【報告】街頭募金2日目終了しました

皆さま

お世話になります。RSY事務局です。

本日、栄三越ライオン像前、松坂屋前にて、街頭募金2日目を実施いたしました。

午前31名、午後32名のボランティアに協力いただき、562,800円の募金を賜る事ができました。

昨日の報道で街頭募金を実施していることを知り、募金や差し入れを持って駆けつけてくれた方、飛び入りでボランティアとして協力いただいた方が沢山おり、昨日以上の募金を賜る事ができました。本当にありがとうございました。

 

明日も街頭募金は実施いたします。少しの時間でも構いませんので、皆さまのご協力をお待ちしております。

 

 

・3回目:1月8日(月)10:00~12:00/13:00〜15:00(RSY事務所集合組は9:30)
※事務所から現地まで、募金箱やパネル等の運び出しがあります。可能な限りご協力をお願いいたします。

※13:00〜参加のみご希望の方は直接現地へ集合して下さい。

【実施場所・その他】
・名古屋市栄三越ライオン像前
・内容/令和6年能登半島地震 被災地支援活動募金
・連絡先/090-5000-8386(RSY林)

ご協力いただける方は、以下の申し込みフォームから参加表明をお願いいたします。https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe1rzxiVwYfGyVTlPPxi77gVAH_nk_vqIJCrZz3Ubj-LEZeKQ/viewform
当日飛び込みも大歓迎ですが、ご一報いただけると幸いです。
※大雨・洪水・暴風・大雪いずれかの警報が出ていたら中止とします。

RSY令和6年能登半島地震への対応(第3報)

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。
RSYは、1月3日より震度6強の被害を受けた石川県穴水町で支援活動を開始しています。

1月3日に第1陣、翌日に第2陣を派遣し、現在はスタッフ浦野・稲垣他、ボランティア4名の計6名で300人程の避難所となっている「さわやか交流館プルート」の運営支援を行っています。

震災からまもなく1週間。これまでの災害では10日~2週間で著しい体調悪化が増加する傾向がありますが、この避難所でも既に便秘や低血糖、嘔吐などが徐々に増えている印象です。外部から応援が入る間、特に心配な方については、RSY看護・福祉チームが必要に応じて24時間体制で見守りを行い急場をしのいでいます。昨日は穴水を震源とする震度5強の地震が発生し、「おそろしい」「通電したからせっかく家に帰ろうと思ったけどこれで避難所に逆戻りだ」など落胆の声が多く聞かれています。

ネット環境が非常に不安定であったこと、体調不良者や福祉ニーズへの対応を優先しているため情報の発信がままならない状態でした。ご心配頂いていた皆様に情報をお届けするのが遅くなり大変申し訳ありません。

名古屋では多くの皆様に街頭募金のボランティアや寄付のご協力を頂いています。食材・物品提供なども含め、私たちの活動への応援を頂きありがとうございます。引き続き、何卒よろしくお願い致します。

1.穴水町の被害概要
・人口は7000人強で高齢化率50%以上、10人前後から300人以上まで、40カ所以上の避難所が開設されている。
・町内山間部の道路は複数個所で地割れや陥没、隆起などによる被害を受けており、かなり危険な状態の中での移動を強いられている。相次ぐ余震や雨雪などの悪天候による状況の悪化に不安を感じている。
・町の半分が半壊以上の家屋被害という印象。
・電気は避難所を優先に、おとといから一部の地域で通電が始まっている。
・地域はLPガスが多く使用できている地域もある。
・水道は全面不通。ゴミ袋を簡易トイレや便器にかぶせ、新聞紙や凝固剤で処理し袋が一杯になったら縛って捨てるという手順。生活用水はペットボトルの水か給水車で賄っている。
・福祉避難所は断水や施設被害、悪路、マンパワーの確保が難しいなどの状況。通常の在宅福祉サービスも停止中が多い。90代や認知症高齢者、車椅子利用者、知的・精神障がい、小さなお子さん連れ世帯などが避難所・在宅に散見される。
・本日からNTT非常電話(無料)3台が設置(使用時間は10:00~15:00ごろまで、その他ドコモは携帯電話の充電ステーション、softbankはWi-Fi、充電ステーションの設置を順次行っています。

