【第11’報】関東・東北豪雨に関わるRSY​の支​援活動について(11月17日)

みなさま

RSY事務局です。関東・東北豪雨水害に対し、
RSY兼震つな事務局からは、茨城県常総市へのスタッフ派遣を継続しています。

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茨城県常総市での活動報告

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▼RSYの動き
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○栗田:11月9日常総入りし、全体的な現状把握と今後の支援についての調整を行いました。
○浦野:11月11日常総入りし、避難所の現状把握と気になる方の訪問をしました。
○松山(震つな):11月14日をもって、一旦常総市を離れました。2か月以上常駐しました。
※但し、年内は週3日程度常総市に滞在することとなる見込みです。

▼茨城NPOセンターコモンズ運営サポート(報告:松山)
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○現状報告と今後の協働性説明会実施(10月31日、11月1・3日)
茨城NPOセンターコモンズが、継続支援に前向きな団体(NPO等)に向けて、
現状報告と協働の可能性について語りあう場を設けました。

○NPO連絡会議の実施 ※11月から、週2回(水・土)実施
茨城NPOセンターコモンズのよびかけでコモンズ事務所で実施。

・引っ越しは、市の災害ボランティアセンターではうけていないため、コモンズのボラセンへニーズが来ている場合が見られます。
・移動支援(ボランティアの運転で、通学、通学、買い物、などの足となる支援)を一日平均10件(往復、片道両方あり)ほどしています。
・炊き出しも依然として、ニーズが途切れません。地元の意向にあわせて進めるようにしています。

▼避難所チームの活動(報告:浦野)
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・足湯や喫茶活動がきっかけとなり、住民が自由に共同スペースでお茶のみをす
るようにもなりました。さらに、避難者さん自身で、お茶飲み会をやる動きもあります。
一方で、弁当や単調な食事メニューなどで、避難所の食事を取らない方もいるようです。
・閉所時期は、まだ、決まっていませんが、不確定な情報が流れるたびに、閉所後の行先不安を訴える人がいます。

▼RSY・震つなネットワークを介して現地入りした方(一部)
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○10月28日/女性支援
浅野さん(減災と男女共同参画研修推進センター)が、その後の避難所の生活改善状況について、フォローのため見回ってくださいました。

○11月1日・3日/喫茶
RSYの会員でもあるメンバーが発起し、神奈川県港北区災害ボランティア連絡会さんが、あすなろの里で喫茶コーナーをしてくださいました。

ご報告いただいたエピソードより(抜粋)。

その1) 「おじいちゃんやおばあちゃんと話をしたいの。避難所では家族が出かけたあとポツリを残っている高齢者がいるから。できる限り作業棟にいて話を聞いてあげたいの」こんなやさしい方がいらっしゃいました。

 その2)
 「どこから来たの?」
 「石原裕次郎の眠るお寺の近く(横浜鶴見総持寺)の近くですよ」
 「あれまぁ、なら石原軍団のイケメンも来るのかい?話したことあるかい?」
 まるで女子会風の楽しい会話でした。こんな会話でも気持ちが盛り上がるならばうれしいです。

○11月3日/災害VCでの作業系ボラ
安城市役所・職員互助会(27名)の方が、原宿地域内で分散し土砂撤去など活動されました。

○11月3日/在宅避難者向け炊き出し
RSYがつないだご縁で移動販売車炊き出し支援協議会さんが「亀山味噌焼きうどん」150食を水海道駅南東側の地区で提供しました。ここは、水が引いた時期も遅かったため、他の地区より、1~2段階前の様相で、炊き出しのニーズがまだ高い所です。

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募金活動

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▼着の身着のまま状態は、脱したけれど、、、
「次の段階に入る被災地」での支援活動募金にご協力ください!!
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避難所や在宅避難から、次の賃貸住宅や自治体が用意した住宅への引っ越しに伴い、「食器」や日用品などの支援(バザーなどのカタチで)を行うことを検討しています。

具体化しましたら、改めて呼びかけをおこないますので、どうか、ご協力ください!!

