【報告】長野県白馬村・仮設住宅入居(陶器市)

みなさま

お世話になります。七ヶ浜事務局の松永です。

長野県神城断層地震で被害を受けた白馬村への活動について報告致します。白馬村では12月28日に仮設住宅が完成し、29日に鍵渡しを入居可能となりました。

入居に合わせて、現地より陶器のオーダーがあったため、岐阜県陶町「明日に向かって街づくり推進協議会様」、京都府宇治市炭山区の「炭山の窯元様」から寄贈頂いた陶器を白馬村社会福祉協議会様にお渡し致しました。その陶器を使って、12月30日13時より、仮設住宅横の飯森体育館にて陶器市が開催されました。

住民約30名以上が参加し、柄・色とりどりの陶器が並び、自分好みのものを選んでいました。寄付した陶器では、湯飲み、マグカップ、急須、皿(大・中・小)、茶碗、どんぶりなどです。

会場では、ひとつひとつ見定めて無言で選ぶ方、住民同士で「この陶器いいよ!」と笑顔で話す方など、楽しそうに陶器市に参加している方が多くいました。

平等に入居者全員に同じものを配布することも大事だと思いますが、欲しいものを自分自身で選べることは、ストレス発散に繋がっていくのではないかと感じました。
長期の避難生活に「もううんざり。」 、引越荷物が多くて「なにから手をつけていいかわからない。」等の声があり、疲れが溜まっている様子が伺えましたが、陶器市で多少の息抜きの場が作れたのではないかと思います。陶器市の来られなかった方のために、年末年始は飯森体育館に陶器コーナーを設け対応しました。

 

今後も白馬村への応援を継続し、街頭募金・2月中旬予定のスキー&仮設住宅交流バスツアー・白馬村の子ども達の名古屋招待ツアー等を行っていきますので、ご協力頂ければ幸いです。よろしくお願い致します。

 

