中国四川省大地震・現地報告会開催報告

6月16日に開催された中国四川大震災現地報告と今後の支援を考える会には、100名を超える方々にご参加いただきました。
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6月13日に帰国されたばかりのCODE吉椿氏からは、地震直後の生々しい現実や以降約1ヶ月に亘り小地域の被災者とともに井戸掘りや田植えでともに汗を流し、語り合われた経緯から、住民のエンパワーメントも生まれてきた。今後も寄り添うことを大切に、支援活動を継続したいと報告がありました。
またNVNAD渥美氏からは、被害の甚大さ(東海・東南海・南海地震に匹敵する)、民族の多様さ、そして特にオリンピック以後のトーンダウンを予測し、「お隣としてのボランティア」「観光で行く」などのアクションが必要であり、また現代中国をもっと勉強しなければならないとも指摘されました。
参加された方々は、「とにかく生々しい現実を知った」「やはり報道だけではわからない」など、お二人の報告から現状を知らされ大変参考になったという感想を多くいただきました。また、今後の具体的な支援策については、本会をその第一歩として引き続き「作業部会」を設置して検討を続ける賛同を得ました。
復旧・復興はまさにこれからが本番です。被災者の方々に「応援していますよ」「忘れてはいませんよ」という市民レベルの支援をこれからも模索していきたいと思っております。今後ともよろしくご支援・ご協力くださいますようお願いいたします。

作業部会の参加者を募集しています!

今後の具体的な支援メニューを一緒に考えるため、不定期に会合を持ちます。どなたでもご参加いただけますので、ご希望の方は事務局までお申し出ください。

メーリングリストを新設します!

作業部会の参加の可否にかかわらず、メールを通して意見交換していただける方を募集します。ご希望の方は事務局までお申し出ください。

支援金を募集しています!

郵便振替:00800-3-126026 加入者:特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に必ず「中国四川大震災支援」と明記してください。

岩手・宮城内陸地震[第4報]

栗田です。お世話になります。
今回の地震対応に関しましては、以前から交流のありました宮城県社協より協力依頼される形で、一昨日より事務局長・浦野を派遣しております。また今回はNPO愛知ネットよりスタッフの派遣について相談がありましたので、同行していただいております。地震翌日からの派遣にもかかわらず、こうした迅速な対応にいたりましたのは、いずれも「顔の見える関係」があったからであります。やはり平常時からの信頼関係の構築が、災害対応の基本だと痛感している次第です。
さて、浦野からレポートが届きましたので、ご報告させていただきます。
○今日(2008.6.16)の動き

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岩手・宮城内陸地震[第3報]

