七ヶ浜みんなの家『きずなハウス通信』VOL.23

みなさま
RSYが東日本大震災の復興支援として宮城県七ヶ浜町にて運営しております、
「七ヶ浜みんなの家きずなハウス」にて『きずなハウス通信』VOL.23を、
発行いたしましたので、ご案内させていただきます。

 


七ヶ浜みんなの家『きずなハウス通信』VOL.23(PDF版はこちら

 

○七ヶ浜ののりを応援!「のり養殖応援募金※」をお届けしてきました。

4月24日(水)、RSYで呼びかけをさせていただきました「のり養殖応援募金」を宮城県漁協七ヶ浜支所にお届けしました。おかげさまで418,000円ものご厚志をお預かりし、栗田代表理事から海苔部会会長に直接お渡ししました。
今回の油流出事故を受け、漁協の皆様からは「東日本大震災から8年。懸命になってのり養殖を再興し、県内でののり生産量の約3割を七ヶ浜で採れるまでになったなか、非常に悔しい」との悲痛な想いが聞かれました。
しかし、皇室への献上のりの栄誉を競う「奉献海苔品評会」にて、2018年、2019年と優賞に選ばれた七ヶ浜産のり養殖の誇りにかけて、来季(今年の秋ごろ)の再開に全力を尽くしたいとの力強い言葉もお聞きできました。
今回の皆様のご厚志が、七ヶ浜ののり生産者の方々にとって、心の励みとなることを願い、また、再興の暁には「購入して応援」できるよう、引き続き情報発信させていただきます。

のり応援募金をお届けしました

のり応援募金をお届けしました

 

※2019年1月20日、仙台塩釜港に停泊中の貨物船から約1,000ℓの燃料用重油が漏れ出し、七ヶ浜で養殖中ののりや養殖施設に、流出した重油の一部が付着していることが確認されました。
宮城県漁協七ヶ浜支所は、商品の安全性が確保できないとして、今季の生産を全面中止することとなりました。
七ヶ浜にとって、特産品・誇りとなっているのり産業を、少しでも応援できればと、3月31日まで、募金の呼びかけをさせていただきました。


○きずなハウスで「やってみたい!」こと、叶えてみませんか?

かつて移動学び舎として活躍していたマイクロバス「きずな号」や大型炊き出し器「まかないくん」など、RSYには震災時に数多くの企業・団体様から、様々な資器材等の提供をしていただきました。
これらの物資を、末永く有効に活用させていただくため、昨年度から、町民の皆様による七ヶ浜の復興や交流につながるイベントに、無料で貸し出しを行っています。これまでに町外・県外の復興PRイベント、町内での震災学習や交流イベントにご利用いただきました。
また、企業様からの寄贈により、きずなハウスに設置されたピザ窯についても、今後、町民の皆様に活用していただけることを目指し、昨秋には、子ども達と秋の味覚「焼き芋」づくりのプレ企画を実施しました。
「七ヶ浜でこんなことをやってみたい!」、「七ヶ浜から何か発信したい!」との想いをお持ちの皆様、ぜひ素敵な企画をお聞かせください!

ホクホクの焼き芋に、 ほくほくの笑顔

ホクホクの焼き芋に、ほくほくの笑顔


RSY七ヶ浜の主な取組

4月

4月17日(水)
RSY松田曜子理事の紹介で、アイスランドの方が来訪。東日本大震災で被災した七ヶ浜町住民の生の言葉を収録した冊子『被災者が一番伝えたいこと』(RSY発行)の英訳版を読み、「直接町民からお話を伺いたい」とのことで、冊子に寄稿いただいた方に直接インタビューもでき、グローバルで貴重な一日となりました。

4月24日(水)
・「のり養殖応援募金」お届け

 

5月の予定

5月3日(金)~5日(日)
11:00~、13:30~
・アートワークショップ
水にクレヨンで絵が描ける!?不思議なアート体験してみませんか?きずなハウスで開催します!

 

インフォメーション

5月6日(月)9:30~13:00
・復興記念 花渕浜ウォークラリー
花渕浜地区避難所からスタートして、七のやまでの復興記念ウォークラリー。RSYも協賛させていただいています。記念植樹や餅まき、演奏会も行われます。

5月11日(土)10:00~
・代ヶ崎浜地区「こいのぼり・ふれあい広場」
代ヶ崎浜カメイ広場にて、のり簾飛ばしゲームやあさり汁の振る舞いがあります。青い空と海を背に、たくさんのこいのぼりがはためく様子は壮観です!