<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。http://kessai.canpan.info/org/rsy/
ページ下方の「都度寄付」よりお申し込み下さい。
また、事務局へのメッセージ欄には「活動寄付」とご記入下さい。

<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※お名前の前に「カツドウキフ」とご入力ください

宮城県七ヶ浜町報告【第212報】月刊つぶやき@七ヶ浜[第28号](10月1日~10月31日)

皆さま
いつもお世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局です。

七ヶ浜町の仮設住宅集会場で定期的に開催している足湯や
日々の活動を通して聴ける住民の声『つぶやき』からは被災者の様々な現状をうかがい、知ることができます。
2015年11月11日で震災から4年8ヶ月が経過しました。

震災から4年8ヵ月・・・ということは七ヶ浜町での「足湯の活動も4年半8ヵ月続けられてきた」ということになります。避難所、応急仮設住宅、町内イベント含め開催された実施回数は300回を数え、住民利用者数は3,000名を超えました。
【『RSY=足湯』=だからいろいろ安心ができる】という本当にありがたいお言葉も頂いています。
災害公営住宅へ引越しするため、『お別れのご挨拶&今までの足湯の思い出話』をしに足湯に来られる方々も。
「足湯でいろんなお話ができて楽しかったわ。移転したら遊びに来てね」
「避難所からの付き合いだからな、俺は七ヶ浜の中で一番足湯をしてもらったかもしれない!表彰もんかもな!笑」
「今はお風呂があるから足湯自体は必要ないかもしれないけど、こうやって楽しい場所だから来るんだよね。公営住宅でもこういうのやりたいよね。」
「名古屋とか北海道とかいろんなボランティアさんが来て、いろんな土地の話をした。行ってないのに旅行した気分になれたのはいい思い出だよ。」
「足湯は足を温めるのもそうだけど、心も温かくなるんだよね。」

公営住宅や地区避難所での足湯を続けて欲しいという声も頂いています。
現地のニーズ、ボランティア募集など様々なことを踏まえて、皆さんの憩いの場を作っていきたいと思います。

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〇もう仮設住宅には人は少なくなってきたね。公営住宅に行ったや高台移転した人の方が多いかも。
お隣さんも引っ越してしまったから、おしゃべりする人がいなくなっちゃったわ。だから、足湯に来ておしゃべするのよ。
(60代:女性)

〇俺が行く高台移転の地区も家がいっぱい建ってきた。海の近くだけど、眺めもいいし、友だちもたくさんいる。早く行きたいね。
家建ったら、足湯のみんなを招待するから遊びに来てくれよな。
(70代:男性)

〇来月にはもう集会所(仮設)にいないからね。これで足湯は最後になるわ。いままで本当にお世話になったね。ありがとう。
(70代:女性)

〇俺は仮設から出んのは12月末だからよ、また来月もきてくれよな。
(集会所の利用が)昼間なんか俺一人の時もある。他の人も来ればいいのになあ。
(70代:男性)

〇公営住宅の鍵もらってどんどん荷物運んでもらって引越ししてんだけど、まだ仮設住宅には荷物を置いてあるの。
4年半の荷物って結構あるんだよ。仮設住宅ににあんだけはいってたとは思えないくらい、いっぱいあるんだよ。
(60代:女性)

〇本当は引っ越したくない。高台移転地も何か所かあるけど、選べる方式が良かったわ。元住んでいた地区に戻るような移転の仕方

なんだ。行くところはお店もないし、主要施設からは遠くなるしで正直仮設にいた方が立地はよかった。まぁ、こんなこと言ってた
ら始まらないけどね。
(70代:女性)

【第211報】きずな号で七ヶ浜を学ぼう!第3弾!はぜ釣りをしよう!

 

みなさま、お世話になります。RSY七ヶ浜事務局槙島です。

今年も海開きがされず、防潮堤等の工事中のため、まだ「海は危ない」とされていますが、七ヶ浜の魅力といえばやはり海!と町民は声を揃えます。

町内の子どもたちが実際に七ヶ浜の海に触れ、様々な経験をする中で自然の大切さ・自分の町の魅力を再認識してもらうきっかけになれば、と

今年5月から始まった「きずな号で七ヶ浜を学ぼう!」、先日10月10日と17日、2週に分けて第3弾「ハゼ釣りをしよう!」を開催しました。

 

今回で3回目ですが募集が始まると毎回参加してくれる子はすぐに申込をしてくれて、3回目となれば自分の釣竿を持って参加する子も・・・!

この企画を通して釣りをするようになって、自分で竿を買って、お父さんやおじいちゃんと釣りに行くようになった子もいました。

そして回数を重ねるごとに、七ヶ浜町の中学生や20代の若者等がボランティアで運営のお手伝いをしてくれるようになってきました。

10.17オリエンテーション

漁港に行く前のオリエンテーションもリピーターの子のおかげでスムーズです。

約束事やグループ分け、自己紹介をしたらさっそく漁港へ!

