皆さま
お世話になっております。きずな館事務局の清水です。
9/12(月)をもちまして、キッズルームを閉所いたしましたことをご報告いたします。
5月のゴールデンウィークに始まったキッズルーム。
当初はきずな館前でフリマがあり、お子さん連れのお母さんによくご利用いただいておりました。
学校が始まり、過ごしやすい気候になると、子どもは学校や外で遊ぶようになり
キッズルームの利用は次第に減ってきました。
夏休みや休日には時々キッズルームに入ってくる子どもはいましたが、やはり外で思いっきり遊びたいのでしょう。きずな館前の芝生にはたくさんの子どもたちで賑わいキッズルームで遊ぶ子たちはいなくなりました。
そのため、『キッズルーム』そのものは閉じて、別の形で支援しようということになりました。
今では「自宅に来てほしい」という声も聞きましたし、少しずつニーズが変わってきているようです。
第9陣の加藤しんのすけくん、覚えていますか?
加藤君が作ってくれたサイン付きの看板は
君が帰った後もずっときずな館と子どもたちを見守ってくれていました。
現在は、14陣、24陣に参加し、
その後長期ボラとして大活躍中の「ごうちゃん」こと郷古くんが
キッズにひっぱりだこです。
彼のすごいところは、1日中子どもと一緒に走り回って遊べること。
他の大人なら一度は必ずへばるところなのに、郷古くんはへばりません。
そして、子どもたちの表情を見ていると、郷古くんと遊んでいるととっても楽しそうで、
少しでも郷古くんの顔が見えなくなると、「ごうちゃん、ごうちゃん」と皆が呼ぶのです。子どもたちに愛されていることがよくわかります。
キッズルームがなくなったとはいえ、
子どもたちは毎日きずな館に遊びに来てくれています。
子どもたちと一緒に遊んだり、時には叱ったり、
なかなか言うことを聞いてくれなくて困ることが多いけれど
手伝いをしてくれたり、気遣ってくれたりします。
その優しい心を大切にしてお互いに向かい合っていきたいと思っています。
キッズルーム立ち上げに関わった皆さん、キッズルーム担当をしてくれたボランティアの皆さん、ありがとうございました。
これからはきずな館全体が子どもの集う場所です。
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2011年台風12号【第3報】ボランティア募集決定
皆様
RSY浦野です。お世話になります。
12日15時頃、代表理事・栗田と共に紀宝町へ入りました。
栗田は12日中に名古屋へ戻り、浦野は16日夕方まで現地にて活動する予定です。
その後の派遣スタッフについては、現在調整中です。
地元社協職員の話や現地の被害状況から、平日・土日共に、全体的なボランティ
ア不足、被災範囲が広く被災地域が点在しているため、複数のサテライト設置が
必要であることなどが課題として上げられています。
そこで、RSYでは第1陣:9月15日(木)~16日(金)・第2陣:9月16日(金)
~17日(土)でボランティアバスを派遣することを決定しました。また、紀宝町
社協によれば、岡崎市や学生ボランティアグループ等も団体で支援に駆けつける
予定もあるようです。それでもまだまだボランティアの数は足りていません。
引き続きのご協力を何とぞよろしくお願い致します。
9月12日(月)・活動報告
紀宝町は、人口12,322人、世帯数5,450世帯(いずれも平成22年4月1日現在住民
基本台帳登録より)の町で、平成18年1月10日に旧紀宝町と旧鵜殿村の町村合併
により誕生。
■町の様子
・死者・行方不明者2名・重傷者3名(三重県調べ)
・熊野川や相野谷(おのだに)川が氾濫し、さらにその支流のほとんどが氾濫・
越水、川周辺地域は多くが床上浸水の被害となっている。
・場所によっては、2階建のアパートや家屋の2階部分にまで水が入っている個所
も多数見受けられた。
・被害の大きかった鮒田地区には、区長のコーディネートのもと、土日に100名
単位のボランティアを送っているものの「人手が回っていない」との声が上がっ