皆様
お疲れ様です。RSY浦野です。以下現地報告です。
6月15日13時付で、下記の市町に災害救助法が適用されたようです。(*印が今回の適用市町)。いずれの市町も適用は14日から。
◆岩手県
一関市、*奥州市、*北上市、*胆沢郡金ヶ崎町、*西磐井郡平泉町
◆宮城県
栗原市、*大崎市
■現地の様子(6月15日・21:00現在)
○山形のボランティアCさんから情報提供
[被害状況について]
宮城県社協、栗原市社協、栗原市役所を訪問し、現在、一迫、花山、鳴子を回っている途中、避難所から自宅に戻る地元の皆さんを見かけましたが、思いのほか、被害が大きい箇所は人里から少し離れた地域が主なので、路面のうねりや亀裂、余震が時折あるものの、家屋等の損壊が中越や能登と比べて少ない印象があります。別途、栗駒を回った山形のメンバーの感想も同様でした。宮城の今日は、天気が良好ですが、明日は崩れる予報です。
[ボラセンについて]
ボランティア関係については、地元社協の話を聞いた感じによると、行政と地元住民との間で初動対応は何とかなりそうだというニュアンスでした。ただし、「今日いっぱい被害地域を巡回して、ボラセンの設置の有無を正式に決定したい(栗原市社協)」という話しです。
[文化財について]
山形の文化財保護ネットワークからの連絡によると、文化財が随分(どの程度か不明ですが)損壊した、と、宮城の文化財保護ネットワークから報告が入ったそうです。また、栗駒を回った山形のメンバーも、登り窯を失った陶芸家宅の手伝いをした、という話もあり、今後は、こういった面を含めた復興支援の必要性を感じました。
○NPO法人レスキューストックヤード/浦野、NPO法人愛知ネット/南里さん
[本日の動き]
・11時ごろ浦野、南里さん「みやぎ災害ボランティアセンター」到着。後方支援としてセンターにて対応されていたSさんに現状についてお話を伺う。(山形のCさんとは入れ違いになりました)
・大妻女子大学教授/Hさんと合流。明日、一緒に現地に向かうことを申し合わせる。
・現地にいる宮城県社協/Kさんと電話連絡。本日愛知組は仙台に待機、明日午前より一緒に栗原市社協入りすることを確認。
[被災地の現状について](みやぎ災害ボランティアセンターより情報提供)
・外部ボランティアが被災地に多く入ってきている。土砂災害等の2次災害が懸念されるので、ボランティアは、事前に栗原市社協に連絡を入れてから、現地に入るか否かを決めて頂きたい。
・現在、栗原市社協を中心にニーズの把握を行っている状態。そこへ外部ボランティアが沢山入ってきているため、対応が間に合わずに苦慮している。
・ボランティアセンターを立ち上げる予定は現時点ではないため、ボランティア対応の受け皿が整っていない。しかし、被災された方のニーズ状況に合わせて、その必要性を検討していきたいと考えている。
[被害がひどいところ]
栗原市=人口:79,301人(男性:38,230人、女性:41,071人)
・鴬沢地区(約3050人)/映画東京タワーの撮影も行われたところ。炭鉱の町。
・栗駒地区(約13,340人)/ちょうど栗駒山のふもとにある地域。
・花山地区(約1533人)/ダムが建設されている。
※現在のライフラインの様子(栗原市HPより)*
[停電情報】*6月15日(土曜日)12:00現在
花山(本沢地区) 196戸、栗駒(沼倉耕英地区) 115戸 … *合計 311戸
【断水情報】*6月15日(日曜日)6:00現在
鶯沢地区 1,041戸、花山地区 125戸、栗駒地区 1,614戸 … *合計 2,780戸*
[南里さん所感]
社会福祉協議会さんを中心に先遣隊が現地入りしている状況で、今後も社協さんが主体となって活動が展開されると思う。被害の多かった栗原市は、「昔から住んでいる」方が多く、県社協のSさんによると、見ず知らずの人には「構えてしまう」特徴があるそう。その地域性を念頭に、社協さんや地域の方々、またボランティア活動される方と一緒にどう支援活動をすすめていくのかが至急の課題だと思う。
[浦野所感]
ボランティアセンターが設置されていない中でも、外部ボランティアが、個別に地域の中に入って活動しているようです。中には、被災された方からのニーズを自らつかみ、対応しておられる方もいるとは思いますが、「災害ボランティア=作業ボランティア」をイメージしている方も多い様子。また、地域の中には、初めて顔を合わすボランティアに、戸惑う方もおられるようです。