師匠としかけ作り

今回もグループに分かれて師匠に教わりながらしかけ、えさをつけられた人からスタート!

すぐに、「釣れたよー!」とあっちからもこっちからも。 

10月は釣りするにはもってこいのいい季節だと言われていたので子どもたちもワクワクしながら、じっと待ちます。

魚が来るのをじーっと待って・・・10.1010.17

企画名のとおり、ハゼが釣れるシーズン。岸壁からでも少し小ぶりですが釣れました!

お正月の仙台雑煮は具沢山で有名ですが、そのお出汁はハゼでとるのが東北風。

ハゼを焼いて干して・・・年末になるとデパートでは必ず売られているし、とても高価なもの。東北ならではのご馳走なんです。

そんなおはなしも聞いて、楽しく釣っただけでなく少しお勉強もして。

進水式進水式

10日はなかなか見れない新しい船のお披露目、進水式でたくさんの人が漁港に集まっていました。みんなで一緒にお金や餅まきに参加!

たくさん飛んでくるのでみんな必死にキャッチ!思わぬお楽しみ、貴重な経験でした。

自分で釣った魚をお昼にからあげ10.17お昼

お昼は自分で釣った魚をからあげにしていただきます。

自分で釣った魚、みんなで協力して釣った魚のお味は格別、

普段はあまり魚を食べない子も「僕が釣ったやつ!うまいっ!」と満足げ。

漁港で熱々をみんなと一緒に食べるからまたいいんですよね。

 

今回は過去2回に比べものにならない釣果結果に楽しさも倍増でした。

釣れれば釣れるほど、釣れなければ悔しくて「またやりたい!次はいつ?次やる頃は何が釣れるの?」と釣りを通して、

海の楽しさを感じ、地元で獲れる海産物への興味が沸いているようでした。

10.10集合写真10.17集合写真

《参加者の声》

・きずな号での釣りは初めてだったけど、皆で協力して餌をまいて釣って楽しかったです。メバルをはじめて食べたら、あつくてさくさくしてとても美味しかったです。(小5男子)

・目標の三匹はつれなかったけど大きいカレイがつれて良かったです。自分で釣ったカレイはとてもおしかったです。いつもの2倍美味しかったです。また行きたいです。(小5男子)

・今回は、全員が釣ることができていいと思いました。自分で釣った魚を自分で食べるのは楽しかったです。(小5男子)

《保護者の声》

・みんなで一緒に釣ると色々な魚が見られて良かったです。

・40数年(小学生の時)振りに、しかも地元菖蒲田浜で釣りをすることが出来、大変楽しく過ごすことができました。子どもが望めば個人的にまたやりたいと思います。

・餌が付けれなかったり、困ったことがあった時など助け合っていた姿が見られて良かった。

【報告】福島県南会津町へ支援活動を行いました

皆さま

いつもお世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局郷古です。

当法人が事務局を務める震災がつなぐ全国ネットワークより「福島県南会津町ニュースには報道河川や道路の被害が大きく、情報収集をする必要がある」との情報があがったため、去る10月7日(水)に「平成27年9月関東・東北豪雨」で被災地となった福島県南会津町に支援活動を行いました。

蕎麦畑も大変な被害を受けた河川の氾濫により、道が崩れさっていた。

七ヶ浜町から事務局スタッフを含め6名で南会津町の現地の方々からお話しを伺ったり、現地を歩き情報収集した後、被害を受けた民間企業の部屋の清掃や泥かきなどを行いました。

水を吸って膨れ上がった土は泥となり、排水溝を塞いでいた七ヶ浜チーム6人と現地の皆さんで泥掻き!若い世代が頑張りました!至る所に泥が溜まっていました。泥も重たいのでバケツリレーも大変です。

現地の皆さんと協力をして約5時間、水を吸ってとても重くなった泥をと格闘し、排水溝の掃除を行いました。

 

 

今回の活動の中では得た情報を元に、私有地内に人力で対処しきれない土砂や流木がある宅、また行政による災害ゴミの受け入れが進んでいないため私有地内に泥・流木を集めたままのお宅が数件あったため、その様子や住民の声を南会津町社協へお伝えしました。
その後、災害ゴミの受け入れ等は社協より市へ相談して頂き、市より迅速に対応頂けるようになったとお聞きしました。
また私有地内の人力で対処できない土砂への対応も町が行うよう調整しているようで、町内・地域で解決できる見込みがあるため、RSYとしてスタッフ派遣等は行わず、必要に応じて後方支援等でもサポートしていきたいと考えています

