【ボランティア募集】「うるうるパック」パック化作業・発送作業

皆さま

お世話になっております。RSY事務局です。
熊本地震から4ヶ月が経過し、現地では仮設住宅の入居が順次始まっています。今回、つながりづくりの一助として、企業等から提供頂いた生活用品等をパック化した「うるうるパック」をお届けすることになりました。現地の社協からは9月以降活用したいとの声が上がっており、今後も増える見込みです。
「うるうるパック」をお届けする前に物資をパック化しなければいけません。しかし、現地でパック化することは難しいため、8月26日(金)・27日(土)にパック化・発送作業をRSY大口町倉庫で行います。そこで、パック化作業、発送作業をお手伝い頂ける方を15名程募集致します。以下を確認頂き、ご協力頂ければ幸いです。「愛知から応援しています」の気持ちを込め、うるうるパックを一緒に作りましょう!
——————————————-
▼うるうるパックとは?
被災者が必要とする生活物資等を企業等から頂き、ボランティアがパック化した上で、被災地の災害ボランティアセンター等を通じて地元の自治会や民生委員らとともに「お見舞い品」として訪問配付する活動です。この取り組みは、単に被災者に物資を提供するということではなく、これまでの被災者支援の経験に基づく本当に必要な物資であるとともに、被災者一人ひとりが抱える暮らしの課題について直接お聞きすることができます。(過去にうるうるパックを配布した被災地:2005年長野水害、2007年新潟県中越沖地震、2011年東日本大震災、2013年伊豆大島、2015年東日本大震災)
▼パック化・発送作業の詳細
●日時:8月26日(金)・27日(土)10:00~14:00
※簡単ではありますが、飲み物と軽食をご用意いたします。
●場所:RSY大口町倉庫(愛知県丹羽郡大口町秋田三丁目106)
※現地のマップURLも参考にしてください→http://urx2.nu/hhGX
●集合:10:00に現地集合(現地駐車場有)、または9:00にRSY事務所集合
※事務所から車に同乗される方は、人員に限りがありますので早めにご連絡ください。
●内容:企業等から頂く生活用品のパック化(御船町、南阿蘇村など6市町村分・約3000セット)
▼ご協力いただける皆様へ
お手数ですが25日(木)の18時までに、件名を「熊本地震/うるうるパック」と書き、info@rsy-nagoya.comまで
・お名前
・携帯電話の番号
・参加できる日にち(26日/27日/両日)
・集合場所(現地/RSY事務所)
をメールにてご連絡ください。
当日連絡先:090-5000-8386(RSY林)
よろしくお願いいたします。

【第29報】平成28年熊本地震に関わるRSYの支援活動について(8月13日~16日)

みなさま

平成28年熊本地震において、RSYは御船町を中心に活動を継続しています。
現地スタッフからの8月13日~16日までの活動報告です。(報告:松永・中西・浦中)
(お盆休み:14,15日)
—————————————————————————
▼熊本県域・熊本市の概況(JVOADの活動)

—————————————————————————

●熊本県内の避難所数は11市町村・34ヵ所、避難者数1,335名となっている(8月16日/県発表)。
<熊本県域の情報>
・熊本県社協がJVOADと連携し、NPOくまもと協働して、支援受付窓口を8月10日に設置しました。仮設住宅等の支援基盤となる、地域支え合いセンターが各市町村に出来るまでの支援調整を目的としています。
・設置後は一日数件ずつの問い合わせが来ていて、散髪ボランティア、大学生による楽器演奏、サロン活動等のニーズに合わせてなんでもやります等の支援の申し出があり、各市町村に繋いでいます。仮設住宅への支援について、体制が整っていないため、受け入れ先は行政・社協・NPOなど、市町村毎で異なるので、その繋ぎがこの窓口の業務となります。詳細は、上記リンクから熊本県社協HPを確認ください。

—————————————————————————
▼真夏の大交流会準備
—————————————————————————
地震被害の影響で、例年恒例の花火大会や夏祭りが軒並み今年は中止になり、
子どもだけでなく、大人も「夏のお楽しみ」が少ないことにがっかりしている様子がわかってきましたので、熊本YMCAさんや熊本大学の学生、地元のお寺などと協力して、

お楽しみイベントの準備をしています。8月20日、21日の予定です。
名古屋からのボランティアバスも加わって、盛り上げます。
—————————————————————————
▼陶器市&RSYカフェ
—————————————————————————

ちょっと一息つける場所をと、かたらんな交流館にカフェを設けました。

これまでに顔見知りになった方々が、かわるがわる来訪されて、

近況がきけたり、つぶやく悩みを、次につなぐお手伝いをしたりと

カフェを情報交換の場として、利用していただけるように工夫していきます。8月13日(土)には、陶器市も開きました。
ショッピングは、品物を選んだり、お会計の時のちょっとした会話などが、楽しいものです。
売り上げは度外視で、楽しんでいただけることが目的でした。

—————————————————————————
▼仮設入居者への説明会でのサポート(8月13日)
—————————————————————————

今回は高齢者が多く、説明には、普段以上にわかりやすい説明が求められました。

入居者の中に、大工さんがあり棚付けやそのやり方について、
同じ入居者に講習会を開いていただけるよう打診しています。
———————————————————————
▼被災者の声
———————————————————————

【暮らし再建に向けて】
・わしら田舎ん人は真面目たいね、何かあったらみんな出よりますよ。でも情報がなかったけんね、誰がどこに避難しとるか、誰がどこの仮設に入るか、全然情報がなかけんね。この前の勉強会はよかったたいね。本当によかった。初めてのことでり災証明だなんだって、みんなわからんけんね。経験した人たちに教えてもらって本当にいい機会だった。ここは近くでいつも通るけん、またちょいちょい寄らしてもらいますわ。(60代男性)

・前はね、いつもきちーっとした恰好ばして、靴もきれいなんはいて、化粧もちゃんとしとりましたとよ、外に出るときはね。この頃はね、こんな格好でも平気で外ば出られるようになりました。前だったら絶対に外に出て行かんような格好でも平気でいられますたい。これも地震のおかげなのかなーと思うちょりますたい。ハハハ(70代女性)【地震直後を振り返って(4か月目のメモリアルディにて)】
・地震があってから当たり前のことのありがたさを感じるようになりました。当たり前のこと。料理ができること。当たり前のこと。友達と遊べること…。(10代女性)・あの強烈な地震から4カ月。振り返ってみればたくさんの方に支えてもらったと感じています。御船町職員、山口県の多くの職員のみなさま、食事を作ってくださる配食の飲食店の皆様、YMCAの皆様。そして全国からかけつけてくださったボランティアの皆様。本当にありがとうございました。皆様の支えがなければ立ち上がれなかったかもしれません。私たちが恩返しできるならば、自分の足で立ち、自らのできることを一人ずつがしていくことだと思っています。(50代男性)【かたらんな交流館来館者の声】
・いやぁこの前の穴水勉強会は実によかった。ありがとうね。ホットちゃんは、息子にやった。今年の敬老会は小さく地域でやろうと思っている、そんときにこれ、みんなで作ってあげたらよかじゃなかね?(70代男性)

 

———————————————————————
▼活動支援金募集
———————————————————————
皆様からお預かりした大切な寄付金は、避難所・応急仮設住宅の環境改善、孤立・孤独死の防止のためのサロンや食事会、足湯ボランティアの開催、ボランティアバスの運行など、復興の町づくりに繋がる活動に役立てます。
<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。
「都度寄付」よりお申し込み下さい。
※団体へのメッセージ欄に「活動寄付」とご記入ください。
<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ ぼうさいたろう」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

★RSY御船事務所「かたらんな交流館」フェイスブックページ開設!

