東日本大震災から2年を迎えて

東日本大震災から2年を迎えて

特定非営利活動法人レスキューストックヤード

代表理事 栗田暢之

 全世界を震撼させた大災害から2年の月日が流れた。震災当初は、いったい何からどのように始めればいいのかさえわからないと誰もが思ったほど、未曾有、広範囲、複雑(特に原発事故)な災害である。当法人としては、5年前から賛助団体会員のご縁があった宮城県七ヶ浜町社会福祉協議会からの要請を受け、七ヶ浜町災害ボランティアセンター(当時)に隣接する場所に、当法人の拠点となる「ボランティアきずな館」を設置し、延べ3千人のボランティアを名古屋から送り続けるなどの活動を継続している。また、阪神・淡路大震災を機に設立した「震災がつなぐ全国ネットワーク」と日本財団ROADプロジェクトとの合同で、足湯ボランティアを送り続け、これまでに1万5千人の足を温め、被災者の生の声に耳を傾けてきた。また全国のNPO・NGO、企業等850団体が集う「東日本大震災支援全国ネットワーク」や愛知県に避難されている人々を支援する「東日本大震災被災者支援ボランティアセンターなごや」「愛知県被災者支援センター」の設置・運営にも参画してきた。

 

「震災から2年」ということであるが、個人的にはあまり実感はない。むしろあの日以降時間だけが慌ただしく過ぎ去り、肝心の真の復興という観点からは、当方はあまりに力不足であり、むしろこれからより深く本質を貫いていかなければならないための「通過点」だと思っている。

 

被災者の現実はこうだ。「もう一生分泣いた。」とまた泣きながら語る子を失くした母親、「まだ海は見られねぇ。悪夢のようなあの日を思い出すから。」と訴える老婆、「何もかも全部流れてしまった。でも一からやり直すしかないんだ。」と気張る父親世代、「まだ好きな子はできない。だって(好きだった子が)流されちゃったんだもん。」とふさぐ小学生(男子)…。被災者の無念、苦悩、将来への不安は時間の経過とはあまり関係ない。むしろ一人ひとりの現実は個別化、深刻化、潜在化しており、決して震災当初の混乱期だけが災害ではないということ、そして、私たちボランティアが傷を癒すなどといったおこがましいことではなく、単純に「忘れない」「ずっと交流を保ち続ける」ことが大切だと考えている。この意味で、3年目の当法人の支援活動はこれまでと遜色ないものにするつもりである。そしてこれまでの「顔見知り」の関係から、一人でも多くの「親友」を創りたいと願っている。なぜなら、たとえ遠く離れていても、親友はその存在だけで安心につながり、頼ったり頼られたりする関係がずっと続くと思うからだ。

 

一方で、原発事故によるもう一つの惨事を決して忘れてはならない。ある集会で「私たちは被災者ではなく被害者です」と言われた方があった。あの日より前は、普通の幸せをいつも通り送っていた市民に、突然得体の知れないものが降ってきて、そもそも降ったか降らなかったのか、その正体は何なのか、またどのくらいの量なのかなど、正確な情報が伝わらなかったことに加え、政府は「今すぐ健康を害することはない」との発言を繰り返すだけである。有識者や専門家の間でも見解は分かれ、結果として何を信じていいのかさえわからないといった現実が今なお続いているのである。「外の空気、水道の水、靴についた泥、おじいちゃんがいつも通り持ってきてくれる野菜、宅配便、来客…、すべてが恐かった。」と。そして避難した方は「私たち親はいい。でも子どもたちが何年後かに癌になる可能性が否定できないなら、今避難することを決心しなければ後悔すると思った」と慣れない土地への引っ越しを決意した。一方留まる方は「なぜ避難しないのかと言われることが一番つらい。お金もないし、行く宛てもない。」と葛藤の胸中を明かす。つまり、留まる人、避難する人にかかわらず、この課題を背負っているすべての方の「それぞれの選択」をまずは尊重すべきだということ。国や東電からの賠償や暮らしの補償は当然のことながら、何より大切なことはこの問題に他者が「無関心」であってはならないことだ。「福島の問題」ではなく、「日本全体の最重要課題」なのだということを認識し、一緒に考えることが大切である。