ている。
・他にも井内・大里・高岡・瀬原・上地等の地区でも同様の被害が見受けられ、
ボランティアが多く集まれば、地区ごとにサテライトを設置する必要があると感
じる。
・道に出された家財道具や泥等は町とボラセンが連携し、早い段階で撤去できる
ようトラック等重機の確保に動いている。
■ニーズの様子
・現在上げられている者だけで新規・継続ニーズは約100件
・12日は、対応ニーズ24件のうち、終了9件、継続15件に対し、約130名のボラン
ティアで対応
・ニーズの上がりが少なく、電話が不通で被害が大きな地域については、民生委
員が個別訪問をしつつ状況把握に努めている。
■支援金のお願い
【郵便振替】
郵便振替00920-7-75997
加入者:震災がつなぐ全国ネットワーク
または
口座番号 00800-3-126026
加入者:特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※いずれも通信欄に「台風12号」とご記入ください。
宮城県七ヶ浜町報告【第40報】震災から半年、浜への誓い
皆さま
お世話になっております。スタッフの関口です。
宮城県七ヶ浜町での「復興まつり」の翌日は、震災発生からちょうど半年の節目でした。
名古屋からバスで訪れたわれわれボランティア約40人はこの日の午前中、前日のまつりの会場にもなった「菖蒲田浜」の清掃活動に参加しました。
これは日本サーフィン連盟が主催する「ビーチクリーンACT2011」の一環で、全国から100人を超えるボランティアが集まり、一緒に活動。大小の流木から発砲スチロールの破片や漁網まで、浜に流れ着いていたさまざまなものを片付けました。
震災直後はがれきの山で近づけなかった浜も、すっきりときれいに。最後に全員で海に向かって黙祷し、記念写真も撮りました。
ただ、堤防や隣接する海浜公園はまだ津波の傷跡が残り、本当の復興はこれからだと感じさせます。
その後、一行は町の中央公民館に移り、これまでの支援活動でお世話になった地元の方々7名を囲んで、この半年間のお話をあらためてうかがう交流会の場を設けました。
地元の方々は震災直後の生々しい状況を再現し、つらく長い避難所や仮設住宅での生活について話してくださいました。
ある方は津波で流された家の跡に残っていたという白黒写真を見せてくださいました。とても鮮やかなプリントが残っており、そこに映っている昔のお母さんの姿を指さして「これを見ればまだがんばれる」。
またある方は、全国から駆けつけたボランティアに対しては「また来るからね、と言ってくれるたびに心に響く。あたたかい言葉だ」としみじみと語ってくださいました。
最後に名古屋の皆さんが作ってくださった「輪っか和っか」をプレゼントして、お別れしました。
今回は現地で2日間の本当に短い活動でしたが、今後もこの町の復興、浜の再生のためにお手伝いをしたいと思っております。今後ともよろしくお願いいたします。
【募集】台風12号・三重県紀宝町へのボランティア
いつもお世話になっております。
過日上陸した台風12号は、紀伊半島を中心に甚大な被害をもたらしました。災害救援NPOである当法人は今回、平常時から交流のある「みえ災害ボランティアセンター」から人的支援の要請を受け、名古屋市社会福祉協議会と合同で三重県紀宝町にボランティアバスを運行することにいたしました。休日は人が集中しやすいことから、平日中心に活動できるボランティアを下記の要領で募集いたします。
1.活動期間
・第1陣:9月15日(木)~16日(金)
・第2陣:9月16日(金)~17日(土)
2.募集人員
・各陣80人ずつ
3.応募条件
・心身ともに健康な方
・趣旨に賛同し、ボランティア保険(天災プランBまたはC)に加入済みの一般市民(大学生も歓迎、ただし未成年の場合は保護者の同意書が必要)
4.参加費
・一般3,000円、学生1,500円
5.応募方法
・下記のメールフォームを通じてのみ
>>台風12号に伴うボランティアバス 申し込みフォーム (9/15、16)
6.日程
・行き