地域住民の方や御船町にお越しいただくボランティアさんに、『かたらんな交流館』やRSYの活動を知っていただくと共に、町で見つけた素敵な人や場所など、御船町の魅力を随時発信していきます!アカウントのある方は、是非「いいね!」をお願いします。

【第28報】平成28年熊本地震に関わるRSYの支援活動について(8月2日~12日)

みなさま
平成28年熊本地震において、RSYは御船町を中心に活動を継続しています。現地スタッフからの8月2日~12日までの活動報告です。(報告:松永・中西・浦中)
★RSY御船事務所「かたらんな交流館」フェイスブックページ開設!
地域住民の方や御船町にお越しいただくボランティアさんに、『かたらんな交流館』やRSYの活動を知っていただくと共に、町で見つけた素敵な人や場所など、御船町の魅力を随時発信していきます。!アカウントのある方は、是非「いいね!」をお願いします。
—————————————————————————
▼熊本県域・熊本市の概況(JVOADの活動)
—————————————————————————
●県内の避難所数は11市町村・53ヵ所、避難者数1,918名となっている(8月8日/県発表)。
●JVOADが開催している熊本県、熊本市との連携会議や現地視察等からの報告
<熊本県域の情報>
・県内の仮設住宅建設は予定分の66%が完成しています。また仮設住宅への入居が進む中、入居後の対応や見守り支援について、仮設住宅等をサポートする「地域支え合いセンター」の設置が各市町村で進められていますが、スタートは秋頃になる予定です。そのため、支え合いセンターが「できるまで」をどうするかが課題となっているのと、学生等による長期休暇でのボランティア活動の申し出が多くなってきていることもあり、熊本県社協がJVOADと連携し、NPOくまもとと協働のもと、「仮設住宅におけるボランティア活動支援受付窓口」を設置するよう進めていて、8月中旬より始動する予定です。今後は、熊本県社協のHP(http://www.fukushi-kumamoto.or.jp/を確認ください。
<各市町村の情報>
・熊本市では、最大約300ヵ所5万人の避難者がいましたが、仮設住宅等の入居が進み、8月14日にほとんどの避難所が、9月15日には最後の避難所が閉鎖される予定です。そうした中、避難所に最後まで残らざるを得ない方もいて、生活保護世帯・生活困窮者世帯、震災前からの課題が地震でより顕著になってきていたり、長期の避難生活で体力が落ち、歩き方が不安定になった方も出てきています。支援者と行政との個別ケースの検討会議等が必要との意見が出ていて、最後の一人までをどうサポートしていくのかも大きな課題となっています。
—————————————————————————
▼第1回被災者支援担当者会議開催
—————————————————————————
8月4日、御船町役場・福祉課の呼びかけで、避難所や仮設住宅への支援を連携して行うための『支援者会議』が開催されました。
参加機関は、役場の社会福祉係・介護保険係(地域包括支援センター)・健康づくり支援推進課(保健センター)、保健所、社会福祉協議会、熊本YMCA(避難所運営指定管理者)、熊本大学、RSY。
避難所から仮設住宅への移行支援の課題や、応急・みなし仮設住宅の見守り訪問活動、集会場や談話室を活用した集いの場づくり、区長や民生委員、福祉協力委員などの地域資源との具体的な協力方法などについて、意見交換が成されました。
仮設住宅の支援を一手に引き受ける社協運営の『地域支えあいセンター』が本格稼動するのが10月頃。この間、健康不良者や引きこもり、孤独死を出さないことを共通の目標にしながら、話し合いを進めています。
—————————————————————————
▼石川県穴水町より「ホットちゃん」お届け
—————————————————————————
2007年3月25日・能登半島地震で震度6強の被害を受けた穴水町。RSYが支援に入ったことがご縁で、以降、私達が関わる被災地に、住民手作りのベビードレス型手拭タオル「ホットちゃん」を届けて下さっています。これまで、新潟県中越沖地震や東日本大震災、茨城県常総市の水害などの被災地を共にし、1500枚以上の「ホットちゃん」が被災者を励まし、笑顔と元気を運んでくれました。
今回も御船町に、400枚のホットちゃんと高校生や大学生を含む5名がお越しになりました。
代表の滝井さん(穴水町ボランティア連絡協議会会長)は、「仮設住宅を回って、ホットちゃんと手渡した時、被災者の方に『来てくれてありがとう』、と泣かれた時は、もらい泣きしてしまいました。
穴水では、なんでそんな遠いところまで行くんだ、送ればいいじゃないかという方もいましたが、同じ痛みを経験した穴水の皆さんの気持ちを、ちゃんと顔を見て伝えたい、手渡したいという思いで来ました。住民の皆さんの表情を見て、来れて本当によかったと思いました」と感想を寄せて下さいました。
旧七滝・高木仮設団地の談話室での交流会や、木倉・田代東部地区の地区社協の方々を対象にした勉強会にも参加頂きました。住民の方からは「過去の経験を聞くことで、改めて地域が頑張らなくてはと力が沸いた」というコメントが寄せられ、被災地と被災地を繋ぐ心の絆も深まりました。
—————————————————————————
▼旧七滝・高木仮設団地の談話室がオープンしました!
—————————————————————————
待ちに待った談話室。穴水町の皆さんの訪問をきっかけに、初めて交流会を開催しました。災害救助法では、建物の支援しか受けられないため、完成後からすぐに使えるように、机・椅子・お茶のみセット・大工道具・裁縫道具・調理用具などはRSYから提供しました。
物品調達は、近藤産興株式会社様、生活協同組合連合会アイチョイス様の多大なるご協力と、これまでRSYに寄せて頂いた、皆さんからの大切な寄付金で揃えることができました。
住民も、周辺地域の自治会の皆さんも、早くお互いが集い、自由に行き来できるようにと、前向なアイデアを提案されています。私達は今後も、その一つ一つが実現できるよう、町や社協と情報共有しながら、積極的にお手伝いしていきます。
<住民の声>
【談話室について】
・ここ(談話室)はよかね。立派やね。
・この前来たら、机もいすもなんにもなくて座ってたら足が痛くなった。いろいろ準備してくれてありがとう。
・誰が住んでるかわからんかったけん、またみんなで集まれるといいね。
サロンの資格を持ってるので地域の人たちも誘って一緒に使いたいと思っている。
・今日は誘ってくれてありがとうね。こないだの(交流会)チラシ冷蔵庫に貼ってたのよ。でも呼びに来てくれる前にビール飲み始めたけん、行くか迷ってたんよ。ビール?アサヒのスーパードライがよかね~。家におっても一人だけん、飲むのが楽しみたいね。(80代女性)
【仮設住宅での暮らしについて】
・砂利がつまづきやすくて。なんとかならないか(80代女性)
・談話室のスロープにも段差、入り口にも段差があり、つまづくのでなんとかしないと足が悪い人が来にくい。(男性70代)
・世話人をばね、してもよかと思いよるですよ。前に部落で自治会長ばしてたけんね。ひとりもんの男が多いけん、食事に困っちょるんで、料理教室ば開いてもらったらよかね。(先生は仮設のお母さんたちにしてもらって昼食会はどうですか?)ああ、そげんよかね。すぐできるとたいね。週一回ぐらい集まれる。仮設におらっさる人は、ここで将棋でもさせばよかね。(70代男性)
・仮設ば入りよってから、誰が住んどうかじぇーんじぇんわかっらっさんけんね。はよう集まりたいなーとみんなおもっちょりましたとたい。(60代女性)
・地震の前は娘のところにおった(熊本市内)けど今はこの仮設で息子と暮らすことになった。
・仮設に入ってから一カ月くらい経ちますけど、だれが入ってるかよう知らんですたい。みんなで顔合わせばする機会あるとよかね。(60代男性)
【家や農地の再建について】
・家は半分残ってる。リフォームして住むか。壊すか。あきらめきれないでいる。(60代男性)
・今年のコメはね、兄貴んとこに7袋(10キロ)ぐらいあるけん、大丈夫だばってん来年のがね。今年が出来んかったから来年どぎゃんすればよかか頭ば悩ませちょるですよ。野菜もね、いま食べる分は春に植えられんかったけん買わんとなかとですたい。今はようやっと植えたばってん、秋と冬用になるばいね。野菜も高いけんね。こまっちょるんです。(80代男性)
【震災直後について】
 ・14日の地震の時は一人だったけん、ほんにこわかったですたい。そのあとヘルメットとか防災頭巾とか枕元に用意して寝ちょりましたばってん、16日のあの地震は!そんなものかぶっちょる余裕なんて全然なかでしたとよ。近くにあるのに揺れて揺れて取れなかったったいね。でも16日は息子がひとり心配して来てくれとったから14日の時より不安は少なかったとたい。娘が名古屋におるけん南海トラフとか、東京にも孫がおるけん関東大震災とかそっちばーっかり気にしちょって(笑)まさか自分のところに!自分のところに地震が来るなんてこれっぽっちもおもっちょりませんでしたとたいね。(70代女性)
・家は全壊。納屋も全壊でね。どうにかこうにか農機具だけは引っ張り出すことができたけんよかったとよ。(70代女性)
・4月16日の地震で棚が倒れてきて。それでろっ骨を折って日赤に10日ばかり入院してたとよ。退院してからは半壊だけど自宅におったとよ。早く仮設に入りたかったから、ここに入れてよかったたい。ひとりでおるけん、いつでもきてよかよ。(80代女性)
 ・私は生まれも御船、ずっと御船だけんね、重宝されてます。最初の地震があってすぐに近所の年寄りんとこに声かけてうちに集めて。40人ぐらい避難しとったんですよ。食事も全部作ってね。でもね、指定の避難所じゃなかけんね、物資がもらえんとたい。全然ね。でも息子が住職してる関係で知り合いからどんどん届くようになって。それで助けてもらったんよ。あれがなかったら。指定じゃなくてもね、そこは臨機応変にしてほしかね。だって、わたしらんとこは、ブロック塀がこう倒れ掛かってきて今にも倒れそうになってて。余震もあるのにそんなあぶない道通って、坂の上にあるあの公民館までお年寄りはいけんとよ。そこをなんとかしてほしかね。(60代女性)
—————————————————————————
▼RSYを通じてご支援頂いた皆様
—————————————————————————
★KOHARU亭たいちろう兄弟「子ども落語」
RSYスタッフ・中西の繋がりで落語会が開催されました。中学生7名を含む35名が観覧。巧みな話術に会場は終始爆笑の渦でした。「久しぶりに笑った~。楽しかったよ。二人ともかわいいねぇ。帰っちゃうのが寂しい」「いつもテレビで見てました。今日は一番前で見せてもらって本当によかった。ありがとうございます」と満面の笑みの大人たち。子ども達も「最高にウケた!」と、サインをねだる姿が印象的でした。
★はり灸レンジャー
旧七滝仮設・談話室にて、サロンと併設で活動しました。近隣の住民の方も参加したものの、「近くの住民には情報が届かない」「仮設や避難所にいる人たちだけが被災者じゃない」などの声も聞かれ、周辺自治会を交えた活動の必要性を改めて実感しました。
———————————————————————
▼その他、被災者の声
———————————————————————
・前震があって、落ち着いたなというころに本震が来た。うちは古いので近所の幼稚園に避難して。近所の人200人ぐらいいたかな。3日間は本当になんにも食べ物も物もなくて。指定避難所じゃないところに避難させてもらってたから、自分たちでなんとかしなきゃいけないんだ、もらいに行っちゃいけないって思ってた。助けてくれたのは、よさこいで知り合った人たち。そんなに親しくしていたわけではない人たちも親身になって、いろんなものを届けに来てくれた。本当にあれで助かったんです。(40代女性)
・最近は雷は鳴らすばってん、雨が降りきらんね。少し降るなら涼しくなるとだけどね。ここは網戸でも風がある日は冷房つけんでも大丈夫よ。夕方は外ば歩くと蚊に刺されるけん、家の中におるけどね。(仮設住宅・80代女性)
・主人は車中泊で息子は自宅にいて。私は地震の日からずっとこの施設にいて。利用者さんやスタッフの家族や避難してきた人で一時は200人ぐらいの避難者の方がいたんです。200人分ご飯作ってね、みんなで。それが旅行気分でなんだか楽しかったんです。ずっと車中泊してた主人には悪いんだけど。能天気っていうのかしらね。(老人介護施設スタッフ60代女性)
・ここ(小坂)は本当に大変で。この施設はほとんど使えなくなってしまって。だいぶ片付けたんですけどね。本部の方は全壊で赤い紙貼ってあったでしょ?なので、田代の方の施設に利用者さんも全部移ってもらったんです。重度の身障の方もいて。急なことだったのでまだホールにエアコンもついていなくて。昼も夜も暑くて使えなくてみんなが集まれる場所がなくて。今月中にはエアコンがつく予定なんですけど。(障がい者施設スタッフ50代男性)
———————————————————————
▼活動支援金募集
———————————————————————
皆様からお預かりした大切な寄付金は、避難所・応急仮設住宅の環境改善、孤立・孤独死の防止のためのサロンや食事会、足湯ボランティアの開催、ボランティアバスの運行など、復興の町づくりに繋がる活動に役立てます。
<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。
「都度寄付」よりお申し込み下さい。
※団体へのメッセージ欄に「活動寄付」とご記入ください。
<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ ぼうさいたろう」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

