3.11 に想いを馳せて

みなさま
お世話になります。RSY浦野です。
今日で、東日本大震災から10年が経ちました。
RSYが10年間拠点を置かせて頂いた、宮城県七ヶ浜町でも「東日本大震災七ヶ
浜町追悼式」が開催されました。 コロナ禍の配慮として、一般参列は献花のみ
ということでしたが、七ヶ浜町からお招きいただき、RSY代表理事・栗田と、
常務理事・浦野が参列致しました。
追悼式では、七ヶ浜中学校2年生の阿部さんが復興への誓いとして、「当時4歳
だったので記憶はあまりのこっていない。でも、毎年3.11に防災無線から聞こ
えるサイレンが胸をざわつかせた。これからは、震災後に生まれた子どもたち
が町の主体。復興への不屈の精神を受け継いでいきたい」とお話しされまし
た。
3月13日はみんなの家きずなハウスの閉所式となります。10年間の歴史と共
に、ますます強まっていくであろう、心の絆をかみしめたいと思います。
訪問の模様は、改めてご報告します。

【ご参加ください】東日本大震災犠牲者追悼式あいち・なごや

もう10年。まだ10年。やっと10年。10年がなんだ。

…いろいろな想いが交錯する日が巡ってきました。

犠牲になった方々へ追悼の意を愛知・名古屋から。

忘れない想いを、共に、捧げましょう。

日時:3月11日(木)  

追悼式13:30 ~ 15:00
(14:46には、黙祷いたします)

場所:鶴舞公園 普選記念壇

(地下鉄鶴舞駅下車)

夕方の部17:00 ~ 19:00
(キャンドルを灯し、18:46には、黙祷いたします)

場所:真宗大谷派名古屋別院(東別院)

(地下鉄東別院駅4番出口より徒歩5分)

★レスキューストックヤードは、実行委員の一員です。

【ご案内】新型コロナ・避難生活お役立ちサポートブック(第3版)完成

みなさま
お世話になります。RSY事務局です。
RSYは、2月28日に「全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)
避難生活改善に関する専門委員会」と協力し、「新型コロナウイルス感染症避
難生活お役立ちサポートブック(第3版)」を発行しました。
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コロナ禍での初めての災害
令和2年7月豪雨水害の経験をふまえて改訂
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このサポートブックは、昨年5月11日に第1版を発行し、その後の社会情勢の変
化と、コロナ禍で迎えた初めての災害「令和2年7月豪雨水害」での現場経験を
ふまえて改訂しています。
この水害では、専門委員会メンバーである「ピースボート災害支援センター」
が、球磨村の村民が多く避難する「旧多良木高等学校」に開設された避難所に
支援に入りました。スタッフは、サポートブックを片手に、実際の環境整備や
運営支援に当たり、その結果を専門委員会で検証しました。第3版は、これを
反映する内容となったため、現場での有用性が高いことが期待できます。
下記よりダウンロードできるので、ぜひご活用下さい。
1)新型コロナウイルス感染症避難生活お役立ちサポートブック(第3版)
2)資料集
※上記2冊は、対になっているのでセットでご覧ください。
【今回の主な追加・修正情報】
★サポートブック第3版
・P2「蛇口からの感染の危険性について」
・P3「消毒用アルコールについて」
・P5「飲食時の注意点とマスクの保管方法」
・P6「次亜塩素酸水について」
・P11「ゾーニングレイアウト(例)」修正
・P12「フェイスシールド、マウスシールドの飛沫感染防止効果」
・P.13 「受付の設置(例)」(修正)
・P14「非接触型体温計で熱がうまく測れない!」
・P16「感染症専用の部屋が確保できない!」「ラップポンとは?」
・P18「冷暖房が効いている部屋での換気」
・P.19「避難所運営に参加して頂く際のメニュー例」(修正)
   「ボランティアの受け入れについて」
★資料集
・資料③「消毒液の種類と用途」
・資料⑤「嘔吐物の処理方法」
・資料⑨「感染予防着の脱ぎ方」「避難所運営に当たり場面ごとに想定される装備(例)」(修正)
・資料⑩「〈食事班〉調理・配膳 健康チェックシート」
・資料⑪「共用場所の掃除のポイント」(修正)
・新型コロナウイルス(COVID-19)に関する電話相談窓口一覧(修正)
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サポートブック研修会
※研修会の企画運営は随時承ります
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2月28日(日)13:00~16:00、JVOAD避難生活改善に関する専門委員会の協
力を得て、オンライン研修会を開催しました。
全国各地より、103名が参加し、サポートブックの内容を共有しました。
RSY浦野が進行役となり、専門職アドバイザーの尾島俊之先生(浜松医科大
学教授)、辛嶋友香里さん(ピースボート災害支援センター)が登壇。
専門家による詳しい知見と、現場の実態を合わせて、丁寧に解説頂きました。
また、特別ゲストには迫田洋子さん(人吉市・避難所担当職員)をお迎えし、
行政職員という立場から、コロナ禍における避難所開設直後の様子をお話し頂
きました。事前の関係各課や自治会関係者らとの申し合わせと、物品準備に取
り組んでおくことで、直後の受け入れの迅速性が高まること。そして、コロナ
禍による圧倒的なマンパワー不足を解消するためには、外部支援の受け入れ
と、住民の避難所運営への参加が不可欠であることを教えて頂きました
アンケート結果では、約9割が「自分ができることが沢山あると思った」「と
てもに参考になった」という回答でした。コロナ禍でマンパワーが不足する中、
専門家でなくても、『知っていれば誰でもできること』にこだわって情報を取
りまとめましたが、それが参加された方にも受け止めて頂けたことを嬉しく思
いました。
★RSY単独でも、下記の日程でサポートブック研修会を予定しております。
お席に若干の余裕がありますので、ぜひご参加下さい。
・日時:3月7日(日)13:00~16:00
・形式:Zoomによるオンライン
 応募締め切り:3月4日(木)18:00
※お申込み頂いた方には、前日までにZoomのURLをお送り致します。
【内容】※途中数回の休憩をはさみます。
1)サポートブック解説(13:00~15:00)
進行:RSY浦野
◎解説
佐々木裕子先生(愛知医科大学准教授/RSY専門職アドバイザー)
高橋知子さん(愛知医科大学病院感染症看護専門看護師)
2)事例紹介(15:10~15:30)
「コロナ禍の避難所運営訓練~矢田学区×学校×NPOの協働~」
◎話題提供者
椿佳代さん(名古屋市東区矢田学区連絡協議会・防災企画会議)
※サポートブックの捕捉動画を初公開します!
3)質疑応答(15:30~16:00)
  ※この冊子および動画作成、研修会の開催は、
「令和2年度独立行政法人福祉医療機構社会福祉振興事業」からの助成金により
実施しています。