道路の寸断や余震の心配がある程度おさまるまでは、外部ボランティアはむやみに入るのは避ける必要があると思います。また、人によっては、気軽に頼める方もいるとは思いますが、知らない人との関わりは、基本的に誰でも警戒心が働いたり、戸惑ったりするものだと思います。そのため、今の時期は、作業そのものよりも、丁寧に信頼関係を作ったり、相手の方の気持ちのペースに合わせた働きかけがとても大切だと感じます。
特に今の時期、被災された方の気持ちとしては、余震の心配があったり、ライフラインが寸断されていたり、「いつまでこの状態が続くのか」という先の見通しが持ちにくい状態が続いていると思われます。その状態で、「何でも手伝います!」といっても、「じゃ、○○をお願いします」とすぐに答えられる方は、なかなかいらっしゃらないのではないかと思います。
また、地震には比較的慣れている地域とは言え、震度6強の揺れを経験していた方々です。大きな揺れを体験された驚き、恐怖、不安、戸惑いなどの思いを、少なからず持たれている方もいらっしゃるのではないかと想像します。大きな力にはなれないかも知れませんが、おせっかいかも知れませんが、そういう話にひたすら耳を傾け、気持ちに共感することで、被災された方の不安な気持ちを一瞬でも紛らわせたり、話を聞いてくれる人がいるという存在が、遠くから来たという事実が、心強さや安心感につながったりするかも知れません。
四川省大地震で、毎日現地報告をして下さったYさんの手記を思い出しました。特別な支援をしたわけでなく、ただ話を聞くことしかできなかったが、「私たちに関心を向けてくれてうれしかった。」と被災された方がポツリとこぼされたことがあったそうです。
このようなことにしっかりと視点を合わせ、宮城県社会福祉協議会や栗原市社会福祉協議会の皆さん、被災地域の皆さんは、地元主体で1日も早い復興に向けた動きを作ろうとされています。
私たち外部のボランティアは、地元のこのような動きを尊重しながら、そして、一人ひとりがいつでも被災者の方に「寄り添う」視点を持ち、そこに価値を見出すことができたなら、もっと早い段階から、被災地が必要とする丁寧な支援活動が展開できるのではないかと思っています。
地元でなければできないこと、外部のボランティアだからできること、きっとそれぞれの役割があると思います。互いの違いを認め合いながら、すべては「目の前にいる一人ひとりの被災者の方のために」力になれることを明日以降、皆さんと一緒に見出していければと思います。

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岩手・宮城内陸地震[第2報]

岩手県・宮城県で震度6強を記録する地震が発生しました。
RSY/震つな名古屋事務局では浦野がNPO愛知ネットのスタッフと共に明日15日(日)朝、宮城県社協に向けて出発します。
■RSY会員:Sさんより
・岩手県一関市在住の叔母と連絡が取れた。
・一関駅より1.5キロのところの地域。町の雰囲気は、下町のような感じで、住宅があり少し足を運ぶと田んぼや畑、山があるというのどかな場所。
・震度6強の揺れを観測。
・「とにかくよく揺れた」のひと言。横揺れが1分程度続いた。
・過去にも何度が地震を経験していたということで、比較的揺れには慣れてい様子であり、落ち着いた対応だった。
・以前に体験した震度4の縦揺れよりは、横揺れだったということで衝撃少なかったがゆれ幅は大きかった。
・地盤が固い地域のようで、叔母の家は古い家屋であったが、倒壊はなく、近所もみんな無事だった。
・しかし家の中はぐちゃぐちゃ。「孫が帰ってきたら、片付けをするつもり」とのこと。
■現地情報
平成20年度 被災地支援・災害ボランティア情報(第3号)『岩手・宮城内陸地震』について(第2報)(全国社会福祉協議会 地域福祉部 全国ボランティア
活動振興センター
発行)によると、宮城・岩手ともに、災害ボランティアセンター設置は見送り、とのことです。
宮城県/災害・防災情報(県庁)
ずっぱりボランティアいわて:緊急情報(岩手県社協)
いわて防災ポータル(県庁) 
■震つなの動き(6月14日・20時00分現在)
震つな各団体、宮城県社協等からの情報を合わせますと、今の時点でたくさんの外部ボランティアが支援に入るというよりは、今後、地域での助け合いに対する
情報提供を考えていくほうがよいのではないかという見解です。
亡くなられた方、けがをされた方もいらっしゃいます。被災された方々には心か
らお見舞い申し上げます。
○オールとちぎ(とちぎVネット)
・スタッフ2名が栗原氏花山地区入り。車で走っているが、がけ崩れを目にするものの、大きな住宅の被害等は確認できない。
○ハートネットふくしま
・スタッフ2名が栗原市栗駒地区入り。避難所を見て回ったが、日常支援の延長で対応可能との見通し。宮城県社協K氏との間でボランティアセンター設置見送
りを申し合わせ。これから一関方面を回って福島に戻ります。
○名古屋事務局(RSY)・NPO愛知ネット
・浦野がNPO愛知ネットのスタッフ1名とともに明日15日(日)朝、現地に向けて出発する見込みです。ボランティアセンターも設置しないとの連絡から、明日は仙台での待機にとどめる予定。
※今回の現地入りは2003年宮城県連続地震の支援でつながりのある宮城県社協K氏と連絡を取りつつ行っています。
○アレルギー支援ネットワーク
・「アレルギーでお困りの方ご連絡ください」という旨のポスター原稿を事務局が預かっております。支援で必要な方は事務局までご連絡ください。
※引き続き情報を収集しています。
※RSYでは今回の地震のボランティア活動支援のための緊急募金を募ることといたしました。皆様方のご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。
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RSY災害ボランティア活動支援募金
郵便振替:00800-3-126026
加入者:特定非営利活動法人レスキューストックヤード
*通信欄に「岩手・宮城内陸地震」と明記ください。
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岩手・宮城内陸地震[第1報]

