レスキューストックヤード事務局です。
名古屋事務所(ふくしま支援室共):8月10日(土) ~ 15日(木)
★8月16日(金)より、通常通りです。
七ヶ浜みんなの家きずなハウス :8月13日(火) ~15日(木)
★そのほかにも、臨時休業あり。くわしくはみんなの家きずなハウスのFacebookで確認し
かけがえのない命を守るために 私たちは、過去の災害から学んだ教訓を活かし災害に強いまちづくりのお手伝いをしているNPOです。
レスキューストックヤード事務局です。
名古屋事務所(ふくしま支援室共):8月10日(土) ~ 15日(木)
★8月16日(金)より、通常通りです。
七ヶ浜みんなの家きずなハウス :8月13日(火) ~15日(木)
★そのほかにも、臨時休業あり。くわしくはみんなの家きずなハウスのFacebookで確認し
みなさま
お世話になります。RSY事務局です。
平成30年7月豪雨から1年が過ぎ、水害が心配される季節に入りました。
RSYでは、水害が心配される地域への情報収集をはじめ、震災がつなぐ全国ネットワ
ーク発行の冊子「水害にあったときに」の発送対応や資機材の搬出など災害発生時の
対応を事務局内で再確認し、備えています。
北海道胆振東部地震の支援では、地元の支援団体を中心に足湯やマッサージケアなど
を通じた場づくり支援を継続中です。
遅くなりましたが、以下、6月に実施いたしました北海道での活動報告です。
=================================
「広げよう!足湯で繋がる支援の輪 全国足湯ボランティアフォーラム in 北海道
~北海道胆振東部地震の今とこれからを考える~」を開催!
6月16日(日)10:00~16:00、真宗大谷派(東本願寺)札幌別院にて、 足湯ボラン
ティアフォーラム in 北海道を開催いたしました。 昨年9月の北海道胆振東部地震の発
生を機に、道内の支援団体・個人で結成 された「北海道足湯隊」。そのメンバーが
「今後も息長く被災者に寄り添う 活動を続けたい。そのために、より多くの方に足湯
ボランティアを知っても らいたい。」という願いから生まれた企画です。本企画で
は、足湯ボランテ ィアの始まりと本質、昨年発生した災害の被災地で展開された足湯
ボランテ ィア活動を振り返りました。さらに足湯体験を盛り込み、足湯づくしの1日と
なりました。
・北海道足湯隊の活動を中心に、2018年度発生した災害の被災地で行われた
足湯ボランティアの取り組みを紹介し、被災者の「つぶやき」から見えてきた被災地
の現状と課題を整理する。
・「足湯ボランティア」の文化と活動の本質に触れ、現状の活動内容の方向性を確認
する。
・「足湯ボランティア」同士が率直に、悩みやアイデアを共有し、今後の活動への
モチベーションアップと、新たな仲間づくりの場を提供する。
〇挨拶
・加藤真樹氏(真宗大谷派東本願寺北海道教務所 次長)
北海道内には真宗大谷派(東本願寺)の寺院・教会が470カ寺あり、北海道胆振東部
地震が発生した際には現地災害救援本部を設置し、被害状況の把握に努め、特に被害
が甚大である寺院から順次、救援物資の配布とお見舞いを行った。また真宗大谷派災
害支援ネットワーク「じゃがネット」を通じ、北海道足湯隊と協働できていることを
嬉しく思う。自身も先日、足湯を体験し、身体だけでなく心もほぐれていくのを感じ
た。本企画を機に、足湯の活動が広がっていくことを願う。
・篠原辰二氏(一般社団法人Wellbe Design 理事長/北海道足湯隊事務局)
北海道胆振東部地震から1か月後に発足した北海道足湯隊。避難所から始まった活動
は徐々に仮設住宅やお寺、地域の集会施設などへと広がり、活動依頼も増えてきた。
当法人では北海道足湯隊の事務局を担っており、月に1度の定期ミーティングや各足湯
ボランティアの活動サポートを行っている。現在は隊員不足により、現地からの要望
に応えにくくなっている。本企画をきっかけに道内での足湯ボランティアの育成にも
力を入れつつ、今後も可能な限り北海道足湯隊のサポートを継続していきたい。
