七ヶ浜・亦楽小の皆さんから「うるうるパックのお礼」をいただきました

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 お世話になっております。
 私たちがお世話になっている七ヶ浜町の亦楽(えきらく)小学校から、「支援物資のお礼」として子どもたちのお手紙をいただきました。5月に「うるうるパック」としてお届けした文房具などを大切に使ってもらっているとのこと。
 「震災でおちこんでいた友達も文具をいただいてとてもよろこんでいました」
 「けしごむがあまりなかったのでとても助かりました」
 「今、すこしずつ元の七ヶ浜のすがたにもどりつつあります」
 などと、かわいらしい字で一生懸命書かれています。こちらも”うるうる”してしまいました。
 校長先生からは
 「まだまだ不便はありますが日常の生活を少しずつ取り戻し、10月末には学習発表会も実施され、来場の皆様にいただいたたくさんの拍手で、自信も笑顔も戻りつつあります」DSC_0169.JPG
 との報告も添えていただきました。こちらこそ、ありがとうございました。
 うるうるパックは私たちだけでなく、民間企業単位で多くの方たちにかかわってもらいました。今後も、この地域からできる支援を続けていこうと思っています。
 よろしくお願いいたします。

宮城県七ヶ浜町報告【第49報】七ヶ浜の智恵を名古屋へ

みなさま
RSY浦野です。
名古屋市では、愛知県より新しい公共支援事業の補助金交付を受け、「災害ボランティアによる地域防災力向上事業」に取り組んでいます。
この事業の一環として、RSYもメンバーとなっている『なごや災害ボランティア連絡会』では、大槌町社会福祉協議会と七ヶ浜町社会福祉協議会のご協力を得て、10月14日から各現場に災害ボランティアコーディネーターを派遣し、地元名古屋での災害対応に備えて研修をさせて頂いております。RSY七ヶ浜事務局では、5日間の活動プログラムづくりや社協さんとの調整役を担っています。
今回は、七ヶ浜での受け入れの模様を少しだけご報告します。
毎週2名の研修生が七ヶ浜に5日間滞在し、VCの運営について学んでいます。VC運営の業務は、環境整備、オリエンテーション、受付、マッチング、資材管理、現場までの送迎、VCの雰囲気作りに至るまで多岐に渡ります。
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また、実際に現場に出てのボランティア実践や、ボランティアを受ける側となる地元住民へのヒヤリングなども盛り込み、災害ボランティアコーディネーターの役割を多角的に捉えられるようなプログラムづくりを心掛けました。
被災した立場の方のお気持ちに触れ、本当に必要とされている支援に結びつけるためのヒントを得るなど、参加された皆さんは、多くのことを経験されています。
研修生からは、「現在の七ヶ浜VCはボランティアにとって非常に親切。また来たいと思わせるような配慮が随所にちりばめられている。また、今の形になっているのは様々な工夫の末であるため、完成される以前の状態や問題点などにも触れたい」など、発見や意欲もあり、真剣に取り組んでいる姿勢が見受けられています。
七ヶ浜町社会福祉協議会、災害ボランティアセンターの皆様、お忙しい中お時間を割いてのご指導を心から感謝しております。
11月22日まで研修生の派遣は続きます。
現地での経験を名古屋で共有し、迫りくる次の災害への備えに確実に活かしていけるようしっかりと取り組んでいきたいと思います。