○長野県白馬村応援企画

■[1月10日(土)]街頭募金→[コチラ

■白馬村応援バスツアー実行委員募集→[コチラ

■2014年度[2月9日(月)]被災者支援報告会(災害支援報告会)→[コチラ

【募集】長野県神城断層地​震・白馬村応援バ​スツアー実行委員会メンバー

皆様
RSY事務局です。
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
さて、昨年11月22日発生した長野県神城断層地震で被災した白馬村への支援の一環として、
2月~3月にかけて応援企画を実施することとなりました。
ついては、企画実行委員を募りたいと思います。
ご希望の方は、1月9日(金)までにお名前・メールアドレス・携帯電話番号をRSY事務局
(担当:林・松山・浦野)までお送り下さい。皆さんのご協力をお待ちしております。
================= 以下概要
長野県神城断層地震 白馬村応援企画
(企画実施の背景)
11月22日の地震発生後より、震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)との協働のもと、白馬村へ支援活動を行っています。
★これまでの主な活動内容
1)NPO受け入れ窓口の設置
※震つなを主体として、災害ボランティアセンターでは対応が難しい、倒壊家屋からの貴重品取り出しや家屋の補強などを専門ボランティア(テクニカルチーム)で対応。また、避難所でのサロン活動等の生活支援を実施しました。
2)応急仮設住宅入居者への陶器提供
※RSYを主体として、「宇治市炭山の窯元一同」様(京都府宇治市)、「陶町明日に向かって街づくり推進協議会」様(岐阜県瑞浪市陶町)よりご提供頂いた、皿や湯のみ、茶碗などの陶器をお届け。「いい陶器がいっぱいで嬉しい。」、「この急須で入れたお茶がすごい美味しかった。」等の声もあり、新生活への応援に繋がりました。
★現在の課題
(以下、活動を通じて聞いた地元住民の皆さんからの声)
・この地震で修学旅行客が数百人単位でキャンセルになるなど、風評被害の影響が出ている。
・子どもが震災のショックで一時的に学校へ通えなくなったり、避難所生活や仮設住宅への引越しで、家族との思い出作りや気分転換の機会がほとんどない。
・12月29日より35戸の応急仮設住宅への入居が開始。避難所生活の疲れや、慣れない環境での暮らしとなり、しばらくは落ち着かず、不安で不便な生活が続く。
★今後の活動
RSYでは、『風評被害の軽減』と『新たな出会いと楽しい思い出作り』をお手伝いすることを目的に、2月~3月にかけて、バスツアーを企画します。
【第1弾】
素敵な出会いを繋げよう!バレンタインスキー&ほっこり交流バスツアー(仮)
・実施予定日:2月14日(土)~15日(日)
・内容:白馬村でスキー三昧、または、応急仮設住宅の住民の皆さんとほっこり交流会。 
【第2弾】
名古屋にいりゃ~せ!白馬村子ども名古屋観光バスツアー(仮)
・実施予定日:3月下旬
・内容:被災地の子どもや親子を名古屋へご招待。名古屋名物と観光で、春休みの楽しい思い出作りをお手伝い。
ツアーへの参加募集は近日中に改めて告知しますのでお楽しみに!
★皆さんにご協力頂きたいこと
1)実行委員会への参加
月1回~2回程度、実行委員会を開催します。実行委員会の皆さんには、上記ツアーの企画づくりや当日の運営を担って頂きたいと思います。
2)支援募金活動への参加
▼街頭募金を行います
・日時/1月10日(土)14:00~16:00
・場所/名古屋栄三越ライオン像前
・集合/13:30にRSY久屋事務所
・内容/長野県神城断層地震での被災地支援活動募金
・連絡先/090-5000-8386(RSY林)
参加を希望される方は、下記をRSY事務局(info@rsy-nagoya.com)までご連絡ください。
当日飛び込みも大歓迎ですが、ご一報いただけると幸いです。
①お名前:
②連絡先(できれば携帯電話):
③参加時間(途中参加、途中抜け大丈夫です)。
④参加人数(代表者が申込む場合):
※大雨・洪水・暴風・大雪いずれかの警報が出ていたら中止とします。
▼銀行・郵便からお振込みも出来ます。
<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※お名前の前に「カツドウキフ」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「カツドウキフ」とご記入ください。

【第1報】長野県北部地震への支援について(11月25日~27日)

みなさま

お世話になります。レスキューストックヤード事務局です。

RSYでは震災がつなぐ全国ネットワークをはじめ、当団体と繋がりのある支援団体と協力し、11月22日に発生した長野県北部での地震により被害を受けている長野県白馬村へ支援活動を展開しています。

 

23日に先遣のため震災がつなぐ全国ネットワーク・松山、24日にRSY・浦野が現地入りしました。また、25日よりRSY・松永を派遣し、白馬村社協と避難所運営者に確認の上、避難生活の疲れを少しでも癒してもらおうと避難所の一角にミニサロン(喫茶コーナー)を設けて、ホッとできる場の提供を始めています。27日より、日頃つながりのある学生ボランティアがミニサロン運営のために現地入りし、以降も名古屋市の災害ボランティア等が現地へ入り、ミニサロンの運営を担う予定です。

 

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●被害状況(白馬村ホームページより)
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<家屋被害>
全壊:80(内住宅27)/半壊:36(内住宅17)/一部損壊:108(内住宅58)/計:224件
<人的被害>
重傷:4人/軽傷:19人/計:23人
<避難所開設状況>
避難者数(11/28 18:00時点):137人(自主避難含む)

 

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●状況および活動報告(震災がつなぐ全国ネットワークの報告より)
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白馬村では、11月24日に災害ボランティアセンターの開設が決定。25日から正式に稼働。
天候不順により、被災現場での活動も制限されていたが、27日より屋外での活動も開始。

連休が明け、家屋被害の保険調査が本格的に始まるが、被災した家屋全ての調査にいつまでかかるかは未定。そのため、雨天でなくとも家屋そのものに影響する活動が未だ出来ない状況となっている。

今後、保険の調査や罹災証明に必要な調査が完了し天候が落ち着いた際には、今よりもニーズは増える見込み。被災地域外にお住いの村民の方も多いため、近隣住民の力により、活動が行なわれていくと思われる。