七ヶ浜みんなの家きずなハウス
〒985-0802 宮城県宮城郡七ヶ浜町吉田浜字野山5-9 生涯学習センター敷地内
TEL:090-9020-5887/Mail:info@rsy-nagoya.com
運営:認定NPO法人レスキューストックヤード

【ご報告】宮城県七ヶ浜の「のり養殖応援募金」をお届けしてきました

2019年2月14日(木)から3月31日(日)まで、皆様に募金の呼びかけをさせていただきました、「のり養殖応援募金」につきまして、おかげさまで多くの方々のご厚志をお預かりし、先日お届けさせていただきましたので、ご報告いたします。

前回の「『宮城県七ヶ浜ののり養殖を応援しよう!』募金のお願い」の記事はこちら


4月24日(水)、当法人代表理事栗田が、宮城県漁協七ヶ浜支所を訪問し、皆様からお預かりした募金を、海苔部会長様に直接お届けさせていただきました。
東日本大震災から8年が経つなか、今でも七ヶ浜のことを気にかけてくださる皆様のおかげをもちまして、418,000円もの応援募金をお渡しすることができました。

のり応援募金をお届けしました

のり応援募金をお届けしました


現在、油の付着したのりの処分作業は収束し、再生産に向けた養殖いかだなどの復旧作業が進んでいますが、今回の事故への補償については、これからとなっており、その補償も、とても十分なものとはならないと予測されます。

漁協の皆様からは、「震災から8年、懸命になってのり養殖を再興し、県内でののり生産量の約3割を七ヶ浜で採れるまでになったなか、非常に悔しい」など、今回の重油漏れ事故によるのり生産の全面中止になったことへの悲痛な想いをお聞きかせいただきました。

それでも、2018年の第70回・2019年の第71回「奉献乾海苔品評会」にて優賞に選ばれた七ヶ浜産ののり養殖の再開に向け、力強い言葉もお聞きできました。

今回の皆様からのご厚志が、七ヶ浜ののり生産者の方々にとって、心の励みとなり、来期ののり生産再開へとつながることを願って、今後も引き続き応援してまいります。

GWに伴う事務所閉所について

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。
GWに伴い下記の日程で事務所が閉所となります。
皆様には大変ご不便をおかけ致しますが、よろしくお願い致します。

●閉所期間(名古屋事務局のみ)
・4月27日(土)~5月6日(日)
※5月7日(月)より通常営業となります。

●閉所時の緊急連絡先
・浦野:090-8731-0014(4月27日~5月4日まで)
・森本:090-5105-1406(4月27日~5月5日まで)

尚、浦野は海外研修参加のため、5月5日~11日まで不在となります。
合わせて、よろしくお願い致します。をおかけ致しますが、よろしくお願い致します。

 

七ヶ浜みんなの家『きずなハウス通信』VOL.22

みなさま
RSYが東日本大震災の復興支援として宮城県七ヶ浜町にて運営しております、
「七ヶ浜みんなの家きずなハウス」にて『きずなハウス通信』VOL.22を、
発行いたしましたので、ご案内させていただきます。


七ヶ浜みんなの家『きずなハウス通信』VOL.22(PDF版はこちら

○今年で2年目!「きずなハウスフェスティバル」を開催しました!

3月2日(土)、「きずなハウスフェスティバル」を開催しました。今年度もRSYでは各地区にて復興支援・交流企画を実施してきましたが、地区を問わず参加できるイベントとして、昨年に引き続き、町主催の「生涯学習フェスティバル」に合わせて、七ヶ浜産のノリを使った手巻き寿司などの食べ放題や各種お楽しみ企画のブース出店をしました。開催にあたっては、ご高齢者や移動手段の無い方に向けて、町内に5か所ある災害公営住宅に「きずな号」での送迎サービスも実施しました。

海苔巻き作り

海苔巻き作り

 

お楽しみ企画のブースは町の有志の方に出店いいただき、絵本バスの出動や本の読み聞かせ、缶バッチ作り、また、愛知県安城市から、ブローチ作りのボランティアも来てくれました。食べ放題のブースも住民の皆様や向洋中Fプロジェクトから沢山の協力をいただき、とても賑やかなイベントとなりました。