〇報告「北海道胆振東部地震の現状と課題」/定森光氏(NPO法人北海道NPOサポートセンター理事)
今回の地震で特に被害の大きかった3町(厚真町・むかわ町・安平町)の人口は約2万
人、北海道全体の人口に対し、0.3%の人口が被災しているのに対し、一部損壊以上の
世帯は8割以上、住民の大半が被害を受けた状況にあることが分かる。昨年11月に避難
所はすべて閉所し、350世帯以上が応急仮設住宅などへ移転したことにより、ボランテ
ィアによる談話室を活用した交流の場づくりや、居住環境のサポートが行政や災害ボ
ランティアセンターとの連携し行われてきた。
最近、課題となっているのは、半壊以上の被害に遭いながらも在宅で生活している、
在宅被災者の存在だ。該当する世帯は全体の半数以上いることが分かり、在宅被災者
を対象としたニーズ調査が進んでいる。現状の課題として、ニーズ調査から取りこぼ
されている被災者の存在が浮き彫りとなり、多様な形での被災者支援が必要となって
いる中、時間の経過とともに支援団体が減少しつつある。そんな中でも、発災当初か
ら継続して被災地域との関係性を築いている道内の支援団体の存在は心強い。このよ
うな団体を引き続き応援しつつ、増やしていきたいと考えている。
〇パネルディスカッション「2018年・足湯ボランティア活動~愛媛・広島・岐阜から
北海道へリレー~」/コーディネーター:松田曜子氏(震災がつなぐ全国ネットワー
ク)、コメンテーター:村井雅清氏(被災地NGO協働センター)
・本田綾子氏(北海道足湯隊)/活動:北海道勇払郡むかわ町・厚真町・安平町
発災当初から個人で災害ボランティア活動を開始。昨年10月、WellbeDesignを通じ
足湯に出会い、現在は足湯や訪問調査などでボランティアとして活動している。足湯
ボランティアでは、活動先との調整や足湯の担い手の育成等、活動の幅を広げてい
る。活動中の悩みとして、被災者に寄り添い続けるために団体として出来ることは何
か、仕事で多忙なメンバーのモチベーション維持などが課題である。
・飯嶋麻里氏(公益社団法人シャンティ国際ボランティア会)/活動:愛媛県西予市
シャンティ国際ボランティア会では、平成30年7月豪雨で被災した愛媛県西予市を中
心に活動を展開。「被災者の声を聴く」ことをメインに据え、その手法の一つとして
足湯が取り入れた。避難所での傾聴カフェをきっかけに、被災者の状況に合わせた活
動内容や場所を調整し、被災者が参加しやすい環境となるよう心掛けた。
また足湯ボランティアを継続することで、住民の小さな変化に気づくことができる。
自分の変化は本人でも気づきにくいもの。他者から見た変化をボランティアが伝える
ことで、足湯に参加してくださったことへのお返し(感謝の気持ち)にもなるので
は。それが結果的に住民を後押しすることにもつながっている。
・吉林奏(NPO法人レスキューストックヤード)/活動:岐阜県関市
平成30年7月豪雨で被災した岐阜県関市では、「生活再建を考える相談会&ミニ喫茶」
で足湯を取り入れ、リラックスした雰囲気の中でお話を聴くことができた。足湯を取
り入れたことで、地元社協との話し合いの中では、足湯のつぶやきを通し「拾い切れ
ていない声がある」「足湯の活動を地元にも残したい」という要望から、「地元住民
向け足湯講習会」の実施につながった。足湯講習受講後の地元ボランティアは、復興
イベントや地域サロンで足湯デビュー果たしたが、参加者もボランティアも同じ地元
住民だからこそ、相手の気持ちに耳を傾けることへの不安を抱えていることが分かっ
た。活動の際に身近な存在である社協職員や先輩ボランティアによる継続したサポー
トが必要であるため、今後も名古屋からできるサポートを続けたい。
・玉木優吾氏(しずおか茶の国会議)/活動:広島県呉市
平成30年7月豪雨で被災した呉市では、酷暑の中、避難生活が長期化。少しでもほっと
できる時間を提供しようと静岡県より足湯ボランティアを送り出したのが活動の始ま
りだ。地元社協や民生委員との連携を密にすることで、活動場所のコーディネートや
