできないけど、片づけに駆けつけてくれたことは忘れない。今回のみたいな被害に遭うのは70年間生きてきて初めて、たくさんのボランティアに助けてもらったのも初めてだった。今日もこうして、話を聞きに来てくれて嬉しい。最近、夜寝ていると被災した当時のことを夢にみる。はっと目が覚めて、隣で寝てる妻を起こすことがある。どんな夢かあんまり話してくれないけど、妻も同じような夢をみるみたいで、私も夜中に何度か起こされたことがある。やっぱりショックだったんだな。心のケアが必要かな。8/12の相談会、持ち家のことも相談したいから、行ってみるよ。(70代・男性)

【専門家の協力】
(弁護士)
・永野弁護士(中央法律事務所)
※日本災害復興学会復興支援委員会より派遣協力頂きました
・澤弁護士(旭合同法律事務所)
・法テラス岐阜

(建築の専門家)
ニチハグループFPコーポレーション様
・池内氏(FPコーポレーション)
・伊藤氏(イトー住建)
・津川氏(創建)
・脇田氏(脇義建設)

 

【炊き出し&ミニ喫茶】
・なごや防災ボラネット(煮物、酢の物、生姜焼き弁当)80食提供
・移動販売車炊き出し支援協議会様(高山ラーメン、亀山みそ焼うどん、かき氷)100食を無料提供
・静岡県牧之原市「高柳製茶」様(500mlペットボトルお茶)20ケース提供
※牧之原市役所を通じてご提供頂きました。
・RSYボランティア6名

8月12日(日)には、大規模半壊等の被害を受けた世帯が多い上之保地区にて、同様の相談会を行う予定です。
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★関市・RSYボランティア募集
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以下の生活支援プログラムのボランティアを募集します。
ご希望の方はRSY事務局までお問合せ下さい。

1)炊き出しボランティア
・日時:8月12日(日)14:00~17:30
・場所:関市上之保生涯学習センター
・活動内容:炊き出しサポート(お弁当づくり)
・募集人数:4名
・集合場所:RSY事務所(12:00集合)
2)足湯ボランティア
・日時:8月17日(金)13:00~16:00
・場所:関市富野下日立公会堂
・活動内容:足湯ボランティア
・集合場所:RSY事務所
・募集人数:4名(10:00集合)
※足湯が初めての方でも当日講習会を行いますので安心してご参加下さい。
【申し込みフォーム】
件名に「関市ボランティア希望」とお書き下さい。
・お名前:
・メールアドレス:
・携帯電話:
・移動手段:自家用車で直接現地へ/RSYカーに同乗希望
・ボランティア保険:加入済/未加入
※未加入の方は、当日までにお近くの社会福祉協議会で加入して下さい
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▼拡散にご協力ください!
西日本豪雨 まだまだボランティアが必要です
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西日本豪雨では発災から1か月あまり、既に参加人数の減少が危惧されています。これから夏休みを迎える学生にも期待しておりますが、日本全体の機運を高める必要もあります。

土砂の流入が多く、未だ手つかずの地域もあります。復旧活動のために、まだまだボランティアの力が必要です。

全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)、
災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)、
内閣府(防災)普及啓発担当、3者の連名でボランティア
活動促進のためのチラシを作成しました。ダウンロードの上、周知のご協力をよろしくお願い致します。

ボランティア参加促進_チラシ (1)
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▼RSY活動支援募金について(随時受付中)
———————————————————-
この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援
プログラムのために活用致します。

<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。

<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

支援活動への寄付をいただきました

「今回の集中豪雨被災地での支援活動に役立ててほしい」と

中部土木株式会社の難波陽一社長より、寄付金をいただきました。

この場を借りて、御礼申し上げます。

大切に使わせていただきます。

 

土木業というお仕事柄 、被災地で「今」必要なものについて

よく理解されていて、いつも助けていただいています。

「トイレカーもいつでも貸し出します」と言っていただき、心強いかぎりです。

 

【第3報】大阪での地震に関わるRSYの支​援活動について(6月21日)