七ヶ浜みんなの家『きずなハウス通信』VOL.45

みなさま
RSYが東日本大震災の復興支援として宮城県七ヶ浜町にて運営しております、
「七ヶ浜みんなの家きずなハウス」にて『きずなハウス通信』VOL.45を、
発行いたしましたので、ご案内させていただきます。


七ヶ浜みんなの家『きずなハウス通信』VOL.45(PDF版はこちら

 

We Love 七ヶ浜︕〜10 年間、ありがとうございました〜

東⽇本⼤震災から遡ること約5年前、七ヶ浜町社会福祉協議会の災害ボランティアセミナーの講師として、当法⼈代表理事の栗⽥が七ヶ浜国際村で講演をさせていただきました。
その際、当時の町⻑から「宮城県沖地震が警戒されている。万が⼀の際は本町に応援に来て下さい」との⾔葉があり、社協さんはRSYの賛助団体会員になってくれました。
その時の出会いをきっかけに、RSYは震災発⽣⼆⽇後の2011 年3⽉13 ⽇に先遣隊を派遣し、3⽉25 ⽇から、本格的な⽀援体制づくりを開始しました。
まもなく震災から10 年。この間、たくさんのボランティアさんや企業の皆さまからのご⽀援があり、七ヶ浜の住⺠の⽅々と復興に向け、様々な活動や交流を⾏ってきました。

 

【避難所・応急仮設住宅での取り組み】

ボランティアバスの派遣

ボランティアバスの派遣

72 便・延べ3,133 名が七ヶ浜を訪れました。

 

足湯

足湯

たくさんの方々からお話をお聞きしました

 

ボランティアきずな館

ボランティアきずな館

宿泊施設として、また、住民の皆さまとボランティアさんが交流する喫茶スペースとして運用。
延べ8,000人ほどの利用がありました。

 

炊き出し

炊き出し

まさに飲まず食わずで活動する社協の職員さんやボランティアに駆けつけた地元の中高生さんに、「少しでも温かく、栄養のあるものを食べてもらおう!」と炊き出しを行いました。

 

たべさいんプロジェクト

たべさいんプロジェクト

「今まで毎日食べていたであろう漬物やおひたしを食べさせてあげたい」との地元住民の方の活動をサポート。
新燃岳噴火で被災した宮崎県の農家さんや愛知県安城市の農家さんが野菜を提供してくれました。

 

きずな工房

きずな工房

裁縫や木工のものづくりを通じて、住民同士が交流できる場として活動し、工房品は名古屋市の洋菓子店でセット販売されるなどしてきました。
2015 年末からは、サークル活動として続いています。

 

仮設店舗七の市商店街

仮設店舗七の市商店街

町の復興に向け、被災された地元商店さんによる店舗の運営と、新たなにぎわいづくりに向けた交流イベントなどが開催されました。

 

