1月ボランティアDAYのお知らせ

みなさま
 いつもお世話になっております。
 1月のボランティアDAYの日程が決まりましたのでお知らせします。
 1月12日(水)13:30~15:30
 1月27日(木)10:30~12:30
 いずれもRSY事務所で行います。
◆今月の活動内容
・リーフレットへのカタログ封入
・じしんだゾウさんてぬぐいへの説明書封入など
 時間の変更などが生じる場合がございますので、ご参加いただける方はご連絡
いただけたら幸いです。
 返信先はinfo#rsy-nagoya.comです。(#は@にかえて送信してください)
 
 また、12月のボランティアDAYの報告はHP上にて紹介しておりますので、下記アドレスをご参照ください。
 12月21日
 http://localhost/~hayashimasaki/wordpRSY/2010/12/1221day.html

【参加者募集】1.17KOBEスタディーツアー

皆様
いつもお世話になっております。
阪神・淡路大震災から16年目の1月17日を迎えようとしております。
私どもRSYでは、今年も下記のようなスケジュールでKOBEから学ぶ
スタディツアーを企画いたしました。お時間のある方はぜひご参加ください。
—————————————-
KOBEスタディツアー2011
□行程(予定含む)
○1月16日(日)
・19:00/RSY集合・出発
・神戸市内宿泊(神戸市兵庫区・ホテル水上を予定)
○1月17日(月)
・5:15/ホテル発
・5:15~9:00/被災地NGO恊動センターにて追悼式に参加・関係者との語り合い
・9:00ごろ/伊川谷工房へ移動
・10:00~12:00/伊川谷工房あじさいの家にて交流の会
  ※伊川谷工房は、黒田裕子さんが代表を務める「阪神高齢者・障害者支援
   ネットワーク」が運営する被災した高齢の方の仕事・交流の場です。
・12:00ごろ/神戸市内メモリアルイベントへ参加予定(人と防災未来
 センター、JICA兵庫など)
・夕方/帰途
○参加費(宿泊費・交通費込・食事代別)
・8,000円(RSY会員は7,000円)
※参加人数によって金額を若干変更することがあります。
※募集は若干名です。お早めにお申し込みください。
○申し込み方法
・1月11日(火)までに電話、メール、FAXのいずれかでお申し込みください。

年末年始休暇について

みなさま
 いつもお世話になっております。RSY事務局藤田です。
 今年度、下記の通り年末年始休暇を頂きます。それに伴い、事務局がお休みとなりますので、ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解の程をよろしくお願い致します。
○事務所閉所期間
2010年12月28日(火)~2011年1月4日(火)
 この1年、RSYを支えてくださった皆様、本当にありがとうございました。
来年もよろしくお願い申し上げます。

