ふたたび・・・

風邪がぶり返してしまいました。
新しい記事を少しずつアップしていくとお約束しておきながら、実現できずにすみません。何人かの方から、ご心配の声も頂戴しておりました。
今回の風邪は結構くせもので、「良くなったかな~」と思っていると、急に咳が沢山出たりと思わせぶりなところがあり、なかなか早くすっきりさせてくれません。
こういう時は、さらっとおかゆとか、つるっとあったかいうどんなど食べたいものですが、なかなかすぐには手に入らないものです。近くにコンビニでもあればとも思うのですが、そういうお店はここにはありません。自動販売機ですら、道端で見ることはほとんどないのです。これには文化の違いを感じました。
お弁当を買いに行くのでも、徒歩15分ぐらいの駅のフードコートまでいかなければならないのでとっても不便。しかも、私の求める「さらっとしたもの」は皆無。
こういう時を考えて、日本食を買ったら、欲望のまま食べ尽くすのではなく、ちゃんと緊急時用に備蓄しておかねば!と反省しました。RSYの心を忘れておりました。
とにかく思わせぶりなこの風邪を早く断ち切るために、思いきって今週はこのままブログはお休みさせて頂くことにしたいと思います。
また来週、元気な報告をみなさんにお届けしたいと思いますので、引き続きよろしくお願い致します。

【報告】鹿児島県・奄美大島からの資器材返却・積み下ろし作業が無事終了しました。

みなさま
 いつもお世話になっております。
 本日、10月25日に搬出作業を行って奄美大島に送った資器材が名古屋に戻ってまいりました。帰路は奄美大島から大阪へフェリーで、そこからは陸路というルートで、本日到着、先ほど積み下ろし作業が無事終了いたしました。
 3時頃にトラックが到着して、「なごや災害ボランティア連絡会」のメンバー他11名でスコップ、デッキブラシ、一輪車、バケツなどの積み下ろし・数チェックの作業を行いました。倉庫内の整理整頓や草取り作業なども協力して行い、午後5時前に作業が終了しました。
 今後も被災地の状況や要請に応じて、対応していきますので、何卒ご協力のほどよろしくお願い致します。
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お久しぶりです

しばらくぶりの更新です。
日本はすっかり冷え込んできていると聞いております。
DCは今日は雨。
街路樹の銀杏の木の下に、クリーム色の実がコロコロと転がり、黄色い葉もはらはらと落ちて、こちらも一歩一歩冬へ近づいていることを実感します。
実は、先週のサンクスギビング(感謝祭)から戻った後、ここへ来て初めて風邪をひいてしまいました。それで、しばらくブログが滞ってしまった次第です。
日本から持参したお薬も飲んではいるのですが、おもいのほか治りが遅く(歳のせいにはしたくありませんが、否めず)療養しておりました。
少しずつ回復に向かってはいるものの、よくなってはまた悪くなりを繰り返しているので、あまり無理はできないと思っております。
ブログで皆さんにお会いできなかった間、感謝祭をはじめ、セントラルキッチンやワシントン DC 日米協会 でのボランティア活動の様子など、報告したいことは沢山ありました。
明日から少しずつアップしていきますので、お時間の許す限り、またお付き合い下さい。
皆さんも、何とぞ風邪と怪我にはお気を付けて。

「愛知県防災関係団体等実態調査」ご協力のお願い

このたび、愛知県緊急雇用創出事業基金事業「愛知県防災関係団体等実態調査業務」の一環として、愛知県内のボランティア団体・NPO等を対象に災害発生時の活動やふだんの防災活動に関する調査を実施することになりました。
 東海・東南海地震の近い将来の発生が懸念されていますが、その対策には多くのボランティア団体・NPOのみなさまの協力が不可欠です。ご多用中誠に恐縮ですが、この趣旨をご理解いただき、ご協力いただきますようお願いいたします。

