【報告】名古屋でできるコト・東北物産展・手作り品販売のアイデア出しワークショップを行いました

皆さま

いつもお世話になっております。RSY事務局の加藤です。

先ほど、名古屋でできるコト・東北物産展・手作り品販売のアイデア出しワークショップ!が終了しました。急な呼びかけでしたが、10名で話し合いの場を持つことができました。

参加してくださった皆さん、ありがとうございました!

最初は、6月末に行う予定のイベントをどんな風に行うかなどのアイデアをだしてみました。2月に行ったボランティア大交流会の際に好評だったパック化案なども再びやってみよう!、お客さんがそれぞれのテントをまわってもらえるようにスタンプラリーを取り入れよう!などの案がでました。

また、やっぱり七ヶ浜町の工房商品については、「作り手さんの想いを知ってもらう」「その想いを買ってもらう」ことが大事、ということで、販売するボランティアがまずはその想いを知って、それを他の人に伝えられることができるといいね、という話になりました。それが今わたしたちが名古屋でできるボランティア活動なのかもしれません。

★6月29日・30日にオアシス21で予定されているイベントに出展する予定です。ボランティアさんも5月中には募集したいと思っています。詳細は後日ブログでもUPしますので、ぜひご予定あけておいてくださ~い。

何をするにも、まずは人がいなくては!という話もでましたので、ぜひぜひ楽しみながら参加してくださる方がたくさんいるといいな~と思っています。

【報告】RSY758・5/12帰宅困難ウォーク大会を開催しました

みなさま

いつもお世話になっております。RSY事務局の加藤です。

5月12日(日)、RSY758による初めての帰宅困難ウォーク大会を開催しました!

「誰もが帰宅困難者になる可能性がある」ということで、実際の経験はない私たちだけど、一度やってみよう!と今回の企画を進めてきました。

 

 

参加者は40名程度。6つのポイントに分かれて(名駅・名城公園・ナゴヤドーム・八事・新瑞橋・日比野)午前10時にスタートし、鶴舞公園に集合しました。およそ4kmの距離を1時間30分~2時間で歩きました。参加者の中には、普段の仕事着で参加した方やハイヒールで歩いた方、サンダルで歩いた方など、皆さん出先で帰宅困難者になることをイメージして歩いたりしていました。

道中で気づいたことの共有をしたところ・・・

・遠回りだとしても、大通りを選んで歩いた(火災・倒壊が考えられるから)

・公衆電話って普段気にしないけれど、500m~1km間隔に1つぐらいはあった。

・ガラス張りの建物や古い立て看板など割れて落ちてくるのが心配に感じた。

・平常時なら大丈夫だけど、液状化したりガレキの山があったりしたら、サンダルが脱げて危険かもしれない。

・ハイヒールで歩いて足の裏が痛かった。なんとか歩けたけど、この距離を歩くのが限界かも・・・。

・公園のベンチは仕切りがついているので、手当てのために人を寝そべらせることができない。

などの意見がありました。

学校や区役所、社協、病院、スーパーなど避難場所になりそうな場所、情報が得られそうな場所、食糧が得られそうな場所、などをチェックしながら歩いていました。

 

鶴舞公園に集まってからは「どうだった?」という話をしながら皆でお弁当を食べました。

非常食を持って来ている人も!準備バッチリですね。

午後からは外でワークショップも行いました。

「歩いてきて気づいた点」と「RSY758で考えた帰宅困難者に必要な10項目」についてアイデアを出し合いました。

RSY758で考えた帰宅困難者に必要な10項目はこちら!

・家族や友人の写真
・家族のルール・決め事・情報共有
・衛生用品
・背負えるもの(リュックなど)
・手ぬぐい
・災害に負けない強い心
・自宅方向へのマップ
・薬・救急セット
・トイレマップ
・水!

「これはナイスアイデア!」という項目に多くの票が集まった結果ですが、必須アイテムとしての「水」「食料」「くつ」「携帯」「懐中電灯」「現金」「ラジオ」「電池」「携帯の予備電源」「めがね」「ビニール袋」なども多くのグループで必須アイテムとしてあがっていました。

やはりひとりひとり、自分に必要なものを考えて持ち歩く・会社や学校に置くなどの対応を考えていく必要がありますね!

