RSY令和6年能登半島地震への対応(第17報)

みなさま

RSY穴水事務局です。1月1日能登半島地震からもうすぐ7か月が経ちます。RSYは1月3日から石川県穴水町に拠点を置き、現在も支援活動を継続しています。

穴水町では2月29日から応急仮設住宅への入居が始まり、最終的には20か所・532戸の仮設住宅の建設が予定されていましたが、最初の入居から約6カ月後の8月3日に、ようやく最後の鍵渡しが完了します。

応急仮設住宅の入居にあたり、今回特徴的だったのは、従来仮設住宅の入居対象外となっていた「準半壊」の方でも、応急修理制度を利用することを前提に、修繕完了までの間一時入居が認められるという点です。石川県の弾力性のある対応で穴水町でも該当するケースが複数ありました。

当初は修繕しながら生活を継続できると見込んでいた方々も、工事の遅れや余震、雨等で徐々に家の損傷が広がったり、井戸や宅内配管の業者が見つからずトイレや入浴、調理等において深刻な生活課題が改善しないという状況が散見されました。結果心身の健康に不調が生じ、ようやく申請を検討するというケースも少なくありません。

6月2日、RSY新拠点「ボラまち亭」(穴水陸上競技場管理棟内)がオープンして以来、仮設住宅・在宅問わず、毎回70名~100名の方が利用されていますが、これらの相談もその際に寄せられたものでした。

そこで、仮設住宅を管轄する町地域整備課に確認したところ、「現在は仮設も町営住宅も空室がないため、要望があっても断わらざるを得ない」との回答があり、公的支援による住まいの確保は打つ手がない状況であることが分かりました。

これら深刻な個別ケースについては、穴水町(住民福祉課、子育て健康課、復興復旧支援室)、穴水町社協(災害ボランティアセンター、ささえあいセンター穴水)、穴水総合病院リハビリテーション部、RSYらで構成される「災害ケース検討会議」で随時共有・検討がされています。また、共に穴水町で活動し、技術系支援の窓口となっているADRA Japanなどとも情報交換しながら、外部の専門業者の招致や自宅の簡易修繕などの協力を頂いています。

制度適用のための一律な線引きが、もともとの生活困窮世帯や、状況の理解や判断が難しい、または介護等の支援が必要となる福祉ニーズの高い世帯の生活環境の悪化に拍車をかけているようにも見えます。地域資源が乏しい中、多くの課題はすぐに解決できないものばかりで、関係者も日々頭を悩ませながらこれらの問題と対峙しています。家屋被害と一人ひとりが抱える生活課題(お金や健康など)、この2つを判断基準にした支援制度の見直しが急務の課題であると感じています。

(被災者の声/主にボラまち亭来訪者ヒアリングより)
・60代・男性
罹災証明書の被災区分は「準半壊」。納得いかなかったので再申請したが判定は変わらなかった。水は井戸から引いているが、地中の土管が複数個所でズレているのか、泥が混じった水しか出ないので、洗濯や入浴、調理全てに困っている。水は公共の給水場まで取りにいき、洗濯は避難所の洗濯機を借り、食事はボラまち亭からもらったレトルトや総菜で済ませている。屋根を業者に修繕してもらったが、応急修理制度のことを知らず申請前に支払いをしてしまい、適用外となってしまった。震災後から動きどおしで疲労が蓄積し、あんな家の環境では身体も心も休まらない。

・60代・男性
震災前に妻が脳梗塞で倒れその後認知症に。ギリギリまで避難所にいたが、閉所されることになり、準半壊で仮設住宅にも入れないため被災した自宅に戻るしかない。簡易水道だが破損し水が出ない。支払える修繕費もない。公共の水道場まで取りにいき何とか対処しているがその生活ももう限界。
・40代・男性
母親と二人暮らし。自分も母も持病がある。築約40年の家だったが全壊判定を受けた。この事実を受け入れられず、修繕すれば何とか住めるのではないかと思い、DIYでトイレなども直したが、日を追うごとに家が傾き、雨漏りもひどくなり、きたない水が2階から染み出るようになってきた。それを見て「もう本当にだめなんだ・・・」と現実が目の前に迫ってきた。ずっと割り切れない気持ちをひきずっていたが、区切りをつけてようやく最近仮設への引っ越しを決意。先日入居したところ。8月に解体を決めたが、気力がなくなってとにかく何をしても疲れるようになった。もう動く力が残っていない。でも今日話を聞いてもらえてよかった。ここに来れば受け止めてくれる人たちがいるということが分かっただけで安心だ。

★ボラまち亭・スタッフのご紹介

ボラまち亭では、地元採用者も含め、現在8人のスタッフが働いています。改めてご紹介致しますので、来訪された際はお気軽にお声がけ下さいね!

