I Love Japan

最近どうしても日本食が食べたくなり、昨夜ネットで検索したところ、「はな」という日本食のスーパーがヒットしました。
今日、早速そのお店に行ってきました。
住宅街の一角にひっそりたたずむ小さなかわいい店構え。
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中に入ると、日本人らしき年配の男性がレジに立ってニコッとほほ笑んでくれました。
私も微笑み返しつつ店内を物色すると、なつかしいお菓子、調味料、レトルト食品、野菜など豊富な品ぞろえ。久しぶりに見た納豆は、即カゴの中へ入れました。
このお店は開店から2年目を迎えたばかりで、店主さんは日本人でした。いつからDCへ?という質問に「もう40年になります。でも私は日本人です。」と答えて下さいました。
その「私は日本人です」という言葉に妙にジーンとしてしまいました。
日本にいる時には、自己紹介の時に「私は日本人です」なんてことはまず言わないですよね。でも一歩海外に出ると必ずその言葉を口にすることになります。
「私は日本人です」
この言葉は、同時に自分が日本人であることの誇りや自覚、ここにいる他者との違いを感じさせてくれます。そして、日本を外から見るということは、自分自身を外から見つめ直すということにもつながります。
ということで、これが今日の戦利品です。
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早速白いご飯に梅干し、味噌汁の昼食を食べました。
はぁ~、生き返った~。
I Love Japan!

幸運を願って

今日、クラスメイトが一人卒業していきました。
短い間でしたが、時折疲れた顔の私を見て「大丈夫?」と声をかけてくれ、その気遣いが嬉しかったので、感謝の気持ちと出会いの記念に何か贈り物をしようと考えました。
ちょうど日本を発つ時、友人からの餞別できれいな折り紙をもらっていたので、それで小さな小物入れを作り、折り鶴・亀を入れて渡しました。
日本では鶴と亀は幸せと長寿のシンボル。あなたにこれからも幸運と健やかな人生が長く続くように願いを込めたということも伝えました。
本当にささやかな贈り物でしたが、渡した後のハグの勢いから、喜んでくれたことを感じました。いつもながら、もっと言葉ができれば、沢山の思いを伝えられるのになぁ、と悔しさは残りましたが、まぁその役割は、あの鶴と亀が果たしてくれただろうと信じることにしました。
学校終了後に、今日はアメリカの中枢、ホワイトハウスに立ち寄りました。
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強風の中、建物をじーっとみていると、窓からオバマ大統領がこっちを見て手を振ってるのが見えました・・ってことはありませんでしたが、はためく国旗とテレビでおなじみの真っ白な建物を前にして、アメリカの地に自分が立っていることを改めて実感しました。

渡米から1カ月

今日10月28日で、渡米から丸1カ月が経ちました。
毎日が必死過ぎて、あっという間に日々が過ぎています。
毎日、RSYのメーリングリストやブログにアップされる情報に目を通す中で、スタッフやボランティアさんの様子を思い浮かべながら、改めてこのような時間を自分に与えて下さったことに心から感謝しております。
今日は学校で2回目のフィールドトリップがあり、会話の練習も兼ねて参加しました。お城のような「Old Post Office Pavilion」の最上階から見たDCの街並みです。
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写真左下方のクリーム色の建物は、かの有名な「FBI」。異様なまでの存在感を放っております。前方には、小さくですが私の大好きなDCのシンボル「THE UNITED STATES CAPITOL」が見えます。今日は抜けるような秋晴れの空だったので、遠くの景色も良く見え、久しぶりに気持ちのよい1日となりました。
そして週末はハロウィン。
宿舎の玄関を開けると、早速不気味な人形の出迎えです。
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日本では全くなじみがなかったので、勝手がわからず戸惑う私の心とは裏腹に、DCの街中は少しずつ活気づいています。

奄美地方の大雨について(第 3 報)

