宮城県七ヶ浜町報告【第116報】続けています、足湯。

みなさま

お世話になっております。RSY飯田です。
震災当時から続けている「足湯」について、ご報告します。
足湯は各仮設住宅の集会所を周り、土日を中心に活動を行っています。
仮設住宅に住む方にとって足湯は、ただ足を温めるだけではなく、
ボランティアさんとの出逢いや、外に出たり友達に合うといった交流を求めるきっかけになります。
足湯を楽しみにしてくださっているのは、お互い顔なじみな方がほとんど。
いつも足湯で顔を合わす”足湯友達”同士が声を掛け合い、集会所に足を運ぶ姿も見られるようになりました。
最近では、ボランティアセンターのHPからも足湯ボランティアの参加を募るようになり、
外作業だけではなく、地元の方と交流できる活動として定着してきました。
嬉しかったのは、「足湯に参加してみたかった」「足湯ができるから七ヶ浜に来た」というボランティアさんがいらっしゃること。
特に女性の方は、力のない自分にもできることがあるんだ。と気付かれる方もいらっしゃいます。
また、初めて訪れる「集会所」という場所に不安を持つボランティアさんから、”足湯のボランティアさんだから”
受け入れてくださる集会所の雰囲気があたたかく、今までの活動が繋いでくれたおかげ。との声もありました。
寒い東北の冬…ますます家から出るのが億劫になってしまう時期です。
仮設住宅に住む方同士が顔を合わせる時間が少しでも増えるよう、またボランティアさんが行なう”手のもみほぐし”を通じて、
人と人とのぬくもりを感じ、身体も心もポカポカになっていただけるよう、これからも続けていきます。
足湯講習足湯講習2
(写真はきずな館での講習の様子)

助け合いジャパンの情報レンジャーで七ヶ浜の動画公開中!

みなさま

いつもお世話になっております。RSY飯田です。

「助け合いジャパン」の「情報レンジャー」は、被災地各所へ取材班が足を運び、HPで動画等を公開しています。

七ヶ浜町にも何度も何度も足を運んで下さり、RSYスタッフを始め、七の市商店街やきずな工房もお世話になっています。

ボラバスなどで七ヶ浜を訪れたことのある方は、動画の中で顔見知りの七ヶ浜町民の方に会えるかもしれません。ぜひ、ご覧ください。

助け合いジャパン3.11復興支援プロジェクト 情報レンジャー

http://inforanger.tasukeaijapan.jp/miyagi/shichigahama/

機関紙・あるある65号の発送作業が終了しました!

みなさま

いつもお世話になっております。

RSY事務局ボランティアで、あるある編集委員の岩崎です。

本日、7名の方にお集まりいただき、機関紙「あるある」65号の発送作業を行いました。

メンバーは、発送作業によく関わってくださる方から、今回が初めてという方まで、飛び入り参加の方も含め、幅広い年齢層の方が参加してくださいました!

メンバーの中には、この発送作業が1番好きだという方も。

秘密?!のツールを使って三つ折り作業を高速でしてくださいました!

何のツールか知りたいという方はぜひ次回の発送作業(2月下旬を予定)にお越しください。

 

↓みなさまのお手元へ飛び立った今号65号の見どころはこちらっ↓

 

○特集1  今回は3本立て♪

その1 ⇒ 愛知県高浜市での早朝津波避難訓練

その2 ⇒ 震つな 拡大寺子屋in高知

その3 ⇒ 宮城県七ヶ浜の劇団NaNa5931定期公演「ゴーヘ」鑑賞ツアー

各地での地震や津波への備えについてのレポートや、七ヶ浜での様子を掲載。

冬の早朝5時、もし地震が襲ったら…??参加者の声が興味深いです。

 

○特集2  「消防団ってなあに?(後編)」

前号に続き消防団員の活動に注目!

今回は宮城県七ヶ浜で消防団員として活躍している男女2人に突撃インタビュー!

