宮城県七ヶ浜町報告【第22報】足湯つぶやき報告

みなさま。
きずな館スタッフの石井です。
RSYが七ヶ浜支援町当初より行っている「足湯」活動も2ヶ月を過ぎました。
震災当初は断水もしており、お風呂の代わりに足湯を利用されるか方が多くみえました。その後4月初めには水道も復旧し、現在は1日3回自衛隊のお風呂への送迎があります。
そのような中お風呂に入った後でも足湯を利用する姿がみられます。当初お風呂の代わりであった足湯が、現在はボランティアとの交流の場として避難所の方々の「楽しみ」として利用されています。IMG_8984.jpgのサムネール画像
また、仮設住宅に移ったあとも足湯をしてほしいと通ってくださる方もおり、足湯に対する住民のニーズもあることがわかります。
以下5月に入ってからのつぶやきを抜粋いたします。132.jpgのサムネール画像
女性80歳
・自衛隊のお風呂は恐い。(目が悪くて見えないのに、手すりがなくて深いため)1回行って、もう行ってない。あとは娘さんが来たときに入れてもらうくらい。(熱~いお風呂が大好きなのに)
・身体がほかほかになったせいか、今まで動かせなかった(動きにくかった)右手の小指が動くようになった。
・「何か欲しいものとか、やだなーとかありますか?」→自分はまだ被害が少なかったから良かったけど、もっとひどい人もいる。とにかく楽しくいることが大切。だから笑顔でいられるようにしている。
女性80歳代
・大変だったけど家族が皆無事だったので良かった。さみしくないよ。
男性70歳代
・足湯、本当にありがたい。
・ずっと七ヶ浜で生まれ育ち、退職後はライフセーバーとして3年間。
・退職前は海外で漁業について講師として回っていて、アメリカ・アラスカなど色々な所へ。
・”なぜ今回のことが起こったかわかる?”→”それはね、海が怒ったからなんだよ!海水浴に来た人が、たくさんのごみを捨てていくそのことをとても良くないことだとお話しされていた。アメリカでは必ず持ち帰る。日本も規制を厳しくしなければ。
女性75歳
・痩せてきてしまったから気になってる。
・早く浜が復活してほしい。
女性56歳
・やせちゃった。
・おしゃれが好きなのに指輪が流されてしまった。
・田んぼ仕事をしていたが田んぼができない。
・今日はおフロなかったから嬉しかった。
女性70歳代
・農家だったので運動不足。毎日少しずつ散歩している。
・全部流されてしまった。お米が作れない。自分が食べるためのお米を初めて買った。
・右足の親指の筋がつってしまう。
女性70歳代
・家が古いから地震で全壊してしまった。
・息子と荷物を取りに行ったときに、あと5分遅れてたら死んでいたかもしれなかった。
・部屋にずっといても気分が落ちてしまうから、皆ロビーや外に出てる。そのおかげで新しい友達もいっぱいで来た。
・物資で拭くやらなんやら色々もらえて嬉しい。
・この前群馬に温泉に入りに行った。楽しかった。また行ってみたい。
男性73歳
・自衛隊の銭湯帰り。毎日とても大きなお風呂に入れて嬉しい。
・右足が悪い。病院ではマッサージしてくれないので(?)足湯は嬉しい。
女性75歳
・お孫さんが青森の方へ避難してしまってさみしい。
・家が海苔屋さんだった。
・家は残ってても中が流されてしまって避難してきた。
・海苔を回収する時の朝日がきれいだった。
男性60歳代
・被災して、これまでどれだけぜいたくな生活ができてたかよーく分かった(電気・水など使いたい放題)
・必要最低限のものはある。もう物はいらないから元の生活がほしい。
・今、被災した自宅の片づけをしている。まだ9~10%くらいしか終わってない。
・仮設の申請はしたけど、多分通らない。(夫婦・娘2人・旦那さん・孫1人)の6人
・優先されるのが乳幼児・高齢者だけど、家は該当しない。
・この地域、足湯ができる所(ホテルなど)は結構あるが、マッサージがつくのはここだけ
女性50歳代
・野菜を切る仕事をしている。
・家は平屋だったので全部流された。
・靴下とか衣類は親戚の家にある。(避難所にそんなに持ち込めない)ので取りに行くのが大変。
・風邪をひいてしまったので、お風呂に入れない。
女性85歳
・足の爪がはがれてしまったので、足湯が受けられないけど、話し相手がほしい。
・ボランティアの若い人たちと話すのが楽しい。
女性60代
・アルコール消毒で手が荒れてしまった。同じ部落で何人も流された、私は自転車を捨てて丘に上がって助かった。何もかも流されて酷いものだから、こうして皆が支援してくれるのはありがたい。
女性70代
・津波で家が跡形もなくなった。それでも家族5人無事だった。孫は地震の翌日手を血だらけにして帰ってきた。なんでも、どこかの家で閉じ込められている人を助けるため、素手でドアを壊したのだと言う。数日後、助けられた人が尋ねてきて、感謝をして帰られた。とりあえず仮設に入ってから、先のことを考えたいと言われる。
中には発災より2ヶ月も経つというのに誰にも悩みを打ち明けられず、自身の中に押しとどめていてこの足湯で初めてため込んでいた想いを吐露し、堰を切るように涙を流した方もいました。
周りの誰もが被災者という外部である私たちだからこそ聞いてあげられる話もあります。
今後は避難所から仮設住宅へと移っていく中で仮設住宅集会場への足湯活動も展開していく予定です。

