RSY令和6年能登半島地震への対応(第20報)

※私たちの活動は、皆様からのご寄付、並びに日本財団「令和6年能登半島地震(2024年1月発生)に関わる支援活動」、赤い羽根共同募金「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」からの助成金を頂き実施しています。

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。
RSYは令和6年能登半島地震で震度6強の被害のあった、石川県穴水町に拠点を置き、現在も活動を続けています。

おとといの地震の影響による被害や、住民の方々の動揺が心配されたため、穴
水町社会福祉協議会が運営する「ささえあいセンター穴水」と連携し、RSYス
タッフも仮設住宅や小規模集落を訪問しました。

ささえあいセンターは、仮設団地16エリアに見守り支援を行う20名の生活相談支援員を配置しています。昨日は相談員による一斉訪問が実施され、皆さんへの声かけと安全を確認しました。

RSYは、日ごろから繋がりのあるみなし仮設や、自宅で暮らす山間部の小規模集落を訪問し、ささえあいセンターとの情報共有に努めました。結論としては、町内の被害はほとんどなく、関係者一同ホッとしているところです。

しかし皆さんの話を聞くと会話の随所で、元旦の地震の爪痕が色濃く心に残っていることを実感しました。

RSYは引き続き余震への警戒を続けると共に、「困ったことがあったらすぐに駆けつけられる距離」で、地域の方々と共に再建への歩みを進めていきたいと思います。

以下、訪問時に聞かれた地域の方々の声をご紹介します。

(仮設住宅)
・とにかく揺れが長かった。揺れた瞬間に1月1日の記憶が蘇った。壁にかけている時計や棚のものが落ちてこないかと心配したけれど、大丈夫でホッとした。(80代・女性)

・地震後に夫の具合が悪くなり、今は施設に入っている。頼れる夫がそばにいなくて本当に不安だった。でも、こうして心配して声をかけ、話を聞いてくれるだけで安心できる。ボラまち亭に行けば、ボランティアさんたちが話を聞いてくれる。そうやって少しずつ、少しずつ気力を取り戻してきた。また元気をもらいにボラまち亭に寄らせてもらいます。(80代・女性)

・揺れた直後、心臓がどきどきしてその後眠れなかった。1月1日はテレビからけたたましい音で津波警報が流れ、「直ちに避難を!」という切羽詰まった声に、恐怖で身体が動かくなってしまった。でも今回は穏やかな口調で状況を説明してくれたのと、周囲に沢山の人が生活していることで落ち着いて行動できた。高校生の息子も「大丈夫そうだから寝るわ」とすぐ眠り、今日も普段通り登校したので安心した。(40代・女性)

・周囲の人たちみんな眠れなかったと言っていた。穴水震度4と出ていたけど、の揺れの大きさはそんな揺れ方じゃない。テレビ報道ではしばらく余震が続くと言っているし、1日付近にこういうことがあると、また次の正月も揺れるんじゃないかと不安が募る。正月は家族で過ごしたいと遠方の息子が言ってくれるが、孫にまたあんな怖い想いをさせたくないから来ない方がいいんじゃないかと伝えている。少し気持ちが上向きになったと思った時にこうやって挫かれる。本当に辛い。(70代・女性)

・1月1日の地震より怖かった。揺れは小さいかもしれないが、あの時の感覚が瞬時に蘇ってとても怖かった。仮設団地がビシビシガタガタ音がした。その後も余震が続いて、朝まで寝られなかった。経験しているからこそ、余計にその先の過酷さを想像してしまい、恐怖を感じるように思う。(70代・女性)

(小規模集落)
・揺れた時はテレビをみていたが、物も倒れなかったので、じっと収まるのを待っていた。家が広いので不安はあったものの、1月の揺れより小さいのではないかと感じたので大丈夫と思った。天気も悪かったので1日家にいた。(80代・女性)

・長い間揺れたけど、周辺地域の皆さんも被害や困ったことは特にない様子。大丈夫だと思う。この程度で済んでよかった。(70代・女性)

★RSYは穴水町にボランティアに来て下さる方、支援物資等を募集しています。詳細はコチラをご覧下さい。

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RSY活動支援募金にご協力ください!
(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラムのために活用致します。

【クレジットカード決済】
https://congrant.com/project/rsy/7651
【郵便振替でも寄付を募集しております】
ゆうちょ銀行
ゼロハチキュー支店 089
当座 0126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
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<郵便振替>
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能登半島地震(穴水町)飲用水・越冬ボランティア大募集