2.RSYの活動
(1)炊き出しの提供
3日より、温かい汁ものやごはん食を中心に、毎日昼・夕食の提供をしています。当日から地元の食生活改善委員さんや避難された方がお手伝いを申し出て下さっています。夕食は車中泊や周辺地域在宅避難をされている方々も含め昼食200食、夕食350食を提供。4日頃より町から菓子パン類が届くようになりましたが、ドーナツやジャムパン、メロンパンなど甘いものが多く、高齢者の食があまり進んでいません。

そんな中、昨日より地元住民やRSYと繋がりのある団体の皆さんから野等菜や豆腐、肉などの提供を頂いています。最初に名古屋から持ってきた食材が底をつきそうだったのでありがたいタイミングのお届けにとても助かりました!
(これまでに食材等を提供頂いた皆様/敬称略)
・つなぐこども未来
・カネハツ食品
・チーム中越
・真如苑救援ボランティアSaRV中京

・天白でぃぷり

(2)避難所の環境整備
現在も断水が継続しているため、トイレが通常通り使えません。最初は便器からし尿が溢れ非常に不衛生な状態に。それを施設管理者や社協職員が手でかきだし、ゴミ袋を便座にかぶせ新聞に吸わせたのち袋を縛って捨てるという流れで対処されていました。(実際のトイレ状況を掲載するため閲覧注意)

箱詰めして積みあがるし尿

しかし高齢者が多いこともありトイレの失敗や、閉じた袋からの漏れなどで環境悪化は継続。RSYスタッフで昼夜清掃を行い、昨日の朝ようやく、各部屋の代表者に向けて「トイレの使い方講習」を実施。15名程集まり皆さん真剣な面持ちで処理方法を学んでおられました。徹底とまではいかずとも現在は下記のような状態にまで回復しました。とにかく1日も早い水道の復旧を願わずにはいられません。

仮設トイレは4日から6台設置されていましたが、車中泊や在宅で避難されている方も利用されるため定期的な給水や清掃、バキュームによるし尿処理が必要となっています。
★避難所お助けボランティア活動開始!
おとといより、避難所内でお掃除やゴミの回収、水汲みなどをお手伝い頂けるボランティアさんを募集しています。一昨日は5~6人だったのが、今日は15名も集まって下さいました。「何かしていた方が気がまぎれる」「できることがあればいつでも声をかけて」などの声多数。疲れや不安が溜まっている時期にも関わらず「やり方さえ分かれば動くよ!」と意思表示下さり、「こんな時だけど頑張りましょうね」と互いに声をかけながら作業にあたりました。人の強さと頼もしさを強く感じた瞬間でした。

・新聞折りたたみチーム(トイレの汚物処理用)

一人ひとりができることをできる範囲で。みんなで雑談しながら作業もわきあいあい。

・ゴミ回収チーム

子どもたちもお手伝い。ペットボトルを足でおもいっきりつぶしてストレス発散!

・共用スペース清掃チーム

共用スペースの掃き掃除とモップがけ。床はみるみるピカピカに。石油の補充もかって出てくれています。

(3)要配慮者への対応
この避難所には「福祉避難スペース」が設置されており、現在9世帯・17名が生活しています。当初は資材もなく土足で雑魚寝の状態でしたが、部屋を清掃し、名古屋から持ち込んだ段ボールベッドや福祉用具を配置することができ、随分衛生的にすっきりした空間になりました。避難所全体として、トイレ介助が必要な高齢者も少なくなく高齢の家族による介助にはまもなく限界がきそうです。そのため、トイレ介助やおむつ交換などの対応ができる福祉専門職の投入が切に求められています。

また、徘徊のある認知症の妻や要介護5の夫を預かってもらえないかなどの問い合わせも相次いでいますが、すでに満床のため、同施設内にある町社協がかろうじて運営できている福祉施設につなぐなど対応に追われています。