【参加者募集】集まれRSYボランティア!~みんなで一緒に考えよう!これからの支援~

みなさま
RSY事務局です。
6月4日(土)にRSYボランティアのみなさまにお集まりいただき、以下のイベントを開催したいと思います。
お時間にご都合のつく方は是非ご参加ください。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
集まれRSYボランティア!
~みんなで一緒に考えよう!これからの支援~
6月4日(土)@名建協1F会議室(「久屋大通)駅)
(特活)レスキューストックヤード
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
RSYのボランティアバスで現地に行かれた方はもちろん、これから行こうと考えている方、事務局でボランティアをしてくださっている方いつも応援してくださっているみなさん、ちょっと興味があるけれど…という初めての方、どなたでも参加いただけます。
みなさんの情報共有の場となり、今後の支援を一緒に考える場になればいいと思います。
【開催概要】
■ 日 程:2011年6月4日(土)10:00~12:30
■ 場 所:名建協1F会議室(名古屋市東区泉1-13-34)
http://rsy-nagoya.com/rsy/access
■ 参加費:無料 
※ 当日会場でボランティア活動支援金の募集をします!ぜひご協力ください!
■ 内 容:
1. RSYの団体紹介
2. リレートーク
・ 「七ヶ浜での活動とボラバスの流れ」
・   「メッセージ募金」
・   「後方支援・協力者の紹介・まごころ支援プロジェクトの紹介」
3. グループワーク
・ 「みんなそれぞれのボランティアのカタチ」
・ 「東海地域の私たちが考える被災地支援の今後」
4. 発表・意見交換
■ 持ち物:特になし
■ 定 員:30名
終了後、希望者は2Fの事務所スペースでご飯(近くで各自購入してきてください)を食べながら話の続きをどうぞ。また14時からはメッセージ募金を行いますので、ぜひご協力ください。
【申込方法】
以下のメールフォームからお申込みください。
フォームはこちらをクリック
★詳しい実施要項はこちらをご覧ください。