つぶやきの伝達をスムーズに行うことができた。また足湯で拾ったニーズの中から社
会サービスを活用する必要がある被災者に関しては、行政と共有する仕組みづくりを
徹底することで、なるべく早く対応できるような形を作り、支援の漏れを少なくする
ことができた。「つぶやき」の分析はじめ、活動で情報収集したものは、様々な年
代・職種のメンバーが集結する茶の国会議でも情報共有・連携で協議し、現場で活躍
するボランティアをサポートし、現地への負担を軽減するという機能を果たした。
・大竹修氏(被災支援団体おたがいさまプロジェクト)/活動:岡山県真備町
平成30年7月豪雨を機に「おたがいさまプロジェクト」を立ち上げ、月に1回ボランテ
ィアバスを出している。がれき撤去から始まった活動は、より被災者に寄り添う活動
を考え、仮設住宅への慰問活動に変化した。足湯などで定期的に伺い、「一人でも多
くの方との関わりを大切にし、心穏やかな時間を過ごしてもらいたい」の気持ちを忘
れず、活動を継続している。また子どもイベントと連携することにより、世代間の交
流と笑顔が生まれ、子どもが足湯ボランティアに参加するなど、活動の輪が広がりつ
つある。
また夏場の足湯希望者の減少が課題である。おたがいさまプロジェクトでは、ミント
等使った夏用入浴剤の活用を検討している。
〇基調講演「足湯ボランティアの本質を考える」/村井雅清氏(被災地NGO協働センター顧問)
足湯ボランティアの始まりである1995年阪神・淡路大震災当時も、今回の北海道胆振
東部地震でも、市民の自主的な動きが活発だった。自主的な一人ひとりの発想によっ
て行動を、普段から積み重ねていけば時代に社会は変わっていく。足湯ボランティア
は、震災当時、東洋医学を勉強していたボランティアによって始まった。
阪神・淡路大震災から2年を前に被災者の厳しい生活の一端を「つぶやき」から垣間見
え、約1,000人分の「つぶやき」の分析をもとに「市民がつくる復興計画―私たちにで
きること」(1999年)を発行した。そもそも「つぶやき」とは、阪神・淡路大震災か
ら1年後の1996年~1997年にかけ、当時仮設住宅で暮らしていた被災者からお聞きし
た「生の声」のことを、「ふだん着のつぶやき」と表現したことに始まる。より注目
し始めたのは新潟中越地震からだ。
過去の災害で聴かれた「つぶやき」をきっかけに被災者へもたらされた支援の事例を
紹介。足湯はお湯で足が温まるだけでなく、「言葉を吐き出す」ことが何よりも大き
な効果だ。被災者が言葉を吐き出すことで自分の気持ちの整理ができ、自分の考えを
肯定することに繋がっていくことが「心の自立の始まりのサイン」かもしれない。
「硬直した社会の仕組み」にはまっている人たちのそばに寄り添い、自分たちにでき
ることを探すのが、ボランティアの強み。ここで聴かれた声を抽出し、行動に移して
いくのが足湯ボランティアだと思う。ただひたすらに被災者に寄り添い、「枠を外し
て」制限をもたず、それぞれに出来ることを自由にやっていくことで、活動は広がっ
ていく。ボランティアはなんでもありや。
被災者一人ひとりへの寄り添い、それを積み重ねていくことが、社会の隙間に取りこ
ぼされてしまいがちな最後の1人までも救うことに繋がっている。その苗床を北海道は
じめ全国各地でつくっているのは、まさにあなたたちだ。
〇足湯ボランティア体験・活動紹介コーナー/北海道足湯隊&登壇者
〇交流会
・今回の地震でお寺関係の支援を中心に活動する中で、北海道足湯隊と出会った。お
寺、宗門を超えて様々な団体と協働できることは有難く、新たな視点を取り入れるこ
とが出来ている。今後も自分たちの目で耳で得た新鮮な情報を届けながら活動を続け
ていきたい。(本企画を実施するにあたり、会場手配等でご協力いただいた、災害支
援ネットワーク「じゃがネット」岸田氏より、ご挨拶いただきました。)
・北海道足湯隊って、大人のサークルのような集まりだと感じた。年齢も職種も異な
る道内のボランティアが、「被災者のために何かしたい」という思いで集まった。発