各部屋でベッドや福祉用具使用の必要性がある方についても順次対応し、今ある資源で少しでも体の負担が少なくなるよう対応をしています。

(4)今後の派遣予定(被災地の状況により変更になることもあります)
※ドライバー募集:ハイエース、雪道、多少の悪路でも運転ができる方

・第1陣:1月3日(水)~12日(金)RSY浦野・稲垣、ボランティア2名
・第2陣:1月4日(木)~10日(水)ボランティア2名が1陣と合流)
・第3陣:1月11日(木)~15日(月)RSY浜田・松井、ボランティア2名
・第4陣:1月15日(月)~19日(金)RSY浦野・稲垣、ボランティア調整中
・第5陣:1月18日(木)~23日(月)RSY森本、ボランティア調整中
・第6陣:1月22日(月)~27日(土)RSY浦野・稲垣、ボランティア調整中
・第7陣:1月27日(金)~31日(水)RSY浦野(継続)、ボランティア調整中
3.被災者の声
●70代・女性
自宅は壁や瓦が落ちて雨漏りもしているかも知れないんだけど、見に行くのがいやでねぇ。5月の珠洲の地震を見て、もう一回大きいのがくるかなと思っていたけど、まさかこんなに早く来るとは思いもしませんでした。震度6強の揺れがまた来たら間違いなく全壊すると思います。家の壁を塗り直したばかりだったのに全部がダメになっちゃった。町に若い人がいて活性化すればもう少しここに住んで頑張ろうと思えるけど、こんな高齢者ばかりの町でそれが本当にできるのか相当気合がいるなと思っています。

●30代・男性(ベトナム人)
電気がつかないので携帯を充電にきています。私は穴水で働いていますが、地震のあと課長と連絡が取れて一緒に会社に行ったら中はぐちゃぐちゃ。でも困ったら課長に相談できるので大丈夫です。地震直後はこの避難所に来ましたが、2日目からアパートに戻りました。家が壊れたベトナム人の友人たちのうち数人で一緒に住んでいます。それぞれ会社が違うので中には連絡が取れてない人もいます。インターネットが使えないので情報が取れない。でも本国の家族とは電話で喋れて安心しました。今は食料と水にお金がかかることが困っています。近くのスーパーで何とか買っているけど、少しずつお金がかかるのでこの先心配です。→避難所では無料で食料水の提供があるので毎日取りに来てよいこと、石川県による多言語の相談窓口、NTTの緊急電話等を紹介。

●30代・女性
生まれて数か月の子どもが一人います。プルートの2階に子ども専用スペースを作ってもらえてたのでありがたかったんだけど、下が絨毯だけで身体が痛くて眠れませんでした。でも、マットをもらって敷いたら久しぶりにとてもゆっくり寝られてすごくよかった!

●70代・男性
今日トイレの使い方を教えてもらったんだけど、他の人にちゃんと教えられるか心配だよ(ということで、スタッフから個別レクチャー)。皆さんがこんなにきれいにしてくれたんだから、みんなルールを守ってきれいにつかって行かなきゃ申し訳ねぇからな。(と何度も手順を確認される)

●80代・女性
夫が腎臓を悪くして何度もトイレに行きたがるから介護が大変で。寝床から車椅子に移動する時に段差もあるしトイレの度に起こされてほとんど寝られていません。トイレの近くの部屋に移動できればもう少し楽になるのだけれど…→妻のトイレ介護の負担が大きく心身の疲労が心配されたため福祉避難スペースに移動。

●60代・女性(精神障がい)
(3日から3回嘔吐、受診するも避難所にもどされ、感染症の疑いも心配されたためRSYスタッフが24時間体制で対応。昨日から少しずつ安定)普段はひとりぐらしをしています。こともが東京と金沢にいますが疎遠です。食事は朝夕パン、昼はお弁当を食べていました。施設ではトイレ掃除をしたり、モノづくりをしたり色々しています。迷惑かけてすいません、すいません…→隔離部屋に一人でいることで日常動作の低下が見られ始めたため、感染症の疑いのないことを確認し今日から福祉避難スペースへ移動。

●70代・男性
これまでRSYさんと一緒に何度か被災地に活かせてもらったけど、自分がまたこんな目に会うなんて思わなかった。とにかく気が滅入るね。今は椅子を3つ繋げて寝ている。(簡易ベッド等を進めるも)大丈夫、みんなこんな環境の中で暮らしているんだから俺もこのままでいい。

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RSY活動支援募金にご協力ください!
(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラ
ムのために活用致します。

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【郵便振替でも寄付を募集しております】
ゆうちょ銀行
ゼロハチキュー支店 089
当座 0126026
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<郵便振替>
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特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

【報告】街頭募金1日目終了しました

皆さま

お世話になります。RSY事務局です。

本日、栄三越ライオン像前、松坂屋前にて、街頭募金を実施いたしました。

午前40名、午後30名程度のボランティアに協力いただき、441,232円の募金を賜る事ができました。

 

