【拡散大希望】★あいち・なごや強靱化共創センター設立記念 防災人材交流シンポジウム「つなぎ舎(や)」を開催します!

★あいち・なごや強靱化共創センター設立記念 防災人材交流シンポジウム「つなぎ舎(や)」を開催します!

特に皆さんに聞いて欲しいのが、第1部。阪神・淡路大震災、新潟県中越地震、東日本大震災、熊本地震・・・。過去の災害で被災した若者が、地元の復興のために自分なりにできることを考え、悩み、前向きに取り組む姿に触れることができます。皆さんもきっと彼らの生き方に様々な思いを抱くはず。被災地を忘れない、学び続ける、応援し続けるための一つの形として、ぜひご参加ください!

申し込み・詳細はチラシをどうぞ!
こちらをポチっとしてください⇒つなぎ舎
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南海トラフ地震等の大規模地震の発生が危惧される中、想定外の大災害に立ち向かうには、現在及び将来の防災・減災の担い手たちが、地域、世代、組織を超えて、お互いに顔の見える関係を一層拡大・強化することが必要です。
そこで、過去の地震を体験された方々、小・中・高、大学、社会人の若手世代、地域で防災・減災活動に従事しているベテラン世代などが一堂に会し、地域・世代・組織をつなぎ、災害時に協力し合える絆の強化を図るため、本シンポジウムを開催します。
分科会を除き、どなたでも御参加いただけますので、是非御来場ください。

(日時・場所)
11月11日(土曜日)午前10時30分から午後4時まで
名古屋大学(名古屋市千種区不老町)〔名古屋市営地下鉄名城線「名古屋大学」駅 下車〕

(内容)
(1)パネルディスカッション
被災地に思いを馳せる若者からのお話、同日午前中に開催する分科会の代表者からの成果発表、地域で防災・減災活動に従事しているベテラン陣との意見交換などを行います。
<特別ゲスト>
本田剛文さん (BOYS AND MEN)
高橋萌(たかはしもえ)さん (OS☆U)

<パネリスト>
・被災地からの語り部(4名)
・分科会1(小・中学生の部)、分科会2(高・大学生の部)、分科会3(社会人の部)の代表者
・地域で防災・減災活動に従事している防災リーダー、防災ボランティアコーディネーター、耐震化アドバイザー

<アドバイザー>
福和伸夫氏(あいち・なごや強靱化共創センター長(名古屋大学減災連携研究センター長・教授)

<コーディネーター>
栗田暢之(くりた のぶゆき) 氏 認定特定非営利活動法人レスキューストックヤード代表理事

(2)防災・減災クイズ
全来場者が参加できる防災・減災クイズを実施します。勝ち残り形式で、最後まで残った方々が壇上に上がり、優秀者に賞品(被災地の物産など)をプレゼントします

(3)パネル等の展示
・(一社)日本損害保険協会主催「ぼうさい探検隊マップコンクール」の作品展示
・NIE(Newspaper In Education) の新聞切り抜きコンクールの作品展示 など

【お知らせ】ボランティア団体、NPO・NGO等市民セクターのための『南海トラフ巨大地震』対策連続講座

RSYよりお知らせ(主に愛知県で活動している皆さんへ)

「ボランティア団体、NPO・NGO等市民セクターのための『南海トラフ巨大地震』対策連続講座」と題した研修会を開催することといたしました。

11月から3月までの月1回、過去の被災地からゲストをお招きし、災害現場の実態についてお話しいただき、この地方でキーパーソンとなるご当地ゲストに代表・栗田を加えた鼎談形式で第一部を構成、第二部は、参加者間で課題解決に向けたWSを行います。