いずれにしても、東日本大震災は現在進行形の災害である。これまで当法人への有形・無形のご支援・ご協力に心より感謝申し上げ、引き続き息の長いご支援・ご協力・ご助言を賜りたく、今後ともよろしくお願いいたします。

■PDF版はこちらからダウンロードしてください「東日本大震災から2年を迎えて」

最後の足湯@七ヶ浜国際村第2駐車場仮設住宅集会所

お世話になっております。RSY飯田です。

3月3日、七ヶ浜国際村第2駐車場の仮設住宅集会所での足湯が最後となりました。

昨年度は10名以上が足湯に通っていた国際村仮設住宅の集会所。利用者は徐々に減っていき、最後となったこの日は空き家が目立つ中も、5名の利用者さんが来てくださいました。

”つぶやき”から聞こえてきたのは、引越先の集会所の話。

「新しい場所の集会所は知らん人ばっかり。今後はもう集会所には行かないな…。」

「やっぱり次の集会所には行きづらいよ。元の住んでた地区とも違う人ばっかだ。」

人に寄っては唯一外に出るきっかけとなっていた集会所でのお茶飲みも、今後は日常的に同じ国際村仮設住宅のお友達で集まることはできません。

不安な気持ちを抱えながら、1人また1人と別の仮設住宅、または再建された場所へと移っていきます。

別の仮設住宅へ移られた方は、足湯が新しいコミュニティに参加するきっかけになればと思っていますが、つぶやきにもあるように知らない人ばかりの集会所では、以前のような時間を過ごすことは難しいのかもしれません。

再建された方は、ご近所さんがいないままの地域もある中で、どんなお気持ちで日々を過ごしていらっしゃるのでしょうか。。

「足湯友達」という言葉が生まれたのも、足湯を楽しみにする以上に、足湯をきっかけに集まる「友達に会える日」を楽しみにしていることの表れなのでしょう。

日々のニーズが変化していく今、本当に必要とされていることが個別化し、見えづらくなってきていますが、そこにRSYやボランティアがどう関わることができるのかが、問われているように感じています。

 

【参加者大募集!】2月24日(日)RSYボランティア大交流会を開催します!

みなさま

2013年2月24日(日)のRSY「ボランティア大交流会」がいよいよ今週末に迫っています!
再度参加者募集のご案内をさせていただきます。

ワークショップの準備等もありますので、「行こうかな~」と思っている方はぜひお申込みをお願いします。
■申し込みはこちらから↓
https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dGI3Unk5XzZadlktRk9Na1Y1SGxuTnc6MQ

RSY会員の皆さん、被災地でボランティア活動の経験がある方、
名古屋で一緒に活動中の方、寄付をしてくださった方、
まだ一歩を踏み出してはいないけど仲間を見つけて何かしたい方、
今後この地域に来るといわれている地震のことが気になっている方、
これからボランティア活動してみたい方、すべての方々が対象です。

★キーワードは3つ、
・被災地を想い続ける
・私たちは地震に負けない
・できることから行動しよう!

「私たちにできること」を見つけにきてください!
久しぶりの再会や新しい仲間も見つかるかもしれません。
皆さんにお会いできることを楽しみにしています。

お友達やお仲間も誘ってぜひお越しください。

 

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みんな集まれ!「ボランティア大交流会」開催!!

●日時:2013年2月24日(日)13:00~17:00(12:30開場)

●場所:クラブダイアモンドホール・SPACE “D” (Aホール)
(〒460-0007 名古屋市中区新栄2-1-9雲竜FLEXビル西館5F)
※地下鉄東山線・新栄駅より徒歩5分程度
http://www.diamond-hall.com/spaced/

●参加費:500円

●内容:講演会「被災地の今」「地震のことを考えよう」
ワークショップ「RSY758の今後」「届けよう!被災地へのメッセージ」
東北物産展・写真展・ゲームコーナー(お子さんも一緒に!)・足湯 など

●申し込み
こちらのURLの申し込みフォームからお申込みください。
https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dGI3Unk5XzZadlktRk9Na1Y1SGxuTnc6MQ

★お楽しみ大抽選会も行います!何が当たるかは当日までのお楽しみ!

★美味しいものを食べながらみんなで話そう!

