新潟・福島豪雨【第1報】

皆様
栗田です。お世話になります。
新潟・福島の豪雨の状況ですが、周知の通り2004年を上回る雨量を観測し、すでに死
者も出るなど、深刻な事態なっています。現段階では、両県で700軒程度の浸水被害
(消防庁まとめ)が報告されていますが、この数はまだ相当増えると予想されていま
す。
福島県では、福島県社協を主体とした先遣隊が、被害の大きい柳津町、三島町、金山
町、只見町などに先遣隊を派遣して調査に当たられていますが、道路の寸断などで苦
戦を強いられているようです。また、新潟県では午前の早い段階から、にいがた災害
ボランティアネットワーク・燕三条JC・三条市社協が連絡を取り合い災害ボランティ
アセンターの設置の必要性などを協議されていますが、なかなか全体像が見えていな
い状況とのことです。
RSYとしては、東日本大震災で資器材の大部分を現地に送っていますか、このような
事態に備えてトラック1車分は保管してあるので、すぐにでも搬送できる旨をお伝え
しました(要請があった場合は例によって搬入作業のお手伝いをお願いします)。
7年前の水害でお世話になったトライネットさん(障がい者支援のNPO)に浦野から電
話を差し上げ、「施設は無事なので大丈夫。今回は三条市内ではなく、五十嵐川の上
流部の被害が大きいようだ」との情報を得ています。また、中越地震でお世話になっ
た川口町田麦山からは、「朝から先ほどまで(17:00ごろまで)道下の水路がふさが
り、通水するまで作業を行いました。大きな土砂崩れで、川をふさぎ稲穂の出てきた
田も一部流されてしましました。」とのことで、相当の雨量であったことがわかりま
す。
とにかくこれ以上被害が拡大しないことを祈るばかりです。

【募集】東日本大震災の街頭募金( 8/6)

皆さま
RSY事務局です。
RSYでは毎週土曜日に名古屋栄で活動支援に関する街頭募金を行っております
ので、そのためのボランティアを募集します。
今回の募金活動では、
1.ボランティア活動支援金募金
2.支援の輪の拡大の広告塔としての役割
3.被災地への支援メッセージを集める「メッセージ募金」
4.「輪っか和っかプロジェクト」メッセージ集め
を行います。
時間を追うごとに関心が薄れていってしまいますが、まだまだ長期的な支援が必
要となっております。
ボランティアバスに参加された方々も、名古屋での活動の場としてご家族やご友人を誘い合って参加いただけるとボランティアの輪が広がっていけると思います。
学生の方は夏休みに入りますので、社会勉強の場として参加してみてはいかがでしょうか?
ご協力よろしくお願いします!!!
日程は下記の通りです。
———-ボランティアで参加していただける方へ————-
◆募金実施日時 :
       8月 6日(土)15:00~17:00
◆集合場所 :
       現地集合の方  ⇒名古屋栄三越ライオン前に15:00集合
       備品の持ち出し可能な方  ⇒事務局に14:30集合
       初めて街頭募金に参加される方  ⇒事務局に14:15集合
◆暑さ対策
 ・非常に暑くなっていますので、飲み物・帽子・タオル・日焼け止め等をご用意ください。
◆ボランティア保険
 ・自転車との接触事故・熱中症などの心配がありますので、ボランティア保険
に加入しコピーを持参いただくと万全です。
◆街頭募金申し込みフォームからお名前・ご連絡先(電話・メール)をご連絡く
ださい。
https://spreadsheets.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dEJnRFMzTEUxTWVpUWdxY0NUT0VBZnc6MQ
※街頭募金に初めて参加される方は簡単な事前説明を実施します。募金当日の午
後14時15分までにレスキューストックヤードの事務局までお越し願います。
(初参加でもお時間の都合が付かない場合は、現地に直接来ていただいてかまい
ません)
※8月5日の18:00までにお申し込みください。
◆ボランティア募金チーム(チームB)コミュニティ
チームBでは情報共有や意見交換するためのコミュニティを立ち上げました。
下記のURLから登録をお願いします。
登録にはYahoo!IDが必要です。
http://groups.yahoo.co.jp/group/rsy_b/
◆RSY事務所アクセス:
http://rsy-nagoya.com/rsy/access
☆これまでの街頭募金活動は下記の通りです。
日時, 参加人数, 募金額, 応援メッセージ数
3月小計, 263人, 1,702,899円, 73
4月小計, 90人, 302,882円, 284
5月小計, 38人, 85,691円, 172
6月小計, 36人, 40,250円, 88
7月 2日(土)15:00~17:00 30人 31,464円 35 ※2
7月 9日(土)15:00~17:00 18人 22,367円 21
7月16日(土)15:00~17:00 12人 16,120円 32
7月23日(土)15:00~17:00 21人 24,819円 21
7月30日(土)15:00~17:00 32人 44,936円 86
述べ人数:540人、募金総額:2,271,428円
※1 場所はいずれも名古屋栄三越周辺の大津通り・久屋大通り
※2 “輪っか和っかプロジェクト”の応援メッセージの募集を7月2日より実施
【問い合わせ】特定非営利活動法人レスキューストックヤード
〒461-0001名古屋市東区泉1-13-34 名建協2階
Tel 052-253-7550 / Fax 052-253-7552
Mail info#rsy-nagoya.com(#を@になおして送信してください。)
————————————————————
また、下記の通り、郵便振替またはクレジットカードでも
ボランティア活動支援募金をお願いしています。
【1.郵便振替】
口座番号 00800-3-126026 
加入者:特定非営利活動法人レスキューストックヤード
 ※通信欄に「東日本大震災」とご記入ください。
【2.クレジットカード】
VISA又はMastercardをお持ちの方は、1口2,000円より、
こちらのURLから寄付して頂けます。
https://www.canpan.biz/products/list.php?category_id=84
※上記のページから「寄付」をお選びください。
※団体へのメッセージ欄に「東日本大震災」とご記入ください。