愛知県内で活動するNPO・NGOの皆様、企業で災害時の支援に関わりたいとお考えの皆様、ぜひともご参加ください。

=拡散希望=※チラシを添付します。
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第1回 テーマ「避難所」
日時:11月24日(金)  18:30~20:45
場所:ウインクあいち906
登壇者:
五十嵐豪氏(認定NPO法人難民を助ける会)
浦野愛(認定NPO法人レスキューストックヤード)
栗田暢之(認定NPO法人レスキューストックヤード)
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第2回 テーマ「災害ボランティアセンター」
日時:12月16日(土)18:30~20:45
場所:ウインクあいち908
登壇者:
北川進氏(宮城県社会福祉協議会)
石黒学氏(愛知県社会福祉協議会)
栗田暢之(認定NPO法人 レスキューストックヤード)
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★申し込み:以下にご記入の上RSY事務局
info@rsy-nagoya.comまで送信ください。

参加 【 第 1・2 回に参加する】
団体名 【               】
参加される方のお名前 【        】
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【21報】九州北部豪雨に関わるRSYの支援活動について

みなさま

 

お世話になっております。RSY事務局です。

10月28日、大分県日田市のひちくボランティアセンターが大鶴振興協議会の共催で、「みんなで大鶴交流会」を開催しました。RSYも企画準備等のサポートをさせていただきました。

日田市大鶴地区では、被災もあり年度内のイベントを自粛しましたが、中にはこうして住民同士みんなで集まりたいと話す方もいました。そこで住民やボランティアの交流を目的に、日田を応援する支援団体が企画に協力し開催に至りました。当日はあいにくの雨天のため、大鶴公民館内での開催となりましたが、住民約300名にご参加いただき、子どもたちも多く参加するなど大盛況でした。自治会長から、「自粛ムードが強いが、子どもたちが楽しんでもらう企画は入れてもらいたい」と子ども縁日を合わせて開催し、支援団体にも協力いただきながら、子どもたちは射的やミサンガづくりなどを楽しみました。

特に地元企業で、コープおおいたさんと日田市民生協さんが焼肉やドリンクなどを提供いただき、住民は食事をしながら交流を楽しみました。

 

 

日田市は、全壊45棟、大規模半壊31棟、半壊237棟、床上下485棟と大きな被害がでました。応急仮設住宅の建設はなく、民間のアパート等を仮住まいとするみなし仮設住宅の入居が約60世帯あります。大鶴地区内にアパートが少なかったため、その対象者は大鶴を離れ市街地で生活されています。自治会長を通じて、みなし仮設住宅の方に企画のチラシの送付や連絡をし、また日田市の補助金を活用して自宅から会場までの道を送迎をするなど、大鶴を離れた方々も参加しやすいように準備が進められ、当日はその方々にも参加いただくことができました。

みなし仮設住宅の方は「引っ越したこともあり、こうした支援の情報はなかなか届かない。引っ越した先は自宅も狭く、地域のつながりもない。環境が大きくかわってしまったからか、お母さんが最近黒っぽい服装しか着なくなった。やっぱり気心知れた方がいる大鶴がいいね」と話していました。環境の変化が気持ちに影響し体調を崩す方もいるので、今後の支援の必要性を感じました。

みなし仮設の方は地域に点在し、支援が届きにくいことは先災地でも課題となっていて、今回は受付の際に承諾いただいた方には今後情報発信等、支援ができるように名簿づくりも行われました。

 

 

子どもたちも「雨が続いているから外であんまり遊べない。今日も雨だけどみんなで遊べるから楽しい」と、室内で友達と楽しそうに走り回る姿が印象的でした。住民も「おー、○○さん!ひさしぶり」と会話する住民もいて、久々の再会を喜ぶ姿も見られました。

復旧・復興に向けて、まだまだ時間がかかりますが、一呼吸置くためにもこうしたお楽しみ企画も必要だと改めて感じました。

【報告】RSY・台風21号における支援について

皆様

お世話になります。RSY事務局です。
各地で猛威を振るった台風21号の影響で、隣県の三重県でも被害が出ています。
かねてから、RSYと繋がりのある社協・団体に連絡を取り、確認した情報とRSYの対応についてご報告します。