岩手県・宮城県で震度6強を記録する地震が発生しました。
RSY/震つな名古屋事務局では浦野がNPO愛知ネットのスタッフと共に明日15日(日)朝、宮城県社協に向けて出発する見込みです。
■ハートネットふくしま・Nさん
岩手にも友人が多く、電話がつながった人の範囲では大丈夫だったということ。
しかしつながらない人も多く、情報収集中である。
■宮城県社協/K氏
今ようやく職場に着きました。
仙台市内は電車関係が不通で渋滞を起こしていますが、あとは大きな被害はありません。
宮城県北部、6強の登米、栗原の社協とも連絡をとりましたが、今のところ、特に大きな混乱や被害はみうけられない
とのことでした。さらに被害の確認をするとのことです。
また詳細がわかりましたらご連絡します。
■RSY会員Sさんの友人からの情報
仙台の友達に連絡とってみました。
移動中で車がやけに揺れたので、風が強いのかと思った。電柱や街灯が激しく揺
れているのに気付き地震だとわかり、路肩に寄せ、揺れがおさまるのを待った。
今は落ち着いている。
※引き続き情報を収集していますので、ご協力をお願いいたします。

2008年度 RSY通常総会のお知らせ

 既に正会員の皆様には、ご案内を送らせていただいておりますが、RSYでは2008年度の通常総会を6月28日(土)に予定しております。
日時: 6月28日(土)14:30~16:45
場所:第1富士ビル3階第1会議室(名古屋市東区代官町35番16号)
内容
14:30~15:30 総会
    2007年度活動報告・決算報告
    2008年度事業計画案・予算案/その他
 ※総会については正会員以外の方でも、議決権はありませんがオブザーバーとしてご参加いただけます。
15:45~16:45 基調講演
  『命と暮らしに寄り添った被災者支援について』
講師:五百井 正浩 
(真宗大谷派玉龍寺住職)
※基調講演についてはどなたでもご参加いただけます。
 正会員以外の方で参加をご希望される方は、事務局(052-783-7727)まで、ご一報いただきますよう、お願い致します。

第2回おしゃべり食堂♪

こんにちは♪
先日16日に第2回おしゃべり食堂が開かれました。10人の方に参加していただきすごく楽しい時間を過ごしました☆初めて参加していただいた方もいて、徐々におしゃべり食堂が皆さんに知っていただけていると思うと嬉しく思いました。先月は桃のお花を送っていただいた刈羽村からお米が届き、今回のおしゃべり食堂のメニューはカレーライスでした。
大勢で談笑しながら食事をするのは楽しいし、嬉しいと改めて思いました。
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★次回のおしゃべり食堂のご案内★
日時:7月18日(金)  18時30分~