宮城県七ヶ浜町報告【第48報】七ヶ浜・紀宝町つながる輪

みなさま
RSY浦野です。
11月5日、台風12号・15号で甚大な被害を受けた三重県・紀宝町へ、浦野・清水(七ヶ浜出身・RSY七ヶ浜きずな館スタッフ・足湯担当)で、七ヶ浜からの応援グッズを届けてまいりました。
○紀宝町足湯チームとの交流
9月中旬にRSYが紀宝町に現地入りした際、避難所の方々が心身ともに相当な疲れを抱えていらっしゃる姿を目の当たりにしました。七ヶ浜で継続していた「足湯」が、きっとここでも喜ばれるのではと考え、災害ボランティアセンター副センター長のHさん、スタッフのTさんに相談しました。するとすぐに地元ボランティア「女性の会」の方々が集まり、「力はないけれど、できることがあればぜひやらせてもらいたい」と、9月22日~10月11日まで、避難所の足湯ボランティアとして活動されました。
今回は「女性の会」の役員さん4名がお集まり下さり、意見交換をさせて頂きました。
初めて足湯をした時の緊張感、印象的だった住民の方の言葉、活動の中での工夫などを体験報告をしながら、七ヶ浜・紀宝町で、お互いの知恵と想いを共有しました。
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(紀宝町足湯チームのコメント)
・最初はなんと言葉かけしていいのかわからず、冷たくなった手をただ握ることしかできなかった。でも、80歳前後のお年寄りが「こんなことをしてもらったのは生まれて初めて」と涙をながして感謝の気持ちばかりをおっしゃられていた。このような活動ができて本当によかったと思えた。また、自分の家も大変な状況の中、人に対してこのような言葉がかけられるのはすごいことだと思った。
・何度か通っていても、発災直後の話を初めて話すように何度もされていたのが印象的だった。命からがら避難された方が多かったことに驚いた。
・足湯をさせて頂いた方と、避難所を出てからもお付き合いがある。足湯がなければ繋がらなかった縁。他の方に対しても「あの人、今どうされているかなぁ」と気にかかる。
・足湯は人と人とが触れ合うためのきっかけづくりなのだと思う。
○避難所の訪問
現在3か所・約30名の方が避難所生活を送っています。その多くは、家屋が全壊し居住地を探している、又は改修が終わるまで待機している方々です。当日はお仕事やおうちの片づけなどで出かけている方が多かったのですが、清水から残っていたみなさんに「宮城から応援しています。」という言葉と共に、カエルちゃん人形と桜の木メッセージキーホルダーを手渡し、想いを託しました。
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(避難所の方のコメント)
・東北の災害に比べたらこっち(紀宝町)の被害なんか大したことないよ。でも今回の水害では2階まで水に浸かってしまった。台風当日は仕事をしていて、かなり遠回りして自宅に戻った。車も水没しながら何とか家までたどりついた。大工さんに改修してもらってるけど、大工さんも一人で10軒ぐらい受け持ってるみたいでなかなか進まない。一部屋だけでも寝れるようにしてもらえるといいんだけど。いつそれが叶うか、いつまで避難所生活が続くかわからない。(最初はとても疲れたお顔をされていましたが、カエルちゃん人形を手渡すと、表情が和らぎ、お見送りもして下さいました)
・私の家は流されちゃって、帰るところがないの。でも今度アパートに引っ越すよ。2階付のアパートを紹介されたけど、上り下りが大変だと思って断ったの。私の家は150年前のものだから、おっきかったんだよ。5,6世代続いてるんじゃないかな。家の周辺がほとんど親戚でね。それが土砂崩れで全部ダメになってしまった。おばちゃん心が折れたわ。立ち直れんわ。でも私がみんなを助けたようなもんなんよ。家に水が入り始めて、すぐにダムの放水だってわかったの。すぐに家族を起こして車に乗って山の方へ逃げてね。山にいる時は舌を噛むほど(土砂くずれで)すごく揺れたのよ。でもある意味私たちは「水」で助かったようなもんやわ。もし気づかなければ、土砂崩れに巻き込まれていただろうから。何もかも無くなったけど、文箱だけは奇跡的に見つかったの。れなちゃん(清水の名前)、お手紙書くから住所教えて。あなたがお家に着く前に手紙がついているようにしたいの。れなちゃん、おばちゃんは大丈夫だから心配しなくていいのよ。