急な呼びかけにも関わらず、駆けつけていただいたボランティアの皆さま、多くの方に募金の協力をいただけたこと、本当に嬉しく思います。

ボランティアの中にはウクライナからの避難者さんもいらっしゃいました。「日本のみんなが好きだから、自分にもできることをしたい」、「母国の惨状を想像すると、地震で友人や家族、家を失う人の痛みが分かる」と話されており、共に募金の呼びかけを行ってくれました。

 

 

明日、明後日も街頭募金は実施いたします。少しの時間でも構いませんので、皆さまのご協力をお待ちしております。

 

・2回目:1月7日(日)10:00~12:00/13:00〜15:00(RSY事務所集合組は9:30)

・3回目:1月8日(月)10:00~12:00/13:00〜15:00(RSY事務所集合組は9:30)
※事務所から現地まで、募金箱やパネル等の運び出しがあります。可能な限りご協力をお願いいたします。

※13:00〜参加のみご希望の方は直接現地へ集合して下さい。

【実施場所・その他】
・名古屋市栄三越ライオン像前
・内容/令和6年能登半島地震 被災地支援活動募金
・連絡先/090-5000-8386(RSY林)

 

ご協力いただける方は、以下の申し込みフォームから参加表明をお願いいたします。https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe1rzxiVwYfGyVTlPPxi77gVAH_nk_vqIJCrZz3Ubj-LEZeKQ/viewform
当日飛び込みも大歓迎ですが、ご一報いただけると幸いです。
※大雨・洪水・暴風・大雪いずれかの警報が出ていたら中止とします。

【登録募集】運転ボランティア

みなさま

レスキューストックヤード事務局です。

この度の令和6年能登半島地震で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに

被災された方々に深くお見舞い申し上げます。

RSYは1月3日から常務理事の浦野をはじめとして4人が、現地入りし活動を開始しました。

さて、今度の被災地は、地割れなど悪路が酷く、また降雪時期でもあることから

たしかな運転技術をお持ちの方でボランティア協力していただける方の事前登録をお願いいたします。

まだ、具体的な日程は決まっていないのですが、可能性がありましたら

ご登録だけで構いませんので、協力ください。後ほど、ご連絡さしあげます。

こちらが登録フォームです。

【参加者大募集】令和6年能登半島地震 被災者支援活動募金

みなさま
お世話になります。RSY事務局です。
令和6年能登半島地震で、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
RSYでは昨日先遣隊が、現地入りし活動を展開しており、本日より後発隊が現地入りを予定しています。
そして、名古屋でも今週末の3連休に、街頭募金を実施いたします。

集まった募金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラムのために活用致します。

少しの時間だけの参加でも構いません。1人でも多くの方のご協力をお待ちしています。よろしくお願いいたします。

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街頭募金日時】
・1回目:1月6日(土)10:00~12:00/13:00〜15:00(RSY事務所集合組は9:30)
・2回目:1月7日(日)10:00~12:00/13:00〜15:00(RSY事務所集合組は9:30)

・3回目:1月8日(月)10:00~12:00/13:00〜15:00(RSY事務所集合組は9:30)
※事務所から現地まで、募金箱やパネル等の運び出しがあります。可能な限りご協力をお願いいたします。

※13:00〜参加のみご希望の方は直接現地へ集合して下さい。

【実施場所・その他】
・名古屋市栄三越ライオン像前
・内容/令和6年能登半島地震 被災地支援活動募金
・連絡先/090-5000-8386(RSY林)

ご協力いただける方は、以下の申し込みフォームから参加表明をお願いいたします。https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe1rzxiVwYfGyVTlPPxi77gVAH_nk_vqIJCrZz3Ubj-LEZeKQ/viewform
当日飛び込みも大歓迎ですが、ご一報いただけると幸いです。※大雨・洪水・暴風・大雪いずれかの警報が出ていたら中止とします。=======================
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当座 0126026
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RSY令和6年能登半島地震への対応(第2報)

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。
RSYは昨日に引き続き、つながりのある方々と連絡をとり情報収集を行っています。

現地の被害が広域にわたって拡大しており、ライフラインの寸断や冬場の気温低下をふまえ緊急性が高いと判断し、明日3日より浦野・稲垣他、ボランティア2名を派遣することにしました。穴水町は2007年能登半島地震で支援に関わり、その後も長きにわたり深く交流を続けてきた地域です。

震災がつなぐ全国ネットワークメンバーも各自のつながりを頼りに現地入りされています。交通事情など随時情報共有しながら、私達はまず穴水町社会福祉協議会のHさん、ボランティア連絡協議会会長Tさんを目指し、寒さ対策・衛生用品等の生活物品の提供と温かい汁ものが届けられるよう炊き出しの準備をして向かう予定です。