【第27報】平成28年熊本地震に関わるRSYの支援活動について(7月26日~31日)

みなさま
平成28年熊本地震において、RSYは御船町を中心に活動を継続しています。
現地スタッフからの26~31日までの活動報告です。(報告:中西・浦中)

★RSY御船事務所「かたらんな交流館」フェイスブックページ開設!
https://www.facebook.com/mifunekataranna/
地域住民の方や御船町にお越しいただくボランティアさんに、『かたらんな交流館』やRSYの活動を知っていただくと共に、町で見つけた素敵な人や場所など、御船町の魅力を随時発信していきます。!アカウントのある方は、是非「いいね!」をお願いします。

—————————————————————————
▼南田代慰労会
—————————————————————————
7月26日に山間地域の南田代にて住民が主催する慰労会があり、RSYスタッフもお招き頂きました。住民さんが自宅で育てた野菜や、宮城県石巻市の応援食材を使った料理が並ぶ中、お一人おひとりがこの3カ月を振り返るひと時となりました。

<住民の声>
・前震よりも本震が長かったよね。何分続いたか分からんかったし。揺れてる間は声も出なくて、ただ手を床に着けておさまるのを待っているだけだった。その後、携帯の明かりで部屋を照らしながら外に出てね。あん時は本当に死ぬて思ったね。(50代女性)

・本震の時、両親は別々の部屋でベッドに寝とらしてね。お父さんはベッドの枠があったけん、倒れてきた家具から守られとって大丈夫だった。お母さんは枠が無いタイプだったけんベッドから落ちとらしてね。
私たちはリビングにおって、揺れが無くなってから「みんな大丈夫ね!?」って声を掛けたら返事があったきたけんホッとしたね。(60代女性)

・地震で一番困ったのはやっぱり水だったね。この辺は農家も多かけん米はしばらく大丈夫と思ったけど、煮炊きする水が出らん。みんな吉無田水源まで毎日汲みに行きよった。汲みに来た人も行列で必死だった。
トイレに流す水は近くの川を使えたばってん、飲み水は別だけんね。(70代男性)

・区長さんが休まずにバイクで声を掛けて回ってもらったおかげで、みんな助かってた。一番疲れてた時にテレビが取材に来てね。区長さんは2キロ痩せてて髭も伸びたまま映っとらしたよ。(50代女性)

・こないだ益城町ば見てきたけど、まだまだひどかね。自分たちも被災はしたけど自宅で生活できるだけ恵まれてると思ってる。残念なのは水が来なくて米が作れんことかな。来年は出来ると良かけど…。(50代女性)


—————————————————————————
▼サロン活動:避難所支援
—————————————————————————
災害ボランティアネット九州支部てらもんの皆さまによる茶話会が、29日にスポーツセンター避難所にて開催されました。今回もお抹茶と団扇や折り紙ゴマなどの小物工作を実施。団扇作りでは、ひまわりや蝶など好きなイラストを切り取って貼り付け、皆さん夢中になりながらオリジナルの団扇を作っていました。夏休みに入った子どもたちは、ドリームカフェさんによるミサンガ作りに熱中。会場は多くの人で賑わっていました。

<住民の声>
・仮設が決まっているけど一人暮らしで食事を作らなければならないのが不安。一日中避難所で過ごす毎日で寝られないから、睡眠薬を飲みたい。(80代女性)

・仮設入居した方々が避難所からいなくなり、避難所内での当番が大変。自分たち(女性2人)は仕事をしているので当番の仕事がなかなかできない…。かといってお年寄りの方々にトイレ掃除(避難所の外に仮設トイレがある)をお願いするのは言いづらい。(40代女性)

・85歳の母をシャワーに入れるのが大変だった。(スポーツセンター避難所にはシャワーしかなく、更に5分ごとにボタンを押さないとお湯がでてこない)(40代女性)

・閉塞感が募る中、外部から入ってもらうととても助かる。(40代女性)

・夜休む時、夜中に寒い。(70代女性)
・夜中に汗が出るほど暑い。(60代女性)

 