今のところスタッフ派遣の要請はありませんが、現地の状況を見守りつつ、必要に応じて対応していきます。

▼鈴鹿市)災害ボランティアネットワーク鈴鹿より
・特に被害なし。

▼紀宝町)紀宝町社協より(2011年水害被災地域)
・熊野川支流の成川・上内川沿いの地域が被災
・本日より災害VCを立ち上げ、地元災害ボランティア、御浜町社協らの応援を受けニーズ調査実施
・十数件の被災家屋があったものの、多くは家族や近隣で既に対応できている
・今のところ地元で対応できる範囲と考え、外部からの応援は不要

【RSYの対応】
・震つな製作「水害にあった時に」チラシ・冊子50部を明日送付
・後日ニーズが出てきた際に、必要に応じて資器材・マンパワー共に派遣可能である旨お伝えし、今後の様子を見守ることとした

▼伊勢市)伊勢市社協より
・市災害本部の情報では、床上・床下浸水500件以上
・本日より災害VCを立ち上げ、ニーズ調査を開始。26日頃から本格的なボランティア派遣を開始する予定
・これに合わせてボランティア活動資器材貸し出しの要請あり

【RSYの対応】
・震つな製作「水害にあった時に」チラシ・冊子600部を本日送付
・大分県津久見市災害VCに貸し出していた資器材を伊勢市災害VCに転送。26日着で手配

以上です。

【第20報】九州北部豪雨に関わるRSYの支援活動について

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。

九州北部豪雨で大分県日田市で支援活動を行っていますが、RSYが事務局をサポートしている「ひちくボランティアセンター」が、住民同士、ボランティアと住民の交流の場づくりを目的に、10月28日(土)「みんなで大鶴交流会」を主催します。

日田市内でも被害の大きかった、大鶴と小野地区では例年行っているお祭りなどのイベント行事を今年度いっぱい自粛しました。それも、自宅の再建など復旧作業に時間がかかり、またみなし仮設住宅等で大鶴地区以外に引っ越しをした方々もいて、地域一丸となっての企画が難しかったことなどが影響しています。

しかしながら、地域住民が交流する場も少なくなってしまったことから、少しでもお楽しみの企画を設け、住民同士が交流の場をもてるようにとひちくボランティアセンターが主催しました。

自治会長等から「イベントは自粛したけど、子どもたちには楽しんでもらえる様にして欲しい」との要望があり、ヨーヨー釣りなど子ども縁日も合わせて開催する予定です。

開催間近となりましたが、既に大鶴地区やみなし仮設住宅の住民にチラシ送付等を済ませ、最終準備を行っています。企画終了後にご報告させていただきます。

【19報】九州北部豪雨に関わるRSYの支援活動について

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。

RSYは、大分県日田市の「ひちくボランティアセンター」の事務局サポートを継続しています。ひちくVCは、週末金~日でボランティア受け入れを引き続き継続していますので、ボランティア希望の方はぜひ日田にお越しください。

現在のボランティア活動は、居宅内外の泥出し作業、農地支援(ビニールハウスの解体等)、重機ニーズ等です。

最近は、朝倉市災害ボランティアセンターが、週末のボランティア受け入れと一日限定150名としたため、溢れたボランティアからひちくVCへ受け入れ可能かとの問い合わせが入るようになりました。

15日に、小野地区のお宅にボランティア活動の進捗と状況確認に訪問してきました。一ヶ月以上前に、ボランティアが訪問した際に床下の泥出しが終わっていないお宅を発見しました。その家主さんは「自分たちでやるから大丈夫」と話していましたが、自宅も広く家主だけで終わる量ではなく、水害後からかなり時間が経っていたことなどから、依頼がありボランティアが入るようになりました。このお宅は、愛知県のボランティア団体・愛知人さんが継続して支援を行っています。

数週間前に床下の泥出しを行い、先日訪問した際には既に畳が入り、元の生活に戻れるように、ボランティアが障子の張替を行っていました。

泥出しを行っているときにも、このお宅を訪問させて頂きましたが、そのときに比べると家主の表情が全く異なり、とても明るくなっていたのが印象的でした。家主は、「もう住めんと思っていたけど、ボランティアさんが手伝ってくれ、ここまできれいになるとは思っていなかった。本当にありがたいね。」と話していました。