皆様
栗田です。お世話になります。
26日より現地入りしております震つなメンバーから報告がありましたので、その概要
をお知らせします。
・本日は台風の影響で災害ボラセンは午前中のみ。29~30日はお休みとし、31日から
再開の予定。すべては台風次第。
・午後からはボラセン職員(地元社協、島内社協)が中心となって、各地区の被災状
況及び作業の進行状況についての調査に同行した(地区長への聞き取りが中心)。地
区内では片付けが済んでいない世帯もあったが、それは避難所で生活している世帯が
ほとんどで、後日片付けの段取りを組み、順次作業されるとのこと。
・住民の声「当時は、雨が強く泥水が海に流れているなと思っていたら、崖が崩れ
た。」「基本的には住民たちは頑張っている『助け合いはあたりまえ、あんたらには
わからんかなぁ』」「ダメなときには社協とか役場に言うよ、ボランティアはとりあ
えず作業の人手には助かる。だが、台風が過ぎてみないと状況はわからない。手伝い
が本当に必要なときはいえるところはたくさんあるし」
・道路を埋め尽くしていた土砂の片付け作業が進み、通行には支障が無い(通行止め
や片側通行は依然として多いが)。昨日より道路の状況は良くなっている。しかし山
から水がどんどんでていて、道路は車が走ると車の背丈ぐらいしぶきが上がる。とこ
ろどころ15センチくらい冠水していて走行に注意が必要。
・山が動き、がけが崩れ、それでなくても地盤が緩んでいて、何が起きても不思議で
はない。本当に台風で被害が拡大しないことを祈る。
以上です。
なお、震つなメンバーの派遣には、日本財団の助成金が活用されています。今回の豪
雨では島内の福祉施設に寄贈された福祉車両も多くが水没していることから、当該施
設を訪問して状況をお聞きし、新しい車両の支援など、今後の施設再建に向けた情報
提供にも寄与しています。
とにかく、これ以上の被害が出ないこと、また他の地域にも被害がないことを本当に
願ってやみません。皆様の地域も十分お気をつけください。

Japanese Library

今日は朝から雨。
一時台風並みの激しい雨となりましたが、夕方から回復しました。
とにかくDCの天気は1日のうちでコロコロ変わるため、傘の常備は必須です。
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そして、今日はかねてから気になっていた日本図書館へ行ってきました。
その名も「Sasagawa Peace Foundation(笹川平和財団)」です。
ウェブには震つなやRSYもお世話になっている日本財団のロゴが入っていたので、少し関係があるのかと尋ねたところ、たまに一緒にイベントをやることもあるとのこと。
主に日米交流を目的に作られた図書館なので、これに関する専門書や、DCを去った日本人が寄付していった書籍・ビデオテープなどが貯蔵されています。
もちろん日本の雑誌や新聞(経済、毎日、読売等々なんでもありました。でも中日はなかったなぁ・・・涙)も自由に閲覧できます。久々の日本語新聞にコーフンしました。
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こじんまりとした小さな図書館ですが、とても静かで快適な空間です。
受付の方はDC居住歴14年の素敵な女性で、久しぶりに日本語で沢山話しました。
学校から歩いて10分以内にあるので、息抜きがてらまた立ち寄ろうと思います。
 