dcセントラルキッチン その4

先週16日木曜日は、午前中から夕方にかけて雪が降りました。
名古屋でもめったに積らないので、少し興奮しながら家路につきました。少し遠くまで歩いてみようとも思いましたが、6カ月前に骨折した左足首のことを思い出し、「調子に乗ってはいけない」と自制して、宿舎の玄関前で写真を撮るにとどめました。
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さて、先週土曜日はdcセントラルキッチンのボランティアデーです。
今回は、インドネシア人のボランティアグループを中心に約30名が集まりました。
このグループの大半は子どもが占めており、リーダーの方に挨拶をすると、「1カ月に1回の割合で来ている」とのこと。そういえば、先月も沢山の子どもが参加していた日がありましたが、同じ団体からのようでした。
今回私はトマトのスライスとサラダづくりの担当です。
賑やかな子どもたちと一緒のグループになりました。メンバーほとんどが11歳。まずはスタッフがデモンストレーションでトマトの切り方を教えます。
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子どもたちにとっては、大人用包丁でのヘタ取りが特に難しかったようで、手を切りやしないかとこちらはヒヤヒヤ。何度かやり方を教えながら、後半はかなり上達していました。さすが子どもは飲み込みがはや~い!
日本だったらもっと手取り足とり、ピリピリこまごまと教えるだろうなと思いますが、こちらはたまに声はかけるものの基本は子どもとボランティアの主体性まかせ。若干のカルチャーショックを受けましたが、その方が子どもも伸び伸びと活動できているようでした。
15分のブレイクタイムでは、個人で来ていたボランティアさんが、キッチンのスタッフについてこんなエピソードを話して下さいました。「ここにいるスタッフのほとんどは、ホームレスになる前に刑務所に入っていたのよ。Hさんは20年の刑期を終えて出所したものの、結局働く場がなくホームレスにならざるを得ず、その時にキッチンと出会った。その後は見ての通り、まじめに一生懸命働いている。彼は人生をやり直したの。ここはそれが実現できる場なのよ」と。
とても感動的なお話でした。Hさんはいつも私に何かと声をかけてくれる方です。彼は、子どもや年配者等の幅広い年齢層、人種、立場の違うボランティアとの関わりの中で、いつも丁寧に人と接している姿が印象的です。私のこれまでの経験からも、「想いと行動」を最優先に人を見るという団体の雰囲気は、来るものに何とも言えない安心感を与えてくれます。
なぜ「また来たい」と思うのか・・・、その答えの一つがここにあるような気がしました。
Hさんのエピソードを話して下さったボランティアさんと記念の一枚。
いつも三角きんとエプロン姿のこんな恰好で厨房に立っています。
もう少しなれたら、次は食事を直接ホームレスの方に届ける活動にも参加したいと思っています。
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12月21日ボランティアDAY

みなさんこんにちは。インターンの石井です。
今年最後のボランティアDAYのご報告です。
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 本日はRSY機関紙『あるある』vol53号の発送作業を行いました。
学生さん、会員さん、編集委員、ボランティアさんと7名の方が来てくださいました。
せっせと三つ折や封筒への入れ込み作業を行いました。
いつもご協力くださいます皆さま本当にありがとうございます。
 今年最後の『あるある』は
 特集1に50号、52号からの連載「大空家の避難物語~非常持ち出し袋編~」
是非この機会にご家庭の非常持ち出し袋を見直してみてください。
 特集2に名古屋市交通局にお勤めの方に普段何気に利用しているけれど、あまりよく分っていない地下鉄の防災について伺いました。
他にも大型構造物の震動破壊実験E-ディフェンスや田麦山の報告を掲載しています。
 お手元に届くまで今しばらくお待ちください。
 来年のボランティアDAYもよろしくお願いします。どうぞお気軽にお越しください♪

第 15 回おしゃべり食堂のお知らせ

みなさま
 いつもお世話になっております。RSY事務局藤田です。
 第15回おしゃべり食堂のお知らせをいたします。
 おしゃべり食堂では、普段関わりが少ない方との交流や、防災をキーワードに
少し学びながら、おいしい料理を食べることができます。
 
 レスキューストックヤードってどんなことやっているの?と思っている方や、
事務所にまだお越しでない方は、この機会に是非遊びに来てください。もちろ
ん常連さんも大歓迎です。
 今回のメインメニューはあったかお鍋を予定しています!
 他にも災害時に役立つ調理方法で作ったおかずなどをお出しする予定です。
 
 
 日時:2011年1月21日(金)19:00~
 場所:RSY事務所
 http://rsy-nagoya.com/rsy/access
 参加費:会員さん450円・非会員さん500円・お子さん(小学生以下)200円
 ※参加希望の方は、1月14日(金)までに【必ず】事務局info#rsy-nagoya.com(#を@にかえて送信してください。)
にご一報ください。(食物アレルギーをお持ちの方はその旨お伝えください。) 
 
 
 ○第14回おしゃべり食堂の様子
 http://rsy-nagoya.com/rsy/blog/2010/11/1116.html
 お料理のお手伝いをしてくださる方も募集中です!
 みなさまのご参加をお待ちしております。

