【第4報】豪雨被害によるRSYの支​援活動について(7月17日)

みなさま
お世話になります。RSY事務局です。
7月13日まで倉敷市真備町に派遣した浦野は、7月15日(日)より隣県岐阜県関市
の災害ボランティアセンターにて活動しています。また、RSYも加盟している
「なごや防災ボラネット」からは、名古屋市各区のボランティアらが1日2~3名
のローテーションでサポートに入っています。
また、震つなは、大阪北部地震の支援を継続中。水害発生から生活再建のための
情報をまとめた「水害にあったときに」がメディアで紹介され、愛媛・岡山・広
島各地より冊子希望の声が多数寄せられ、即日対応しています。
以下、現地からの報告です。
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▼岐阜県関市(報告:浦野)
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【関市内の被害】
・死者:1名
・床上浸水:378
・床下浸水:529
※被害は特に、富野・武儀・上之保地区に集中
【ライフライン】
・電話、上下水道、電気は完全復旧
【り災証明書の発行】
・7月17日(火)~20日(金)市役所職員が各戸訪問にて手渡しで発行
【RSYの活動】
・災害ボランティアセンターの運営支援
・7月18日(水)被害のひどかった鳥屋市地区公民館にて「昼食ふるまい&無料
喫茶」を開催予定。「水害にあったときに」の説明や、ゆっくり一息ついてお話
しができる休憩スペースとして活用頂く。
・今後は社協と連携し、家の相談会や心身の疲れや不安が少しでも軽減されるよ
うな生活支援プログラムの実施を検討していく。
【住民の声】
水害から10日余り。泥や家財道具の運び出しはひと段落ついたものの、細々とし
た作業がの残っており、住民の方々は動き続けている。連日の猛暑で体力も限
界。「暑さと疲れで夜眠れない」という声や、足の腫れ、目の炎症、怪我なども
見られるようになっている。また、「ここまでボランティアさんにお世話になっ
たから後は自分たちで何とかする」という雰囲気もあり(特に男性)、手伝いを
申し出ても「大丈夫」と言われることも。連日の作業で家族だけで少し休憩した
いという思いもあるように見受けられる。床がフローリングのお宅は、床下を上
げずに放置している世帯も多い。
今後しばらくは、支援ペースを少し落とし、泥かき・がれき撤去以外のニーズに
ついて、アセスメントしたり、思いを吐き出せる場や、、受けられる支援の内容
について相談できる生活支援プログラムの実施が求められると思う
・とにかくあっという間の出来事でした。私たちの避難所は川むこうの公共施設
ですが、ものの10分で一気に浸水したので逃げる暇もなかった。あんな状態にな
って川を渡って避難なんて絶対に無理。防災の計画を見直さないといけないと思
う。1階部分は水浸しだけど、家族や近所の人、ボランティアさんが沢山来てく
れて本当に助かりました。食事は近所の人が色々持ってきてくれるので助かって
います(50代・女性下之保)
・台所やトイレ、冷蔵庫、ふろなど全部ダメになってしまいました。毎日コンビ
ニのごはんを食べているけど、数日も続くと本当につらくて。3食のうちの1食で
もいい。1週間のうちの1日でもいいから、炊き出しなどやってもらえると本当に
ありがたいです。トイレは近くの老人センターや近所の人のトイレを借りていま
す。(30代・女性・川合)
・80歳のおじいさんと二人暮らし。家の裏の倉庫が水でえぐられてしまって。私
らも腰まで水に浸かったままが引くまで待ってたの。2~3時間ぐらい。老犬もお
ぼれてしまって。おじいさんが助けたの。わしら生きてきた中でこんなこと初め
て。おじいさん、目にばい菌が入ったのか赤くなってしまって。今日昼寝してた
ら急に足が腫れて痛いって言ってる。(情報は保健師につないだ)細々としたも
の大事にしてきたけど、もう全部捨てようと思って。幸いタンスは10㎝だけ高い
場所においてたからほとんど濡れなかったからよかった。今まで泣く暇もなくこ
こまできましたわ。(80代・女性・鳥屋市)
・‪私は一人暮らし。川の水が濁ってきてなんだか変な感じがしたんで、少し高い
場所にある近所の人の家に避難したの。その人も一人ぐらしだから励ましあって
ね。でも結局その人の家は床上浸水になってしまって。二人で家の2階から、外
を見ると、一面水浸し。どこが道路か、田んぼか、側溝か全然わからなくなって
信じられない光景だった。四方から水が流れてきて、それがぶつかって高い場所
でも水についてしまったんやね。自宅は床下浸水で済んだけど、学生ボランティ
アさん(IVUSA)が一生けん命頑張ってくれてね。顔も体も泥だらけになりなが
ら片付けてくれて。もう感動して涙がこぼれました。近所の人も気にかけてきて
くれる。その気持ちがありがたい。床下は今は乾かしてるけどね。とにかく夜が
暑くて全然眠れんの。今まで寝ていた部屋と違う部屋で寝ているせいもあって、
落ち着かなくて余計に寝れない。食事は自分でつくれてるけど、体力が落ちない
ように薬だと思って食べてます。(80代・女性・鳥屋市)
・田んぼの水路に土砂が入ってまって、これ全部とらな次に雨がきた時溢れて稲
がダメになってまう。ボランティアさんには家の床下を掃除してもらった。最初
は「床下だでええわ」と断っとったけど、「絶対やっといた方がええ」って言わ
れてな。たかだか数センチの泥で気の毒やと思ったけど、やってもらったら、や
っぱり安心できた。この暑さと田んぼの作業でくたびれたわ。でも百姓はこれぐ
らい自分でやらなあかん。なるべく人を頼らず仕事せなあかん。(80代・男性・
鳥屋市)
・近所の方にちょっとだけだけどお裾分けもってきたの。うちは大したことなか
ったから。本当にちょっとしたことしかできないけどね。明日の炊き出し行くわ
ね。(80代・女性・鳥屋市)
・少し高い場所だったで自宅は大丈夫。でも納屋と車庫に泥が入った。主人は車
いすでバルーン使用。日頃はリハビリに通っている。災害後に安否確認の電話が
事業所から入りました。でも夜は怖かった。炊き出しとても助かります。(80
代・女性・鳥屋市)
・主人が脳梗塞の半身まひです。私が手首が痛むようになって。雨が来て2階に
避難したけど、主人に障がいあったのでとても苦労しました。でも二人とも助か
ってよかった(70代・女性・鳥屋市)
・2階に上がったて避難したものの、1階は全滅しました。娘が少し離れたところ
にいて、夜は泊まりに行ってます。お風呂ももらってます。もともと1階が居住
空間だったんで、2階には物が一杯で寝る場所がありません。朝食とお昼は毎日
コンビニだから、炊き出しは本当に嬉しい。(80代・女性・鳥屋市)
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▼RSY活動支援募金について(随時受付中)
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連休中、西日本豪雨水害ボランティア活動支援募金を行い、のべ51名のボランテ
ィアさんが参加、240,622円もの募金が集まりました。ご協力頂いた皆さん、本
当にありがとうございました。
この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラム
のために活用致します。
<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

【第3報】豪雨被害によるRSYの支​援活動について(7月13日)

