きずな工房1周年×「しちがはまの日」のお知らせ

皆さま

お世話になっております。RSYきずな館 飯田です。

今月12月7日の「しちがはまの日」は、偶然にも『七ヶ浜町きずな工房☆1周年記念日』です!

先日12月3日には、木工に通ってくださっているHさんのお店でお弁当を取り、一周年記念の食事会を行いました。「もう1年も通ってるんだ~」と、開所当時からのお母さんたちはしみじみ。終始和やかな雰囲気でランチタイムを楽しみました。

きずな工房はお仕事だけでなく、こういったイベントも随時行っています。

みんなで楽しむイベントは、お仕事をがんばってくださる作り手さん達へのご褒美です。

工房でのイベントの様子は、ブログでご紹介→きずな工房ブログ

多くの方とのご縁があってこその「きずな工房」は、歩みはゆっくりかもしれませんが、1歩1歩着実に前に進んでいます。

どうぞ、2年目の「七ヶ浜町きずな工房」も、よろしくお願い致します!!!

 

さて、明日7日は、毎月の

作り手さんたちは、ご購入者さまからの★返信ハガキ★を楽しみにしてるんですよ♪

今月も洋菓子フィレンツェさんの2店舗にて、販売していただきます。ぜひお立ち寄りください!

 

☆販売店はこちら

●洋菓子フィレンツェ高畑店 ・住所:名古屋市中川区荒子1-194(あおなみ線荒子駅北、中川郵便局隣)

TEL:0120-34-1318

営業時間:AM9:30~PM9:00

 

●フィレンツェかの里店

住所:名古屋市中川区供米田2-1106(302号線供米田二丁目交差点北西角)

TEL:0120-34-1318

営業時間AM9:30~PM8:00

 

七ヶ浜と名古屋をつなぐメッセンジャー「きずな工房」

みなさま

お世話になっております。RSYきずな館 飯田です。

RSYが運営のお手伝いをさせていただいている「七ヶ浜町きずな工房」。

先日行われました9/15(土)の『環境デーなごや』、9/28(金)・29(土)の『防災フェスタ2012in名古屋テレビ塔』、10/14(日)名古屋市中川区『供米田防災学園』で、ブース出店させていただきました。

イベント

商品の中でも一番人気だったのは、『復興スイーツ』!!

『復興スイーツ』とは、名古屋市の洋菓子フィレンツェさん、株式会社山田組さん、株式会社ナックプランニングさん、RSYとのコラボレーションで実現した企画です。

セットのバッグや巾着袋には「きずな工房」のトレードマーク、カエルちゃんのロゴが刺繍されています。

このカエルちゃんには、「笑顔」「生きがい」などが七ヶ浜にカエルように、デザインされました。

他にも、ワンコインで購入できる「しじみの根付」や「ふくろうストラップ」も人気でした。奥様方が「これどうやって作るの?」「きれいだわね~」「私も家で作ってみたいわ!」などと大興奮。

しじみの根付

また七ヶ浜を一度でも訪れたことのある方に人気なのは、『3.11七ヶ浜』の焼印が押された「ポストカード立て」や「キーホルダー」。この商品に使われている木材は、津波の被害に遭われた家の土台だったものを使用しており、きずな工房のお父さんたちが切り出し、焼印を押した木片を、お母さんたちが丁寧に磨き、紐を編み組み立てられ、「忘れないでいてほしい」という思いが込められています。

七ヶ浜3.11

「作り手さんの頑張りが伝わって、作業風景が自然に浮かんでくるよう。ちょっとでも応援できたら。」としみじみ眺める方。「かわいー、これほしいー」と無邪気にママにねだる子どもたち。様々な形で、作り手さんたちの想いを受け止めて下さる姿が印象的でした。

離れていても繋がってる ・ 喜んでもらえている ・ 忘れられていない

 一方通行ではないこの関係性が、七ヶ浜の皆さんの大きな励みとなっています。

 『きずな工房』から生み出された手作り品は、七ヶ浜の人たちと、遠くから応援してくれる人たちをつなぐメッセンジャー。もっともっと多くの人の手に届くように、これからもお手伝いをしていきたいと思います。

七ヶ浜町きずな工房ブログはこちら→ http://kizunakoubou7.blog.fc2.com/

金山の商店街イベントに出店

皆さま

いつもお世話になっております。RSY事務局です。

11月9日(金)、10日(土)の両日、金山総合駅前で開かれた「第2回商店街逸品名品販売会」(愛知県商店街振興組合連合会、名古屋市商店街振興組合連合会主催)に出店。県内各地の商店街一押しの名産品が並ぶテントに交じって防災関連グッズや宮城・七ヶ浜のきずな館商品などを販売しました。