★交流会の詳細をボランティアグループ「RSY758」で考えています。
その進捗については、facebook(rsy758)でチェック!(いいね!してください。)
随時内容を更新していますのでたまにのぞいてみてくださいね。
※もちろんレスキューストックヤードのHP・ブログでも紹介しています。

★チラシはこちらからダウンロードしてください。

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●RSY758とは?

2011年3月11日。あの日、日本中の多くの人が「何かしなくちゃ」と動き出しました。1995年の阪神・淡路大震災の年もそうでした。神戸の災害をきっかけに名古屋(758)で発足したNPO法人が「レスキューストックヤード(RSY)」です。

東日本大震災では宮城県の七ヶ浜町を継続的に支援することに決め、これまでに50回以上のボランティアバスを運行し、3,000人以上のボランティアさんたちとともに支援活動を続けてきました。

あの「3・11」からまもなく2年。すでに震災の風化が叫ばれています。でも、被災地の復興はまだまだ課題だらけ。七ヶ浜で一緒に活動したボランティアさんはもちろん、愛知から物資提供や街頭募金、後方支援に回ってくださった皆さんと「次」を考えようと結成したのが「RSY758」です。

 

●ボランティア大交流会の趣旨

「次」って何でしょう。頻発する地震、風水害、来るべき南海トラフの巨大地震…。東北で起こったことは、決して他人事ではありません。自分たちに襲いかかる災害や地震のことを、東北の支援にかかわった人、今からでも何かしたいと思っている人とともに考えようと開くのが今回の「大交流会」です。

みんなで考えて話し合う「場」、被災地の課題を共有して学ぶ「機会」、防災のことを知る「場」、活動に必要な「資金」、人と人とをつなぐ「絆」…。これらすべてのキックオフとなります。ぜひ皆さんも参加して、次のアクションにつなげてください!

「新しい公共フォーラム・あいち」が開催されました

皆様

ご報告が遅くなりましたが。。。

2013年1月12日(土)
愛知大学 名古屋校舎(名古屋市中村区平池町4-60-6)にて

「新しい公共フォーラム・あいち」が開催されました。

全体の報告は主催者である愛知県に委ねますが、レスキューストックヤードがかかわった部分について、簡単ではありますがご報告いたします。

午前の部の全体会のパネリストとして、代表理事の栗田暢之が登壇いたしました。

 

また、午後の部ではレスキューストックヤードが分科会の一つを担当いたしました。

「防災・減災対策の可能性を考える~南海トラフ巨大地震に向けてできる事からはじめよう」

パネリスト:白井上二氏(愛知県立半田商業高等学校教頭)、雉野聡子氏(愛知県防災危機管理課政策・啓発グループ主任)、山田厚志氏(株式会社山田組社長)、椿佳代氏(災害ボランティアコーディネーターなごや)、コメンテーター:秀島栄三氏(名古屋工業大学 大学院教授)、コーディネーター:浦野愛(レスキューストックヤード常務理事)

以下、当日記録係として働いてくれた大学生の千葉さんのレポート(抜粋)です。

白井先生のお話で一番印象に残ったのが「ごんぱんだ」です。これは生徒たちが課題研究という授業で開発した保存食です。商業高校ならではの知識と技がつまった商品です。また、パソコンを活用し防災・減災に関するデジタル紙芝居を生徒たちが制作し、地元の小中学校を回って披露するという活動も行っているそうです。これらの防災・減災に関することを積極的に行っている学校は数が少ないので、全国の学校にも広がればと思いました。

白井上二氏

雉野さんのお話しでは、県のホームページに、防災学習システムという防災に関して学べ、自宅の情報を入力するとどのぐらいの震度に耐えられるかというシミュレーションができるということを知りました。また、県の主な取り組みとしては、あいち防災フェスタや防災人材の育成のための防災・減災カレッジなどを開き、防災についての意識を高める活動を行っているそうです。

雉野聡子氏

 

山田さんのお話しは、本業の建設業は地域住民の生活を安全で便利にするための仕事なのに、悪いイメージを持たれがち。そんなイメージを変えたいと山田さんは地域防災大会を始めました。重たい土嚢袋を手際よく積んでいく山田組社員の仕事ぶりを紹介するイベントなど、毎年違う趣向で開催し、8回を数えた現在、地域からの社員へのイメージが変わっていく様子を実感しているそうです。