・私は一人暮らしで、水害の時犬を連れて山に避難したの。雨でずぶぬれで夜中で真っ暗だったから怖かった。でも犬がいたからよかった。避難所では一緒にいられないから、犬は今家にいるの。家の修理をお願いしているんだけど、大分進んできて、あとは天井を貼るだけになったよ。カエル、みんな喜ぶわ~
○在宅避難者の方への訪問
紀宝町には応急仮設住宅は建設されず、町は、民間アパートを借り上げ、半年間家賃を無料にするという措置をとりました。住み慣れた地域を離れ、新しい環境で新生活を始めたみなさん。社協さんのはからいで、これらの方々のお宅を訪問させて頂き、カエルちゃん人形をお届けしました。
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(在宅避難者の方のコメント)
・遠いところからありがとう。(カエルを見て)私もこういうの作るの好きなのよ。水害で家がだめになっちゃって、ここへ来たの。以前は「なれ寿司」っていう郷土料理を作っててね。取材も来たのよ。その時の記事が奇跡的に残ってて。ほんとにうれしかった。「なれ寿司」はさんまやあゆを塩に漬けて、ご飯を柔らかく炊いて作るのよ。でも桶や道具が全部だめになってね。だけど周囲の人たちは「作ってほしい」って待ってくれているの。だから作るよ。今は前の地域を離れちゃったけど、同じ地域の人があと二人お隣さんで一緒だから安心。買い物はこっちの方が楽。ずっといてもいいくらいよ。
・わざわざ遠いところありがとう。かわいいねぇ、このカエル。鍵も入るの?玄関に下げておくといいかな。みんな良く考えて作ってくれてるのね。ありがたいねぇ。
・え~!宮城から来てくれたの?ありがとう。お家は大丈夫だった?あちらのみなさんの方が大変でしょ?でも、津波も台風も、水の被害は大変よね。今はようやく引っ越しが終わったところ。前住んでいた場所よりも高いところの家に入れたから、水は心配ないけど、土砂崩れが心配。やっぱり雨がふると不安になるね。ボランティアさんに泥かきとかやってもらったけど、本当にありがたかった。ボランティアの力はすごい。まさかこんな所にまで水が来るとは思わなかったからね。お互いに体に気を付けてやってきましょうね。
・親戚縁者で何とか片付きました。100年以上たっていた家が泥だらけになったけど、何とか少しずつ片付いているかな。でも住めないからここへ来たの。カエルかわいいわ~。ありがとうね。
■RSY清水より
被災者の方々は、「東北の被害に比べたらここは何ともない」とおっしゃていたのですが、災害の規模の大きさなど関係なく、「お互いに頑張っていきましょう!」という気持ちが大切だと思いました。紀宝町は本当にやさしくて、思いやりにあふれた素敵な町だと思いました。みなさんもカエルちゃん人形を見て「かわいい」と喜んで下さったので、直接手渡しでお渡しで来てよかったなぁと思いました。台風12号・15号の水害情報は東北ではあまり放送されなくなりました。今回実際に紀宝町に来ることができて、また貴重なお話も聞けたのでとてもよい経験になりました。
台風から2か月。紀宝町は七ヶ浜町と同様に復興の途中にあります。しかし、お互いを心配し合い、気遣いあう想いをカエルちゃん人形が繋いでくれ、紀宝町のみなさんに一瞬でも笑顔を運んでくれたことを、七ヶ浜町のみなさんもきっと喜んでくれるであろうと思います。今後も継続的にこの繋がりを育てていけるよう、RSYも応援していきたいと思います。
この取り組みについて、多大なるご協力を頂いた七ヶ浜町災害ボランティアセンター、住民のみなさん、紀宝町社会福祉協議会のみなさん、タオルを提供していただいたコープあいちさん、会員・ボランティアのみなさんに心からお礼申し上げます。
ありがとうございました。