みなさま
お世話になります。RSY事務局です。
RSY・震つなは、下記地域にスタッフを派遣し、支援活動を継続しています。
・RSY浦野:岡山県倉敷市真備町にて避難所支援(7月13日まで)
・RSY浜田:岐阜県関市にて災害ボランティアセンター運営支援(7月12日ま
で)※「防災ボラネットなごや」メンバーが引き続き支援を継続中
・震つな松山:大阪府茨木市に震つな拠点を設置。屋根の修繕を中心としたボラ
ンティア派遣や安全で効果的なブルーシート張りを学べる講習会等の実施
また、現地からの要請を受け、これまでに広島市と倉敷市へ災害ボランティア活
動資器材の搬出を行いました。さらに、連日水害発生から生活再建のための情報
をまとめた「水害にあったときに」(震つな作成)の冊子希望が各地から多数寄
せられ、事務局スタッフがフル回転で即日対応しています。3連休では、ボラン
ティア活動支援のための街頭募金も実施予定。
引き続き、皆様のご協力をよろしくお願い致します。
以下、現地派遣スタッフからの報告です。
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▼岡山県倉敷市(浦野)
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【倉敷市内の被害】
・死者:51人(多くが真備町に集中)
・行方不明者:17人
・家屋被害:市全域は調査中だが真備町だけで4200棟の被害見込み
・救助者:県内全域約3,280人中、真備町に約約2,350人が集中
【ライフライン】
・断水:市内8,900棟
・停電:市内約90棟
【現在開設中の避難所】
★倉敷
倉敷東小学校:51
健康福祉プラザ:28
★水島
連島東小学校:91
連島南小学校:36
連島南中学校:165
水島中学校:12
福田中学校:37
第二福田小学校:235
第五福田小学校:115
★玉島
玉島上成小学校:12
乙島小学校:20
玉島黒崎公民館:1
★船穂
船穂小学校:31
★真備
岡田小学校:300
薗小学校:300
二万小学校:184
★総社
吉備路クリーンセンター:111
吉備路アリーナ:2
※その他、真備町で昨日10人未満の自主避難所が複数発見されたという報告あり
【医療・保健・福祉専門職の派遣状況(倉敷市)】
倉敷市保健所内に、『倉敷地域災害保健復興連絡会議(KuraDRO/クラドロ)』
が設置され、医療専門職の受け入れ・調整・派遣の受け皿として機能。避難所を
中心に環境改善や個別支援を実施。今後、災害時危機管理支援チーム(DHEAT)
や、災害派遣福祉チーム(DWAT)とも連携を図りながら、被災者の健康管理や
日常生活支援の体制を整えていく。
【生活情報(岡山県・倉敷市からの情報を掲載)】
★自衛隊による風呂設置場所
・第二福田小学校
・真備総合公園体育館駐車場
★入浴支援サービス
・吉備カントリークラブ入浴施設を開放
★罹災証明書の発行
・7月9日より各支所福祉課で発行
※真備町地区は支所が被災したため、現在窓口を置けていないが、地区付近
に臨時出張所を検討中
★ペット
・岡山県は、動物救護本部を設置し被災地の動物救護事業を実施中。動物愛護セ
ンターにおける被災ペットの引き取り等を行っている。
★災害時要配慮者対応
・県が「災害時における宿泊施設等の提供に関する協定」に基づき、要配慮者の
避難所として加盟の旅館・ホテルを開放。受け入れ開始(5組23人が利用中)
・7月10日(火)県内人工透析患者全員の安否確認完了
・7月10日(火)県内難病の在宅人工呼吸器使用患者全員の安否確認完了。
★福祉施設・事業所の被災状況
・保育所・認定子ども園(15施設/真備町に集中)
(真備町地区)
・高齢者施設9施設
・障害者福祉施設(作業所等)10施設程度
※2階屋根まで浸水した建物あり。
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▼真備町の避難所の様子
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※以下、岡田小、二万小、薗小を確認
基本的な生活環境が整いつつあるため、今後は住民による自主運営のサポート
や、心身を支える場づくり等の支援が必要と思われる。とはいえ、住民の疲れも
ピークに達するため、いずれも住民のペースに合わせた丁寧な働きかけが必要。
引き続き外部からの支援が求められる。
【生活環境】
(居住スペース)
・過密ぎみではあるが、通路は確保されている
・畳やマットが入り寝床の改善が見られる
・段ボールベッド導入を検討中。要配慮者を優先に配布できるよう調整中
・医療チームが熱中症、感染症、エコノミークラス症候群(DVT)予防に力を入
れる
(暑さ対策)
・全ての体育館にクーラー完備
・教室には扇風機が設置されているものの網戸がないため、害虫の侵入が心配
(トイレ)
・水道が出るようになったため、衛生状態が向上
・教職員や市職員、ボランティア等がトイレ掃除を実施。比較的衛生な状態が保
たれている
・洋式トイレの増設が課題
(食事)
・パン、おにぎり、カップラーメンが中心で野菜不足
・温かい汁ものが食べたいとの声多数
・近隣地域住民による炊き出しや、外部からの炊き出し支援の申し出が増えてき
ており、避難所内での調整役が不足
(物資)
・一部の避難所でウォーターサーバー、洗濯機の導入を確認。専門職や行政対応
により、今後1週間~2週間程度で、電子レンジや冷蔵庫の設置、洗濯干場の設置
など順次整っていくことが見込まれる
(要配慮者)
・リスクが高い方は専門職が個別に対応。薬剤師会との連携で薬の処方もできて
いる。
今後はボランティアやNPOによる生活不活発病の防止や活力維持向上、各地相
談窓機能の充実など、あらゆる「場づくり」の取り組みが求められる
(ペット)
・ある避難所では、ペット連れの方が渡り廊下を居住スペースとしており、衛生
状態や熱中症が心配されるケースあり。
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▼倉敷市・NPO支援チーム
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・「JVOAD避難生活改善に関わる専門委員会(担当:RSY浦野・PBV辛嶋)」が
倉敷市からの要請を受け、避難所や要配慮者への支援をするNPO等の情報共有の
場を設定。倉敷市社会福祉協議会でミーティングを開催。市との調整内容や各団
体の活動場所・活動内容の共有、担当エリアや避難所の役割役割分担などにつ
いて検討。
・13日14時から第2回目のミーティングを開催予定。現在までに県外NPO・
NGO8団体が参加予定。
・市社協からの声掛けで、別途、避難所支援を検討中の地元NPOが16日(月)に
支援者会議を実施するため、連動できるよう調整していく。
・本日より、倉敷市保健所の災害対策本部に設置されている『倉敷地域災害保健
復興連絡会議(KuraDRO/クラドロ)』の会議に参加。各避難所の情報収集や、
「水害にあったときに」の紹介、NPO支援チームの紹介等を行った。
・支援チームの団体情報は、随時市、市社協、県社協らと共有する。
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▼「災害支援ネットワークおかやま(仮)第2回会議」に参加
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・7月12日(木)19:00~21:00、岡山県ボランティア・NPO支援センターに
て開催。県内外約130名が参加。
・各地域の災害ボラセンの活動状況、避難所支援情報の共有等が成された。
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▼倉敷市災害ボランティアセンターの様子
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ボランティア募集中。詳細は下記サイトを参照。
その他被災市町の災害ボラセン情報は全社協HPより参照。
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▼被災者の声
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・もうパンが食べられへん。食欲が落ちてしまってなぁ。もう少し食事が何とか
ならんかなぁ。(80代・女性)
・今日初めて家の片付けができた。畳もドロドロでとても重くて。でも、隣近所
の男の人がみんなで手伝ってくれたんよ。そしたら2時間で大分片付いて。本当
に助かりました。もう少しやれるかと思ったけど、こんな暑さでしょ?無理しな
いようにと思って今日は帰ってきました。少しでも進んでよかった。
(60代・女性)
・わしらは町づくり協議会のもんです。みんな大変な時だからじーさんやばーさ
んだけど、ちょっとでも役に立ちたいと思ってな。市役所の方と連携して避難所
のお手伝いさせてもらってます。水害が起こってから毎日誰かが詰めるようにし
てます。(避難所の空き地スペースに学校テントを立てて3~4名の地域の方が常
駐・仁万小学校)(80代・男性)
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■岐阜県関市災害ボランティアセンターへの支援(浜田)
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RSYは防災ボラネットなごやと連携し、災害ボランティアセンターの運営サポー
トを中心に活動を継続しています。現地ではRSYや震つなと繋がりのあるSeRVあ
いち、IVUSAなども現地入りしています。
以下、報告です。
★災害ボランティアセンターの様子
武儀地区:約100名のボランティア活動、ニーズは9軒
富野地区:約50名のボランティア活動、ニーズは11軒
上之保地区:292名のボランティア活動、ニーズは66軒
※3連休中に関市が被災宅800戸を対象に、個別訪問によるニーズ調査を実施予定
★住民の声
・うちの前は川が蛇行しているところだで、前回あふれた後にコンクリの壁(50
センチくらい)を川側にたてたが今回のは、それを超えて水が入ってきた。も
う、それだけで床下浸水だわ(70代男性)。
・一階の台所は、フローリングが波打っちゃって、見たって。水があがったのは
あっという間だった。(70代女性)
・(円背で、室内を歩くのもやっとの様子。病院は月に1回出かけている
が、この災害で薬を飲むのを忘れている。大きな商店と住まいが一緒にな
っているお宅)「被災して、孫も駆けつけてボランティアと一緒に片付け
をしてくれている。若い人がいないのでなかなか片付けが進まない。こん
なことになって、何が何だかわからない。住まいは、寝るところと台所は
かろうじて使えるのでなんとか普通の生活はできているが、 クーラーがな
いので、窓を開けて寝ている。網戸がないので虫が入ってくるので何とか
したい。病院には、娘が予約を入れて薬を取りに行っくことになってい
る。」
(90代・女性)
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▼震つなより:大阪北部地震、「水害にあったときに」の提供
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★大阪北部地震
最近の活動については以下サイトからご確認下さい。
地元での屋根のブルーシート張りボランティアの養成を目的とした「災害に向
き合うための勉強会」等を中心に企画運営中。
★豪雨水害支援
水害で被災した後の生活再建までの手順が紹介されています。
無料でダウンロードできます。これまでにも、被災地から多数のお問合せを頂
いており、社協や支援団体を通じて、被災者にお届けしています。
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▼街頭募金を行います
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※ご協力いただいた寄付金は、現地での情報収集や、被災地の方々の生活支援
のために活用いたします。
【日時】
・7月14日(土)10:00~12:00/13:00~15:00
・7月15日(日)10:00~12:00/13:00~15:00
・7月16日(祝・月)10:00~12:00/13:00~15:00
※帰りの荷物運び・募金額の集計(事務所で行います)もお手伝いいただける
とありがたいです。
(~17:00には終了予定)
【実施場所・その他】
・場所/名古屋三越栄店ライオン像前
・内容/平成30年7月豪雨 被災地支援活動募金
・連絡先/090-9022-3350(RSY金山)
参加を希望される方は、下記をRSY事務局(info@rsy-nagoya.com)までご連
絡ください。当日飛び込み参加も大歓迎ですが、なるべく事前にご連絡いただ
けると幸いです。
①お名前
②連絡先(できれば携帯電話)
③参加可能日時:
④参加人数(代表者が申し込む場合):
※大雨・洪水・暴風・大雪いずれかの警報が出ていたら中止とします。
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▼RSY活動支援募金について(随時受付中)
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※ご協力いただいた支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、避難所の環境
改善、被災者への生活支援プログラムのために活用致します。
<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