足当初から変わらず活動を続けているメンバーや、時々参加するメンバーなど、それ
ぞれのペースで活動に関わっている。(登壇者)
・活動場所が田舎になればなるほど、活動の周知は「住民同士の口コミ」と「定期的
に活動すること」だと感じた。(道内ボランティア)
・活動の中で住民から「うちよりも被害の大きいお宅があるから・・・」と言われる
ことが多いが、そう話すことで、「自分はまだ大丈夫、頑張れる」と言い聞かせてい
るのかもしれない。(道内ボランティア)
〇閉会挨拶
栗田暢之(NPO法人レスキューストックヤード代表理事/震災がつなぐ全国ネットワ
ーク共同代表)
自身の原点でもある阪神・淡路大震災での活動を振り返りながら、当時、共に奮闘し
た仲間を思い浮かべた。あれから24年が経ち、足湯のネットワークも広がりつつある
が、さらに広げていきたいと考えている。ボランティアはお忙しくされている方が多
いが、ボランティアそれぞれの意思を尊重しつつ、被災者に寄り添い続けてほしい。
北海道関係の支援はこれからが踏ん張りどころ。そのためには、自分も含め、モチベ
ーションの維持が重要となってくる。RSYとしても、震つなとしても、引き続き応援
していきたい。
※本企画は赤い羽根「ボラサポ・北海道」助成金を受けて実施いたしました。
みなさま
RSYが東日本大震災の復興支援として宮城県七ヶ浜町にて運営しております、
「七ヶ浜みんなの家きずなハウス」にて『きずなハウス通信』VOL.26を、
発行いたしましたので、ご案内させていただきます。
6月26 日(水)から7月21 日(日)まで、七ヶ浜国際村ギャラリー「海物語」にて、震災直後からのボランティアとの交流や現在のきずなハウスの様子まで、七ヶ浜に想いを寄せ、応援し続けてきたボランティアと住⺠の8年間を振り返る写真展を開催しました。
みなさまお気に入りの写真に投票できる、参加型の写真展となっており、おかげさまで300 票を超える投票をいただきました。
上位3点については、しばらくの間、きずなハウスにて展示しておりますので、ぜひ足をお運びください。
7月28 日(日)、きずなハウスにて、「子供も⼤⼈も作る︕遊ぶ︕⾷べる︕」をテーマに、県内で様々なイベントを⾏っているHappiness 主催によるワークショップが開催されました。
キャンドルすくいやネイルサロン、サンドアート、アイシングクッキー作りなど、ここには書ききれないほどのワークショップや、フードコーナーがたち並びました。
他にも、みんなで描くチョークアートや書描師さんが文字を書いた⼤きな布にみんなで絵を描き足すなど、創造⼒や⾷欲を刺激される、とても楽しいイベントとなりました。(みんなで作ったアート作品はきずなハウスに展示します︕)
今回、Happiness さんがイベントを開催する場所を探しているなか、きずなハウスのことを知り、ここで開催してくれたことを⼤変うれしく思います。
これからも、町内外の⽅が、楽しく交流できる素敵な場所となれるよう目指していきます︕
7月13 日(土) 10:00〜12:00
・「アサガオでグリーンカーテンを作ろう」ワークショップ
東北大学の先生の協力のもと、自然の力を活かし、夏の暑さを和らげる緑のカーテンを作りました。
子ども達も手伝って、松ヶ浜のお母さま方には、混ぜご飯おにぎりを作っていただき、みんなで美味しくいただきました。
とても珍しい色合いの花が咲く予定なので、開花の時期をお楽しみに!
7月28 日(日) 10:30〜16:00
・Happiness 主催ワークショップ
8月17 日(土)16:30〜20:00
・松ヶ浜地区夏祭りに「きずなハウス」も出店します︕
ブランド七ヶ浜認定「ぼっけのボーちゃん焼き」と駄菓子の販売のほか、当日限定くじ引きも。
ぜひ、遊びに来てください!
(毎週金曜日、14時から15時まで開催)
2日 松ヶ浜地区避難所
9日 菖蒲田浜災害公営住宅
16日 花渕浜災害公営住宅
23日 代ヶ崎浜地区避難所
※お茶出しなど、お手伝いいただける方、募集中!
