【第5報】平成28年熊本地震に関わるRSYの支​援活動について(4月23日)

 みなさま

お世話になります。熊本県で活動を続ける、浦野・松永からの報告です。
▼松永の動き/西原村にて活動
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地元社協と災害ボラセン開所に向けての打ち合わせ、開所にあたり、必要なボランティア活動資機材の調整を行いました。
■西原村
・来週中旬の災害ボランティアセンター(略称:ボラセン)開所を目指し準備を進めている。しかし、運営側の人員が不足している。
・福祉避難所で高齢者は「なにもすることがない」と口を揃え、話し相手・傾聴ボランティアが必要とされている。
・休校中で、避難所の子ども支援(遊び相手)のボランティアがニーズで出ている。
・ボラセンの情報はフェイスブックページにて随時更新。必要な資材等も
・日中は自宅の片づけに戻る被災者も多くなってきた。一方で、自宅に戻ることができない高齢者もいて、自宅の片づけができないことに今後の不安を感じている。
・村の水道本管の上に布田川断層が通っていて、大きな被害を受け入ていて、水道復旧の目途がたっていない。
・県外ナンバーの車両等、不審者情報が目立っていて、村民もかなり警戒している。

・応急危険度判定が本日よりスタートした。

▼浦野の動き/熊本市南区、宇城市を訪問
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現時点で、避難所や被災者支援情報などがあまり上がっていない地域に入り、行政の災害対策本部、福祉課、保健センターへ情報収集を実施。いくつかの避難所を回り、状況確認を行った。
▼避難所の様子
・避難者数が多いため、一人当たりのスペースが狭く(毛布1枚分)、廊下にまで人があふれている。寝床は毛布を敷いただけで、ベッドやマットはこれから入る見込み。パーテーションがないので、着替え、授乳、おむつ交換が不便。食事はおにぎりとパンが中心だが、外部から炊き出しが入ることもある。宇城市では、保健師派遣チーム、災害派遣精神医療チーム(Dパット)、宮崎県看護協会などの専門職の派遣がはじまっている。福祉避難所はいくつか開設されているものの、一般避難所には、福祉避難スペースが設けられていることはほとんどない。
【住民の声】
・ここは自主避難所で、約30名が生活している。食事はアルファ米、カップラーメン、パンが中心で、近くの企業が毎日のように必要なものがないか聞き取りをしてくれている。保健師や看護師も毎日来て、血圧を測ってくれる。自治会役員で、食事の準備やトイレの水汲みなど行っているが、そろそろ限界。周辺地域を含めて、約200食の炊き出しを提供しているが、大分疲れてきたので、部落でボランティアを募り、サポートしてもらおうと考えている。ここはまだいいが、山の方の土鹿野(はしかの)という部落が心配。40世帯中、ほとんど倒壊被害を受けており、お年寄りばかり。部落の半数が「もうここには居られない」と地域を離れる決断をしているので、自治機能も落ちている。(南区/自治会長)
⇒南区で活動する他団体につなぎ、状況把握と支援にを行っていただくようお願いした。
・乳牛の酪農家。乳牛は毎日乳を搾らないと病気になってしまうので、余震の最中でも、地震で被害を受けた家畜小屋で乳を搾っていた。家は建ってはいるものの、とても住める状態ではない。危ないので、家の前のあずまやにブルーシートを張って、野宿をしている。お風呂には震災以降は入れていない。食事は近所の人が届けてくれるのでありがたい。1週間経って、だんだん疲れが出てきているように感じる。しんどい。(南区/80代・女性)
・とにかく保育園を早く再開してもらいたい。子どもがよく泣くようになった。仕事にも行けないし、なんだかもう八方ふさがりだ。(南区/40代・男性)
・毎日菓子パンとおにぎりで、普段は食べないものばかりで胃の具合が悪くなってしまった。畳の部屋に入れてもらえたが、イビキがうるさく、余震も重なりほとんど眠れていない。1回目の地震では、家で風呂にはいっていた。浴槽の風呂が半分ぐらいなくなるほど激しいゆれ。家は何とか住めそうだけど、一人で風呂にはいるのは怖いので、しばらく使えないと思う。病院に行ったら、脈拍が少し速めだった。もうここでの暮らしは限界。怖いけど、家に戻る。(宇城市/70代・女性)
・1歳半の子どもと避難した。家は住めそうだが、家の中に入ると子どもが怖がってなくようになった。ちょっとの音にも敏感に反応し、頻繁にだっこをせがむようにもなった。避難所では、子どもが落ち着かず動きまわるので追いかけるのが大変。周囲に迷惑をかけていないかとても気になる。でも子どもも子どもなりに、一生懸命頑張っている。大変ではあるけど、私は大丈夫。(宇城市/20代・女性)
▼寄付募集のお知らせ
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活動支援金をお寄せいただくことは、
被災地の為に現地に行って活動するのと同様にとてもありがたいです。
大切に使わせて頂きますので、どうぞよろしくお願い致します。