【第2報】豪雨被害によるRSYの支​援活動について(7月11日)

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。

現在RSYは、岡山県倉敷市に常務理事・浦野を派遣しています。浦野は全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)「避難生活改善に関わる専門委員会」の一員でもあり、同メンバーの一般社団法人ピースボート災害ボランティアセンターの辛嶋氏と共に、被害が集中している真備町の避難所支援を中心に活動しています。

また、震つなは、事務局長・松山を派遣し、大阪北部地震の被災者支援を継続中です。

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▼倉敷市(主に真備町)の被害状況

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【被害状況】

・倉敷市は昭和47年と平成17年に合併。船穂・柳井原・川辺・岡田・薗・箭田(やた)

・二万(にま)・呉妹(くれせ)の8地区に分かれる。

・真備町は平成17年に合併。総社市・倉敷市の水島関連の下請け企業が多く、各市のベッドタウンとなっている。

・一級河川である「高梁川」の支流「小田川」が100mに渡り決壊した影響で、壊滅的な被害に。特に海抜10~13mの真備町地区に被害が集中した。

・今回の被害は、平成29年市が作成した洪水・土砂災害ハザードマップとほぼ重なっている。

・真備町地区は8000世帯・約22,000人。平地に居住する住民の8割が被災。

【岡山市内の被害】

・死者:47人(うち真備町46人)

・行方不明者:1人

・家屋被害:現在調査中

・救助者:市内全体2,400人中、真備町に2,400人が集中

【ライフライン】

・水:小田川から北の浸水区域内で、水道管の破損箇所調査のため、水を流している。水が出れば使用できるが飲み水では使用できない。11日(水)以降は、10時頃から19時を予定。

・電気:被害がひどかった真備町地区中心に一部の地域で不通

【100人以上が避難している避難所】

★水島地区

・連島南中学校:180人

・第二福田小学校:250人

・第五福田小学校:185人

★真備町地区

・岡田小学校:300人

・薗小学校:300人

・二万小学校:250人

・吉備路クリーンセンター:144人

★総社市(倉敷市の北側隣接で、高梁川の上流に位置する)

・吉備路アリーナ:150人

【生活情報】

★自衛隊による風呂設置場所

・第二福田小学校

・真備総合公園体育館駐車場

★罹災証明書の発行

・7月9日より各支所福祉課で発行

※真備町地区は支所が被災したため、現在窓口を置けていないが、地区付近に臨時出張所を検討中

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▼真備町の避難所の様子

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・岡田小、二万小、薗小に避難者が集中。

・二万小では一時避難者が増大し過密状態となったため、水島地区の避難所へ一部を移送。

・水島地区は小田川を挟み南側に位置しており、居住場所から離れているため、移動手段のない住民から「家の近くの避難所に戻りたい」との声が上がっている。

【生活環境】

(居住スペース)

・体育館、教室に避難者が分散

・間仕切りなし

・寝具は発砲シート又はマット、日赤毛布、タオルケットなどが支給されており、体育用マットを敷いて寝起きしている方もいる。

・段ボールベッドはほぼ導入されておらず、保健師や管理者からは「場所を取る、数がそろわないため公平性を考えると導入しずらい」などの声も。個別にヒアリングをすると「いつもベッドだったので欲しい」という被災者の声もある。

(暑さ対策)

・体育館、教室共に扇風機は導入されているものの、毎日室温が30度を超しており非常に暑い。昨日一部の避難所には外付けクーラーが入ったが、全てに導入されているかは不明。

・網戸がなく、ハエやカの侵入も増加。

(トイレ)

・学校職員や外部支援者の協力で常に清潔な状態が保たれている。昨日より水が出るようになり、流せるようになった。(それまではバケツに汲み置き)。

・スリッパの設置や手洗い環境もあり、衛生に配慮されている。

・洋式トイレが不足しており改善が必要。

(食事)

・パン、おにぎり、カップラーメンが中心で野菜不足。

・温かい汁ものが食べたいとの声多数。ただし避難所によっては、近隣住民が炊き出しをふるまうなど対応されていることも。外部の炊き出しチームもチラホラみられる。

(子ども)

・小中学校の夏休みが繰り上げられたため、子ども達の姿が多い。教員からは「学校がないため在宅・避難所の子ども達の居場所がないため、すぐにでも支援が欲しい」との声が聞かれた。

・胸まで水に浸かりながら命からがら逃げてきた子どももおり「あの時は本当に怖かった」と顔をこわばらせていた。

(物資)

・避難所によって格差あり。

・薗小は物資受取所が決まっており仕分けされているが、岡田小は雑然とした状況。

(要配慮者)

・福祉施設・事業所が被災しているため福祉サービスを受けられない方がいる

・生活不活発状態が続き心身昨日の低下が心配される高齢者がいる

・車いす等、障がい者の姿は見られない(日中・薗小、岡田小のみの情報)

(ペット)

・決まったペットスペースが無く、教室屋外廊下に犬をつなぐなどの様子がみられた。ペットフード等の物資は届いていた。

【外部支援者】

・DMAT、派遣保健師、DPAT、DWAT、災害派遣ナース等の、医療・看護・福祉の専門職が続々と入りつつある。

【住民の声】

・家が全壊。もう住めない。車もすべてやられたので移動手段がなく、罹災証明書の手続きにいけないの。仮設住宅の入居時期の見込みなどあるんでしょうか?とにかくこれから何をやらなければならないのかを知りたいです。風呂まで連れていってくれるバスが出ているみたいだけど私たちはいかなかった。片道1時間ぐらいかかるって言われて。着替えもないし。下着が欲しいです。父は血圧も図ってないし、病院にも行ってない。体育館は暑いし虫も入ってくる。おにぎりもらったけど食べる気にならなくてね。食欲湧かない。血圧上がったのみると、余計調子悪くなりそうだから。(40代・女性)

・家も自営でやってた魚屋もダメになってしまったよ。まさか自分たちがこの年でこんな目に合うなんて思ってなかった。商売いつ終わりにしようかな、なんて話してたんだけど、こんな形で最後になるなんてね。車が1台生き残ったから、洗濯はコインランドリーに行ったり、コンビニに行ったりしてる。おばあさんは押し車がなきゃ10mも歩けないんだけど、家族が進めても介護保険は使いたがらないんだよ。(80代・男性)