お昼休憩は、畳の入ったリビングでボランティアのみなさんと家主が一緒に食事をとり、笑い声も聞こえ和気藹々としていました。

この日も雨が降っていて、家主は「いまはボランティアがいるから、ここ(自宅)にいれるけど、(雨が降っているときは)一人じゃ怖くておりきらんよ。」と、安心して元の暮らしに戻るまで、まだ不安要素がたくさんあります。小野地区では、土砂崩れの後、二次災害防止のため、強い雨が降ると避難勧告等が早めに発令されるようになりました。そのたびに避難を行い、この地域に住み続けることができるのか不安に思う住民は少なくありません。

小野小学校の子どもたちは、学校が被災したことにより隣の中学校を仮校舎にして勉強しています。中学校には遊具がなく、早く小学校に戻したいという保護者がいる一方で、次の災害を考えるとまだ怖くて戻らせたくないと話す保護者もいて、3ヵ月が経過した今も、これからの不安が拭えない現状があります。まだ三ヵ月。

 

【第18報】九州北部豪雨水害に関わるRSYの支援活動について

みなさま

 

お世話になります。RSY事務局です。

10月5日(木)に、RSYがサポートを行っている、ひちくボランティアセンター(ひちくVC)とおおいたNPOデザインセンターの共催でネットワーク会議が開催されました。より多くの方々に日田の現状をしってもらい、支援者と繋がることを目的に、ひちくボランティアセンターでの活動報告と課題の共有を行い、参加者とワークショップを通し意見交換を行いました。これまでに二回、NPO情報共有会議をJVOADとおおいたNPOデザインセンターが共催で行い、その引継ぎを行っての今回の開催となりました。

当日は21団体44名の参加があり、大分県内の団体や日田市内の団体が多かったのが印象的でした。開式では、ひちくVC代表の江田氏より「自宅は1階部分が浸水し、あのときの悲しい光景は今でも忘れない。3ヵ月が経過したが、もうではなくまだ三ヵ月。日田を故郷と思う人達でなんとか復興できないかと思っている。」と挨拶がありました。

続けて、ひちくVC事務局(事務局長・河井氏、矢羽田氏)から活動報告と課題の共有が行われました。報告では、「開設した9月1日のボランティア数は周知不足もあり1名で、徐々にメディアから取り上げられ高速道路の減免申請もスタートしボランティア数が最大99名となった。家屋内ニーズは減少傾向にあり、屋外の側溝掃除や農地復旧に関するニーズが増加してきている。この一ヶ月、ボランティアセンターの運営に手いっぱいで、丁寧なニーズ調査を行うことが出来ていなかった。しかし、遠慮して頼まない人への声かけを地域おこし協力隊で行うよう調整を進めている。ニーズへの対応では、今後の地域力を下げないようにボランティアがやりすぎるのも厳禁だと考えている。空き家の近隣の方々が困っている場合が多く対応が求められている。徐々に風化していく中、地元からボランティアを出すことや他所からのボランティアをリピーターになってもらう工夫が必要だと感じている。」

 

ワークショップでは、「ボランティアを増やすために」をテーマに、市内(市内の人のボランティアを増やすことを考える)チーム・市外チームに分かれて意見交換を行いました。

<市内チームの意見>

・地元からボランティアを出すために、地元がどうしたいのかを考える必要があるため、地域の会議が必要!地元とボランティアの接点をつくることも大事!

・個人では集まりづらいので、地元の団体やグループに働きかけを行う。ニーズの見える化をすることも必要では?

・被災者が前を向く手助けをする必要がある。地元が他人事にならないような工夫も必要。

・SNSに頼りすぎない情報発信が必要。市報や回覧板もいいかも。高校生に来てもらうなどの働きかけも必要だと思う。

<市外チーム>

・日田の温泉などの観光資源とボランティアをセットにすればいいのでは。福岡発のパックツアーもいい。日田の美味しいお米を外にアピールするといいのでは?