皆様
レスキューストックヤード事務局です。
9月18日に発生した大阪府北部を震源とする地震について、現在RSYが事務局を
兼務する「震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)」事務局長の松山を派遣し
ています。地震から4日目を迎え、ライフラインは回復し、広い範囲で通常の町
の状態に戻りつつあります。しかし、一部の地域ではいまだガスが停止中で、
余震の恐怖などから避難所に避難されている方もいらっしゃいます
現地で活動している『JVOAD避難生活改善に関わる専門委員会(担当:震つ
な)』メンバーによれば、「開設している避難所の数は多いものの、避難者数が
10人以下のところが多い。食事は行政から提供される備蓄食や、コンビニ等が通
常営業しているため、自分で買いに行っている方もおり、落ち着いている」との
情報も入っています。ただし、今後長期化した場合は心身の健康状態の悪化が心
配されるため、行政や医療・看護の専門職等が連携して対応を進めています。
また、屋根瓦が落ちるなどして、雨漏りが起こり、ブルーシートを求める住民の
姿も見られます。ホームセンターに行っても資材が売り切れていたり、行政から
無償で資材を提供してもらえても業者がつかまらない、などの声も聞かれていま
す。
そんな中、各地では社会福祉協議会が災害ボランティアセンターおよび、通常の
ボランティアセンターの枠組みで支援体制を整えつつあります。
松山は、「おおさか災害支援ネットワーク(OSN)」、「全国災害ボランティア
支援団体ネットワーク(JVOAD)」、現地入りしている震つな加盟団体らと随時
情報を共有しつつ対応しています。
以下、現地情報です。
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▼被害状況(6月20日現在・消防庁発表HPより抜粋)
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・死者:5名(主な死因:ブロック塀の倒壊や家具の転倒等による圧死)
・家屋被害:一部損壊/709(京都府313、大阪府391、兵庫県2、奈良県3)
・避難所数:京都府7か所・42名、大阪府311か所・1,585名
———————————————————
▼各地災害ボランティアセンターの設置状況
———————————————————
地元社会福祉協議会中心に開設中。お近くの方はぜひご支援下さい。
いずれも、家屋内の清掃や壊れた家具、食器類の撤去などに対応しています。
★吹田市災害ボランティアセンター
・6月19日開設
★茨木市災害ボランティアセンター
・6月19日開設
本日ブルーシート張りが行える技術系支援団体らと調整会議を開催予定
★高槻市災害ボランティアセンター
・6月20日開設(市内在住・在勤の方を募集)
★豊中市災害支援ボランティア窓口
・6月20日開設(市内在住の方を募集)
・高齢者、障害者、子育て世帯等の要配慮者世帯を対象
★摂津市社会福祉協議会ボランティアセンター
・通常のボランティアセンター業務の中で対応(市内在住の方を募集)
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▼被災者の様子
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★外国人(大阪ボランティア協会からの情報)
・外国人の方の不安が大きい。地震の体験もなく、情報格差もあって相談相手も
少ない外国人にとっては、ほんのちょっと壁にヒビがあるだけでも、建物倒壊の
恐怖に怯えている。この状況が長期化すると恐怖や孤独感がうつ状態を誘発する
可能性もあるので、今後の不安の軽減が課題。
★一般住民の方(支援者の印象)
・今後雨漏りを心配しているが、どの程度対処したらよいか分からないという方
が多い。復興に向けて次に何をすればよいのかわからず不安に陥っている方がい
る。ボランティアが雑談をしながら一緒に考えていくというプロセスを辿ると、
ホッとした顔を見せる方もおり、このような関わり方が不安の解消にもつながる
という印象を持った。
———————————————————
▼RSYの募金活動について
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※RSYは現地からの情報に基づいて支援活動を検討中ですが、今のところ
地元である程度対応できる範囲であると考えています。今後余震等で、被
害が拡大する恐れもあるため、しばらくは緊急支援体制を継続しますが、
このまま状況が落ち着くようであれば、スタッフの現地派遣等も終了する
ため、募金活動は中止する可能性があります。その場合は、前日までに
メーリングリスト、ホームページ、SNS等でお知らせ致しますのでご了承
下さい。
【日時】
・6月23日(土)10:00~12:00
・6月24日(日)10:00~12:00
※帰りの荷物運び・募金額の集計もお手伝いいただけると有難いです。
※ご協力頂いた寄付金は、現地での情報収集や、被災地の方々の生活
支援のために活用致します。
【実施場所・その他】
・場所/名古屋駅ナナちゃん人形前
・内容/大阪地震に関わる 被災地支援活動募金
・連絡先/090-5000-8386(RSY林)
参加を希望される方は、下記をRSY事務局(info@rsy-nagoya.com)までご
連絡ください。
①お名前:
②連絡先(できれば携帯電話):
③参加可能日時:
④参加人数(代表者が申込む場合):
※大雨・洪水・暴風・大雪いずれかの警報が出ていたら中止とします。
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▼募金は随時受け付けています
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<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