・今までパンばかりだったけど、昨日初めてカップラーメンが配られて。あったかいものが久しぶりに食べられて嬉しかった。私たちは胸まで水に浸かって逃げてきたの。家の年寄が逃げたくないって頑張ってたんだけど、大声だして説得してね。あの時逃げなければダメだったかも知れない(50代・女性)

・水が来ないから掃除も手洗いも何もかもできないの。避難所でちょっとしたものが洗えるって聞いてきたんだけど。。。(ポリタンクに半分ぐらい井戸水水を入れて、高齢者が車まで運ぼうとしていたため手伝った)暑いし本当に大変。(70代・女性)

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▼RSYの活動

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★避難所の実態把握、市や外部支援者との調整

・避難所を巡回し現状把握の後、今後の支援について市担当課と協議

・環境整備の必要性や集約時期の目安などを確認。今後計画的に実施できるよう調整中。

・避難所に関われる市内外のNPO・ボランティアらと情報共有、役割分担の場を調整中。

★「災害支援ネットワークおかやま(仮)第1回会議」参加

・7月9日(月)19:00~21:00、岡山県ボランティア・NPO支援センターにて開催。県内外約100名が参加。

・岡山市はもともと市民活動が活発で、災害前から、同ネットワークの立ち上げ準備を実施していたため、会議開催が非常に速かった模様。県・県社協・被災市社協からも職員が同席。

・市から被害状況が共有された後、活動地区に分かれ、現状ニーズと各団体が実施できる活動について共有した。

・今後も継続的に実施予定であり、RSYも参加する。

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▼震つなより:大阪北部地震、「水害にあったときに」の提供

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★大阪北部地震

最近の活動については以下サイトからご確認下さい。

地元での屋根のブルーシート張りボランティアの養成を目的とした「災害に向き合うための勉強会」等を中心に企画運営中。

http://blog.canpan.info/shintsuna/

★豪雨水害支援

水害で被災した後の生活再建までの手順が紹介されています。

無料でダウンロードできます。これまでにも、被災地から多数のお問合せを頂いており、社協や支援団体を通じて、被災者にお届けしています。

http://blog.canpan.info/shintsuna/img/E6B0B4E5AEB3E381ABE38182E381A3E3819FE381A8E3818DE381AB_E38381E383A9E382B7E78988.pdf

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▼街頭募金を行います

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※ご協力いただいた寄付金は、現地での情報収集や、被災地の方々の生活支援のために活用いたします。

【日時】

・7月14日(土)10:00~12:00/13:00~15:00

・7月15日(日)10:00~12:00/13:00~15:00

・7月16日(祝・月)10:00~12:00/13:00~15:00

※帰りの荷物運び・募金額の集計(事務所で行います)もお手伝いいただけるとありがたいです。                                (~17:00には終了予定)

【実施場所・その他】

・場所/名古屋三越栄店ライオン像前

・内容/平成30年7月豪雨 被災地支援活動募金

・連絡先/090-9022-3350(RSY金山)

参加を希望される方は、下記をRSY事務局(info@rsy-nagoya.com)までご連絡ください。当日飛び込み参加も大歓迎ですが、なるべく事前にご連絡いただけると幸いです。

 

①お名前

②連絡先(できれば携帯電話)

③参加可能日時:

④参加人数(代表者が申し込む場合):

※大雨・洪水・暴風・大雪いずれかの警報が出ていたら中止とします。

———————————————————-

▼RSY活動支援募金について(随時受付中)

———————————————————-

※ご協力いただいた支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、避難所の環境改善、被災者への生活支援プログラムのために活用致します。

<銀行振込>

三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681

特定非営利活動法人レスキューストックヤード

※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。

<郵便振替>

00800-3-126026

特定非営利活動法人レスキューストックヤード

※通信欄に「活動寄付」とご記入ください

【第1報】豪雨被害によるRSYの支​援活動について(7月8日)

みなさま
お世話になります。RSY事務局です。
梅雨前線の影響による記録的大雨被害が各地で広がっています。
犠牲になられた方々に追悼の意を表すると共に、被災された皆様には心からお見
舞い申し上げます。
RSYは、震災がつなぐ全国ネットワークや全国災害ボランティア支援団体ネット
ワーク(JVOAD)、災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)、
RSYと繋がりのある団体、個人の皆様からの情報収集につとめています。
また、震つなは大阪北部地震の被災者支援を継続しています。
現地に派遣していたスタッフ・金山は本日で一旦名古屋に戻り、事務局長・松山
が現地入りしています。
————————————————————
▼RSY常務理事・浦野を岡山県に派遣します
————————————————————
7月9日から浦野を岡山県に派遣することになりました。
明日の夜に岡山市内で開催される「災害支援ネットワークおかやま(仮)第1
回会議」に参加し、さらなる情報共有や地元NPO・ボランティアの方々と
の連携の可能性について検討します。
現地の状況に応じ、避難所の環境整備や運営支援、支援の届きにくい在宅避難者
への支援等に取り組みます。
————————————————————
【ボランティア募集】
広島市へボランティア活動敷材を搬出します
————————————————————
甚大な被害が発生している広島県広島市社会福祉協議会から、ボランティ
ア活動資器材貸与の申し出がありました。
ついては、下記の日時で搬出ボランティアを急募します。
急な募集となり恐縮ですが、ご協力お願いいたします。
====================
広島市への資器材搬出ボランティア
====================
●日時:7月9日(月)15:30集合 16:00トラック着、積み込み開始
17:00頃の間にトラック出発予定
●場所:名東倉庫(名東区香南2丁目1301-1)
 ア クセス:https://goo.gl/maps/yGIfj
●作業内容:4トントラック1台分の資機材搬出(一輪車・スコップ・バケツ
など)
●当日連絡先:090-5000-8386(担当・RSY林)
▼ご協力頂ける皆さまへ
お手数ですが、info@rsy-nagoya.comまで
①お名前、②携帯電話の番号 をお知らせください。
当日連絡先まで、直接お電話いただいても構いません。
・怪我などに備え長袖・長ズボン着用にご協力ください。
・各自で飲み物を用意するなど、体調管理をお願いします。
駐車場がありませんのでなるべくお誘いあわせの上お越しください
———————————————————-
▼RSY活動支援募金について(随時受付中)
———————————————————-
※ご協力いただいた支援金は、スタッフの現地派遣や被災者への生活支援
プログラムのために活用致します。
<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

【第8報】大阪での地震に関わるRSYの支​援活動について(7月6日)