<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。
https://kessai.canpan.info/org/rsy/donation/
「都度寄付」よりお申し込み下さい。
<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※お名前の前に「カツドウキフ」とご入力ください。

<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「カツドウキフ」とご記入ください。

【第4報】平成28年熊本地震に関わるRSYの支​援活動について(4月21日)

皆様
RSY事務局です。
現地入りした浦野・松永からの報告です。
今回は、被害情報が見えにくく、外部支援者からの応援があまり入っていなかった熊本県西原村を中心に、状況把握・支援活動を行いました。
▼現地情報・活動の様子
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●大分県竹田市社会福祉協議会を訪問
早朝、大分港に到着。給水・プロパンガスの調達のため、大分県竹田市社会福祉協議会を訪問。社協の一画に福祉避難所が設けられ、当事者・家族共に、自主避難者150名~200名を受け入れている様子。日中は高齢者の姿が目立ち、新聞を読んだり、避難者同士でおしゃべりするなど、十数人が静かに過ごしていた。市内では車中泊の方も多いため、今後は全体像の把握も重点的に行っていくとのお話。
●熊本県西原村へ
・人口約7000人、高齢化率約24.6%。
・ライフライン:全村で断水。いまだ復旧の目処は立たず。独自で水を引いている集落(オノ・ハイドコ地区)では水の確保が出来ているが他は給水車頼み。
・全壊家屋344世帯、半壊家屋1087世帯(4月21日現在)。被害が最もひどいのは「布田地区」で、集落の2分の1に家屋被害が見られる。応急危険度判定士はまだ派遣できておらず、家屋被害の暫定的な確認は地元消防団が中心で行っている。
・俵山に亀裂が入り、土砂崩れの危険が高まったことで、5つの周辺集落が進入禁止となり、約300世帯が当面戻れない状況。
災害ボランティアセンターは来週中旬立ち上げを目指して準備中。対応可能な職員が5名しかいないため、外部からの応援が欲しいとの希望あり。
・物資倉庫には、食材や日常品(米・きゅうり・たまご・レトルト食品、オムツ・衣服、トイレットペーパーなど)が集積(量はさほど多くない)。
【一般避難所・自主避難所の様子】
・指定避難所は6箇所、行政が把握できている自主避難所は5箇所であり、2000人以上の方々が避難生活を送っている。自主避難所は小規模も含めると数が増える見込み。
・小規模の避難所には高齢者が多く、食事もおにぎりや菓子パン中心。各家から食材を持ち寄りながら炊き出しを行っており、60代の避難者が炊き出し担当となっている。食材は村の物資倉庫にもあるが、なかなか食材を取りに行けないこともあり、地元住民がボランティアが自主的に配達を行っている姿もあった。特に「野菜が足りていない」「温かいものが食べたい」という声多数。
・全体的に50代~60台世代はプライバシーが守れる車中泊が多い。ほとんど眠れていない様子が伺える。
【福祉避難所の様子】
・地元の社会福祉協議会は「福祉避難所」を設置。介護の必要な高齢者を中心に、約40名が避難。もともと介護保険事業を行っていることもあり、介護用ベッドやポータブルトイレなどは整っている環境。
・余震が続くため、すぐに外に出れる準備をということで、室内は土足可としていたが、余震が落ち着き、衛生状態も少し悪くなってきたため、なるべく早く下足・上履きの区分けの改善を行う予定。
介護保険事業に関わる職員が24時間体勢でケアに当たっており、当事者家族や地元住民がボランティアとして見守りをサポート実施中。しかし、ほとんどの社協職員が被災していて、心身の疲れが重なり余裕のない状態のため、福祉専門職の派遣を切望している。また、話し相手や子どもの遊び相手など、日中活動をサポートしてくれるボランティアが欲しいとの声あり。
