お世話になります。RSY飯田です。
「つながる遊び庭・こどもアートしちがはま」や「足湯」といった、
継続的に行っているイベントでは、参加してくださる方同士や講師、
ボランティアさんもお互い顔見知りになっていきます。
先日の「エコバッグを作ろう!」は、今年度に入ってから初めての親子イベントでした。
当日、スタッフが準備に少し遅れて会場に到着したのですが、
顔なじみのメンバーに、会話をしながら穏やかなムードで準備をし始めました。
すると、いつも来てくださる方が、机を動かしたり準備のお手伝いしてくださり、
他の参加者も「スタッフが少なくて大変ねー」と助けてくださいました。
また、「足湯」でも同じ様なことがありました。
足湯を行うために、いつもお茶飲みをしている机やイスを片づけているのですが、
何も言わなくても足湯を待つ方々が机を動かしたり、順番シートに名前を書いて下さるんです。
ハンドマッサージの手順も、講習を受けたボランティアさんよりも詳しい方もいらっしゃる程。
足湯を本当に心待ちにしてくださるお気持ちが伝わってきます。
とても些細なことかもしれませんが〝一緒に〟している感が、非常にうれしく感じます。
自分たちに役割があること、そしてそれを、自分たちで見つけていくこと。
継続的な活動には、こういった心の変化の受け皿となり、
一歩踏み出すための、きっかけを作ることにもつながるんだと実感しました。
「2011年東日本大震災」カテゴリーアーカイブ
宮城県七ヶ浜町報告【第110報】5月の足湯
皆さま
お世話になっております。きずな館スタッフの清水です。
七ヶ浜町は日が長くなり、半袖で遊んでいる子どもたちの姿も見られるようになりました。
さて、5月の足湯の報告です。利用者 65名、ボランティア 48名、回数 7回でした。
冬の間は足湯のお湯が冷めてしまわないようにと、保温シートを使ったり、
ひざ掛けをかけてみたりと色々試行錯誤していましたが、
これからの季節はそのような心配がないので、ひとまず安心です。
そして「夏に足湯やって、余計に暑くなるんじゃないの?」という声がありました。
しかし、不思議なもので夏に足湯をするとなぜだか、身体がさっぱりするのです。
今後は、仮設住宅以外でも足湯をしていきたいと思うので、興味のある人は体験してみてください!
*最後につぶやきの一部を紹介します。
・母の日に孫からハブの粉末をもらってねぇ。「ばあちゃん、長生きしてね」って言われて嬉しかったよ。(80代 女性)
・若い頃は船に乗っていたから、1時間くらい船に乗ってカレイを獲りに行くのが好きだった。今はやれない。朝40分くらい歩いて山に行く。他にすること何もないの。足湯は初めて。気持ちよかった。また来るよ。(70代 男性)
・私ね、ここで誰か来てたら必ず顔出すようにしてるの。1人でもね。「ありがとう」って伝えておかないと、と思ってね。こんなにいっぱい笑ったの久しぶり。血圧高いからマッサージはダメだけど、足湯には来るの。(60代 女性)
・ここに来るといい社会勉強になるでしょ。初めてここに来たでしょ?津波があってもやっぱり海が見える場所で暮らしたいと思うよねー。ありがとう。(80代 女性)
・海苔やってたから手がこるんだ。夫が海苔やってて良く手伝ったね。それも、突然手伝えって言われて、手袋とエプロン持って朝早くから。海苔は流されてしまってね。若い人たちが集まって再会しようとしているけど、個人でやっていたから(再開は)難しいね。年だし。運動はTVの体操を毎日やってるのよ。(70代 女性)
宮城県七ヶ浜町報告【第109報】母の日プレゼント!エコバックを作ろう!