七ヶ浜町支援ボランティアバス・第36陣(10/28~31)活動レポート

みなさま
RSY事務局です。
今日はボランティアバス第36陣(10/29~10/31)でリーダーを務められたHさんの活動レポートを紹介したいと思います。
実はHさん、今年に入ってRSYのWEBページの改善にご協力いただいたり、RSYの活動について入念にお調べいただいたり(なんと過去のブログを全部読んで分類したり!)、ボランティア活動に必要な物品を購入して準備したり…と積極的に動かれていて、今回ついに第36陣で七ヶ浜での活動に参加していただきました!
帰ってこられて早々に、「ボランティア活動に参加することを迷っている方に向けて何か参考になれば…」ということで、以下のレポートをまとめてくださいました。
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◆宮城県七ヶ浜町支援ボランティア第36陣(10/28~10/31)活動レポート
こんにちは。ボランティア第36陣リーダーのHです。
36陣は、20~30代を中心とする10名という少人数グループだったので、コミュニケーションも良く、短くも充実した活動を行えたと思っています。
◆10月28日(金)・夜 
 RSY事務所に集合し、自己紹介やオリエンテーションの後、役割分担の結果、最年長の私がリーダーで、最年少ながら2度目の参加となる現役大学生のNさんがサブリーダーと決定。記念撮影の後、フジキューさんのバスに乗り込んで、名古屋を出発!
◆10月29日(土)
 12時間に及ぶバス移動の後、朝8時に宮城県七ヶ浜町にあるボランティアの活動拠点・きずな館に到着。その後、現地生活のオリエンテーション。そして東北学院大学の学生さん達と共に足湯のレクチャーを受ける。全員初めての足湯体験で戸惑うところもあったものの、お互いの詳しい自己紹介も交えながら大体の要領をマスター。
 午後からは、早速に七ヶ浜中学校第2グラウンド仮設住宅の集会所で初めての足湯ボランティアを実施。最初かなり緊張したものの、私の担当された方は思っていたよりずっと明るく話好きな方で、いろんな話題で盛り上がった。
 夕刻の振り返り会で各自の活動を報告する。「う~ん、みんな色々なことを話し、いろいろな気づきがあるんだ」と少しオドロキ。
 
◆10月30日(日)
 朝、多くのメンバーは自転車や徒歩で七ヶ浜の海岸まで行った。今も大きな傷跡を残しているその被災状況を眼の前に見て、みんなかなりのショックを受けたようだ。
その間に日曜日ということもあって、関東各地や長野から大型バスが次々と到着。本当に多くの人がボランティア活動をしていることに実感すると共に、7ヶ月たっても未だこの状況という現実に、今回津波の規模の大きさと復旧の困難さ・長期化を実感した。
 午前中の約1時間、仮設住宅にお住まいの方から地震/津波が来た時のお話や、現在の生活についてお話を伺う。淡々と「主人が挟まれた足を引き抜き、ガレキの上を走って逃げた」など生々しい状況を語られ、津波の恐ろしさと対峙する人間の強さを改めて感じた。
 お昼は、老人福祉センターでのイベントに参加し、そこで足湯ボランティアを行い、その後場所を第一スポーツ広場集会所に移して2度目の足湯を行う。
 途中移動で、足湯に必要な道具の一部が不足したりもしたが、活動を通してチームワークも良くなって来ており、無事時間内に終えることができました。
以前にご協力した「輪っか和っか」が、どこの仮設住宅の集会所の壁にも飾られていたのが印象的でした。ただ私が名古屋で集めた輪っかを発見することは、残念ながらできませんでした。また、集会所に集まっている子供達を含むみなさんが、台風12号で被災された紀宝町への応援グッズを作られていたのも感動しました。
 夕刻、きずな館に戻ると、お昼に行った老人福祉センターから「芋煮」や「おみやげバック」を頂いていた。こちらからお手伝いに行ったのに、おみやげまで頂き感激。初めて食べた「芋煮」はメチャメチャ美味しかったです。
 宮城県七ヶ浜町ともいよいよお別れ。19時にバスはきずな館を出発。
帰りのバスは、行きと一転し多くのメンバーが12時近くまでいろいろとお話。
特に、誰とも無く切り出した「あの人の雰囲気変わってない?」の一言がきっかけとなり、行きと帰りの集合写真を見比べる。当初話題となった「あの人」だけでなく、帰り前の集合写真は全員がこぼれんばかりの笑顔の別人。
 災害支援ボランティアに行った私達自身ですが、実は被災者のみなさんから「笑顔」を頂いていたことに改めて気づきました。
≪活動を終えて≫
 短い間でしたが、地域や年齢を問わず本当に多くのボランティアが大震災からの復旧に携わっていることを知りました。
 1泊だけでしたが七ヶ浜町きずな館では、東北学院と関西学院の学生ボランティアの方、名古屋市災害ボランティアの方をはじめとする多くの方々と、活動や思いを共有することもできました。
 私達ひとり一人、それぞれだとは思いますが、これからも何らかの形で七ヶ浜町を、そして被災各地を復興支援に向け、今後とも息長くご協力を模索して行きたいと思います。
最後となりましたが、機会を頂いたRSYのみなさまに深くお礼申し上げます。
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宮城県七ヶ浜町報告【第47報】癒しの芋煮会