【報告】5/21(土)第2回ミニ上映会開催しました。

みなさま
RSY事務局です。
5月21日(土)10:30~RSYで第2回ミニ上映会を行いました。前回に引き続き来て下さった方や、前回これなかった方など25名近くの方にお集まりいただきました。足湯講習会DVD&NHKナビゲーション(RSY七ヶ浜での活動紹介)DVDの2本の上映を行いました。上映後は、七ヶ浜で活動された方の体験談等もあり、様々な質問にお答したりと、わいわいとした雰囲気で行われました。
参加者の声をいくつか紹介します。
・参加の動機
「今後被災地支援に向けて何かやれることを知りたかった。」
「ボランティア参加を考えているため、現地の実情を確認したいため」
「被災者の方々が何を求めているのか、私たちが心の支えになれる事は何なのか、自分なりに考える時間にしたかった」
・もっと知りたいと思ったこと
「現地の現在の状況」
「足湯の実技」
「活動内容を細かく」
・感想
「現地ボランティア経験者の体験談がとても参考になった」
「足湯の効果の大きさが勉強になった」
「何よりも被災地の方々の心のケアをすることが何よりも大切なことだと思いました。」
今後もいただいた意見を参考に、少しずつ工夫していきたいと思っています。
今後の活動について、一緒に考えていける場にもなって行けたらと思いますので、疑問点やこうしていきたい!というご意見もどんどん頂けたらと思います。
◆次回の予定
5月28日(土)も10:30~RSY事務所で開催します!
どうぞお気軽にお立ち寄りください。

ミニ上映会開催!足湯講習会 DVD & RSY 七ヶ浜での活動紹介番組( NHK)

みなさま
RSY事務局です。
足湯講習会DVD&NHKナビゲーション(RSY七ヶ浜での活動紹介番組)のミニ上映
会を行います。RSYのボランティアバスで七ヶ浜でのボランティアに参加される
方・一度参加された方はもちろん、事務局ボランティアの皆さん、初めてRSYの
活動を知った方、いつも応援して下さっている皆さん、どなたでも気軽にお立ち
寄りください!
このような機会を今後も定期的に設けたいと思っています。運営に関わってくだ
さるボランティアさんも同時募集中です。
日時:
◆5月28日(土)10:30~ 
1時間半~2時間程度です。途中退室可。
内容:
◆「被災地で行っている”足湯”って?」
被災地NGO恊働センター(神戸)で行われた足湯講習会の様子を紹介するDVDをご
覧いただきます。足湯の効果、足湯ボランティアのこれまでの被災地での活動な
ど奥深い”足湯”について代表の村井雅清さんが語られています。その後は、中
越・KOBE足湯隊による足湯の実演も行われています。RSYでも七ヶ浜に支援に
入った直後から足湯の活動を始めました。
◆「RSYが行う七ヶ浜でのボランティア活動って?」
4月23日に完成したプレハブ施設「ボランティアきずな館」をボランティアの拠
点として活動しています。ブログでも様々な取り組みをご紹介していますが、
NHKさんによる同行取材が行われ「ナビゲーション」という番組(4月15日放映)
で、RSYが拠点にしている七ヶ浜でのボランティア(第3陣・ 4/7-11)の活動の
様子が紹介されました。その映像をご覧いただきます。
※参加の申込は特に必要ありません。お気軽にどうぞ。
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★現地で活動するボランティア募集中です!
【募集】宮城県七ヶ浜町支援ボランティア第 16陣、第17陣、第18陣、第19陣
詳しくは以下をクリック
http://localhost/~hayashimasaki/wordpRSY/2011/05/11121314.html
※未成年の方で参加を希望される方向けの保護者の同意書も用意しました。こち
らも上記ブログ記事よりダウンロードしてご覧ください。
★土曜日はメッセージ募金も行っています!
【募集】東日本大震災の街頭募金( 5/28<土> )
詳しくは以下をクリック
http://localhost/~hayashimasaki/wordpRSY/2011/05/-514-1.html