皆さま
お世話になっております。ボランティアきずな館 郷古です。
5月24日(木)に「つながる遊び庭こどもアートしちがはま」の5月号となる、
「母の日プレゼント企画!エコバックを作ろう」が
七ヶ浜町子育て支援センターで開かれました。
親子11組24名が参加していただき、
布に書けるアクリル絵の具を使い、
個性あふれるエコバックを親子で作っていました。
今回は、楽しく右脳を刺激!という意味合いもあり
筆を使わず、フィンガーペイントで作ります。
お母さんたちは、
子どもたちの手のひらや足のうらに絵の具をつけて、成長記録としたり、
「おじいちゃんにプレゼントするんだよね-」と張り切っておじいちゃんの好きな鳥を
お子さんと一緒に書いたりしていました。
中には、「一枚作ったけど、ママちょっと本気で書いてみるわー」と
張り切って指で書いたとは思えない絵を描いたお母さんもいました。
昨年度も行なってきたこの親子支援企画の「つながる遊び庭こどもアートしちがはま」。
お母さんたちともだいぶ仲良くなりまして、よくお母さんたちからお話をかけてくれます。
今回は、この企画のお馴染みで且つ、
主催者である清野さんと私というスタッフ2人ということで準備や片づけは大変でした。
そこへお母さんたち、そして子どもたちが手伝ってくれてした。
何気ないことですが、あちらから声をかけてくれて、
動いてくれたことが何より嬉しかったです。
今後は一歩踏み出して、ただの参加者としてではなく、
お母さんたちが一緒に企画を作っていけるようなイベントを作っていきます。
【主催】未来予想図実行委員会
【共催】レスキューストックヤード、七ヶ浜町子育て支援センター
新しい2つの笑顔
お世話になります。RSY飯田です。
昨年度に行いました「表札プロジェクト」。
仮設住宅に取り付けられた表札を見て「うちにもほしいわ~」という声から、
昨年度に引き続き、七ヶ浜町・向洋中学校の美術部の生徒さんに作成をお願いをしました。
そして現在、最終の配達を行なっています。
お届けをしていて思うのは、お名前だけしかお伝えしていないのに、そのご家族のことを知っていたかのような、イメージにピッタリの表札が多いこと。
受け取った方も大変気に入ったご様子で、思わず笑顔がこぼれます。
その中から、ご夫婦お2人暮らしの方をご紹介します。
震災後は息子さんのところに、ご夫婦でお世話になっていたそうですが、以前は別々に暮らしていたため、お互い気を遣ってしまって、
一緒に生活していることに申し訳なさを感じてしまったそうです。
「やっぱり元の2人の生活に戻りたい。」という思いもあり、空きとなった仮設住宅に入居することを決め、今年の2月に引っ越されました。
それに伴い表札のご依頼をいただき、今回お届けに行ってきました。
「まぁ~素敵!」と喜ばれた第一声と、その時の笑顔が忘れられません。
「みんな(仮設が)狭い狭いっていうけど、それなりに快適に生活させてもらってるよ。
全部流さたから物も少ないけど、少ないなりになんとか…ね」と、笑顔で顔を見合わせたお2人。
悲しみの中にも、ご夫婦2人で支え合って生きていこう。という、あたたかくて強い「きずな」を感じた瞬間に出逢いました。
ご存知ですか?チャレンジデー✩
お世話になります。RSY飯田です。
皆さま、「チャレンジデー」をご存知ですか?
チャレンジデーとは、笹川スポーツ財団が主催する事業で、
全国150万人の一斉開催のスポーツイベントです。
毎年5月の最終水曜日に開催され、今年は5月30日でした。
130ヶ所の募集をし、人口がほぼ同じ地域や自治体と対戦。
七ヶ浜町の対戦相手は、北海道の富良野市です。
0時から21時までの間に、15分間以上の運動を行った住民の「参加率」を競います。
結果は・・・
七ヶ浜町:実施率71.8%(参加者数14,243人)
富良野町:実施率28.6%(参加者数6,894人) と、圧倒的な七ヶ浜の勝利!!
予想以上の参加率にビックリの結果となりました。
昨年度は「スポーツの力で日本を元気に!」をスローガンに、
被災された多くの方々に対してスポーツでエールを贈ることを目的に開催されました。
スポーツで全国がつながるイベント。ご存知でしたか?
笹川財団HP チャレンジデー集計結果
ご存知ですか?チャレンジデー笨ゥ
お世話になります。RSY飯田です。
皆さま、「チャレンジデー」をご存知ですか?
チャレンジデーとは、笹川スポーツ財団が主催する事業で、
全国150万人の一斉開催のスポーツイベントです。
毎年5月の最終水曜日に開催され、今年は5月30日でした。
130ヶ所の募集をし、人口がほぼ同じ地域や自治体と対戦。
七ヶ浜町の対戦相手は、北海道の富良野市です。
0時から21時までの間に、15分間以上の運動を行った住民の「参加率」を競います。
結果は・・・
七ヶ浜町:実施率71.8%(参加者数14,243人)
富良野町:実施率28.6%(参加者数6,894人) と、圧倒的な七ヶ浜の勝利!!