皆様
RSY浦野です。
七ヶ浜では毎月1回、七ヶ浜子育て支援センターさんと連携して、親子を対象にした「つながる遊び庭子どもアート七ヶ浜」という支援プログラムを行っています。
日の光がポカポカ降り注ぐ10月13日、センターさんからの呼びかけで、60組・100名の親子が集まりました。当日は平日ということもあり、多くが乳幼児とお母さん、又はおばあちゃんの組み合わせでした。
まずはキャンプ場に集まって、みんなで焼き芋大会。
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次に、焼き芋が焼けるまでの時間を使って、輪投げやお絵描きコーナーなどの子ども遊び場ブース、ママたちは癒しのハンドマッサージブースでそれぞれの時間を過ごしました。
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特に人気だったのは、「LUSH(ラッシュ)ジャパン」のみなさんによるハンドマッサージコーナー。このプロジェクトにおいで頂くのは2回目です。LUSHさんにはこれまでにも、RSYへ活動支援金のご寄付や七ヶ浜のみなさんへの物資提供など、多大なるご支援を頂いております。
当日は、おしゃれでかわいいスタッフさんが、素敵な香りのするオイルやパウダーで魔法のようなハンドマッサージを施してくださいました。しかも、LUSHの化粧水やソープもみなさんにプレゼントしてくださいました。
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「自分だけの久しぶりに贅沢な時間」と、ママさんたちの表情も自然と穏やかになり、旅行の話、子どもの話、地震の話など思い思いの近況を湧き出るようにお話しされていました。
特に震災後の子どもの様子で気になっていることについては、
・仮設住宅は薄いので騒げず、子どものストレスが高まっている。何もないのに癇癪を起してどうしたらよういかわからない。
・子どもと少しでも離れるのが怖い。時々余震が起こるので、なるべく離れないようにと神経質になってしまう。
・子どもの年齢が高くなっても(乳児ではない)、いつもおぶっていないと不安(お母さんの子離れができていない)
・震災後、子どもが夜中5回ぐらい起きるようになった。
・震災後、暗いところを異常に怖がるようになった。(地震時は停電のため、ろうそく1本で生活。それがトラウマに?)
などという声がきかれました。小さな体であの日の出来事を受け止めるために、子どもたちも一生けん命戦っているんだと胸がいっぱいになりました。また、そんな子どもたちを必死で守ってきたママさんにも、ホッと一息つける場所が必要であることを改めて感じました。
最後は、お待ちかねの「芋煮」。大なべに、にんじん・さといも・じゃがいも・こんにゃく・豆腐・豚肉・ネギなど一杯の野菜を入れて、みんなでおいしく頂きました。
この食材は、全て「あいち生協」さんより無償でご提供頂きました。
子どもだけでなくパパ・ママが集い、語らい、リラックスできる場所づくりを今後も続けていきたいと思います。
11月は、柏崎市の未来予想図実行委員会のご協力を得て、「クリスマスキャンドルづくり」を行う予定です!