【障害者福祉施設】
「NPO法人にしはらたんぽぽハウス」では、就労継続支援B型、地域活動支援センターを運営。約30名が利用。今回の地震で施設が被害を受け、事業継続がストップしており、利用者は在宅か車中泊で過ごしている。一部の利用者・家族、職員が避難生活を送っており、近隣の避難所(入居者約150名)へ3食の食事提供を行っている。職員からは、できるだけ早く施設内を片付け、事業を再開させたいとの声があり、できれば炊き出しを手伝ってくれるボランティアが欲しいとの要望
▼RSYの支援
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・頼政氏と共に、役場・社協と共に現在の課題を共有。食事や福祉避難所に対する救助法の適応加納な範囲の説明や、災害ボラセンの立ち上げ時の不安点などについて聞き取り。
生活協同組合連合会アイチョイス様よりご提供頂いた食材を使って、要望のあった村民体育館へ避難所へ150人分の豚汁を提供。RSY松永、被災地NGO恊働センター頼政さん、三木市社協の職員の方などの協力を得て実施。住民からは、「久しぶりに野菜が食べられる」との声多数。残りの食材はたんぽぽに寄付させて頂き大変喜ばれた。
・中部土木株式会社様からご提供頂いたトイレカーは、西原市社協の要請により、災害ボランティアセンターに設置予定。
▼被災された方の声
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・避難所に来てもう3日。足が悪いから迷惑をかけるけど、余震の中家にいるより知っている人に囲まれていられるから安心している。食事内容も充実していてありがたい(たんぽぽ避難者・80代)
・一人暮らし。ぎりぎりまで家にいたかったが、2回目の揺れで山に亀裂が入りやむを得ず避難した。家からどうしても離れたくなかったが仕方がない。家のことはとても気になるが、集落ではなくなった人もいて、命が助かっただけでもありがたいと思わなければダメだと自分に言い聞かせている。(80代・男性)
・1週間動き続けて、何がなんだか分からなくなっている。でももっと大変な人は大勢いるので今は頑張らなければしょうがない。(施設職員)
・電気は来ているので、水をもらってお米をたいている。食糧が買いに行けないので、物資倉庫にもらいに来たけど、ほかの人も欲しいだろうから、今日の分だけもらって帰る。夜寝るのは車の中。お風呂も1週間ずっと入っていない。自衛隊のお風呂って誰でも使っていいの?(使えますよと回答)。(70代後夫妻)
▼地元ボランティアの声
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(熊本有機の会・Tさん)
農家をやっているが、物流がとまっているので出荷できず、野菜があるので避難所を回って届けている。大きい避難所は外部からの炊き出しも入っているが、100人以下の小規模のところには、おにぎりとパンだけのことが多いので、なるべく野菜をとってもらいたいと思い届けている。せめて温かい汁物だけでもあれば、喜んでもらえると思う。
(地元介護ボランティアの声)
自分の家は大丈夫だったので、何かできればと思ってきた。以前介護職だったので、見守りぐらいはできるかと考えた。しばらくお手伝いできれば。福祉避難所のお手伝いをしているが、職員さんたちもとても疲れている。お年寄りたちの話し相手になってくれる人がいるだけでもありがた
▼寄付募集のお知らせ
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活動支援金をお寄せいただくことは、
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【報告】街頭募金4日目終了しました/熊本県阿蘇郡西原村へ資器材・物資を発送しました