山田厚志氏、椿佳代氏

椿さんのお話しは、普通の主婦がどうしてボランティア活動に携わることになったのかということを知る良い機会となりました。最初は身内が阪神淡路大震災で被災したとき、何をしたらいいか分からず、何も手助けをすることができなかったことからだそうです。それをきっかけに知識をつけるため積極的に様々なボランティア活動に参加しはじめたそうです。ボランティア活動ではいろいろな人たちとのつながりが大切でこのつながりを増やしていくことが重要だと椿さんに教わりました。

秀島栄三氏
全体を通して、いろいろな分野の方たちのいろいろな取り組みを知ることができました。私も一人の大学生としてボランティア活動はもちろんのこと、学生だからできることを見つけ積極的に行動していきたいです。  千葉昌武(名古屋工業大学 学生)

「七ヶ浜国際村第2駐車場 応急仮設住宅」の今。

お世話になっております。RSY飯田です。

七ヶ浜町には、7ヶ所、421戸の応急仮設住宅が建設されています。

その中の1ヶ所「七ヶ浜国際村第2駐車場」の仮設住宅に入居されている方達は、

高台移転の恒久住宅建設のため、今年3月までの退去を命じられています。

七ヶ浜町は空いている土地が少なく、移転先となる建設予定地が、現在応急仮設住宅がある場所になっているのです。

引越先は、他の応急仮設住宅の空部屋や、3月を目処に再建されるなど。

これは、震災後に築いてきた仮設住宅でのコミュニティがバラバラになってしまうことを意味します。

国際村仮設住宅の集会所での話題は、やはり引越しの話。

「あんた、どこさ行くの?」「俺は○○に決まったんだー。」

「△△さん、家できたって。もうここ(集会所)には来れないって。淋しいねぇ。」

復興に向けて一歩ずつ着実に進んでいますが、変わっていく町の様子に心だけが置き去りになっていく感覚になる方もいらっしゃいます。

 

「家建てて戻ったって、周りは空き地だっちゃ。」

「家の前の雪かきは、お隣さんがしてくれるから助かってるわ。」

「この前(12/8)の大きな地震の時、みんなで声掛け合って避難したのよ。

 

家を建てることができても、仮設住宅でみんなで集まって暮らしていた方がいいから。と、仮設住宅に残っている方もいます。

応急仮設住宅は、建設当初は入居が可能でも設備が不足し、後から少しでも快適に過ごせるようにと様々な設備が追加されました。

しかし、「応急仮設」という名前のとおり、1年を過ぎた頃から劣化がみられています。

落ち着いた生活は、いつやってくるのでしょうか。。

 

1.17KOBEスタディーツアーの報告

皆さま

いつもお世話になっております。RSY事務局の加藤です。

RSYでは毎年1月17日、スタッフ一同ボランティアさんとともに神戸を訪問しています。2013年も1月16日の夜に名古屋を出発し、1月17日の午前5時46分は神戸の被災地NGO恊働センターで迎えました。今回はスタッフ・ボランティア合わせて12名で参加しました。

 

神戸はRSYの活動の原点です。

その時活動していたメンバーはもちろん、その後活動に加わったメンバーもこの時間を共有することで、それぞれの想いの原点に立ち返ることができるような気がします。

被災地NGO恊働センターで交流をした後、伊川谷工房を訪れました。こちらも毎年訪問しています。参加者の中には昨年一緒にお話した皆さんに会えて喜びの声をあげている方もいました。来年も再会を誓ったそうです。こういった出会いを大切にしていきたいと思います。

 

午後は、今年のスタディーツアーの目玉でもある「復興住宅」についての勉強会です。

長田区で被災された玉龍寺をおかりして、住職の五百井正浩さんと、元兵庫県職員で一級建築士の黒田達雄さんから神戸の復興住宅のお話をお聞きしました。

 

18年間、しっかりとこの問題にかかわり続けたお二人のお言葉は大変重く、まだまだ向き合わなければならない問題は根深く、また東北の被災地への教訓も山積みであるということがわかりました。