・地元の繋がりを頼って、大学・企業などの直接依頼する。

・所属団体の繋がりを活かして、市外のボランティアの案内や受け皿を担い若者を呼びたい!

・受け入れ側の雰囲気も重要。通年してボランティア受け入れの専門窓口も必要だと感じた。現状の具体的な情報発信を心がける必要がある。

ワークショップでの意見は今後少しずつでも実現していく必要がありますが、こうして地元と外部支援者が意見交換を行いながら、想いを共有できる場となりました。

 

【臨時休業のお知らせ】認定NPO法人レス​キューストックヤード

みなさま

レスキューストックヤードの事務局です。
急に気温が下がり秋が急いでやってきた感がありますが、
みなさまいかがおすごしでしょうか。
さて、スタッフ合宿のため、下記の日程で臨時休業させていただきます。
ご不便をおかけいたしますが、なにとぞご了承ください。

 

名古屋事務所:10月16日(月) ~ 17日(火)
七ヶ浜みんなの家きずなハウス:10月16日(月) ~ 17日(火) ※16日(月)は定休日

 

 

 

【第17報】九州北部豪雨水害に関わるRSYの支援活動について

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。

九州北部豪雨水害でRSYは、大分県日田市の支援を継続し、民間の支援団体で構成された「ひちくボランティアセンター」のサポートを行っています。

以下、活動報告です。

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▼日田市での活動の様子(報告:松永)
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ひちくボランティアセンター(ひちくVC)では、泥出しや農地支援を引き続き継続していますが、時間経過とともにボランティア数は減少しています。一方で、ボランティアセンターの運営に地元住民の中から協力者が出てきて、VC立ち上げから一ヶ月が経過しますが徐々に運営にも慣れてきました。

週末は1日50名程のボランティアが集まっていますが、その半数はひちくVCの構成団体である地元のチーム大分と愛知県に拠点を持つ愛知人です。風化が進む中、これから、さらに地元を巻き込み、地元の中からボランティアを募るのかが必要になってきています。

先日、大鶴地区からみなし仮設住宅に引っ越した住民は、

「大鶴は全て井戸水で、水が美味しいんよ。引っ越した先の水道水は美味しくないね。もう次の災害が怖くて戻りまいかと思ってたけど、やっぱり大鶴に戻りたいね」と話していました。

日田市の協力もあり、日田市地域おこし協力隊が小野地区のニーズ調査を定期的に行うことになりました。小野地区は特に地域性が強く、以前自治会長が「ボランティアにお願いするのに遠慮がち。そもそも、ボランティアがなぜボランティアをしてくれるのかわからない」と話していました。これも地域柄で、同じ人が訪問し回数を重ねることで、「ちょっとこれお願いできる?」と言ってもらえる関係づくりが必要になります。そのためにも、普段から地域に関わる地域おこし協力隊の力が必要と判断になりました。これから、定期的に訪問しニーズの掘り起こしを行っていく予定です。

小野地区を訪問した際に、地元のまちおこし団体の「すずれ元気村」が特産の梨の販売を行っていて、住民は「ここは天井まで水が入った。上みてみ。前の店も浸水してめちゃくちゃ。解体しようとも考えているけど、これを残すことも考えている。教訓を伝えるためにね」と。あわせて、被災し泥だらけになったお酒の販売も行っていました。「これは世界に一本だけだよ。割れずに残り運がよかったから、幸運をもたらすかもね」と話していました。泥出し作業がまだ続く中、地元の団体が前向きに活動し、こうした明るい話題が地元の希望になると感じています。

 

 

【第16報】九州北部豪雨水害に関わるRSYの支援活動について(9月16日)