東日本大震災の街頭募金22日目

皆さま
本日は東日本大震災の「メッセージ募金」22日目を行いました。
今回の募金活動ではボランティア総勢32名で15時から17時まで名古屋栄三越から松坂屋までの大津通り沿いに実施しました。
本日の募金合計金額は44,936円でした。また、”輪っか和っかプロジェクト”の応援メッセージも86件頂きました。
今回はRSYのボランティアバスに参加したメンバーによる呼びかけにより、非常にたくさんの人数が集まり盛況のうちに実施することができました。たいへん暑い中ご協力いただきましたボランティアの皆さま、募金して頂いた皆さま、本当にありがとうございました。
今後も引き続きメッセージ募金を予定しています。
また、レスキューストックヤード事務局での作業ボランティアも併せて募集しております。
ご協力よろしくお願いいたします。
●ボランティア活動資金とは?
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「福島っ子サマーキャンプ」高校生・大学生ボランティア募集

みなさま
 お世話になっております。
 代表の栗田が非常勤講師を務めております至学館大学の学生さんより「福島っ子サマーキャンプ」高校生・大学生ボランティア募集のご案内をいただきましたので、お知らせいたします。
 ご興味がおありの方は、是非ご参加ください。
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「福島っ子サマーキャンプ」
  『福島の子供たちに放射能を気にせず思い切り遊んでほしい』 『命や健康問題にさらされている子どもたちを救いたい』という想いからキャンプを開催します。
 大人も学生も一緒になり、思想や宗教、立場や世代間を超えたつながりが生まれ福島の子どもたちを一時疎開できる体制を整えることができました。 『何かやりたい…。でも、何をしたらいいのか分らない…。』そんな方もサマーキャンプをきっかけに、子どもたちの元気を支援して、福島の子どもたちと一緒に最高の夏をつくりませんか?
●主催 愛チカラ、雨にも負けずプロジェクト
●活動場所
①密蔵院(春日井市熊野町3233)
②至学館大学(大府市横根町名高山55)

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8月ボランティアDAYのお知らせ

みなさま
RSY事務局です。
8月のボランティアDAYのご案内です。
夏休みの予定のひとつとして、ぜひRSYの事務所にもお立ち寄りください!
 8月16日(火)13:30~(詳細は下記にて)
 8月26日(金)13:30~
 
◆16日(火)の活動内容
・まごころ支援「輪っか和っかプロジェクト」の集まった輪をつなぐ会(第2回)
呼びかけに応じて、集めてもらった輪っかをつなぎます。また輪っかの数を数えたり、もちろんメッセージを書いていただいたり、募金の集計を行う予定にしています。みなさんでおしゃべりしながら、七ヶ浜の皆さまへの想いを共有できればと思います。
※プロジェクトの詳細は下記リンクをご覧ください。
http://localhost/~hayashimasaki/wordpRSY/2011/06/in-1.html
※第一回目の様子はこちら↓
http://localhost/~hayashimasaki/wordpRSY/2011/07/1-5.html
※輪っかを七ヶ浜にお届けした様子はこちら↓
http://localhost/~hayashimasaki/wordpRSY/2011/07/post-287.html
◆26日(金)の活動内容
・機関紙「あるある」の発送作業
内容は印刷・紙折・封筒入れなどです。
13:30以降のお時間のある時にお越し頂ければと思います。
会員さん向けの機関紙です。誰よりも先に内容が見られます!今号も内容もりだくさんでお届けします。
時間の変更などが生じる場合がございますので、ご参加いただける方はご連絡ください。
返信先はinfo♯rsy-nagoya.comです。(♯を@に変えてください)