【住民の声】

〇やっぱ若い力っていいね!おれたちなら一日掛かってもこうはいかないよ。ここらは高齢者しかいねーからなぁ。 遠い所から、来てくれてありがとうね。
(50代:男性)

〇ここ(泥かきしている場所)が仕事場なんですけど、この泥たちをどけて、機械を清掃しないと本来の仕事ができない。休みはありますけど毎日泥かきしていてまいっちゃいますよね。今月中には本来の仕事に戻りたいですね。
(20代:男性)

【第10報】関東・東北豪雨に関わるRSY​の支​援活動について(10月26日)

みなさま

RSY事務局です。関東・東北豪雨水害に対し、RSY兼震つな事務局からは、引き続
き茨城県常総市へのスタッフ派遣を継続しています。

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茨城県常総市での活動報告

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 ▼茨城NPOセンターコモンズ運営サポート(報告:松山)
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○NPO連絡会議の実施
茨城NPOセンターコモンズのよびかけで毎日コモンズ事務所で実施。現在までに70
団体が参加し、「炊き出し・イベント・リラクゼーション」「移動支援」「行政・法律・制度」
「片付け、清掃、ボラセン」「避難所」とカテゴリーを分け、それぞれの動きを報告。課
題や相談を共有し、翌日の活動方針を検討しています。
○行政機関との連絡調整
常総市の災害対策本部会議、災害支援情報共有会議(県・県社協・市・市社協・外部
支援者らが出席)に出席。NPO連絡会議の情報や提案を伝え、様々な課題の改善を
呼びかけています。
○juntos(ジュントス)運営サポート
コモンズの災害対応部門として設置されたジュントスの運営全般をサポートしていま
す。日本NPOセンターを介して派遣されたNPOスタッフらと共に、外国人向けの広報
誌の発行、ボランティアコーディネートなどを行っています。

 

▼避難所チームの活動(報告:浦野)
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震つな加盟団体である被災地NGO恊働センターや、災害ボランティア活動支援プロ
ジェクト会議(支援P)らと協力し、『避難所チーム』として活動を継続中。10月上旬に
市外避難所が閉鎖され、市内2箇所に統合されたのを機に、一番大きな避難所であ
る「あすなろの里」を中心に、環境整備、福祉避難スペース設置準備、共同スペース
「足湯・喫茶コーナー」の運営などを行っています。
季節が変わり、寒さ・インフルエンザ対策に加え、生活不活発病の防止、先の生活の
見通しが立たない不安感や憤りの軽減、住民自治活動づくりなど課題は山積です。
しかし、身体機能の低下や健康被害の兆候があった方々は、トイレが近く温かい畳の
部屋に設置された福祉避難スペースへ移ったことで、体調の改善が見られました。ま
た、足湯や喫茶活動がきっかけとなり、住民が自由に共同スペースでお茶のみをす
るようにもなりました。外部支援者の介入によって少しずつ改善に繋がっている点も
あります。
▼RSY・震つなネットワークを介して現地入りした方、又は活動予定の方
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○10月12日~15日/足湯
岡田さん(災害ボランティアコーディネーターなごや・看護師)
○10月13日~15日/足湯
椿さん(災害ボランティアコーディネーターなごや)
○10月18日~19日/避難所環境整備・要援護者の状況把握と支援機関との共有
佐々木さん(RSY専門職アドバイザー・愛知医科大学准教授・看護師)
○10月10日~16日、19日~22日/避難所環境整備・要援護者の状況把握と支援
機関との共有
加藤さん(災害ボランティアコーディネーターなごや・看護師)

○10月24日~25日/足湯
北村さん(元・中越防災安全推進機構スタッフ)

○10月28日/女性支援
浅野さん(減災と男女共同参画研修推進センター)

○10月31日/外国人支援
鶴木さん(認定NPO法人難民支援協会(JAR))

○11月1日or3日/喫茶(予定)
港北区災害ボランティア連絡会

○11月3日/災害VCでの作業系ボラ
安城市役所・職員ボランティア(30名程度)