ボラまち亭は、孤立・孤独を防ぎ、一人ひとりに向き合いながら、被災者のペースでそれぞれの豊かな暮らしを取り戻して頂くための『みんなの居場所』づくりを目指して運営しています。

 

・全体統括
栗田暢之(RSY代表理事)

・現地責任者
浦野愛(RSY常務理事)

・専従スタッフ
稲垣早律、長田富美子、西井春華(看護師)

・棚取り付けプロジェクトリーダー
中村豊(左から2番目)

・ボラまち亭アルバイト
白藤真紀子(由比ヶ丘団地住民)
仕幸諒俊(穴水高校3年生)
牛上綾那(穴水高校3年生)
※高校生は学校の規定で夏休みの間のみ雇用

★8月もRSYボランティアカーを運行します!詳細・申し込みはコチラまで!

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RSY活動支援募金にご協力ください!
(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラムのために活用致します。【クレジットカード決済】
https://congrant.com/project/rsy/7651
【郵便振替でも寄付を募集しております】
ゆうちょ銀行
ゼロハチキュー支店 089
当座 0126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

 

【募集8月分】現地活動ボランティア(令和6年能登半島地震)

レスキューストックヤード事務局です。

能登半島地震発災から、半年が経ちましたが
いまだ不自由な生活が続く在宅避難の方がおられますし、
仮設住宅への移転も、新しい生活環境に
戸惑いや不安をもつ方は、多くいらっしゃいます。
加えて、暑い季節の体調不安もあります。
一人でも多くのボランティアご参加をお待ちしています。
 
8月も以下の日程で、ボランティアを募集します。
8月13日~15日は、穴水ボラセンはお盆休みですが、
8月15日(木)からの便も、運行します。
いずれも、土日を含む3泊4日の日程です。
※ハイエースの運転が可能な方、特に募集しています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
(地元社会福祉協議会からの依頼に基づいています)

こちらが登録フォームです

活動場所:ボラまち亭・RSY事務所(穴水町字由比ケ丘42番地 穴水町陸上競技場管理棟)を起点として、他の場所にも出向きます
 
活動内容:仮設住宅への入居時支援、交流会実施、ボラまち亭来訪者対応
足湯&サロンの実施、看護・福祉ニーズの高い要配慮者への対応(健康チェック、生活環境の整備)   
 
宿泊場所:ボラまち亭(穴水町字由比ケ丘42番地 穴水町陸上競技場管理棟
※シャワーが使えないなど、一部宿泊にご不便をおかけしています間は、無料です。解消したあかつきには、水道光熱費として500円/泊を申し受けます。

日程:

55陣:2024年8月1日(木)~4日(日)
56陣:2024年8月8日(木)~11日(日)
57陣:2024年8月15日(木)~18日(日) 定員締め切りました
58陣:2024年8月22日(木)~25日(日)
59陣:2024年8月29日(木)~9月1日(日)

出発/帰着場所:RSY事務所前(名古屋市東区泉1‐13‐34)
9:30出発 20:00帰着(交通事情によります)
【留意点】:
・健康に不安のある方は、ご遠慮ください。

・寝袋等を持参してください。(電気有、水道有)
・昼夜の寒暖差は名古屋より大きいです。長靴があると便利です。 
・飲料水は、現地調達できます。持ち物には不要です。
・食事は、現地のコンビニやスーパーでの購入が基本となります。
・補食や嗜好品等は各自で持参願います。

 

7月分はこちらのフォームから!まだまだ募集中!!

【募集7月分】現地活動ボランティア(令和6年能登半島地震)

レスキューストックヤード事務局です。

能登半島地震発災から、半年が経ちます。
いまだ不自由な生活が続く在宅避難の方がおられますし、
仮設住宅への移転も、新しい生活環境に
戸惑いや不安をもつ方は、多くいらっしゃいます。
RSYでは、それぞれの方を支える活動をしてまいります。
 
7月も以下の日程で、ボランティアを募集します。
土日を含む3泊4日の日程です。
一人でも多くのみなさまのご参加をお待ちしております。
※ハイエースの運転が可能な方、特に募集しています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
(地元社会福祉協議会からの依頼に基づいています)

こちらが登録フォームです。

活動場所:ボラまち亭・RSY事務所(穴水町字由比ケ丘42番地 穴水町陸上競技場管理棟)を起点として、他の場所にも出向きます
 
活動内容:仮設住宅への入居時支援、交流会実施、
足湯&サロンの実施、看護・福祉ニーズの高い要配慮者への対応(健康チェック、生活環境の整備)   
 
宿泊場所:七尾市内(7月中に移転する可能性があります)
※穴水町から車で約1時間のところです

日程:

51陣:2024年7月4日(木)~7日(日)
52陣:2024年7月11日(木)~14日(日)
53陣:2024年7月18日(木)~21日(日)
54陣:2024年7月25日(木)~28日(日)

出発/帰着場所:RSY事務所前(名古屋市東区泉1‐13‐34)
9:30出発 20:00帰着(交通事情によります)

【留意点】:
・健康に不安のある方は、ご遠慮ください。

・寝袋を持参してください。(電気有、水道有)
・昼夜の寒暖差は名古屋より大きいです。長靴があると便利です。 
・飲料水は、現地調達できます。持ち物には不要です。
・食事は、現地のコンビニやスーパーでの購入が基本となります。
・補食や嗜好品等は各自で持参願います。

【募集4月分、GW分】現地活動ボランティア(令和6年能登半島地震)

みなさま

レスキューストックヤード事務局です。

能登半島地震発災から、3か月が経とうとしています。
未だ厳しい避難生活を続けておられる方の疲労は、募るばかりです。
RSYは、継続して支援を行っております。
そこで、4月以降も以下の日程で、各陣、ボランティアを募集します。
(地元社会福祉協議会からの依頼に基づいています)
こちらが登録フォームです。

活動場所:穴水町さわやか交流館プルート(町社協事務所併設:穴水町字大町ト3番地3)を中心とした町内指定・自主避難所、山間地域の小規模集落など

活動内容:避難所の環境改善、住民による避難所運営のサポート全般、在宅・車中泊避難者への聞き取り・物資等提供、足湯&サロンの運営、看護・福祉ニーズの高い要配慮者への対応(健康チェック、生活環境の整備、話し相手、清拭等)、炊き出しデリバリー等

日程:

28陣:3月30日(土)~4月3日(水) 実施しました
29陣:4月2日(火)~4月6日(土)  実施しました
30陣:4月5日(金)~4月9日(火) 実施しました
31陣:4月8日(月)~4月12日(金) 実施しました
32陣:4月11日(木)~4月15日(月) 実施しました
33陣:4月14日(日)~4月18日(木) 都合によりキャンセル
34陣:4月17日(水)~4月21日(日) 絶賛、募集中。
35陣:4月20日(土)~4月24日(水) 絶賛、募集中。
36陣:4月23日(火)~4月27日(土) 絶賛、募集中。
37陣:4月26日(金)~4月30日(火) キャンセルがありました。絶賛、募集中。
38陣:4月29日(月・祝)~5月3日(金・祝) 増便します。絶賛、募集中。
39陣:5月2日(木)~6日(月・祝) 増便します。絶賛、募集中。
出発/帰着場所:RSY事務所前(名古屋市東区泉1‐13‐34)
9:30出発 20:00帰着(交通事情によります)
【留意点】:
・健康に不安のある方は、ご遠慮ください。

・現地での宿泊は、七尾市内となります(当面の間)。
・寝袋を持参してください。(電気有、水道有)
・長靴が便利です。 
・飲料水は、現地調達できます。持ち物には不要です。
・食事は、コンビニやスーパーで現金での購入が基本となります。
・補食や嗜好品等は各自で持参願います。

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【報告】募金いただきました(名古屋建設業協会様の互礼会会場にて)

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。

本日、名古屋建設業協会様の互礼会会場にて、令和6年能登半島地震の支援金募金にご協力いただきました。

協会会員には災害時に道路啓開を行っている会社もある中、RSYの活動に共感いただき、多くの方からご支援いただきました。

ありがとうございました。大切に使わせていただきます。

募金総額 211,220円(速報値)

 

【報告】街頭募金2日目終了しました

皆さま

お世話になります。RSY事務局です。

本日、栄三越ライオン像前、松坂屋前にて、街頭募金2日目を実施いたしました。

午前31名、午後32名のボランティアに協力いただき、562,800円の募金を賜る事ができました。

昨日の報道で街頭募金を実施していることを知り、募金や差し入れを持って駆けつけてくれた方、飛び入りでボランティアとして協力いただいた方が沢山おり、昨日以上の募金を賜る事ができました。本当にありがとうございました。

 

明日も街頭募金は実施いたします。少しの時間でも構いませんので、皆さまのご協力をお待ちしております。

 

 

・3回目:1月8日(月)10:00~12:00/13:00〜15:00(RSY事務所集合組は9:30)
※事務所から現地まで、募金箱やパネル等の運び出しがあります。可能な限りご協力をお願いいたします。

※13:00〜参加のみご希望の方は直接現地へ集合して下さい。

【実施場所・その他】
・名古屋市栄三越ライオン像前
・内容/令和6年能登半島地震 被災地支援活動募金
・連絡先/090-5000-8386(RSY林)