★ボランティア活動支援金にご協力を!
郵便振替またはクレジットカードでもボランティア活動支援募金をお願いしてい
ます。
【1.郵便振替】
口座番号 00800-3-126026 
加入者:特定非営利活動法人レスキューストックヤード
 ※通信欄に「東日本大震災」とご記入ください。
【2.クレジットカード】
VISA又はMastercardをお持ちの方は、1口2,000円より、こちらのURLから寄付し
て頂けます。
https://www.canpan.biz/products/list.php?category_id=84
※上記のページから「寄付」をお選びください。
※団体へのメッセージ欄に「東日本大震災」とご記入ください。

宮城県七ヶ浜町報告【第21報】1週間の動き(仮設住宅の風景・その1)

仮設住宅の風景(その1)
七ヶ浜町では、5月8日から仮設住宅への入居が始まっています。
ボランティアきずな館から歩いて5分程のところに建設された、第1スポーツ広場仮設住宅には、第1次募集、2次募集分の151世帯が入居しました。
入居から1週間程が経った時期に、入居者の方にお聞きしたお話です。「避難所よりは格段にいい。人に気を使わなくていいから。快適」「プライベートな空間が確保できて嬉しい。ようやくお化粧をする気になった」など、ホッと一息つけたというコメントもありましたが、大半の方は、暮らしの面ですでにいくつかの問題を抱えていました。
「私は足が悪い。玄関の間口やお風呂の段差が上がれない。浴槽が深いから、シャワーしか浴びられない」
「車が通れる道は舗装されているが、玄関先まで辿りつくには、じゃり道を通らなければならない。杖をついていると足を取られて怖い」
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「お隣さんは違う地域の方。我が家は小さな子どもがいるので、走り回ったり、かべをたたいたり、大声を出したり、泣いたりして大きな音を立てると思う。隣に迷惑がかかると思うと不安」
「避難所を出て初めて一人の夜を過ごした。・・・淋しかったねぇ」
「アリが沢山台所に上がってくる。困った」
「室内が蒸し暑い。夏場は蒸し風呂状態だろうね」
「とにかく収納がない。介護が必要な高齢者がいるから、ベッドを2つ置いただけで部屋が一杯」
「車が無い人は一人で買い物には行けないね。ぐるりんこ(公的バス)もあるけど、自分の行きたい時間に便がないから、身内にまとめて買ってきてもらうしかない」
など。特に子どもや高齢者に関わる問題は、ささいなことが大きなストレスや事故に繋がるため、急務かつ深刻な課題であると感じます。
ある日、小さな子どもを持つお母さん数名とお話する機会がありました。その表情や言動を見ると、震災直後から大きな不安やストレスにさらされ、かなりの疲れを抱えていました。
最初に明るく振る舞っていたあるお母さんは、「この間ホームセンターで買い物をしたの。ある商品をみて、あ、これ、冷蔵庫の横に付けたら便利かも・・なんて思ったの。でも次の瞬間、『あぁ、もう私の家は無いんだった』って気付いた。全て一瞬にして失ってしまったから、こんな風になるのかな。私、自分の頭がおかしくなったと思った」とお話しながら、涙ぐみ始めました。すると、別のお母さんも「私も同じ経験をしてる。みんな一緒よ。私は子どものおもちゃも全部なくなっちゃった。だから今、無くしたおもちゃを取り戻してるの。以前持っていたものと同じものを少しずつ買い始めて・・」
私たちは、ソフト面、ハード面共に仮設住宅での暮らしを支えていけるよう、少しずつですが、改善のための取り組みを始めました。
○仮設住宅集会室の活用
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七ヶ浜町災害ボランティアセンターと協力しながら、仮設住宅に設置された集会場でお茶を飲んでゆっくり過ごせる空間を作りました。最初は町の荷物置き場になっていたところに、テーブルとイスを置き、ボランティアきずな館で毎日実施している喫茶の機能を持ち込んだ形です。
運営は、地元ボランティア団体「友の会」とRSYのボラバスボランティアさんが一緒に行っています。1日20名ぐらいの方が利用され、学校帰りの子どももふらっと立ち寄ってくれるようになりました。ちょっとしたイベントなども十分できる広さですから、音楽会や写真展、フリーマーケットなどの企画も検討中です。
「家にこもりきりじゃ、気がおかしくなっちゃよ。とにかくここに来れば誰かいる。みんなで楽しくおしゃべりしてれば、あっという間に時間がたっちゃうね」という声も聞かれ、住民の皆さんにとって安心できる場になりつつあることを嬉しく思います。
しかし、一方で「他の地域の人たちの集まりには入りずらい」「少人数の場所でゆっくり珈琲を飲みたい」と、ボランティアきずな館の喫茶コーナーに足を運ぶ方もいます。意識的に複数の選択肢を作ることも、重要な支援のポイントであると改めて感じます。
○おまけ
今月11日、きずな館の前のグラウンドスペースに町の許可をもらい芝生敷きました。仮設住宅の建設で遊び場を失った子ども達の、新たなお楽しみスペースとして活用されつつあります。
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東日本大震災の街頭募金14日目