20:00 名古屋市総合社会福祉会館(名古屋市北区清水4-17-1)7階大会議室集合、ボランティア保険未加入の方はその場で加入受け付け
21:00 同会館前を大型バス2台で出発
0:00 三重県尾鷲市福祉保健センター着、仮眠
7:00 同センター出発
8:30 三重県紀宝町着
※紀宝町災害ボランティアセンターを通じてボランティア活動
・帰り
16:30 紀宝町出発
18:00 尾鷲市「夢古道おわせ」で風呂、食事
22:00 名古屋市総合社会福祉会館着
※道中は協力団体の「なごや防災ボラネット」メンバーが車内ガイダンスなどを担当
※持ち物は当法人発行の「>>水害ボランティア作業マニュアル」などを参考に自己調達、道中の食事なども自己負担
※来週(9/19~)以降も継続的にボランティアバスを運行予定です
宮城県七ヶ浜町報告【第39報】空と大地に、大輪の花を。
皆さま
お世話になっております。きずな館事務局の清水です。
震災から半年を迎える日の前日の9/10(土)、
菖蒲田浜海浜公園にて復興まつりが開催されました。
夕方からのおまつりに先立ち、この日は浜清掃から始まりました。
浜清掃は、7月23日から9月4日まで毎週土日、計10日間(お盆、雨天中止日除く)行われ、のべ約450名のボランティアさんが活動してくださいました。
しかし、この日の浜清掃に来たボランティアさんは、なんと約500名!
企画当初の予想では200名程度と推測していましたが、実際には予想を2倍以上上回る数となりました。
小学校にまだ入っていないであろうお子さんも、お母さんと手をつないで来てくれました。
レスキューストックヤードからは、復興まつりのために名古屋から来てくれた弾丸組と、現在七ヶ浜にて活動中の第33陣が参加しました。
どのう袋を片手に黙々と、ひとつひとつ丁寧にゴミを拾っていきます。
流木や日用品のように目に見えやすいものはもちろん、手で拾うには大変な小さなものもあります。砂を一緒に捨ててしまわないように、細かいものを拾う際にはより丁寧な意識が必要になる作業でした。
8月下旬から始まったコンテナ撤去も進み、ずいぶんときれいになった菖蒲田浜ですが、スポンジやガラスの破片など、人の手でやらなければならないものもまだまだ残っています。
500名の手でやると、やはり違うものですね。遠くから浜を見ただけでずいぶんときれいになっていることがわかりました。
浜清掃後、復興セレモニーが開かれました。
津波の影響で減ってしまった砂を取り戻そう!ということで、
全国から寄せられた砂を菖蒲田の浜辺に皆でまき、14:46に黙とうをします。
写真右側(左手)が菖蒲田の砂で、大野海岸の砂と菖蒲田の砂をブレンドした砂が写真左側(右手)です。
大野海岸の砂の方が少し粒が大きく、色が黄色がかっています。
細かくてさらさらして、銀の色をした菖蒲田の砂に黄色や白色の砂浜が混じりました。各地で色も粗さも異なる浜の砂が一緒になるということはそうそうありません。
9/8にボランティアさんが集めてくださった、日本で一番古い海水浴場、愛知県大野海岸の砂も地元の方や現地ボランティアさんの手によって菖蒲田の浜にまかれました。大野海岸で砂を集めてくださった皆さん、ありがとうございました。
14:46には全員海に向かって手をつないで黙とうをしました。
鐘がならされている間、波音を聞きながら皆さんはどんなことを思ったのでしょうか。
その後、七ヶ浜町の町花「ハマギク」を松林に植え、メッセージボードに願いを書き、それぞれの思いを菖蒲田浜にこめました。
レスキューストックヤード代表理事の栗田もせっせとハマギクの植栽のお手伝い。
菖蒲田浜・復興まつりの会場はすでにブースは準備完了の状態で、
セレモニーを終えた参加者はおまつり会場に移っていきました。
ところで、上記で少し触れましたが、名古屋からこの復興まつりのために1泊3日の弾丸ツアー組、総勢33名が応援にかけつけてくれました。
朝は渋滞に巻き込まれて予定が急遽変更することになってしまいましたが、浜清掃からおまつりの最後まで会場を盛り上げてくれました!