日頃の活動や、活動の魅力など、今の想いを語っていただきました。

また、各地の消防団の方の生の声も多数集めてきました。

 

他には、仮設住宅への長期的な支援の取り組みについてや、おすすめの書籍、

まめ豆のコーナーでは本格的な冬を迎え、身近なものでの防寒対策の総まとめをしています。

 

編集や発送に関わったボランティアさんの思いがたくさん詰まったあるある65号!

みなさまのお手元に届くまでどうぞお楽しみに♪

今回は元旦募金の案内や、ボランティア交流会のチラシも入っていますので、ぜひご覧ください。

 

★下の2枚の写真は昨晩の作業の様子。今回の発送作業は、ボランティア交流会のご案内のため、ボランティアバス参加者や寄付者の皆さんにチラシ送ることとなり、発送数がいつもの倍くらいありました。

そのため、実は月曜日から順次作業を開始していたのです!皆さんお疲れ様でした!

なんとか無事発送です!ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。

 

 

★『あるある』は会員の皆様にお送りしております。

購読という形でも送付させていただいておりますので、詳しくは以下のページをご覧ください。

http://rsy-nagoya.com/volunteer/rsykaiin.html

★あるあるの編集会議を平日の夜に行っています。様々な方が関わって、わかりやすい情報発信をみんなで考えています。毎回わいわいと、時に雑談しつつ、時にお菓子を食べつつ・・・。「参加してみたいな~」という方はお気軽に事務局までご連絡ください!

「新しい公共フォーラム・あいち」が開催されます

皆様

名古屋は、二日続けての雪景色の朝でしたね。

さて、年明けの2013年1月12日(土)に愛知県主催で「新しい公共フォーラム・あいち」が開催されますので、お知らせいたします。

たくさんの方のご参加をお待ちしています。

 

新しい公共の担い手であるNPO、県民、企業、行政等の新しい公共に対する理解をより深めるとともに、地域の諸課題について、幅広い観点から意見交換することにより、新しい公共の拡大と定着を図ることを目的としています。

午前の部の全大会のパネリストとして、栗田暢之が登壇いたします。

また、レスキューストックヤードが午後の分科会の一つを担当いたします。

「防災・減災対策の可能性を考える~南海トラフ巨大地震に向けてできる事からはじめよう」

パネリスト:山田厚志氏(株式会社山田組社長)、椿佳代氏(災害ボランティアコーディネーターなごや)雉野聡子氏(愛知県防災危機管理課政策・啓発グループ主任)、白井上二氏(愛知県立半田商業高等学校教頭)、コメンテーター:秀島栄三氏(名古屋工業大学 大学院教授)、コーディネーター:浦野愛

日時 1月12日(土)10:00~16:00

場所 愛知大学 名古屋校舎(名古屋市中村区平池町4-60-6)

※申込み方法等の詳細はあいちNPO交流プラザHPをご覧ください。本日より、参加受付が、始まっております。(締切:12月28日)

 

 

きずな工房1周年×「しちがはまの日」のお知らせ

皆さま

お世話になっております。RSYきずな館 飯田です。

今月12月7日の「しちがはまの日」は、偶然にも『七ヶ浜町きずな工房☆1周年記念日』です!

先日12月3日には、木工に通ってくださっているHさんのお店でお弁当を取り、一周年記念の食事会を行いました。「もう1年も通ってるんだ~」と、開所当時からのお母さんたちはしみじみ。終始和やかな雰囲気でランチタイムを楽しみました。

きずな工房はお仕事だけでなく、こういったイベントも随時行っています。

みんなで楽しむイベントは、お仕事をがんばってくださる作り手さん達へのご褒美です。

工房でのイベントの様子は、ブログでご紹介→きずな工房ブログ

多くの方とのご縁があってこその「きずな工房」は、歩みはゆっくりかもしれませんが、1歩1歩着実に前に進んでいます。

どうぞ、2年目の「七ヶ浜町きずな工房」も、よろしくお願い致します!!!

 

さて、明日7日は、毎月の

作り手さんたちは、ご購入者さまからの★返信ハガキ★を楽しみにしてるんですよ♪

今月も洋菓子フィレンツェさんの2店舗にて、販売していただきます。ぜひお立ち寄りください!