皆さま
本日は東日本大震災の「メッセージ募金」14日目を行いました。
今回の募金活動ではボランティア総勢13名で14時から16時まで名古屋栄三越前で実施しました。
本日は気温が高く足早に過ぎて行く人が多い中、たくさんの方に立ち止まってメッセージ・ボランティア支援金に協力していただくことができました。
本日の募金合計金額は31,728円でした。また、43件の応援メッセージを頂きました。
ご協力いただきましたボランティアの皆さま、募金して頂いた皆さま、本当にありがとうございました。
今後も引き続きメッセージ募金を予定しています。
また、レスキューストックヤード事務局での作業ボランティアも併せて募集しております。
ご協力よろしくお願いいたします。
●ボランティア活動資金とは?
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宮城県七ヶ浜町報告【第20報】1週間の動き(たべさいんプロジェクト)

「たべさいん」プロジェクト
5月16日(月)、約200名の避難所となっている国際村で、おいしいお漬物をお配りしました。野菜は愛知県安城市の『榎前町ふれあい「えのき」』の皆さんが、取れたてのキュウリや大根などを提供して下さり、調理は地元のボランティア団体のお母さんたちが行いました。今後も週1回のペースでえのきさんからお野菜が届くことになっており、お母さんたちも俄然張り切っています。
今回は、きゅうりとだいこんのお漬物。避難所の各部屋を巡回しながら、「一つまみぐらいしかあたりませんが、たべさいん(召し上がれ)」とまごころ一杯のお漬物を手渡ししていきます。
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「わ~、待ってたの!」「私はコレが好きなのよ。お漬物があればなんにもいらないの。家でもそうなの。本当にうれしい」と一瞬で花が咲いたように場が明るくなっていきます。どの部屋にも、必ず知り合いがいるといった状況で、ちょっとした情報交換の場にもなっています。地元の方の手から届けられ、地元の言葉で語り合うことで、「お隣さんへちょっとしたおすそわけ」という気楽な関係が生まれていました。
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「あの笑顔がみれるだけで私たちは幸せ。これだからやめられないの~」と、満面の笑みでプロジェクトのお母さんたちが話します。これぞ、長くつらい避難所生活を下支えしている地域の力です。

宮城県七ヶ浜町報告【第19報】1週間の動き(まごころ表札)