弾丸ツアー組が企画・準備をしてくれたゲームは、ヨーヨー釣りとカエルの的当てゲームと工作教室。
この日のために、ボランティアさんが中心となって名古屋で用意をしてくれていました。全部手作りで、かわいらしいブースに!
きずな館からは、モノづくり工房で住民の方が手作りした品を販売しました。
かけだしはまずまずの盛り上がりぶり。
いつもきずな館に来てくださる住民の方ともお会いしました。
その方は震災以来、海が憎くて一度も見ていませんでした。
海のそばが会場になっているこのおまつりに来るのも勇気が必要だったそうです。
「さっきもAさん(お友達)と泣いちゃったの。」と涙目で、私のおうちはあそこだったのよ、と指をさして教えてくださいました。
その後はとても楽しんでいるようで、いつもきずな館で見せてくれる笑顔がありました。
夕方になると参加者はどんどん増えて、各ブースには長い行列ができるようになりました。
七ヶ浜の皆さんはとてもお行儀がよく、順番抜かしをしたり、もめたりすることはありませんでした。
ステージパフォーマンスも始まり、会場はますます盛り上がりをみせてきました。
花火の時間が近づくにつれて、空模様があやしくなってきました。
しかし、ぽたっと少し降ったものの気になるほどでもなく客足が減ることはありませんでした。
さあ、お待ちかねの花火です。
「今年の花火は盛大にやろう」と例年よりも力が入っているそう。
どんな花火大会になるのか、わくわくどきどきが止まりません。
打ち上げ場所は、ペンションみらいが建っていた場所。
おまつり会場からさほど離れていない場所で約700発打ち上げられました。
とても近くだったので、空に花火が昇っていく音や光がしっかり見え、まるで降ってくるかのように私たちの頭上で「ドーン」と輝いていました。
花火のキラキラや火の粉が消えるまでの時間は皆余韻に浸っているようで、
終始「すごいね」「おっきいね」「きれいだね」と歓声が止むことはありませんでした。
私と一緒に見ていた子どもは、
花火が頭上すぎて、また大きすぎて「こわい」と言っていましたが、手で目を覆いながらも隙間からちらっと見るように最後までしっかり見ていました。
花火大会の途中や帰りに「キラキラ光ってるよ!」「すっごいきれいだったね!」とずっと嬉しそうにしていました。
毎年行われている菖蒲田浜のおまつりでしたが、
今年は震災の影響で開催できないんじゃないかと誰もが諦めていたそうです。
しかし、県内外の多くの方に支援いただけることになり、支援者の多さと思いに背中を押され、「よし、やろう」と区長さんをはじめ実行委員の方たちが立ち上がりこの日に至りました。
菖蒲田浜の今に囲まれながら、
日中の暑さも、日頃の切なさも吹き飛ばすような一日。
時折見せる遠い目は、以前の菖蒲田浜を思い出していたのでしょうか。
本日、9月11日。
14:46にそれぞれの思いがまたこの七ヶ浜町に込められました。
最後に、レスキューストックヤードスタッフと長期ボランティアのおまつりショットです。
2011年台風12号【第2報】 ボランティア資機材を搬出しました
皆様
栗田です。お世話になります。
本日、東日本大震災支援で活用されたものを含む10トラック分の資機材を三重県紀宝町・熊野市(サテライト2ヶ所)、奈良県天川村へ搬送させていただきました。積込作業にご協力いただきました皆様のご協力に感謝申し上げます。
徐々に今回の被災の全容が明らかになってきましたが、近年最大規模の被害となっています。以下は現地入りした方々の報告の一部です。ボランティアの応援が不可欠で、名古屋からもボランティアバスの運行を調整中です(詳細は追ってお知らせします)。引き続きのご協力をお願いいたします。