七ヶ浜みんなの家きずなハウス
〒985-0802 宮城県宮城郡七ヶ浜町吉田浜字野山5-9 生涯学習センター敷地内
TEL:090-9020-5887/Mail:info@rsy-nagoya.com
運営:認定NPO法人レスキューストックヤード
皆さま
RSY事務局です。ご好評を頂いていた
冊子「できることからはじめよう!避難所運営の知恵袋・改訂版~みんなで助け合える避難所づくりのために~」
の残数がなくなりましたので、無料配布を終了させて頂くこととなりました。
この冊子は、平成30年度・独立行政法人福祉医療機構「社会福祉振興事業」からの
助成金により、平成26年度同助成金で作成した冊子の改訂版として発行しました。
これまでに、全国各地の防災ボランティア、自治会、行政、社協、企業など、
約4,000冊を配布しております。
ただ今増刷を検討中ですが、自己資金での製作となりますので、A4フルカラー1冊
1,000円程度で販売できればと考えております。希望される皆様は今しばらくお待ち
下さい。今後ともよろしくお願いいたします。
※ 2020年3月17日追記 ※
「避難所運営の知恵袋・改訂版」の増刷・販売準備が整いましたので、お知らせいたします。
申込みをご希望の方は、以下のフォームからお申込みください。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
みなさま
RSYが東日本大震災の復興支援として宮城県七ヶ浜町にて運営しております、
「七ヶ浜みんなの家きずなハウス」にて『きずなハウス通信』VOL.25を、
発行いたしましたので、ご案内させていただきます。
6月から、町内5地区にある災害公営住宅を「きずな号」で訪れ、住民の皆様と交流を深める、『出張きずなハウス』をはじめました。「ちょっとお茶したいな」、「誰かと話したいな」と思った時に、気軽にご参加いただけるよう、オープンカフェのようなかたちで、飲み物のサービスのほか、駄菓子や「ボーちゃん焼き」の販売も行っています。
現在、町内の災害公営住宅では、高齢化率が約43%、一番高いところでは100%となっており、買い物弱者や孤立、生活不活発病などが心配されます。定期的に開催されている社会福祉協議会による地区サロンに加え、少しでも見守り体制づくりにつながるよう開催していきます。
先日開催した地区では、男性の参加者も多く、学校帰りの子ども達も加わり、賑やかなものとなりました。『出張きずなハウス』が町の皆様で盛り上がるよう、お手伝いいただける方の参加も大歓迎です!
【参加者の声】
「ボーちゃん焼き食べたかったけど、きずなハウスまではなかなか行けなくてねぇ」(80代女性)
「今度の休みに孫たちと会うから、駄菓子買っておくよ」(80代女性)
※この取り組みは、七ヶ浜町「心の復興」事業補助金の交付を受けて実施しています。
6月26日(水)、RSY代表理事の栗田暢之が、七ヶ浜国際村ホールにて、「一人ひとりに届く支援」を通じて「人権」を大切にしてきた理由、そして「一人ひとりの復興」に向け、ボランティア・NPOが果たすべき役割について、講演させていただきました。
七ヶ浜町での講演は、2006年の防災講演会以来となり、この時のご縁がきっかけで、東日本大震災発災直後から、七ヶ浜町での支援活動を、現在まで続けさせていただいております。
今回の講演会にあわせ、震災直後からのボランティアとの交流の様子や現在のきずなハウスまで、七ヶ浜に想いを寄せ、応援し続けてきたボランティアと住民の8年間を振り返る写真を国際村ギャラリー「海物語」にて展示しています。みなさまお気に入りの写真に投票できる、参加型の写真展となっておりますので、ぜひ、足をお運びください。【入場料無料。7月21日(日)まで】
6月26日(水)
・2019年度人権啓発活動講演会
『災害時におけるボランティア・NPOの役割~一人ひとりの人権を鑑みて』
6月26日(水)~7月21日(日) 10:00~17:00@七ヶ浜国際村ギャラリー「海物語」
・『We Love七ヶ浜』写真展~住民とボランティアがつむぐ復興への歩み~
7月28日(日) 10:30~16:00
・Happiness主催ワークショップ
「参加した方にハッピーを届けたい!アートで幸せに!」。
きずなハウスで、子どもから大人まで楽しめる約20種のワークショップが出店します!その他、軽食コーナーやみんなで作るアート作品も!ぜひ、ご参加ください!
