RSY不定期学習会「中国青海省地震・四川大地震 被災地からの報告」を開催しました

6月29日(火)19時よりRSY不定期学習会を行いました。
今回はCODE海外災害援助市民センターの吉椿雅道氏を名古屋にお招きして、「中国青海省地震・四川省大地震 被災地からの報告」というテーマでご講演いただきました。
吉椿さんは2008年5月12日に発生した四川省大地震の発災直後から現地へ入りました。特に支援の手が届きにくい山間部の被災地域である光明村を活動拠点とし、現在も継続的な支援を展開しています。今月に入って4月14日に発生した青海省の被災地を訪問し、一時帰国されました。四川省から被災地である青海省玉樹チベット自治州までは、なんと車で2日半かかったそうです。その距離1200km、標高3700~4000mの高地で、最初の2日間は高山病でひどい頭痛に見舞われたそうです。立地条件の厳しさによる支援活動の困難さを肌で感じつつも、被災された方々へ支援物資やKOBEの被災者が作るハンディクラフト「まけないぞう」を手渡しし、現地調査にもあたられました。学習会では、なかなか日本では聞くことのできない現地からの報告を臨場感あふれる語りでお聞かせくださいました。
■四川省大地震(光明村)
四川省では復興の格差が依然として課題となっていました。これまで過去4度に渡りパンダタオルをお届けし、RSYとの交流のある光明村で唯一のお医者さんの診療拠点となっていた仮設住宅が撤去され、

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7 月ボランティアDAYのお知らせ

みなさま
 いつもお世話になっております。
 7月のボランティアDAYの日程が決まりましたのでお知らせします。
 7月7日(水)13:30~15:30
 7月13日(火)13:30~15:30
 7月22日(木)10:30~12:30
 いずれもRSY事務局で行います。
◆活動内容
 先月に引き続き、岐阜県瑞浪市の陶(すえ)町のみなさまよりいただいた陶器
の洗浄作業を行います。この陶器は被災地で使っていただくため、洗浄後有事に
備えて保管いたします。
 時間の変更などが生じる場合がございますので、ご参加いただける方はご連絡
いただけたら幸いです。
 返信先はinfo#rsy-nagoya.comです。(#を@にかえて送信してください。)
 
 また、6月のボランティアDAYの報告はHP上にて紹介しておりますので、下記
アドレスをご参照ください。
 6月16日
 http://localhost/~hayashimasaki/wordpRSY/2010/06/post-182.html
 6月21日
 http://localhost/~hayashimasaki/wordpRSY/2010/06/621.html
 
 よろしくお願いいたします。

「防災の森づくり 川づくり」第1回シンポ終了

 皆さま
 お世話になっております。スタッフの関口です。sodashinpo2.jpg
 本年度のRSY事業「防災の森づくり 川づくり」第1回シンポジウムを6月27日(日)、名古屋市中区栄で開催いたしました。近年の水害の被害を拡大させる要因が、河川の問題だけでなく上流の森の荒廃にもあると言われていることから、山と川の関係を防災の視点から見直してみようという新しい試みの一つです。
 事業を企画するきっかけとなった昨年夏の兵庫県佐用町の水害被災地で、「炭」をつかった復興プロジェクトに取り組む神戸市の被災地NGO恊働センター代表、村井雅清さんにプロジェクトの成果などを報告していただきました。人口約2万人の山あいの佐用町では、かつて竹炭生産が産業として成り立っていましたが、現在は需要がなくなり、炭づくりも途絶えていました。それと同時に山の手入れがされなくなり、水害後も土砂崩れや流木を発生させた山林の多くは放置されたままだそうです。
 復興とまちおこしを兼ね、炭づくりを復活させようと15年間使っていなかった炭焼き窯に再び火を入れ、大阪の大学生たちが佐用の炭の商品化に乗り出すなど、「考えられない現象」が起こり始めているという報告がありました。
 続いて、岐阜大学応用生物科学部教授の木村正信さんに、科学者の目から森林と防災の関係について解説していただきました。健康な森は土壌がスポンジのように水を吸収し、保水機能を発揮します。そして森の木は土壌に根を伸ばし、地盤を安定させます。ただし、これらが必ずしも洪水や土砂崩れの防止に役立っているとは言えず、むしろ森の保水能力を超える大雨や、木が根こそぎ流されてしまう土砂崩れが問題となっているという、非常に冷静な視点を提供されました。
sodashinpo1.jpg そして岐阜県本巣市に本社を構える(株)井納木材社長の井納英昭さんには、里山の雑木を束ねる「粗朶(そだ)」を使って河川の基礎工事を行う「粗朶沈床工」の歴史と実例について話していただきました。万葉集の時代から使われていたという粗朶は、明治時代にオランダ人技師デ・レーケによって河川工事に使われ、伊勢湾台風の堤防復旧にも用いられたそうです。しかし近年は護岸整備がコンクリートにとってかわり、農閑期に粗朶づくりをする農家もいなくなってしまいました。こうした山と川を結ぶサイクルが途切れてしまうことが自然のしっぺ返しとして表れてきているのかもしれません。井納さんは「病は気からと言いますが、川の病は”木”から、です」と言われました。
 後半のシンポジウムでは代表理事・栗田の司会でこの3人が討論。村井さんは「中越地震や能登半島地震の被災地で家屋被害が少なかったのは、しなやかな木で頑丈な家を建てていたから。昔の知恵を守る”もう一つの社会づくり”を減災の取り組みに導入したい」と提言。木村さんは「温暖化の危機はすでに表れているが、異常気象イコール災害ではない。災害は乱開発をはじめとする人間の行為が関係している。明らかな社会現象だ」と厳しく指摘されました。
 会場には佐用町の被害の様子を映した写真パネルや、粗朶沈床工の模型などを展示し、理解を深めてもらいました。
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 こうした山と川の関係を実際の現場から考えてみようと、本事業では井納さんたちの案内で岐阜の森を見学し、粗朶づくりを体験する講習会を開きます。まずは7月10日(土)に岐阜県揖斐川町の里山を見学します。10:00に貸し切りバスで名古屋を出発し、17:00までに名古屋に戻ってくるツアーです。
 参加ご希望のかたはお名前とご住所(市区町村まで)、ご連絡先をご記入のうえ、メール(info@rsy-nagoya.com)かファクス(052-253-7552)でお申し込みください。レスキューストックヤード会員以外のかたは参加費1000円を当日お支払いください。
 どうぞよろしくお願いいたします。