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。
能登半島地震から11カ月が経ちました。
この間、物心両面において多くのご支援を頂いた皆様に心から感謝申し上げます。

RSYは1月3日より石川県穴水町で支援活動を継続しています。6月2日にオープンしたRSY穴水拠点「ボラまち亭」にも、毎月のべ1,000人の地域の方々が訪れ、出会いや集い、楽しみの場の一つとして少しずつ地域に定着してきました。同時に、毎月のべ300~400人の団体・個人のボランティアの方々が来訪され、楽しい企画の持ち込みや住民の方々との交流の機会を重ねて下さっています。

この度、震災から10カ月を迎えた活動の様子をRSY機関紙「あるある」131号に掲載しました。愛知県に県外避難されている方への生活サポートを行う「能登半島地震被災者支援ネットワークあいち(NWあいち)」の活動の様子も紹介しています。下記URLから閲覧できますのでぜひご覧下さい。

RSY機関紙「あるある」131号 穴水町の現状とRSYの動き

<越冬ボランティア/皆さんへお願い>

★その1★
断水・水質低下地域への飲用水を募集します
9月に飲用水募集の呼びかけをしたところ多くのご支援を頂き、必要な方々へお届けしてまいりましたが、現在も穴水町内山間部の一部の小規模集落で水質の低下が続き、水道水が飲めない状況です。

また、9月20日の奥能登豪雨で浸水した珠洲市、輪島市方面の福祉施設や個人宅でも、断水は解消したものの水質の問題を抱え同様の声が聞かれているため、当面の間飲用水の支援を継続することにしました。

対象世帯には、毎週約200箱(2ℓペットボトル×6本入り×2箱ずつ)の飲用水をお届けしていますが、在庫が少なくなってきたため改めて募集致します。飲用水はスタッフ・ボランティアが個別訪問し自宅にお届けするため、孤立防止や、心身の健康状態、生活の中でのお困りごとを把握するための機会としても活用しております。

搬入・搬出時のスタッフ・ボランティアの負担軽減のため、ペットボトルは2ℓ×6本入りのケースをご提供いただけると大変ありがたいです。ご配慮の程よろしくお願い致します。

★その2★
食糧品・新品の冬物衣類を募集します
「ボラまち亭」では、RSYを通じてご寄付頂いた、食料品や日用品を地域の皆さんに無料で「おすそわけ」しています。「生活再建や子どもの教育費にこれから沢山のお金がかかる」「1円でも無駄にしたくない」と切実に考える方が少なくなく、皆さんからのご寄付は生活の支えとなり、地域の方々がボラまち亭に足を運ぶ大きなきっかけになっています。これから電気代や燃料費などもかさむ中、皆さんが少しでも安心して冬を越せるよう下記の寄付を募集します。複数ご提供頂ける場合は箱ごとに仕分けの上、お送り頂ければ幸いです。

(食糧品)
ごはんパック/レトルトスープ・味噌汁/パウチ総菜/野菜ジュース/乾物類(乾燥わかめ、ひじき、切干大根など)/各種調味料(味噌、しょうゆ、みりん、料理酒、塩、砂糖など)/乾麺(パスタ、うどん、そば、そうめんなど)など、長期保存ができて栄養価の高いもの

(新品の冬物衣類)
靴下/下着/トレーナー/セーター/ウィンドブレーカーなど

<送り方>
〇方法1:RSY穴水町拠点「ボラまち亭」に直送・持参する
・送り先:認定NPO法人レスキューストックヤード
〒927-0024 石川県鳳珠郡穴水町字由比ケ丘42番地
陸上競技場管理棟内「ボラまち亭」
・電話番号:090-5345-3392
※月曜定休、火~日の8:30~17:30までの間で受け付け可能。

〇方法2:RSY名古屋事務所に直送・持参する
・送り先:認定NPO法人レスキューストックヤード
〒461-0001 名古屋市東区泉1-13-34 名建協2階
・電話:052-253-7550
※土日定休、月~金の9:30~18:30までの間で受付可能。(時間外希望の方は事務局までご一報ください)

★その3★(現在は募集しておりません)
越冬ボランティアを募集します
震災から1年の節目を迎える年末年始に、穴水の皆さんと「ボラまち亭」で一緒に過ごして下さるボランティアを募集します。「ボラまち亭」の交流スペースに集い、この1年の頑張りをねぎらい合ったり、来年に向けた希望を語り合える温かい場を作ることができればと思います。ご希望の方は、下記のURLからお申込み下さい。

能登半島地震 RSYボランティア(自由日程参加)申込み

※団体で活動される場合は、代表者の名前で入力頂き、備考欄に同行者名(お名前フルネーム・性別)を全員ご記入下さい。

また、併せて12月のボランティアカーも空きがありますのでご案内致します。
ぜひご利用下さい!