ご協力いただける方は、以下の申し込みフォームから参加表明をお願いいたします。https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe1rzxiVwYfGyVTlPPxi77gVAH_nk_vqIJCrZz3Ubj-LEZeKQ/viewform
当日飛び込みも大歓迎ですが、ご一報いただけると幸いです。
※大雨・洪水・暴風・大雪いずれかの警報が出ていたら中止とします。

RSY令和6年能登半島地震への対応(第3報)

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。
RSYは、1月3日より震度6強の被害を受けた石川県穴水町で支援活動を開始しています。

1月3日に第1陣、翌日に第2陣を派遣し、現在はスタッフ浦野・稲垣他、ボランティア4名の計6名で300人程の避難所となっている「さわやか交流館プルート」の運営支援を行っています。

震災からまもなく1週間。これまでの災害では10日~2週間で著しい体調悪化が増加する傾向がありますが、この避難所でも既に便秘や低血糖、嘔吐などが徐々に増えている印象です。外部から応援が入る間、特に心配な方については、RSY看護・福祉チームが必要に応じて24時間体制で見守りを行い急場をしのいでいます。昨日は穴水を震源とする震度5強の地震が発生し、「おそろしい」「通電したからせっかく家に帰ろうと思ったけどこれで避難所に逆戻りだ」など落胆の声が多く聞かれています。

ネット環境が非常に不安定であったこと、体調不良者や福祉ニーズへの対応を優先しているため情報の発信がままならない状態でした。ご心配頂いていた皆様に情報をお届けするのが遅くなり大変申し訳ありません。

名古屋では多くの皆様に街頭募金のボランティアや寄付のご協力を頂いています。食材・物品提供なども含め、私たちの活動への応援を頂きありがとうございます。引き続き、何卒よろしくお願い致します。

1.穴水町の被害概要
・人口は7000人強で高齢化率50%以上、10人前後から300人以上まで、40カ所以上の避難所が開設されている。
・町内山間部の道路は複数個所で地割れや陥没、隆起などによる被害を受けており、かなり危険な状態の中での移動を強いられている。相次ぐ余震や雨雪などの悪天候による状況の悪化に不安を感じている。
・町の半分が半壊以上の家屋被害という印象。
・電気は避難所を優先に、おとといから一部の地域で通電が始まっている。
・地域はLPガスが多く使用できている地域もある。
・水道は全面不通。ゴミ袋を簡易トイレや便器にかぶせ、新聞紙や凝固剤で処理し袋が一杯になったら縛って捨てるという手順。生活用水はペットボトルの水か給水車で賄っている。
・福祉避難所は断水や施設被害、悪路、マンパワーの確保が難しいなどの状況。通常の在宅福祉サービスも停止中が多い。90代や認知症高齢者、車椅子利用者、知的・精神障がい、小さなお子さん連れ世帯などが避難所・在宅に散見される。
・本日からNTT非常電話(無料)3台が設置(使用時間は10:00~15:00ごろまで、その他ドコモは携帯電話の充電ステーション、softbankはWi-Fi、充電ステーションの設置を順次行っています。

2.RSYの活動
(1)炊き出しの提供
3日より、温かい汁ものやごはん食を中心に、毎日昼・夕食の提供をしています。当日から地元の食生活改善委員さんや避難された方がお手伝いを申し出て下さっています。夕食は車中泊や周辺地域在宅避難をされている方々も含め昼食200食、夕食350食を提供。4日頃より町から菓子パン類が届くようになりましたが、ドーナツやジャムパン、メロンパンなど甘いものが多く、高齢者の食があまり進んでいません。

そんな中、昨日より地元住民やRSYと繋がりのある団体の皆さんから野等菜や豆腐、肉などの提供を頂いています。最初に名古屋から持ってきた食材が底をつきそうだったのでありがたいタイミングのお届けにとても助かりました!
(これまでに食材等を提供頂いた皆様/敬称略)
・つなぐこども未来
・カネハツ食品
・チーム中越
・真如苑救援ボランティアSaRV中京

・天白でぃぷり

(2)避難所の環境整備
現在も断水が継続しているため、トイレが通常通り使えません。最初は便器からし尿が溢れ非常に不衛生な状態に。それを施設管理者や社協職員が手でかきだし、ゴミ袋を便座にかぶせ新聞に吸わせたのち袋を縛って捨てるという流れで対処されていました。(実際のトイレ状況を掲載するため閲覧注意)