愛知県職員 研修生Sさん・Tさんの感想

愛知県職員の研修生もついに第五弾となりました。SさんとTさんは初日、カッチリとしたスーツ姿で登場したのがとても印象的でした!11月7日のあいち防災フェスタに向けての準備を主にお手伝いいただき、当日展示するパネルの作成を熱心に調べながらやっていただきました。他にも、水害講座や本日のボランティアDAYでの『あるある』発送作業に参加してくださり、最後はRSYの事務所に設置しているバザーコーナーで楽しくお買い物もしていただきました。
これで愛知県職員の研修生は最後となり、今日までに計10名の方に来ていただきました。色々な部署の方に関わっていただき、教えていただくことや刺激も多く、このような交流ができたことを嬉しく思っています。
今後もぜひ時間の許す限り、気軽にイベントや勉強会・サロン等、参加していただければと思います。
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Sさんの感想:
以前から、レスキューストックヤードさんの活動は新聞やテレビで拝見させて頂いており、非常に感心が強かったところに今回、研修に参加できて大変貴重な経験を積むことができました。事務所へは、気軽にボランティアの方々で出入りをされて活発な意見が飛び交い活気があり大変刺激を受けました。とにかく、いろんな分野の人がみえるので、今度は誰が来たのだろうとドキドキしました。スタッフやボランティアの方々は、防災という守備範囲は広い分野に対して柔軟にかつ熱心に研究されていて、その手法は大変勉強になりました。
研修の中で特に、NHK解説者の山崎氏の講演や水害についてワークショップに参加できたことは良い経験となりました。私の住まいは、岐阜県大垣市にあり昔から水害で苦しんだ地域でした。そういった背景も踏まえ、私自身も地元の消防団で消防や水防についての訓練や点検を日頃しています。仕事を持ちながらの活動となるため、なかなか大変な部分をあります。はっきり言って、辞めたいと思っていました。だいたい、来るか来ない分らない災害のために何で、無償でこんなことしなければならないのかと思う時もありました。
しかし、この研修を通して、「防災=コミュニティ力」なんだということをなんとなく実感しました。私にも、地域の一員として、地域コミュニティや防災について考える場があることだけでも幸せだと思いました。
これらの経験を今後の愛知県行政に役立つように努めてまいります。レスキューヤードスタッフの皆様並びに、いろいろご指導頂いたボランティアの方々どうも有難う御座いました。
Tさんの感想:
6日間という短い時間でしたが、研修の中でいろいろと考えを改めさせられることが多かったと思います。
今までは正直に言って、いつ起こるか判らない不確定要素の多い災害のために、防災の準備をするのは億劫で防災対策をしたことはありませんでした。しかし研修を通じて、「もし実際に大地震等の災害が起きたら、家具が倒れて部屋から出られなくなくなるだろう」、「電話が通じなくなるだろう」、「気持ちが逸り何もできなくなるだろう」と、様々な困難が起きることを具体的にイメージできるようになったのは大きなことだと思います。
また、水害に強いまちづくり講座のワークショップでは参加者の防災に対する熱意あふれる姿にあてられて、今後、積極的に防災のボランティア活動に参加できたらよいと思うようになりました。
末筆ですが、レスキューストックヤードのスタッフの皆様、貴重な経験をさせていただき本当にありがとうございました。
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Sさん、Tさん、そしてこれまできていただいた研修生のみなさん、ありがとうございました!

10月27日ボランティアDAYの報告

みなさま
 本日のボランティアDAYが終了しましたので、報告をいたします。
今回はRSY機関紙『あるある』52号の発送作業を行いました。
 今日は中京大学の学生さん2名と愛知県職員の研修生2名にお手伝いいただきました。学生さんからは県職員のお二人へ仕事についての質問があったり、県職員のお二人は学生時代を振り返ったり、楽しく会話をしながら作業を終えることができました。
 今日は少人数での作業でしたが、実は昨日も頼もしい助っ人が来てくださっていました!編集員のSさんが、長3封筒用に『あるある』を三つ折りにする作業を県職員のお二人と終わらせてくださいました!その助けもあって、今日はスムーズに作業ができました。
 ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。
 52号の特集1では、『東海豪雨に備える~東海豪雨を見直してみよう~』ということで、今年で10年を迎えた東海豪雨を改めて取り上げています。
 特集2では、50号にも登場した大空家が再び登場!50号で被災した大空家。今回は、『じしんだゾウ!あなたの家族は大丈夫!?~大空家の避難物語 避難所編~』として、避難所での様子を漫画でわかりやすく表現しています。大空家の避難物語は今後も続いていく予定です。
 会員のみなさまには近日中にお手元に届くかと思いますので、少々お待ちください。
 『あるある』は会員の皆様にお送りしております。購読という形でも送付させていただいておりますので、詳しくは以下のページをご覧ください。
http://www.rsy-nagoya.com/rsy/nyukai/post-13.html
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●上の写真は昨日の様子です。
(まだまだ山積みの『あるある』!)
●下の写真は今日の様子です。
(作業終了まであと少し!のところでの一枚。)
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奄美地方の大雨について(第2報)