【12/ 5】「防災の森づくり川づくり」現地講習会の参加者募集

 皆さま
 お世話になっております。スタッフの関口です。
 今年度のRSY(セブン-イレブンみどりの基金助成)事業「防災の森づくり 川
づくり」、今月13日に続く2回目の現地講習会を12月5日(日)に開催いたします。
 前回、20人ほどの参加者で岐阜県関市の里山に入り、広葉樹の木を束ねる「粗朶(そだ)」づくりを(ほんの少し)体験してきました。
この粗朶を下流の川に運び込み、堤防や河川敷の基礎工事に活用する伝統的な河川工法が、この地域ではまだ細々と続けられています。森林の手入れをして「山の荒廃」を防ぎながら、川の治水にも役立てる”一石二鳥”な先人の智恵です。
 今回は川に運び込む前に、粗朶を数束つなぎ合わせて「連柴(れんさい)」という形にする作業を、岐阜県本巣市の井納木材(株)の協力を得て見学・体験させてもらいます。
 実際に山に入るのは今年度最後。ぜひこの機会に、少し違った角度から防災について考えてみませんか。予定スケジュールは以下の通りです。
 9:00-9:30 RSY事務所前集合
 9:30 貸切バスで岐阜方面へ出発
 11:00-12:00 関市神野の粗朶生産現場見学
 13:00-13:30 道の駅もとすで昼食(レストランあり)
 13:45 井納木材
 13:45-14:15 オリエンテーション
 14:15-15:15 連柴実演講習
 15:30 井納木材出発
 17:00 名古屋着
 ※岐阜県内の参加者のかたは、関市の里山(前回と同じです)
または道の駅もとすで上記時間内に合流可能です。個別にご連絡ください。
 ※参加費はRSY会員は無料、会員以外のかたはバス代・保険代として1,000円です。
 ※参加者全員の氏名、住所、連絡先(電話またはメール)をご記入のうえ、
メール(info@rsy-nagoya.com)、 またはファクス (052-253-7552)で前日ま
でにお申し込みください。
 ※動きやすく暖かい格好に汚れてもよいスニーカー類(できれば軽登山靴)で
お越しください。
ノコギリ、軍手などの道具類はRSYで用意いたします。
 ※当日の天候によって変更、中止する場合があります。
 よろしくお願いいたします。

12月ボランティアDAYのお知らせ

みなさま
 いつもお世話になっております。
 12月のボランティアDAYの日程が決まりましたのでお知らせします。
・12月9日(木)ボラDAY・the・社会見学!!RSYカーで南区のあいち生協さんに出掛けます。
14:15までに事務所に集合してください。(要事前連絡)作業終了時間は、16:00頃を予定しています。
・12月21日(火)13:30~15:30 RSY事務局で行います。
◆9日の活動内容
RSYブログでもご紹介しております、田麦山の魚沼コシヒカリ。”ボラDAY・the・社会見学!!と題して、RSY会員でもある・あいち生協さんでお米の発送作業のお手伝いをしていただきます。あいち生協さんの裏側が見られるかも…!?
http://localhost/~hayashimasaki/wordpRSY/2010/11/post-216.html 
お願いする作業は、お米の大きさに合う段ボール箱にお米をつめて、発送先ラベルを貼っていただく作業と、RSY事務所で引き取る方のお米を車に詰め込む作業です。
◆21日の活動内容
○今年最後の!!機関紙「あるある」の発送作業
 内容は印刷・紙折・封筒入れなどです。
 13:30以降のお時間のある時にお越し頂ければと思います。
 時間の変更などが生じる場合がございますので、ご参加いただける方はご連絡いただけたら幸いです。
 返信先はinfo#rsy-nagoya.comです。(#は@にかえて送信してください)
 
 また、11月のボランティアDAYの報告はHP上にて紹介しておりますので、下記アドレスをご参照ください。
 11月17日
 http://localhost/~hayashimasaki/wordpRSY/2010/11/1117day.html
  
 よろしくお願いいたします!!