表札プロジェクト

表札プロジェクト

地元大工さんから、津波で流されてしまった家屋の材木を提供いただき、地元中学生がデザインして、各応急仮設住宅に表札を贈らせていただきました。
どれも素敵なデザインで、今でも町内の災害公営住宅や高台住宅団地の玄関先などで飾っていただいているのを見ることができます。

 

きずな公園

きずな公園

当時あった仮設住宅のそばに整備され、子ども達の元気な声に励みをもらいました。
今でも子ども達の遊び場として、親しまれています。

 

きずな号

きずな号

はじめは、仮設住宅には十分なスペースがないことから、子ども達が落ち着いて勉強できる場として運用を開始。
のちに、自分たちの町の良さを知るため、釣り体験や海苔づくり体験にも活躍しました。
また、仮設住宅や移転後の地区での出張ミニ喫茶の場としても活躍しました。

 

 

【仮設住宅閉所後、災害公営住宅・高台住宅団地での取り組み】

きずな食堂@松ヶ浜

きずな食堂@松ヶ浜

 

菖蒲田浜地区ぼっけ汁祭り

菖蒲田浜地区ぼっけ汁祭り

 

花渕浜クリスマス交流会

花渕浜クリスマス交流会

 

出張きずなハウス

出張きずなハウス

※町内各地区で開催。写真は吉田浜

 

代ヶ崎浜もちつき大会

代ヶ崎浜もちつき大会

 

笹山ちゃせご

笹山ちゃせご

 

 

【七ヶ浜みんなの家きずなハウスでの取り組み】

町のコミュニティ施設としての運営

町のコミュニティ施設としての運営

 

植栽を通じた交流の場「ファームガーデン」での活動

植栽を通じた交流の場「ファームガーデン」での活動

 

住民によるボランティアやサークル活動団体「きずなネット」のサポート

住民によるボランティアやサークル活動団体「きずなネット」のサポート

 

この他にも、ここでは挙げきれないほどの様々な活動を⾏ってこられたのも、たくさんのボランティアさんや団体・企業の皆さまの七ヶ浜を愛する想いのおかげです。
そしてまた、なによりも、⾃分たちの町を愛し、みんなで⽀え合い、⼀歩⼀歩前に進もうとする、七ヶ浜の住⺠の皆さまの⼒があってこそだと思います。
この度、RSYによる「きずなハウス」の運営は終えることとなりますが、これまで培ってきた「きずな 」を⼤切にしてまいりたいと思います。

10年間、ありがとうございました︕

 


~お知らせ~

3⽉13 ⽇(⼟)は、「きずなハウス」は臨時休業とさせていただき、閉所式を⾏います。
新型コロナウイルス感染拡⼤防⽌のため、参加はご招待させていただいた⽅のみとさせていただきますが、YouTube での⽣配信を予定しております。
配信時間・URL 等は近⽇、きずなハウス通信メーリングリスト・Facebook 等でご案内させていただきますので、是⾮ご視聴ください。


きずなハウス ありがとうキャンペーン開催!

内容:
★ワクワク︕駄菓⼦のつかみ取り︕︕(有料)
★わらすこ☺スーパーボールすくい(有料)
★きずなハウスメモリアル⽸バッチづくり(有料)
★ガチャ⽟プレゼント(無料)

※上記イベントはそれぞれ開催⽇時・料⾦等が異なります。詳しい内容は、きずなハウス内のイベント案内でご確認下さい。

◎「きずなハウスオリジナルグッズ」お買い得セー ル︕(期間中、毎⽇開催)

これまで10 年間の感謝の気持ちを込めて、最後まで笑顔あふれるイベントを開催します!
皆さまのご来店を、心よりお待ちしております!


RSY七ヶ浜の主な取組

2月

2月27日(土)、28日(日)
・生涯学習フェスティバル出展
東日本大震災から、まもなく10年。
七ヶ浜の皆さまとの復興への歩みの写真展を開催しました。



3月の予定

3月13日(土)
・きずなハウス閉所式
※きずなハウスは臨時休業とさせていただきます。

3月14日(日)~31日(水)
・ありがとうキャンペーン開催!


大切なお知らせ

これまで、たくさんの皆さまにご利用いただいてきた「きずなハウス」ですが、2021年3月31日(水)をもちまして閉店させていただくこととなりました。
これまでのご愛顧、心より御礼申し上げます。
感謝の気持を込めて、3月14日(日)から3月31日(水)まで、「ありがとうキャンペーン」を開催させていただきますので、是非、足をお運びいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。


七ヶ浜みんなの家きずなハウス
〒985-0802 宮城県宮城郡七ヶ浜町吉田浜字野山5-9 生涯学習センター敷地内
TEL:090-9020-5887/Mail:info@rsy-nagoya.com
運営:認定NPO法人レスキューストックヤード