みなさま

RSY事務局です。
さきほど、4日目の街頭募金が終了しました。名駅交番前、ナナちゃん人形前、新幹線口噴水広場の3カ所で募金活動を行い、22万6,159円の募金を集めることができました。
今日は午前、午後合わせて延べ49名のボランティアさんにご参加いただきました。今日の募金活動は、仮面ライダーと熊本のゆるキャラ「くまモン」に扮したボランティアさんが登場。注目を集めていました。
  
4日間で延べ250名のボランティアさんにご協力いただき、募金総額は198万5,879円となりました。募金活動に参加頂いた皆さん、また、私たちの活動に大切なお金をご支援下さった皆さんに心から感謝致します。
ゴールデンウィークも街頭募金を行う予定です。改めて詳細をご連絡いたしますので、ご協力お願いいたします。
 
また、名古屋駅で街頭募金を行う中、熊本県阿蘇郡西原村へ資器材・物資の搬出作業を行いました。
資器材搬出作業には、15名のボランティアさんにご協力いただきました。その後大口町倉庫へ行き、現地でニーズが上がっている生活物資等の積み込みを行いました。大口町での作業には、8名のボランティアさんにご協力いただきました。
 
搬出作業には、防災ボラネット守山・名古屋みどり災害ボランティアネットワーク・災害ボランティアネットワーク千種・RSYボランティアの方々が参加して下さりました。
物資は4月26日の午前中に現地に到着する予定です。ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。
 

【報告】RSY熊本地震 街頭募金3日目終了しました!

みなさま

RSY事務局です。

先ほど、熊本地震の街頭募金3日目が終了しました。ナナちゃん人形付近、新幹線口噴水広場で募金活動を行い、41万6,923円の募金を集めることができました。

今日は午前、午後合わせて延べ55名のボランティアさんにご参加いただきました。午前は聖霊高校、長久手高校の生徒が参加してくださり、元気な声を響かせてくれていました。

 

午後は、千種区で活動するゴスペルクワイアTS-Joyさんが、ライブの時に集めたお金を募金してくださり、募金活動にも参加していただきました。また、小学校低学年の子どもが「僕のお小遣いを役立ててください!」と言い募金してくれた子がいました。様々な方がそれぞれの想いを持ってRSYの活動を応援してくださっています。本当にありがとうございます。

 

 

私たちの活動に大切なお金をご支援下さった皆さんに心から感謝致します。ありがとうございました。明日も名駅ナナちゃん人形前で街頭募金を行います。ご協力をお願いいたします。

 

 

【急募】熊本県西原村への資器材搬出ボランティア募集(4月24日・13:00~)

みなさま

RSY事務局です。
4月14日(木)に発生した熊本地震から1週間が経過し、各地で災害ボランティアセンターの開設が始まっています。
その中で本日、RSY宛に資器材貸与の申し出が西原村社会福祉協議会からありました。
そこで「資器材搬出ボランティア」募集します。
 ※4/24(日)13:00名東倉庫集合
急なお願いとなりますがご協力をお願いいたします。
==============
西原村資器材搬出ボランティア
==============
●日時:2016年4月24日(日)13:00~
●場所:名東倉庫(名東区香南2丁目1301-1) https://goo.gl/maps/yGIfj
●集合:16時00分に現地集合。
●内容:資器材の搬入(4トントラック一台分)
●当日連絡先: 090-5000-8386(担当:RSY林)
▼ご協力いただける皆様へ
お手数ですが、info@rsy-nagoya.comまで
①お名前、②携帯電話の番号 ③集合先(現地or事務所)をお知らせください。
当日連絡先まで、直接お電話いただいても構いません。
・怪我などに備え長袖・長ズボン着用にご協力ください。
・各自で飲み物を用意するなど、体調管理をお願いします。
駐車場がありませんのでなるべくお誘いあわせの上お越しください
==============
ご協力をよろしくお願いいたします。

被災地でのボランティア活動を希望されている方々へ

みなさま

レスキューストックヤード事務局です。
被災地では、徐々にボランティアを受け入れられる体制が整いつつあります。

けれども、余震が続いていることもあり、

二次災害に巻き込まれないためにも、
ボランティアに行かれる前に、
留意していただきたいポイントをまとめたものがありますので、

出発する前に、ご一読ください。

以下、災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)
並びに、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD) 準備会からの発信です。