宮城県七ヶ浜町報告【第46報】七ヶ浜から紀宝町へ繋がる想い

皆様
RSY浦野です。七ヶ浜から「ものづくり工房」のご報告です。
このレポートは、RSY名古屋事務所を長期的に支えて下さっているボランティアのIさんのご協力でアップしています。
毎週木曜日10:00-12:00きずな館にて開催されている「ものづくり工房」。
これまでも、焼印キーホルダーやクマを象った手拭きタオル人形「がんばるべぁ~」など、仮設住宅や近隣に住む皆さんと沢山の手作り品を作ってきました。
モノづくりを通じて人が集い、お茶を飲みながら互いの近況を話しあい、離れた地域の人ともモノを介して接点を持ちながら、いきいきと日々を過ごせる場づくりを目指して始めた活動です。
10月は、台風12号・15号の被害に遭った三重県紀宝町支援のための応援グッズ「かえるちゃんタオル人形」と「七ヶ浜の桜の木で作ったメッセージキーホルダー」の作成を行いました。
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この活動は、RSYが三重県紀宝町で行った水害支援報告を聞いた七ヶ浜町のある若者の「七ヶ浜もこれまで沢山の人たちに助けられてきた。その恩返しに自分たちができることがあれば何かしたい!」という力強い一言で始まりました。
10月に入り、住民の方々へグッズづくりへの協力呼びかけをしたところ、「新聞やテレビで台風被害の様子をみて、皆さんが経験された恐怖感や大切なものを失う辛さを想い、同じ痛みを感じていた。心配だった」という言葉を沢山お聞きしました。
仮設住宅の集会場などで住民の皆さんが、一つ一つ心を込めて手作りして下さったカエルちゃん人形には「必ず元のまちにカエル」という願いも込められています。
お家を無くされた方、床上・床下浸水被害に遭われた方、従来住んでいた地区を離れ民間のアパートに移られた方、今も避難所で不便な生活をされている紀宝町の皆さんへこの想いを届けるべく、多くの方々が協力して下さいました。
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この応援グッズは11月5日、RSY七ヶ浜スタッフ・足湯担当の地元っ子、清水玲奈と浦野で紀宝町にお届けする予定です。

宮城県七ヶ浜町報告【第45報】足湯の風景

皆様
RSY浦野です。七ヶ浜から久しぶりの更新です。
いつも七ヶ浜を応援して下さっている皆様、本当にありがとうございます。
きずな館では、10月の半ばごろから朝夕がぐっと冷え込むようになりました。
今回は、RSY名古屋事務所を長期的に支えて下さっているボランティアのIさんのご協力でこのレポートをアップしています。
震災から8カ月目に入り、住民の皆さんの暮らしもようやく落ち着きを見せ始めました。
しかし、同時に仮設住宅という仮住まいの不便さ、今後の本格的な生活再建に向けての焦りや不安、先行きの見えない状況と戦う心の揺れなど、狭い仮設住宅でひとつの家族が互いに気を使いながら身を寄せ合って生活している暮らしの風景が、会話の端々に見受けられます。
きずな館では毎週土日、ボランティアバスや地元のお祭りに合わせ、足湯を継続して行なっています。地元の方は、足湯を通じてのボランティアさんとの出逢いや再会を大変楽しみにしています。
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以下、10月の「つぶやき」をまとめました。
・ここに来ると津波のことを忘れられる。友達もいっぱいできて楽しい。( 80 代 女性)
・大きなガレキは取ってもらったけど、ガラスとか瓦とかが落ちていて、草取りしに行くけど危なくて…。( 70 代 女性)
・寒さが気になるから暖を取れるものが欲しいわ。でもストーブを使うのがこわい ( 60 代 女性)
・近くにお医者さんがあまりいないから、通院が大変なんだ。( 60 代 女性)
・ボランティアの方に来てもらって本当に嬉しい。自分より年上の世代の人が多いと話が合わないことがあるからねぇ。( 50 代 女性)
・最初の頃は暗い気持ちになっていたけど、くよくよせずに今 1 日を暮していくことが大切なんだよね。( 70 代 女性)
・家に居ても一人だからいつもここ(集会所)に来てんだ。だんだん知っている人が増えたから楽しいよ。( 80 代 女性)
・障害を持つ娘とぜんそく持ちの夫がいたから避難所に入れず大変だった。仮設に入れた時はホッとしたけど、 2 年半という期限付きなので、だんだん焦ってきた。( 46 歳 女性)
・ここ(集会所)でガヤガヤ話しているのが気がまぎれていい。( 70 代 女性)
・孫が家さ建ててくれたんだが、津波で流されてねぇ…まだローンが 10 年も残っているのに…。やっぱり話すのが好きだから、こういう風ににぎやかなのは好きだねぇ。( 80 代 女性)
・この半年で 52kg だった体重が 33kg 。今は 2kg 増えて 35kg …。おしりなんて全然丸みがなくなって平らになっちゃった。健診受けたらどこも悪くないけど、歩かないからねぇ ( 70 代 女性)
・娘はダウン症だから急に大声を出したりするから、避難所には入れなかったんだ。震災後いろいろ悩んでいたのに誰にも話せなくて…足湯で話を聞いてもらえて嬉しい。(不明)
・被災した話は職場では話せないんだ。ボランティアの人には話せるから、こういう場はありがたいよ。( 40 代 女性)
・仮設に入ってからお金が出ていく一方だよ。男の人は仕事のことを考えて大変だと思うよ。お父ちゃん、お母さんは考えていると思うから、なかなか仮設の中では笑えんのよぅ。でも、集会所では大きな声で笑えるんよ。(不明)
寒さ厳しい冬に向かうにつれ、足湯や人との出逢いが更に心を暖めることになるでしょう。話をする場所を必要としている方々が多くいらっしゃり、人が集まる場所に来ることで、忘れられていないと感じることが何よりも救いになるという声も聞かれています。
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【募集】 東日本大震災支援活動ミニ報告会 in 名古屋