予想以上の参加率にビックリの結果となりました。
昨年度は「スポーツの力で日本を元気に!」をスローガンに、
被災された多くの方々に対してスポーツでエールを贈ることを目的に開催されました。
スポーツで全国がつながるイベント。ご存知でしたか?
笹川財団HP チャレンジデー集計結果
宮城県七ヶ浜町報告【第108報】お礼回りコンサート in きずな喫茶
皆様
RSY石井です。
昨年3月より大勢のボランティアさんが七ヶ浜に訪れ、手助けをしてくださいました。
中には長期に渡り協力し、力を貸してくれた方もいます。
昨年より今年の四月まで七ヶ浜にRSYスタッフとして尽力してくれた大迫さん。
事務局スタッフとして七ヶ浜での活動を支えてくれました。
彼女は楽器の演奏も達者で、幾度となくコンサートを行ったりと地域に笑顔を咲かせていました。
掲載が遅くなりましたが、彼女からのブログをご紹介します。
お世話になっております。七ヶ浜ボランティアきずな館元スタッフの大迫です。
1カ月半程前になりますが、七ヶ浜町の各地で、オカリナとギターのコンサートを行いました。
ギターを担当してくれたのは、七ヶ浜に何回もボランティアに来てくれている依田ちひろちゃんです。
RSYがこれまで行ってきた表札プロジェクトや、七の市商店街の看板製作の時などもお手伝いしてもらっています。
ちひろちゃんとは29陣のボラバスで活動している時に出会い、昨年9月にはボランティアセンターでコンサートも行ってきました。
今回はスタッフとしての活動を終えた私が、お世話になった住民の方へ何かお礼がしたいと思い、彼女に協力してもらい、実現したコンサートです。
前回行くことが出来なかった集会所へ2ヶ所、ボランティアセンター、きずな工房、そして最後にきずな喫茶でコンサートを行いました。ここでは主にきずな喫茶でのコンサートの様子をご報告致します。
きずな工房でのコンサートの様子はこちら
あやとちひろの神隠し
きずな喫茶コンサートには、きずな館にゆかりのあるお母さん方が聴きに来て下さいました。
いつもきずな喫茶に来てくれるお母さん方です。
これまで半年以上地元の方々と関わりながら、私自身が住民の方へ向けて行う音楽イベントは初めてでした。
曲目はお母さん方がよく知っている曲を選曲し、「上を向いて歩こう」、「ふるさと」「時代」など、一緒に歌ってもらいながら聴いて頂きました。
童謡などは、「何十年ぶり?に歌ったけど覚えているものだね」などとお話をしながら楽しい時間は過ぎていきました。
途中でちひろちゃんとのエピソードや、私自身が七ヶ浜に残るきっかけになったことなどを話しながらコンサートを進めていきました。
1時間くらいの短いコンサートでしたが、最後はいつものきずな喫茶のようにお茶を飲みながら、大切なひとときを過ごしました。
お母さん方からは「癒される」「心地よかった」などと、うれしいお言葉を頂きました。
少しでも住民の方々の心に響く「音楽」を届けることができたのではないかと思います。
きずな館開館以来オープンしてきたきずな喫茶ですが、4月からは生活不活発病の予防の意味も込めて集会所と同じようにセルフサービスに変わり、新しい「住民の方同士が集まる場所」になりました。
もちろん、今までと同じようにボランティアさんと住民の方が交流する場所、というのは変わっていません。
みなさんもきずな館にいらした時は寄って行ってください。
いつものあの笑顔が、きずな喫茶で待っています。
以上でスタッフとして活動していた私の報告は最後です。
スタッフとしては約半年、主にきずな館の管理をさせて頂きながら、多くの住民の方々と接してきました。
各イベントやボラバスで来て頂いたボランティアさんには、大変お世話になり、本当にありがとうございました。
帰名する前に地元の方々へ挨拶周りをしていく中で、おひとりの方からお言葉を頂きました。
「さみしいけど、君も普通の生活に戻っていかないといけない。君だけじゃなくて、もちろん俺たちも普通の生活に戻らないといけない。でも、また遊びに来い。待っているから。」
住民の方々が「普通の生活」に戻っていくために私たちに何が出来るのか。
これが今後1年七ヶ浜に拠点をおいて活動するRSYにとって、そして、離れた場所から支援をする私たちにとって、課題となることです。
また、月に一度開催している七の市のように住民の方と一緒になってやることが、これからは重要になってきます。
1年2カ月経った今でも、まだ現地ではボランティアさんが必要とされています。活動内容は日々変化し、ニーズも変わっていきますが、本当の支援はここからだと思っています。
住民の方と一緒に活動してくれる方、心に寄り添ってくれる方、繋がりのある縁に会いに
来て下さる方…。そんなみなさまの支援が、住民の方々の力になれると信じています。
七ヶ浜町を、そしてレスキューストックヤードの七ヶ浜での活動をこれからも支えて下さい。
毎月七日は「七ヶ浜の日」、復興スイーツ販売します!