昨年に続く2回目の出店です。年配の方から若者まで幅広い世代の人たちが行き交う金山駅はお客さんの反応がとてもよく、売り子として参加してくださるボランティアさんもすごく楽しそう。

今年の目玉はカンパンのつかみ取り大会!? 2種類のカンパンを試食してもらい、気に入った割合で非常用給水袋に詰められるだけ詰めてお持ち帰りいただきました。カンパンの試食自体が珍しいようで、「昔よりだいぶやわらかくなってるのねー」「やっぱり備えておかなきゃね」などと関心を持つ方でにぎわいました。

七ヶ浜・きずな館の商品もじっくり見比べて、何種類もまとめて購入してくださる方が少なくありませんでした。「まだ大変なんだね、頑張ろうね」などと声を掛けられると、寒い屋外でも心が温まりました。

イベントラッシュの今年、まだまだ各種イベントが目白押しです。レスキューの名前を見かけたら、ぜひ気軽にお立ち寄りください。よろしくお願いいたします。

第二回防災人材交流セミナーのお知らせ

皆様、お世話になっております。

昨年に引き続き、第二回防災人材交流セミナーが開催されます。

8月に発表された南海トラフ巨大地震の被害想定を踏まえ、防災に関する人材の質・量ともに充実が求められる中、

東日本大震災から学び/学術的最新の知識を習得し/地域のつながりを深める

という盛りだくさんのこのセミナーは、貴重な機会です。

ぜひ、ご参加ください

 

日時:11月24日(土)13:00~17:00

場所:名古屋大学豊田講堂

対象:防災に関する講座等を受講されたことのある方

内容概略:基調講演は、南三陸町歌津中学教諭佐藤公治先生。福和伸夫先生をはじめとする名古屋大学の先生方の特別レクチャー。地域の防災人材によるミニシンポ。コーディネーター、栗田暢之

申込方法:名古屋大学減災連携研究センターの第二回防災人材交流セミナー開催のお知らせにあるチラシ裏面を印刷の上必要事項を記入してFAXするか、同内容をEメールで(件名を防災人材交流セミナー申込みとして)お送りください。

締切は、11月12日(月)です(先着順)

※また、セミナー後、地域別懇談もある交流会(会費制)も企画されております。こちらも、ご参加ください。

 

 

「防災フェスタ2012 in 名古屋テレビ塔」開催しました

皆さま、お世話になっております。

当法人主催の「防災フェスタ」は28日のプレイベント、29日の名古屋テレビ塔周辺での本イベントを無事に開催することができ、大勢の皆さんに参加していただけました。

プレイベントは北区の市総合社会福祉会館を会場に、岩手県大槌町から「おらがおおづち夢広場・復興食堂」店長の岩間美和さん、宮城県七ヶ浜町から「七の市商店街」代表の星仁さん、福島県浪江町からNPO法人「まちづくりNPO新町なみえ」理事の原田雄一さんを招き、福島県南相馬市から名古屋市内へ避難されている高橋貴子さん、東日本大震災被災者支援ボランティアセンターなごやの岡田雅美さんを交えて代表理事・栗田の司会でお話をうかがいました。

震災発生から復旧、復興へ向けてそれぞれに苦難を抱えながら、前に進もうとされている皆さんの経験や思いに、私たちのほうが励まされ、勇気づけられるシンポジウムとなりました。

本イベント当日は台風17号の接近で曇りがちな天気でしたが、その分、炎天下でおこなった過去2回のフェスタよりも動きやすく、関係者も早朝から張り切って準備。テレビ塔の真下ではチャリティーバザーコーナーと東北物産の販売コーナーを設けました。シャンプーや洗剤などを中心としたバザーはスタートから3時間ほどで日用品がすべて完売する好評ぶり。残るスニーカーやウォーキングシューズも大半を買っていただけました。東北物産もワークショップを含めて多くの親子連れなどに興味をもってもらうことができました。

福島の民謡から始まったステージはクイズや紙芝居などで道行く人に足を止めていただき、23団体・企業の協力を得たブースコーナーもそれぞれに趣向を凝らし、防災・減災の啓発に励んでいました。愛知県被災者支援センター、東日本大震災被災者支援ボランティアセンターなごや合同の「お茶(ぢゃ)っこサロン」コーナーには、県外避難者の方々がたえず訪れてくださり、被災者の方々同士やボランティアさんとの間で交流が深まっていました。