みなさま
RSY事務局です。
以下、ミニ報告会開催のお知らせです。
お時間に都合のつく方は是非ご参加ください。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
          あいちゃんとようこはんが帰ってくる!!
        東日本大震災支援活動ミニ報告会in名古屋
          被災地の”いま”
       日時:2011年11月19日(土)17:30~19:30
       場所:名建協1F会議室
       定員:40名程度
       対象:RSY会員・ボランティア・一般の方
       参加費:RSY会員:500円/一般:600円
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
 ★お申込みはこちらのフォームから↓
https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dFFkOEhPN05OVFhnR1B2VXh5d1hrb0E6MQ
東日本大震災から7ヶ月以上が経過しました。
被災地では震災直後に比べどんな変化があるのか、変わらないことは何なのか、震災直後から現場で丁寧に住民の声を聞いているスタッフが名古屋に帰ってくるタイミングで被災地の”今”を伝えるミニ報告会を開催することとなりました。
七ヶ浜で活動を続ける「あいちゃん」ことRSY常務理事の浦野愛と、東京の「日本財団ROADプロジェクト×震災がつなぐ全国ネットワーク」事務局で東北各地に足湯ボランティアの派遣を行っている「ようこはん」こと事務局長の松田曜子からお話させていただきます。
遠く離れた名古屋で応援したいと思っている人たちができることは何か、現場の声を聞き、みんなで考える機会にしたいと思います。
報告会の後には、アットホームな懇親会も予定しています。
久々に名古屋で集まれる機会となりますので、参加希望の方は、お申込みフォームの懇親会の項目で「参加希望」をご選択ください。