—————————————————————————
▼サロン活動:かたらんな交流館「RSYカフェ」
—————————————————————————
RSY御船事務所「かたらんな交流館」は、誰でも気軽に立ち寄れるようなオープンスペースとして「RSYカフェ」を実施しています。31日には、御船町の吉無田水源の湧水を使って、美味しい吉無田高原茶とコーヒーを淹れ、来訪者をお迎えしました。震災直後やその後の避難生活での苦労、町民としてのこれからの町への想いなど、心に溜めていた想いや考えをお話ししてくださる住民さんもありました。
「RSYカフェ」は、定期的に開催できるよう調整中。決まりましたらお知らせいたします。お時間のある時に是非お立ち寄りください。心よりお待ちしております。

<住民の声>
・私は熊本が大好きだから、ぜーんぶ熊本。野菜も果物も、肉もおいしい。魚もね。全部熊本で済むけん、熊本から出たくないの。熊本産の果物で無添加のコンフィチュールを作って販売しています。これは庭でとれたブラックベリーで作ったの。スパイスも庭で作っていてできるだけコストがかからないようにしてるの。(60代女性)

・87歳になるし、足が悪いけん家の片づけもできん。ボランティアさんに頼めるっていっとらしたばってん、9月になるか10月になるか、わからんけんね。長男の職場の人たちが来て片付けてくれなさった。ずっと百姓をやってたけど、もうこんな体だからできなくなってね。息子たちは、「早く家建てるけん、母ちゃんそれまでがんばるばい」って言ってくれて。(80代女性)

・今までは500坪ぐらいの土地に平屋で7部屋ぐらいある家に住んでたの。でも生活するのは1部屋か2部屋。物がいっぱいあった。地震があって(避難所で)2m四方のところで生活することになって、初めて気づいたの。暮らせるって。だから、みんなで「500万の家でいいね(応急仮設住宅は一戸当たり500万円程度)」って言ってたの。(60代女性)

・地震があって、これからは人との触れ合い、そして優しさに感謝して生きていきたい。(60代女性)


———————————————————————
▼活動支援金募集
———————————————————————
皆様からお預かりした大切な寄付金は、避難所・応急仮設住宅の環境改善、孤立・孤独死の防止のためのサロンや食事会、足湯ボランティアの開催、ボランティアバスの運行など、復興の町づくりに繋がる活動に役立てます。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。
https://kessai.canpan.info/org/rsy/donation/
「都度寄付」よりお申し込み下さい。
※団体へのメッセージ欄に「活動寄付」とご記入ください。
<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ ぼうさいたろう」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

【第25報】平成28年熊本地震に関わるRSYの支援活動について(7月14日~19日)

みなさま
平成28年熊本地震において、RSYは御船町を中心に活動を継続しています。現地スタッフからの14~19日までの活動報告です。
———————————————————————————–
▼熊本県域・熊本市の概況(報告:松永 JVOADの活動)
———————————————————————————-
●熊本県では7月19日現在で、15市町村89ヵ所、4,027名が現在も避難生活を続けています。
●熊本市では、JVOAD(担当:松永)が事務局として行う「熊本市・市社協・NPO等連携会議」を週2回で開催しています。仮設住宅の建設やみなし仮設住宅入居が進む中、現在約25ヵ所ある避難所の集約・解消が進んでいて、8月中旬までには市内3区で避難所解消の予定となっています。その中でも、みなし仮設住宅の鍵渡しが終わらず、8月下旬まで避難所に残らざるを得ない方もいます。そうした方へ、5区の集約避難所や二次避難所(ホテル・旅館等)での対応についての議論されています。市連携会議では、「避難所」・「仮設住宅等」でテーマを分けて開催していましたが、避難所から仮設住宅等への移行期となっていることもあり、今後は1本化し開催する予定で調整しています。
●熊本市で、市内で活動する支援団体の情報共有会議として、毎週土曜日に「ひごまる会議」の開催を、「市民活動支援センター・あいぽーと」が行い、その開催サポートも行っています。ひごまる会議は、7月16日(土)で第5回目が開催され、毎回15団体30名程度が参加されています。会で、支援団体の顔合わせや、市連携会議での情報共有、また避難所支援のスケジュール調整等も行っています。支援団体の中でも、移行期を迎え、参加団体から仮設住宅支援への方向性等のすり合わせを行いたいとの声も出ています。東日本大震災での支援経験・事例等を地元団体等へ伝えて行ければと思っています。
●同様に週2回、県・県社協・NPO等連携会議の開催も行っています。地域支え合いセンターの設置・公費解体・仮設住宅集会所の環境整備等が議題となっています。仮設住宅等の支援体制の基盤となる地域支え合いセンター(東北では仮設住宅サポートセンター等の名称)は予算面で国との調整もあり、体制ができるのは秋頃となりそうです。センターができるまで間の支援やその調整窓口について検討しています。
—————————————————————————–
▼御船町の概況(報告:中西・浦中)
—————————————————————————–
御船町:避難所・避難者数(7月20日現在)
————————————————————————
・全壊家屋777棟 半壊1,391棟 一部損壊3,706
・避難勧告139世帯(347名) 避難指示108世帯(308名)
・避難者218名/避難所4箇所(スポーツセンター・カルチャーセンター・福祉施設2箇所)
・罹災証明2次調査→御船町40%程度が依頼。
★RSY御船事務所「かたらんな交流館」オープン
————————————————————————
7月5日にオープンした『かたらんな交流館』。「かたらんな」とは、地元の方言で、『一緒に』とか『語る』という意味合いがあります。この場所に多くの人々が集い、将来を話し合ったり、励ましあったり、ボランティアと町民が交流を深める場所となって欲しいと願いを込めました。中西・浦中が常駐し、毎日のように住民の方々が顔を覗かせてくれています。
(住民の声)
・今度いく。行ってもよかね?(50代・男性)
・レスキューさん、辺田見のあっこにプレハブ建てたばいね。うちは、あの上にあるけん、あれ?何ができると?あれ?レスキューさんのプレハブだって(笑)今度寄らせてもらうけん、お茶飲ませてね。(30代・女性)
・ここ何かな~って毎日思って通ってた。そしたら今日私の描いた絵がある!って。あっ!って思った。いつもここにいると?ずっといると?今度来てもよかね?(16歳・女性)
★避難所への支援
————————————————————————
19日、災害ボランティアネット九州支部の皆さん12名が、スポーツセンターにて茶話会を開催して下さいました。お抹茶と工作、牛乳パックでかご作り・折り紙コマなどが用意され、多くの住民が参加しました。ものづくりに没頭したり、ボランティアとの交流を深める姿も見られ、大盛況。とにかく皆さんが楽しんでいる姿が印象的でした。
 
★仮設住宅への支援
————————————————————————
●民生委員定例会に出席しました
福祉課からの要請で、中西が民生委員定例会に出席しました。会議では、町から、被害概要が共有されたほか、一人の対象者に対し、移転前と移転後の地域の民生委員で、情報共有や見守り活動を早急に進める必要性があると伝えられました。また、中西は、仮設の居住環境や、既に入居している住民の様子、RSYの活動を紹介。仮設住宅の見守り機関として町が委託する『地域支えあいセンター』は9月以降から稼動の見通しのため、間を繋ぐべく、共に協力しながら住民の暮らしを支えていくことを確認しました。
●第2次仮設入居者説明会順次開催
第2次仮設入居に向けた説明会が7月14日(木)から開催されています。住民の方からは、「仮設住宅の見取り図(設計図)だけでは想像がつかず、持っていくものや置き場所が考えられない」といった声があがっており、不安や疑問を少しでも解消してもらうため、入居に向けての準備ができるよう、RSYスタッフが時間をもらい、写真と共に紹介しています。
また、「あったか味噌汁プロジェクト」の第二弾セットも9日から手渡ししています。
 
(住民の声)
・仮設に入る前に見学会をしてほしい。そうしたら何が持っていけるかだいたい見当がつくと思うんだけど。(50代・女性)
・仮設の入居時に何かもらえるものがあるの?もらえるものがあるなら、買ってしまう前に先に知っときたい。もらえるのは非常にありがたい。(60代・女性)
・卵焼きがつくりたい。(60代・女性)
●生活協同組合連合会アイチョイス様から、集会場・談話室の備品提供を頂きました
町の仮設住宅には、1箇所の集会場(50戸に1つ)と6箇所の談話室(20戸に1つ)が順次建設されています。ただし、災害救助法で提供されるのは建物のみ。資材は町が自前で用意しなくてはなりません。そこで、お茶のみセット、簡易調理セット、モノづくりのための工具などをアイチョイスさんが寄付して下さいました。鍵の受け渡しは一番早いところでも、8月にずれ込む可能性があるそうですが、すぐに住民が集える場として使えるよう準備を進めていきます。
★集落支援
—————————————————————————
田代地区、七滝地区土砂崩れ現場巡回しました。度重なる雨で、道路わきの倒木、土砂崩れ、ガードレールの崩落などが多くの箇所で確認されています。住宅下がえぐられ宙に浮いている状態の場所もあります。また屋根全面ブルーシートを張られる住宅も増えているとのことです。豪雨後、新たに全壊家屋が増え、避難所へ移った方もいます。住民の皆さんは、梅雨が明けてほっとしている反面、これから迎える台風シーズンに不安を募らせています。
 