場所:RSY事務所
会費:会員さん450円   非会員さん500円
皆さんの参加をお待ちしています★

祝!男児誕生

皆さん、聞いてください。

われらがボス、栗田のお家に、

昨日、天使が一人やってきました。

 

興之朗ご生誕 009.jpg名前は興之朗(こうしろう)君です。

予定より2週間程早いご到着。

ご心配頂いた皆さんにもお知らせしたいと、ブログにのせさせて頂きました。

 

中国の地震やミャンマーのサイクロンでは、多くの子どもが命を失いました。

たったひとつのこの命、災害なんかで絶対に失わないよう、

私達は過去の災害を真摯に受け止め、学ぶべきだと改めて思います。

 

 

 

ミャンマーサイクロン及び中国四川省大地震【続報 0516 】

皆様
栗田です。お世話になります。
先日お届けさせていただきました情報に呼応して、一昨日ある女性がわざわざ事務所に足を運んでくださり、募金をしてくれました。そして今日、同じ女性が再度来てくださり、会社で集まりましたと持参していただきました。また来月に講演会でお邪魔する予定の主催者から、「講演会の参加者に募金を呼びかけるので受け取ってほしい」とのご連絡もいただきました。皆様本当にありがとうございます。当方でも小さな支援の輪が直実に広がっていることをご報告しつつ、引き続き皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
さて、CODEからデイリーで続報が届けられておりますが、その一部を転送させていただきます。さすがはCODE!視点は「一人ひとり」です。中国ではスタッフが成都に到着し、被災者の生の声に触れられレポートしてくれています。今後はさらに支援が行き届いていないところにも入られ、必要な支援策を模索されていくでしょう。日本の報道もあとどのぐらい続くかわかりませんが、「大変だー」だけではなく、これから人がたくましく復興していく様をむしろCODEは視野に入れていると思います。私たちもできることを考えましょう。
(一部の方はML等で情報が重複すると思いますがお許しください)
■ 中国四川省大地震救援ニュース 7
Yさんからの現地レポート(第2報)です。
 ゲストハウス近くの空き地にテントを張って生活している人にヒアリング。交差点付近の空き地に約20張りぐらいのそれぞれのテントを張っており、中には炊事スペースまで作っていました。
 ひとりでぼーっとしている年配の女性に話を聞きました。都江堰の近郊数キロのところに住む農民の女性(75歳)は旦那さんと昨日(14日)ここに来たそうで、それまでは崩れた家の前で路上生活していたそうです。成都に出稼ぎに来ている息子さん夫婦を頼ってやってきたけれど、赤ちゃんがいる事やビルの屋内は怖いという理由で息子さんの家から運んできたテントにマットレスを敷いて寝ているそうです。食事などは息子さんが持ってきてくれるそうです。これからの事を聞くと、「まだ何にもわからないよ、家は壊れてしまったし、田んぼも出来ないし、」と。最初、怪訝そう
な表情だったおばあちゃんは、話し出すと堰を切ったように話はとまらなくなった所をみると、きっと誰かに自分たちのこの状況を伝えたかったのだろうと思います。最後には「関心をもってくれてありがとうね」と言ってくれたのが印象的でした。 同じエリアにテントをはっている中高年の夫婦にもヒアリング。道路をはさんで、目の前にある6階建てのマンションに住む40代の夫婦。祖父母と子供の6人家族。やはり屋内は怖いという理由で昼は家に戻ったりするが、夜はテントで寝ていると。
家は、電気、ガス、水道は来ているので、料理は家でして、テントで食べるそうです。これまでに政府などの救援物資は何もないそうです。目の前の道路は救急車が行き来しているのを何度も見ました。その後、四川大学の学生と日本語教師の中国人とコンタクトをとり、明日車を出してくれる事になりました。
中国四川省地震救援募金にご協力下さい
 郵便振替:00930-0-330579 加入者名:CODE
 *通信欄に「中国四川省地震支援」と明記してください。
募金全体の15%を事務局運営・管理費に充てさせていただきます