応急危険度判定で赤紙(危険)や黄紙(注意)の判定がなされた建物については、特殊技術や専門知識のない一般のボランティアの安全確保が確実でないため、社協の災害ボランティアセンターとしては、現時点では活動を見合わせる方向だが、雪が積もる前に必要な家財の取り出しや保管が必須のため、過去の地震被災地支援の経験を有するNPO等と白馬村社協で話し合いを持ち、地元の建築組合などの協力を得て、家屋の安全確認作業を開始している。

避難所や被災地区では、連日のマスコミや様々な人の出入りが激しく、住民からの苦情も出始めている。外部者(ボランティアを含む)が関わりすぎない配慮が必要になってきている。一部、住民でもボランティアでもない人が被災現場に入ることのないように、特定のビブスや腕章を付けるなどの対策を始めている。

白馬村は自助力、共助力が非常に高い反面、素性の分からない外部者へは相当の気を遣うこととなり、ボランティア側も丁寧な対応が求められている。また、甚大な被害があった地域が局地的なこともあり、既に村内在住者がボランティアとして登録を申し出ているため、できるだけ地元の意向を尊重し、無理のかからない範囲で復旧のサポートができればと考えている。

白馬村役場に隣接する避難所では、地域の婦人会の炊き出し(汁物)がほぼ毎食行われていることから、外部からの炊き出しの申し出があった際は小谷村への紹介をしているようです。小谷村も白馬村同様、地域の結束が強いことから、地域内で協力しての炊き出し等ができているとのこと。

地域全体が被災地でないことから、被災していない方々からの支援の申し出も多く、地域の絆を実感している。しかし、降雪等の影響により、仮設住宅が建設できない可能性もあるため、避難生活の長期化も心配される。

 

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●避難所でのミニサロン運営
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避難生活も長くなる見通しであり、避難生活の疲れを少しでも軽減できるよう、
白馬村社協と避難所運営者に確認の上、ホッとできる場の提供を始めています。

<27日実施の様子>
◆来訪者:7名(男性2名、女性5名)※年配の方が多い
◆サロンでお聞きした住民の声
・5歳の子を平日5時まで幼稚園に預けているから、土日が心配。
・社協にこんなによくしてもらって感謝している。弁当以外にあったかい味噌汁もありがたい。
・(娘が親に対し)ボランティアがどんなことしてくれるか、(チラシを)ちゃんとみなよ。
・(被害が大きすぎて)掃除ができるような感じじゃない。
・好きな時間にお風呂にいけると嬉しい。だけど、お風呂の場所を選べるのは嬉しい。
・被災した日は、妹の娘の結婚式だった。
・お風呂に入っているときに地震が来た。お風呂のお湯が天井に上がって、降ってきた。
娘が助けに来て、トイレに避難した。貴重品を探したが、パニックになって見つけることができなかった。
ここの地域はコミュニティがしっかりしていて、よそ者が入りにくい。都会とのギャップが激しくて、お母さんに言えないけど、帰りたい。
・揺れた直後にタンスが4本覆いかぶさってきて、その後45分間記憶がない。
・納屋へ物を移動させたが、納屋が壊れそう。どこに物を置こうか・・・。

 

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●住民の声や様子
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・被災現場を巡回していると、倒壊した自宅からから物品を取りだす方がいたため、
「お手伝いしましょうか?」と声をかけるも、「自分でやるからいい。」と遠慮された様子が伺えた。
会話をする中でお手伝いをすることになり、「やっぱり人が多いと早いね。助かった、ありがとう。」と嬉しそうな声が聴けた。
警戒もあると思うが、外部に「手伝って」とあまり声を出さない地域性を感じた。
・今後どうすればいいのか全く見えない(罹災証明、解体の費用補助、避難所はいつまでなの等)との声が多い。
・80代のおばあさんが「先祖代々の土地とお父さんと私が苦労して守ってきた家に帰りたい。絶対に直してもう一度住みたい」といいながら声を出して泣いていた。

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