ワシントン DC 日米協会  その2

ここのところ記事にはアップしておりませんでしたが、11月から週に2日、ワシントン DC 日米協会 にボランティアに行かせて頂いています。
平日にコンスタントに来ているボランティアは、常時2~3人ぐらいですが、事業やイベントを開催する際には多くの人々がボランティアとして集まるそうです。
だいたい私は今のところ、簡単な事務仕事のお手伝いをしています。
パソコン入力、発送物のラベル貼り・折り・封入、日本語教室で使うテキストづくりなどです。
今日はようやく手に入れたデジカメで、室内の写真を撮ってきたので少しご紹介します。
情報コーナーには、ワシントン DC 日米協会 のイベント等の案内、日本保育園のパンフレットや日本語のフリーペーパーなどが置かれています。
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この場所ははボランティアしたいと思う人にとっては、最初にチェックしたいところ。
ここへ来た初日に私もチェックしましたが、「初めてのボランティア」という目で見てみると、整理整頓はさることながら、どんな情報がどこにあるのか一目でわかる工夫の大切さが改めて分かりました。
次にボランティアが活動する部屋。
仕事の必要性に応じて、パソコンが自由に使用できるようになっています。
大がかりな作業は、大きなテーブルのある別室のミーティングルームで行います。
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専従スタッフの方と、データーベースでの会員管理の方法や、レイアウト・整理整頓など使いやすい環境の整備、平常時のボランティアのコーディネートなどについて意見交換をしましたが、抱えている悩みは一緒だなと感じました。
さて、ここでちょっとおまけ。
DCのクリスマス風景をご紹介します。
私の寮の最寄駅、「Union Station」の構内に大きなクリスマスツリーが飾られています。
大体目にするクリスマスツリーは、シンプルなタイプのものが多いように思います。日本では、赤・緑・青・白などの電飾がギラギラしているイメージが強いですが、lそれと比較すると飾り付けは、白のライトにアメリカの国旗のみのシンプルさ。
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また、先日食料品店に買い物に行ったところ、店先に本物のもみの木が売られていました。ちなみにお値段は、約50ドルとお手頃。日本だったらとても家の中に飾れるサイズではありません。(我が家だけ?)でも、次々と売れていました。
購入後は、車の屋根に乗せて家まで運搬。
こんな風景、日本じゃあまり目にしませんよね?
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DCでは昨夜、早くも初雪が降りました。寒いわけです。
今年はロマンチックなホワイトクリスマスを過ごせるかしら?