【募集】街頭広報&募金、今後のスケジュールについて

皆さま
 いつもお世話になっております。RSY事務局です。 
 表題についてのご案内を致します。
 街頭募金は震災以降、毎週土曜日を基本に行ってまいりましたが、
この秋は週末にイベントなどがあり、街頭募金が不定期開催になっていました。
今後のスケジュールを下記にご案内します。
今後の予定についてイベントの日程を念頭に置き、また冬に向かう時期であり
開催頻度を見直すことを含めチームB(RSYのボランティアによる募金チーム)と
調整しましたのでご連絡致します。
また今まで、「街頭募金」と称してきましたが、最近は支援金募金のみでなく
RSYの活動をパネルを用いて街頭で報告するなど広報に重点を移動しているため
「街頭広報&募金」と改めることになりました。
   開催スケジュール
11月13日(日)  愛知防災フェスタ   モリコロパーク 10:30~16:00
11月26日(土)  広報&募金  名古屋・栄 三越周辺 14:00~16:00
10:00~18:00のご都合の良い時間
金山駅総合駅連絡橋通路イベント広場(以下の催しにて行います。)
http://www.nagoya-shotengai.com/img/ippin-meihin.pdf
12月17日(土)  広報&募金  名古屋・栄 三越周辺 14:00~16:00
2012年 
 2月11日(土)  広報&募金  名古屋・栄 三越周辺 14:00~16:00
 ※ 今後基本的には月1回のペースとし、1月はお休みの月とし、
    年明けは震災11ヶ月目の2月11日(土)を再開日と予定しています。
    日没が早いため14:00~16:00と1時間早めます。
RSYの広報&募金活動は以下の2点です
1.支援の輪の拡大の広告塔としての役割
2.ボランティア活動支援金募金
———-ボランティアで参加していただける方へ————-
       
◆集合場所 :
       現地集合の方  ⇒名古屋栄三越ライオン前に14:00集合
       備品の持ち出し可能な方  ⇒事務局に13:30集合
       初めて街頭募金に参加される方  ⇒事務局に13:15集合
◆ボランティア保険
 ・自転車との接触事故などの心配がありますので、できればボランティア保険
に加入しコピーを持参いただくと万全です。
◆街頭募金申し込みフォームからお名前・ご連絡先(電話・メール)をご連絡く
ださい。
https://spreadsheets.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dEJnRFMzTEUxTWVpUWdxY0NUT0VBZnc6MQ
※街頭募金に初めて参加される方は簡単な事前説明を実施します。募金当日の午
後13時15分までにレスキューストックヤードの事務局までお越し下さい。
(初参加でもお時間の都合が付かない場合は、現地に直接来ていただいてかまい
ません)
◆ボランティア募金チーム(チームB)コミュニティ
チームBでは情報共有や意見交換するためのコミュニティを立ち上げました。
下記のURLから登録をお願いします。
登録にはYahoo!IDが必要です。
http://groups.yahoo.co.jp/group/rsy_b
◆RSY事務所アクセス:
http://rsy-nagoya.com/rsy/access
【問い合わせ】特定非営利活動法人レスキューストックヤード
〒461-0001名古屋市東区泉1-13-34 名建協2階
Tel 052-253-7550 / Fax 052-253-7552
Mail info#rsy-nagoya.com (#は@にかえて送信してください。)
————————————————————
また、下記の通り、郵便振替またはクレジットカードでも
ボランティア活動支援募金をお願いしています。
【1.郵便振替】
口座番号 00800-3-126026 
加入者:特定非営利活動法人レスキューストックヤード
 ※通信欄に「東日本大震災」とご記入ください。
【2.クレジットカード】
VISA又はMastercardをお持ちの方は、1口2,000円より、
こちらのURLから寄付して頂けます。

※上記のページから「寄付」をお選びください。
※団体へのメッセージ欄に「東日本大震災」とご記入ください。

街頭募金報告 (10/29 通算29日目)

皆さま
いつもお世話になっております。RSYボランティア チームBです。
この名古屋でも10月末と少し肌寒く感じる様になった晴天の下
8名が集まり実施しました。
9月・10月は3件のイベント(防災フェスタ、愛フェス、ワールドコラボフェスタ)
に参加し、久しぶりの街頭募金でした。
活動時間は今まで通り3時から5時まで行いましたが、5時近くになると
夕暮れで文字が読み辛くなるほどで、季節の変化を改めて感じました。
少し足早に感じられる人波でしたが、イベント用に作成したパネルを
興味を持って見て行かれました。
本日の募金金額は6,477円でした。
ご協力ありがとうございます。
☆これまでの街頭募金活動は下記の通りです。
述べ人数:642人、募金総額:2,408,377円、応援メッセージ総数:1,902エール

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●ボランティア活動資金とは?