宮城県七ヶ浜町報告【番外編】今日のきずな館

お世話になっております。きずな館運営スタッフの清水です。
普段は七ヶ浜での活動報告を発信しておりますが、
今回は番外編をお届けします。
今日のきずな館には、静かな騒動がありました。
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19:25頃、夕食を食べ終えた第28陣は、ミーティング真っ最中でした。
明日の活動についてまじめな話をしていると
突然メンバーの一人がただならぬ叫び声をあげました。
続いて、全員が絶叫。
あのクールなスタッフ石井さんまでもが取り乱しました。
いったい何が!?
何が起こっているのかわからないままふと目をやると、
共用スペースの床が濡れているではありませんか!!
これは大変!と、ミーティングを中断し、全員で対処にとりかかりました。
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原因は、洗濯機の排水ホースが外れていたこと。
排水ホースから流れる水がだだ漏れになっていて、洗濯・洗面室はびしょびしょになっていました。
水はけで水を外に出し、じゅうたんに浸みた水分をぞうきんで吸い取り、床に置いていた物を外に出し、
女性陣はここぞとばかりに足踏みエクササイズを開始。
一方、
長期ボランティアのたかさんは台所に立ち、
パーテーションをはさんで浦野さんと松浦くんは「いただきま~す」とご飯を食べ始めました。
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ドアを全開にしていたので、カナブンやらカメムシやら中に入ってきてしまったのですが
七ヶ浜出身の松浦くんは素手でカナブンを捕まえ、同じく七ヶ浜出身、足湯担当の清水れなちゃんはカメムシと格闘。
七ヶ浜の人って、たくましいですね。
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28陣の皆さんの尽力により、
25分後にはなんとかミーティングを再開できました。
28陣の皆さん、迅速な対応をありがとうございました。
とても手際よく、それぞれの役割分担が自然とできていて無駄がありませんでした。
大掃除のいい機会をいただきました。
きずな館の夜は、ほがらか(?)な笑い声とともに更けていったのであります。

宮城県七ヶ浜町報告【第31報】活気あふれる夏祭り

お世話になっております。きずな館運営スタッフの清水です。
ボランティアバス第27陣(7月19日―7月25日)からの活動報告をご紹介いたします。
今回の陣の活動期間中には、地元のお祭り”Wa-syoi”が開催されました。
浴衣を着た子どもたちの楽しそうな姿や、地元の方の笑顔とにぎやかな声が飛び交い、予想を上回る来場数となりました。そこで多くの地元の方との触れ合いがあったようです。
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6月18日以降、避難所から仮設住宅入居の新しい段階に入り、それに合わせてレスキューストックヤードは7月よりボランティアバスの内容・期間を刷新。私たち第27陣は、それが軌道に乗ってきた頃に当たったように思います。
まずは、ミニバスツアーで近くの海岸に行き、復旧具合を一望し被災状況を体感してからボランティア活動にはいる。
住居の基礎だけが残る個人宅のガレキ撤去や浜の清掃の肉体労働の他、仮設コミュニティでのオープンカフェや足湯、交流会など地域の人たちとの対話やふれあい、そして七ヶ浜の散策とマイスポット発見・発表の課題などにも重心を置き、レスキューストックヤードのボランティア活動が「まちづくりへの積極的な参加」を意図したものであることが理解できました。
7月23日(土)には国際村でお祭りがあり、準備から後片付けまで一日関わりました。あるNPOが主催し、そこに多様なNPOやグループ、個人が加わって出店、ステージ、ワークショップでお祭りを盛り上げ、多くの子どもと家族で賑わいました。
レスキューストックヤードは、輪投げコーナーを担当。行列が途切れることなく、約500名の子どもが楽しみました。
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第27陣は、輪投げの他、会場の設営や清掃、場内アナウンス、フリーマーケットなど、あちこちの助っ人として重宝されました。「こういうの、いいねえ。ここでいろんな人に会えるもの。」と住民の人。出し物を楽しんでもらっただけでなく、住民間の出会いの場でもあったのですね。私たちにとっても七ヶ浜の人たちと出会えるまたとない機会でした。
 