★住民の声
————————————————————————
※6月26日と28日に、避難所となっているスポーツセンタで足湯、玉虫住宅南集会場で、碧海5市ボランティアの皆さんによるサロン活動を行いました。
・御船に家を買って3年前くらいかな。数年前に隣の家が火事になって、それが落ち着いたと思ったら地震でしょ。孫たちは家に入りたくないって言って。ずっと避難所。俺だけひとり家に帰ってる。犬がいるからね。(60代・男性)
・足湯は何回かやったことあるよ。ここにいる人(足湯をしているほか2人)は、中学校が避難所になった時からの知り合い。今も仲良くしている。ぐっすり眠れるし、よく食べている。食べ過ぎて太ってしまって困っている。病気で食事制限しなくちゃいけないから。体調は悪くもないし、よくもない(笑)。自宅は危険区域に指定され、入ってはいけないことになっている。(50代・男性)
・2次審査を待っている。地震保険は「全壊」判定で、町の判定は「半壊」。納得いかない。町の対応も2次審査が終わってるところもあるのに、7月まで待ってと言われている。対応がおかしい!!(70代・女性)
・り災判定の3次審査待ち。自分は全壊と考えているが、「半壊」と判定されている。納得するまで判定してもらうつもり。避難所では健康のため、朝は1キロほど歩くようにしている。今月は初めて足湯に来たが気持ちよかった。(50代・男性)
・地震があってエコノミー症候群になった。高血圧もあり、血圧が下がらないとエコノミーの治療もできないといわれている。地震後、血圧もなかなか下がらなくなった。(70代・女性)
・帰るたびに家が傾いている。体育館でやっと寝られるようになっていたが、(スポーツセンターに移動して)また慣れるまで時間が必要。いろんなボランティアが来てくれている。前はネイルのボランティアもあった。本当にありがたい!(70代・女性)
・夜は眠れないですよ。消灯は10時だけど1時までじっと起きています。睡眠薬を毎晩飲んでいるけど効かない。来月仮設に入る。こっちより少し広くなるね。(70代・男性)
・中学校の避難所がよっぽどよかった。入り口にいたから、みんなに挨拶ができたから。学校に行ったら「いってらっしゃい」、帰ってきたら「お帰りなさい」といつも挨拶してた。(子どもたちは)私を園長先生と呼んでくれた。今のところはカーテンがあるからよくない。(70代・女性)
・今、母は特養の施設に入っている。本心で家が崩れた。もし母が居たら死んでいたでしょう。本当によかった。来月仮設に入るけど、食事は心配。今まで避難所で楽にしていて自分で作ると思うとめんどくさいなと思う。仮設に入るのにエアコンしかない。家電品がもっと設置されると思ったのにびっくりした。2年仮設にいられるというけどあっという間でしょう。どうしよう?家は半壊だったけど解体して新しい家を建てるつもり。(50代・女性)
・前の避難所の方がよかった。今のところにいるとカーテンで隠されていて気持ちが悪くなる。家が一部損壊だからお金がもらえない。6日前に腰を痛めて今仕事ができない。避難所で落ち着かないから仕事にもひびく。(50代・男性)
・娘がパニック障害のため、いつ発作が出るか心配。早くここを出たいが仮設に入っても落ち着いて生活できるのか不安。(年齢不明・女性)
・震災直後、妻が脳梗塞で入院。避難所から旅行などもあるがなににも参加する気がおこらない。(年齢不明・男性)
・男性はサロンにあまり来ないけど妻と一緒に来ました。人と話していると気持ちも落ち着くしね。家は柱も大丈夫だし、何ともなっていないが家具が壊れた。お隣さんが親切にしてくれるので助かっている。お隣さんは大事だと思う。(70代・男性)
・震災の時、主人は不在で一人で家にいたので心細く怖かった。家は壊れなかったが怖くて中に入れなかった。軽乗用車の中にいたがよく揺れるのでどうしたらよいか不安だった。隣の家の方が「うちの車は大きいし大勢でいると心強いからうちにおいで。」と言ってくれた。2回目(本震)の時は主人は一緒で心強かった。水に困った。水の大切さを身に染みて感じた。40日間毎日水汲みに通った。一人18ℓまで。もらうのに2時間半並んだ。自分より2~3人前で(給水車の)水が空っぽになることもあった。(60代・女性)
※その他
・避難所は暇なので、手芸やモノづくりをもっと習いたい(50代・女性)
・アイロン台とかアイロンが欲しい。アイロンかけたい(40代・女性)
・学校用の手提げ袋をとか、雑巾を作りたい仮設に入って集会所ができたらサロンを開きたい。開いたときに例えばクッション等ならすぐに作れるし、みんなが集まって話しながらやりたい。(50代・女性)
————————————————-
※仮設住宅には、あったか味噌汁プロジェクトの配布と見守りをかねて随時訪問しています。
・お椀とお箸をくださった方たちね。ありがとうございます。よろしく伝えてください(50代女性とその家族)
・よかとこ、ほんとうによかとこですたい。こんないい住宅に住ませてもらってほんにありがたい。感謝しとるですたい。押入れもあってね、広かたいね、着物ば持ってきてかけたらどうかと思っちょります。今までの暮らしを思うと涙が出るほどありがたい。(70代女性)
・とにかく昼間暑くてたまらんですたい。ほんに暑か。昨日の雨はすごかね。雷ば鳴ってすごかったたい。(50代男性)
————————————————————————
▼御船町からのお知らせ
————————————————————————
●吉無田高原「緑の村(町営キャンプ場)」と御船町恐竜博物館の再開が決定しました!
7月23日(土)より、吉無田高原「緑の村(町営キャンプ場)」、7月24日(日)より御船町恐竜博物館の再開が決定。少しずつではありますが、復興に向けて歩みを進めています。
———————————————————————
▼活動支援金募集
———————————————————————
いただいた寄付金は、あったかお味噌汁プロジェクトをはじめとした、被災者のみなさんが当たり前の「日常生活」を取り戻すために、活用いたします。
お椀やお箸の名古屋からの輸送代、サロン活動のための備品などに役立っています。ありがとうございます。
<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。
「都度寄付」よりお申し込み下さい。
※団体へのメッセージ欄に「活動寄付」とご記入ください。
<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ ぼうさいたろう」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

【第24報】平成28年熊本地震に関わるRSYの支援活動について(7月12日)

みなさま

平成28年熊本地震において、RSYは御船町を中心に活動を継続しています。現地スタッフからの9日から12日までの活動報告です。

—————————————————————————
▼熊本県域・熊本市の概況(報告:松永 JVOADの活動)
—————————————————————————
●熊本県では、16市町村99ヵ所、4,717名が現在も避難生活を余儀なくされています。(7月11日県発表)

●県内で、全半壊した家屋に対して、公費での解体と撤去が進められています。益城町では、2,000件の受付があり、全ての解体に約2年かかる見込みです。

●地震被害により、瓦が落ちた住家では、応急的な対応としてブルシート張りが進められていますが、高所作業のため、一般のボランティアでの対応はできず、専門知識を持ったNPOやプロボノのよる対応が進められています。業者も手いっぱいで、ブルシート張りですら、数か月待ちの状況です。発災から約3ヵ月が経過し、以前に張ったブルーシートや重しとする土嚢袋も劣化しているため、UV対応の土嚢袋等での張り替えも行われています。今後、台風シーズンを迎える九州では、ブルーシートの対応は深刻な課題です。

 

—————————————————————————
▼御船町:あったか味噌汁プロジェクト、お椀&お箸の募集延長!
—————————————————————————
皆さまのご協力により、約700個のお椀とお箸が集まっています。本当にありがとうございます。
しかし、目標の1500個に到達しておらず、募集期間を7月29日まで延長しました。ご協力どうぞよろしくお願いいたします。