(復興庁「心の復興」支援事業として実施)

本の読み聞かせ

本の読み聞かせ

 

ブローチ作り

ブローチ作り


○七ヶ浜のノリを応援!穴水の交流団体が募金を持参

1月に起きた仙台港での貨物船からの重油漏れ事故により、今季の七ヶ浜でのノリ生産が中止となりました。宮城県でのノリ生産量は、震災により一時減少しましたが、現在では震災前と同等まで復旧し、全国で5位の生産量を誇り、皇室への「献上のり」の栄誉を競う「奉献乾海苔品評会」では、昨年に引き続き、今年も七ヶ浜の生産者が優賞に選ばれました。そんな最中での今回の事故を受け、日頃からRSYの活動にご理解・ご協力いただいている皆様に向け、募金の呼びかけをしてまいりました。

おかげさまで多くの賛同者の方から募金が集まるなか、この活動を知った、石川県穴水町ボランティア連絡協議会は、同町内で寄付金を呼びかける街頭募金活動をしてくださいました。協議会のメンバーの皆様は、集まった募金をたずさえ、3月12日(火)に七ヶ浜を訪れ、ノリ生産者へ、直接手渡していただきました。

ノリ生産者へ募金を手渡す、滝井元之会長

ノリ生産者へ募金を手渡す、滝井元之会長

 

協議会の滝井元之会長は、RSYの依頼で2011年5月に七ヶ浜に訪問いただいており、以降7回、協議会のメンバーらと一緒に、被災者や現地で活動するボランティアスタッフと交流を深め、2007年に震度6強を記録した能登半島地震での被災体験談などのお話もしていただいておりました。こうした皆様の支援やつながりを大切にし、来季の七ヶ浜でのノリ生産に向け、少しでも力になれればと思います。

 


RSY七ヶ浜の主な取組

3月

3月2日(土) 11:00~14:00
・きずなハウスフェスティバル
3月5日(火) 13:00~15:00
・七ヶ浜中学校震災学習受け入れ
3月11日(月)
・東日本大震災七ヶ浜町追悼式参列
・KOBerrieS 来訪
東日本大震災の被災地の現状を学ぶため、昨年に引き続き、神戸のアイドルグループ「KOBerrieS」がハウスを訪問してくれました。また播州赤穂の手編みホームカバーお届け隊からの手作り靴下を送っていただきました。

播州赤穂の手編みホームカバーお届け隊からの手作り靴下

播州赤穂の手編みホームカバーお届け隊からの手作り靴下

 

3月12日(火)
・穴水町ボランティア連絡協議会 来訪
3月16日(土)11:00~13:30
・チャレンジキッチン②
七ヶ浜産のめかぶ、わかめを使って食べ比べなどを行いました。

七ヶ浜産のめかぶやわかめの食べ比べ

七ヶ浜産のめかぶやわかめの食べ比べ

4月の予定

4月下旬
・きずな公園美化活動
野外活動センターの改修が終わり、しばらく入れなかった「きずな公園」も5月から開放されます!その前に、園内をきれいにして、あらためて、みんなで楽しく使える公園にしましょう!詳細が決まり次第、きずなハウスFBなどでお知らせします!


七ヶ浜みんなの家きずなハウス
〒985-0802 宮城県宮城郡七ヶ浜町吉田浜字野山5-9 生涯学習センター敷地内
TEL:090-9020-5887/Mail:info@rsy-nagoya.com
運営:認定NPO法人レスキューストックヤード

【第21報】北海道地震におけるRSYの支援活動(3/18)