 

4月14日以降、熊本を中心に九州を襲った地震のことでは、様々な情報がテレビやSNSを通じて流れており、

多くの方が被災地、被災者のために「なにかしたい」「なにかできれば」と考えていると思います。中にはボランティア活動の経験がないけれど、やってみたい人もいるでしょう。

被災地でのボランティア活動を希望されている方々へ、お伝えしたいことをまとめました。

 

いま、被災地の中では各所で渋滞が発生し、被災者の暮らしにも影響が出ています。多くの方が個別に被災地に駆けつけることで、緊急車輌や災害復旧作業の妨げになり、さらなる渋滞や混乱が生じることが考えられます。

 

現場に入っている、これまで多くの災害時の支援経験を有する関係者からの情報では、「様々な災害支援の経験を持つ柔軟で、専門性の高いNPO等によるボランタリーな活動」が必要とされています。

 

気象庁の会見(4月20日)では、「熊本県から大分県にかけて活発な地震活動が続いている」「活動が収まる傾向も見られておらず、今後も強い揺れを伴う地震や、家屋の倒壊などに警戒してほしい」と言われています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160420/k10010490651000.html

つまり、現地に駆けつけたとしても二次被害の可能性が危惧されます。

 

現在、災害ボランティアセンターを立ち上げ、ボランティア受け入れの準備を進められています。しかし、宿泊場所の確保が困難、いまだ被害の全容が把握できていないこと、余震や悪天候などにより十分な活動ができないことなどから、個人による積極的なボランティア活動を行うのはもう少し先になるでしょう。

 

こういった状況も踏まえて、もし現地に行くのであれば、3つのことをお願いします。

1)安全管理のために装備を徹底すること

現地で装備品・資機材を調達することが困難な状況です。ウェブサイトなどに掲載されている装備例をもとに、いまお住まいの地域で必要なものを購入し、揃えてください。

参考:東京ボランティア・市民活動センター 「災害ボランティア活動の基本的な装備について」

http://www.tvac.or.jp/news/24281.html

 

2)宿泊場所、移動手段を事前に確保すること

自らの責任で、宿泊場所、移動手段を事前に確保してください。被災地では、被災者や災害復旧作業のために優先的に宿泊場所を提供しています。そのため、被災地から少し離れたところで、宿泊場所を確保することをお勧めします。

 

3)いま住んでいる地域でボランティア活動保険に加入すること

保険は自分のために加入するものです。被災地で加入すると結果的に現地の負担を増やすことになります。

現地に行く前日までにボランティア活動保険(天災タイプ)に加入し、加入した証明(加入証など)を必ず持参してから現地に行くようにしてください。その一手間が、被災地の負担の軽減につながります。

※ボランティア活動保険は最寄りの社会福祉協議会で加入できます

【参考】「ボランティア活動保険」パンフレット:全国社会福祉協議会発行

https://www.fukushihoken.co.jp/fukushi/files/council/pdf/latest/volunteer_activities_pamphlet.pdf

※東京都、宮城県、愛知県、兵庫県など一部加入金額が異なる場合があります。金額等は加入時に最寄り(お住まいの地域)の社会福祉協議会にご確認ください。

 

 

いまはこういった状況ですが、少しずつ変わってきて、多くの方のボランティア活動が必要とされる時期はやってきます。そのための準備を十分にして、一緒に被災者に寄り添いながら、息の長い活動をしていきましょう。

 

そのほか参考情報(熊本県社会福祉協議会・ボランティア情報)

http://www.fukushi-kumamoto.or.jp/list_html/pub/detail.asp?c_id=56&id=7&mst=0&type=

 

災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)

http://www.shien-p-saigai.org/

全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD) 準備会

http://jvoad.jp/

 

熊本地震★被災者支援活動★街頭募金★募集【RSY】

みなさま

RSY事務局です。
先日の街頭募金は、多くの方にご協力いただき、ありがとうございました。
先日2日間で、延べ150名以上の方にご協力いただき、100万を超える募金が集まっています。前回の募金の様子は以下のURLからご覧ください。

【報告】RSY熊本地震 街頭募金1日目終了しました!
【報告】RSY熊本地震 街頭募金2日目終了しました!