お役に立ちたいと思って集まった私たちですが、なんだかボランティア活動と称する「スタディツアー」のような、お世話してもらったなあと思わざるをえません。男性の中には、ふれあいよりも精力的な肉体労働がもっとあってもいいという声や、「私たちのための」散策よりも一度だけだった足湯がもっとあってもよかったのではないか、などのつぶやきもあり、まちづくりへの参加というのは、後続の陣の人たちとともに担う大きな課題です。
(報告者: 山崎)

RSY LIVE REPORT① 七ヶ浜の子ども達

 皆さま
 お世話になっております。
 宮城・七ヶ浜での活動を常務理事・浦野がまとめた現地レポートを、東海地方のボランティア情報誌「ボラみみ」8月号に掲載してもらっています。1回目のテーマは「七ヶ浜の子ども達」。RSYへの応援メッセージも添えられているうれしい誌面ですので、発行元のNPO法人ボラみみより情報局さんの許可をいただいてブログにアップいたします。今後、毎月掲載されますので、継続的な活動記録にもなるでしょう。ぜひお読みください。
 >>RSY LIVE REPORT ①七ヶ浜の子ども達(ボラみみ8月号)
 

チームB(募金活動チーム)参加&メーリングリストへのお誘い

こんにちは!RSY募金活動チーム・チームBです。
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チームBには、チームB専用のメーリングリスト(ML)があります。
※七ヶ浜報告や募金活動のお知らせをしている、ボランティアMLとは異なります。
チームBのMLは、募金活動の準備・作業分担・意見交換などをするために活用しています。
募金はボランティアの力で活動しているため、街頭に立つ以外の作業も分担していけたらと思います。
また現在、募金参加の人数が減少しており、募金活動継続の危機にあります…!
募金は、ボランティアバスの運営や被災地での活動を支える「ボランティア活動支援金」を募るものです。
被災された方々の生活再建を応援するため、街頭募金活動へのご参加をお願いします。
MLは、街頭募金活動に参加した方、七ヶ浜に行ったことのある方、少しでも興味のある方など、被災地を支えたいと思う気持ちがあれば、どなたでも参加できます。
まずは登録からお気軽にどうぞ!ご参加お待ちしています。
◆ボランティア募金チーム(チームB)コミュニティ
下記のURLから登録をお願いします。登録にはYahoo!IDが必要です。
http://groups.yahoo.co.jp/group/rsy_b/
———————————
★次回の募金活動のご案内
7月 30日(土)15:00~17:00に行います!参加者募集中です。
詳しくはコチラ!
★輪っか和っかプロジェクトのご案内
8月分の輪っかを募集中です。
詳しくはコチラ!