手作りのイベントで至らないところも多々あったかと思いますが、一人でも多くのかたに東北支援を考え、また足元の備えを考えていただくきっかけにしてもらえたらと願いました。

関係者の皆さん、参加してくださった皆さんに心より御礼申し上げます。

防災フェスタのバザー用品などを搬出しました

皆さま、お世話になっております。スタッフ関口です。

今週末に迫った「防災フェスタ2012」の開催に向けて、バザー用品などを運び出す作業を25日、ボランティアさんら10人でおこないました。

シャンプーや洗剤などの日用品は、港区の東海建設さんにお借りしている倉庫の一角に保管しています。その数量や保管状態を確認して、ボランティアさんの2tトラックに積み込みました。

また、この日に合わせて東京の日本NPOセンター経由で日本生命様から提供していただいた乾パン、簡易トイレなどの防災用品も4tトラックで届きました。ボランティアさんのバケツリレーで積みおろし、シャンプーなどの商品と入れ替わりで整理。一部は防災フェスタでスタンプラリーの景品として配布させていただく予定で、バザー用品と一緒にトラックで事務局に運び込みました。

26、27日は商品に値付けをする作業を事務局でおこないます。フェスタ当日のボランティアさんもまだまだ募集中ですので、よろしければ下記フォームからお申し込みください。よろしくお願いいたします。

ボランティア募集!防災フェスタ2012in名古屋テレビ塔!!

「河川伝統工法パーク」プロジェクト発表会・展示会

皆さま、お世話になっております。関口です。

あいちモリコロ基金助成事業としておこなってきた「河川伝統工法パーク」プロジェクトがいよいよ大詰めを迎えました。

山の木で川を整備する「河川伝統工法」を見直し、現代的な活用法として「公園」のデザインを提案しようというこのプロジェクト。昨年11月にスタートして以来、被災地支援の合間を縫って地道な調査研究事業として続けてきました。

水流をコントロールする「ウシ=聖牛」を山梨、静岡まで追いかけ、7月のこども防災イベントでは岐阜県産の間伐材を使った聖牛を名古屋の庄内緑地公園に再現。

その会場で、愛知県内3大学のデザイン研究室が子どもたちと一緒にワークショップ形式で制作した「河川伝統工法パーク」の模型を、RSY事務局が入る名古屋建設業協会1階の会議室に移し、発表会として各大学の学生さんたちにプレゼンテーションしてもらいました。

「伝統」とも「河川」ともほぼ無縁だった学生たち。それでも一から勉強して、その形や技術を公園の遊具や歩道、モニュメントなどに応用するユニークなモデルをつくってくれました。

この斬新なデザインは愛知県立芸術大学・水津功研究室。

伝統工法の木組みを自分たちなりに再構成し、ユニークな形にひかれて子どもたちが倒したり積み上げたりする「動き」「流れ」をそのまま表現。ダイナミックでアーティスティックな公園となっています。

こちらは名古屋工業大学・伊藤孝紀研究室。

伝統工法の形や機能をしっかりと子どもたちに伝えて、一緒に模型をつくりながら配置を考えていました。実現性の高い、ベーシックな案と言えそうです。

最後に名城大学・谷田真研究室。

子どもたち1人1人に紙の「人形」を渡し、まさに公園を歩いている気分になってもらって意見を聞いたそうです。白い土台に色とりどりの絵やメッセージが書き込まれ、にぎやかな雰囲気になっていました。

この名城大チームの案が「子どもたちの遊んでいる顔が一番よくわかる」とプロジェクト検討委員の「愛知・川の会」の本守眞人会長が最も高く評価して、「愛知・川の会会長賞」に決定。名工大チームは「井納木材社長賞」、愛知県芸大チームは「RSY賞」を贈呈しました。

講評では国や市の担当者からも「川への親しみをもってもらうために有意義な取り組み」「これからの公園を考える参考になる」との声も。一方で、「実現するのはとても大変」「楽しさだけでなく洪水の怖さも伝えられるかどうか」などの課題も示されました。

レスキューの中でもひときわ異彩を放ち続けていた事業でしたが、

・間伐材などの適切な利用を進める山づくり

・自然、人と共生した親しみのある川づくり

に防災面からアプローチできないか、という新たな取り組み。多くの皆さんのご協力で何とか成果を残すことができました。この場を借りてお礼申し上げます。

模型は21日10:00から15:00まで、名建協1階会議室で展示します。よろしければのぞいてみてください。資料はコチラ>>ワークショップ発表会・展示会

RSYスタッフ研修:福島県土湯温泉

みなさま

お世話になっております。RSYきずな館 飯田です。

遅くなりましたが、9月9・10日福島県土湯温泉でのスタッフ研修のご報告をさせていただきます。

半年前の4月にも同じ土湯温泉で研修を行いましたが、観光客が少なく、街の賑わいも見られませんでした。しかし今回、旅館の「歓迎」の欄には、一般客だと思われる方々のお名前が並び、駐車場には車がたくさん。前回とは違う風景に少し安心した気持ちになりましたが、実際は全体の7割程度に留まっているとおしゃっていました。