箱詰めして積みあがるし尿

しかし高齢者が多いこともありトイレの失敗や、閉じた袋からの漏れなどで環境悪化は継続。RSYスタッフで昼夜清掃を行い、昨日の朝ようやく、各部屋の代表者に向けて「トイレの使い方講習」を実施。15名程集まり皆さん真剣な面持ちで処理方法を学んでおられました。徹底とまではいかずとも現在は下記のような状態にまで回復しました。とにかく1日も早い水道の復旧を願わずにはいられません。

仮設トイレは4日から6台設置されていましたが、車中泊や在宅で避難されている方も利用されるため定期的な給水や清掃、バキュームによるし尿処理が必要となっています。
★避難所お助けボランティア活動開始!
おとといより、避難所内でお掃除やゴミの回収、水汲みなどをお手伝い頂けるボランティアさんを募集しています。一昨日は5~6人だったのが、今日は15名も集まって下さいました。「何かしていた方が気がまぎれる」「できることがあればいつでも声をかけて」などの声多数。疲れや不安が溜まっている時期にも関わらず「やり方さえ分かれば動くよ!」と意思表示下さり、「こんな時だけど頑張りましょうね」と互いに声をかけながら作業にあたりました。人の強さと頼もしさを強く感じた瞬間でした。

・新聞折りたたみチーム(トイレの汚物処理用)

一人ひとりができることをできる範囲で。みんなで雑談しながら作業もわきあいあい。

・ゴミ回収チーム

子どもたちもお手伝い。ペットボトルを足でおもいっきりつぶしてストレス発散!

・共用スペース清掃チーム

共用スペースの掃き掃除とモップがけ。床はみるみるピカピカに。石油の補充もかって出てくれています。

(3)要配慮者への対応
この避難所には「福祉避難スペース」が設置されており、現在9世帯・17名が生活しています。当初は資材もなく土足で雑魚寝の状態でしたが、部屋を清掃し、名古屋から持ち込んだ段ボールベッドや福祉用具を配置することができ、随分衛生的にすっきりした空間になりました。避難所全体として、トイレ介助が必要な高齢者も少なくなく高齢の家族による介助にはまもなく限界がきそうです。そのため、トイレ介助やおむつ交換などの対応ができる福祉専門職の投入が切に求められています。

また、徘徊のある認知症の妻や要介護5の夫を預かってもらえないかなどの問い合わせも相次いでいますが、すでに満床のため、同施設内にある町社協がかろうじて運営できている福祉施設につなぐなど対応に追われています。

各部屋でベッドや福祉用具使用の必要性がある方についても順次対応し、今ある資源で少しでも体の負担が少なくなるよう対応をしています。

(4)今後の派遣予定(被災地の状況により変更になることもあります)
※ドライバー募集:ハイエース、雪道、多少の悪路でも運転ができる方

・第1陣:1月3日(水)~12日(金)RSY浦野・稲垣、ボランティア2名
・第2陣:1月4日(木)~10日(水)ボランティア2名が1陣と合流)
・第3陣:1月11日(木)~15日(月)RSY浜田・松井、ボランティア2名
・第4陣:1月15日(月)~19日(金)RSY浦野・稲垣、ボランティア調整中
・第5陣:1月18日(木)~23日(月)RSY森本、ボランティア調整中
・第6陣:1月22日(月)~27日(土)RSY浦野・稲垣、ボランティア調整中
・第7陣:1月27日(金)~31日(水)RSY浦野(継続)、ボランティア調整中
3.被災者の声
●70代・女性
自宅は壁や瓦が落ちて雨漏りもしているかも知れないんだけど、見に行くのがいやでねぇ。5月の珠洲の地震を見て、もう一回大きいのがくるかなと思っていたけど、まさかこんなに早く来るとは思いもしませんでした。震度6強の揺れがまた来たら間違いなく全壊すると思います。家の壁を塗り直したばかりだったのに全部がダメになっちゃった。町に若い人がいて活性化すればもう少しここに住んで頑張ろうと思えるけど、こんな高齢者ばかりの町でそれが本当にできるのか相当気合がいるなと思っています。

●30代・男性(ベトナム人)
電気がつかないので携帯を充電にきています。私は穴水で働いていますが、地震のあと課長と連絡が取れて一緒に会社に行ったら中はぐちゃぐちゃ。でも困ったら課長に相談できるので大丈夫です。地震直後はこの避難所に来ましたが、2日目からアパートに戻りました。家が壊れたベトナム人の友人たちのうち数人で一緒に住んでいます。それぞれ会社が違うので中には連絡が取れてない人もいます。インターネットが使えないので情報が取れない。でも本国の家族とは電話で喋れて安心しました。今は食料と水にお金がかかることが困っています。近くのスーパーで何とか買っているけど、少しずつお金がかかるのでこの先心配です。→避難所では無料で食料水の提供があるので毎日取りに来てよいこと、石川県による多言語の相談窓口、NTTの緊急電話等を紹介。

●30代・女性
生まれて数か月の子どもが一人います。プルートの2階に子ども専用スペースを作ってもらえてたのでありがたかったんだけど、下が絨毯だけで身体が痛くて眠れませんでした。でも、マットをもらって敷いたら久しぶりにとてもゆっくり寝られてすごくよかった!