 

そんなワークショップをする際に参考にしたのは、実際に帰宅困難の経験がある方にお答えいただいたアンケートです。こちらはまたきちんとまとめてUP予定です。(約30名の方にご協力いただきました!ありがとうございます。)

また、参加者の方のfacebookを見て、実際に帰宅困難経験のある方が駆け付けてくれて、実際の経験談をお聞きしました。

・子供との連絡に困った!

・必要なものをすべていつも持ち歩くのは難しいので、やっぱり家族でルールを作っておくことが必要。

・きちんと連絡さえ取れれば、子どものことを近所にいる他の人に頼むこともできるかもしれない、「本当に帰る必要があるのか」ということも改めて考える必要がある。

・東京と名古屋では少し違うかもしれないので、地域性や災害(水害・揺れによる倒壊・家事)別に考えることも大事。

などのコメントをいただきました!

実際の経験者の話に参加者も熱心に耳を傾けていました。

「勉強になった!」「知らなかったことがたくさんあった」「こんなことを考えて歩いたことはなかった」などの声も参加者からあがりました。学び多き1日となり、すでに「次回の企画どうする?」という声もありました。「楽しかった!」という声も多く、「楽しく防災」に取り組めた1日となりました。また詳しい報告は後日、RSY758のfacebookページでご覧ください。

★今回の企画運営を行ったRSYのボランティアグループRSY758のfacebookはこちら!

今後の予定なども随時UPしています。ぜひぜひチェックしてください。

https://www.facebook.com/rsy758

 

【参加者募集!】5/12(日)「帰宅困難ウォーク大会」@名古屋

皆さま

お世話になります。RSY事務局の加藤です。
5月12日(日)に開催する「帰宅困難ウォーク大会」@名古屋の【再度】ご案内です。

 


当日の参加者大募集中!
以下の要項をお読みいただき、フォームよりお申込みください。

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帰宅困難ウォーク大会@名古屋
※雨天決行!

★日時・スケジュール:5月12日(日)10:00~15:00
10:00 各集合ポイントに集合して歩き始める
11:30~12:00 鶴舞公園(噴水周辺)に集合
12:00~ お昼休憩と交流
12:30~13:00頃~15:00まで 参加者で感想を共有します。
テーマは2つ!
共有①実際に歩いてみて気づいたことの振り返り
共有②帰宅困難者に必要だと思うもの・心構え
→「わたしたちが帰宅困難者に必要だと思うアイテム○個!」を作成する
15:00解散

★各集合ポイント(全部で6カ所あります)
①名古屋駅(ななちゃん人形下) ②名城公園駅・1番出口 ③ナゴヤドーム前矢田駅・1番出口
④八事駅・1番出口 ⑤新瑞橋駅・1番出口 ⑥日比野駅・1番出口

~参加までの流れ~
1.    どこの集合ポイントから参加するか決める
※集合ポイントからではなく自宅から歩いて鶴舞公園に現地集合でもOKです。
2.    申し込みフォームから申し込む
申し込みフォームはこちらをクリック
※RSYでボランティア行事保険へ加入する手続きが必要となるため、事前申し込みをお願いします。
3. 当日は時間までに集合ポイントにお集まりください。時間になったら出発します!

★持ち物:お昼ごはん(鶴舞公園で皆でお昼を食べたいと思います。各自でご用意ください)
筆記用具(途中気になったことなどを書き留めていただきます。
バインダーやペンなどは各自でご用意ください)/飲み物(目安は500mlのペットボトル1本です。
天候に合わせて各自でご用意ください。)/撮影できるもの(カメラ・携帯など)

主催・問い合わせ先:RSY758(レスキューストックヤード内)

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★ 東日本大震災の時の帰宅困難者はどんなことで困った?何を持っていたら良かった?
どんな状況で、どんな判断をした???

実際に、帰宅困難を経験した皆さんにヒヤリングを開始。これから私たちが備えることってなんだろう?やっぱり経験者から学ぶのが一番ですね。当日、鶴舞公園に集合
したら、そんな東日本大震災の教訓を学ぶ時間も設けています。
※以下のアンケート内容で現在ヒヤリングします。お知り合いで帰宅困難になった方をご存じの方は、ぜひその方にもお答えいただきたいと思います。 【拡散希望!】
アンケートフォームはこちらをクリック

★ この企画は普通の「ウォーク大会」とはちょっぴり違います!