dcセントラルキッチン その3

今日は土曜日。セントラルキッチンでのボランティアデーです。
いつものように9:00にミーティングルームに入ると、既に10名ほどが集まっていました。
今回の参加者は全て大人です。
数名の方に所属などを尋ねると、8名が行政からの委託事業を受けているIT関連会社のボランティアグループ、そして私を入れて3名が個人で参加しているということが分かりました。
今日は、1.サラダづくり2.豆のスープづくり3.野菜・肉のカッティングの3つの役割に分かれて作業開始。巨大寸胴が3台並んだコンロでは、絶え間なく豆スープが作られています。
今回は約500名分のスープを作るとのこと。1つの寸胴に材料を継ぎ足しながら、2~3回に分けて、トレイ18皿分のスープが出来上がりました。
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私はまたまたカッティングチームに配属されました。おかげで包丁さばきはここ最近、かなり上達しているように感じます。最初に小ぶりの新じゃが200個ぐらいをひたすら細かく切り、次にローストビーフを一口サイズに切りました。
隣で一緒に作業をしていた方に話しかけると、彼女は薬剤師さんで、行政からの依頼でハリケーン・カトリーナの被災地で支援活動にあたった経験もあるとのこと。私もRSYの仕事について話をすると、「同じようなことをやっているのね」と興味を持って聞いてくれました。私が色々な市民活動を体験してみたいと言うと、ボランティアの斡旋団体なども紹介してくれ、よい情報収集の場にもなりました。
ちなみに「このローストビーフ、普通で買うといくらぐらい?」という私の質問に「これは結構高いわよ。多分2500円ぐらいだと思うわ。質もいいし、私が食べたい」と言っていました。しかし、これも全て無料。寄付で集められているのです。つくづく素晴らしい仕組みだと思います。
そして今回嬉しいことが一つありました。
セントラルキッチンのスタッフが私のことを覚えてくれたのです。
前回風邪で休んでいけなかったことに対し、「この間来なかったけどどうしたの?」と開口一番声をかけてくれました。私は緊張もあって、過去2回の活動ではほとんど周りの人と話すことができませんでした。
東洋人が少ないということもあったとは思いますが、それでも、そんな私のこともちゃんと見ていてくれたということが、何より嬉しく感激しました。
今日は、とにかく一言でも、二言でも周りの人と話すことを目的にしていたので、勇気をもって何人かの人に話しかけたところ、思った以上に気さくに私の質問に答えてくれました。
発音が悪かったり、文法もめちゃくちゃだったろうと思いますが、不思議なことに、それでも私の言いたいことは大方伝わっているのです。そして相手の言っていることも何となくわかり、10分程度の会話が何とか成り立っていたことに、わがことながら驚きました。
スタッフの話しによると、セントラルキッチンには総勢100名を超すスタッフが働いているとのこと。それぞれ、食事を作る人、食材を運ぶ人、ホームレスの方々に配る人などいくつかの役割が与えられています。業務の一部は、トレーニングを受けたホームレスの方自身が担っているというのが、この団体の大きな特徴でもあります。
そんな話を聞きながら、私も日本での仕事のことを話しました。しかし最後に思わず、「でも私は英語がなかなか上達しないから・・・」とポロリ。すると彼は「俺がもし日本にいたら、日本語全然分からないだろうから、一緒のことだよ。お前だけが特別じゃない。心配すんな。」と笑顔で言ってくれました。
その一言で、今までカチカチだった肩の力が少しだけ抜けたような気がしました。
そして帰り際、「今度はいつ来るんだい?」と言った彼の言葉が、「そのままのお前でいいんだよ」と言ってくれている気がして、自然に心が緩んで行くのを感じました。
他にも私の質問に、私が分かるまで付き合ってくれたスタッフもいて、ここにはちゃんと「人」を見ているスタッフがいるということを実感しました。私が救われたように、ここに居場所があると感じて、今まで救われてきたホームレスの方々の姿が目に浮かびました。
まだまだ入口にしか立ててないですが、この団体はとても奥の深い活動をしていると感じます。
来週のボランティアデーでも、小さいくてもいいから、新たな発見と前進がありますように。

山と川を結ぶ「粗朶(そだ)づくり」第2弾です

 皆さま
 お世話になっております。スタッフの関口です。
 山と川、森と水のつながりから防災を考える本年度のRSY(セブン-イレブンみどりの基金助成)事業「防災の森づくり 川づくり」、先月の粗朶(そだ)づくりに引き続き今月も岐阜県内で講習を行いました。
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 前回と同じ関市の里山に入り、初めての参加者に実際の粗朶を見てもらった後、約1時間かけて西の本巣市に移動。ここに60年以上前から本社を構える井納木材(株)を訪れ、粗朶を河川の整備工事に使う過程の作業を見させてもらいました。
 一堂が驚いたのは、本社から少し離れた敷地内にあった粗朶の山。平屋の家が一軒ぎっしり埋まってしまうだろうという量の粗朶の山が3つ並んでいます。積み上げられているのは前回見たように農家のおじいさんたちが束ねた粗朶で、全体で約1万束だとか! それでも「今年は需要が少なく、例年なら3万束ほどがストックされています」と同社の井納英昭社長。これだけの仕事が地域で毎年維持されてきたという歴史とスケール感に圧倒されました。
 さて、この日の主な講習は粗朶をつなぎ合わせる「連柴(れんさい)」づくりの作業です。
 粗朶は山で束ねられた時点ではだいたい2~3mの長さですが、実際の河川工事で使うにはさらに長くして、きちんと規格に合うようそろえなければなりません。今回は2束の粗朶を合わせて5mにそろえる作業。専用の木枠の台に粗朶を置き、「締め金」と呼ばれる輪っか状の金具で締め付けながら、30cmおきにまずは針金で縛っていきます。2人がかりの作業ですが、かなり力がいるようで、井納さんも「最後までやると息が上がります」と話していました。
 続いて針金の間に縄を縛っていきます。つまり15cmおきに針金と縄が交互に現れるということ。こうした規格は各地の行政によって定められ、災害の復旧工事に粗朶を使う場合にも、要綱などで明記されているそうです。
 今回は、その縄の縛り方をビニルパイプの”練習台”を使って体験させてもらいました。参加者は同社の社員である職人さんの手元を見ながら同じように挑戦してみますが、縄を前に回したり後ろに引っ張ったりと複雑でなかなかうまくできません。一つ一つの動きをぐいぐいっと力強く、素早くこなす職人の技に感心しきりでした。
 こうした連柴が川に運ばれ、護岸工事の基礎などに使われる様子を、来年1月に見学する予定でいます。できれば名古屋市内の河川で実験的に粗朶の工事を行い、多くのかたに見てもらうことができないか、調整中です。決まり次第、またご案内いたしますので、ご期待ください。