研修では、観光協会の方に土湯温泉の現状をお伺いする機会をいただき、私たちは事態の深刻さに直面しました。震災後直後に被災で2旅館が廃業、1旅館が長期休業、そして風評被害で観光客が減少し、9月に入り更に3件が廃業に追い込まれました。収容人員数が約1300人減少。この人数は温泉街全体の半数を超えています。廃業した旅館は被災した姿のまま空き家となり、悲劇的な温泉地と化してしまいました。また地域としても、空き家が増え、お一人暮らしの方も多く、人口流出や高齢化が進んでいました。

そんな中、地域を盛り上げようと土湯温泉観光協会の方々が「土湯温泉町復興再生計画」を立ち上げ、魅力を網羅したガイドマップの作成、復興応援視察や復興への取組研修プランの提案、天然の素材だけで作るこんにゃくを使った新商品の開発など、ご尽力されておりました。

東日本大震災では問題が多様化し、時間と共に変化していき、新たな問題を生み出しています。地元を支えるのは地元の力であることを再認識し、NPOが地元の力を支え、お手伝いさせていただくことで、より良い街づくりへとつながっていけたら…と思います。

土湯温泉の皆様、4月に引き続き研修を受け入れてくださり、ありがとうございました。この場をお借りして、お礼を申し上げます。

土湯温泉

うるうるパックin九州プロジェクトに参加してきました

皆さま、お世話になっております。スタッフ関口です。

7月に発生した九州北部豪雨の被災者に、生活支援物資を詰め合わせて提供する「うるうるパック」プロジェクトに参加するため、福岡に行って参りました。

「うるうるパック」はRSYも一員の「災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)」が大規模災害のたびにおこなっている物資支援プロジェクトで、昨年はRSYが主体となって東日本大震災の宮城県七ヶ浜町や台風被害のあった三重県紀宝町の被災者の方々に5000以上のパックをお届けしました。

今年はこうした活動をマニュアル化するプロジェクトを競輪補助事業として実施。「支援物資セット化マニュアル」として冊子にしました。今回はこのマニュアルの活用も含めてお声を掛けていただきました。

 

九州北部豪雨は福岡県、大分県、熊本県を中心として30人が亡くなり、1800棟以上の家屋が全半壊した広域災害です。

家屋の片付けなどのボランティア活動そのものはほぼ終了していますが、福岡県八女市や熊本県阿蘇市などでは応急仮設住宅が造られ、被災者が仮の暮らしを余儀なくされています。今回は福岡県久留米市、大分県竹田市を含めた3県4市5地区の被災者に向けて、石けんやタオル、入浴剤などの日用品を詰め合わせたパック3250袋をつくることになりました。

支援Pの事務局の一つである兵庫県西宮市のさくらネットと地元の調整で、福岡市中心部の県西総合庁舎の一室を2日間にわたってお借りし、福岡の公務員や社会福祉協議会職員、大学生、そして福岡に本社や支社のある企業の方々など延べ70人近くが集まってくださいました。

マニュアルに従って流れ作業ができるように机やいすを配置。物資が届くまでは袋に同封するカードに1枚1枚、お見舞いのメッセージを書き込みました。一日目は一種類だけ物資が届かず、下準備だけで終了。

2日目にすべてのモノがそろい、一気に流れ作業を進めました。最初は慣れない作業に戸惑っていた参加者ですが、慣れてくると隣の人と息を合わせ、それぞれに細かい工夫を凝らすようになってスピードアップ。予想を超える早さですべての袋詰めが終わりました。

トラックが来るまで自己紹介などで交流。九州内外の大勢のかたが被災地の復旧、復興に携わり、現地に行っていないかたもまだ何か役に立ちたいという思いを抱いていることがわかりました。最後に「うるうる」恒例のバケツリレーでトラックに積み込み。まさに力と心を合わせて段ボール約150箱を積み込み、トラックを送り出しました。

今回の活動でわれわれの「マニュアル」もより一層、改善する必要を感じました。さらに効果的な被災者支援をより多くの人にかかわってもらえるよう努めますので、今後ともご協力よろしくお願いいたします。