「家にぐちゃぐちゃになった車が縦にへばりついていたり、何台も家の中に突っ込んで大破している、津波被害と同様の風景が続く状況」(和歌山県那智勝浦町)
「熊野川の川幅は大変広く、また現在復旧中の流域の道路は、現在の川面から十数メートルも上に走っているにもかかわらず、ピーク時にはその道路の電線以上まで水が達しており、正直、どうしたらそこまで水かさが増えることがあり得るのか、理解
を超えた目を疑う風景」(和歌山県新宮市)
「ボランティア活動を行うにも、孤立だらけであり、入ることが困難。すぐに避難指示がでるほど危険。ボランティアの拠点が作れない。宿泊しなければ活動できないが、ボランティアの宿泊拠点が確保できない」(奈良県十津川村)
「日を増すごとに被災住民からのニーズが相当数あがっている。その多さにボランティアが追いついていない」(三重県紀宝町)
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※いずれも通信欄に「台風12号」とご記入ください。
追記:
スタッフ関口です。9日の資機材搬出は名東区の名東倉庫と港区の東海建設倉庫で、急な呼び掛けに応じてくださったボランティアとスタッフ計13名が行いました。
われわれはボランティア活動に必要なスコップやデッキブラシなどの資機材をストックしており、東日本大震災の被災地にも数多く提供してきました。ちょうどボランティア活動が落ち着いてきた被災地が出てきたこともあり、東北地方から返却される資機材を名古屋で中継し、紀伊半島に送り届ける見通しが立ったための作業です。
東北からは秋田県で活用されたスコップが返却され、名古屋に残っていたその他の資機材と合わせて三重県紀宝町、熊野市の山崎、入鹿の2地区、そして奈良県天川村の各ボランティアセンターにトラック2台にわけて搬送されました。
ボランティアさんたちは強い日差しの下、力を合わせて約30種類の資機材を送り先の被災地ごとに仕分けたり、一輪車のタイヤに空気を入れたりした後、丁寧にトラックに積み込んでくださいました。
なお、宮城県に提供していた資機材は同県社会福祉協議会から直接、熊野市や紀宝町に送り届けられることになっています。今後も各地からの要請に応じて、資機材の提供はもちろんスタッフやボランティアの派遣も進めていきます。今後ともご理解、ご協力よろしくお願いいたします。
宮城県七ヶ浜町報告【第38報】顔を合わせて、声を聴くこと
皆さま
お世話になっております。きずな館事務局の清水です。
第32陣(8月31日―9月6日)の活動報告をご紹介いたします。
——————————————————
今回、私たちは足湯、オープンカフェ、物づくり、名古屋カフェ、浜の再生プロジェクト、七ヶ浜の方との交流会、ボランティアセンターでの活動などを行い、最終日に今回の活動で一番印象に残ったことをマイスポットとして発表しました。
その中でも多くのボランティアが感じたことをピックアップして紹介します。
◆被災の現実に接して感じたボランティアの感情~ボランティア前と後のギャップ~
誰もがテレビなどのメディアを通じて被災地を見たり、被災者の声を聞いているでしょうが、直接見たり、被災者に寄り添って聴く言葉から感じるものは比べものにならないくらい心深くに響きます。
・震災の話を直接聴いてみたいと思っていたが、
いざ聴いてみると自分は何と答えて良いのか分からず、
言葉に詰まってしまった。
・レゴブロックで遊んでいる子どもに「何作ってるの?」と聞いたら、
「工事現場」「ブルドーザー」と答えが返ってきた。
子どもにとっては重機が身近にあることを寂しく感じた。
・浜に流された家財や家の木片を見て、津波の被害の大きさや七ヶ浜で知り合った方々が
体験されたことの重大さを感じてショックだった。