能登半島地震被災者支援ボランティア(名古屋発ボランティアカー)申し込み

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RSY活動支援募金にご協力ください!
(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラムのために活用致します。

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名古屋へ避難しているウクライナの人々を支えたい【2024秋】

みなさま

レスキューストックヤード事務局です。

今も名古屋に新たに避難してくるウクライナの方は、途切れることがありません。

あなたからのふるさと納税が、彼らの希望になります。

名古屋市のガバメントクラウドファンディングを紹介します。

名古屋へ避難しているウクライナの人々を支えたい【2024年秋】|ふるさと納税のガバメントクラウドファンディングは「ふるさとチョイス」

【募集12月分】現地穴水活動ボランティア(令和6年能登半島地震)

※私たちの活動は、皆様からのご寄付、並びに日本財団「令和6年能登半島地震(2024年1月発生)に関わる支援活動」、赤い羽根共同募金「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」からの助成金を頂き実施しています。

みなさま
能登半島の冬は、すでに足早にやってきています。
いまだ不自由な生活が続く在宅避難の方や、
仮設住宅での生活環境も、寒さ対策が必要になってきます。
引き続き、一人でも多くの方の参加をお待ちしています。
 
こちらが申込みフォームです

【概要】

日程:

73陣:2024年12月5日(木)~12月8日(日)
74陣:2024年12月12日(木)~12月15日(日)
75陣:2024年12月19日(木)~12月22日(日)

出発/帰着場所:RSY事務所前(名古屋市東区泉1‐13‐34)
9:30出発 20:00帰着(交通事情によります)
 
 
月曜日が祝日であっても、木曜~日曜の3泊4日で変更はありません
※配布用のチラシも添付します。告知にご協力ください。
※ハイエースの運転が可能な方、特に募集しています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
(地元社会福祉協議会からの依頼に基づいています)

活動内容:仮設住宅への入居時支援、仮設住宅の棚取り付け等補助、

交流会や足湯&カフェサロン等の運営補助、看護・福祉ニーズの高い要配慮者への対応(健康チェック、生活環境の整備)

各種イベントのチラシポスティング等

活動時間:原則として、9:00集合・オリエン。内容により活動時間は前後します。

活動場所:ボラまち亭を起点として、穴水町内の複数の場所に出向きます。

ボランティア登録場所:ボラまち亭。

宿泊場所:ボラまち亭

料金(光熱費として):1泊500円/人

宿泊施設備品等:暖房器具、電子レンジ・冷蔵庫・エアコン・トイレ・シャワー。公衆浴場(有料)へは徒歩で行けますが、お弁当などは車で買い出しが必要です。ゴミは各自お持ち帰りください。簡易ベッドは、ありますが寝袋等の寝具をご持参ください。

報告(10月13日)飲用水のご提供と配布について/能登半島地震・水害

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。
RSYは能登半島地震および大雨で被災された皆様に、穴水拠点「ボラまち亭」から飲用水や衛生用品をお配りしております。今も全国各地から、宅配や直接持ち込みで続々と飲用水が届いています。ご協力頂いた皆様に心から感謝申し上げます。

(今回のお届け先)
<日本障害フォーラム(JDF)経由>

・輪島市・障害者小規模作業所「あすなろふたばぱいん」(2回目)

・輪島市門前・町野町方面の障がい当事者5世帯
(Tさん/町野町仮設住宅在住)
豪雨前の食事は配食サービスや移動販売を頼りにしていましたが、被災後は両方のサービスが休止となりました。今は民生委員さんにパンなどを買ってきてもらって食べています。お水や食料の支援はとても嬉しいです。私は身体障がいがあり、金沢市内にあった1.5次避難所にいた頃は周囲に人がいたけれど、今仮設住宅で独りとなり寂しいです。JDFスタッフの方の訪問や、お水・食料の支援はとても嬉しいです。ありがとうございました。