「もしも結婚式に出席している時に被災したら…」ヒールの靴や革靴で歩かないといけないかも…。誰もがいつどこで帰宅困難者になるかはわかりません。
「職場に靴が用意してあるから大丈夫!」という方、本当にそれだけで大丈夫でしょうか?
通ろうと思っていたルートが液状化や橋が落ちたなどの理由で通れなかった場合、どの道を選んだらいいか…何を基準に選びますか?そんなことも考えながら歩きたいと思います。

★ 参加にあたっての補足・注意事項

・集合は各ポイントに実行委員が2名(男女ペア)以上(ゼッケンをつけて)待っています。
・集合時間に遅れた場合は、待たずに出発します。時間までにお集まりください。
・各ポイントとも歩く距離は4km程度です。当日、体調がすぐれない方は無理をしないでください。
・各自で暑さ・寒さ対策・飲み物の準備はお願いします。
こちらでは簡単な救急セットの準備のみとなります。
・当日は雨天決行ですが、当日の開催案内をFBのファンページに掲載いたしますのでご確認ください。
・「ウォーキングの準備バッチリ!」の格好もいいですが…あくまでも「帰宅困難ウォーク」です。
出先で帰宅困難になってしまった…という想定で参加していただくチャレンジも大歓迎です。
(例えば、最初は革靴・スーツで歩いてみる、など
※その場合は着替えや運動靴を持って来ていただくことをお勧めします。)

★ どなたでも気軽に参加できます!

「帰宅困難者になったらどうしよう…」を少しでも不安に思った方は、ぜひご参加ください。
親子での参加、お友達同士、外国人の方や障がいをお持ちの方なども積極的に参加していただきたいと思います。迷われているお知り合いの方がいらっしゃいましたら、ぜひお誘いあわせの上、ご参加ください。

【チェック!】年間ボランティア・スケジュール表<0711更新>

皆さま

RSY事務局です。

年間のボランティアスケジュール表の掲載を始めました!

お出かけのご予定を立てる際はこちらをご覧いただいてから・・・

※ボランティア募集だけでなく、イベントの参加者なども募集しています。

※月に1回は更新していきます。

新しく追加もしていきますので、チェックしてくださいね!

2013年度RSYボランティア・参加者募集予定表(0711)

【印刷用・PDF版】2013年度RSYボランティア・参加者募集予定表(0711)

RSY七ヶ浜事務局・移転のお知らせ

みなさま

いつもお世話になっております。RSY事務局です。
3月末日の「ボランティアきずな館」閉所に伴い、以下の通り事務局が移転しました。
住所・電話番号も変更となりましたのでご確認ください。

今年度も石井・郷古を常勤スタッフに据え、清水玲奈(足湯担当)、鈴木しおり・清和真由美(七ヶ浜町復興応援サポータープロジェクト担当)の地元非常勤スタッフと共に、事業を継続します。栗田・浦野も名古屋⇔七ヶ浜間を行き来しながら、全体の運営をサポートします。

引き続き、皆様のご支援・ご協力のほどをよろしくお願い致します。

(RSY七ヶ浜事務局・新連絡先)
〒985-0802
宮城県七ヶ浜町吉田浜字野山5-9
老人福祉センター浜風内ボランティアセンター
TEL:090-9020-5887  メールアドレス:info@rsy-nagoya.com(変更なし)

宮城県七ヶ浜町報告【第121報】ボランティアバス60陣活動報告

皆さま

RSY名古屋事務局スタッフ、松永と申します。

2011年6月~年末まで七ヶ浜きずな館スタッフとして支援活動を行い

今年の4月から名古屋事務局スタッフとして働かせていただきます。

大分生まれ大分育ち、好きな食べ物は豚骨ラーメン。常温の牛乳をコップで飲むことが苦手でございます。

よろしくお願い致します。

 

早速、3月16日(土)、17日(日)のボラバス60陣の報告をさせていただきます。

今回のボランティアバスでな、な、なんと!60回目を迎えることができました!