dcセントラルキッチン その2

前回は活動に参加するので精いっぱいで、写真を撮る余裕がなかったため、今回は写真付きでもう少し詳しく活動内容を紹介したいと思います。
先週は風邪のために行けませんでしたが、11月27日(土)の活動では、前回を上回る約50人の参加がありました。主な顔ぶれは小学生から中学生とみられる子どもたち。朝9時にミーティングルームに集まり、オリエンテーションが始まるのを待ちます。「準備はいいかい?」というコーディネーターの言葉に「Yes!!」と元気に答える子どもたち。
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今回のオリエンテーションでは、特に包丁の扱い方を入念にやっていました。
厨房は人が大勢入ると狭く、危険なものも一杯あります。子どもたちが多いということもあり、安全対策にはかなり気を使っていたようでした。
包丁を人に向けないこと、持ったまま絶対に移動しないことなどを、ジェスチャーを加えながら丁寧に説明していきます。
そしてコーディネーターの「Let’s go!」の言葉を合図に一斉に厨房へ移動します。
今回の仕事は1.シリアルを小袋煮詰める2.野菜や肉をカッティングする3.大なべでスープを作る4.サンドイッチを作る、というように大きく4つのパートに分かれていました。
小さな子どもは袋詰め、大人や中学生などは野菜のカッティングというように、年齢に応じてできる役割が上手い具合に振り分けられていきます。
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そんな中、腕にギブスをはめた小学生の男の子の姿がありました。
最近のギブスはカラフルで、彼の赤いギブスには、おそらく友達のものと思われる文字がぎっしり書かれていました。ギブスに一言書きこむという文化は日米共通だなぁとほほえましくみていると、彼はほうきとちりとりを持って、足元におちた野菜くずなどを、ささっときれいにしてくれました。
その様子を見て、それぞれの状況に合わせて活動に参加できる環境を上手に作っているなぁと感心しました。私の周りにはふざける子どもはほとんどなく、みんな楽しそうに最後まで自分の仕事をやっています。だいたいブレイクタイムを挟んで2時間の活動ですが、飽きずに取り組めていました。
私はミディアムレアに焼かれたビーフを一口サイズにカットしたり、ジャガイモの皮をむいたり、パンとチーズとハムでサンドウィッチを作ったりと、いくつかの仕事を転々をやらせてもらいました。しかし、本当にすごい量の食材が集まってくるものです。普段レストランやホテルに卸されている食材なだけに、品質や鮮度も悪くありません。実際この大量の食材を目の当たりにし、セントラルキッチンのような団体が無かったら、そのほとんどが廃棄処分になっていたかと思うと、「食のリサイクル」という発想の有効性に改めて感心しました。