【ご案内/NPOおたがいさま会議】3月企画『過去の課題提起者の「その後」』

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。
RSYが事務局を担っている、NPOおたがいさま会議のご案内です。

※NPOおたがいさま会議について(https://otagaisama-aichi.xxxx.jp/about/
先日の会議に参加いただいた皆様、ありがとうございました。
前回(2月16日)は、中日新聞社の大森さんから、数十年来、NPO業界を取材して
こられた視点から、市民団体からNPOへの変遷、活動における運動論の喪失、
NPOおたがいさま会議に対するワンストップ機能への期待をお話いただきました。

詳しくは、こちらの会議レポートをクリックして、ご覧ください。

本日3月2日(火)16~17時より、会議を行いますので、
ご都合の良い方は、お気軽にご参加ください。

————————————————————————
3月企画『過去の課題提起者の「その後」』
※いずれも毎週火曜日16時~17時
———————————————————————–    

次回予定/3月2日

①緊急小口資金特例貸付と総合支援資金特例貸付の(その後の)状況
染野氏(名古屋市社会福祉協議会 地域福祉推進部)
②仕事・暮らし自立サポートセンターの(その後の)状況
~住居確保給付金の状況も併せて
伊藤氏(名古屋市仕事・暮らし自立サポートセンター)
→関連レポート https://otagaisama-aichi.xxxx.jp/post-239/
https://otagaisama-aichi.xxxx.jp/post-332/  
 
次回以降の予定
□3月9日
①相生山徳林時(天白区)の帰国困難者支援のその後
 ②ブラジル学校エスコーラ・ネクター(豊田市)のその後
 土井氏(NPO法人多文化共生リソースセンター東海・代表理事、
NPOおたがいさま会議・コーディネーター)
→関連レポート https://otagaisama-aichi.xxxx.jp/mtg-5/
https://otagaisama-aichi.xxxx.jp/post-560/
□3月16日
 置き去りにされる中高生の貧困~学習支援の現場から~
山田氏(NPO法人こどもNPO・学習支援事業責任者、副理事長)
→関連レポート https://otagaisama-aichi.xxxx.jp/post-533/
□3月23日
 コロナ禍における介護・福祉事業所運営(2度目の緊急事態宣言を受けて)
竹上氏(有限会社トーキン)
→関連レポート https://otagaisama-aichi.xxxx.jp/post-492/
 
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参加方法はこちらから  
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【「NPOおたがいさま会議」の初回登録について】
初回登録がお済みでない方は、お手数ですが下記のフォームから「初回登録」
をお願いいたします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdLWuh5Y060uogWQt4lmUbSBDsTRmJzURguYbLL03y7K-3LFg/viewform
→既にNPOおたがいさま会議に参加されている方は、
おたがいさま会議・事務局(info@otagaisama-aichi.xxxx.jp)からのメール
(文末)よりご入室ください。

ご不明な点がありましたら、おたがいさま会議・事務局までお問合せください。

【問合せ先】
NPOおたがいさま会議・事務局
TEL:052-253-7550
(NPO法人レスキューストックヤード内)
Email: info@otagaisama-aichi.xxxx.jp
HP:http://otagaisama-aichi.xxxx.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/groups/otagaisama.aichi

【続報】福島県沖を震源とする地震への対応について

みなさま
RSY事務局です。
2月13日の福島県沖を震源とする地震からもうすぐ2週間が経ちます。
RSYは、活動拠点を置く宮城県七ヶ浜町の現地スタッフや、震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)および、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)らと情報共有し、見守りの継続と、現状把握に努めています。
以下、報告です。
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 1)宮城県七ヶ浜の被害について
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今回の地震で、特に大きな被害が見られなかったことは、前回の報告の通りですが、断続的な余震による恐怖や、震災当時のフラッシュバックに、体調を崩したり、眠れぬ夜を過ごされている方が少なくありません。 RSY七ヶ浜常駐スタッフであり、七ヶ浜町民でもある石木田から、その心情を表すレポートが届きました。
このレポートは、見た目の被害が少ないからと言って、今も、決して安心できる状況なわけではないということ訴えています。たった一度の震災が、心と身体に残した傷の深さと共に、「復興」という言葉の本質を、改めて考えさせられています。
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★石木田レポート
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東日本大震災から3月で10年を迎えようとしている2月13日午後11時8分頃、福島県沖を震源とする地震が発生しました。七ヶ浜町は、震度5強を観測しました。幸いにも停電や断水はなく、地震の状況をテレビやラジオで情報を得ることができました。
ほどなく、津波の心配なし、との発表に安堵した方も多かったようです。余震は続いていましたが、RSYとしてはできるだけ情報収集すべく、一人暮らしの方やご高齢の方々、きずなハウス常連さんなど把握できている範囲で、安否確認を行い、情報を共有しました。それによると、家屋の倒壊やけがなどの大きな被害はないとのことでした。
翌日は、直接会いに行ったり、発災後に町内18ヶ所に避難所を開設したうちの沿岸部の地区避難所を回ったりして、状況把握に努めました。避難所で過ごした住民は少なかったか、ほぼなかったようで、午前中には閉鎖しているところもありました。被害の多くは、食器が壊れたり物が倒れたり、壁にひびが入りクロスが剝がれる等でした。
発災から1週間程度は震度6前後の余震に注意、とのことで毎日続く余震のなかで、壊れた食器や部屋の中を片付けていらっしゃる中、目には見えない心の変化について聞き取りました。
●Aさん