皆さま
お世話になっております。RSY事務局です。
昨年9月6日に発生した、北海道胆振東部地震から半年が過ぎました。
先月21日にも震度6弱の揺れが発生し、1か月が過ぎようとしています。被災者それぞれに「せっかく眠れるようになってきたのに。またか。」、「前回の9月の地震を思えば、まだ大丈夫だと思った」「停電があったから、また水も止まるんじゃないかと思って、急いで近くにあった容器に溜めたの」など、戸惑い、よみがえった恐怖、不安、やりきれない思いなどを抱えているようです。その翌日にRSY吉林が、これまでの活動でつながりのある被災者のもとを訪問した際にお聞きした声を報告しています。
今後も地元の支援団体やボランティアと連携し、このような不安や戸惑いに寄り添い、来年度も支援を継続していく予定です。引き続きご支援・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
RSYは、現在も地元に立ち上がった「北海道足湯隊」のメンバーと共に、むかわ町や厚真町のルーラルビレッジの他、安平町や厚真町の仮設住宅の談話室でも足湯ボランティアを実施しています。仮設住宅の談話室だけでなく、在宅避難者も仮設住宅の入居者も参加も視野に入れ、自主避難所だった集会所や災害ボランティアセンターの企画とコラボするなどし、活動しています。
また3月1日~4日、震つな松山と吉林が北海道入りし、安平町の仮設住宅で実施した「収納棚の取り付け・サロン活動」プログラムについても取り上げています。
以下、報告です。
●2月22日(金)の動き
一般社団法人Wellbe Designの西村氏と合流後、RSYとつながりのある被災者を訪問。

【むかわ町】
・70代/男性
「揺れたね。怪我なく無事だよ。物が落ちたりとかはなかったけど、テレビが倒れたね。ちょうど眠くてウトウトしてたから、テレビが倒れてびっくりした。一瞬電気が消えて、うわーと思ったら、テレビと一緒について、地震速報が流れてたよ。夜、役場の保健師さんが来てくれたから、その後、安心して眠れた。朝も来てくれたんだよ。地震は震度が1違うだけで、10倍違うっていうのを実感した。9月の地震の時と比べたら、今回の地震は強さが全然違った。」

・70代/男性
「驚いたね。物が落ちたりとか少しあったけど、あとは何もなかった。怪我もないよ。仮設って意外と丈夫なんだな。夜中ずっと電話が鳴りっぱなし。少し寝たけど、なんだか疲れたな。折り返しの電話も少し休憩しないとね。心配してくれる人がいるってのは嬉しいことだけどね。顔見れて嬉しかったよ。」

・70代/女性
「あらま、来てくれたの。ん?この湿布はいつものことよ。今貼ってたところなの。揺れたね。久しぶりだ。物が落ちることもなくて、お皿は数枚割れた程度。あの地震のあと(9月)、物を積み上げだり、高いところに置かなくなったからね。ご近所さんもそうだと思うよ。電気が消えたけど、すぐついて。また断水するかもって思って、水が出ているうちに近くにあった容器に水を溜めておいたんだ。今朝も問題なく水が出てるから、ひと安心だね。前回の反省。枕元に懐中電灯も置いてたよ。近くの集会所も会長が来て、誰か避難するかもしれないから、開けてやってくれって鍵を預かってるよ。誰も来てないけどね。結局眠れなくて、朝だわ。」
【厚真町】
・40代/男性
「家族みんな無事です。揺れが落ち着いてから、すぐ1軒ずつ見回りに行きました。前回の地震の時、寝てた子どもたちも今回は起きてて、さすがに怖がっていましたけど、今朝登校してました。断水してますね、ルーラル 地区全域で。町もどこの水道管が破裂してるか、まだ分からないみたいです。今回は町の対応が早くて、すぐ飲み水、生活用水、食事などの物資を配ってもらっています。取り来られない世帯は届けてくれてます。今、仮設トイレを集会所に設置してもらってます。マスコミの出入りが多くて、玄関のチャイムがよく鳴ってます。前回の地震と揺れる方向が違いました。」
・90代/女性
「(地震の時)寝てたよ。なんか変だと思って起きたのさ。でも物忘れが進んでいるのか、あんまり覚えてない。写真(遺影)が倒れて、皿が1枚割れたくらいだ。」

◆安平町仮設住宅での棚の取り付け・サロン活動プログラム
RSYではこれまでの支援活動を通し、仮設住宅の居室の狭さや収納の少なさから、「物を増やさないように我慢している」「布団がタンスに入りきらず、万年床にならないか心配」という住民の声を多く聞いたため、むかわ町でも好評だった『収納棚の無料取り付けプログラム』を、3月3日(日)10:00~14:30安平町早来北進・追分白樺仮設住宅の2か所にて実施しました。事前に申し込みをいただき、早来北進では11世帯、追分白樺では4世帯が参加し、作業系ボランティア9名や場づくりボランティア5名、RSY1名、震つな1名が活動しました。