【ご案内】名古屋建設業協会様より<アグリ事業>話題提供会と活動成果発表会のご案内

みなさま
 いつもお世話になっております、事務局の藤田です。
 RSYが大変お世話になっている名古屋建設業協会様より、11月27日(土)に 開催されるアグリ事業の話題提供会と活動成果発表会のご案内をいただきました ので、皆様にご案内させていただきます。
 ※内容に関するお問い合わせ・お申し込みは、<アグリ事業>事務局 052-971-1900又は株式会社山田組 毛利さん(kanribu-mohri@yamadagumi.jp)ま でお願いします。 ・名古屋建設業協会 http://www.meikenkyou.or.jp/
・アグリ事業
http://www.meikenkyou.or.jp/aguri/index.html
————-詳細はこちら——————-
1.【11月27日(土)午後1時半から4時まで、話題提供会】
会場:名建協一階会議室
http://www.meikenkyou.or.jp/meiken5/index.html
定員:50名(申し込み先着順)
参加:無料
内容:「最適土製造」と「市民農園活動」に関する以下の三題を予定しています
・「トンボ一筋の人生」:元ナゴヤ球場 永田向平さん(通称・ひげの向平ちゃん)
・「名古屋市の市民農園施策」:名古屋市緑政土木局 谷口茂弘さん
・「スポーツ施設用最適土製造の経過報告」:協議会 服部重盛さん

【募集】 12 月 1 日(水)鹿児島県・奄美大島より資器材の返却

みなさま
 いつもお世話になっております。RSY事務局加藤です。
 10月25日鹿児島県奄美大島に送付した資器材の返却に伴い、名東倉庫での資器
材積み下ろし作業を行いますので、お時間のある方はご協力いただければ幸いです。
 
 集合:12月1日(水)15:00
 場所:名東倉庫(名東区香南2丁目1301-1)
http://kokomail.mapfan.com/receivew.cgi?MAP=E137.0.25.9N35.11.6.9&ZM=11&CI=R
※302号環状線「香南」交差点を東に。猪子石電話局交差点を左に入って一つ目の交差点。
※駐車場がありませんのでなるべくお誘いあわせの上お越しください。
※公共交通機関の場合は名古屋市営地下鉄「上社(かみやしろ)」駅を下車してください。
※RSY久屋事務所からは1台車を出します。乗車希望の方は事務局までご連絡ください。
RSYから出発される方は事務所に14:00の集合となります。
○RSY久屋事務所
http://rsy-nagoya.com/rsy/access
当日連絡先:090-7435-2118(RSY藤田)090-5000-8386(RSY加藤)
よろしくお願いいたします。

DCセントラルキッチン

今日は、今回の研修プログラムの目玉のひとつ、『DCセントラルキッチン』へボランティアに行ってきました。
これが、DCセントラルキッチンの専用車両。
この車両がDCや隣接する州の一部を走りまわり、毎日食材を集めたり食事を運んでいます。
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この団体はホームレスの食料支援を主な活動目的としており、その他にも食のリサイクルやホームレスの若者の就業支援などにも力を入れています。
ここでは、ボランティアを毎日午前9時~12時、午後5時~20時の時間帯で募集しており、4500食の食事を提供しています。
私の場合、午前中は学校、夜の時間帯は暗くて危険という状況から、当面、土曜日の午前中を固定日にしてお手伝いさせて頂くことになりました。
前もって、オフィスを直接訪問してボランティア希望の旨をコーディネーターに伝えました。その後、コーディネーターより、集合場所・時間・服装・諸注意などが書かれたメールが送付されてきました。
今日は指示通りに8:45頃オフィスに到着し、その後ボランティアミーティング室に案内されました。申し込み用紙にサインをし、時間になるまでしばらく待機。50代~60代の方、20代の若者、子連れのお父さん、引率の先生と一緒の小学生から高校生ぐらいまでの子どもたちが続々と現れ、総勢30名がそろいました。
オリエンテーションでは、団体の歴史や日々の活動の様子、食材のほとんどが寄付で賄われていることや諸注意などが15分程度で説明されました。
その後、二人のボランティアコーディネーターがその場でチーム分けをし、仕事を割り当てていきます。この仕組みは被災地でのコーディネーション業務とよく似ています。
今日の私の仕事は人参の皮むきとカッティングでした。
10人がこの仕事に割り当てられました。
5人がピーラーでひたすら皮をむき、5人がひたすらイチョウ切りをします。
開始時間は9:30頃、終了はブレイクタイムを15分程度挟んで11:50でした。
私たちが人参と格闘している傍らで、キッチンの調理スタッフがおいしいそうな食事を仕上げていきます。今日のメニューは、いもとインゲンのボイル、魚のソテー、パスタ、ビーフの薄切り、チキンなど、手が込んでいて見た目もゴージャス。
ちょっと味見したい・・・と思いつつも、私は自分の仕事に励みます。
ここの調理は、調理師免許のある(あるいは見習い中の)ホームレスの若者が担当しています。ヒップホップやポップミュージックが流れる中、時には大きな声で笑い合いながら、明るく楽しい雰囲気で作業が進んでいきました。
ボランティア一人一人にも気さくに声をかけてくれ、「また手伝いたいな」と思えるような対応でした。また、食べ物を取り扱っていることから、衛生管理にはとても厳しく、手洗いはもちろん、使い捨ての手袋、エプロン、キャップが各自に支給されました。
ボランティアの顔ぶれも様々で、いちげんさんもいれば、継続的に関わっている方もおり、どんな人でも参加しやすい雰囲気でした。
ボランティアコーディネーションの手法やそのための準備、雰囲気づくりの工夫など、学べる点が多々あると感じます。特に、目的が「ホームレスの人々への食の提供」とはっきりしており、作業内容も簡単なので、子どもも大人もその場にやれることがある、成果が見えやすくやる気になりやすいというのが、一番の関わりやすさなのではないかと思います。言葉の不自由な私でも、それを後ろめたく思うことなくしっかりお手伝いができました。
このような、なんでもウェルカム!と言った雰囲気はどうしたら作れるのか?
そして、これだけの作業を沢山のボランティアを集めて毎日とりまわしていくための工夫やドネーションの構造、どうして多くの人々がこの団体に関心を持ち、ボランティアとして集まってくるのか?など、知りたいことは山積みです。