「ダイニングの脇に置いてある書類棚から一つ残らず落ちたよ。冷蔵庫との間だから、足の踏み場がなくて。今は元に戻しました。仏壇の下の食器は全部壊れた。お供えのお菓子が線香立ての灰の中に落ちていたのに、線香立ては倒れなったのよ。灰が散らからなくて良かった。」と笑いながら話してくださいました。家の中の観音開きの戸棚には、開かないように紐が結んでありました。

Aさんを伺ったのは、発災後のやり取りの中で、「毎日がフラッシュバックだ」という言葉が気になったからです。話を聞くと、「仕事をしている時は仕事だから良いんだけど、うちに帰ってくると何もしたくなくなるの。本当に今までこんなことはなかったのに。なんでだろう、年取ったんだよね、あれから10年だもんね。」とつぶやくのです。
10年前、地域での支援活動を、率先して切り盛りしたAさん。当時の記録もきちんととっており、今も地域の多くの活動に携わっています。誰もが平等にあれから10年、月日を重ねてきてきました。でも、 60代になり「年取ったんだよね。」というAさんの言葉は、 自分で思うように物事が進まないことに、がっかりしているような、それは当たり前だと自分に言い聞かせるかのような、とても深いひと言に感じました。ご自身の健康もさることながら、家族の健康のこと、コロナ禍での経済面の問題など抱えるものが多く、Aさんのしんどさを笑顔の奥に感じました。

●Bさん
10年前、仙台市内の保育園で保育士をしており、ちょうど同僚が同じ方向で、同乗させてもらい帰宅しました。途中、母とメールでやりとりし、母からの「今から帰ります」のメッセージが最後となり、不通になってしまいました。

保育士をしていた母は、帰宅しようとしたものの、停電で信号も動かない中、不安を感じ、保育所で一夜を過ごすことにしたことを、伝えられずそのまま朝を迎えました。
一方、帰って来るはずの母が帰って来ないと、避難所を回り、親しくしている同級生のお母さんに「お母さんがいない」と最悪の状況を思い、泣き崩れました。また、仙台の祖母の家(母の実家)が、海の近くだったので、翌日、姉と2人で祖母の家に向かうも、途中から瓦礫の山で行くことができませんでした。携帯電話もつながらず、不安な中でただただ泣いていました。まもなく、何とか、お互いに無事であることが確認でき、それはまたそれで安心して号泣でした。その後も震災の話が出ると、自然と涙があふれてきます。
2月13日の地震の時は、最初に祖母に電話し、無事なことで泣き、次に母と一緒にいた姉の声を聞いては、号泣していました。10年前のフラッシュバックで不安と恐怖、無事なことの安堵感から、感情があふれ出たものと思います。家族の元気な声を聞き、旦那さんからも「大丈夫だから落ち着いて」と寄り添ってもらい、徐々に落ち着きを取り戻しました。その後、気持ちを切り替えて、職場のスタッフに電話し、上司の指示を仰いだとのことです。「自分でもあんなにパニックになっていたのに、冷静に職場に電話している自分が不思議だった」と振り返っていました。

●石木田裕子(RSY七ヶ浜スタッフ)
現在はRSYのスタッフですが、10年前は七ヶ浜町に隣接する多賀城市で保育士をしていました。毎年、2月になるとテレビ番組で震災特集が組まれ、ほとんど毎日と言っていい程、復興の様子を伝えます。今年は、特にコロナ禍ということもあって、語り部活動や伝承館等施設の自粛や休館からの再開が報道されています。