(毎週金曜日、14時から15時まで開催)
6日 吉田浜災害公営住宅
12日 菖蒲田浜災害公営住宅
19日 花渕浜災害公営住宅
26日 代ヶ崎浜地区避難所
※お茶出しなど、お手伝いいただける方、募集中!
七ヶ浜みんなの家きずなハウス
〒985-0802 宮城県宮城郡七ヶ浜町吉田浜字野山5-9 生涯学習センター敷地内
TEL:090-9020-5887/Mail:info@rsy-nagoya.com
運営:認定NPO法人レスキューストックヤード
RSY事務局です。
地震から一夜明けた昨日、被害状況が徐々に明るみになってきました。RSYとつながりのある、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)および震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)は、それぞれ先遣隊を派遣。新潟県村上市および、山形県鶴岡市を中心に巡回し、情報把握に努めています。
★山形県鶴岡市の被害状況(鶴岡市・消防庁HPより)
・震度6強
・避難者数1か所・42人(20日7:00現在)
・家屋被害(応急危険度判定/大岩川・小岩川地区)
対象世帯数:288世帯
屋根瓦等の落下198世帯、要注意(イエロー)11世帯、危険(レッド)9世帯
★新潟県村上市の被害状況(村上市HP・各種新聞報道・消防庁HPより)
・震度6強
・避難者数1か所・3人(20日7:00現在)
・家屋被害40世帯以上(主に屋根瓦等の落下による一部損壊)
代表理事栗田は、昨日、内閣府、災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)、全国社会福祉協議会、JVOADとの「全国情報共有コア会議」に出席。被害状況や地域特性、支援者の動きなどについて共有しました。
・被害は局所的であり、現在までに「災害救助法」は適応されていない。
★このことは、半壊以上の場合の応急修理制度も使えないということ、大阪北部地震と同じく、一部損壊が大多数だとすると、公的支援はないということを意味します。
・家を建てた大工や業者によるブルーシート補修および、屋根の修繕は既に始まっている。
・地域力の高く、孤立や取り残されはさほど心配されていない。
・災害ボランティアセンターの開設の有無は協議中。(開設されてたとしても、被害規模や地域特性を考えると、地元対応になる可能性が高い)
このような状況の中、今後も余震や断続的な雨による被害拡大が心配されます。震つなメンバーの中では、大阪北部地震で展開している「屋根の補修講習会」の実施も検討され始めています。いずれも、地元の意向に十分配慮した上で、対応を進めていくことになります。
また、震災発生から3日目を迎え、避難所および避難者数にも大幅な減少が見られ、地元行政を中心に対応されています。
上記の状況から、地元である程度対応可能な範囲の被害であることを考え、今のところ、RSYからのスタッフ派遣は予定していません。
引き続き、JVOAD・震つなメンバーらと情報共有を続け、状況を見守っていきたいと思います。
皆様
RSY事務局です。
昨夜、新潟県・山形県方面で震度6強の地震が発生ました。
被災された皆様には、心からお見舞い申し上げます。
RSYは現在、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)、震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)等の横のつながりから、状況把握に努めています。
現地は、当面1週間は大きな余震の心配があること、また、雨も降り始めており、土砂災害などの危険も高まっています。震源地に近い地域にお住まいの方、これから現地入りされる皆様は十分にお気をつけください。
RSYの今後の対応については、現地からの情報が入り次第検討し、皆さんにお知らせ致します。
みなさま
お世話になります。RSY事務局です。
この度、避難所運営に役立つ知恵が一杯詰まった冊子がさらにパワーアップして、完成いたしました。
タイトルは、
『できることからはじめよう!避難所運営の知恵袋・改訂版
~みんなで助け合える避難所づくりのために~』
です。
この冊子は、平成30年度・独立行政法人福祉医療機構「社会福祉振興事業」からの助成金により、平成26年度同助成金で作成した冊子の改訂版として発行しています。
ご希望の方は下記から申し込み下さい。