以下、被災された方々の声です。

●石川県穴水町
・Sさん(酒屋店主)
ほんとに…とにかく店のものも全部倒れて何から手をつけてよいか分からないです。もう店はダメかも知れない絶望感の中、今は店舗兼住宅で家族で身を寄せています。もう..呆然自失という感じで…来てもらえるのはありがたいですが、道路の通行止めが多いので到着できるかどうか..とにかく今は何も考えられないですが、またお知恵をお借りすることがあると思うのでよろしくお願いします。(写真はご本人のFBより転載させて頂いています)

・Hさん(RSY団体会員/穴水町社協職員)
広い建物はどこも避難所に使われていっぱい。社協も物が散乱していますが片づければなんとかスペースとして使えるかもしれないと思って。携帯の電源もいつ切れるか分かりません。応援に来てもらえるならすごくありがたい。

・Tさん(RSY会員/穴水町ボラ連会長)
車中泊から一夜明け、徒歩で自宅に戻りました。蔵と作業場がもうダメです。家族の無事は確認できました。知り合いの家が全壊し知人が家屋の下敷きになりましたが何とか救助されました。穴水全域に被害が及んでいます。もう…とてもひどい…電気ガス水道は全て機能していません。携帯電話は太陽光パネルで充電しましたがもうすぐ切れると思います。でもドコモは全然つながらないので今公衆電話からかけています。今は町内を歩き、罹災証明申請のため写真を撮るよう声をかけてまわっています。

●石川県珠洲市
・Sさん(行政関係者)
市内の避難所には既に4000人~5000人が溢れています。道路が通れないので行政職員も駆けつけられないんです。だから区長さんたちが地域の方々と協力して避難所の運営に当たられていると思います。報道も入れていないので分からないかもしれないけれど、亡くなった人も多く、自衛隊とご遺体の安置場所について相談しています。..もう何から手を付けていいか分からないです、本当に….

●石川県輪島市
・民宿店主(RSY定宿)
ガソリンがないので全ての車中泊者はとても不安がっています。電気や水道も使えません。私たちは自衛隊の駐屯地で車中泊をさせてもらっています。メインの国道は隆起陥没しているので、いちいち進めるか確認しながら車を動かしているという状況。民宿は外壁が崩れ、屋内はものが散乱し足の踏み場の無い状態です。先ほど食料だけ取りに戻りましたが、とにかく余震の恐怖との闘いでした。もう一度大きいのがきたら今度こそダメになるのではないかと思っています。

●石川県小松市
・Mさん(中海町住民/2022年の水害で支援)
大津波警報が発令されて、公民館の前の川が、津波が遡上してくると怖いと思い裏山に車で逃げました。一人ぐらしの高齢者にも声をかけてみんなで逃げました。少し落ち着いたころに自宅に戻ったけど、いつでも逃げられるように家族みんなで身を寄せ合っていました。何度も余震が襲ってきて。本当に怖かった。でも町民の皆さんにも怪我もなく、地域も落ち着きを取り戻しています。

●富山県高岡市
・Nさん(RSYスタッフ友人)
職場の拠点の一つの給排水が壊れて水浸しになりました。施設利用者を他の拠点に移すなどして自分も施設に宿泊しました。自宅に戻ったら家のなかはぐちゃぐちゃ。幸い屋根の被害はないようです。でも門柱や灯篭も大きな被害がありました。特に門柱は倒れたら危ないので早くなんとかしないとと思っています。知人が経営している七尾市の認定こども園の被害もひどい様子でしばらく休園もよぎなくされるかもと言っていました。

今回の現地入りについて、余震への警戒を含め地震の地殻変動学の専門家である
鷺谷威教授(名古屋大学減災連携研究センター)よりコメントを頂きましたので
ご紹介します。
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能登半島の地震、ここまで大規模な地震が起きるとは正直思っていませんでし
た。活発な余震が起きているのはその通りで、一般的には、M7.6に対してマグ
ニチュードが1小さい(M6.5程度)の余震が起きることは想定しておく必要が
あり、そうなると場所によっては震度7相当の揺れになる場合もあります。
また、震源域の東部延長(佐渡側)や西側にも破壊が広がっていく可能性も否
定はできません。雪があまりなさそうなのは幸いですが、いずれにしても冬季
の日本海側は大変厳しい気候条件です。どうぞ十分気をつけて活動なさってく
ださい。