皆さま
お世話になります。RSY浦野です。
さて突然ですが、毎月七日は何の日かご存知ですか?
そうです、「七ヶ浜」の『七』にちなんだ、「しちがはまの日」なのです!
今回で第3回目となる、きずな工房×企業×NPOのコラボ企画、『RAINBOW project』。
きずな工房で作ったミニトートバッグに、洋菓子フィレンツェさんのおいしいスイーツがセットになった復興スイーツの販売が今月も始まります。
・日時:6月7日(木)9:30~ (20セット限定!次第終了します)
・販売場所:洋菓子フィレンツェ高畑店
名古屋市中川区荒子1-194(あおなみ線荒子駅北、中川郵便局隣)
・販売品:きずな工房のミニトートバッグとフィレンツェかえるクッキーのセット/1000円(税込)/限定20個
■TEL:0120-34-1318
■営業時間:AM9:30~PM9:00
復興スイーツのカラーチラシはコチラ!
しかも今月は、この復興スイーツを手に入れるチャンスがもう1回あります。
既にご案内させて頂いている『にっぽんどまんなか 安心安全防災フェア』の会場内の、物産販売コーナーのフィレンツェさんの販売ブースで、かわいい巾着袋付きスイーツが販売されることになったのです。
・日時:6月9日(土)10:00~17:00、10日(日)10:00~16:00
・場所:オアシス21 銀河の広場 物産販売コーナーにて
イベント詳細はコチラ!
・販売品:きずな工房のミニ巾着袋とフィレンツェかえるクッキーのセット/700円(税込)/限定50個
※他にも、フィレンツェさんで取り扱っているおいしーいスイーツも沢山あります!
※物産販売コーナーでは、他にも、七ヶ浜のお母さんたちの手作り品、仮設店舗「七の市商店街」佐藤鮮魚店や、のりチップスで有名な星のり店、みお七ヶ浜さんなどからも、『七ヶ浜の味』を沢山取り寄せて販売しますので、こうご期待!
被災地で頑張っている人たちと、被災地を応援したいという人たちの気持ちが一つになった『RAINBOW project』。
みなさん、ぜひ応援して下さい!
※『RAINBOW project』とは?
美しい海に囲まれた宮城県の小さな町、七ヶ浜。
この町にも3月11日、16mの大津波が押し寄せました。
一瞬にして奪い去られた命と暮らし。約1000世帯が今も仮設住宅での生活を余儀なくされています。
住みなれた場所や大切な人・物との繋がりを断たれ、「以前のように出歩かなくなった」「何もすることがない」という方々に対して、仲間づくりや仕事・生きがいづくりを目的に、昨年12月に「きずな工房」が誕生しました。
ここで作られた製品は、全て被災された方の手によるハンドメイドです。
「笑顔がカエル」「元気がカエル」「元の町にカエル」の願いを込めた『カエルちゃん』のロゴマークがトレードマーク。
工房に集まったお母さんたちが、毎日心をこめて制作しています。
「誰かが私達の作ったものを手にして喜んでくれたら嬉しいだろうね~」というお母さんたちの声をきっかけに、NPOと企業が協力をして工房製品を多くの方の手にお届けする「RAINBOW project」が立ちあがりました。
洋菓子フィレンツェでは、毎月七日を「七ヶ浜の日」とし、『きずな工房・手作り品×フィレンツェ・スイーツ』をセットにして販売しています。(大量生産ができないため、毎月20~30セット限定)
この『復興スイーツ』をご購入頂くと、売上の一部が作り手さんに工賃として還元されます。
名古屋からできる支援はまだまだ沢山あります。
おいしい笑顔とみなさんからの暖かい気持ちが「カエル」プロジェクト。ぜひ応援して下さい!