総会が終わりました&ホームページが充実!

事務局より、松田です。
梅雨の合間の晴れ間がすがすがしいですね。
先日の土曜日、RSYでは2010年度の通常総会を無事終えることができました。当日また委任状にてご出席いただいた会員の皆様、また基調講演にご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。
NPOのみならず、社会をとりまく情勢は決して明るい話ばかりではありませんが、今年度も、RSYは明るさを忘れず、しかし災害に強いまちについて真面目に考え、具現化していく所存です。皆様のさらなるご支援と叱咤激励のほど、よろしくお願いいたします。
さて、総会に合わせての事務局長の強権発動で(?)、関口さんにウェブサイトの内容を拡充してもらいました。各種事業報告書や、制作した成果物などダウンロードできる資料が大幅に増えました。みなさまの地域等でご活用いただければ幸いです。
RSYウェブサイトへのご意見、ご感想、そしてウェブサイトを触るのが大好きというボランティアさんも募集中です!事務局までお知らせください。ふだんも、緊急時も活躍するウェブサイトでありたいと思っています。

For listeners of Radio-i Disaster Prevention Tips

毎月早朝からDisaster Prevention Tipsを聞いてくださっている方へ。いつもありがとうございます。名古屋国際センターが発行する6ヶ国語版「防災マニュアル」はここからダウンロードできます。
Disater prevention multilingual manuals issued by Nagoya International Center can be downloaded here.

はじめまして 本田と申します。

レスキューストックヤードのボランティアにこの4月から関わらせていただいている本田です。ボランティア活動に参加するのは初めてで自分が全く知らなかった世界、ボランティアの事を日々勉強しておりまして、まだまだ初めての経験がたくさんある中で学ばせてもらっています。
私は今、岐阜県陶町からRSYへ無償提供して頂いた陶器を整理する作業を担当しています。おしゃべり食堂用に仕分けた大皿とお茶碗が大活躍でとても喜んでおります。また、RSY事務所には今ミニバザーコーナーを作っていてバザー用に仕分けたコップなどを来所された方に買っていただいた時はとても嬉しかったです。また、災害が起きた時に生活用品を失った方々のためすぐに被災地に送り届けられるように、ボランティアDAYにご協力をしていただいて陶器を選別して洗浄する作業もしています。最初は、一人で作業をしていた部分もあり、暑い中では大変でしたが他のボランティアさんにも協力して頂き、みんなで協力することの素晴らしさを学びました。
また、5月の始めに初めて参加をした募金は、今まで自分が募金を呼びかける側
立ったことがなかったのでとてもいい経験になりました。ボランティアに関わるまで無関心でいた自分がいて逆の立場になって初めて気づいてわかった事がたくさんあり、当たり前の事なのかも知れませんがお金の金額などは全く関係なく、例えば1円でもいいので自分自身が少しでもこの募金の協力で力になれたらと思う心の気持ちが大切だという事を学びました。募金活動を見ていてくださって、呼びかけが終わった後に募金をしてくださった方もいました。もし自分はと考えてみたら、そういった行動を考えもしなかったと思い学ばせていただきましたし、私はとても感動しました。今回、募金を通じて素直に相手に対して感謝をする気持ちや、自分の反省すべき点を見直せるとてもいい経験をさせていただきました。
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木造住宅耐震補強相談会について