<RSY経由>
・珠洲市
(Sさん/民生委員/正院地区在住)(2回目)
うちは水道は出るけど飲用水としては飲む気になれないので水は買っていました。なのでとても助かります。狼煙地区をはじめ、まだ断水中の地域があるので、頂いたお水は私の方で皆さんにお届けしたいと思います。


・輪島市
(個人/女性/60代)
私の家は地震で中規模半壊。そして今回の水害では床下浸水になりました。家の修繕をし始めたところだったので本当にガックリきています。私の親族の家も被災しているので、頂いた食料と水は分け合おうと思います。

・能登町
(能登町ボランティアセンター柳田サテライト)
柳田地区は近くの川の水がひどく濁りっていて、それが無くなるまで水は飲めません。うちには新生児がいるのできれいな水は本当にありがたいです。

その他、輪島・珠洲市方面に親戚や知人のある方々5件にお水を託しました。

・穴水町
穴水町内の簡易水道を水源としている山間部の小規模集落では、震災から9月目を迎えた今日も水の濁りや水質に問題があるという理由で、飲用水が確保できていない地域があります。こうした場合、飲用水は購入している方が多く、自宅の修繕や暮らしの立て直しにお金がかかる中、日々の小さな出費が家計圧迫につながっています。また、「いつになったらまともな生活ができるのか」と孤立感や取り残され感を感じておられる方も少なくありません。

RSYは河内地区21世帯、下唐川地区17世帯、小又地区14世帯、計51世帯に対し、週1回のペースで皆さんからご支援頂いた飲用水を定期的にお届けし、生活状況などをお聞きしています。

(河内地区)
町の補正予算でボーリング調査をしてもらったら運よく水脈が見つかったんだよ!まずはホッとした。でもこれから自宅までうまく配水できるかがまたひと山。おいしい水を飲めるようになるまではまだ時間がかかるなぁ。

(下唐川地区)
相変わらず水質の基準値はクリアできないね。あとほんの数パーセントなんだけどね。いつまでこの状態が続くのか、まだまだ先が読めない。

(小又地区)
うちの地区は簡易水道を引いているんだけど、一部井戸水の人もいるよ。簡易水道が地震で壊れてタンク内も汚染されたので、業者に修理をしてもらっているけどなかなか進まないよ。そんな時に大雨があって井戸水も水質が悪化して使用できなくなったんだ。お水の支援は本当にありがたい。本当は珠洲や輪島に先に持って行ってあげて欲しいけど、すでに配っていると聞いて安心して頂けます。ありがとう。

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RSY活動支援募金にご協力ください!
(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラムのために活用致します。

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【郵便振替でも寄付を募集しております】
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※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

【募集11月分】現地穴水活動ボランティア(令和6年能登半島地震)

非情にも豪雨被害の出ている地域もあるうえに、
能登半島の冬は、足早にやってきています。
いまだ不自由な生活が続く在宅避難の方や、
仮設住宅での生活環境も、寒さ対策が必要になってきます。
引き続き、一人でも多くの方の参加をお待ちしています。
 
こちらが申込みフォームです

日程:

69陣:2024年11月7日(木)~11月10日(日)

70陣:2024年11月14日(木)~11月17日(日)

71陣:2024年11月21日(木)~11月24日(日)

72陣:2024年11月28日(木)~12月1日(日)

 
出発/帰着場所:RSY事務所前(名古屋市東区泉1‐13‐34)
9:30出発 20:00帰着(交通事情によります)
 
 
月曜日が祝日であっても、木曜~日曜の3泊4日で変更はありません
※配布用のチラシも添付します。告知にご協力ください。
※ハイエースの運転が可能な方、特に募集しています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
(地元社会福祉協議会からの依頼に基づいています)

活動場所:ボラまち亭を起点として、複数の場所に出向きます。
活動内容:ボラまち亭の運営サポート、在宅・仮設住宅への個別訪問、足湯やサロン、食事会等イベントの企画・運営、要配慮者への対応(健康チェック、生活環境の整備など)など
宿泊場所:ボラまち亭(穴水町由比ヶ丘42番地/穴水陸上競技場管理棟)
光熱費として、お一人1泊500円を申し受けます。現地でスタッフにお支払いください
(シャワー、電子レンジ・冷蔵庫あり。有料の公衆浴場へは徒歩で行けますが、お弁当などは車で買い出しが必要です。ゴミは各自お持ち帰りください。)