尚、浦野は10日~16日の現地入りの後、一度名古屋に戻っていますが、27日(火)
に再び現地入りし、市内小規模避難所の現状把握、福祉避難スペースの運営状況
の確認等に努めます。
▼佐々木さんレポートより
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(住民の声)
・今のところ生活に不自由はない。妻は糖尿病と脳梗塞を発症し、4年程前から医師
に入浴時に浴槽につかることを止められているので、シャワーのみ。調子を見て暖か
い時間帯に自分で身体を拭いている。今は、子ども・孫たちが住まいを考えてくれて
いるので、帰れるのを待っている。夫は難聴のため、日中の人がいない時間帯でない
と語れないけど、何とか元気でいることが大事だと思っている。(妻)(90代・ご夫妻)
・東日本大震災の被害で家が壊れたけどやっと建て直した。そうしたら今度は水に浸
かった。いやになる。でも、こんな話を聴いてくれてありがとうね。
・なんか楽しみないかなぁ。楽しそうな企画があるみたいだけど、そのまで行く手段が
ないんだよなぁ。
★佐々木所感
戦争体験を語り、仕事体験・夫婦のこれまでの歴史を語り、その後にやっと被災体験
を語って下さった。足湯がある時は参加を促すが、足湯に参加されない方に対しても
「被災体験を語りたい」という思いを持った方がいる。本人のペースでじっくりゆっくり
話ができる機会が必要だと感じた。
また、高血圧を訴える方も多く、深呼吸する時間を作ることや、日々の体調管理のた
めに決まった時間に血圧を測ることなどを助言。だんだん寒くなると体が動きにくくな
るため、ストレッチや体のほぐし方を伝えた。
また、手洗いやインフルエンザ等の感染症予防のために、ペーパータオル,アルコー
ルの場所や置き方を変更し、効果的に、安全に使用できるように配慮した。住民に伝
えたい情報については、目につきやすいところにはり紙をするなど、住民と一緒に考
えながら改善を行った。

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募金活動

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▼現在までに、1,576,895円のご寄付を頂いております。
ご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました!

○個人の皆様:33名
○団体の皆様(敬称略)
うきうきうまい秋フェスタ実行委員会(兵庫県丹波市)
Thousands of Seeds of Joy
中部土木株式会社
名古屋市立名東高等学校 JRC部
玉龍寺
生活協同組合連合会アイチョイス
○街頭募金
名古屋SHAKE OUT
24時間チャリティマラソンin名城公園
RSYボランティアによる募金

▼引き続き、被災地支援活動募金にご協力ください!!
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RSYでは、長期化/多様化する支援のため、「被災地支援活動募金」を行っておりま
す。皆さまからお預かりした大切な寄付金は、被災地へのボランティア活動資器材の
提供や、ボランティアコーディネーターの派遣、被災された方々のニーズに応じて炊き
出し、生活用品の提供など、生活支援プログラム等を実施するために使わせて頂き
ます。

<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。http://kessai.canpan.info/org/rsy/
ページ下方の「都度寄付」よりお申し込み下さい。
また、事務局へのメッセージ欄には「活動寄付」とご記入下さい。

<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※お名前の前に「カツドウキフ」とご入力ください

嘱託職員募集(愛知県被災者支援センター)の​お知らせ

いつもお世話になっております。レスキューストックヤードです。

この度、年度途中ではありますが、スタッフを募集することとなりました。
以下、ご興味ある方はぜひご応募ください。
またお近くの方へのご紹介をお願いできれば、幸いです。

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 愛知県被災者支援センター担当職員 募集

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

○募集人員: 1名

 

○業務内容:

東日本大震災により愛知県に避難されている方々に対する支援業務全般(避難者に対する市民等への理解促進のための事業や避難者への交流会等の企画・運営、その他事務作業全般)。

 

○応募条件:

・当法人の理念に共感し、被災者支援の分野に強い関心のある方

・大学卒業以上の学歴を有すること(関連分野での実務経験または大学院にて類似分野を専攻された方は優遇)

Word,Excel等を問題なく使用可能であること

・対人コミュニケーション能力の高い方

・性別・年齢不問
・即日、勤務可能な方

 

○勤務地:

愛知県被災者支援センター
住所:名古屋市中区三の丸 3丁目 2番 1号
愛知県東大手庁舎 1階

 

○勤務時間:平日9:30 ~ 18:00
( 土・日・祝・年末年始、その他当法人が指定する日は休み)

但し、休日にイベント等がある場合は平日の休暇となる場合があります。

 

○待遇:

嘱託職員

時給 1000(経験等によって応相談)