みなさま
(クロスポストご容赦ください)
お世話になっております。
レスキューストックヤード事務局です。
西日本方面では各地で激しい雨が続き、川の氾濫等が心配されています。大阪も
同様に、昨日からの大雨で、土砂災害警戒情報や大雨洪水警報が発表となってい
ます。また避難指示や避難勧告がでている地域もあり、被災された方々には不安
な状況が続いています。
大阪北部地震支援について、RSYは震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)と
活動方針を合わせ、加盟団と共に支援を継続しています。その中で、被災地NGO
恊動センター・頼政さんのコーディネートのもと、来週末に高槻市内の公営住宅
周辺住民を対象にした陶器市や足湯、カフェなどの集いの場づくりに向けて企画
準備を進めています。
以下、茨木市役所前グラウンドに活動拠点『茨城ベース』を整備し、関係団体の
サポートを行っている、震つな松山・金山からの報告です。
————————————————————
▼震つな会員団体および関係者の動き
————————————————————
大阪では既存のネットワーク(おおさか災害支援ネットワーク:OSN)のつなが
りを活かしながら、活動状況の共有や課題解決を目的とした会議がこれまで5回
開催されています。現地活動を行う団体が参加し、情報共有に努めています。
★大阪ボランティア協会:http://www.osakavol.org/01/saigaibousai/osaka18.html
・おおさか災害ネットワーク(OSN)の世話役団体として、その運営を行う。
・スペシャルニーズ(障がい者等マイノリティ)の把握と対応
★レスキューアシスト@茨木市 :http://rescue-assist.net/
・技術系プロボノ茨木ベースの運営、技術系ニーズへの対応を行っている
※茨木ベースとは、屋根へのブルーシート張りなど、技術系のニーズへの対応を
する拠点。
・レスキューアシスト、災害NGO結、DRT-JAPAN、OPEN-JAPANが運営してい
る。茨木市のほか、摂津市、枚方市などの技術系ニーズにも対応している。
★風組関東@茨木市:https://www.facebook.com/zkaze/
・茨木ベースにて、屋根のブルーシート張りなど技術的ニーズへの対応
・7月1日開催の勉強会のメイン講師を担当
★IVUSA(国際ボランティア学生協会)@茨木市災害VC、高槻市災害VC:https://www.ivusa.com/?p=10715
・高槻市内、茨木市内にて、ボランティア案内のチラシのポスティング、ニーズ
調査を実施。
・高槻市では技術系ニーズ専門のサテライトの運営に学生を派遣
★愛・知・人@吹田市災害VC: http://ai-chi-jin.lolipop.jp/
・茨木ベースと連携を取りながら、吹田市内にて屋根のブルーシート張り、現場
調査を行う。安全確保喚起のチラシも作成。
・6/29吹田市内の建築業者向けに、屋根のブルーシート張りの講習会を実施
・吹田市内のニーズ件数により、高槻市でも作業を行う予定
★ダッシュ隊大阪@吹田市:http://www.dash-osaka.info/
・吹田市災害VC(~7/1)、復興支援センターへの支援
・屋根のブルーシート張り他、技術系ニーズへの対応
★コミサポひろしま@吹田市、高槻市:https://www.facebook.com/comsup.hiroshima/
・屋根のブルーシート張り他、技術系ニーズへの対応(~7/3)
★世田谷ボランティア協会@高槻市:http://www.saigai.otagaisama.or.jp/
・高槻市災害VC支援
★ピースボート災害ボランティアセンター:https://pbv.or.jp/
・障がい者や外国人など、要配慮者への情報提供や課題解決を目的としたOSNの
取り組みなどへのOSN、大阪ボランティア協会の運営サポート
★被災地NGO恊働センター: http://ngo-kyodo.org/
・7/15高槻市柱本団地にて足湯の実施を検討中
・ JVOAD避難所専門委員会として、高槻市にて避難所の閉鎖・統合の相談(6/27)
★レスキューストックヤード:http://rsy-nagoya.com
・JVOAD避難所専門委員会として、高槻市にて避難所の閉鎖・統合の相談(6/27)
※このほか、個人会員も各々の所属としての活動を行っています。
・高槻市内勤務、情報収集および発信
・災害ボランティアセンターの運営支援等
事務局:
・25日より事務局2名で現地入り
・茨木ベースの拠点整備の支援、他機関(主にOSN)との調整支援
・震つな会員の動きの把握と情報収集
———————————————————————–
▼「災害に向き合うための勉強会」を開催しました
———————————————————————–

家屋の一部損壊が2万棟を超え、現在も増え続けています。
その中で屋根のブルーシート張りなど、専門的な技術を持ったボランティアを必
要とする依頼が多くあり、地元の担い手づくりなど課題があがっています。
そこで、以下のような勉強会を開催いたしました。震つなは広報など運営の協力
を行っています。
【No.1】「見えにくい家屋の被害について」
~家を蝕むカビと家屋再生のポイント
●日時:2018年7月1日(月)16:00~17:30
●場所:茨木市福祉文化会館(オークシアター)301会議室
●参加:37名(スタッフ含め)
●内容
・雨漏りを放置したら、どうなってしまうのか(サイレントキラーと呼ばれる、
カビの怖さ)
・カビによる健康被害について
・ブルーシートの張替えサイクルと表面化するグレーゾーン、担い手の不足
・技術は対話のツールでしかない~福祉的な視点を持とう
・島根県大田市の事例紹介(調査票の導入など)
●講師:風組関東 小林氏 ほか
【No.2】「高所活動時の安全確保」
●日時:2018年7月4日(木)18:00~
●場所:茨木市福祉文化会館(オークシアター)4階会議室
●参加:38名(スタッフ含め)
●内容:
・高所作業時の安全確保のポイント
・使用する道具についての紹介、
●講師:日本財団 黒澤氏 ほか
【次回予告】
「災害に向き合うための勉強会in高槻」
——————————————————–
●日時:2018年7月9日(月)16:00~18:00
●会場:場所:古曽部防災公園(高槻市古曽部町3-15-1/通称:古曽部ベース)
●参加費無料、申込不要、当日会場へお越しください
※普段、高所作業を行う業種の方大歓迎
例)建築業、とび職、造園業、板金工、電気工事業、塗装業など
●お問合せ:070-3149-9333(茨木ベース代表電話)
●主催:一般社団法人OPEN-JAPAN
●協力:高槻市社会福祉協議会/茨木ベース※/日本財団
おおさか災害支援ネットワーク(OSN)、風組関東
震災がつなぐ全国ネットワーク/JVOAD技術系専門委員会
レスキューアシスト、DRT-JAPAN、(一社)OPEN-JAPAN、災害NGO結
——————————————————————————————

▼要配慮者への支援/NPO法人ゆめ風基金からのインフォメーション
——————————————————————————————

ゆめ風基金では、支援が届いていない障害者(障害者手帳の有無、重軽度問わ
ず)といち早くつながり支援を届けるため、救援チラシを作成し、配布を始めて
います。
普段からサービスとつながっていない方、孤立していた方、これまでなんとか暮
らしていたがこの地震で立ち行かなくなった方など、特に心配しています。
ぜひこのチラシを大いに拡散、お知らせいただき、必要な方に支援が届くよう願
っています。被災地域で配布くださる方大歓迎です。ゆめ風まで連絡いただけれ
ば、チラシを送ります。
【ダウンロードはこちら】
【問い合わせ】
被災障害者支援NPO法人ゆめ風基金
〒533-0033大阪市東淀川区東中島1-13-43-106
TEL 06-6324-7702 FAX 06-6321-5662
———————————————————-
▼RSY活動支援募金について(随時受付中)
———————————————————-
<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

【募集締切ました!】8/18-19みふね・あいち自然体験交流ツアー

みなさま
お世話になります。RSY事務局です。
以前ご案内した、熊本地震応援企画「 みふね・あいち自然体験交流ツアー」の
参加申し込みが、予定の定員数に達しましたので、募集は締切らせて頂きます。
ご検討頂いた皆様、ありがとうございました。
活動の様子は改めてご報告致します。
引き続きよろしくお願い致します。

【第7報】大阪での地震に関わるRSYの支​援活動について(7月4日)