・津波で流されてしまい、まだ持ち主の所に戻っていない写真やアルバム、トロフィー、寄せ書きなどがあり、
大切な思い出が無くなってしまったと思うと、胸が詰まる思いがした。
・被災した家の片付けをしていると、
その家の持ち主がとても切なそうに家を見つめているので胸が痛くなった。
・その家の人が生活していた証しである思い出を一緒に一つ一つ片付けることができ、
嬉しいような悲しいような、うまく言い表せない気持ちになった。
◆七ヶ浜の方との出会いと再会~きずな~
ボランティアが接する七ヶ浜の方々は皆さん良い人ばかりで、その人たちと親交を深め色々なお話を聞けるのはとても貴重な経験です。また、ボランティアバスリピーターにとって、以前に知り合った方と再会し元気な顔を見られるのは最高の喜びです。今回もそんなエピソードがありました。
・前回来たときに足湯をやらせて頂いた方が今回の足湯の時にも
来てくれて、顔を覚えてくれていたのが嬉しかった。
・今回、七ヶ浜に来ることをスタッフから聞いて、
会えるのを楽しみにしてくれていた。
・前回来た時にマイスポットとしてお母さんとの2ショット写真を選ん
だが、それをコピーして家に貼ってくれている。
・住民の方も何度も七ヶ浜に来てくれる人のことを嬉しそうに
話してくれた。
・親しくなった方に七ヶ浜の案内をしてもらい、その人の優しさや温かさ、
生まれ育った地元に対する想いを感じることが出来た。
など、住民の方との新しい出逢いや繋がりができ、それが「きずな」に成長することはボランティアにとっても、住民の方にとっても嬉しいことなのです。
32陣のメンバーもこの出逢いを大切にし、七ヶ浜に帰って来たり、手紙のやりとりをしたりと、これからもずっと七ヶ浜の町を、七ヶ浜の人たちを想い続け、ともに前へ歩んでいこうと思っています。
(報告:六鹿)
【報告】大野海岸で「応援の砂」を積み込みました!
本日15:00より常滑市にある”世界最古”の海水浴場・大野海水浴場で「応援の砂」を積み込みました!「七ヶ浜の復興を応援したい!」という思いで集まったRSY会員さんやRSYのボランティアバスに乗って七ヶ浜で活動した方、運転手ボランティアさん、チームBのメンバー(街頭募金チーム)の18名が集まりました。
RSYでは、七ヶ浜にある菖蒲田浜海水浴場が東北で一番古い海水浴場と聞き、愛知県にもどうやら日本最古・世界最古の海水浴場があるらしいと聞き、何かできることはないかと考えていました。
過去の自主防災の取り組みでつながりのあった常滑市瀬木地区の自主防災会会長で、常滑市の市議も務めておられる藤井さんにご協力いただき、今回砂の積み込みを行うこととなりました。観光協会大野支部の支部長さん、副支部長さん、常滑市役所の方も応援に来て下さり、「是非届けてください。大野海岸のことも紹介してくださいね。」とあたたかいお言葉をいただきました。
天候にも恵まれ、途中、ボランティアのHさんによる土のう袋の縛り方講座をしたり、おしゃべりしたりと終始わきあいあいとした雰囲気の中、あっという間に(なんと20分程度で!)土のうの積み込みが終わりました。
積み込んだ砂は明日9日の夜に、名古屋を出発するバスと一緒にRSYカーを走らせ、10日の「復興まつり」のセレモニーで菖蒲田浜にまきたいと思っています。RSYカーの運転は、まだガソリンが不足していた3月に七ヶ浜へ車を走らせてくださったBさんと運転ボランティアとして何度もボランティアバスの運転をしてくださったHさんにお願いしています!
※「復興まつり」の情報ブログでは、こちら
↑こんな感じで砂を募集しています。
なお、本日砂を積み込んだ土のう袋30袋は、繹ウ名古屋建設業協会よりご提供いただきました。
いつもありがとうございます!