■ミャンマー(ビルマ)サイクロン被災者支援ニュース  NO2
大型サイクロン「ナルギス」が、ミャンマー(ビルマ)のデルタ地帯を襲ってから、2週間が経過しようとしています。今朝の新聞報道では、死者が43000人を超え、負傷者27000人以上という被害実態を伝えています。こうした中で軍事政権は、新憲法に対する是非を問う国民投票を強行しました。海外からの人的な援助を拒否し続けていましたが、隣国タイ国の医療チームの援助は受け入れたようです。
 さて、ご存じのようにその後中国四川省でも大地震が発生し、マスコミなどの報道もやむ得ず中国の報道に偏りつつあります。私たちCODEにしても、昨日夕刻中国四川省の被災地にスタッフが入ったこともあって、ますます情報が多くなります。それで「ナルギス」情報については、CODE翻訳ボランティアのKさんが翻訳して下さったUNOCHAのリリーフウェブの災害情報を少しずつでも流していきたいと思います。なお、13年前に阪神・淡路大震災を経験した被災地KOBEの関係者は、こうした災害情報の偏向による弊害について敏感でもあり、CODEだけではなく他の関係者の中でも同様のこだわりを持っているところがあります。「あの時」に社屋が倒壊した「ラジオ関
西」さんも、いま報道番組で必ず1回はミャンマー情報に触れると言っていました。
わずかな行為にしか過ぎないかも知れませんが、被災地KOBEから支援のメッセージを送り続けたいと思います。
<情報源:UNOCHA、08/5/13 抜粋・要約>
・2008年5月2日、3日にミャンマーを襲ったサイクロン・ナルギスは、エヤワディ管区に上陸し、最大都市ヤンゴンを直撃した。ヤンゴン管区とエヤワディ管区のデルタ地帯では、150万人から200万人の被災者が清潔な水と食料の配給、救急医療、避難所などを危急に必要としている。
・この地域は重要な米作地帯でもあるので、農家の復興が重要である。飲料水や食料、避難所がなくて立ち往生する人達がいる一方、必要な支援をもとめて被災地の外へ移動し始めている人達もいる。
・WHOはエヤワディ管区のもっとも被害の大きい地域へ、心的外傷、下痢、急性の呼吸器系感染症などへの対応も含めた即刻の医療支援が必要としている。
・ため池が塩水によって汚染されてしまった南部の村々では、清潔な水が利用できるようにすることが重大な問題となっている。漂白剤の粉末や錠剤などによる水質浄化対策や、水の運搬や貯蔵のための容器や雨水を集める装置なども含めた、清潔な水と衛生設備を供給することが優先される。
・WFP、UNICEF、UNHCR、World Vision、CAREなどが物資を用意して現地に輸送しているが、支援が必要とされる地域への国際的な人道援助要員の立ち入りはいまだ制限されている。
ミャンマー・サイクロン救援募金にご協力下さい
 郵便振替:00930-0-330579 加入者名:CODE
 *通信欄に「ミャンマー・サイクロン支援」と明記してください。
募金全体の15%を事務局運営・管理費に充てさせていただきます
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CODE海外災害援助市民センター
〒652-0801 神戸市兵庫区中道通 2-1-10
tel +81(0)78-578-7744 fax +81(0)78-574-0702
e-mail:info@code-jp.org

「社会を支えている人から学ぼう」

 今日は、”名古屋分散学習「社会を支えている人から学ぼう」”という趣旨で、三重県桑名市の陽和中学校から、6人の学生さんが事務所に来てくれました。
学生さんたちはNPOという言葉を聞くのも初めてのうえ、私の不十分な説明でRSYのことがちゃんと伝わったか少々不安なところはありますが、こうした関わりの中で少しでも防災やRSYの活動に興味を持ってくださる方が増えるといいなと思いました。

 事務所に設置してあるミャンマー・サイクロンと四川省大地震支援の募金箱に募金してくれるなど、心優しく元気一杯な学生さんたちでした。
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