みなさま
(クロスポストご容赦ください)
お世話になっております。
レスキューストックヤード事務局です。
先日現地入りしていたRSY浦野は名古屋に戻り、震災がつなぐ全国ネット
ワーク(震つな)松山・金山は継続派遣中です。
RSYは今後、震つなと活動方針を合わせ、加盟団体と共に支援を継続して
いきます。
————————————————————–
▼震つな会員団体および関係者の動き
————————————————————–
★大阪ボランティア協会:http://www.osakavol.org/01/saigaibousai/osaka18.html
・おおさか災害ネットワーク(OSN)の世話役団体として運営サポート
・スペシャルニーズ(障がい者等マイノリティ)の把握と対応
★レスキューアシスト@茨木市 :http://rescue-assist.net/
・技術系プロボノ茨木ベースの運営、技術系ニーズへの対応を行っている
※茨木ベースとは、屋根へのブルーシート張りなど、技術系のニーズへの
対応をする拠点。レスキューアシスト、災害NGO結、DRT-JAPAN、
OPEN-JAPANが運営している。茨木市のほか、摂津市、枚方市などの技術
系ニーズにも対応している。
★IVUSA(国際ボランティア学生協会)@茨木市災害VC、
高槻市災害VC:https://www.ivusa.com/?p=10715
・高槻市内、茨木市内にて、ボランティア案内のチラシのポスティング、
ニーズ調査を実施。
・高槻市では技術系ニーズ専門のサテライトの運営を担っている。
★風組関東@茨木市:https://www.facebook.com/zkaze/
・茨木ベースにて活動。屋根のブルーシート張り、現場調査等
★愛・知・人@吹田市災害VC: http://ai-chi-jin.lolipop.jp/
・茨木ベースと連携を取りながら、吹田市内にて屋根のブルーシート張
り、現場調査を行う。安全確保喚起のチラシも作成。
・6/29 17時より、吹田市内の建築業者向けに、屋根のブルーシート張り
の講習会を実施。
★ダッシュ隊大阪@吹田市災害VC:http://www.dash-osaka.info/
・屋根のブルーシート張り他、技術系ニーズへの対応。
★世田谷ボランティア協会@高槻市:http://www.saigai.otagaisama.or.jp/
・高槻市災害VC支援。
★レスキューストックヤード:http://rsy-nagoya.com
・JVOAD避難所専門委員会として、高槻市にて避難所の閉鎖・統合の相談。
★被災地NGO恊働センター: http://ngo-kyodo.org/
・ JVOAD避難所専門委員会として、高槻市にて避難所の閉鎖・統合の相
談。避難所・在宅避難者への生活支援ニーズに対応すべく、調整・企画プ
ログラムを立案中。
★ピースボート災害ボランティアセンター:https://pbv.or.jp/
・スペシャルニーズの把握と解決を目的とした大阪ボランティア協会の運
営サポート。
※このほか、個人会員も各々の所属としての活動を行っています。
・高槻市内勤務、情報収集および発信
・災害ボランティアセンターの運営支援等
————————————————————–
▼震つな・今後の支援の基本方針(震つな事務局より)
————————————————————–
6月18日に発生した大阪府北部を震源とする地震への支援活動について、
直後より事務局長松山他、役員、事務局スタッフを現地に派遣しておりま
したが、このたび、震つなとしての支援の方針を以下の通りまとめました
ので、ご報告します。方針のまとめに時間を要し、現場からの報告と前後
してしまっていますがご容赦ください。震つなとしての募金や足湯等での
現地支援者の募集も検討しておりますので、ご協力のほどよろしくお願い
します。
▼大阪府北部を震源とする地震に対する震つな支援の基本方針
(1)主に、屋根へのブルーシート張りなど、現地で求められており、か
つ一般ボランティアでは対応困難な活動を行っている技術系支援活動団体
の拠点(茨木ベース)の環境整備、および事務局サポート。
→被災した屋根や家屋の応急処置は、発災後迅速な対応が必要であり、か
つ、被災者の生活状況によっては福祉的な支援と連携した上での長期的な
見守りが不可欠である。
(2)家屋修繕支援の役割と技術に関する講習会の開催。
→(1)の活動の意義を多くの方に理解してもらう。特に、今後の継続的
な支援のためには地元自治体、社協、企業等と連携し、支援の担い手を増
やしていくことが不可欠である。また被災地に特有の留意事項やノウハウ
もあることから、講習会や現場の勉強会を開催し、知識共有を図る。
(3)支援団体のネットワークとして開催されているおおさか災害支援ネ
ットワーク(OSN)との連絡調整。
→地元支援団体の情報共有の場であるOSNに対して、主に(1)、(2)
の活動の連絡窓口として動き、最新の状況や課題の優先順位を共有する。
(4)見えないニーズが潜在的にあると思われる、在宅被災者への生活支
→これまでに、避難所での外部支援の必要性はほぼ収束している。団地等
での被害が見えにくい在宅被災者のニーズを把握し、足湯やカフェ、陶器
市などの場づくりへつなげていく。足湯やカフェの開催に当たっては、広
く会員の参加を募集する。
▼緊急支援の期間
当面7月末を予定。その後状況に応じて延長。
▼現地活動団体への支援(現在活動中の震つな加盟団体は以下の通り)
・レスキューアシスト@茨木ベース
・風組関東@茨木ベース
・ダッシュ隊大阪@吹田市災害VC
・愛・知・人@吹田市災害VC
・IVUSA@茨木市災害VC、高槻市災害VC
・RSY、恊働C@高槻市(避難所対応)
▼支援活動の報告
震つな、および会員団体の支援活動状況については、随時MLや震つなブロ
グで報告いたします。
▼活動支援金募金
上記(1)の活動にあたり、今後特に耐久性の良いブルーシートや土嚢の
費用が不足してくることが考えられます。そこで、震つなとしてブルーシ
ート費用調達のための募金を行いたいと思います。会員団体さんの周知、
ご協力もよろしくお願いいたします。募金については下記リンクから呼び
かけチラシが入手できますので、関係者へのご協力をお願い致します。
————————————————————–
▼現地の動き
————————————————————–
●茨木ベース(技術系プロボノベース)の動き
・平日はボランティアは30~40名、休日は40~70名ほどの参加あり。
・主に屋根へのブルーシート張りが中心
・ブルーシート張りは1チーム(3~10人)あたり一日1~3件に対応。
・茨木市内の完了ニーズをマッピングすると、比較的JR茨木駅、阪急茨木
市駅のある市内南側に比較的多い。
●7/1「災害と向き合うための勉強会開催」@茨木市社協
(目的)被災者・地元支援者を中心に、安全な屋根のシート張りや家屋の
保全のコツをお伝えする。
(参加者)37名
(内容)
・雨漏りを放置したら、どうなってしまうのか~カビの怖さ
・カビによる健康被害について
・ブルーシートの張替えサイクルと担い手の不足
・技術は対話のツールでしかなく、福祉的な視点を持つことも必要
・島根県大田市の同取り組みの紹介  など
———————————————————
▼被災者の声
———————————————————
★ブルーシート張りの作業後に聞かれたお話
・「もしいつものところで寝ていたら死んでいたと思うとこわい。話し相
手がほしい」(高齢独居女性)
・「(発災時は入院中、再入院の予定、屋内の片付けも手が付けられてい
ない)心配で入院できない」(高齢独居女性)
★避難所で聞かれたお話し
※金山が災害NGO結の西谷さんに同行
(茨木市A避難所)
・昼間の滞在者は1名。夜は10名程度まで増える
・「お昼は自分だけ。夜になると端っこに家族連れが戻ってくる。今の親
は子どもを怒らん。10時過ぎれば、静かになるけどね。そろそろ帰らんと
いけないかね。甘えてばっかりじゃだめだから」(80代 男性)
 ・ 外部からマッサージなどの支援も来る。地区の災害対策本部のようなとこ
ろになっているため、自主防の方々はじめ、行政職員さんが多くいた。
(茨木市B避難所/中学校武道場)
・柔道マットを敷き詰め、マットレスとしても柔道マットを使用してい
る。ダンボールベットは数名使用。
・昼間は1世帯2名滞在。
・ 市役所の職員2名が配置
・「いろいろな人が避難所に来てくれて、若い人が来てくれてうれしい」なども声も聞かれた。
———————————————————-
▼RSY活動支援募金について(随時受付中)
———————————————————-
※震災後の個別訪問が十分に回れていない高槻市の公営住宅で、ホッと一
息つける場づくりプログラムとして、陶器市&喫茶を開催すべく、震つな
メンバーが調整中です。RSYはこの活動に参加し、陶器の提供やスタッ
フ・ボランティア派遣を検討しています。
<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。

【報告/募集】熊本地震・御船町「七滝復興祭」/8/18-19自然体験交流ツアー

皆様

お世話になっております。RSY事務局です。

2016年4月14日、16日に発生した熊本地震で、震度6強の被害を受けた御船町。

RSYは直後からスタッフを派遣し、現在も山間部の集落や御船町地域支えあいセンター、支援団体ネットワーク「みふねっと」と連携・協働しながら支援活動を継続しています。

今年度も、赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動サポート募金助成事業」の一環として、震災によって離散した地域住民の集いの場づくりを応援する活動をしています。

6月24日(日)、11:00~15:00に旧御船町立七滝小学校で「七滝復興祭」が開催され、RSYからボランティア4名(大人2名、淑徳大学の学生2名)が参加しました。

今回の活動では、『身近にあるもので作ろう!防災キラキラグッズ』をテーマに、子ども防災ブースにてポンチョと笛づくりを行いました。ポンチョは雨風をしのぐために、笛は助けを呼んだり、救助者を集める時に役立ちます。ゴミ袋や牛乳パックなどの身近な材料で作ることで、防災を楽しく学び、想像力を鍛えようというのがねらいでした。

また、移動手段がなく参加したくてもあきらめざるを得なかった仮設住宅の住民の方に送迎サービスも実施しました。「久しぶりに地区のみんなと会えて嬉しかった」とコメントして下さいました。

                                                                  ★活動の様子★

子どもブースでは、「笛、作る?」とボランティアが誘うと、子どもたちが少しずつ集まり、80人近い子どもたちが参加してくれました。お祭りの参加者は、小学生や未就学児の参加が多数ありました。