おすそ分け

今日は嬉しいことが2つありました。
2人の方からちょっとしたおすそ分けを頂いたのです。
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一つはおにぎり。同じ宿舎に住んでいる日本人の女の子が、出来立ての温かいおにぎりを今朝わざわざ私の部屋に届けてくれました。彼女は小さな炊飯器を持っているらしく(私は電力の関係で使ってはいけないと思ってこれまで購入を控えていたのです。)もちもちのおいしいわかめおにぎりをにぎってくれました。おにぎりそのものもありがたかったのですが、「日本食に飢えている」と以前に言った私の言葉を覚えてくれていて、わざわざ時間をさいて作ってくれたという気遣いが、それ以上に嬉しくありがたく感じました。彼女は昼食用にとくれたのですが、我慢しきれず朝食時に頂いてしまいました(笑
二つ目は、グルジアの伝統菓子「チュールチヶラ」です。
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グルジアから来たクラスメイトの女性が、授業の後に手渡してくれました。
このお菓子の主な原材料はブドウです。ブドウと少しの小麦粉を一緒に煮詰めて、冷やした後に生地を広げて、中にナッツを入れて細長く巻きます。そのあと、食べやすい長さに切ってから、一つ一つのパーツを糸で繋ぎ、1カ月ぐらい干すのだそうです。これにより甘さが倍増し、おいしい「チュールチヶラ」が出来上がります。
ブドウの天然の甘さにちょっぴり酸味が合わさったとてもシンプルでさわやかな味わいです。またナッツの香ばしさによって味にさらに深みが出て、何個でも食べられそう。グルジアでは、おばあちゃんが子どもたちのためによく作るのだそうです。大人はもちろんですが、小さな子ども達もこのお菓子が大好きなのだそう。日本の干し芋のような存在に近いかも知れません。
彼女は3人の子どものお母さんなのですが(もうすでに皆さん独立されているそうです)、母親の温かみというか、おおらかさというかそういうものを持っている方で、いつも温かく接して頂いています。多分話しの内容はお互いに60%ぐらいしか理解できていないと思うのですが(もちろん私の英語レベルが低すぎて)、それでも最後まで辛抱強く私の話を聞いてくれるし、穏やかな方なので、一緒にいて安らげるとても貴重な存在です。
そんなわけで、今日のテーマは「おすそ分け」でした。
おすそ分けはちょっとした気遣いから引き出される行動の現れですが、「一人じゃないんだな」という安心感や温かさを実感させてくれます。その行為は言葉以上に、人のまごころを相手に伝える大きな力を持つこともあると思います。言葉だけではなく、想いは形にしてこそ、また、行動に移してこそ相手に伝わるということを、改めて教えて頂きました。