 

<3月16日(土)>

震災から二年『絆』メモリアルイベントに出席しました。

まず午前中の部は浜清掃です。

震災からの二年間、多くのボランティアが浜清掃で汗を流し、以前の浜の姿を取り戻しつつあります。

しかしまだ、小さなガラスやプラスチック片が散らばっていました。

この日はボラバス以外にも総勢300名を超えるボランティアが参加していました。

 

それから午後の部です。

住民の方からありがとうの手紙朗読や、

NaNa5931,Voices of Vision(VOV),あっちこっちの会によるコンサートが行われました。

イベントの中で住民の方から「ありがとう」の声をたくさんいただきました。

震災からの二年間で延べ7万人のボランティアが七ヶ浜で活動を行ってきました。

浜には大きなコンテナ、海苔の作業場の上に船、家の玄関に突っ込んだ車・・・・・・どこから片づけていいのかわからない。

そんなとき、県内外や国外から、多くのボランティアが七ヶ浜に力を貸してくれました。

一人一人ができることは小さなことかもしれません。

しかし二年間、その小さなことの積み重ねによって、自然豊かな七ヶ浜に戻りつつあります。

 

震災からまだ二年です。

これからも息の長い支援が必要なことに変わりはありません。

 

住民の「ありがとう」の言葉を胸に、これからも七ヶ浜での活動や名古屋でもできることを続けて行きたいと思った松永でした。

 

<3月17日(日)>

個人宅の瓦礫撤去作業を行いました。

以前に一度作業してある場所だったため大きな瓦礫は少なかったのですが、よく見ると小さなガラスなどが落ちていて一日かけて清掃しました。

 

夜は全体ミーティングを行って、その日感じた事などを共有します。

○ボラバス参加者の声

・一緒に参加している方たちがみんな気さくで優しく話しかけやすいということに感激しました。それはやはり人に良い事をしているので自分にも良い影響が出ているということかもしれません。今回は友達と共に参加したのですが、こういう雰囲気なら一人で参加しても不安がないなと思いました。

・実際に被災地に行ってみて自分の想像していたニュースでよく目にする被災地とは大分ちがった。やっぱり2年たっているので復興が進んでいるんだなと思った。でも海岸沿いには細かいガラスの破片があったりしたので、完全に復興するにはまだまだ時間がかかると思った。

・実際初めて被災地に訪れてみて地震から2年たったけれど、まだまだボランティアが必要であると感じた。愛知では震災のニュースはほとんどなくなってしまって過去のことになっている人々も多いと思うけど、まだまだ仮設で暮らしている人もいるし、心の傷がいえていない人々もいるので、これから忘れず支援していく必要があると感じた。

・住民の絆、七ヶ浜の人、宮城県の人、東北の人、全国の人と心のつながりができていく感じがみられてすごいと思った。メモリアルイベントは感動した。「ありがとう」といわれ、もっとできたんじゃないかと思えた。ボラバス参加4回目で少し七ヶ浜に近づいた気でいたが、「震災2年」という言葉にまだまだ自分は他人事としてみえていたと思った。

「ボラバス60陣とNaNa5931のコラボ写真」

今月末(3月30日(土)~4月1日(月))のボラバス第61陣もまだ空席が残っておりますので是非行きたいという方、ご応募をお待ちしております。

http://rsy-nagoya.com/rsy/blog/2013/02/2013-vb-03-2.html

【報告】3.11追悼の集い@名古屋事務所を行いました

皆さま

 

お世話になります。RSY事務局の加藤です。

3月11日、東日本大震災より2年ということで、RSY名古屋事務局ではささやかな追悼の集いを行いました。

午後の部(14:00~16:00)にはボランティア・スタッフ総勢21名が参加しました。

東日本大震災へのそれぞれの関わりを共有し、14:46に黙とうしました。

この日をどのように過ごしたらいいかと思っていたところ、この集いを知って初めて足を運んでくださった人もいました。ぼっけ汁であたたまり、最後には今の気持ち・被災地に届けたい想いを書いて共有できました。一部ご紹介します。

夜の部(18:00~20:00)では、事務所下の駐車場スペースをお借りしてキャンドルを灯しました。ボランティア・スタッフで準備など行い、通行人の方にも「震災から2年の集いを行っています」と案内をすると、足を止めて寄ってくださった方もいらっしゃいました。

小さなお子様もキャンドルに火を灯してくれました。また、会社帰りで「そうか、今日は3.11か…」とつぶやかれた方もいました。この集いを行ったことで、一人でも多くの人が3.11を振り返るきっかけになったのなら…と思った瞬間でした。

 

また、いつも一緒に活動しているメンバーと一緒に想いを馳せる時間をもてたことが、3年目からの活動につながっていくような気がしました。

少しでも七ヶ浜町の当日の様子を名古屋でも感じることができれば、と思い、現地スタッフが早朝に撮影した七ヶ浜の様子などを写真で紹介し、皆さんに見ていただくこともできました。