ポンチョと笛、両方とも作りたいという子どもたちが多く、ボランティアは大忙し。作り始めから完成まで、とても集中して取り組んでくれました。子どもの中には最高でポンチョ6枚、笛3個を作り、満足そうに帰っていったツワモノも。途中、御船町社協の事務局長がいらした際に「子どもたちがすごく喜んでいる。工作がいいですね。」とおっしゃって頂きました。学生さんも子ども達に大人気。お昼ごはんを食べる暇もないくらいに大活躍してくれました。

★参加された方々の声★

・心臓に持病があり、通院しながら仕事をしている。現在、家族は父親と2人。最初は90代の祖母と一緒に仮設で暮らしていたが、今は老人ホームに入っている。実父も病気がち。祖母と一緒に暮らしてた頃は食事・洗濯など全部やらなければならなかった。1人にすると火災が心配だった。仮設では火災報知器がすぐ鳴る。祖母はだんだん食事も食べなくなってきていたが、施設に入所してからは食欲も出て元気になってきた。旧七滝小学校は自分の母校だった。久しぶりに足を運んだ。避難所の時間はとても長く感じたが、仮設はとてもはやく感じた。お年寄りはお年寄り、若い人は若い人で話すことが話も合っていい。話すことは元気になる。話せる場がどれだけ大切か知った。自宅は半壊、処分してもらう条件で仮設に入居できた。あと半年で出ていかなくてはいけないが、その後の住まいはまだ決まっていない。/仮設住宅にお住いの方(20代男性)

・祖母が七滝地区、自分が木倉地区に住んでいたが、今は基礎しか残っていない。でも今年中には家が建つ。毎日のように見に行っている。家業は農家。子どもたちはポンチョと笛を作ってもらい、簡単に出来るので喜んでいた。/3歳の子どもに付き添ってきたお母さん(30代)

・山林地帯のため、地震の被害よりも豪雨の影響で地盤が緩んで、道路や山が崩れる方が怖いと思った。/30代女性

・木造の仮設住宅は被災してから4か月、プレハブの仮設住宅は被災してから2か月で建ち、その間は避難所で生活したり、被災した家にいたりして、環境が良くなかった。/30代女性

・あの時の揺れは怖かった。子どもは今でも1人で家にいたがらない。子どもにはあの時の揺れの怖さは今も変わっていないみたい。/40代女性

・小学1年生の女の子が「私は仮設でしょうか、家でしょうか?」と笑顔で話していた。小さい子が友達同士でこんな話題を明るく話していることに驚いた。/ボランティア参加の大学生

 

 

★参加したボランティアの感想★

今日は初めて被災地に行って、初めてのボランティアでとても緊張していました。でも、実際熊本に行って子どもたちと触れ合っていると、とても元気いっぱいですごく楽しかったです。被災された方の話を直接聞いたり、震災の跡を見ると少し怖くなりましたが、仮設住宅や避難所の環境改善が必要だと感じました。私はまだ学生なので出来ることはほとんどないと思いますが、これからもボランティアに行って、少しでも被災された方の力になれればうれしいなと思います。震災の怖さを知っているつもりでしたが、全く知識が足りなくて、まだまだ話を聞いてみたいなと思いました。(齊藤美有さん/淑徳大学1年生)

被災地に行くのは今回が初めてでした。まず熊本に着いて車で走っていると結構土砂崩れが起きたんだなぁと思うところや、元々住んでいた家が修復されないままの建物などがたくさんありました。そういうところから約2年前の地震のことを目で見て感じました。仮設住宅にもプレハブと少しおしゃれな木造のものがあると知りました。風景などから「地震があったんだ」と感じる部分と、「本当にあったのかな」と疑問に思う場所がありました。旧七滝小学校に行くとみんなが助け合っているのがとても伝わりました。子ども達と触れ合う機会では、みんな元気で少し安心しました。お話をしていて暗い部分は見えなかったけど、地震のことで何か思ってる部分は多くあるんだと思いました。すごく楽しくボランティアをさせていただきました。子ども達と触れ合うボランティアもまたやりたいと思いましたし、それ以外のボランティアも参加してみたいと感じました。今回参加させていただき、ありがとうございました。  (加賀愛梨さん/淑徳大学1年生)

被災地の方々との触れ合いはこちらも励まされた。子どもさん達が元気いっぱいで、いっぱいの笑顔にとても安心できた。遠方へ自費で活動するのは大変なので、今回の様な企画に参加できてとても有難かった。今後も様々な機会を利用して、ボランティアに関わっていきたい。                                                                                                                                                                                                                                                               (志水清隆さん/恵那ボランティア)

 

今回の参加は、これまでRSYが御船町の方々と築いてきたつながりの中で、地区住民や御船町地域支えあいセンターからのお声がけを頂き実現しました。地震発生から2年が過ぎましたが、今後も引き続き、復興に向けて町の皆さんと一緒に歩んでいきたいと考えています。

【第6報】大阪での地震に関わるRSYの支​援活動について(6月28日)

みなさま
(クロスポストご容赦ください)
お世話になっております。
レスキューストックヤード事務局です。
支援活動のため、RSY浦野(6月27日)、震つな松山・金山(6月25日~)を派遣
しています。以下、現地からの報告です。
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▼被害状況(6月28日現在・消防庁発表HPより抜粋)
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・死者:5名(主な死因:ブロック塀の倒壊や家具の転倒等による圧死)
・家屋被害:全壊3/半壊20/一部損壊12,727
(京都府827、大阪府11,876、兵庫県2、奈良県22)
※応急危険度判定が本格化したことにより住宅の損壊数が急増
・避難所数:大阪府(92か所・180名/主に茨木市と高槻市に集中)
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▼おおさか災害支援ネットワーク(OSN)との連携
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★おおさか災害支援ネットワーク(OSN)とは?
大阪府域の災害に備え、災害をテーマにした学びと情報交換を行うネットワーク
★世話人団体
大阪府社協、大阪市社協、堺市社協、大阪ボラ協、大阪府生協連、日赤大阪府支部
日本防災士会大阪府支部、ゆめ風基金
・2日に1回ペースで開催される『災害時連携会議』にRSY・震つなとして参加。
・会議には、毎回約50団体の府内被災自治体担当者、府内外NPO・ボランティ
ア、学識者、企業等が参加。各地の活動の様子や課題の共有、支援とニーズの
マッチングなどを行っている。
・運営はJVOADがサポート。

OSN災害時連携会議の様子

(OSN加盟団体の主な取り組み)
※現場で活動する関係機関と随時連携・調整を図りながら実施
・災害時連携会議の開催
・災害ボランティアセンターのサポート
・スペシャルニーズ(災害時要配慮者支援)へのサポート
・作業系ニーズへのサポート→【震つなが重点的に支援】
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▼避難所への支援
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(避難所の様子)
・現在避難者は、高槻市約80名、茨木市約75名
・ライフライン復旧後、自宅へ帰れそうな方に対しては、行政から帰宅の促しを
行っており、避難者数の減少が見られている。
・現在避難している方には、グレーゾーンにいながらも福祉的ニーズの高い人
(福祉サービスを利用するまで至らないが心配な高齢者・生活困窮者など)が多
いとみられ、その他余震に怯えている方、被害が大きく自宅に住めない方が中
心。
・大阪府は27日、2000戸の「みなし仮設住宅」を確保。従来は入居対象にならな
い一部損壊を対象に含み、特に要配慮者は優先的に対応すると発表した(入居期
限最大1年)。
・生活環境については、段ボールベッドは導入されているものの、寝具は毛布程
度であり、発災後最も体調不良者が増える2週間を迎える前に改善が必要。
・食事の配給はアルファ米などの非常食が中心。集約後は、弁当や事業者による
ケータリング等での対応も検討中。
・保健師や地域包括支援センターが巡回し、要配慮者の状況を把握。必要に応じ
て社会サービスにつなぐなどしている。
⇒RSYは、震つなが幹事団体を務めるJVOADからの要請を受け、『JVOAD避難
生活改善に関する専門委員会』メンバーである浦野を派遣。同メンバーの頼政氏
(被災地NGO恊働センター代表)と共に、高槻市を訪問。過去の事例をもとに、
災害救助法での適応範囲の確認や、避難所の統合・集約の際に必要な配慮や手
順、物品リストや入居の手引き書サンプルなどを提供。寝床・食事の改善を行わ
ないと、今後一気に体調を崩される方が増えることや、できるだけ一人ひとりの
事情を尊重したスムーズな移行が行われるよう申し合わせた。