五百井さんは、復興は、「被災者が生きる意欲を取り戻すこと」とおっしゃいました。それにはまだはるか遠く、兵庫県内の市町村によっても格差があり、元の土地に戻れないことから、故郷・心のふるさとを失った人がたくさんいることを教えてもらいました。

あと数年で震災から20年を迎える神戸では、このまま今の住宅に住めない「まるで余命宣告のよう」「死ぬまでここにいられると思ったのに…」という声も多く聞かれるそうです。

また、孤独死は今もなお増え続け、ついに1,000人を超えています。主な原因は、避難所から仮設住宅、復興公営住宅の過程毎のコミュニティーの寸断にあったと言われました。

 

このようなお話は、今後、機関紙の特集などでさらに詳しくお伝えしていきたいと思います。

機関紙「あるある」とは?

 

◇参加者の皆さんからの感想を紹介◇

・震災直後や仮設住宅に何度も通ったことで神戸のことはよくわかっていたつもりではあったが、まだまだわかっていない事ばかりであることが分かった。やはり被災地での生の体験は貴重であると感じた。

・毎回ここでしか会えない方と会える楽しみにがあります。昨年お会いできたご婦人3人組に、今年も会う事ができ感激です。来年もお会いできることを楽しみにしようね(^0^)と別れてきました。また行きたいです。

・震災直後1回ボランティアに行ってから18年ぶり、高層住宅が並んでいる様子を見て少しびっくり。その裏では借上住宅の問題、商店街の人通りのなさ、まだまだ課題が残っていると思った。

・参加者の皆さんと仲良くなれたのが良かった。来年もぜひ参加したい。

宮城県七ヶ浜町報告【第116報】続けています、足湯。

みなさま

お世話になっております。RSY飯田です。
震災当時から続けている「足湯」について、ご報告します。
足湯は各仮設住宅の集会所を周り、土日を中心に活動を行っています。
仮設住宅に住む方にとって足湯は、ただ足を温めるだけではなく、
ボランティアさんとの出逢いや、外に出たり友達に合うといった交流を求めるきっかけになります。
足湯を楽しみにしてくださっているのは、お互い顔なじみな方がほとんど。
いつも足湯で顔を合わす”足湯友達”同士が声を掛け合い、集会所に足を運ぶ姿も見られるようになりました。
最近では、ボランティアセンターのHPからも足湯ボランティアの参加を募るようになり、
外作業だけではなく、地元の方と交流できる活動として定着してきました。
嬉しかったのは、「足湯に参加してみたかった」「足湯ができるから七ヶ浜に来た」というボランティアさんがいらっしゃること。
特に女性の方は、力のない自分にもできることがあるんだ。と気付かれる方もいらっしゃいます。
また、初めて訪れる「集会所」という場所に不安を持つボランティアさんから、”足湯のボランティアさんだから”
受け入れてくださる集会所の雰囲気があたたかく、今までの活動が繋いでくれたおかげ。との声もありました。
寒い東北の冬…ますます家から出るのが億劫になってしまう時期です。
仮設住宅に住む方同士が顔を合わせる時間が少しでも増えるよう、またボランティアさんが行なう”手のもみほぐし”を通じて、
人と人とのぬくもりを感じ、身体も心もポカポカになっていただけるよう、これからも続けていきます。
足湯講習足湯講習2
(写真はきずな館での講習の様子)

助け合いジャパンの情報レンジャーで七ヶ浜の動画公開中!

みなさま

いつもお世話になっております。RSY飯田です。

「助け合いジャパン」の「情報レンジャー」は、被災地各所へ取材班が足を運び、HPで動画等を公開しています。

七ヶ浜町にも何度も何度も足を運んで下さり、RSYスタッフを始め、七の市商店街やきずな工房もお世話になっています。

ボラバスなどで七ヶ浜を訪れたことのある方は、動画の中で顔見知りの七ヶ浜町民の方に会えるかもしれません。ぜひ、ご覧ください。

助け合いジャパン3.11復興支援プロジェクト 情報レンジャー

http://inforanger.tasukeaijapan.jp/miyagi/shichigahama/

機関紙・あるある65号の発送作業が終了しました!