●70代・男性
今日トイレの使い方を教えてもらったんだけど、他の人にちゃんと教えられるか心配だよ(ということで、スタッフから個別レクチャー)。皆さんがこんなにきれいにしてくれたんだから、みんなルールを守ってきれいにつかって行かなきゃ申し訳ねぇからな。(と何度も手順を確認される)

●80代・女性
夫が腎臓を悪くして何度もトイレに行きたがるから介護が大変で。寝床から車椅子に移動する時に段差もあるしトイレの度に起こされてほとんど寝られていません。トイレの近くの部屋に移動できればもう少し楽になるのだけれど…→妻のトイレ介護の負担が大きく心身の疲労が心配されたため福祉避難スペースに移動。

●60代・女性(精神障がい)
(3日から3回嘔吐、受診するも避難所にもどされ、感染症の疑いも心配されたためRSYスタッフが24時間体制で対応。昨日から少しずつ安定)普段はひとりぐらしをしています。こともが東京と金沢にいますが疎遠です。食事は朝夕パン、昼はお弁当を食べていました。施設ではトイレ掃除をしたり、モノづくりをしたり色々しています。迷惑かけてすいません、すいません…→隔離部屋に一人でいることで日常動作の低下が見られ始めたため、感染症の疑いのないことを確認し今日から福祉避難スペースへ移動。

●70代・男性
これまでRSYさんと一緒に何度か被災地に活かせてもらったけど、自分がまたこんな目に会うなんて思わなかった。とにかく気が滅入るね。今は椅子を3つ繋げて寝ている。(簡易ベッド等を進めるも)大丈夫、みんなこんな環境の中で暮らしているんだから俺もこのままでいい。

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ムのために活用致します。

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【報告】第4回あったかごはん食堂を開催しました!

みなさま

RSY事務局です。

12月24日クリスマスのこの日、第4回あったかごはん食堂を開催しました。このプロジェクトは食の提供を通じて、日常の中でも災害時でも、心身の健康を守りながら、困りごとや孤立・孤独感を抱える方々のニーズキャッチや居場所を整えるために動ける人づくりを目的としています。

当日は、RSY会員や大学生、コープあいちの職員の方々など10名がボランティアにお申し出下さり、スタッフ合わせて総勢12名で取り組みました。

メインメニューは白菜と大根をメインとした冬野菜のカレー、副菜にはポテトサラダ。これまでの食堂では50~60食程度が常でしたが、今回は170食を作ります。

お届け先は「NPO法人名古屋市里親会こどもピース」さんが主催するクリスマス会。この団体は、様々な事情を抱え親元で暮らすことが困難な子どもたちを、里親登録しているご家庭につなぐことをメインに、里親ファミリーの絆を深められる場づくりなどにも取り組んでいます。拠点は私たちの事務所がある東区。ご近所のおせっかいおばさんのような気持ちでお手伝いさせて頂きました。

被災地での炊き出し本番さながらの臨場感の中で、予定時間までに安全においしい食を届けるには、知識や技術、下準備が重要です。ガス窯や炊き出し窯の使い方、水加減、調理スペースの効率的な動線や衛生面での安全対策などを、コアメンバーと改めて再確。「こんな確認票や手順書があるといいんじゃない?」「器はできるだけプラを使いたくないけど高いよね。。。」など、様々な意見が出ました。最後は「とにかくやってみなくちゃ分からない、チームワークが何より大事。練習あるのみだね!」という意見で全員一致しました。

反省点は多々ありながらもなんとか会場にお届けすることができました。

会場には里親ファミリーの笑顔が溢れ、終始楽しそうな雰囲気。最後のプレゼントにお食事を手渡しさせて頂きました。

ささやかながら、里親ファミリーの楽しい思い出づくりのお手伝いができたことを嬉しく思います。また同じ地域で活動するNPOさんとの新しい繋がりを、今後も大切にしていきたいと思います。

最後に、こどもピースの奥田代表からメッセージを頂きましたのでご紹介します。

年の瀬押し迫る中、たくさんのスタッフさんがカレーを届けてくださいました。クリスマス会に参加した里親家庭総勢150食分!カレーはみんなが好きなメニューなので大喜びです。それぞれ家庭ごとに持ち帰り「美味しかったよー!」「家族みんなで一緒に食べられてうれしい」と感想が寄せられました。これは非常時でも食べられるメニューなんですよね。こんなに美味しいものが災害時に食べれるのは大変ありがたいことです。