各種社会保険制度完備(勤務体系による)・交通費支給

 

○雇用期間:

採用日 から 2016331日 まで

 

○応募方法:

以下の書類をEメール、又は郵送にて下の宛先へ送信ください。

・履歴書(連絡先、経歴、資格など)

・職務経歴書

・志望動機(A41枚程度)

※履歴書には写真添付のこと。資格等については結果、獲得点数までご記入ください。

Eメールの場合、件名は「職員採用について」としていただきますようお願いいたします。

 

■募集期間:即日 から 採用者が決まるまで(概ね募集開始後1週間を目安)

 

○選考方法:

第一次選考:書類審査

第二次選考:面接

※選考は先着順で行います。

 
名古屋事務局 担当 浜田
〒461-0001
名古屋市東区泉1-13-34 名建協2F
TEL:052-253-7550 FAX:052-253-7552

Mail infoあrsy-nagoya.com

メール送信の場合は、あを@に替えてお送り下さい

【参加者募集】311県外避難者について考えようinあいち

みなさま
いつもお世話になっております。RSY事務局です。

 

2011年3月11日に発生した東日本大震災から4年7ヶ月が経過しています。
しかし、被災地域の復興にはまだまだ時間が必要と言われており、県外避難者の環境は避難元や避難先、
避難原因(地震、津波、原発事故)、家族の状況等によりますます複雑化、潜在化しています。
また、避難先の県・市町村によって行政から受けられる支援、民間支援団体等の有無や活動規模・
内容も異なるため、避難者の多種多様なニーズにそれぞれで対応するのは難しい状況です。

現在、東海4県には約2,800人避難されてきている方がいらっしゃいます。
避難してきたことを伏せている方もおり、更に多くの方がいらっしゃると推測されています。

RSYでは現在、東海地域の避難者支援状況を把握するため、各県の当事者団体・支援団体等の方々と一緒に
活動報告会を実施しています。9月6日には三重県で活動報告会を行い、約40名にご参加いただきました。
続いて、愛知県での活動報告会を10月30日(金)に実施させていただきます。

愛知県にいる避難者の方々の状況や活動を知り、それぞれの「できること」を持ち寄って支援の輪を広げましょう。

 

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311県外避難者について考えようinあいち
~避難者(移住/保養)の声・支援者の声~
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◆日時:10月30日(金)10:00~11:50(9:45~開場)
◆会場:TKPガーデンシティ名古屋新幹線口 5階
※愛知県名古屋市中村区椿町1-16
※「JR名古屋駅」太閤通口から徒歩1分、
「近鉄名古屋駅」「名鉄名古屋駅」「市営地下鉄名古屋駅」から徒歩5分
◆定員:60名
◆内容:
【当事者の活動について知って、できることを考えよう!】
〇愛知県内の当事者団体(個人)活動紹介
〇課題共有と意見交換
★閉会後、当事者同士および支援団体との懇親会も予定しています。
※時間:12:00~13:45(会費無料)

 

◆お申込み:
こちらからお申し込み下さい⇒【参加申し込みフォーム

※ 東日本大震災により避難または移住されてきている方は、避難元の市町村もお知らせください。
※ 託児をご希望される方は、10月26日(月)までにお子さまのお名前、年齢、性別をお知らせください。
※メール(info@rsy-nagoya.com)、FAX(052-253-7552)でもお申込み可能です。
【代表者氏名】【参加人数】【所属】【電話番号】【お住まいの市町村】をお知らせください。

◇主催/問合せ:認定特定非営利活動法人レスキューストックヤード
◇協力:愛知県被災者支援センター

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みなさまのご参加・ご協力、お待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。

【第9報】関東・東北豪雨に関わるRSY​の支​援活動について

みなさま

RSY事務局です。関東・東北豪雨水害に対し、RSY兼震つな事務局からは、引き続き茨城県常総市へのスタッフ派遣と栃木県と福島県南会津の情報共有を継続しています。

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茨城県常総市での活動報告

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▼茨城NPOセンターコモンズ運営サポート(報告:松山)
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・NPO連絡会議の実施
常総市内で活動しているNPO関係者らの情報交換のための会議。ピースボート、OPEN
Japan、JUNTOS、風組、元気村Phoenix、被災地NGO恊働センターなどが参加。コモンズを中心に、日本NPOセンターと震つなが運営をサポート。炊き出しの調整、在宅避難者へのニーズ対応、外国人支援等を中心に行っている。