★【大募集】熊本地震応援企画「あったか味噌汁プロジェクト」のお知らせ

 
—————————————————————————
▼御船町:第2次応急仮設入居へ向けての動き(報告:中西、浦中)
—————————————————————————
第2次仮設入居に向けて、7月14日(木)から仮設毎に町主催の入居説明会が開催されます。住民の方からは、「仮設住宅の見取り図(設計図)だけでは想像がつかず、持っていくものや置き場所が考えられない」といった声があがっています。そこで、不安や疑問を少しでも解消し、入居に向けての準備ができるよう、RSYスタッフが時間をもらい、写真と共に紹介します。
また、「あったか味噌汁プロジェクト」の第二弾セットも9日に現地に到着、順次手渡ししていきます。

 

 

★住民の声
・仮設住宅の申し込みはしたけど当選したかどうか、いつわかるのか。どうやって当たったかわかるのかしりたいんだけどね(50代女性)
・うちは親もまだ若いし、自分も若くて健康だし、いまの仮設の応募状況からしたら、たぶんなかなか抽選に受からないかもなー。避難所の最後の一人になるかもしれない(30代男性)
※高齢者世帯、乳幼児世帯などが優先されるため
・新しい人(テント村や車中泊避難者が避難所へ移動)が靴のまま出入りしたりして、ルールが守られてない。うるさがられてるけど誰かが注意せんとね(70代男性)

 

—————————————————————————
▼御船町: お知らせ
—————————————————————————
●御船町災害ボランティアセンター移転
御船町7月23日(土)から、御船町災害ボランティアセンターはスポーツセンター駐車場(小糸整形外科南側)で活動します。
★御船町災害ボランティアセンターフェイスブック

 

—————————————————————————
▼RSYを通じて多くのご支援を頂いております
—————————————————————————
●生活協同組合連合会アイチョイス様・あいち生活協同組合様・生活協同組合ぷちとまと様
熊本市の避難所で被災者の憩いの場づくりを目的に、サロン(お茶会)や足湯等の活動を行う、地元のNPO法人ソナエトコ、NPO法人小町ウイング、NPO法人傾聴ネットキーステーションへ、RSYを通じて、生活協同組合連合会アイチョイス様・あいち生活協同組合様・生活協同組合ぷちとまと様より、お茶会セット(コーヒーメーカー・電気ポット・ウォータージャグ)を各6点、お茶菓子等をご寄附頂きました。ありがとうございました。

 

—————————————————————————-
▼活動支援金募集
—————————————————————————-
いただいた寄付金は、あったかお味噌汁プロジェクトをはじめとした、被災者のみなさんが当たり前の「日常生活」を取り戻すために、使わせていただきます。
お椀やお箸の名古屋からの輸送代、サロン活動のための備品などに役立っています。ありがとうございます。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。
https://kessai.canpan.info/org/rsy/donation/
「都度寄付」よりお申し込み下さい。
※団体へのメッセージ欄に「活動寄付」とご記入ください。

<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ ぼうさいたろう」とご入力ください。

<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

【第21報】平成28年熊本地震に関わるRSYの支援活動について

みなさま

平成28年熊本地震において、RSYは御船町を中心に活動を継続しています。
また、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD準備会)では、熊本県内で活動するNPO団体と県、国らと共に頻繁に情報交換を行い、県内避難所の実態調査や環境改善、その他、支援の過不足を補い合うべく活動しています。以下、現地スタッフからの28日から1日までの活動報告です。

—————————————————————————
▼御船町:青雲市場にRSY御船事務局を設置しました(報告:中西、浦中)
—————————————————————————
LUSHジャパン様のハンドマッサージや、災害ボランティアネットワーク鈴鹿様の炊き出し等でご協力いただいていた青雲市場様の一角に、7月1日にプレハブ事務所を設置、今後は事務所機能と地域住民の交流スペースとして、被災者一人ひとりの支援を続けていきます。

—————————————————————————
▼御船町:あったか味噌汁プロジェクト第1弾(報告:中西、浦中)
—————————————————————————
パック化されたお椀とお箸のセット第1弾は、24日に御船町に到着し、随時、旧七滝中、木倉、高木仮設に入居した住民の方にお配りしています。
いただいた人の中には、愛知から届いた贈り物に涙を流している方や、食事で早速使っている方もいらっしゃいました。
第2次の仮設入居は7月18日(月)を予定しており、2次入居者向けのパック化作業を7月7日(木)10時から大口町倉庫で行います。ご協力よろしくお願いいたします。

お椀とお箸もまだまだ募集しておりますので、ご協力どうぞよろしくお願いいたします。
【大募集】熊本地震応援企画「あったか味噌汁プロジェクト」のお知らせ

★お椀&お箸セットを届けに行った際の住民の声
・お隣はさっきまでおらしたバッテン、おたくと入れ違いになったね~。でも保育園の子供がおらすけん賑やかでよかよ。元気が出るもんね。
早く仮設の皆さんと顔合わせしたかね~。(80代女性/高木仮設にて)

—————————————————————————
▼御船町:南田代集会所でのサロン(報告:中西、浦中)
—————————————————————————
29日に南田代集会場でサロンを開催し、強い雨の中でしたが22名の住民の方に参加いただきました。
サロンに参加していた方が「平地がね、仮設でみんななくなっちゃったでしょ。グランドゴルフができなくなっちゃって。楽しみがないとね」
と話されて、何か楽しみを作りたい!ということになりました。お盆明けにお楽しみ企画を実施できるよう進めていく予定です。

★住民の声
・近所の人がみんな避難所やら、娘やむすこのとこにいってしまって話し相手がいなくなってしまった(80代女性)
・段ボールを安く支援してもらえないかな。家を壊すけん、引越し用と保管用と荷物をわけるため結構な量の段ボールが必要なの。必要な分買おうとすると万単位でお金が出て行っちゃう。切実。私だけじゃないと思う(60代女性)
・この間のラーメン、本当においしかったとよ。ありがとうね(70代女性)
・また来てくれたの。ありがとう。いつまでいるとね?またこんなん茶話会してね(70代女性)

—————————————————————————
▼御船町:仮設集会所で使用する備品(机・椅子)の搬入(報告:浦中)
—————————————————————————
1日に仮設集会所で使用する備品の積み込みを名古屋で行い、トラックで現地に送りました(ドライバーは、RSYボランティアの阪野さんにご協力いただきました)。荷物は2日午前に到着しました。

—————————————————————————
▼御船町:RSY関係でのボランティア支援(報告:中西、浦中)
—————————————————————————
■碧海5市、安城市社会福祉協議会のみなさま(6/28~29)
避難所となっているスポーツセンターと玉虫南集会所での傾聴サロン、ボランティアセンターの清掃をしていただきました。傾聴サロンは早めに告知していたこともあり、心待ちにされている方が多かったようで開始直後から賑わいを見せていました。
七ヶ浜の方々と安城のボランティアのみなさまの交流から生まれたチンゲンサイの漬物(たべさいん漬け)や水菓子も好評で、たべさいん漬けは南田代集会所のサロンでも振舞われました。

—————————————————————————-
▼あったか味噌汁プロジェクト第2回パック化作業
—————————————————————————-
第2次仮設住宅入居者向けのパック化作業を以下の日時で行います。みなさまのご協力よろしくお願いいたします。

お椀・お箸パック化作業
・日時:7月7日(木)10:00~12:00
・場所:RSY大口町倉庫(愛知県丹羽郡秋田3丁目106)
※現地のマップのURLも参考にしてください→http://urx2.nu/hhGX
・集合:10:00に現地集合(現地駐車場有)、または9:00にRSY事務所集合
※事務所から車に同乗される方は、人員に限りがありますので早めにご連絡ください。
・ご参加いただける方:お手数ですが6日(水)の午後20時までに、件名を「熊本地震/あったか味噌汁プロジェクト」と書き、info@rsy-nagoya.comまで
・お名前
・携帯電話の番号をメールにてご連絡ください。
・当日連絡先:090-5000-8386(RSY林)

—————————————————————————-
▼活動支援金募集
—————————————————————————-
いただいた寄付金は、あったかお味噌汁プロジェクトをはじめとした、被災者のみなさんが当たり前の「日常生活」を取り戻すために、使わせていただきます。
お椀やお箸の名古屋からの輸送代、サロン活動のための備品などに役立っています。ありがとうございます。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。
https://kessai.canpan.info/org/rsy/donation/
「都度寄付」よりお申し込み下さい。
※団体へのメッセージ欄に「活動寄付」とご記入ください。