 

RSY事務局/浦野
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★2015年4月1日より当法人は「認定NPO法人」となりました。
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▼認定NPO法人にご寄付いただきますと・・・
・個人の方は、確定申告することで、所得税等の控除が受けられます。
・法人様からのご寄付に際しては損金扱いが可能となります(上限あり)。

※RSYの賛助会員の場合、寄付者扱いとなります。詳しくは事務局まで!

▼会員継続のお申し込みはこちら
▼ご寄付のお申し込みはこちら
★ボランティア募集中情報はこちら
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認定特定非営利活動法人レスキューストックヤード(RSY)
(名古屋事務局)
〒461-0001 名古屋市東区泉1-13-34 名建協2F
TEL:052-253-7550   FAX:052-253-7552(七ヶ浜町事務局)
〒985-0802
宮城郡七ヶ浜町吉田浜字野山5-9 老人福祉センター浜風内
TEL:090-9020-5887

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【報告】熊本地震支援報告会を開催いたしました

皆さま

お世話になります。レスキューストックヤード事務局です。
熊本地震の発災から2年が経過したことをうけて、
4月22日(日)に熊本地震支援活動報告会を開催いたしました。
今回は、くまもと災害ボランティア団体ネットワーク(KVOAD)の岳中美江氏とRSYが支援に入っていた御船町の住民である宮本恵理子氏の2名をゲストに迎え、震災当時の体験談や、2年が経った今、住民の方々が抱える課題について伺いました。

★2017年度RSY活動報告
常務理事の浦野愛より、昨年度に実施した「小学生交流ツアー」「被災した小規模高齢農家への支援」「製茶工場への支援」「コミュニティー再生支援」について報告いたしました。
小規模高齢農家への支援では、生協組合連合会アイチョイス様ご協力いただきました。今回ご尽力いただいたアイチョイス與後様からは、検査等の関係から復興米という形をとってネット限定で販売し、2週間程度で完売したというご報告をいただきました。また、比較的短期間で完売したことから、情報さえあれば、一般の方も関心を寄せていただけるのではないか、そのためにも大切な活動であるとのご感想もいただきました。

RSY熊本地震支援活動報告書

★基調講演① 岳中美江氏 くまもと災害ボランティア団体ネットワーク(KVOAD)
岳中さんからは、熊本地震の現状と課題、支援団体の動きについてお話しいただきました。現状の課題としては、約38,000人が未だに仮住まいであることや県外避難者など見えない被災者の存在、また住み替えに伴う引越しの問題があるそうです。見えない被災者の存在については、他人よりもましだからと、支援を遠慮される方がいたり、頼ることをよしとしない方がいたりと見えないけれど大変な方もまだまだいるのではとのことでした。また、RSYも加わっている御船町災害支援団体ネットワーク「みふねっと」についてもお話しいただき、すでに退去後の仮設の活用について話し合われたり、東北視察が組まれたりと、町内外の支援団体や社協、行政が手を取り合い、町のこれからについて考えている様子をご紹介いただきました。