そういった環境もあってか、気持ちがざわざわするなかでの2月13日の地震です。孫と就寝中だったので「あっ、地震!」と目が覚め、すぐに収まるだろうと思っていたら、だんだん揺れが激しくなり、孫を抱えて布団をかぶり、収まるのを待ちました。その間、10年前も同じように未満児の子ども達に布団をかぶせて、揺れが収まるのを待っていたことを思い出し、長い揺れとギシギシという建物の音に一瞬、崩れるかも、と覚悟しました。
足元にプリンターが落ちて、思わず「わぁ!」と声を出してしまい、孫も起きてしまいました。やっと、揺れが収まり、停電にならなかったことに安堵しながら、下に降りました。ソファに座ってテレビを見ていても、余震を感じ、立ち上がろうとしたら膝に激痛が走り、歩くことができなくなりました。テレビでは、就寝するときは2階で、と言っていましたが、とても階段を上れる状態ではないので、そのままリビングで横になりました。それが3時頃で、小さな揺れや音にもビクッとなり眠ることはできませんでした。朝になると激痛はやわらぎましたが、今度は頭痛に襲われ、それは1週間程続いています。余震は大小あり、毎日続いています。
雪がちらついたりすると、10年前の情景が一気に甦り、体が震えることもあり、一人でいると、ふと亡くなった伯母や知り合いのことを思い出して、どうしようもない悲しみに襲われることもあります。なぜ、津波が、津波さえなければ、と頭では自然のことだからどうしようもない、とわかってはいても、自分のなかで落としどころが見つからずに、今ももがき続けています。
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2)福島県・宮城県の被害について
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JVOADは内閣府と連携し、3名の先遣隊を派遣しました。
被害のほとんどは屋根瓦の破損によるもので、宮城県山元町や福島県新地町などで特に多く見られています。新地町は、1,300件の一部損害被害が報告されています(消防庁発表・2月22日現在)。
本来ならば、1日でも早く修繕を勧めたいところですが、地元の工務店や大工等の事業所には依頼が殺到しており、対応が間に合っていない状況です。
JVOADは現在、 特に緊急度が高い要配慮者世帯について、JVOAD技術系専門委員会らと連携しながら、優先的に対応できる方法がないか、 地元の自治体や社会福祉協議会らと共に検討を重ねています。
以下より関係する情報が閲覧できます。
★JVOADホームページ
★全国社会福祉協議会ホームページ
★震災がつなぐ全国ネットワークブログ

賛助会員募集キャンペーン!!【~3月末まで!】

リンク

日頃よりみなさまに支えられて活動させていただいています。
本当にありがとうございます。
新型コロナウィルスの影響は、未だ収まる気配がありません。
RSYとしてできることを一つ一つ実践していくしかないと臨む日々です。
しかし、ご存じの通り経済的打撃は大きく、
今年度は、講演会や委託事業、大口の寄付が減少しています。
そこで、みなさまにお願いがございます。
更に一人でも多くの方にRSYを知っていただき、
賛助会員となって応援していただけるよう、
このページをご覧のみなさまから、発信していただけないでしょうか。
3月末まで新規に賛助会員になってくださった方は、
会員向けの情報などをすぐにお届け開始いたしますが、
2021年度新規会員扱いとなり、
初年の会員有効期間は、1年以上になります。
しかも、税制優遇の対象であることは変わりません。
もちろん、まだ会員でない方の入会も大歓迎です。
どうぞよろしくお願いいたします。
RSYの活動の説明に使えるチラシも添付します。ご活用ください。
  

令和2年7月豪雨水害におけるRSYの活動について

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。

レスキューストックヤードでは令和2年7月豪雨の発災以降、コロナ禍でも遠隔地からできる支援として、これまでつながりのある熊本県内の団体と連携しながら、下記の取り組みを進めてきました。

・熊本県八代市災害ボランティアセンターへのトイレカー貸し出しコーディネート

・熊本県建築士会八代支部「住まいの相談会」運営サポート(炊き出し・無料喫茶等の集いの場づくり)

・被災された方の生活再建に役立つ物資とまごころをお届けする「おたがいさまパック(438パック)」と、こたつの提供

・被災地で直接支援に関わっている方をゲストに迎えた「被災地の現状を知るオンライン報告会」(全5回)の開催、等

 この度新たな活動として、レスキューストックヤードが事務局を担う震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)と連携し、熊本県人吉市のサロンに参加される方々への応援の品として、名古屋銘菓の一つ、「ハローキティーなごやん」とメッセージカード300名分を人吉市社会福祉協議会にお届けしました。

人吉市は令和2年7月豪雨で合計3,360件の住宅被害が出ており、大きな被害を受けた地域の一つ。これまでサロン開催のあった53地域中12地域が被災し、集会所等が使えなくなったうえ、コロナ禍と重なり、サロンが開催できなくなりました。また、応急仮設住宅等への入居や、被災地域外に転居して、慣れない土地で新たな生活を送っている方も少なくありません。心身の健康維持や孤立防止のためには、1日も早いサロン活動の再開・活性が望まれますが、新型コロナウイルス感染症の拡大で、開催が見合わされるなど、コミュニティ支援が進まない状況が続いています。

 今回お届けした贈り物は、震つなメンバーの「ピースボート災害支援センター」より現地サポートを頂き、人吉市社会福祉協議会を通して、順次サロン会場に届けて頂くことになりました。

2月15日、A地区で、水害後、初めてのサロンが開催されました。コロナ禍、かつ6ヶ月以上ぶりのサロン開催ということで、社協ご担当者も5-6人の参加を予想していましたが、それを上回る10名が楽しみに足を運び、数ヶ月ぶりに地域の方々同士で顔を合わせストレッチや脳トレを楽しまれました。