代表の栗田も「まだ2年。これからの方がずっと長い。」と言っているように、まだまだこらからです。名古屋からも1日1日を大切に、できることに取り組んでいきたいと改めて感じた1日でした。

★今日のためにボランティアバスに何度か参加してくださっているボランティアさんの手作りキャンドルをお借りしました。3.11の文字に色鮮やかなキャンドルが加わってとても素敵な雰囲気となりました。

たくさんの皆さまと一緒に2年目を迎えました。

ありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いします。

 

 

RAINBOW project☆復興スイーツのお知らせ☆

皆さま

いつもお世話になっております。RSY飯田です。

★七ヶ浜町きずな工房×企業×NPOのコラボ企画 『RAINBOW project』 のお知らせ★

毎月7日は「しちがはまの日」です。 グラニーバッグとスイーツをセットにしたこの企画。覚えていてくださるお客様もいらっしゃり、きずな工房に届くハガキの中には、リピーターさんが現れるほどになりました。3/7(木)より販売を開始しています!

グラニー

3月に入ると、宮城県では「吊るし雛」のお披露目が始まります。

きずな工房のお母さん達も負けじと「小さなおひな祭り」を開催しました。

ひなまつり

きずな工房のお母さんたちは、「勉強になるから」と隣の町まで

吊るし雛を見学に行ったりと、訪れる春の気配に心を踊らせているようでした。

友達に会えたり、大好きなお裁縫や木工を楽しんだり…きずな工房は、寒い中も毎日あたたかな賑わいをみせています。

 

※復興スイーツとは…宮城県の七ヶ浜町きずな工房で作ったグラニーバッグと、名古屋市の洋菓子フィレンツェさんのおいしいスイーツをセットにした、 おいしく・かわいく が復興支援になるセットです。売上は、きずな工房の運営基金として七ヶ浜町に還元されます。

☆販売店はこちら。各店舗数量限定☆

●洋菓子フィレンツェ高畑店

・住所:名古屋市中川区荒子1-194(あおなみ線荒子駅北、中川郵便局隣)

TEL:0120-34-1318 営業時間:AM9:30~PM9:00

●フィレンツェかの里店

・住所:名古屋市中川区供米田2-1106(302号線供米田二丁目交差点北西角)

TEL:0120-34-1318 営業時間AM9:30~PM8:00

きずな工房の支援員さんによるブログもぜひご覧ください。

七ヶ浜町きずな工房ブログ→ http://kizunakoubou7.blog.fc2.com/

東日本大震災から2年を迎えて

東日本大震災から2年を迎えて

特定非営利活動法人レスキューストックヤード

代表理事 栗田暢之

 全世界を震撼させた大災害から2年の月日が流れた。震災当初は、いったい何からどのように始めればいいのかさえわからないと誰もが思ったほど、未曾有、広範囲、複雑(特に原発事故)な災害である。当法人としては、5年前から賛助団体会員のご縁があった宮城県七ヶ浜町社会福祉協議会からの要請を受け、七ヶ浜町災害ボランティアセンター(当時)に隣接する場所に、当法人の拠点となる「ボランティアきずな館」を設置し、延べ3千人のボランティアを名古屋から送り続けるなどの活動を継続している。また、阪神・淡路大震災を機に設立した「震災がつなぐ全国ネットワーク」と日本財団ROADプロジェクトとの合同で、足湯ボランティアを送り続け、これまでに1万5千人の足を温め、被災者の生の声に耳を傾けてきた。また全国のNPO・NGO、企業等850団体が集う「東日本大震災支援全国ネットワーク」や愛知県に避難されている人々を支援する「東日本大震災被災者支援ボランティアセンターなごや」「愛知県被災者支援センター」の設置・運営にも参画してきた。

 

「震災から2年」ということであるが、個人的にはあまり実感はない。むしろあの日以降時間だけが慌ただしく過ぎ去り、肝心の真の復興という観点からは、当方はあまりに力不足であり、むしろこれからより深く本質を貫いていかなければならないための「通過点」だと思っている。

 

