新燃岳噴火災害について[第 32 報]

皆様
RSY事務局加藤、大谷です。
本日3月5日(土)の報告をさせていただきます。
本日から被災地NGO恊働センターの法化図知子さんが現地入りし、昨日に引き続き、青山学院大学の学生ボランティアも一緒に活動した。
○挟野地区での灰除去作業
高原ハートムに上がったニーズに学生ボランティア20名が入り、道路脇に溜まった灰の除去作業を行った。
○学生ボランティア
青学OBの役場職員Kさんが夜ごはんを差し入れしてくださり、その際、学生に噴火の様子を説明された。また、過疎化が進んでるこの地域で、学生さんなど、若い力に盛り上げてもらえたらという話があった。
昨日伺った夏尾のお宅の女性は、「孫と同じ世代だから、’学生’というだけで、安心感もあり、嬉しい」とおっしゃっていた。やはり県内の学生さんにも、活動に参加してほしいと思う。参加してもらえる、何かきっかけのようなものをみつけたい。

続きを読む

新燃岳噴火災害について[第 31 報]

皆様
RSY事務局加藤、大谷です。
本日3月4日の活動報告をさせていただきます。
今日からレスキューストックヤードの大谷が再び現地に入りし、14日まで活動予定です。昨日に引き続き、RSY加藤、中越・KOBE足湯隊の頼政良太さん(本日までの活動)と青山学院大学の学生ボランティアも一緒に活動しました。
○高原町役場で足湯(2日目)
今日は、昨日に引き続き役場のお昼休み時間に、足湯をさせていただいた。昨日の様子を見て、自宅で食事をすませ急いでいらっしゃった方もいた。みなさん「きもちいい~」とおっしゃっていた。学生さんたちとの会話では、笑い声が響いていた。来週も引き続き役場で足湯をさせていただく。

続きを読む

【減災協議会】「安価な耐震改修工法講習会」のお知らせ

みなさま
 いつもお世話になっております。RSY事務局藤田です。
 愛知建築地震災害軽減システム研究協議会より、「安価な耐震改修工法講習会」のご案内が来ておりますので、以下にお知らせします。
 
———-
安価な耐震改修工法講習会の参加者募集について
愛知建築地震災害軽減システム研究協議会(以下、減災協議会)では、木造住宅の耐震改修を推進するため、安価な耐震改修工法の開発や新工法の評価を進めてきました。今年度は、基礎や接合部の補強を含め、多くの工法を評価し、その成果を「木造住宅 低コスト 耐震補強の手引き」にまとめました。つきましては、開発・評価された耐震改修工法の普及を目的として、下記にて専門家向けの安価な耐震改修工法講習会を実施します。
主催
  愛知建築地震災害軽減システム研究協議会
 (愛知県、名古屋市、名古屋大学、名古屋工業大学、豊橋技術科学大学、建築関係団体等で構成)
日時
 平成23年3月29日(火)午後1時30分~午後4時15分まで
場所
  中区役所ホール(名古屋市中区栄4丁目1-8)
講師
  ・安価な改修プランを武器にさらなる耐震改修の促進を!
  井戸田 秀樹 氏 (名古屋工業大学大学院 教授)
  ・平成22年度の評価された工法の紹介と耐震改修事例について
  花井 勉 氏 (株式会社えびす建築研究所 代表取締役)
対象者
  耐震改修に携わる建築実務者
定員
 450名(先着順)
参加費
 無料
申込
 平成23年3月25日(金)までに、所属、氏名、電話番号を明記した申込書をFAX又はEメールにてお申し込みの上、当日会場にお越し下さい。
 ※1.メールでの申し込みの際は、件名を「安価な耐震改修工法講習会参加希望」としてください。
 ※2.定員超過等により、受講をお断りする以外は、特にご連絡いたしません。
申込先
 〒460-0008 名古屋市中区栄四丁目3番26号
 (財)愛知県建築住宅センター内 愛知建築地震災害軽減システム研究協議会事務局
 「安価な耐震改修工法講習会」担当宛
 FAX : 052-264-4041   E-mail : gensai#abhc-mail.jp(#を@にかえて送信してください。)
問合せ先
 愛知県建設部建築担当局住宅計画課   TEL : 052-954-6549
申し込み用紙(PDF)
 http://www.aichi-gensai.jp/pdf/kosyukai_h22.pdf
詳細は以下のページをご参照ください。
 http://www.aichi-gensai.jp/kosyukai_h22.html
———-