代表者の方が、お届けしたメッセージを読み上げて下さり、「名古屋の人たちが気にかけてくれるなんて」「キティちゃんのパッケージがかわいい!」など、会話も弾み、とても喜んでいただけました。

レスキューストックヤードは、震つなメンバーと共に、引き続き遠方からでも被災地に寄り添える活動を続けていきたいと思います。

【報告】福島県沖を震源とする地震への対応について

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。
RSYは、2月13日に福島県沖で発生した地震について、宮城県七ヶ浜町の拠点および、RSYが事務局を務める愛知県被災者支援センターで地元に帰られた方々、また、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)や、震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)と随時連絡を取りながら、スタッフ・関係者の安否確認・情報収集を進めて
おります。以下、報告です。

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1)宮城県七ヶ浜町の状況
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地震発生直後から、RSYスタッフの安否確認と同時に、町および、つながりのある住民の方々へ、ショートメール、ライン、電話で安否確認を実施しました。

明けて翌朝より、現地スタッフが地域の巡回や、気になる方のお宅を個別に訪問。 大きな揺れへの恐怖感を訴える方が多かったと同時に、家の中のものが倒れたり、食器が割れたなどの報告は上がっているものの、今のところ、ご家族やご近所で対応できる範囲の被害状況だということが分かりました。

とはいえ、夜中の突然の揺れに、10年前のフラッシュバックや、気持ちの沈み込みが見られる方もいるため、引き続き見守りを続けていきます。

震災翌日もRSYの七ヶ浜運営拠点「きずなハウス」には、子どもたちが元気に遊びに来てくれました。また、「地震怖かったね、大丈夫だった?」とスタッフにねぎらいの言葉をかけて下さる住民の方もおり、私たちもいつもと変わらい日常に、ホッとしました。しかし、今後1週間程度は引き続き余震の注意が必要ということで、ハウス内の安全対策と緊急体制を改めて確認し、いざという時にすぐ対応できる状況を維持していきます。

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2)住民の方々の声
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安否確認やその後の個別訪問等で聞き取った、住民の方々の声をご紹介します。率直な当時の心情や、日頃の対策の大切さなどが垣間見えます。

○自分は怪我もなく無事だったので、同じアパートの住民宅へ安否確認に行った。そのうち1人の男性は、布団に棚が倒れた様子の写メを見せてくれ、「寝ていたら怪我をしていたところだった」と言っていた。(塩釜市・女性)

○冷蔵庫が5㎝動いた。食器が飛び出し、知り合いから頂いた食器も割れてしまった。ちょうど寝ようと思って、ベッドに足をかけた直後の揺れ。怖くて動けなかった。でも夫がいてくれてよかった。(「妻は涙目だった」と夫談)夫は、片付けも一生懸命頑張ってくれている。今夜は眠れそうもない。津波が来ないっていってたからよかった。10年前を思い出した。(七ヶ浜市・女性)

○寝ようと横になった瞬間に大きな揺れがあって驚いた。前の震災の時よりは時間は短かった。今は息子と一緒に外にでて様子を伺っている。近所の人も何人か外にいる。妻は(足がよくないため)家の中にいる。余震もあるだろうから心配している。家の中は戸棚の皿が割れたりもして、ぐちゃぐちゃになっているから明日以降の片づけが大変。近所の人たちも同じ状況だろうから、手伝いは頼めないと思う。3人で片づけていくしかない。(南相馬市・男性)

○大丈夫だよ。ちょうど子ども達が心配して電話くれたよ。今ね、リビングのガラスケースの中のお酒の瓶とかグラスとか、壊れたものを片付けていたところ。一人だからみんなに心配かけるわ。(七ヶ浜・女性)

○家の中の物が倒れて、食器類が割れた。小6の娘の部屋に駆け付けたら、しっかり机の下にもぐっていた。防災教育のすばらしさを実感した。(宮城県大和町・男性)

○大きな揺れでびっくりした。娘は(東日本大震災当時のことを)思い出してしまったみたいで、不安定になっている。(いわき市・女性)

○息子(中3)がものすごく怖がって、顔面蒼白で部屋から出てきた。
(七ヶ浜町・女性)

○久しぶりに長い揺れで、さすがに怖かった。津波の恐怖を知っているので、まず津波の心配がないとのことで、安心した。怪我、被害はなし。連絡頂いて、不安な気持ちが吹っ飛んだ。(気仙沼市・女性)

○怖かった。本当にもう・・・(言葉にならない)。10年前に色々と学んでいたはずなのに、揺れた時は何もできず、頭が真っ白になった。仏壇の中のものが出てきて片付けたところ。今回の地震は、どうしてこんな時期にまた、と思うが、あの時は沢山の皆さんに助けてもらったなぁと考えていた。
(七ヶ浜町・女性)