報告(10月4日)飲用水のご提供と配布について/能登半島地震・水害

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。
RSYは能登半島地震および大雨で被災された皆様に、穴水拠点「ボラまち亭」から飲用水や衛生用品をお配りしております。今も全国各地から、宅配や直接持ち込みで続々と飲用水が届いています。ご協力頂いた皆様に心から感謝申し上げます。

 
岐阜在住のKさんは、お子さんのPTAに呼びかけたところ、その日のうちに100箱ものお水が集まったそうです。また他の方からも、「これを機に自宅の水・食料等の備蓄品の入れ替えや見直しをやった」という声もありました。このような活動を通じて被災地へ想いを馳せることが、地域での人の繋がりの再確認や、家庭での防災対策促進のきっかけにもなっていることを実感しました。
(今回のお届け先)

<日本障害フォーラム(JDF)、AARJapan「難民を助ける会」経由>
・珠洲市・高齢者施設「第二長寿園(2回目)」
(施設職員の方の言葉)
施設は高台に立地していたため、直接的な水害の被害はありませんでしたが、水道水の状態に不安がありお願いしました。水害で自宅の被害を受けた職員も何人かいます。地震発生後から離職者も増え、常に人手不足の状況です。そんな中、今回のご支援はとても助かりました。水もメイバランス(AAR提供)もストックしておけばいつでも使えるので助かりました。


・珠洲市・高齢者施設「第三長寿園」
(施設職員の方の言葉)
今回の豪雨でも気にかけて下さり、本当に感謝しております。
この施設は停電はなく、水は2~3階は通水していますが、1階がいまだに断水中です。施設自体には水害の被害はなかったのですが、一時孤立する時間帯がありました。また、隣接する仮設住宅からの避難者も受け入れました。利用者用の備蓄はあったのですが、地域の方が来た時の分はなく、備蓄品も全て使い果たしてしまいました。頂いたお水は、新たな備蓄用としても使わせて頂きます。

・輪島市・障害者作業所「一互一笑」(2回目)

・輪島市・門前地区・七浦公民館(3回目)

 

<穴水町社会福祉協議会経由>
・輪島市災害ボランティアセンター

<RSY経由>
・輪島市町野地区・「町野復興プロジェクト実行委員会」
(40代・男性)
今回東陽中学校に民間のボランティアセンターを立ち上げました。水害は初めてなので分からないことも多いですが、町野の地域性に合わせて、お年寄りひとりひとりのペースを大事にしながら対応していきたいと思います。すぐにヘルプが出せない方にも、いつもそばに誰かがいるということを伝え続けながら一緒にこの先を考えていきたいと思います。応援よろしくお願いします。

(40代・女性)
うちは農家なんですが、もう今回の水害で半分以上の稲がやられてしまいました。でも悲しんでばかりはいられないので、少しでもできることをと思い手伝っています。ボランティアさんに渡す飲用水が不足していたので、水のご提供はとても助かりました。ありがとうございました!

「町野復興プロジェクト実行委員会」ではボランティアを募集中です。

・輪島市(個人)
(50代・女性)
私は今回の水害では幸いにも浸水は免れました。でも、知り合いや親せき宅は被災してしまって。水は出ているのですが、水質に不安があって飲む気になれず、私も含めて買っているんです。もっとひどい人たちがいるから、私達が水をもらいに行くのも申し訳なくて。でもお水代もそれなりの金額になっちゃって。毎日使うものだしね。なので、今回お届け頂けたのは本当に助かります。感謝しています。

・穴水町の仮設団地および近隣住民
下唐川地区(17世帯)、河内地区(21世帯)
(区長さんの言葉)
ここら辺はもともと簡易水道なんだけど、地震の影響で水質が変わってしまって。水質調査でまだ基準値に達してないから飲めないんだよ。生活用水には使えるけど髪を洗うと、きしむんだよね。鉄分が多いかららしい。町の補助金でボーリング調査をして新しい水脈も探しているんだけどなかなか。いつになったら普通に飲めるようになるのか目途が立ってないんだ。だから定期的に飲用水を提供してもらえるのは、みんなとても助かると思うよ。ありがとう。