 

☆販売店はこちら

●洋菓子フィレンツェ高畑店 ・住所:名古屋市中川区荒子1-194(あおなみ線荒子駅北、中川郵便局隣)

TEL:0120-34-1318

営業時間:AM9:30~PM9:00

 

●フィレンツェかの里店

住所:名古屋市中川区供米田2-1106(302号線供米田二丁目交差点北西角)

TEL:0120-34-1318

営業時間AM9:30~PM8:00

 

七ヶ浜と名古屋をつなぐメッセンジャー「きずな工房」

みなさま

お世話になっております。RSYきずな館 飯田です。

RSYが運営のお手伝いをさせていただいている「七ヶ浜町きずな工房」。

先日行われました9/15(土)の『環境デーなごや』、9/28(金)・29(土)の『防災フェスタ2012in名古屋テレビ塔』、10/14(日)名古屋市中川区『供米田防災学園』で、ブース出店させていただきました。

イベント

商品の中でも一番人気だったのは、『復興スイーツ』!!

『復興スイーツ』とは、名古屋市の洋菓子フィレンツェさん、株式会社山田組さん、株式会社ナックプランニングさん、RSYとのコラボレーションで実現した企画です。

セットのバッグや巾着袋には「きずな工房」のトレードマーク、カエルちゃんのロゴが刺繍されています。

このカエルちゃんには、「笑顔」「生きがい」などが七ヶ浜にカエルように、デザインされました。

他にも、ワンコインで購入できる「しじみの根付」や「ふくろうストラップ」も人気でした。奥様方が「これどうやって作るの?」「きれいだわね~」「私も家で作ってみたいわ!」などと大興奮。

しじみの根付

また七ヶ浜を一度でも訪れたことのある方に人気なのは、『3.11七ヶ浜』の焼印が押された「ポストカード立て」や「キーホルダー」。この商品に使われている木材は、津波の被害に遭われた家の土台だったものを使用しており、きずな工房のお父さんたちが切り出し、焼印を押した木片を、お母さんたちが丁寧に磨き、紐を編み組み立てられ、「忘れないでいてほしい」という思いが込められています。

七ヶ浜3.11

「作り手さんの頑張りが伝わって、作業風景が自然に浮かんでくるよう。ちょっとでも応援できたら。」としみじみ眺める方。「かわいー、これほしいー」と無邪気にママにねだる子どもたち。様々な形で、作り手さんたちの想いを受け止めて下さる姿が印象的でした。

離れていても繋がってる ・ 喜んでもらえている ・ 忘れられていない

 一方通行ではないこの関係性が、七ヶ浜の皆さんの大きな励みとなっています。

 『きずな工房』から生み出された手作り品は、七ヶ浜の人たちと、遠くから応援してくれる人たちをつなぐメッセンジャー。もっともっと多くの人の手に届くように、これからもお手伝いをしていきたいと思います。

七ヶ浜町きずな工房ブログはこちら→ http://kizunakoubou7.blog.fc2.com/

金山の商店街イベントに出店

皆さま

いつもお世話になっております。RSY事務局です。

11月9日(金)、10日(土)の両日、金山総合駅前で開かれた「第2回商店街逸品名品販売会」(愛知県商店街振興組合連合会、名古屋市商店街振興組合連合会主催)に出店。県内各地の商店街一押しの名産品が並ぶテントに交じって防災関連グッズや宮城・七ヶ浜のきずな館商品などを販売しました。

昨年に続く2回目の出店です。年配の方から若者まで幅広い世代の人たちが行き交う金山駅はお客さんの反応がとてもよく、売り子として参加してくださるボランティアさんもすごく楽しそう。

今年の目玉はカンパンのつかみ取り大会!? 2種類のカンパンを試食してもらい、気に入った割合で非常用給水袋に詰められるだけ詰めてお持ち帰りいただきました。カンパンの試食自体が珍しいようで、「昔よりだいぶやわらかくなってるのねー」「やっぱり備えておかなきゃね」などと関心を持つ方でにぎわいました。