お届けの様子は後日、ブログでご報告します。
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★世界最古の海水浴場・大野海水浴場★
その歴史は古く、すでに応保2年(1162年)に鳥羽法皇の御歌所奇人鴨長明によって「生魚の御あへも清し酒もよし大野のゆあみ日かずかさねむ」(長明和歌集)と詠まれ、「尾張名所図会」のなかでも「…あらゆる諸病を治す…大野の汐陽治…暑月には浴場する群集しくて夥しくて…」と紹介されている。
明治14年に、当時の内務省技師・後藤新平および同省衛生局長・長与専斉が調査のために来町し、その結果、衛生上最善の浴場と称した。
その後海水浴の普及とともに、大野海水浴場の名は広く世に知られ、特に明治45年2月に愛知電気鉄道が開通してからは、名古屋方面からの海水浴客が増し、施設も次第に整えられた。大正11年3月に同町役場に「海水浴に関する委員会」が設置され、専門的に海水浴場の整備がすすめられてからである。
2011年台風12号【第1報】
皆様
栗田です。お世話になります。
ご承知の通り、気象的にもあり得ない記録的大雨を伴う台風が近畿地方を縦断しました。被災地各地でいまだ行方不明の方の懸命な捜索が続いております。また孤立状態となっている地域もあり、一日も早い救出救助を願うばかりです。
当方におきましては、隣県三重県のみえ防災市民会議や震つな、全社協、支援P等と連絡を取り合い、以下の支援について進めております。皆様のご協力をお願いいたします。
■ボランティア活動資器材
名古屋で保管してあるものの大半が東日本大震災支援で活用されておりましたが、徐々に泥出しニーズ等が終息しつつある岩手・宮城の各地から戻していただき、宮城分は9日には三重県紀宝町・熊野市に直送していただく手配を完了しました。
その中に一輪車が含まれていないことや別途奈良県天川村から要請が入りましたので、名古屋保管分と岩手分の一部を別送します。以下によりお手伝いしていただける方を募集いたします。よろしくお願いいたします。
・日時:9月9日(金)10:30名東倉庫~その後港区・東海建設様へ移動(14:00終了予定)
・集合:9:30/RSY事務所(5名)または10:00/地下鉄「上社」バスターミナル(6名)
※名東倉庫は自家用車でのご参加はご遠慮ください。
※お手伝いいただける方は8日(木)15:00までにRSY事務局(info@rsy-nagoya.com)までお知らせください。追って詳細を直接ご連絡差し上げます。
なお、岩手のその他の分等は別日に名古屋到着となる予定で、とりあえず名東倉庫に保管し、その他の被災地のニーズの要請次第で調整いたします。
■ボランティアコーディネーター
紀宝町には3カ年連続で災害ボランティア講座の講師をお受けしていたご縁もあり、RSYスタッフ1名を12日(月)から派遣いたします。その状況や別の被災地からの要請があれば、コーディネーター各位には今後派遣のご依頼をさせていただく場合もあり
ます。
■ボランティア
三重県の各被災地は県の最南部に位置しているため、特に平日のボランティアが不足する懸念が現場からあがっています。したがって、名古屋発のボランティアバスの運行も視野に入れ、調整しておりますので、詳細が決まり次第お知らせいたします。
■支援金のお願い
こうした活動を安定的に実施するため、ぜひご協力をお願いいたします。
【郵便振替】
郵便振替00920-7-75997
加入者:震災がつなぐ全国ネットワーク
または
口座番号 00800-3-126026
加入者:特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※いずれも通信欄に「台風12号」とご記入ください。
※このたびの被害は、災害救助法の適用だけでも現在までに4県20市町村に及んでいます。皆様方の各方面からの情報をお待ちしております。
【募集】東日本大震災の街頭募金( 9/17< 土 > )
皆さま
いつもお世話になっております。RSY事務局です。
今回は下記の2点について、お知らせします。
○次回の募金案内について
RSYでは毎週土曜日に名古屋栄で活動支援に関する街頭募金を行っております
ので、そのためのボランティアを募集します。
今回の募金活動では、
1.ボランティア活動支援金募金
2.支援の輪の拡大の広告塔としての役割
3.被災地への支援メッセージを集める「メッセージ募金」
4.「輪っか和っかプロジェクト」メッセージ集め
を行います。
時間を追うごとに関心が薄れていってしまいますが、まだまだ長期的な支援が必
要となっております。
ボランティアバスに参加された方々も、名古屋での活動の場としてご家族やご友
人を誘い合って参加いただけるとボランティアの輪が広がっていけると思いま
す。ご協力よろしくお願いします!!!