当日は2か所の仮設住宅仮設住宅の談話室でも北海道足湯隊による足湯や地元自治会の皆さんに協力いただき、昼食会も同時開催しました。リラックスできる雰囲気づくりと外出するきっかけづくりに企画しました。早来北進では約20名、追分白樺では4名が利用されました。
今回の実施には安平町社会福祉協議会や町内会、道内のボランティアが活動したことで、地元でのアフターフォローや新たな申し込みがあった場合の対応が可能となりました。
また住民同士だけでなく住民とボランティアの関わりは、半年経った現在も多くのボランティアが道内外から訪れることで「被災地で踏ん張っている被災者を忘れていない、少しでもお手伝いしたい」という気持ちが被災者の安心感につながり、今後も関係を深めていくことで見守り機能の強化につながると考えています。
※今回の「安平町応急仮設住宅 収納棚の無料取り付け・サロン活動」プログラム は、「災害ボランティア・NPO活動サポート募金(ボラサポ・北海道)」の助成を受け実施しました。
◇つぶやき(被災者の生の声)
・仮設は2年だけだっていう人もいるけど、年取って老い先短い僕らにとっては、この2年が大事なんだよ。無料で住まわせてもらってるから文句言っちゃいけないと分かっているけど、町から言われているから、壁に時計かけることも出来てないんだ。(80代/早来)※チラシを配布した際のお話

・洗濯物を畳んで部屋の隅に積んでいるの。畳んだものを少し置いておける場所がほしかったから、助かったわ。たまに突っ張り棒も落ちてきてくるから、紐で吊るしたりしてたけど、これで少し安心ね。(60代/女性/早来)

・明治、大正、昭和は戦争の時代で、平成は災害の時代。人じゃなく、自然が相手だから大変な時代だ。若い人や子ども達はこの中を生き抜いていかなくちゃならないね。戦争より大変なことはないだろうと思ってたけど、この間の地震(2/21)といい、自分が被災して、仮設に住むことになるなんて思ってもみなかったよ。いろんなところから、今日みたいにボランティアさんが来てくれて、助けてくれるのはありがたい。今日の活動は写真で残して、次の災害でも伝えてほしい。(80代/男性/追分)

・2月21日の地震も怖かったけど、薬を飲んでいるので落ち着いて行動できた。でもまだ、猫が高いところから降りる時の「ドン」と音がするとビクッとなってしまう。眠剤は飲んでいるので夜は眠れるけどね。猫も狭い仮設住宅でストレスが溜まっているので、今回歩ける棚を希望したの。(40代/女性/追分)

◆厚真町ルーラル地区でのヒアリング
昨年11月と12月にRSY主催の住民向けの生活再建を考える無料相談会を実施後の変化や、雪解けの時期が近づいてきた現在、住民が抱える困りごと等を、役場やキーパーソンとなる住民などの関係者へヒアリングしました。集めた情報をもとに、今後の生活再建していく中での漠然とした不安や困りごとに対し、少しでも見通しがもてるよう、役場と連携しつつ、今後の支援を検討していく予定です。
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▼RSY活動支援募金について(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラムのために活用致します。
<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