みなさま

お世話になっております。RSY事務局です。

九州北部豪雨の被災地である大分県日田市にスタッフ(事務局次長・松永)を常駐させ、支援活動を続けています。以下、活動報告です。

引き続きご支援のほど、よろしくお願い致します。

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▼日田市での活動の様子(報告:松永)
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・9月1日に地元NPO等の協働で立ち上がった「ひちくボランティアセンター(以下ひちくVC)」の運営サポートを行っています。
・2ヵ月経過した現在でも、「崩落していた道路が復旧して家まで入れるようになったので、濡れた家財の運び出しをお願いしたい」「ビニールハウスの泥出しや解体をお願いしたい」「稲刈時期になったが田んぼの中に土砂が入っているので手刈りの際はお手伝いをお願いするかも」など、ひちくVCに毎日数件ずつニーズが上がってきていますが、時間経過とともに少しずつボランティアが減少していて、人手が足りない状況が続いています。ぜひ、大分県や日田市と調整し高速道路無料の制度も引き続き利用できるようになりましたので、週末日田市へボランティアにお越し頂ければ幸いです。
・現地では、土嚢袋が足りていません。ご寄附可能な方がいらっしゃれば、直接ひちくVCへ連絡をお願い致します。以前、メッセージを描いた土嚢袋をひちくVC宛てに寄付頂きましたが、明るいイラスト入りで住民の方も大変喜んでいました。
・ひちくVCでは、RSYから日田市社協に貸与した資機材を引き継ぎ活動しています。台風18号の水害により、大分県では津久見市・佐伯市・臼杵市で災害ボランティアセンターが立ち上がりましたが、佐伯市社協から資機材貸与の要請があり、ひちくVCにある資機材の一部を昨日9月19日に佐伯市に輸送しました。
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▼日田市・住民の声
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・自宅の畑に土砂が入っていて、掘っても掘っても出てくる。重機で掘ってくれんかね。水害前に竹で鶴や亀をつくりよったんよ。サンダーが流されてしまって、それがあればボランティアに感謝のプレゼントで鶴をつくりたいんよ。(70代男性)
・小野地区では、市内に引っ越しする住民が出てきてる。そりゃ、台風や強い雨で警報や避難勧告が毎日のように出てれば安心して住めないよね。(40代男性)
・ビニールハウスの解体はひちくVCでやってもらえるのかな?ビニールハウスの中に土砂が50㎝くらい溜まっていて、ビニールハウスは大丈夫だけど重機で土砂を出すためには解体しないとね。もうビニールハウスを建てるのは難しいよ。いくら補助があっても、生きているうちに元を取るのはできないからね。僕は地域内でも若手だけど、ベテランのみなさんが農業を続けるのは難しいんじゃないかな(60代男性)
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▼ひちくボランティアセンターについて
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・地元NPOや外部支援NPOの10団体で構成された日田市を中心に活動する民間のボランティアセンターです。スタッフは参画するNPOのスタッフや日田市地域おこし協力隊や集落支援員です。自宅周りの土砂出しや農業支援等を行うために日田市大鶴公民館敷地内に拠点を構え、支援活動を行っています。農地被害の場合は、被害額に応じて国や日田市で支援制度がありますが、制度を受けるためには営農が条件となり、宅地に畑をつくったお宅などは対象外となるため、そこのお手伝いをボランティアで行っていく予定です。
・金・土・日・祝にボランティアを受け入れ、自宅の泥出しや農業支援等を行っています。
・現在、ひちくVCの主なボランティア活動は、自宅内の泥出し・自宅周りや側溝の土砂出し・ビニールハウス内の泥出しや解体等を行っています。
・「ひちく」とは…福岡や大分県日田市周辺の方言を肥筑方言と言うそうで、日田市を拠点とするが隣接する東峰村等の支援を考え、日田だけではなく九州北部豪雨の被災地を広く支援できるようにこの名称をつけています。
※住所:大分県日田市大鶴本町870
※連絡先:080-5063-9563(毎日9時~17時)
※フェイスブックページ:https://www.facebook.com/hivolu/
※ホームページ:https://hichikuvc.wixsite.com/hivolu
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▼寄付金ご協力のお願い(随時)
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※皆様からお預かりした大切な寄付金は、RSYスタッフの現地での活動や、被災地の方々の生活 支援のために活用致します。
<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。
「九州豪雨災害支援のための寄付金」よりお申し込み下さい。
※団体へのメッセージ欄に「活動寄付」とご記入ください。
<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。