七ヶ浜・きずな館の商品もじっくり見比べて、何種類もまとめて購入してくださる方が少なくありませんでした。「まだ大変なんだね、頑張ろうね」などと声を掛けられると、寒い屋外でも心が温まりました。

イベントラッシュの今年、まだまだ各種イベントが目白押しです。レスキューの名前を見かけたら、ぜひ気軽にお立ち寄りください。よろしくお願いいたします。

第二回防災人材交流セミナーのお知らせ

皆様、お世話になっております。

昨年に引き続き、第二回防災人材交流セミナーが開催されます。

8月に発表された南海トラフ巨大地震の被害想定を踏まえ、防災に関する人材の質・量ともに充実が求められる中、

東日本大震災から学び/学術的最新の知識を習得し/地域のつながりを深める

という盛りだくさんのこのセミナーは、貴重な機会です。

ぜひ、ご参加ください

 

日時:11月24日(土)13:00~17:00

場所:名古屋大学豊田講堂

対象:防災に関する講座等を受講されたことのある方

内容概略:基調講演は、南三陸町歌津中学教諭佐藤公治先生。福和伸夫先生をはじめとする名古屋大学の先生方の特別レクチャー。地域の防災人材によるミニシンポ。コーディネーター、栗田暢之

申込方法:名古屋大学減災連携研究センターの第二回防災人材交流セミナー開催のお知らせにあるチラシ裏面を印刷の上必要事項を記入してFAXするか、同内容をEメールで(件名を防災人材交流セミナー申込みとして)お送りください。

締切は、11月12日(月)です(先着順)

※また、セミナー後、地域別懇談もある交流会(会費制)も企画されております。こちらも、ご参加ください。

 

 

「防災フェスタ2012 in 名古屋テレビ塔」開催しました

皆さま、お世話になっております。

当法人主催の「防災フェスタ」は28日のプレイベント、29日の名古屋テレビ塔周辺での本イベントを無事に開催することができ、大勢の皆さんに参加していただけました。

プレイベントは北区の市総合社会福祉会館を会場に、岩手県大槌町から「おらがおおづち夢広場・復興食堂」店長の岩間美和さん、宮城県七ヶ浜町から「七の市商店街」代表の星仁さん、福島県浪江町からNPO法人「まちづくりNPO新町なみえ」理事の原田雄一さんを招き、福島県南相馬市から名古屋市内へ避難されている高橋貴子さん、東日本大震災被災者支援ボランティアセンターなごやの岡田雅美さんを交えて代表理事・栗田の司会でお話をうかがいました。

震災発生から復旧、復興へ向けてそれぞれに苦難を抱えながら、前に進もうとされている皆さんの経験や思いに、私たちのほうが励まされ、勇気づけられるシンポジウムとなりました。

本イベント当日は台風17号の接近で曇りがちな天気でしたが、その分、炎天下でおこなった過去2回のフェスタよりも動きやすく、関係者も早朝から張り切って準備。テレビ塔の真下ではチャリティーバザーコーナーと東北物産の販売コーナーを設けました。シャンプーや洗剤などを中心としたバザーはスタートから3時間ほどで日用品がすべて完売する好評ぶり。残るスニーカーやウォーキングシューズも大半を買っていただけました。東北物産もワークショップを含めて多くの親子連れなどに興味をもってもらうことができました。

福島の民謡から始まったステージはクイズや紙芝居などで道行く人に足を止めていただき、23団体・企業の協力を得たブースコーナーもそれぞれに趣向を凝らし、防災・減災の啓発に励んでいました。愛知県被災者支援センター、東日本大震災被災者支援ボランティアセンターなごや合同の「お茶(ぢゃ)っこサロン」コーナーには、県外避難者の方々がたえず訪れてくださり、被災者の方々同士やボランティアさんとの間で交流が深まっていました。

手作りのイベントで至らないところも多々あったかと思いますが、一人でも多くのかたに東北支援を考え、また足元の備えを考えていただくきっかけにしてもらえたらと願いました。

関係者の皆さん、参加してくださった皆さんに心より御礼申し上げます。