RSY主催:3/15避難所運営に関わる研修会のご案内

皆さま
いつもお世話になっております。RSY浦野です。
この度は、RSY主催の研修会のご案内についてメール致しました。
まだ残席がありますので、ぜひお越し下さい。
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「避難所生活で『活力』を失わない環境づくりと運営について考える」
研修会のご案内
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迫りくる南海トラフ巨大地震や、大規模な集中豪雨水害の発生に備えて、実際に過去
の災害で避難所運営業務に当たった行政職員や、連携先として共に活動したNPOスタ
ッフをお招きし、災害救助法の位置づけや、災害時要配慮者への対応、ボランティア
・NPOとの連携について学びを深めます。ぜひご参加下さい。
(研修の目的)
①長期化する避難生活が引き金となって起こる「災害関連死」や「健康被害」を軽減
し、被災者が心身の活力を失わせないため必要な避難所環境の整え方や支援の在り方
を学ぶ。
②過去の災害での事例をもとに、災害現場で活動する行政、医療・福祉等の職能団体、
NPO、ボランティア、被災住民などの多様な関係機関の動きを理解し、連携・協働し
ながら、効果的に問題解決を図っていくための考え方や手法を学ぶ。
(実施日時/場所)
・日時:2019年3月15日(金)10:00~15:00
・場所:名古屋大学減災館1階減災ホール
(対象者/参加費)
・対象者:愛知県内の行政職員 定員:70名程度/参加費:無料
(スケジュール)
・10:00~10:10
オリエンテーション
・10:10~11:10
講義「西日本豪雨水害・倉敷市における避難所運営の教訓」
講師:三谷潤二郎氏(倉敷市役所男女共同参画課主任)
・11:10~12:10
講義「西日本豪雨水害・真備町まきび荘における福祉的配慮のある避難所運営の事例紹介」
講師:山中弓子氏(NPO法人九州キリスト災害支援センター)
・12:10~13:00
休憩
・13:00~14:30
ワークショップ「避難所運営でよくみる困難事例について考えよう」
過去の被災地で避難所運営の課題によく上げられていた事例を『避難所あるある』と捉え、
その具体的な解決方法について検討します。
(キーワード:要配慮者支援/ボランティア・NPOとの連携/災害救助法など)
・14:30~15:00
発表・解説・まとめ
・15:00~16:00
減災館見学ツアー(希望者のみ)
※アテンド:飛田潤先生(名古屋大学教授)
【申し込み・問い合わせ/認定NPO法人レスキューストックヤード(担当:浦野)】
〒461-0001名古屋市東区泉1-13-34名建協2階
TEL:052-253-7550  FAX:052-253-7552
メールアドレス:info@rsy-nagoya.com
※参加ご希望の方は、3月13日(水)までに電話・fax・メールのいずれかで、「名前」
「所属」「メールアドレス」「携帯電話番号」「減災館見学ツアーの希望」をお知らせ
ください。
・主催:認定NPO法人レスキューストックヤード
・協力:名古屋大学減災連携研究センター
・後援:愛知県
※この研修会は、「平成30年度独立行政法人福祉医療機構社会福祉振興助成事業」の一環とし
て実施致します。

【募集】3/21「311県外避難者支援シンポジウム」参加募集

皆さま

いつもお世話になっております。RSY事務局です。
3月21日(木・祝)、ウインクあいちにて「311県外避難者支援シンポジウム」を実施します。


東日本大震災および原発事故から8年。
東海4県に避難されて来た方は、未だに2,150名いらっしゃいます。
そのお一人おひとりの状況は、避難元や避難理由、家族構成、避難先でおかれた環境や立場の
違いにより、それぞれ異なります。8年の月日が経過し「もう避難者ではないのでは?」という
声も聞かれます。しかし、子どもの成長や高齢化などの家族状況の変化、避難指示区域の一部
解除や支援の変化等にも影響され、暮らしの再建もお一人おひとり異なります。

一方で、県外避難者を支える民間支援団体は、マンパワーや資金面に課題を抱え、継続した
活動が難しくなってきているケースもあります。そして、世間の風化はますます進んでいます。

今回のシンポジウムは、避難された方々の現状を伝え、どんな支援が行われているのかを知り、
今後について考える会です。ぜひご参加ください。初めての方も大歓迎です。

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311県外避難者支援シンポジウム~多様な視点から、復興10年とその先を考える~
==============================
◆日時:3月21日(木・祝)13:30~16:30(13:15~開場)
◆会場:ウインクあいち 1202会議室
◆参加費:無料

◆内容:
【第1部:避難者や支援の現状について知ろう!】
〇当時者の実態を「避難者の声」から知る
[発表者]
・市村 高志氏(ヒラエスプロジェクトチーム共同代表/NPO法人とみおか子ども未来ネットワーク理事長)
〇支援の実態を他地域の事例から知る
[発表者]
・原田 峻氏(金城学院大学人間科学部コミュニティ福祉学科講師/NPO法人埼玉広域避難者支援センター理事)
*著書:『避難と支援』(共著/新泉社/2019年)等

【第2部:東海地域での支援について考えよう!】
〇トークセッション
[登壇者]
・吉岡 モモ氏(小児科医/愛知県民主医療機関連合会)
・林 一平氏(司法書士/愛知県司法書士会)
・若岡 ます美氏(岐阜キッズな(絆)支援室代表)
・菊池 邦子氏(コミュニティーソーシャルワーカー)
[コーディネーター]
・栗田 暢之(RSY代表理事)
〇意見交換「できることを考えよう」

◆お申込み:
こちらからお申し込み下さい⇒【参加申し込みフォーム

※メール(info@rsy-nagoya.com)、FAX(052-253-7552)でもお申込み可能です。
【代表者氏名】【参加人数】【所属】【電話番号】【お住まいの市区町村】をお知らせください。