被災者の現実はこうだ。「もう一生分泣いた。」とまた泣きながら語る子を失くした母親、「まだ海は見られねぇ。悪夢のようなあの日を思い出すから。」と訴える老婆、「何もかも全部流れてしまった。でも一からやり直すしかないんだ。」と気張る父親世代、「まだ好きな子はできない。だって(好きだった子が)流されちゃったんだもん。」とふさぐ小学生(男子)…。被災者の無念、苦悩、将来への不安は時間の経過とはあまり関係ない。むしろ一人ひとりの現実は個別化、深刻化、潜在化しており、決して震災当初の混乱期だけが災害ではないということ、そして、私たちボランティアが傷を癒すなどといったおこがましいことではなく、単純に「忘れない」「ずっと交流を保ち続ける」ことが大切だと考えている。この意味で、3年目の当法人の支援活動はこれまでと遜色ないものにするつもりである。そしてこれまでの「顔見知り」の関係から、一人でも多くの「親友」を創りたいと願っている。なぜなら、たとえ遠く離れていても、親友はその存在だけで安心につながり、頼ったり頼られたりする関係がずっと続くと思うからだ。

 

一方で、原発事故によるもう一つの惨事を決して忘れてはならない。ある集会で「私たちは被災者ではなく被害者です」と言われた方があった。あの日より前は、普通の幸せをいつも通り送っていた市民に、突然得体の知れないものが降ってきて、そもそも降ったか降らなかったのか、その正体は何なのか、またどのくらいの量なのかなど、正確な情報が伝わらなかったことに加え、政府は「今すぐ健康を害することはない」との発言を繰り返すだけである。有識者や専門家の間でも見解は分かれ、結果として何を信じていいのかさえわからないといった現実が今なお続いているのである。「外の空気、水道の水、靴についた泥、おじいちゃんがいつも通り持ってきてくれる野菜、宅配便、来客…、すべてが恐かった。」と。そして避難した方は「私たち親はいい。でも子どもたちが何年後かに癌になる可能性が否定できないなら、今避難することを決心しなければ後悔すると思った」と慣れない土地への引っ越しを決意した。一方留まる方は「なぜ避難しないのかと言われることが一番つらい。お金もないし、行く宛てもない。」と葛藤の胸中を明かす。つまり、留まる人、避難する人にかかわらず、この課題を背負っているすべての方の「それぞれの選択」をまずは尊重すべきだということ。国や東電からの賠償や暮らしの補償は当然のことながら、何より大切なことはこの問題に他者が「無関心」であってはならないことだ。「福島の問題」ではなく、「日本全体の最重要課題」なのだということを認識し、一緒に考えることが大切である。

いずれにしても、東日本大震災は現在進行形の災害である。これまで当法人への有形・無形のご支援・ご協力に心より感謝申し上げ、引き続き息の長いご支援・ご協力・ご助言を賜りたく、今後ともよろしくお願いいたします。

■PDF版はこちらからダウンロードしてください「東日本大震災から2年を迎えて」

最後の足湯@七ヶ浜国際村第2駐車場仮設住宅集会所

お世話になっております。RSY飯田です。

3月3日、七ヶ浜国際村第2駐車場の仮設住宅集会所での足湯が最後となりました。

昨年度は10名以上が足湯に通っていた国際村仮設住宅の集会所。利用者は徐々に減っていき、最後となったこの日は空き家が目立つ中も、5名の利用者さんが来てくださいました。

”つぶやき”から聞こえてきたのは、引越先の集会所の話。

「新しい場所の集会所は知らん人ばっかり。今後はもう集会所には行かないな…。」

「やっぱり次の集会所には行きづらいよ。元の住んでた地区とも違う人ばっかだ。」

人に寄っては唯一外に出るきっかけとなっていた集会所でのお茶飲みも、今後は日常的に同じ国際村仮設住宅のお友達で集まることはできません。

不安な気持ちを抱えながら、1人また1人と別の仮設住宅、または再建された場所へと移っていきます。

別の仮設住宅へ移られた方は、足湯が新しいコミュニティに参加するきっかけになればと思っていますが、つぶやきにもあるように知らない人ばかりの集会所では、以前のような時間を過ごすことは難しいのかもしれません。

再建された方は、ご近所さんがいないままの地域もある中で、どんなお気持ちで日々を過ごしていらっしゃるのでしょうか。。

「足湯友達」という言葉が生まれたのも、足湯を楽しみにする以上に、足湯をきっかけに集まる「友達に会える日」を楽しみにしていることの表れなのでしょう。

日々のニーズが変化していく今、本当に必要とされていることが個別化し、見えづらくなってきていますが、そこにRSYやボランティアがどう関わることができるのかが、問われているように感じています。