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1月1日能登半島を震源とする地震について(第1報)

みなさま

RSY事務局です。本日16:10頃に発生した能登半島沖を中心とした地震について、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。

RSYは会員・ボランティアの方々、被災地支援等を通じてこれまで繋がりのある現地の方と連絡を取り、安否確認・情報収集を続けています。

沿岸沿いにお住まいの方の多くは高台に避難をされていますが、緊急地震速報に伴う断続的な大きな揺れ、大津波警報の継続、夜間の停電や断水、寒さなどで皆さんの不安や心身の疲れも時間を追うごとに大きくなっています。

被害の全容は明らかになっていませんが、スタッフの現地入りを視野にいれつつ今後の対応について検討を重ねていきます。

●石川県輪島市
・RSYスタッフ定宿の店主
旅館の建物はもう被害でズタズタです。目の前が海なので、私たちは3人の子どもと一緒に高台に避難しました。慌てて避難したので子どもの物を何も持ち出せませんでした。下の子は生まれてまだ数か月しかたっていないこともあり、余震が続く中恐怖と闘いながら自宅に物を取りに行ったところです。

●石川県穴水町
・Tさん(RSY会員/2007年能登半島地震被災者)
すごい揺れでした。現在は町内で車中泊中です。でも道路の地割れで自宅までたどり着けません。家にいる家族にようやく連絡が取れましたが、中はひどい状況のようです。穴水高校に上がる坂道の地割れがひどく、町内外の他の地域も道路の亀裂などの被害が多数見られています。知り合いの家も半壊したと連絡があり、2007年能登半島地震の比ではない被害だと感じます。テニスの指導をしている生徒(中学生)たちとも電話がうまくつながらず連絡が十分に取れていません。避難していると願うしかありません。

●石川県金沢市
・Kさん(RSYボランティア)
金沢市にある実家に帰省しており、ちょうど犬の散歩で外に出てすぐ、揺れに見舞われました。金沢市の震度5弱は人生でいちばんの揺れで恐怖を感じました。実家では棚から皿や花瓶が落ちましたが、僕自身は無事です。震度7の能登地方はかなりの被害が出ているのではないかと思っています。

●新潟県刈羽村
・Sさん(RSY会員)
泣きそうです。でも能登の方も大変。それから比べれば大丈夫ですが、断水しています。ずっと揺れがあり、アラームも鳴ったりしています。食器棚を抑えたり、鍋がコンロから飛んだり、網戸が外れたりです。実家が少し傾きました。柏崎市の娘は山の方の総合体育館に避難して、上越市にいる息子は荷物をまとめて出ようとしたところ国道が渋滞で自宅待機中。道路は亀裂が入るといった状況です。

●新潟県上越市
・スタッフ友人
家具が倒れるのを必死で抑えていたけど、棚の中で食器が割れました。2004年新潟県中越地震よりひどい揺れと感じています。でもここは海抜16mあるため津波の被害は心配ないです。

●富山県
・Nさん(RSYスタッフ友人)
自分が所長を務める高岡市内の福祉施設は、ガラスがところどころ割れ散乱し、ガスが一時止まったものの大したことはないです。でも市内の自宅の灯篭は倒れました。

・Kさん(RSY会員)
朝日町の実家は海抜8mのため、両親は高台の避難所に現在避難中です。

【報告】第4回あったかごはん食堂を開催しました!

みなさま

RSY事務局です。

12月24日クリスマスのこの日、第4回あったかごはん食堂を開催しました。このプロジェクトは食の提供を通じて、日常の中でも災害時でも、心身の健康を守りながら、困りごとや孤立・孤独感を抱える方々のニーズキャッチや居場所を整えるために動ける人づくりを目的としています。

当日は、RSY会員や大学生、コープあいちの職員の方々など10名がボランティアにお申し出下さり、スタッフ合わせて総勢12名で取り組みました。

メインメニューは白菜と大根をメインとした冬野菜のカレー、副菜にはポテトサラダ。これまでの食堂では50~60食程度が常でしたが、今回は170食を作ります。

お届け先は「NPO法人名古屋市里親会こどもピース」さんが主催するクリスマス会。この団体は、様々な事情を抱え親元で暮らすことが困難な子どもたちを、里親登録しているご家庭につなぐことをメインに、里親ファミリーの絆を深められる場づくりなどにも取り組んでいます。拠点は私たちの事務所がある東区。ご近所のおせっかいおばさんのような気持ちでお手伝いさせて頂きました。