[販売店]
洋菓子フィレンツェ高畑店/名古屋市中川区荒子1-194(あおなみ線荒子駅北、中川郵便局隣)
■TEL:0120-34-1318 ■営業時間:AM9:30~PM9:00
[きずな工房]
工房の様子を随時配信中!
七ヶ浜町社会福祉協議会
■TEL:022-349-7781 ■開所時間:AM10:00~PM3:00(月~金)
[RAINBOW project]
洋菓子フィレンツェ/株式会社山田組/株式会社ナックプランニング/NPO法人レスキューストックヤード
七ヶ浜町ボランティアきずな館にAED設置完了!
皆様
いつもお世話になっております。ボランティアきずな館 郷古です。
きずな館に「日本災害救護推進協議会」からAEDが寄贈される事になりました!
有事の際により多くのひとが扱えるようにと、ボランティアセンターのスタッフの方々と一緒にAED講習を受けました。
資料を見ながら実際に練習用AEDを使い、約2時間の講習を行いました。
このAEDの講習内容(ルール)は5年に一回更新されるので、
以前講習を受けられた人でも定期的に受けるべきだそうです。
参加者の声として
「前は「頭の中の下にタオルを敷く」って習ったんだけど今はそこまで重要ではないんだねー」
「心臓マッサージの手の置く位置変わったんだー」
「AEDが近くにない場合が多いから一次救命(心肺蘇生等)を習えて良かった」
などの声が上がり、講習を受けないと分からないことや、
措置の方法が間違っていて逆に致死率を高めてしまうことがあるということを知りました。
講師の川波さんは
「緊急時一人だけでは、できることもできなくなってしまう可能性がある。
一人でやるのではなく、仲間を呼び、みんなで力を合わせて手当てする。
肉体的にも、精神的にも大変な一次救命を知っているだけでで助けれる命がある。
是非、他の人も講習を受けてほしい」とおっしゃっていました。
定期的に救命講習を行っている場所も各地にあります。
突然の出来事にも対応できるよう機会があればみなさんも講習を受けてみてください。
宮城県七ヶ浜町報告【第107報】つぶやき
お世話になります。RSY飯田です。
最近のつぶやきをご紹介します。
・今まで病気になんてなった事なかったのに、仮設に入ってからずっと風邪をひいてるの。ストレスのせいなのかなーとは思うんだけど、どーにもなんないわよね。友達も、カビが部屋中に生えたせいなのか、咳が止まらなくって…。みんな体調崩す時期なのかもしれないね。(仮設住宅:60才女性)
・七ヶ浜でまだ見つかってない人が4人いるんだけど、その1人が妹なんだ。親戚も1人見つかってなくてね。どこでどうしてるんだか…もう帰って来ないとわかってはいるけど、諦めきれないんだよね…。(仮設住宅:70代男性)
・津波は自然が起こしたことだから、怒りも恨みもできないし、この気持ちをどうしたらいいか毎日毎日考えちゃっうの。考えすぎて眠れない時に、夜遅くまで縫い物をして気を紛らわすことも多いのよ。それは今でも変わらないの。(仮設住宅:60代女性)
・漁師小屋って、船の大きさに寄って場所が違うんだけど、漁港がダメになって大きい船も小さい船も、今は一緒の場所なのね。獲るものが違うし、今まで知らなかった漁師さんとも仲良くなれたんだよ。風が出てきたなぁ。ここでこんな風が強いと、海は荒れてるなー。(仮設住宅:40代女性)
・七ヶ浜はいーっぱい良い所があったのに、きれいさっぱり流されちゃって…。前の家があった場所は、あれから一度も見に行ってないのよ。海も怖くて近づきたくない。ボランティアさんが浜をお掃除してくれたって聞いても、見に行こうっていう気になれないの。(きずな館:70代女性)
—————————————————————————————————–
最近の七ヶ浜は、自然と足が外に向くような気持ちの良い天気の日が増え、
いたるところで花が香り咲き、庭や畑仕事に精の出る季節になってきました。
日も長くなったなーと感じる今日この頃。
夕方遅くまで、外でおしゃべりしているお母さん達も見かけます。
一見よくある街での風景ですが、その背景は慣れ親しんだ地域や住居ではありません。
変化した生活環境に慣れようと、気付かないうちに無理をされている方もいるでしょう。
「寄り添う」ということ。改めて、その難しさを感じています。