今週末も引き続き、以下のスケジュールで街頭募金を行います。
名古屋においてできる支援として、共に街頭に立っていただける方を募集します。是非ご協力ください。

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街頭募金を行います!

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【日時】
・1回目:4月23日(土)10:00~12:00(RSY事務所集合組は9:30)
・2回目:4月23日(土)13:00~15:00
・3回目:4月24日(日)10:00~12:00(RSY事務所集合組は9:30)
・4回目:4月24日(日)13:00~15:00
※午前は事務所から募金箱等の荷物を運びます。お手伝いいただける方は事務所に来ていただけると有難いです。
※午後は、帰りの荷物運び・募金額の集計もお手伝いいただけると有難いです。
※2・4回目のみご希望の方は直接現地集合して下さい。

【実施場所・その他】
・名駅ナナちゃん人形前
・内容/平成28年熊本地震 被災地支援活動募金

参加を希望される方は、下記をRSY事務局(info@rsy-nagoya.com)までご連絡ください。
当日飛び込みも大歓迎ですが、なるべく事前にご連絡いただけると幸いです。

①お名前:
②連絡先(できれば携帯電話):
③参加可能日時:
④希望集合場所:RSY事務所 or 現地
⑤参加人数(代表者が申込む場合):

※大雨・洪水・暴風・大雪いずれかの警報が出ていたら中止とします。

【第3報】平成28年熊本地震に関わるRSYの支​援活動について(4月20日)

みなさま

RSY事務局です。
後ろ髪を引かれながら一旦帰名していた 浦野と松永ですが、ようやく、交通網のマヒが解消されつつあり
また、移動のための車や宿泊先の目途も立ったので本日、再び熊本県に向けて出発しました。
被災地では、物資が届きだしたところもあるようですが、被災地の避難所の運営・環境整備面の人手不足は深刻です。
災害ボランティアセンターの開設の動きもあることから、最初の動きだし支援ができますよう、
現地の受け入れ先との連携にも、注力していきます。

 

▼4月20日からの動き
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【浦野・松永】
(20日)
・19:00 神戸港出発

(21日)
朝、大分港着。竹田市、南阿蘇村、西原村、御船町などを経由して、熊本市内の西区のお寺に入る予定。
そこの協力者と相談しながら、支援の形をつくっていく

【栗田】
20日朝、東京で「あさイチ」に生出演。
21日、熊本県へ入り、現場の状況を確認し、次の支援について検討する

【松山】
東京・日本財団にて、震災がつなぐ全国ネットワーク加盟団体および、日本財団災害支援活動コーディネーター先遣隊の動きを集約。

 

▼企業、団体からの支援
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(中部土木・トイレカー)
中部土木株式会社様から、トイレカーの貸し出しをいただきました。
車だけでなく、ドライバーもついていただき、生活用日やブルーシート・土嚢袋など
被災者のニーズに応じた物品を積んで、被災地まで運転して下さいます。
・本日出発し、明日の午後には西区のお寺に到着予定。

(あいち生協)
・だいこん・じゃがいも・にんじん・豚肉・米・味噌・カレールーなど500人分の食材を調達し、名古屋事務所まで届けて下さいました。

 

▼企業、団体からのご寄付
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中部土木株式会社様

 

▼寄付募集のお知らせ
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活動支援金をお寄せいただくことは、
被災地の為に現地に行って活動するのと同様にとてもありがたいです。
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▼名古屋での募金活動
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【日時】
・1回目:4月23日(土)10:00~12:00(RSY事務所集合組は9:30)
・2回目:4月23日(土)13:00~15:00
・3回目:4月24日(日)10:00~12:00(RSY事務所集合組は9:30)
・4回目:4月24日(日)13:00~15:00

※午前は事務所から募金箱等の荷物を運びます。お手伝いいただける方は事務所に来ていただけると有難いです。
※午後は、帰りの荷物運びもお手伝いいただけると有難いです。
※2・4回目のみご希望の方は直接現地集合して下さい。
【実施場所・その他】
・名駅 ナナちゃん人形前
・内容/平成28年熊本地震 被災地支援活動募金
・連絡先/090-5000-8386(RSY林)