被災地での炊き出し本番さながらの臨場感の中で、予定時間までに安全においしい食を届けるには、知識や技術、下準備が重要です。ガス窯や炊き出し窯の使い方、水加減、調理スペースの効率的な動線や衛生面での安全対策などを、コアメンバーと改めて再確。「こんな確認票や手順書があるといいんじゃない?」「器はできるだけプラを使いたくないけど高いよね。。。」など、様々な意見が出ました。最後は「とにかくやってみなくちゃ分からない、チームワークが何より大事。練習あるのみだね!」という意見で全員一致しました。

反省点は多々ありながらもなんとか会場にお届けすることができました。

会場には里親ファミリーの笑顔が溢れ、終始楽しそうな雰囲気。最後のプレゼントにお食事を手渡しさせて頂きました。

ささやかながら、里親ファミリーの楽しい思い出づくりのお手伝いができたことを嬉しく思います。また同じ地域で活動するNPOさんとの新しい繋がりを、今後も大切にしていきたいと思います。

最後に、こどもピースの奥田代表からメッセージを頂きましたのでご紹介します。

年の瀬押し迫る中、たくさんのスタッフさんがカレーを届けてくださいました。クリスマス会に参加した里親家庭総勢150食分!カレーはみんなが好きなメニューなので大喜びです。それぞれ家庭ごとに持ち帰り「美味しかったよー!」「家族みんなで一緒に食べられてうれしい」と感想が寄せられました。これは非常時でも食べられるメニューなんですよね。こんなに美味しいものが災害時に食べれるのは大変ありがたいことです。

里親会では毎年、いざというときの備えのために防災キャンプを行ってきました。カレー作りや飯盒炊飯等、防災を通じて子どもたちが一緒に作ったものを一緒に食べるのは楽しいもの。今後、レスキューストックヤードのみなさんにいろいろなアイデアや知恵を教えていただけると嬉しいです。このたびは本当にありがとうございました。

★NPO法人名古屋市里親会こどもピース
https://nagoya-satooya.com/
※随時寄付金や会員、ボランティアも募集中!ぜひご協力をお願い致します。

 

【年末年始休業のお知らせ】認定NPO法人レスキューストックヤード

レスキューストックヤード事務局です。
本年も、多方面にわたり本当にお世話になりました。
みなさまにとって、来る年が佳き年となりますよう、祈念しております。
来年も、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、下記の日程で年末年始休業させていただきます。
ご不便をおかけいたしますが、ご了承ください。

名古屋事務所(ふくしま支援室共):

12月28日(木) ~ 1月4日(木) 

★1月5日(金)より、通常通りです。

【報告】石川県小松市「中海お茶っこサロン」(2022年8月水害・第10報)

みなさま

RSY事務局です。

RSYは昨年度より、2022年8月3日からの大雨で被災した石川県小松市中海町・中ノ峠町の皆様と交流を続けてまいりました。

水害当初、地元の女性たちと共に始めた「あったかごはん食堂」が、北陸学院大学や被災地NGO恊働センターとの協働を経て地域サロンに発展。女性たちから「被災している、していないに関わらず集える場を地域の人たちが求めていることがわかったから、これからは自分たちで運営できるようになりたい!」という声が聞かれました。そこで、11月15日~16日にかけてRSY第10陣としてRSYスタッフ・ボランティアを派遣し、サロン中のカフェや足湯、健康相談のお手伝いをしました。