◆お申込みはこちらから → 申し込み用紙(2019年7月17日更新)
◆目次はこちらから → 2019年度版・改訂版/目次
皆さま
お世話になります。RSY事務局です。
昨年9月に発生した北海道胆振東部地震から、9か月が過ぎようとしています。最近も胆振東部を中心とした余震が続いており、地元行政や社協、支援団体による見守りが継続されています。また例年以上に気温の高い日々が続いていますが、元来、エアコンなどの空調設備を取り付けない地域性のため、仮設住宅やトレーラーハウスで暮らす方々の体調が心配されています。
年明けから行政や社協、NPO、一般社団法人が協働し、厚真町やむかわ町にて住民の生活状況を把握するため、訪問プロジェクト(全戸訪問)が実施されています。発災から半年以上経過した現在も、精神(被災に伴う疲れや不安等)・身体・住宅・生活(被災に伴う生活の悪化)・申請(罹災証明、義援金など)など、課題を抱えておられる方々が少なくありません。継続的な支援の必要性がみられ、RSYでは北海道足湯隊と協働して、訪問プロジェクトと同時進行で足湯サロンを取り入れることで、より丁寧に被災者の声に耳を傾けられる場づくり支援をサポートしています。
以下、4月~5月までの活動報告です。RSY浦野・吉林が入れ替わりで、北海道入りしました。
●4月17(水)~19日(金)
昨年11~12月に限られた仮設住宅のスペースを有効活用できるよう、むかわ町仮設住宅にて「収納棚の取り付け」と「足湯サロン」に取り組んできました。今回は追加ニーズがあがったため、地元のボランティアにご協力いただき、対応しました。
●訪問時の住民の声(70代/女性)
普段はハウス(農家)をやっているから、昼間はほとんどいないの。談話室に保健師さんや足湯が来てくれていたのは知ってたんだけど、なかなかねぇ。普段あんまり使わないものを置いておく棚がほしかったの。事前に取り付け場所や高さを聞いてくれたから、使いやすいと思うわ。避難所が閉まってから仮設に入るまでは、子どもの家に泊まらせてもらっていたの。ハウスまで少し距離があって、通うのも大変だった。気軽に行き来できなかったから、納屋を休憩スペースに使ったりしてね。今日もそうだったけど、子どもも定期的に来てくれているから助かってるの。
●4月24(水)~25日(木)
北海道足湯隊の定期ミーティングへ参加し、今月の活動報告や活動中の悩みの共有、来月の活動内容について検討しました。また初めてミーティングに参加したメンバー向けにミニ足湯講習が実施されました。
また今年3月に、安平町早来・追分仮設住宅にて実施した「収納棚の取り付け・足湯サロン」に参加された住民へ取り付け後の棚の使い心地などを伺いました。
●住民の声
・男性/80代/安平町早来仮設住宅
棚、ちゃんと使えているよ。高さや使い勝手を聞いてくれたから、
・70代/女性/安平町追分仮設住宅
先日、主人がお世話になったようで。今、通院しているんです。
・男性/70代/むかわ町仮設住宅
近くの道の駅はお土産類も豊富で、宿や温泉、食事処もあって、実は充実しているところなんだ。あそこに避難してたなんてな。でも、しばらくは行きたくないな。当時のことを思い出しちゃうから。
●5月15(水)~18日(土)
むかわ町の穂別地区で、2か所4回、約20名に足湯サロンを行いました。訪問プロジェクトや地元の支援団体によるマッサージケア、体操教室(介護予防事業の一つ)の実施に合わせて行いました。今回は北海道足湯隊のメンバー同士でボランティア初参加者向けの足湯レクチャーを行ったり、自ら活動をコーディネートするなど、主体的な動きが出始めています。また訪問プロジェクトに参加しているボランティアも「私でも足湯ができるかもしれない」と足湯に関心を示してくださる方もおられました。
今回の活動地域となっている、むかわ町は、鵡川地区と穂別地区の2つの地区があり、穂別地区は鵡川地区から約40キロ離れています。発災当初、鵡川地区に支援が集中したこともあり、見捨てられてしまったと感じている住民もおられるようです。
●つぶやき(むかわ町穂別地区にて)
・女性/60代
人の手っていいわね。普段こうやってもらうことないから、
●5月29日(水)~30日(木)
北海道足湯隊の定期ミーティングへの参加し、6月の足湯フォーラムin北海道(☆部分)に向け、当日の役割分担、スケジュールを確認しました。
☆『広げよう!足湯で繋がる支援の輪 足湯ボランティアフォーラムin北海道~北海道胆振東部地震の今とこれからを考える~』を開催予定!