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【報告】石川県輪島市へ資機材搬出作業を行いました

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。

本日午前、名東倉庫にて、石川県輪島市へ貸出する資機材搬出作業を行いました。

昨夜の呼びかけにも関わらず5名のボランティアさんにご協力いただき、スコップ、高圧洗浄機等の水害で使用する資機材の他、皆様からご寄付いただいた飲料水を積み込みました。

 

 

資機材は夕方に穴水拠点「ボラまち亭」に到着し、RSY穴水スタッフをはじめとした5名で、ADRA Japanの3トン車への積み替え作業を行い、無事に受け取りが完了いたしました。

 

 

資機材は明日、輪島市の「町野復興プロジェクト実行委員会」が運営するボランティア拠点に運ばれ、そちらで活用される予定です。

急な呼びかけではありましたが、名古屋での搬出作業及び穴水での積み替え作業にご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

 

報告(9月30日)飲用水のご提供と配布について/能登半島地震・水害

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。
RSYは能登半島地震および大雨で被災された皆様に、穴水拠点「ボラまち亭」から飲用水や衛生用品をお配りしております。本日も現地で活動する団体さんを通じて、輪島・珠洲方面に飲用水をお届け頂きました。

(お届け先)
東京ボランティア・市民活動センター経由

※現在、石川県輪島市、穴水町を中心に地域での交流・支え合いの場づくり(サロン活動)を地域住民の方々や地元の団体の方々とともに開催中。日ごろのつながりからサロンに来ていた住民の方や公民館へ個別に届けてくださいました。

・輪島市門前皆月地区
(皆月地区区長さんの言葉)
こんなに沢山頂けるとは!ありがとうございます。今断水中なのでとても助かります。外海だから穴水とはまた景色も違うだろうと思う。魚もおいしいよ!提供頂いた方々に今度海を見に来てと伝えて下さい。

・輪島市門前七浦地区
(七浦公民館長さんの言葉)
七浦は全域断水中なので助かります。ここは毎日食事(お弁当)を取りに各地区の区長が来られる場所になっています。頂いた水も各地区に渡していきたいと思います。


AAR Japen経由
珠洲市第二長寿園


引き続き、皆さんのご協力をよろしくお願い申し上げます。

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※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

能登地域から愛知・岐阜・三重に避難されている方をご存じないですか?

皆さま

いつもお世話になっております。RSY事務局です。

令和6年能登半島地震によって、愛知県の発表によると、愛知県内の公営住宅や高齢者施設等に100名以上の方が避難されています。
しかし、愛知の親類などを頼って自主的に避難している方については把握されていないため、実際の避難者数はさらに多いことが推測されます。

RSYでは、能登半島地震によって東海地域に避難された方々に対して、東日本大震災の広域避難者支援の経験やネットワークを活かした支援をしていくため、RSYが事務局となる「能登半島地震避難者支援ネットワークあいち」を発足し、支援に関する情報提供や個別訪問等の活動を行っています。この間お会いできた避難者の方は多くはないですが、それでも何人かの方々より「地元の人と話したい」「同じ方言で話せるだけでも安らぐ」という声も伺っていることから、愛知県や名古屋市、名古屋市社協等と連携し、能登半島地震避難者交流会「じんのび能登カフェ」を開催させていただいています。

 

ただ、広報が課題となっています。
公営住宅に入居されている方々には、行政を通じてご案内いただいているのですが、行政も把握ができていない親せき宅等に避難されている方々へのご案内が難しい状況です。

そこで、皆さんにお願いがあります。
もし能登半島地震で被災し、愛知・岐阜・三重に避難してきている方をご存知でしたら、「能登半島地震避難者支援ネットワークあいち」の支援について、ご案内のご協力をお願いできないでしょうか。避難者の方より「能登半島地震避難者支援ネットワークあいち」ご連絡いただくようお伝えいただいてもいいですし、ご本人がよければこちらに直接ご紹介いただけますと幸いです。

輪島市で被災した90代の母親の自主避難先として、母親を受け入れた愛知在住の娘さんは、「『輪島に帰りたい』と毎日話す母親を見て泣けてくる日々だった。自主避難者は皆置き去りになっている」と話されました。
愛知・岐阜・三重に避難された方が孤立されないよう、一つでも多くのつながりをつくっていき、サポートしていきたいと思っています。皆さまのご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。

※赤い羽根共同募金会「ボラサポ・令和6年能登半島地震」の助成をいただき活動しています。