◆主催/問合せ:認定NPO法人レスキューストックヤード
[TEL] 052-253-7550 [Mail] info@rsy-nagoya.com
===============

みなさまのご参加、お待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。

七ヶ浜みんなの家『きずなハウス通信』VOL.21

みなさま
RSYが東日本大震災の復興支援として宮城県七ヶ浜町にて運営しております、
「七ヶ浜みんなの家きずなハウス」にて『きずなハウス通信』VOL.21を、
発行いたしましたので、ご案内させていただきます。


七ヶ浜みんなの家『きずなハウス通信』VOL.21(PDF版はこちら

○「チャレンジキッチン~海苔編~」

2月16日(土)、きずなハウスにて七ヶ浜産の海苔を使った、簡単お手軽な料理の試食会を行いました。元漁師さん考案の「海苔とチーズのコラボ焼き」をはじめ、栄養士監修の料理人さんによる手巻き寿司や海苔だれサラダ、海苔のスープなど、子どもと一緒に作れるレシピで、きずなハウスを訪れたお客様は、磯の香りを楽しみながら、町の特産を味わいました。また、海苔の栄養価やクイズもあり、海苔の知識も高まりました。

調理にあたっては、味の素ファンデーション様から寄贈いただいた、様々な調理に対応できるように工夫された調理道具や調理台のセットを使用しました。災害時の炊き出しなどにも役立つ一式となっており、今回のように楽しみながらも、いざという時に、身近な食材などを活用し、子ども達や日頃料理をされない方でも、気軽に作れる料理を学ぶ機会となればと思います。

チャレンジキッチンの様子

チャレンジキッチンの様子


○笹山地区・菖蒲田浜地区で「ちゃせご」を行いました!

2月17日(日)は笹山地区、23日(土)は菖蒲田浜地区にて、「ちゃせご」を行いました。子ども達が福の神に扮して、高台移転住宅や災害公営住宅を一軒一軒訪れ、手書きのメッセージ入りの招待状を手渡し、食事交流会のお誘いをしました。最初、子ども達は恥ずかしく照れながらのスタートでしたが、訪問先で、昔を懐かしみながら、笑顔で迎えられ、次第に慣れると率先して「明き(あき)の方(かた)から、ちゃせごにきした~(来ました)」の掛け声をあげながら、両地区合わせて約250軒を回りました。

笹山でのちゃせごの様子

笹山でのちゃせごの様子

菖蒲田浜でのちゃせごの様子

菖蒲田浜でのちゃせごの様子

その後の食事交流会では、お集まりいただいた住民の方から、昔のちゃせごの様子についてのお話を聞いたり、一緒にゲームやクイズなどを楽しんだりした後、子ども達が配膳し、みんなで食卓を囲みました。

こうした取組を通じて、お互いに気にかけあう「顔見知り」の関係が、より一層育まれるきっかけづくりとなるよう、今後も地区を広げつつ、継続していきたいと思います。(復興庁「心の復興」支援事業として実施。)

「ちゃせご」とは?
昭和30年代頃まで、県内各地で行われていた行事で、小正月の時に、子ども達が福の神に扮し、近隣の家々を回って福をもたらし、そのお礼としてお餅やみかん、お菓子をもらうという風習。掛け声のなかの「明きの方」とは、その年の恵方のこと。

 

菖蒲田浜での食事交流会の様子

菖蒲田浜での食事交流会の様子

笹山での食事交流会の様子

笹山での食事交流会の様子

ちゃせごに参加してくれた子ども達には、「明治ホールディングス株式会社株主優待寄贈」のお菓子を配付しました

ちゃせごに参加してくれた子ども達には、「明治ホールディングス株式会社株主優待寄贈」のお菓子を配付しました


RSY七ヶ浜の主な取組

2

2月16日(土) 11:00~13:30
・チャレンジキッチン①
2月17日(日) 10:30~12:30
・笹山地区「ちゃせごの会」
2月23日(土) 10:30~12:30
・菖蒲田浜地区「ちゃせごの会」