日程は下記の通りです。
———-ボランティアで参加していただける方へ————-
◆募金実施日時 :
9月 17日(土)15:00~17:00
※10日は中止にいたしますので、ご了承ください。
◆集合場所 :
現地集合の方 ⇒名古屋栄三越ライオン前に15:00集合
備品の持ち出し可能な方 ⇒事務局に14:30集合
初めて街頭募金に参加される方 ⇒事務局に14:15集合
◆暑さ対策
・まだ暑さも予想されますので、飲み物・帽子・タオル・日焼け止め等をご用
意ください。
◆ボランティア保険
・自転車との接触事故・熱中症などの心配がありますので、ボランティア保険
に加入しコピーを持参いただくと万全です。
◆街頭募金申し込みフォームからお名前・ご連絡先(電話・メール)をご連絡く
ださい。
https://spreadsheets.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dEJnRFMzTEUxTWVpUWdxY0NUT0VBZnc6MQ
※街頭募金に初めて参加される方は簡単な事前説明を実施します。募金当日の午
後14時15分までにレスキューストックヤードの事務局までお越し願います。
(初参加でもお時間の都合が付かない場合は、現地に直接来ていただいてかまい
ません)
※9月16日の18:00までにお申し込みください。
◆ボランティア募金チーム(チームB)コミュニティ
チームBでは情報共有や意見交換するためのコミュニティを立ち上げました。
下記のURLから登録をお願いします。
登録にはYahoo!IDが必要です。
◆RSY事務所アクセス:
☆これまでの街頭募金活動は下記の通りです。
日時, 参加人数, 募金額, 応援メッセージ数
3月小計, 263人, 1,702,899円, 73
4月小計, 90人, 302,882円, 284
5月小計, 38人, 85,691円, 172
6月小計, 36人, 40,250円, 88
7月 2日(土)15:00~17:00 30人 31,464円 35 ※2
7月 9日(土)15:00~17:00 18人 22,367円 21
7月16日(土)15:00~17:00 12人 16,120円 32
7月23日(土)15:00~17:00 21人 24,819円 21
7月30日(土)15:00~17:00 32人 44,936円 86
8月 6日(土)15:00~17:00 19人 12,038円 30
8月20日(土)15:00~17:00 18人 次回募金へ含める
8月27日(土)15:00~17:00 8人 5,543円
述べ人数:585人、募金総額:2,288,960円
※1 場所はいずれも名古屋栄三越周辺の大津通り・久屋大通り
※2 “輪っか和っかプロジェクト”の応援メッセージの募集を7月2日より実施
【問い合わせ】特定非営利活動法人レスキューストックヤード
〒461-0001名古屋市東区泉1-13-34 名建協2階
Tel 052-253-7550 / Fax 052-253-7552
Mail info#rsy-nagoya.com (#は@にかえて送信してください。)
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また、下記の通り、郵便振替またはクレジットカードでも
ボランティア活動支援募金をお願いしています。
【1.郵便振替】
口座番号 00800-3-126026
加入者:特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「東日本大震災」とご記入ください。
【2.クレジットカード】
VISA又はMastercardをお持ちの方は、1口2,000円より、
こちらのURLから寄付して頂けます。
※上記のページから「寄付」をお選びください。
※団体へのメッセージ欄に「東日本大震災」とご記入ください。