皆さま
RSY浦野です。前回の表札プロジェクト(1日目)の報告から早1週間が経ちました。
この間も七ヶ浜町では、復興支援プログラムが少しずつ進んでいます。
まごころ表札づくり(2日目)
5月15日(日)、地元の向洋中学校の学生さんを中心に、町内外からのボランティア合わせて、約30名が参加しました。今回の目標である115所帯分まであと約40枚。遠く秋田や仙台からもボランティアさんが駆け付けてくれ、無事に完成しました。
作業後の振り返りでは、中学校、小学校の娘さん達と参加して下さった七ヶ浜在住のお母さんが「私たちは比較的被害が軽かったので、町のためにずっと何かしたいと思ってた。でもどうしたらいいか分からなかった。今回参加して、ささやかでも私たちにできることがあると分かった。周りのお母さんたちと相談して、やれることを考えてみたいと思います。」とおっしゃいました。
中学生達は、「表札を作って誰かの役に立つのはとてもうれしいです。沢山の想いをこめて作ったので、その気持ちが伝わったらいいと思います。これからもボランティアを沢山できたらいいなと思いました」「一つ一つに思いを込めて書くのは大変だったけど、とっても温かい気持ちで書くことができました。これからも誰かの役立つことを積極的に取り組んでいきたいと思いました」という感想を寄せて下さいました。
多くの人々の手を通して、いつくものまごころが込められた表札。作業をのぞきに来た被災者の方も「いいね!どんなのができるか楽しみだね」と表情もほころびます。
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この表札は5月28日頃、作業に参加してくれた中高生たちと一緒に、住民の皆さんにお届けする予定です。
今後は、第2回目を6月5日(土)~6日(日)、第3回目を25日(土)~26日(日)に実施します。またその他にも、向洋中学校の総合学習の一環として、1年生一人一人が残りの表札づくりに取り組む予定です。
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2010年度事業「防災の森づくり 川づくり」報告書

 昨今増加している「ゲリラ豪雨」による水害の原因が山の荒廃や環境破壊にあると言われています。被災地支援などの災害救援・防災の啓発に取り組むNPO法人レスキューストックヤードは2010年度、この問題に正面から向き合う事業を行いました。災害ボランティアの方々と岐阜県の里山に入り、かつて農閑期の農家が当たり前のように行ってきた山の手入れである「粗朶(そだ)」づくりを体験。それらを活用して河川の護岸整備にあてる「粗朶沈床工(そだちんしょうこう)」などの伝統的な川づくりについても学んだのです。「山と川のつながり」から「環境と防災の関係」までを考えながら行った1年間の事業の成果を報告いたします。
 ダウンロード>>防災の森づくり 川づくり/報告書
 (この事業は2010年度セブンイレブンみどりの基金助成事業、(株)リコー社会貢献クラブ・FreeWillのご寄付などを受けて実施しました。ご協力、ご参加くださった皆さんに厚く御礼申し上げます)