発災を機に、道内の支援団体・個人が集まり、北海道足湯隊を結成。避難所や仮設住宅の談話室、公民館、お寺などをお借りし、活動を継続。被災した3町の行政や社協からの活動依頼も徐々に増えてきました。今後も息長く被災者に寄り添いたいという願いがメンバーの中に生まれつつあります。その一方で足湯の担い手不足の課題も抱えているため、北海道はじめ各地で展開された足湯ボランティアの活動報告とともに、活動の本質を考える機会としたいと思います。
日時:2019年6月16日(日)10:00~16:00
場所:真宗大谷派(東本願寺)札幌別院
みなさま
RSYが東日本大震災の復興支援として宮城県七ヶ浜町にて運営しております、
「七ヶ浜みんなの家きずなハウス」にて『きずなハウス通信』VOL.24を、
発行いたしましたので、ご案内させていただきます。
5月3日(金)~5日(日)の3日間、GWのよく晴れた日のなか、子ども達とおもしろ体験ができるワークショップを開催しました。どうしてクレヨンで水に絵が描けるのか、不思議がっていた子ども達も、タネを知ると、浮かんだ絵を自分の体に貼りつけてみる子、庭のベンチに移してみる子など、こちらが思っていたこと以上の遊び方を見つけて、楽しんでいました。
このワークショップは誰でも簡単にできる内容のため、一度参加してくれた子どもには、初めて参加する子に教える係になってもらうなど、参加の仕方に広がりのあるものとなりました。連日来てくれる子や大人も童心にかえり、賑わいました。とても人気があったので、また開催したいと思います。
【参加者の声】
「水の画用紙だ!」(小学生男子)
「家ではゲームばかりしているけど、こうして楽しそうな笑顔を見るのは嬉しい」(40代女性)
5月6日(月)、ハード面の復興がほぼ完了したことを記念して、花渕浜の地区避難所をスタートし、表浜公園や防潮堤など約5キロを歩く、ウォークラリーが開催されました。RSYも協賛し、ドローンによる記念撮影や、ヤマザクラの植樹、和太鼓やバンド演奏、最後に餅まきと、約200人が参加する、とても賑やかなイベントとなりました。
ゴールとなった館下中央公園は、震災前には多くの住宅が並んでいたところです。「震災後、あまり来ることはなくなってしまったけど、ここに私たちの家があったのよ」と、感慨深げに話す方もいらっしゃいました。町内全ての仮設住宅が閉所してから2年余り。新たな地区やコミュニティでの暮らしのサポートを続けてまいります。
青空の下、太鼓の音が響き渡りました
餅まきの様子
5月3日(金)~5日(金) 11:00~、13:30~
・アートワークショップ
6月の予定
6月26日(水)14:00~@七ヶ浜国際村ホール
・2019年度人権啓発活動講演会『災害時におけるボランティア・NPOの役割~一人ひとりの人権を鑑みて』
震災から8年。今後の「一人ひとりの復興」に向け、ボランティア・NPOが果たすべき役割について、RSY代表理事の栗田暢之が講演いたします。
(同時開催)
・『We Love七ヶ浜』写真展~住民とボランティアがつむぐ復興への歩み~
講演会にあわせ、震災直後からのボランティアとの交流の様子や現在のきずなハウスまで、七ヶ浜に想いを寄せ、応援し続けてきたボランティアと住民の8年間を振り返る写真の展示を行います。
【7月19日(金)まで】
足湯の様子(2011年4月撮影)
いずれも入場料無料。ぜひ、足をお運びください。
(講演会及び写真展のチラシはこちら)
七ヶ浜みんなの家きずなハウス
〒985-0802 宮城県宮城郡七ヶ浜町吉田浜字野山5-9 生涯学習センター敷地内
TEL:090-9020-5887/Mail:info@rsy-nagoya.com
運営:認定NPO法人レスキューストックヤード