3月の予定

3月2日(土) 11:00~14:00
・きずなハウスフェスティバル
昨年のフェスティバルをバージョンアップして開催!先着順の特典コーナーや食べ放題などの楽しい企画がいっぱい!みんなで来てね♪
3月16日(土) 11:00~13:30
・チャレンジキッチン②
ワカメやめかぶなど、地元の旬な食材を使って、簡単に作れる料理をお披露目。どなたでもご参加・ご試食できます!
日頃、「料理はちょっと…」というお父さん方、郷土の味を楽しみたい!という方、お気軽に、きずなハウスに足をお運びください。


七ヶ浜みんなの家きずなハウス
〒985-0802 宮城県宮城郡七ヶ浜町吉田浜字野山5-9 生涯学習センター敷地内
TEL:090-9020-5887/Mail:info@rsy-nagoya.com
運営:認定NPO法人レスキューストックヤード

2016年熊本地震「御船町復興支援ボランティア」大募集

みな様
熊本地震からまもなく3年を迎えようとしています。
RSYが震災当初から支援を続けている御船町で、地元の支援団体を中心に「復興まつり」が開催されることになりました。この度、現地からお声がけを頂き、復興期のコミュニティ支援として、RSYもこれに参加致します。
今回は、仮設住宅集会場で『足湯交流会』も実施予定。これまで御船と繋がって頂いている方も、そうでない方も、この機会にぜひご参加下さい。
※尚この企画は、赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動サポート募金・九州」助成事業の一環として実施します。
●日時:2019年3月20日(水)~22日(金)の2泊3日
●場所:熊本県御船町
●ボランティア募集人数:6名程度
●参加費:無料(ただし事前にボランティア保険に加入していること)
●主な活動内容:「復興まつり」のブース出展(名古屋きしめん&子ども遊び場)と仮設住宅集会場での足湯ボランティア
●スケジュール
★3月20日(水)
・7:55 県営名古屋空港(小牧空港)発
・熊本空港到着後レンタカーで御船町へ移動
・住民の皆さんとの交流、復興祭りの事前準備など
★3月21日(祝・木)
・11:00~14:00 復興まつり
・14:00以降は片付け、御船町内視察など
★3月22日(金)
・午前中:町内仮設住宅2か所で足湯交流会
・15:10 熊本空港出発、17:00には県営名古屋空港にて解散
【問い合わせ・申し込み】
認定NPO法人レスキューストックヤード事務局(担当:浦野・浜田・岡田)
下記項目にご記入の上、3月13日(水)までに
メール(info@rsy-nagoya.comかファックス(052-253-7552)
までお申込み下さい。定員になり次第締め切ります。
1)お名前
2)所属
3)メールアドレス
4)携帯電話番号
皆さんのご参加をお待ちしております!

【ご案内】3/3「福島の高校生・ドイツ派遣&再生可能エネルギー見学」報告会

皆さま
いつもお世話になっております。RSY事務局です。

 

3月3日ブラザーミュージアムにて「福島の高校生・ドイツ派遣&再生可能エネルギー見学」報告会を実施します。

福島の現状を伝え、ドイツの再生可能エネルギーを学ぶNPO法人アースウォーカーズ主催の
「福島・ドイツ高校生交流プロジェクト」に参加した福島の高校生による報告会です。

東日本大震災からもうすぐ8年が経過します。
震災当時のことや福島の現状、ドイツでの体験談などを若者世代から聞くことのできる貴重な機会となります。
事前申込みは不要、どなたでもご参加いただけますますので、ご都合がつく方はぜひご参加ください。

 

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福島の高校生・ドイツ派遣&再生可能エネルギー見学 報告会
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◯日時:3月3日(日)13:00~16:30
◯会場:ブラザーミュージアム
※アクセス:名鉄本線「堀田駅」より南へ2分、
地下鉄名城線「堀田駅」①番出口より北へ3分
※住所:名古屋市瑞穂区塩入町5番15号
◯参加費:500円(※学生および避難者の方は無料)

◯内容:
・福島高校生による「福島・ドイツ高校生交流プロジェクト」活動報告および意見交換交流など
・福島支援・菜の花プロジェクトについて(チェルノブイリ救援・中部)

◯問合せ:NPO法人チェルノブイリ救援・中部
・電話:052-228-6813(月・水・金 10:00~17:00)
・メール:chqchubu@muc.biglobe.ne.jp
◯共催:NPO法人チェルノブイリ救援・中部、NPO法人アースウォーカーズ、
認定NPO法人レスキューストックヤード
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以上、よろしくお願いいたします。