宮城県七ヶ浜町報告【第30報】地元の人との絆、メンバーとの絆

皆さま
お世話になっております。RSY浦野です。
ボランティアバス第26陣(7月12日―7月18日)からの活動報告をご紹介いたします。
今回の報告では、初対面のメンバー同士が絆を深めていく様子をうかがい知ることができます。
◆7月12日(火)~13日(水)
名古屋からマイクロバス(ボランティア運転手は、市バスの現役運転手さん)に乗って11時間、無事に七ヶ浜町に到着しました。睡眠中の深夜に震度4の余震が起こり、さっそく身が引き締まりました…。
まず、朝一番に町の被害の様子を見に行きました。震災から3カ月が過ぎた今でも、浜辺には打ち上げられた大型コンテナ、海水で変色した樹木、朽ち果てた家屋などの光景が広がっており、ここでたくさんの方が亡くなられたり、大変な思いをされたりしたことを実感しました。
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朝食後は二手に分かれて活動開始。ボランティアセンターには、手袋や長靴等の作業道具、飲み物や塩飴などが豊富に用意されており、ボランティアが円滑に活動できるように配慮されていたことが印象的でした。
この日は昼から夜まで幕僚長率いる炊き出し軍団による炊き出しが行われ、牛タン丼、親子丼、焼肉、冷奴、お茶などがふるまわれました。ミニライブもあり、お子さんからお年寄りまでたくさんの方がボランティアセンター前で笑顔を見せ、お祭りさながらの終始賑やかな1日となりました。
活動後には、NARUTOのエンディングを歌っているハンサム判治さんが我々の激励に来られ、ド迫力ライブを披露してくださいました。
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 夜のミーティングでは、掃除場所ごとに当番を決めるかどうかについて意見がぶつかり合いました。
効率良くやるには決めた方が良いという意見と、あえて決めずに全員が積極的に協力しながらやった方が良いという意見に分かれ、その結果、とりあえず後者の意見を試してみることになりました。
(翌朝やってみると思った以上にうまく掃除が進み、このような方法もありなんだということが実感でき、最終日までこの方法でやりました)
◆7月14日(木)
今日は、①菖蒲田浜の清掃、②足湯、③仮設住宅へのイベントチラシ配り、④喫茶、の4グループに分かれて活動しました。
菖蒲田浜の清掃では、人の力では動かせない大きなゴミが多く、また日差しが強いこともあり、撤去作業は大変でした。浜辺の清掃は、十分な休憩、水分と塩分の補給、厚手のゴム手袋と安全長靴が不可欠ですので、今後ボランティアに参加される方は十分気をつけてください。
仮設住宅へのイベントチラシ配りでは、仮設住宅にお住まいの年配の被災者から「お椀が壊れたので、お椀をいただけないか」との依頼がありました。そこでボランティアセンターに確認をしたところ、「個別に物品をお渡ししないでほしい。もし全員に個別対応を求められたら対応できない。仮設住宅の方は自立を目指しているので、自分で買いに行ったり別の食器を代用するなどしてもらいたい」との返答でした。この返答に疑問を感じたメンバーもいましたが、さて貴方が同じ状況に遭遇したらどう対応しますか?
◆7月15日(金)
午前中、メンバーの上田君が仮設住宅の表札取り付けに行きました。大工が得意な被災者のAさんが、大工の素人だった上田君に電動ドライバーの使い方を教えてくださいました。
上田君があえて手伝わなくても自分で取り付けられるのですが、Aさんは上田君の手をとりながら、自分の息子か孫と接するように親身になって指導されました。
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上田君が、自分が緊張していることを伝えると、Aさんは大笑いしながら「何事もはじめがあるから大丈夫」と元気づけてくれました。そこで「師匠と呼ばせて下さい」と冗談を言ったら、Aさんは心から大笑いをしてくれたように見えたそうです。また上田君は、自分が住んでいる住宅に穴をあけ、表札をつけるという重要な役割を素人の自分に任せてくれたことにも感激し、ボランティアは与えるものではなく、支えあうものだということをこの際に痛感されたそうです。
作業を終え、現場から離れる際には、Aさんはお礼としてポプリやゴルフのパターをプレゼントしてくれました。
被災者の中には、大工、料理、編み物など、さまざまな技術をお持ちの方がたくさんいらっしゃるのかもしれません。被災者の方々に「イベントをやるから来てください」だけでなく、「~が得意な方、ぜひお力をお貸しください」という視点で交流することも今後必要になるのではないかと感じました。
午後からは、地域交流会として、被災された3名の方をきずな館にお招きし、お話を聞かせていただきました。
ある方は、買い物帰りの車中で地震が発生し、津波第一波の時に逃げ切れず町営住宅3階にある自宅も波をかぶってしまったそうです。第2波前に”ここで死んでたまるか”と奮い立ち逃げることができたことや、ボランティアが明るく挨拶をしてくれたり、気さくに声をかけたりしてくれることで元気をもらっているとおっしゃって下さいました。
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また別の方は、病院帰りのバスを降りたところで地震が起こり、まず近所のおばあさんを助けに向かわれたそうで、大変やさしい心の方でした。震災以前は毎日海に出かけていたが、震災以降は海を1度も見ていないこと、今後の厳しい生活を考えると、津波に飲み込まれていた方がよかったかも、との言葉もありました。
もうひとりの方は、地震発生直後には、ガソリンと灯油が足らなくて大変だったことや、年に一回の避難訓練をもっと真剣にやっておくべきだったのではないかという指摘もされていました。
辛い体験をどの方も明るく気丈にお話しされ、その姿を見て、我々ボランティアもさらに頑張って応援し続けなければとの思いを強くしました。
話は変わり、今日は26陣メンバーのひとりが誕生日ということで、寄せ書き入りのTシャツと扇子をプレゼントしてお祝い会をしました。
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今回力を合わせて過ごしたメンバーとは、この縁を大切に今後も良い形で交流を続けられればと考えています。
(報告者: 犬飼智子、西本綾子、槙哲也、伊藤雄一郎)