1日1回の合同ミーティングでは、「炊き出し・イベント・リラクゼーション」「移動支援」「行政・法律・制度」「片付け、清掃、ボラセン」「避難所」とカテゴリーを分け、それぞれの動きを報告。課題や相談を共有し、翌日の活動方針を検討。

▼炊き出しチームの活動
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RSYカーに食材や鍋を積んで11日現地入りし、10月12日、北水海道駅前にて、夕食の時間に炊き出しを行いました。
スタッフは伊藤さん、小塚さん、下田さん(災害ボランティアコーディネーターなごや・なごや防災ボラネット)萩原さん(高浜市よりボランティア参加)浦野、森本、浜田(RSY)の7名
メニューは、ご飯、ウィンナー入り野菜スープ、漬け物、みかんで、250食を準備したが、9割以上が、17時からの1時間以内に配り終えてしまった。残りの1割は、「まだありますか?用事を済ませていたら、遅くなっちゃって」という人たちで、19:00近くまで断続的にあった。

(被災者の声)
・炊出しは助かります。電気水道は来るようになったが、炊事用器具がダメになって、息子のところで作ってもらっている。三陸の津波のTVを見て、「気の毒だな」と、他人ごとで見ていた。自分がこんなになるなんて・・・。(炊き出しチラシ配り先・60代女性)
・TVを見ていた。浸水の時ドンと畳が持ち上がってそれに気が付いた。慌てて腰痛で動くのが困難な妻を背負って2階へ上がった。(火事場のバカチカラだ、ハハハハ)炊出しをしてくれるのは有難い。必ず行くよ、女房の分ももらえるかな?(炊き出しチラシ配り先・80代男性)
・商売の材料も全部ダメになった。息子たちは他に避難している。今は2階で女房と生活しているが、ボランティアさんには「ありがとう」のことばしかない。その反対で、役所の対応には腹が立つ(炊き出しチラシ配り先・70代男性)
・三陸の津波と同じような状態だ。店は閉めるしかないうちらは清潔が売り物だから。機械も、最近の機械はコンピュータ化していて、水に浸かったらダメになる。昨日はバーベキューの炊き出しをいただいた。野菜はうれしいね。(70代・男性)
・外国人入居者を訪問。近所の方と話し中で、主旨を伝えてブラジル語のチラシを渡したら「アリガトウ」といわれた。
・今日、キッチンが入ったので、自宅にもどったけど、しょう油がない、しょう油差しがないの無い無い尽くし。炊き出しがあってよかった(30代・女性)
・ここまでは、知り合いが車で送ってくれたけど、帰りはどうしよう(帰りは、ボランティアが送って行った)(30代母親と子ども連れ)

▼お茶会・足湯活動
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「あすなろの里の作業棟」でお茶会を行いました。10数名の方が、お茶コーナーで、避難者どうしや私たちとのおしゃべりの機会となりました。
10月13日 10:00 〜 13:00(お茶会)14:00 〜16:00(足湯)
スタッフは伊藤さん、小塚さん、下田さん、岡田さん(災害ボランティアコーディネーターなごや・なごや防災ボラネット)萩原さん(高浜市よりボランティア参加)森本、徳田、浜田(RSY)の8名
※同作業棟では、お昼に長野県からのボランティアによる温かい天ぷらそばとりんごがふるまわれました。避難所の登録者数は180人ほどだが、昼間は、通勤/通学者はいないためか、高齢者が目立ちました。