★基調講演② 宮本恵理子氏 御船町上野地区住民
宮本さんからは、まずご自身が体験した震災当時の様子についてお話しいただきました。上野地区は人里離れた奥地であったため、支援物資が届くのが予想以上に遅かったそうです。一方で日常生活で得た防災知識を常に意識していたことで実際に役立てられたというお話もありました。また、上野地区の現状についてもお話しいただき、美しい棚田が地震で崩れ、費用の問題などで修理できず、今は荒れ果ててしまっているものが多くあることが紹介されました。高齢化・過疎化も進むばかりですが、昔の人から引き継がれてきたおいしい水、その水を使った“うnまい米”を食べにきてもらうための交流の場作りなど、これからに向けた動きや決意についてもお話しいただきました。

★ワークショップ「名古屋からできる支援について考えよう」
参加者は4つのグループに分かれ、岳中さん、宮本さんのお話を聞いての感想を共有し、これから名古屋でできる支援について考えました。その中でも多く聞かれたのは、熊本県や御船町に行くツアーを組み、豊かな自然や食に触れたいという声でした。

 

☆各グループの発表
グループAでは、宮本さんのお話を聞いて、上野に行くぞ!という声があがった。そこで自然を生かした「田舎へ行こうツアー」「おにぎりツアー」「自然の涼しさ体験」といったツアーを提案。一方、交通の便を考えると行きたいけれどなかなかいけないという声もあり、地元のものを使った加工品などを名古屋で販売するという案もあがった。

グループBの発表者は名古屋で被災地支援を行なっている学生2名。講演を聞いて、地域コミュニティーが災害時に役に立つことや情報発信の大切さを感じたという。その中で情報発信を支援につなげれば、棚田などの農業の復興に役立てられるという声や、世間にはあまり知られていない地域の良さや魅力をSNSなどで伝え、関心を絶やさないことが必要だといった意見があげられた。

グループCでは、昔の人の恩恵を今の人は感じていないのではといった感想や、岳中さんのお話にあったKVOADのキーワード検索システムが広く見られるようになれば困ったときに役に立つのではという声があがった。また、やはり現地へ行きたいという声は多くあり、ツアーができたら良いという話や忘れないためにイベントを開催するといった提案があがった。

グループDでは、お米を多く消費する子育て世代が気楽に、そして継続的に現地のものを買うための仕組みがほしい、そしてそれを発信することが大切ではないかという意見があがった。また、台風で被災された経験がある方からは、地域活動のヒントが得られたという感想があり、こちら活動についても現地に伝えることができるのではといった提案があった。

【お知らせ】ゴールデンウィーク期間中の営業について

みなさま

お世話になります。レスキューストックヤード事務局です。
ゴールデンウィーク期間中の営業予定は以下の通りとなります。
ご不便おかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

【名古屋事務局営業予定】
27日(金)通常営業
28日(土)~5月6日(日)休業
1日(火)と2日(水)を臨時休業とさせていただき、7日(月)より通常営業となります。

【七ヶ浜みんなの家きずなハウス営業予定】
27日(金)~29日(日)通常営業
30日(月・振休)、5月1日(火)、2日(水)臨時休業
3日(木)~6日(日)通常営業

 

【ご案内】熊本地震支援活動報告会

皆さま

お世話になります。レスキューストックヤード事務局です。
日頃より当法人の支援活動について、ご理解、ご協力をいただき、誠にありがとうございます。
さて、熊本地震支援活動報告会を以下の通り開催いたします。

レスキューストックヤードでは御船町を中心に支援活動を継続しています。
この報告会では、御船町での2年間の活動・交流を通じて見えてきた被災地の現状と課題、教訓、
震災がきっかけに生まれた子ども達同士の出会いと絆、復興に向けて奮闘中の住民の方々の様子をお伝えします。
震災から3年目に向けて、名古屋からできることを一緒に考えましょう。

皆さまのご参加をお待ちいたしております。

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日時:4月22日(日)13:00~16:30
会場:名古屋建設業協会大会議室
※当法人事務局のある建物の1階です。
(地図URL https://goo.gl/maps/kgeifDR9tP62)
地下鉄名城線・桜通線「久屋大通」駅 1A 出口徒歩 4 分
内容:「熊本地震から2年、今後の支援に向けて」
(第1部)
・レスキューストックヤード支援活動報告
・講演①「熊本地震の現状と課題、支援団体の動き」
岳中美江氏 くまもと災害ボランティア団体ネットワーク(KVOAD)スタッフ
・講演②「震災を経て今伝えたいこと」
宮本恵理子氏 御船町住民
(第2部)
意見交換「考えよう!私達ができる支援」