皆様
栗田です。お世話になります。
昨日(26日)より現地入りしていただきました震つなメンバーから電話による報告がありましたので、その概要をお知らせします。
・報道でも頻繁に取り上げられている住用町の被害は深刻で、市内のボランティアさんによる復旧活動が続いている。
・一方で、それ以外の龍郷町や大和村、宇検村などは、被災した地域が限定であったこともあり、ボランティアというより、地域住民の助け合いを主体として(「結(ゆい)」が残る地域互助の模範的な取り組みがあった)、行政・社協等が一致団結して動き、ほぼ復旧作業は終了している。
・ただし、被災者の一部でいまだ自宅に戻れない方や、当然ながら今後の生活に不安を感じられている方も多い。行政の混乱も続いていて、疲労困憊の様子である。
・なお、台風が近づいてきており、これ上の被害が出ないことを祈りつつ、警戒を強めている。
以上簡単ですが、現状をご報告させていただきます。
外部支援としては、作業ボランティアとして現地入りすることではなく、お見舞いの気持ちや引き続き応援しているというメッセージが届く支援のあり方が必要だと感じています。

秋の気配

今日は1日曇り空。
日本も大分寒くなってきたようですが、DCにも確実に秋の足音が聞こえています。
通学路の街路樹もだんだん色づいてきました。
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今日は、授業でディスカッションの時間に奄美大島での水害の話題を出しました。
昨日からカザフスタンとグルジアからの新しいクラスメイトが2名加わり、現在は5人のクラス。奄美の被害の様子やボランティアの動きなどを説明すると、「ロシアでも大洪水で家畜が流されたり、山火事で被害が出たことがある。」「グルジアでも地震や水害が時々起こるので怖い」など、特に、実際の災害現場に立ち会ったことがある人は興味を持って聞いてくれました。
ただ、被災地へボランティア活動に行った経験のある人は一人もいませんでした。
もっと言葉ができれば、日本のボランティアの心意気みたいなところも詳しく話せたのになぁ。。。
ちなみに先生の話では、ワシントンDCは2006年に若干の水害の被害はあったものの、それ以外は大きな災害にはほとんどあっていないそうです。でも水害や台風などは心配だそう。また、去年は大雪で町中の交通機能がマヒしたらしいので気は抜けません。
さて、ちょっと余談ですが、最近の私のささやかな楽しみをご紹介します。
私のメトロの最寄り駅「Union Station」地下のフードコートにある、中華料理屋さんのランチパック。チャーハン、厚揚げとブロッコリーのニンニクいため、照り焼きが入っています。これで約7ドルですが、疲れもぶっ飛ぶおいしさです。
2日に1回はお世話になって、私の心身の支えになっています。
盛りが良すぎてぐちゃぐちゃですが、味はほんとにおいしいですよ~。
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奄美大島に想いを馳せる

皆さま、こんにちは。
ここDCに来てから今日で20日が経ちました。
英語と生活に慣れるにはまだまだ時間がかかりそうですが、「マイペース」と自分に言い聞かせつつ、日々を過ごしております。
さて、一昨日、RSYのMLに奄美大島の水害に関する一報が流れました。
3名の尊い命が犠牲となり、1000戸を超える家屋が床上・床下浸水の被害に遭われたと知りました。
今回もまた大切な命が災害によって失われてしまったことへの悔しさと、被災された皆さんの1日も早い復興を願いつつ、遠くから見守るしかできない自分を歯がゆく感じながら報告を読んでおりました。
ただ、マスコミ報道によると、現地ではすでに地域力が発揮され、ボランティア活動も始まっているとのこと。そして、昨日のRSYの報告でも、震つなからスタッフが1名派遣され、ボランティア活動資器材も名古屋のボランティアさんの協力で無事搬出できたとのことでした。
いつもながら全国のネットワーク力や名古屋のボランティアさんの結束力、バイタリティには脱帽です。また、確実に、これまでの私たちの一つ一つの経験の積み重ねが、迅速な対応に結びついているとも感じました。
宿舎で知り合った19歳の中国人の子にこの話をしたところ、私のたどたどしい英語に辛抱強く最後まで耳を傾けてくれました。「中国も地震や水害が多く、多くの人々が亡くなっているので、とても胸が痛む。あなたたちのような仕事はとても大切だし、素晴らしいと思う。」とも言ってくれました。
明日の授業では、奄美大島の被害の様子や日本のボランティアさんの動きを少しでも知ってもらうべく、時間をもらってこれらの動きを報告してみたいと思います。