<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ ぼうさいたろう」とご入力ください。

<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

【第20報】平成28年熊本地震に関わるRSYの支援活動について(6月28日)

みなさま

平成28年熊本地震において、RSYは御船町を中心に活動を継続しています。
また、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD準備会)では、熊本県内で活動するNPO団体と県、国らと共に頻繁に情報交換を行い、県内避難所の実態調査や環境改善、その他、支援の過不足を補い合うべく活動しています。以下、現地スタッフからの24日から27日までの活動報告です。

—————————————————————————
▼熊本県域の概況(報告:松永)
—————————————————————————
・被災から2ヵ月を経過しましたが、現在もなお、県内に避難所が約90ヵ所、5000名以上が避難生活を余儀なくされています。長期化する避難生活で、生活機能の低下が懸念されています。

・応急仮設住宅の建設が進められ、6月5日甲佐町での仮設入居をはじめ、益城町等で入居が開始されています。しかし、現在建設予定のもので8月以降の鍵渡し予定など、避難生活は更に長期化しています。

・県内の災害ボランティアセンターでは、登録制や週末のみの活動等へ体制変更をする自治体が増えてきていますが、潜在的なニーズはまだまだあり、ポスティングや個別訪問等でニーズの掘り起こしを行っています。益城町、熊本市等では避難所支援や瓦礫撤去以外に、仮設住宅への引っ越し支援が始まっています。しかし、引っ越しニーズはあっても、被災状況や応急危険度判定によっては、被災家屋から家財等が取り出せない場合もあります。

—————————————————————————
▼熊本市の概況(報告:松永)
—————————————————————————
・熊本市では、6月25日時点で45カ所の避難所、約1400名が避難生活を続けています。

・応急仮設住宅(プレハブ)が約450戸、みなし仮設住宅は約3000戸(入居可能戸数)の予定。仮設住宅では、6月21-22日より市内で最初の仮設住宅の鍵渡しが完了していますが、竣工後、順次入居予定で全戸完成はまだ一か月以上かかる見込みです。

・長期化する避難生活で、生活機能の低下防止を目的に、地元NPOのソナエトコが避難所での「布団干し大会」を開催。避難所でのお茶会や足湯の会話の中で「◯◯したいが避難所ではできないもんね」との声を多く聞いたことから、布団干しを企画。支援者が干すのではなく、避難者自らに干してもらうよう働きかけを行い、布団を干すことで、生活空間を掃除する方もいました。「震災前は毎日布団を干していたよ。避難所でもできるんだね。今日はゆっくり寝れそうだわ」と笑顔に。避難者に「やってもらう・やる気を出してもらえるような支援」が重要だと再確認しました。RSYもコーディネーターを派遣するなど、地元団体のサポートを行っています。

—————————————————————————
▼御船町:大雨による被害(報告:中西、浦中)
—————————————————————————
先週からの断続的な大雨により、山間部地域では生活道路の崖崩れが広がっている場所も見受けられます。ボランティアセンターには水害被害により屋根のブルーシート張りへの要望が入ってきていますが、高所作業となり危険が伴う作業のため一般ボランティアで対応することができず、ニーズを受けることができない状況にあります。
家屋被害については、床下・床上浸水があっても2階で生活している方々もいるため、町も正確な被害家屋数が把握できておらず、現在確認作業が進められています。

★住民の声
・(涙をぽろぽろ流しながら)なんもかんもみんな流されたたい。(80代女性)
・雨(豪雨)の降った夜は地鳴りがしたけどそのまま寝ました。ボランティアさんには本当に感謝していますが、とにかくケガをされないように毎日願っています。(30代男性)

 

—————————————————————————
▼御船町:あったか味噌汁プロジェクト第1弾(報告:中西、浦中)
—————————————————————————
皆さまのご協力によりお椀とお箸が着々と集りつつあります。愛知のボランティアさんの手によって、世帯ごとにパック化されたお椀とお箸のセットの1回目送付が終了。24日に無事御船町に到着しました。町では、応急仮設住宅の第1次募集の鍵渡しが27日から始まっており、RSYも入居時のサポートをしています。旧七滝中学校仮設団地24戸、木倉仮設団地15戸、高木仮設団地22戸へ、町から配布される調理用具6点セットと一緒にお椀とお箸のセットを手渡ししています。

これから続いていく仮設入居に向けて、お椀とお箸はまだまだ募集しておりますので、ご協力どうぞよろしくお願いいたします。
【大募集】熊本地震応援企画「あったか味噌汁プロジェクト」のお知らせ

★住民の声
・七滝の仮設住宅はそれぞれにトイレも風呂もあるとね?昔住んどった炭坑住宅は全部共同で、風呂は太かつが真ん中にあったもんなー。 (70代男性)

—————————————————————————
▼御船町:RSY関係でのボランティア支援(報告:中西、浦中)
—————————————————————————
・宮島恵さま(6/25~28)、北村育美さま(6/26~27)、塩谷ケリーさま(6/26~)
避難所となっているスポーツセンターにて足湯活動や傾聴活動をしていただいたり、27日は仮設住宅入居に伴う活動のサポートをしていただきました。

★住民の声
・毎日自宅の片付けをしていたけど、持病のメニエール病が出そうだったのでここ数日は休憩。実際にめまいも起きたので、休んで良かった。(70代女性)
・好きな物自分で作って好きなだけ食べたか(食べたい)。(60代女性)
・避難所に来る県外のボランティアと話すのは楽しか~。今、ケガして仕事休んどるけど退屈せんよ。(50代男性)

—————————————————————————-
▼活動支援金募集
—————————————————————————-
いただいた寄付金は、あったかお味噌汁プロジェクトをはじめとした、被災者のみなさんが当たり前の「日常生活」を取り戻すために、使わせていただきます。
お椀やお箸の名古屋からの輸送代、サロン活動のための備品などに役立っています。ありがとうございます。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。
https://kessai.canpan.info/org/rsy/donation/
「都度寄付」よりお申し込み下さい。
※団体へのメッセージ欄に「活動寄付」とご記入ください。

<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ ぼうさいたろう」とご入力ください。

<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

【第19報】平成28年熊本地震に関わるRSYの支​援活動について(6月24日)

みなさま

平成28年熊本地震において、レスキューストックヤードは御船町を中心に活動を継続しています。
また、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)への協力としては、熊本県内で活動するNPO団体と県、国と頻繁に情報交換を行い、県内避難所の実態調査や環境改善、その他、支援の過不足を補い合う活動しています。RSYでは6月3日に第1回現地報告会を実施致しました。以降、23日までの活動をまとめましたので、ご覧下さい。

 

—————————————————————————-
▼御船町:(活動しているスタッフ:浦野、中西、浦中)
—————————————————————————-

■避難所集約に伴う避難所自主運営に関する支援
小中学校の再開に伴い、6月10日より避難所の集約が始まりました。避難所内環境整備や、自主運営に向けた役割分担を無理なく行えるよう、施設管理者である熊本YMCA、御船町らと共に、住民の方々と一緒に取り組みました。係決めに少し時間がかかりましたが、お互いにできることを協力していこうという思いが共有されていました。

避難所集約となる日までにも、避難開始以来、布団を干していない方もみられたため、半ば強制的ではありますが、衛生状態の確保を目的に布団干しの活動も行いました。
住民の方からは「虫がいるかも」「ぶつぶつができている」などダニの疑いがあるような発言もあったため、定期的な布団干しの提案を行いました。

 

■山間地域への支援

5月15日以降、5ヵ所の山間地域にて生活再建のための相談会(主催:日本災害復興学会)を開催しました。現行法や支援制度では対応できない案件も多くあるようで、ボランティアの依頼にも関わる応急危険度判定に関する相談が多くみられました。
また、困りごとが起きていないか、体調不良などないかを確認しつつ、田代地区を中心に訪問活動を行っています。在宅避難をされている方々への「集う場」をつくるための炊き出しやサロン、お茶会も行っており、住民同士が不安な想いや今後の見通しについて共有できる場としての車座トークも開催しています。
避難所での活動の申し出があった炊き出しやマッサージについても、山間地域に出向くことで、避難所ではなかなか聴く機会のない在宅避難の方々の生の声を聴いて、今後の活動につなげるようにしています。