参加を希望される方は、下記をRSY事務局(info@rsy-nagoya.com)までご連絡ください。
当日飛び込みも大歓迎ですが、なるべく事前にご連絡いただけると幸いです。

①お名前:
②連絡先(できれば携帯電話):
③参加可能日時:
④希望集合場所:RSY事務所 or 現地
⑤参加人数(代表者が申込む場合):

※大雨・洪水・暴風いずれかの警報が出ていたら中止とします。

【報告】RSY熊本地震 街頭募金2日目終了しました!

皆さま

RSY事務局です。

さきほど、熊本地震の街頭募金活動2日目が無事に終了しました。今日は名古屋駅のナナちゃん人形前、名古屋駅西口にある噴水前、名古屋地下鉄の出口付近の3箇所で募金活動を行い、90万5,550円という昨日に続いて非常に多くの募金が集まりました。
RSYのボランティア・会員さん、中部たすけあいネットワーク、愛知淑徳大学CCCから大学生への呼びかけに応えてくれた学生や、ニュースや新聞などで募金活動を知った方など、のべ100名近くでの活動となりました。
午前は雨が降る中での活動となりましたが、最大で45名のボランティアさんにご参加いただきました。昨日は仮面ライダーに扮したボランティアさんが参加していましたが、今日は「ア∞ス戦隊ゴミ拾いレンジャー」という戦隊に扮した団体にもご協力いただき、子どもたちに大好評でした。
 
午後からは雨も止み、晴れ模様の中の募金活動でした。夏の日のような暑さの中、午前と同じく最大45名のボランティアさんにご参加いただきました。参加者の中には東海大学の学生もいました。twitterでRSYの募金活動を知り、参加してくれたとのことでした。住んでいた寮が被災して帰省していたとのことで、「ライフラインは全て止まっていて、何が必要なのかも全然把握できていない」と話されてました。
 
今回の街頭募金活動は、2日で150名近いボランティアの方々に関わっていただき、総計134万2,797円の募金が集まりました。
2日間の募金活動に参加頂いた皆さん、また、私たちの活動に大切なお金をご支援下さった皆さんに心から感謝致します。ありがとうございました。
皆様からご寄付頂いた大切なお金は、被災地でのボランティア活動資器材の提供やボランティアコーディネーターの派遣、被災された方のニーズに合わせた炊き出し、生活用品の提供等に活用させていただきます。
来週も街頭募金を行う予定です。詳細が決まり次第ご連絡させていただきますので、引き続きご協力をよろしくお願いいたします。
 
▼寄付募集のお知らせ
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活動支援金をお寄せいただくことは、
被災地の為に現地に行って活動するのと同様にとてもありがたいです。
大切に使わせて頂きますので、どうぞよろしくお願い致します。

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【第2報】平成28年熊本地震に関わるRSYの支​援活動について(4月16日)