また他にも、活動を通じて訪問を重ねていた3世帯へのお宅への個別訪問や、山間部の中ノ峠地区の復興状況の視察、住民の方からお話を伺いました。

以下、RSYスタッフ・稲垣、ボランティアの椿さん、RSY看護チームの藤井さんからの報告です。

1 中海お茶っこサロン
サロンは中海公民館で11月16日の午前10時30分から午後1時まで開催し、24名の方がおみえになり賑わいました。

あたたかい飲み物を提供するカフェ、ほっと一息つける足湯、血圧を測ったり健康不安についての相談コーナー、そしてフリースペースを設置しました。

カフェでは、事前に準備していた手作りのホールケーキを食べやすい大きさにカットしてカップケーキがいっぱいできました。これを淹れたてのコーヒーと一緒に提供です。

足湯コーナーは
ほっと一息、あたたかーい~ きもちいい~

健康相談では
あれっ?血圧高いー! どうしましょう…サロンの会話の中で、血圧の話題となり血圧計で測定、誰が高いとか低いとかで盛り上がっていました。

自分で測定ができる様に自動血圧計を設置して、冬季となっても水分摂取が大事であることをピーアールする目的でポスターを提示しました。

そしてフリースペースで井戸端会議
息子がねぇ…うちの旦那が…卵が高くてねぇ・・
など話題もいろいろ。
和やかでまったりした時間を過ごしました。

★住民の声
〇70歳代:女性
74 歳になっても 仕事に行っとう、2時から8時 週1回だったのが2回になった、体にこたえる。鹿児島の 息子が招待してくれて、孫と二人で遊びに行って贅沢させてもらった。 孫が小学校に上がるのでお祝いにパッチワークをプレゼントしたから肩が凝ってる。 おっちゃんのお食事は準備して持って行ったり世話はしとうよ。
こうなん(サロン)するなら午前にやって、午後は仕事に行かなんからなぁ。

〇70歳代 女性
両足に静脈瘤の手術をしたから、時々自分で足湯をするの。ここまで(ふくらはぎ)湯を入れとるよ。腰も痛い、圧迫骨折したから…。
2 個別訪問

以前から何度か訪問を重ねていた3世帯のお宅を訪問しました。
最初のお宅は、出かける直前であったため、挨拶程度の声かけになってしまいましたが顔色も良く、動作も軽やかで安心しました。

次のお宅は「おー、あの時の。元気にしとる、運動に週1回通っている」と受け入れてくださり、スッキリと片付けされた玄関に大輪の菊の鉢が複数置かれ、お顔も動作も以前お会いした時と変わりがなく元気でした。

最後のお宅は、浸水後片づけた離れで暮らし、小屋には農具が置かれ、畑仕事をされていて「ボランティアさんにお世話になって、きれいにしたけど、息子夫婦がここまで浸かる所は住めんと言って、隣町に住んどる。建てて間がないのにね。」と水害によって暮らしが大きく変わったことが伝わってきました。

<ボランティアの感想:中海地区>
梯川の中海小学校の辺りは重機が入り、河川工事が進んでいました。中海町を歩いても新しくなっている部分・水害のままの部分が混在していて、被災した方の中でも環境も気持ちも落ち着いた方、環境の変化が大きく気持ちの整理がつかない方と、それぞれの復興の道のりに違いがあることを感じました。

サロンでは水害に関する話はほとんど出ません。しかし個別にお話を聞いていくとそれぞれの想いや暮らしの様相は様々。今回皆さんとの関わりを通じて「いつまでも昨年の水害を意識したままではいられない」という想いは感じつつも、まだ水害の話題を気兼ねなく吐露できる機会は今後も大事ではないかと感じました。

健康相談では、血圧測定や相談だけでなく健康上で気を付けて欲しい事を即席の小さなポスターで提示をしてみました。今後も災害の経過時期や状況を考慮しながら健康に興味を持って頂けるようアピールしていければと思います。

3 中ノ峠地区
中ノ峠地区の中を川沿いに走る一本しかない道は、通行止めとなっていました。
徒歩で地区に入ると、大規模な工事が進められ、何軒か訪問しましたが不在でお会いできませんでした。

あとでわかりましたが、工事の騒音があるので工事が始まると皆さんどこかへ出かけるそうです。氾濫した川沿いに奥へ進むと最初は電気工事、

その奥は護岸工事が行われていました。

崩れた山の斜面も復旧工事が進みました。

※奥の法面が土砂が崩れていた。

いつもお世話になっている地区の入口にある物産店を訪ねました。
被災直後は水源がこわれ名物の岩魚の提供できず困っていましたが、今は被災前と同じように店が開けられるようになったと喜んでいました。

冬の対策を進めているけど工事の通行規制で不自由している。工事が終われば安心に暮らせることを信じてると笑顔で話してくれました。

<ボランティアの感想:中ノ峠地区>
ほぼ半年ぶりに訪れた中ノ峠地区は復興工事が進んでいることを肌で感じました。物産展を切り盛りしている地元の方お二人にしかお会いできませんでしたが、二人とも明るく前を向いて生活する姿を見て安心しました。中海地区と同じように中ノ峠地区も今後、携わりたいと思いました。