山間地域では、屋根のブルーシート張りについての要望が多く聞かれます。高所作業ということから危険が伴うため、ボラセンではブルーシート張りのニーズを受け付けていません。他の市町村でも同様と思いますが、屋根に上がりブルーシートをキチンと張れる方の人手が圧倒的に不足しています。

★住民の声
・(避難所でない地域での炊き出し会場にて)おいしか。お弁当もぜんざいも全部おいしか。今日は来てよかったたい。明日もあるって言われたばってん、毎日来るのは悪か。今日はほんとによかった。(70代女性)

 

■応急仮設住宅入居支援

6月18日、町主催の仮設住宅入居者説明会にて過去の被災地支援の経験を活かした「仮設住宅の住まい方」についてお話をさせていただきました。工期の遅れによる1週間程度の入居時期の順延があり、被災者のもどかしい思いが伝わってきます。
仮設住宅の入居にあたっては災害救助法に基づいた最低限の炊事道具(まな板、包丁、ナベ、お玉など)の支給はありますが、東日本大震災のような家電セットはなく、入居される方の経済的負担も大きくなっています。
RSYでは「あったかお味噌汁プロジェクト」を立ち上げ、仮設住宅入居者向けにお椀とお箸をセットにし、温もりのあるメッセージカードを添えてプレゼントする企画を進めており、6/23に第1弾(59世帯160人分)を名古屋から御船町に発送しました。詳しくは別メールまたはレスキューストックヤードの活動報告ブログをご覧ください。

★住民の声(仮設住宅入居者説明会での質問より、→以降は役場側の回答)
・電話を敷きたい。できるか。→携帯電話を推奨。個人で引きたい場合は個人負担と。
・照明はあるか。→室内灯、玄関灯、屋外灯、すべてある。
・アンペアはどのぐらい?→30A、それ以上になる場合は各自電力会社に連絡して個人負担。
・3Kに入居予定だがエアコンが1台しかない。もらえないのか。また穴をあけてはいけない、という話だがほかの部屋に設置可能か。→基本は各世帯1台。増設の穴あけは可。
・仮設はペットNGとのことだけど、あの周辺には野良猫が多い。どうなるのか。→野良猫については対応する。

 

—————————————————————————-
▼御船町:RSY関係でのボランティア支援(団体・個人)
—————————————————————————-
■LUSHジャパン様(5月第3週から6月第2週まで)
5月後半から6月半ばまでの毎週末、避難所や青雲市場などでハンドマッサージをしてくださいました。ハンドマッサージには女性だけでなく男性にもとても喜ばれ、ホッとできる時間づくりに尽力いただき、延べ100人以上の方にマッサージを受けてもらうことができました。また、子ども向けの企画として石鹸で作った粘土で遊ぶ子ども支援も行ってくれました。
大変な避難生活の中、ホッとする時間と空間をつくれたことで、被災者の方々との距離縮まり、様々な声を聴く機会にもなりました。

★住民の声
・クレア(ショッピングセンター)が空いてないから気分転換したくても映画を見たり買物したりすることもできない。吐き出す場所がないのよね。だから今日ここに来たのよ。よかった、ありがとう。(60代女性)
・家は住めないことはないけど壊れている。家の裏ががけで怖いけん、私はもう安全なところに引越ししたい。でもお父さんが、離れるなんて絶対だめって。ずっとこの土地で生きてきたんだから離れられんって。(40代女性)

・LUSHってあのLUSH?わー、使ってます。東京から来てくれたの?そんなに遠くからありがとうございます。とっても気持ちよかったです(50代女性)

 

■いたばし総合ボランティアセンター:神元幸津江さま(6/3~8)
主に、避難所集約のサポートをしていただきました。

 

■東北学院大学生・引率宮本先生(6/4~5)
南阿蘇村での活動予定でしたが、雨天により活動中止となり、御船町の避難所支援の活動をお手伝いいただきました。当初、片付けやガレキ撤去など作業中心の活動を想像していたようですが、交流や場づくりを目的とした活動の趣旨への理解をいただき、子どもたちの遊び相手などに積極的に関わってくれました。

 

■NPO法人災害ボランティアネット・柳河文昌様(6/14~15)
ワゴン車ではるばる野菜ラーメン(300食)とけんちん汁うどん(150食)を持参し、避難所や山間の集落にて提供していただきました。同時に九州のお寺の坊守さんグループのひやしぜんざいも提供していただきました。
野菜たっぷりあっさり醤油味のラーメンは「今まで食べた炊き出しのラーメンの中で一番おいしかった」と大好評でした。

★住民の声:「今まで食べた炊き出しのラーメンの中で一番おいしかった」(男性)・「うまい」と言って2杯食べる方、3杯食べる方もいた。・「祭りが中止になっているから、かき氷を食べる機会がなくなっていた。かき氷が食べられてうれしい。またぜひこちらの方に来てください」(小さい子どもづれのお母さん)

 

■音つむぎネット・石田音人様(6/17~18)
町内3カ所(スポーツセンター、南田代集会所、福祉避難所)で胡弓による演奏と歌のミニコンサートをしていただきました。
演奏を聴きながら涙を流される方もいらっしゃり、知っている曲になると誰ともなく鼻歌や歌声が聞こえてくるなど、被災者に一時の安らぎと癒しの時間をつくっていただきました。

★住民の声:「いい音を聞かせてもらってありがとうございます」「胡弓をやっていたんです。主人にも聞かせたかった。本当にありがとう。」「地震でうちの三味線と胡弓が破れて壊れてしまったんです」

 

—————————————————————————-
▼活動支援金募集
—————————————————————————-
いただいた寄付金は、あったかお味噌汁プロジェクトをはじめとした、被災者のみなさんが当たり前の「日常生活」を取り戻すために、使わせていただきます。
お椀やお箸の名古屋からの輸送代、サロン活動のための備品などに役立っています。ありがとうございます。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。
https://kessai.canpan.info/org/rsy/donation/
「都度寄付」よりお申し込み下さい。
※団体へのメッセージ欄に「活動寄付」とご記入ください。

<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ ぼうさいたろう」とご入力ください。

<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

【第18報】平成28年熊本地震に関わるRSYの支​援活動について(6/22)

みなさま
平成28年熊本地震において、RSYでは御船町を中心に活動を継続しています。
20日夜からの記録的な大雨の影響を受け、御船町内で被害が出ている模様です。現地専従スタッフ・RSY中西からの報告です。

※現在も、御船町に中西・浦中、JVOAD事務局に松永をスタッフ派遣しております。御船町は仮設住宅の建設が順次進んでおり、第一次募集では、27日頃に61世帯が3箇所の応急仮設住宅に入居する予定になっています。RSYでは、町・社会福祉協議会と連携し、みなし仮設住宅を含めた生活支援を今後も実施していきます。

—————————————————————————-
▼御船町での被害状況
—————————————————————————-

現在も大雨洪水警報が解かれず、強い雨が断続的に続いています。町内でも床上・床下浸水の被害が出ておりますが、危険な状況のため山間地の集落までは訪問できず、詳細情報は掴めていません。本日までに、御船町災害ボランティアセンターには、浸水被害にまつわるニーズが20件程発生。しかし、災害廃棄物集積場ののり面が崩れたことにより、泥やがれきの保管先が確保できず、ボランティア活動は中止となっています。

現在避難所は3箇所に集約されていますが、その一つであるスポーツセンター前は、小川があふれ、大人の太ももの高さまで浸水しました。20日深夜12時頃には、中にいる避難者はみな起こされ、車の移動などを行ったそうです。避難所は御船小中学校、木倉小学校などにも臨時開設されました。

山間地でも土砂崩れによる被害が出ています。家屋が半壊し、ドクターヘリが出動。幸いにも無事に救助され、人的被害はありませんでした。避難者の中には、川に落ちた住民を救助した方や、家が床上浸水して住めなくなった方もいます。

車中泊の方々が生活しているテント村エリアも被害にあっている様子。
天候に十分注意し、引き続き情報収集に努めます。

—————————————————————————-
▼住民の声
—————————————————————————-

御船小学校の近くに住んでいるの。地震ではかろうじて大丈夫だったのに、1階まで水が入ってきて、家の中のものをみんな流していっちゃった。今は孫と二人暮らしだから、家の片付けも大変で。流された自転車とかを水の中から自力で引っ張り上げたんだよ。(涙をポロポロと流しながらお話してくださった)(80代後半・女性)