みなさま
RSY事務局です。
本日19:30頃、常務理事・浦野、事務局次長・松永が名古屋に戻りました。
未明から午前中にかけた活動の様子を下記の通り報告します。少し長いですが、当日の様子をできるだけ克明に書かせて頂きました。被災者の方々の生活状況や心情が少しでも伝わればと思います。
RSYでは、現地の安全性や状況を冷静に判断しつつ、来週以降、最善の支援体制を整えるべく検討してまいります。既に具体的なご支援のお申し出を頂いている皆様、募金にご協力下さった皆様に心から感謝致します。
引き続き、ご支援の程をよろしくお願い致します。(報告者:浦野)
【M7.3、震度6の揺れ】
1:30頃ミーティングを終え、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)準備会事務局の明城さんも含め 3人が各部屋に戻り休んでいた時、「キュイーン、キュイーン」という緊急地震速報の音と共に、激しい揺れが襲いました。
箱の中入れられて何度も大きく左右に揺すられるような感覚で、揺れている間は布団にくるまる程度のことしかできませんでした。揺れは30秒~40秒ぐらいの長さに感じました。大きな揺れが収まった後、周囲を見回すと、テレビは吹っ飛び、部屋中に、書類や私の荷物などあらゆるものが散らばっていました。呆然としているとすぐに次の余震が始まりました。不覚にも、怖くて足がすくみ、次にどんな行動をすればよいのか一瞬迷いました。とにかく同じ6階フロアの部屋を借りていたスタッフに声をかけ、身支度をして1階へ避難。直後から自家発電に切り替わり、断水も始まりました。
携帯電話の灯りを頼りに近くの駐車場へと移動。目の前のアパートから助けを求める声が聞こえ、住民の方々と救助に当たりました。その後も歩いていられないほどの強い余震が何度か続きました。住民の方々が続々と避難所へ移動して行きます。私たちも後に続きました。
【大津町役場/近隣公園に避難場所】
公園に着くと、グラウンドの上にブルーシートを敷いた場所に、約100名が野ざらしの状態で座っていました。生後2ヶ月の乳幼児から95歳のお年寄りまで年齢も様々です。特に、近隣の有料老人ホームの入居者9名が避難していたことや、けが人もいて、「地べたに座っているのが辛い」という声があったので、常駐していた役場職員に椅子の貸し出しを求めました。また、少しずつ風が出てきて冷え込んだため、カイロや日赤の毛布を包んでいた銀袋などを配布し、防寒対策に努めました。お年寄りは車椅子や椅子に座ったまま同じ姿勢をとっているので、エコノミークラス症候群の危険がよぎり、水分補給とトイレ介助を手伝いました。水分補給を促すも、トイレの心配をして「いらない」と言っていた方も、コップを口に運ぶとゴクゴク喉を鳴らしながら飲んでいました。
また、役場から出入り口の確保しやすい部屋をかり、ダンボールと毛布でオムツ替えマットを作りました。瓦が落ち、めちゃくちゃになった有料老人ホームの中から、薬・オムツ・ポータブルトイレ、入れ歯・入れ歯入れなどを取り出し、部屋に設置しました。この部屋は赤ちゃんのオムツ替えにも使われました。ただ、常に余震が続いていたので、揺れが大きくなったらいつでも外に出られるよう、2人以上で対応していました。
明け方、公園のすぐ近くの社会福祉協議会内に、多目的室の空きがあることが分かり、9名のお年寄りを搬送しました。そこは、福祉避難室のような位置づけになっていましたが、備品がほとんどなかったので、座布団3枚と毛布で作った簡易寝床を作り、ようやく一人の方が横になれる環境が整いました。暖かい場所に移動し、ほっとしたのか、うとうとされる方も多くいました。
しかし周囲を見渡すと、皆さん土足のまま避難しており、廊下で寝ている人の脇を靴のまま人が移動するという状況でした。また、障がい者トイレも詰まりがちで、役場の職員の方が全て対応していました。住民自治の雰囲気はまだありませんでした。
【次第に大きくなる避難所の課題/明城氏の報告より】
余震の恐れや避難所に入れるスペースがあることを知らない、一杯で入れないなどの理由で、屋外で生活している被災者も多数いらしゃいます。夜からの雨の予報に伴い、避難者の人数も次第に増えており、体調不良者を部屋分けすることもできず、DMATスタッフがその場で付き添う姿も見られました。とにかく、避難スペースの確保、公衆衛生環境を整える、物資不足が急務の課題。
【住民の声】
・90年以上生きてきてこんな風な経験をしたのは本当に初めて。
・2ヶ月の子どもの体調が心配。よく眠ってくれるのがせめてもの救い。オムツを持ち出せなかったが、同じような子どもをもつ避難者の方が分けてくれた。嬉しかった。
・屋根瓦がおちたから雨漏りするだろう。そうすれば家にはいられない。ブルーシートなどでカバーすればよいのか・・誰にたのめばいいのか?
・先日じん帯を痛めていて、ギブスのまま歩いて避難した。椅子がもらえてとても楽になった。
・何度もトイレにつれていってもらって本当に申し訳ない。本当にごめんね。