里親会では毎年、いざというときの備えのために防災キャンプを行ってきました。カレー作りや飯盒炊飯等、防災を通じて子どもたちが一緒に作ったものを一緒に食べるのは楽しいもの。今後、レスキューストックヤードのみなさんにいろいろなアイデアや知恵を教えていただけると嬉しいです。このたびは本当にありがとうございました。

★NPO法人名古屋市里親会こどもピース
https://nagoya-satooya.com/
※随時寄付金や会員、ボランティアも募集中!ぜひご協力をお願い致します。

 

【一面掲載】ウクライナ避難民支援大交流会&相談会

お世話になっております。
レスキューストックヤード事務局です。
先日、愛知県、岐阜県、三重県に避難しているウクライナ避難者の方たちをお誘いして
実現した交流会と相談会のことを、中日新聞の一面で取り上げていただきました。

「避難2度目の冬見えぬ春」という見出しには、グッとくるものがありますね。
世の中の関心が薄れつつある中、しっかりと取り上げていただき、感謝です。
WEB版は、こちらをご覧ください。
現在、名古屋市のふるさと納税で寄付できます。
グッと来たら、応援してください。

RSY石川県珠洲市への支援について(第9-1報)

みなさま

RSY事務局です。
5月5日に能登半島地方で発生した石川県珠洲市の地震から半年が経ちました。
市は災害発生当初から「生活サポートチーム」を立ち上げ、個別ケースへの対応や罹災証明書の伴走支援、仮設住宅の入居サポートなどにあたっています。また、災害ボランティアセンターは7月15日で閉所となりましたが、以降は珠洲市社会福祉協議会の通常のボランティアセンターに業務を移行しながら、引き続き被災された方の相談に応じており、10月より市から委託を受け、「地域ささえ愛センター(仮称)」の立ち上げ準備に入りました。
RSYは7月~10月にかけても、市健康増進センターや市社会福祉協議会と連携しスタッフ・ボランティア派遣を継続しています。
以下、RSY浦野・稲垣からの報告です。
尚、今回の9-1報の続編9-2報は下記よりご覧下さい。
★RSY今を伝えるブログ
 ※私たちの活動は、
日本財団「令和5年能登地方地震および6・7月の大雨被害に関わる支援活動」助成からのご協力を頂き実施しています。

1.現在の珠洲市の状況

★家屋被害(8月31日現在)

全壊39、大規模半壊18、中規模半壊79、半壊169、準半壊580、一部損壊1,939

計2,851(5,848世帯中48.7%)

★仮設住宅

応急仮設住宅16世帯(3か所)、借上げ型仮設住宅8世帯、合計51名が入居

2.各種支援制度について

国が定める従来の支援制度では、半壊以下世帯への「被災者生活再建支援給付金」の配布は適用外とされていますが、珠洲市の独自政策によって、被災した全ての世帯へ基礎支援金が支給されています。全壊世帯の場合、最大で600万円が支給されることになります。これに県と市から分配される義援金が加わる見込みです。

しかし一方で、超高齢化地域の被災による弊害も散見されています。珠洲市の高齢化率は約52%。各種申請手続きの煩雑さや身近に頼れる家族や知り合いがいないなどの理由で、申請に遅れが見られています。現在給付金の申請率は70%程度にとどまり、応急修理制度の申請率も対象世帯(解体世帯含む)に対し約50%程度となっています。制度ごとに申請期限も定められていることから、申請までの連続性のある丁寧な伴走支援が求められています。

公費解体「半壊」家屋等は国の支援対象外のため、珠洲市が独自に支援

応急修理制度:【費用の限度額】(日常生活に最低限必要な部分に対して)
・ 全壊、大規模半壊、中規模半壊、半壊の場合 : 706,000円以内
準半壊の場合 : 343,000円以内(準半壊以下は国の支援対象外のため、珠洲市が独自に支援)
※費用は市から修理業者に直接支払います。
※限度額を超える部分は、自己負担となります。

3.RSYの活動

(1)今後の生活再建を考える無料ミニ相談会の運営サポート

被害が最も集中した正院区長会が主催で、7月17日(月・祝)に『珠洲市復興応援企画いっぷくせん会(かい)ね!』が開催されました。企画では、地区の食生活改善委員による食事の提供や、地元企業・ライオンズクラブなどによるお楽しみ縁日、災害看護研究所によるカフェ(RSYもサポート)、足湯ボランティアや親子向けの手作りワークショップも併設され、100名を超す方々が久しぶりに集い、情報交換や近況報告に花を咲かせていました。