みなさま

いつもお世話になっております。

RSY事務局ボランティアで、あるある編集委員の岩崎です。

本日、7名の方にお集まりいただき、機関紙「あるある」65号の発送作業を行いました。

メンバーは、発送作業によく関わってくださる方から、今回が初めてという方まで、飛び入り参加の方も含め、幅広い年齢層の方が参加してくださいました!

メンバーの中には、この発送作業が1番好きだという方も。

秘密?!のツールを使って三つ折り作業を高速でしてくださいました!

何のツールか知りたいという方はぜひ次回の発送作業(2月下旬を予定)にお越しください。

 

↓みなさまのお手元へ飛び立った今号65号の見どころはこちらっ↓

 

○特集1  今回は3本立て♪

その1 ⇒ 愛知県高浜市での早朝津波避難訓練

その2 ⇒ 震つな 拡大寺子屋in高知

その3 ⇒ 宮城県七ヶ浜の劇団NaNa5931定期公演「ゴーヘ」鑑賞ツアー

各地での地震や津波への備えについてのレポートや、七ヶ浜での様子を掲載。

冬の早朝5時、もし地震が襲ったら…??参加者の声が興味深いです。

 

○特集2  「消防団ってなあに?(後編)」

前号に続き消防団員の活動に注目!

今回は宮城県七ヶ浜で消防団員として活躍している男女2人に突撃インタビュー!

日頃の活動や、活動の魅力など、今の想いを語っていただきました。

また、各地の消防団の方の生の声も多数集めてきました。

 

他には、仮設住宅への長期的な支援の取り組みについてや、おすすめの書籍、

まめ豆のコーナーでは本格的な冬を迎え、身近なものでの防寒対策の総まとめをしています。

 

編集や発送に関わったボランティアさんの思いがたくさん詰まったあるある65号!

みなさまのお手元に届くまでどうぞお楽しみに♪

今回は元旦募金の案内や、ボランティア交流会のチラシも入っていますので、ぜひご覧ください。

 

★下の2枚の写真は昨晩の作業の様子。今回の発送作業は、ボランティア交流会のご案内のため、ボランティアバス参加者や寄付者の皆さんにチラシ送ることとなり、発送数がいつもの倍くらいありました。

そのため、実は月曜日から順次作業を開始していたのです!皆さんお疲れ様でした!

なんとか無事発送です!ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。

 

 

★『あるある』は会員の皆様にお送りしております。

購読という形でも送付させていただいておりますので、詳しくは以下のページをご覧ください。

http://rsy-nagoya.com/volunteer/rsykaiin.html

★あるあるの編集会議を平日の夜に行っています。様々な方が関わって、わかりやすい情報発信をみんなで考えています。毎回わいわいと、時に雑談しつつ、時にお菓子を食べつつ・・・。「参加してみたいな~」という方はお気軽に事務局までご連絡ください!

「新しい公共フォーラム・あいち」が開催されます

皆様

名古屋は、二日続けての雪景色の朝でしたね。

さて、年明けの2013年1月12日(土)に愛知県主催で「新しい公共フォーラム・あいち」が開催されますので、お知らせいたします。

たくさんの方のご参加をお待ちしています。

 

新しい公共の担い手であるNPO、県民、企業、行政等の新しい公共に対する理解をより深めるとともに、地域の諸課題について、幅広い観点から意見交換することにより、新しい公共の拡大と定着を図ることを目的としています。

午前の部の全大会のパネリストとして、栗田暢之が登壇いたします。

また、レスキューストックヤードが午後の分科会の一つを担当いたします。

「防災・減災対策の可能性を考える~南海トラフ巨大地震に向けてできる事からはじめよう」

パネリスト:山田厚志氏(株式会社山田組社長)、椿佳代氏(災害ボランティアコーディネーターなごや)雉野聡子氏(愛知県防災危機管理課政策・啓発グループ主任)、白井上二氏(愛知県立半田商業高等学校教頭)、コメンテーター:秀島栄三氏(名古屋工業大学 大学院教授)、コーディネーター:浦野愛

日時 1月12日(土)10:00~16:00

場所 愛知大学 名古屋校舎(名古屋市中村区平池町4-60-6)

※申込み方法等の詳細はあいちNPO交流プラザHPをご覧ください。本日より、参加受付が、始まっております。(締切:12月28日)