新燃岳噴火災害について[第 30 報]

皆様
RSY事務局加藤です。
本日3月3日の活動報告をさせていただきます。
本日は、昨日に引き続き中越・KOBE足湯隊の頼政良太さんと青山学院大学の学生ボランティアと一緒に活動しました。
今日は冷たい風の吹く一日で、明日も冷える予想だ。夕方には中規模の噴火があり、空に噴煙が立ち上った。一気に南東へ流れて行き、高原のお寺からも空が暗い灰色になっていくのが見えた。
○高原町役場で足湯
今日は、役場のお昼休み時間に、職員の方を対象として青学の学生が足湯をさせていただいた。昼休みは自宅に帰られる方もいるとのことだったが、元気な学生らの呼びかけに館内アナウンスまで流れ、食事を済ませた職員の方々がロビーまできてくださった。
足湯コーナーでは、疲れた表情だった役場職員の方の顔にも笑顔が見られた。「いい気分です。」「眠ってしまいそう。」「手のマッサージが気持ちいい。いやーこれは家族には言えませんね!」など好評だった。また噴火当時のお話で「噴火3日後は役所の前も真っ白だった。今はきれいになったが、粒子が小さい灰はむしろ今の方がよく溜まる。机がザラザラ。」「火山灰の処理はとても辛くて、家族全員でしても大変だった。」や、「いつ噴火がおさまるかわからないから不安。」などといった疲れや不安がみえるお話をきいた。明日も引き続き足湯をさせていただくことになっている。

続きを読む

新燃岳噴火災害について[第 29 報]

RSY事務局加藤です。
本日3月2日の活動報告をさせていただきます。
本日は、昨日に引き続き中越・KOBE足湯隊の頼政良太さんと青山学院大学の学生ボランティアと一緒に活動しました。青山学院大学の学生は9日まで活動予定です。
昨日、光明寺周辺で大学生が作業をしていたのを見たという住民の方がおり「それなら…」とニーズが上がり始めている。おそろいのジャンパーも目立っており、先生も町で「学生さん来てるんですってね」と声をかけられたそうだ。噂の広まり方がすごい。今日は役場に青学のOBの方もいらっしゃるとのことで、副町長とその他役場職員の方がお寺さんを訪ねていらした。ボランティアセンター閉鎖後初の役所、お寺および地元NPOの活動についての話合いの場がもたれた形だ。お寺さんからは、現在もニーズがあがってきていることもあり、今後も県外ボランティアの受け入れを行いながら、活動を続けていくことが語られた。
これまでの足湯についての話題にもふれていただき、青学の学生がいるということから、明日は役場でも足湯をさせていただくことになった。