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差し支えなければ、事前の参加申し込みをお願いいたします。
以下をご記入の上、件名を「熊本地震報告会参加申込」として、
RSY事務局(info@rsy-nagoya.com)までご送信ください。

・お名前:
・所属(あれば):
・メールアドレス:

 

【第18報】九州北部豪雨水害に関わるRSYの支援活動について

みなさま

 

お世話になります。RSY事務局です。

10月5日(木)に、RSYがサポートを行っている、ひちくボランティアセンター(ひちくVC)とおおいたNPOデザインセンターの共催でネットワーク会議が開催されました。より多くの方々に日田の現状をしってもらい、支援者と繋がることを目的に、ひちくボランティアセンターでの活動報告と課題の共有を行い、参加者とワークショップを通し意見交換を行いました。これまでに二回、NPO情報共有会議をJVOADとおおいたNPOデザインセンターが共催で行い、その引継ぎを行っての今回の開催となりました。

当日は21団体44名の参加があり、大分県内の団体や日田市内の団体が多かったのが印象的でした。開式では、ひちくVC代表の江田氏より「自宅は1階部分が浸水し、あのときの悲しい光景は今でも忘れない。3ヵ月が経過したが、もうではなくまだ三ヵ月。日田を故郷と思う人達でなんとか復興できないかと思っている。」と挨拶がありました。

続けて、ひちくVC事務局(事務局長・河井氏、矢羽田氏)から活動報告と課題の共有が行われました。報告では、「開設した9月1日のボランティア数は周知不足もあり1名で、徐々にメディアから取り上げられ高速道路の減免申請もスタートしボランティア数が最大99名となった。家屋内ニーズは減少傾向にあり、屋外の側溝掃除や農地復旧に関するニーズが増加してきている。この一ヶ月、ボランティアセンターの運営に手いっぱいで、丁寧なニーズ調査を行うことが出来ていなかった。しかし、遠慮して頼まない人への声かけを地域おこし協力隊で行うよう調整を進めている。ニーズへの対応では、今後の地域力を下げないようにボランティアがやりすぎるのも厳禁だと考えている。空き家の近隣の方々が困っている場合が多く対応が求められている。徐々に風化していく中、地元からボランティアを出すことや他所からのボランティアをリピーターになってもらう工夫が必要だと感じている。」

 

ワークショップでは、「ボランティアを増やすために」をテーマに、市内(市内の人のボランティアを増やすことを考える)チーム・市外チームに分かれて意見交換を行いました。

<市内チームの意見>

・地元からボランティアを出すために、地元がどうしたいのかを考える必要があるため、地域の会議が必要!地元とボランティアの接点をつくることも大事!

・個人では集まりづらいので、地元の団体やグループに働きかけを行う。ニーズの見える化をすることも必要では?

・被災者が前を向く手助けをする必要がある。地元が他人事にならないような工夫も必要。

・SNSに頼りすぎない情報発信が必要。市報や回覧板もいいかも。高校生に来てもらうなどの働きかけも必要だと思う。

<市外チーム>

・日田の温泉などの観光資源とボランティアをセットにすればいいのでは。福岡発のパックツアーもいい。日田の美味しいお米を外にアピールするといいのでは?

・地元の繋がりを頼って、大学・企業などの直接依頼する。

・所属団体の繋がりを活かして、市外のボランティアの案内や受け皿を担い若者を呼びたい!

・受け入れ側の雰囲気も重要。通年してボランティア受け入れの専門窓口も必要だと感じた。現状の具体的な情報発信を心がける必要がある。

ワークショップでの意見は今後少しずつでも実現していく必要がありますが、こうして地元と外部支援者が意見交換を行いながら、想いを共有できる場となりました。