※定員を超過したため募集を締め切りました。【募集】宮城県七ヶ浜町支援ボランティア第15~19陣

 皆さま
 いつもお世話になっております。
 このたびの東日本大震災におきまして、当法人が名古屋からの支援を続けている宮城県七ヶ浜町で「足湯」や家屋の片付けなどの活動をしていただけるボランティアを、以下の要領で募集いたします。被災地ではまだまだ多くのボランティアの力が必要とされています。ふるってご応募ください。
1.活動期間
・第15陣:6月1日(水)~6月5日(日)※定員を超過したため、応募を締め切りました。
・第16陣:6月4日(土)~6月8日(水)※定員を超過したため、応募を締め切りました。
・第17陣:6月7日(火)~6月11日(土)※定員を超過したため、応募を締め切りました。
・第18陣:6月10日(金)~6月14日(火)※定員を超過したため、応募を締め切りました。
・第19陣:6月13日(月)~6月17日(金)※定員を超過したため、応募を締め切りました。
※第20陣以降も予定をしております。募集は改めてさせていただきますので、今しばらくお待ちください。
2.申込締切
・第15陣:5月24日(火)午後11時59分(翌25日中に連絡がなければ選外です)※定員を超過したため、応募を締め切りました。
・第16陣:5月26日(木)午後11時59分(翌27日中に連絡がなければ選外です)※定員を超過したため、応募を締め切りました。
・第17陣:5月30日(月)午後11時59分(翌31日中に連絡がなければ選外です)※定員を超過したため、応募を締め切りました。
・第18陣:6月2日(木)午後11時59分(翌3日中に連絡がなければ選外です)※定員を超過したため、応募を締め切りました。
・第19陣:6月6日(月)午後11時59分(翌7日中に連絡がなければ選外です)※定員を超過したため、応募を締め切りました。
3.募集人員 各陣20人ずつ
4.応募条件
・心身ともに健康なかた 
 ※20歳未満のかたは保護者による「参加承諾書>>様式」の提出をお願いします。
・お風呂に入れないなどの不自由にも耐えられる方
※毎日全員がシャワーなどを使えない可能性があります。
・出発場所(当法人事務所:名古屋市東区泉1-13-34 名建協2階)に当日朝8時までに来られる方
・帰着後にアンケートにご協力いただける方(今後の活動に役立てます)
5.参加費 一般:7,000円(移動費5,000円、宿泊費500円×4泊)
        学生:4,500円(移動費2,500円、宿泊費500円×4泊)
6.保険
 お住まいの市町村の社会福祉協議会で「ボランティア保険」(地震や津波によるケガも補償する「天災プラン」BかCを推奨)の加入手続きをしてください。掛金は自己負担(地域によって違いますが300円~1000円ほど)。参加が決定した方は、加入を証明する書類のコピーを出発の2日前までにFAXかメールの添付画像でお送りください。出発時に未加入の方は参加をお断りします。
7.申し込み方法
 以下のメールフォームからのお申し込みに限ります。
>>七ヶ浜行きボランティアバス申し込みフォーム
8.日程と活動内容
 1日目 8:00 当法人事務所集合、受付
      8:10 事務所内でミーティング
      9:00 事務所前をマイクロバスで出発
      20:00ごろ 七ヶ浜到着予定
      ※食事は各自道中のSAでとります。
 2日目~4日目
     終日、ボランティア活動(避難所での足湯、家屋の掃除や泥かき、
仮設住宅への引っ越しの手伝い、戸別訪問によるニーズの掘り起こしなど)
 5日目 9:00ごろ 七ヶ浜出発
      20:00ごろ 事務所前到着予定、解散
      ※食事は各自道中のSAでとります。
9.滞在場所
 〒985-0802 宮城県七ヶ浜町吉田浜字野山5-9、屋内ゲートボール場スパーク七ヶ浜内「ボランティアきずな館」
・2階建てプレハブ/畳敷きの宿泊室あり(30畳2室、布団なし)/水道、電気あり(ただし余震によって止まる可能性あり)/風呂なし/トイレ仮設/食材あり(あいち生協様よりご提供いただいています。基本的にその食材を使って参加者で自炊をします。場合によってはおにぎりやカップラーメンなどになる可能性もあります。)
10.必須の持ち物
 寝袋/5日分以上の着替え/防寒着(朝晩はまだかなり冷えます)/洗面用具/使い捨てマスク/汚れてもよい丈夫な靴/作業用の厚手のゴムや革の手袋/自分用の食器(おわん、茶わん、コップ、はしなど)
・支援物資なども積み込みますので、荷物はできるだけコンパクトにまとめてください。紛失や盗難に対して当法人は責任を負えません。すべての荷物に名前を記入するなど自己管理を徹底してください。
・必須ではありませんが、上記以外の格好については>>水害ボランティアマニュアルを参考にしてください。また、安全靴(ステンレス入り)やうがい薬をお持ちの方はご持参いただくとよいかと思います。
 ※参加を検討されているかた向けに、われわれの現地での活動を記録したテレビ番組や、足湯の仕方を説明するDVDなどの「ミニ上映会」を5月21日(土)10:30から、当法人事務所で開きます。こちらは申し込み不要ですので、お気軽に足を運んで、参考にしてください!
 前回のミニ上映会の様子は>>コチラ