RSYは同企画に併設された相談会の企画・運営をサポート。地域住民約50名が参加され、徳島県弁護士会の堀井先生による公的支援制度の分かりやすい解説に加え、建物修復支援ネットワークの長谷川さんより家屋保全の方法に関する情報提供を頂きました。その後、引き続き行われた行政の各種申請手続きや自宅の修繕、ボランティア依頼、公的支援制度や被災者向け有志などの個別相談ブースでは、約20名の方が利用され、行政や専門家に日ごろの悩みをゆっくりと相談されていました。

家屋保全に関する相談ブースには、RSY会員の(株)FPコーポレーション様からWさんを派遣頂き、被災家屋の修繕に関する個別対応に当たって頂きました。

(2)応急仮設住宅の個別訪問と生活環境改善

珠洲市には16戸の応急仮設住宅が建設されました。仮設住宅は3か所に分散し、1か所が小規模のため、集会場や談話室の設置はありません。初めての仮設暮らしを迎え、家電や家具の調達、収納スペースの確保、福祉ニーズ世帯の段差解消・手すり設置などの住宅改修、仮設住宅が建設された地域と入居された方、入居された方々同士の新たなつながり作りも課題となっています。

RSYはこれまでの被災地でも好評だった収納棚の無料取り付けを通じて、入居された方の生活課題の把握や、ご近所同士の顔合わせのきっかけづくりをお手伝いしました。棚の設置や材料提供は、地元の三崎地区にある新出製材所さんにご協力頂きました。これを機につながった方々との個別訪問を今も継続しています。

(3)地域ささえ愛センター(仮称)の立ち上げ・運営サポート

珠洲市社会福祉協議会は、10月1日より市から「地域ささえ愛センター(仮称)」を受託し、石川県精神保健福祉協会と相談支援専門員協会らと共に、仮設住宅や在宅避難者の見守りや個別支援、サロン活動等の地域支援を行うことが決まりました。RSY浦野は、以前から気になる世帯を対象にした「個別ケース会議」の運営サポートにも関わっていたことから、市社協からご依頼頂き、今後はアドバイザーとして継続的にセンター立ち上げや運営サポートに関わらせて頂くことになりました。

現在は、「生活サポート部会」や災害ボランティアセンター、技術系NPOから寄せられたのべ1,638件の個別訪問記録をもとに、継続的な支援が必要となる方々の絞り込みを行っており、11月より支援員による対象者への再訪問をスタートさせるべく準備を進めています。

(4)個別困難事例へのアプローチ

「地域ささえ愛センター(仮称)」立ち上げまでのフォローとして、市の「生活サポート部会」で把握する要継続見守り世帯および、対応の判断が難しいケースへの個別訪問、伴走支援をお手伝いしています。主には、行政や社協も普段からコンタクトが取りずらく福祉サービスも利用していない精神障がい者世帯、水漏れや給湯器の破損等の修繕が進まない、気持ちの落ち込みや心身の機能の低下、寂しさからアルコール依存が心配される、生活再建支援金や義援金の手続きがスムーズに進んでいないと思われるひとり暮らし高齢者または高齢者世帯など。その時々の困りごとを自ら判断・発信しにくく、こちらから訪ねて行かなければ対応が滞りがちな世帯に対し、きめ細かくサポートできるよう市の関係部局や市社協らと協議を重ねています。

4.これまでの派遣実績

・第1陣:5月7日(日)~5月11日(木)/浦野・松井(RSY)

・第2陣:5月15日(月)~5月19日(金)/浦野・栗田(16日のみ)・稲垣(RSY)

・第3陣:5月23日(月)~26日(金)/浦野・林・松井・稲垣(RSY)、椿・山口(なごや防災ボラネット)

・第4陣:5月29日(月)~6月1日(木)/浦野・稲垣(RSY)、椿・岡田(なごや防災ボラネット)

・第5陣:6月5日(月)~8日(木)/浦野・稲垣(RSY)、椿・伊東(なごや防災ボラネット)

・第6陣:6月18日(日)~20日(火)/浦野・稲垣(RSY)、種村(震つな)

・第7陣:6月27日(火)~29日(木)/浦野・松井(RSY)

・第8陣:7月10日(月)~12日(水)/浦野・稲垣(RSY)

・第9陣:7月16日(日)~18日(水)/栗田・浦野・稲垣(RSY)、椿・伊藤(なごや防災ボラネット)

・第10陣:7月25日(火)~27日(木)/浦野・稲垣(RSY)、椿(なごや防災ボラネット)

・第11陣:9月19日(火)~22日(金)/浦野・稲垣(RSY)

・第12陣:10月23日(月)~25日(水)/浦野・稲垣(RSY)

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