みなさま
 RSY会員の㈱ウッドピタ様より、「木造住宅耐震補強相談会」のお知らせが届
いておりますので、ご案内いたします。
 
日時:7月3日(土) 13時30分~
場所:矢作建設工業㈱ 8階会議室
(名古屋市東区葵3-19-7 葵センタービル8階)
 特別セミナーとして、代表理事・栗田が「大震災に学ぶ、本当に必要な防災対
策とは」という題目で講演をさせていただきます。
 セミナー後に行われる個別相談会では、耐震補強のプロフェッショナルに耐震
補強や耐震診断などのご相談に一つ一つ丁寧にお答えいただけます。
  
 お知り合いやご近所の方で木造住宅について何かご心配事がおありの方がい
らっしゃれば、是非この機会に参加していただきますよう、ご案内下さい。
なお、当日は予約制です。
詳細は下記チラシをご参照のうえ、
添付の案内チラシの返信用ハガキをご利用頂くか、㈱ウッドピタまでご連絡くだ
さい。
よろしくお願い申し上げます。
チラシはこちら!
20100703木造住宅耐震補強相談会

6月21日ボランティアDAYの報告

みなさま
お世話になっております。
6月21日(月)、13時30分からボランティアDAYが行われ、中京大学の学生さんに協力してもらい総勢4名で活動しました。
前回同様に、この陶器は被災地で使っていただくため陶器を選別・洗浄・こん包作業をしました。皆さんと相談しながら色々なアイディアをもらったり、担当を分けることで効率よく作業することができました。
お手伝いいただきありがとうございました。
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【ご案内】RSY不定期学習会「中国青海省地震・四川大地震 被災地からの報告」開催のお知らせ

皆様
いつもお世話になっております。
RSY事務局ボランティアの加藤です。本日は、RSY不定期学習会のご案内をさせていただきます。
RSYでは、2008年中国四川大地震発生後から今年3月にかけて、「パンダタオルプロジェクト」を行ってきました。発災から2年を迎える5月12日に向けて4月上旬よりメモリアルイベントの準備を進めていたところ、4月14日に中国青海省地震が発生しました。地震はM7.1を記録し、2,000名以上もの尊い命が失われました。
パンダタオルプロジェクトの協力団体であったCODE海外災害援助市民センターが支援募金を開始したため、RSYでもメモリアルイベントの一環として「中国青海省・四川大地震被災地支援募金」を実施しました。活動には多くのボランティアさんが参加して下さり、イベントと募金活動で集められたお金の一部を、CODEに寄付させて頂くことになりました。
今月、青海省を訪問されたCODEスタッフ・吉椿さんが一時帰国されたため、急きょ名古屋にお招きし、現地報告を行うことになりました。
日本の報道機関からは、今やこの地震の情報を入手することはほとんどできなくなってしまいました。被災された方々の生の声を聞く貴重な機会になると思いますので、皆様お誘い合わせの上、ぜひご参加ください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 転送大歓迎
RSY・不定期学習会
「中国青海省地震・四川大地震 被災地からの報告」
日時:6月29日(火)/19:00~21:00
場所:名古屋建設業協会1階 会議室
名古屋市東区泉1-13-34 RSY事務所は2階
※アクセス:名古屋市営地下鉄桜通線・名城線
「久屋大通駅」1A出口より徒歩3分
参加費:無料
申込:不要
内容:講演テーマ:『中国青海省地震・四川大地震 被災地からの報告』
講師:吉椿雅道氏(CODE海外災害援助市民センター スタッフ)
青海省地震の被災地の現状と、継続して支援を続けられている四川大地震の被災地・光明村の現状をお話していただきます。
[お知り合いにぜひご周知を!]
RSYホームページにチラシをアップしますので、身近な皆さんにぜひご周知ください。
チラシはこちらをご覧ください。

中学生分散学習&ボランティアDAYのご報告

みなさま
お世話になっております。
6月16日、名古屋分散学習として、三重県桑名市立陽和中学校の生徒さんがレスキューストックヤードを訪問してくれました。NPO法人、ボランティアにたくさんの質問があったようで、みなさん真剣に説明に耳を傾けて学んでいたところが印象的でした。その後に、ボランティア体験として、岐阜県陶町よりご提供いただいた陶器の洗浄・選別作業を手伝ってもらいました。この陶器は次の被災地で使って頂く予定です。ボランティア活動は初めてだったようで、この分散学習で何かを感じてもらえたらいいなと思います。
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陶器の洗浄・選別作業は6月21日(月)13:30~15:30のボランティアDAYでも行います。
ご興味のある方、ご都合のつく方は是非ご参加いただければと思います。
6月ボランティアDAYのお知らせ