続きを読む

平日の風景

先週木曜日の夜。
スタート時間に集まってきたボランティアは10人前後でしたが、最終的には16人~17人まで増えました。顔ぶれの多くは、学生サークルか教会関係者。ウィークデイの朝を考えると半分の人数です。平日の夜だけあって、皆さん学校や会社を終えてからの活動のためか、人もまばらで比較的静かな雰囲気で作業が進みます。
weekdaynight.JPG
そういえばスタッフが先週、「月曜日のモーニングタイムのボランティアがたった3人しかいない!困った!」と頭を抱えていましたが、「結局人は集まった?」と聞いたところ、最終的に30人程度確保できたとのこと。おそらくこの団体に一人だけ置かれているボランティアコーディネーターが必死に集めたのだろうと思います。ずっと心配だっただけに、私もホッと一安心しました。
これまで沢山のボランティアさんと話をしましたが、「初めてきた」という人が3分の2、3分の1がリピーターという状況でした。継続して来てくれるボランティアを維持するのはこの団体でも難しいようです。
しかし、ドームや学校の知り合いにこの団体の事を話すと、大抵「一度行ってみたい!」と興味を示してくれます。今日は寮の調理のおばさんと話をしていたところ、「今度行きたいので団体の情報が欲しい」と言われ、早速パンフレットを渡しました。人集めについては、常々何かしら力になりたいと思っていたので、まずは近いうちに、語学学校で『セントラルキッチンボランティアツアー』でも企画してみようかな、と目論んでおります。
さて、今日はちょっと長めの脱線を。
前回のブログに、2月中旬にニューヨークへ2泊3日の一人旅に行ったことを、チラッと書きましたが、その時の写真を数枚アップします。DCからニューヨークまではバスで5時間~5時間半。乗り心地も快適で超リーズナブルな高速バスが走っており、平日であれば往復25ドル程度で行くことができます。
NYC.JPG
1日目の夜は、世界で4本の指に入ると言われる程格式高い、『メトロポリタン・オペラハウス』で行われた、アンドレア・ボチェッリのコンサートに行ってきました。彼は世界的に有名なテノール歌手で、「神の歌声」とも称される美しい声の持ち主です。疲れた心をそっと包み込み、優しく抱きしめてくれるような歌声です。私も辛い時期にかなり救われました。
2日目の午前中は、ニューヨークで一番ステンドグラスが美しいと言われる『リバーサイド教会』に行きました。行った時間が早かったせいかほとんど人もおらず、美しいステンドグラスの下で、とてもすがすがしい時間を過ごしました。そして夜は、オフ・ブロードウェイで大人気の『ブルーマン』のパフォーマンス鑑賞。運よく最前列のど真ん中のシートが確保でき、1時間半のショーを楽しみました。折しもこの日はバレンタインデー。一人で来ているお客は私くらいで、若干の寂しさを感じましたが、最後にブルーマンと一緒に写真を撮ることができて、それもどこかへ吹っ飛びました。
NY charch^3.JPG
blue man.JPG
最終日は、『メトロポリタン・アート・ミュージアム』でゴッホとシャガールの絵を堪能し、そのまま無事に家路につきました。ニューヨークでは地下鉄やタクシーも乗りこなし、予定していたことは全て実現できたこともあり、久しぶりに充実感で一杯でした。以前、中国四川大地震支援のために、成都の空港に行くだけでおっかなびっくりだった情けない状況と比べれば、少しはここへ来て度胸がついたのかも知れません。
残り4カ月。
与えられた1日1日を大切にしながら、引き続き次の新しいチャレンジに向けて頑張っていきたいと思います。

新燃岳噴火災害について[第 28 報]

皆様
RSY事務局加藤です。
本日3月1日の活動報告をさせていただきます。
本日は、中越・KOBE足湯隊の頼政良太さんと青山学院大学の学生ボランティアと一緒に活動しました。
今日は午前中に、前回足湯隊が個別訪問したお宅を2軒再訪した。お二方とも避難所で足湯をさせていただいた方々だ。久しぶりにお会いし、学生ボランティアがたくさんいるということで、お手伝いできることがないかも併せてお伺いした。果樹園をされているお宅では、ちょうど遠方に出かけるとのことだったので、すぐにというわけではなかったが、「それじゃあ…ぶどうの手入れを手伝ってほしいのよね。」との声があった。また、玄関先には新聞紙が敷き詰めてあり「(玄関先は)風に舞いあがって灰が入ってくるから、水を撒くんだけど、そうすると靴が汚れて、また灰が玄関に入ってくるのよ…。」と困った表情だった。
もう一軒のお宅は、牛を競りに出したということを足湯の際に教えてくださった方だ。ちょうど今日はお寺に雛祭り用のお花を届けようと思っていたとのこと。

続きを読む

新燃岳噴火災害について[第27報]

皆様
RSY事務局加藤です。
本日2月28日の活動報告をさせていただきます。
本日は、中越・KOBE足湯隊の頼政良太さんと一緒に活動しました。
明日から青山学院大学の学生さんが来て、お寺を拠点に灰の除去作業や足湯をさせて
いただくということを紹介したチラシを貼っていただくお願いをするために、住民の
皆さまが集まるお店や郵便局をまわった。先日顔を出した駅前のお店では、大きなポ
スターを見やすいところに貼っていただいた。前回お会いした際に「うちは若いのが
いるから、ボランティアさんは来てくれない。」とおっしゃっていた女性に、その後
の進捗状況をお聞きすると「なんとかね~、家族総出でだいぶ片付いたよ~」と疲れ
た表情だった。もう一人の女性は「うちは工場なんだけどね、息子が高所恐怖症で、
屋根には登れんのよ。」「知り合いのおばあちゃんちは、母屋はやってもらったんだ
けど、それ以外は「そこまで対応できない」と言って断られた。80のおばあちゃんが
どうもできんでしょう~」と困った表情を見せた。若いから、歳だから、ということ
だけでなく、屋根の上の作業は多くの人にとって大きな負担となっている。その他、
スーパーや野菜の直売店、コンビニにも貼っていただいた。
午後は、

続きを読む