○大丈夫。びっくりした。娘(小3)は半泣き、息子(小5)は、じいちゃんのそばにピッタリくっついている。(七ヶ浜・女性)

○地震の時は、ちょうどお風呂からあがった時だったから、タオルだけ。揺れが長いし、足が悪いからさっさとできなくて。今回の地震は、前より強く感じた。津波が無くて本当に良かったよ。(七ヶ浜町・女性)

○またかって感じだった。いやほんと、一瞬家が潰れるかと思った。コップが割れたり多少の被害はあったが、ライフラインが正常なのでありがたかった。余震対策をしようと思う。(七ヶ浜町・女性)

○以前は海側に住んでいたから、10年前の津波で全部流され。もう、あんな思いはしたくない。(七ヶ浜町・男性)

○特に被害はなかったが、体の調子が悪くなってしまい、日中ずっと寝ていた。(七ヶ浜町・女性)

○またこんな大きな地震にあうなんて、驚いた。でも揺れは10年前と比べて短かったし大丈夫。地震があって、自宅の外にでてきたのは、自分と一階下にいる高齢独居の男性だけだった。倒れた家具などはなかったけれど、食器はいくつか割れた。またいつ災害にあうか分からないから、もう高い所に重たいものや壊れるものは置かないようにしたいと思う。電気や水道も大丈夫。エレベータは止まっているけど、今順番に点検にまわってきているところ。
(福島市・女性)

○10年前は屋根の瓦の落下が多くみられたが、今回は家具(食器棚、テレビ等)の転倒やブロック塀が倒壊。幸い怪我はなかった。夕べは不安で睡眠出来ず。(福島市・女性)

○冷蔵庫が10㎝動いた。神棚に上げてあるものや、仏壇の中においてあるものが吹っ飛んできた。でも電気や水道が止まらなかったのがよかった。怖くて怖くて、10年前を思い出した。きずなハウスのスタッフがすぐ電話をくれて、心配してくれる人が思うとホッとできた。10年間、自分たちなりに優先順位を考えて、一つひとつ選択してきたつもりだったけど、私たちの場合は何一つ良い方に転ばなかったように感じる。こんなはずじゃなかったのにと思う。今思えば10年は早く短かった。でも知らない土地での生活はあまりに寂しすぎる。(七ヶ浜町・女性)

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3.JVOAD・震つなの動き
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15日、内閣府・福島県等との協議を経て、JVOADスタッフと、震つな技術系事業担当・松山が、先遣隊として福島県入りしました。震つなは、今後もJVOADと連携し、必要に応じて技術系支援者の派遣等、検討を重ねていきます。
以下、JVOAD事務局(15日22:20現在)からの報告です。

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ブロック塀等の倒壊などは、確認されなかったものの、瓦屋根の損傷は比較的多く、ご自身でブルーシートを張った家屋も見受けられました。中通り(矢吹町、郡山市、深川市、鏡石市)の被害は比較的少ないようです。

JVOADとしては、現地での支援ニーズの把握と、まずは県内において支援ができる体制の整備に、協力できればと考えております。その上で、要配慮者等への支援など、支援組織の力も借りながら、連携して取り組める体制を整えたいと思います。

2月14日0:45 東北地方の地震について

みなさま

RSY事務局です。

先ほど東北地方で大きな地震がありました。
RSYが拠点を置く、宮城県七ヶ浜町(震度5強を観測)の常駐スタッフ3名の安否を確認。つながりのある住民への安否確認も順次行い、いずれも無事を確認しました。
七ヶ浜町内では若干の被害の報告は入っているものの、大方大丈夫だろうと町の議員さんからも情報を頂いています。
また、愛知県被災者支援センターや、ネットワークでつながる各被災地とも連絡を取り、情報収集を行っています。本格的には、明日の朝以降となりますが、「強い揺れが長く続き、体が震える程の恐怖感だった。(七ヶ浜)」「水槽の水が波打ってこぼれた(七ヶ浜)」「棚や仏壇に置いてある小物類等が落ちてきた(七ヶ浜)」「あの時沢山のことを学んだはずなのに、頭が真っ白になって何もできなかった(七ヶ浜)」「かなり怖かった、震えがまだ止まらない(宮城県亘理町)」「津波の恐怖を知っているので、まずはその心配がないと分かり安心した。怪我・被害なし(気仙沼市)」「無事。でも家の中がぐちゃぐちゃで大変。余震が怖い(南相馬)」「娘が当時を思い出して不安定になっている(いわき市)」などの声が寄せられています。
皆さんから寄せられたコメントから、震災10年を前に、実被害がなくとも、精神的ダメージはかなり大きいと感じました。皆さんとのコンタクトを継続しつつ、情報収集・今後の対応を検討していきます。