高槻市と避難所統合に関する課題共有と整理、過去事例の情報提供をしまし

(住民の声/茨木市内・A避難所)
・A避難所となっている公民館には、自主防災組織等の地縁団体が支援に入って
いる。施設内には調理場もあるため、自分たちで食事を作れる環境はあるものの
「なんだか疲れて買い物に行く気になれない・・」という声が聞かれた。そこで
周辺住民が自宅にある食材を持ち寄り、避難者と一緒に調理をし、一緒に食べた
ところ、とても喜び、笑顔と活力が戻った。
・公民館はもともと地域住民の情報収集や発信、活動拠点になっているため、在
宅避難者の困りごとも集まって来る。り災証明書の発行や自宅・宅地の修繕など
に関する問い合わせも多いため、士業者による支援や行政サービスの情報提供が
できるよう行政・ボランティアからのサポートが欲しい。
・避難所閉鎖の噂が流れており、避難者は次の居住先も決まらないまま「明日出
ていって下さい」といきない言われるのではないかととても不安がっている。行
政にはできるだけ早い告知を希望する。
⇒震災から10日が過ぎ、避難者も地元支援者も疲れの蓄積が見られる。また、情
報が十分届かないことによる苛立ちなども見られるため、震つなとして、足湯や
サロン、陶器市等の生活支援プログラムを検討。
RSYもその活動に加わり応援する。
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▼各地災害ボランティアセンターの設置状況
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地元社会福祉協議会中心に開設中。お近くの方はぜひご支援下さい。
いずれも、家屋内の清掃や壊れた家具、食器類の撤去などに対応しています。
★吹田市災害ボランティアセンター
・6月19日開設
★茨木市災害ボランティアセンター
・6月19日開設
★高槻市災害ボランティアセンター
・6月20日開設
★豊中市災害支援ボランティアセンター(市内の方受付)
・6月20日開設
・高齢者、障害者、子育て世帯等の要配慮者世帯を対象
★摂津市災害ボランティアセンター(府内の方受付)
・21日設置
★箕面市災害ボランティアセンター(市内の方受付)
・6月22日開設
★大阪市(通常のボランティアセンターで対応)
★枚方市災害ボランティアセンター(市内の方受付)
・6月20日開設
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▼RSY活動支援募金について(随時受付中)
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※6月23日(土)・24日(日)の午前中に実施した街頭募金には、30名を超すボ
ランティアの協力のもと、約15万円の募金が集まりました。ご支援頂いた皆様、
ありがとうございました。この募金は、RSYスタッフの派遣、現地で活動する支
援団体の応援、被災された方々の生活支援プログラム等に活用致します。
引き続き、ご協力をお願い致します。
<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

【第5報】大阪での地震に関わるRSYの支​援活動について(6月26日)

お世話になっております。
レスキューストックヤード事務局です。
RSYは、6月18日に発生した大阪府北部を震源とする地震について、「おおさか
災害支援ネットワーク(OSN)」、「全国災害ボランティア支援団体ネットワー
ク(JVOAD)」、現地入りしている震つな加盟団体、RSYと繋がりのある個人・
団体の皆さんと随時情報を共有しています。
(RSY・震つなこれまでの主な動き)
★街頭募金(6月23日・24日10:00~12:00に名駅ナナちゃん人形前で街頭募金
活動を実施。学生を中心にのべ30名のボランティアさんにご協力頂き70,410円の
募金が集まりました。ありがとうございました。ご協力頂いた寄付金は、現地の
状況を判断しつつ、RSYからの情報発信や、現地で活動する支援団体の応援、生
活支援に関わるプログラム実施等に活用致します。
★23日19:00~21:00にOSNの情報共有会議へ、栗田・浦野・松山が参加。
※以降も震つな松山(事務局長)が継続的に参加
(RSY・震つなこれからの動き)
★6月25日~2週間程度、震つな松山・金山(事務局スタッフ)を派遣。OSNと連
携し、ブルーシート張りなどの技術系ニーズに対応。松山が担当する『JVOAD技
術系専門委員会』とも連動し、被災者・支援者向けブルーシート張り講習会や、
ブルーシート張りの安全対策と効果的な張り方のコツをまとめたツールづくりを
行う。(自治体や災害VCと連携して配布予定)
★6月27日~数日間、RSY浦野を派遣。『JVOAD避難生活改善に関わる専門委員
会』として、避難所統合や閉鎖、長期化する避難所支援の在り方について相談希
望のある自治体の支援を行う。
以下、これまでに把握している現地情報です。
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▼被害状況(6月26日現在・消防庁発表HPより抜粋)
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・死者:5名(主な死因:ブロック塀の倒壊や家具の転倒等による圧死)
・家屋被害:全壊3/半壊19/一部損壊/10,802
(京都府744、大阪府10,053、兵庫県2、奈良県3)
※応急危険度判定が本格化したことにより住宅の損壊数が急増
・避難所数:大阪府(98か所・183名)
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▼在宅避難者の様子
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・気象庁は「1週間程度は最大震度6弱の危険性あり」という表現から、「震度6
弱程度の危険性は低下したが、今後も余震が続く可能性あり」という見解を発
表。大きな余震の可能性が下がったことから、今後は屋内の片付けを後回しにし
ていた方のニーズも出てくるのではないかと想定される。とはいえ、住民の中に
は今だ余震におびえている方も少なくない。
災害VCではニーズ数よりボランティアの数が上回っている状況。災害VCが設
置されていることを知らない住民がいる可能性があるため、民生委員や学生等が
チラシを持参し個別訪問をしている。
・ニーズの中心は屋根の修繕やブルーシート張りが主。
・高槻市・茨木市は要配慮者登録をしている方からのニーズのみに対し、自衛隊
がブルーシート張りを行っている。(自衛隊派遣は本日で終了)
・粗大ごみの回収について、受付時間が限定されていることや提出書類の煩雑さ
が課題となっている。
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▼RSY関係者からの情報提供(高槻・茨木周辺)
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両親の家は、建物自体は大丈夫のようですが室内の家具が倒れて、台所などは食
器が多数割れているようです。高齢者二人の住まいでは、今後の余震も心配で、
片付けも進んでいません。両親は一時的に私の妹の家に避難することになりまし
た。周辺の方々は、これまでの震災からの学びとして「今後もっと大きな地震の
可能性もある」と警戒を怠っていないそうです。屋根瓦に被害が出ている家は場
所によってまちまちですが、小学校区周辺は通学路があちこちで塀の落下・ひび
割れなどで登下校に教員が付き添ったり、通学路を一部変更しているところもあ
るそうです。
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▼各団体からの情報(ヒアリング・ML等から抜粋)
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★心と体の相談窓口(茨木市)
・「大阪府北部地震」地域保健福祉センター
災害に関する不安や健康上の心配等の総合相談窓口。
問合せ先:茨木市健康福祉部相談支援課
・『大阪府北部地震』 茨木市こころのケアセンター
震災によって生じたこころの問題についての相談窓口。
問合せ先:茨木市健康福祉部保健医療課
★障害者
・大阪ボランティア協会では、震災以前より、「災害時のスペシャルニーズ研究
会」を立ち上げ、子ども・外国人・難病者・障がい者等「災害時要配慮者」の支
援について検討しています(RSY浦野も昨年度のゲスト講師に招かれました)。
現在は、OSN世話人団体である、認定NPO法人ゆめ風基金や関連団体が、障がい
者の相談・ニーズ受付窓口設置に向けて調整を重ねています。
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▼各地災害ボランティアセンターの設置状況
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地元社会福祉協議会中心に開設中。お近くの方はぜひご支援下さい。
いずれも、家屋内の清掃や壊れた家具、食器類の撤去などに対応しています。
★吹田市災害ボランティアセンター
・6月19日開設
★茨木市災害ボランティアセンター
・6月19日開設
★高槻市災害ボランティアセンター
・6月20日開設
★豊中市災害支援ボランティアセンター(市内の方受付)
・6月20日開設
・高齢者、障害者、子育て世帯等の要配慮者世帯を対象
★摂津市災害ボランティアセンター(府内の方受付)
・21日設置
★箕面市災害ボランティアセンター(市内の方受付)
・6月22日開設
★大阪市(通常のボランティアセンターで対応)
★枚方市災害ボランティアセンター(市内の方受付)
・6月20日開設
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▼RSY募金について(随時受付中)
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<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。