(被災者の声)
・私は関西出身で、縁あってここに来たがこんな目にあうなんて思いもよらなかった。あすなろに来るまで2回引っ越した。ここは施設は良いけれど、食堂もお風呂も時間の制約が厳しくて優しくない。
・こんな経験は初めて。子どもを守らなきゃという意識が強くて気が張っていたがこういう「喫茶」サロンはうれしい。ボランティアさんは、よそから来てくれた方々なので話しやすい。1年生でも、この水害でしっかりしてきたなと感じることがある。私に弱音を吐かない。周りの人やマスコミは、「誰が悪い」「何が原因」と、責任追及みたいなことをしているが、みんな一生懸命やっているよ。この水害のお蔭?で、絶対に会えない方とも会えた。天皇陛下と美智子さまにもお会いできた。陛下の優しさには感動した。「さだまさし」と「泉谷しげる」が来て、元気をくれた。(30代母親)
・ここでお茶会は続けてほしいね。1ヶ月間、こういった場所が無かったからさ。食堂なんてさ、おしゃべりする時間もなく、時間がきたら閉めるからね。(70代女性・避難所)
みんなこうやって話をできる場があることは嬉しいと思っているね。ストレスがさ、すごく溜まっているんだ。最初は行政に、「こうしてくれませんか?」という言葉遣いだったのに、今ではみんな溜まって、罵倒のようになっているんだ。私たちでも嬉しいのに、年寄りの人たちはもっと嬉しいだろうね。
(30代女性・避難所)
・決壊した水はあっという間に、家の中に入ってきて、何も持って逃げられなかった。印鑑だけ、泥の中から出てきた。洗ったら使えそうだね。
(70代女性・避難所)
・平屋の家に住んでいて、全部流されちゃった。大家さんは、もう家を取り壊す予定だから、次行くとこの検討がつかないよね。
(70代女性・避難所)
・足湯、昨日もやってもらって気持ちいい。温泉で足湯とかあるけど、これは全然違っている。ありがとう。家は床上1mまで水がきていて、片付けも中々進まない。避難する時持ってきたのはこのバッグだけ。
(50代男性・避難所)

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南会津町の状況 (報告:松永)

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民間レベルで活動するOさんと南会津町社協より聞き取りを行いました。
以下、いままでの不安な点だった私有地内の土砂出しなどについては町独自の予算で対応するとのことでした。そのため、高齢者独居宅内の流木・土砂出し・災害ゴミ撤去等の片づけも行政委託の業者が行ってくれる予定だそうです。

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募金活動

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▼被災地支援活動募金にご協力ください!!

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RSYでは、長期化/多様化する支援のため、「被災地支援活動募金」を行っております。皆さまからお預かりした大切な寄付金は、被災地へのボランティア活動資器材の提供や、ボランティアコーディネーターの派遣、被災された方々のニーズに応じて炊き出し、生活用品の提供など、生活支援プログラム等を実施するために使わせて頂きます。

<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。http://kessai.canpan.info/org/rsy/
ページ下方の「都度寄付」よりお申し込み下さい。
また、事務局へのメッセージ欄には「活動寄付」とご記入下さい。

<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※お名前の前に「カツドウキフ」とご入力ください。

 

宮城県七ヶ浜町報告【第210報】きずな工房名古屋ツアー

みなさま

お世話になります、RSY七ヶ浜事務局です。

先日9月25日(木)26日にきずな工房利用者さん5名と共に、きずな工房への運営支援へご協力頂いた方々へのお礼のごあいさつに、名古屋を訪れました。

みなさん久しぶりの遠出に少しの不安とたくさんの期待を胸に、七ヶ浜を出発しました。

名古屋到着後、RSY名古屋事務局へ立ち寄り、その後、国際ソロプチミスト名古屋のみなさんが待つやばとんへ。

「元気だった?変わりはない?」と久しぶりの再会に自然と笑顔に・・・自立再建や公営住宅への引越しについてなどそれぞれ近況報告をしながらお食事を。

国際ソロプチミスト名古屋の皆さんと交流会

そしてお土産は工房で作ったうさぎの置物に七ヶ浜自慢の海苔をお渡しして・・・

限られた時間でしたが、思い出話に近況報告と最後までおはなしが弾んだ食事会でした。

やばとんにてやばとんにて

名残惜しくも次の再会を願いながらお別れをして、工房商品の販売、工房商品とお菓子のコラボ商品も販売していただいていたフィレンツェさんへ。

フィレンツェ小島社長とナックプランニング平石さんとお茶会

おいしいケーキをいただきながら、置いていただいていた様子や新聞記事を見せていただきながらおはなしをして・・・来月はみなさんで来七予定、「じゃあまたすぐ会えるのね、その時にまた」とフィレンツェさんを後にしました。

そして1日目最後の訪問先はミシンをご支援してくださったブラザー工業さん。

最新のミシンについて説明をブラザー工業さん訪問

「最初は手縫いしかできなかったんだけど、工房に来るようになってミシン使えるようになったんです、本当にありがとうございました」と直接感謝の気持ちを伝えることができました。

到着から休むことなく、たくさんの訪問を終えてお腹をすかせ・・・名古屋にきたらやはりひつまぶし!ということで工房で使用する機材のご支援、商品の販売等たくさんお世話になったあいち生協の方々とご一緒して“あつた蓬莱軒”へ。

おいしいひつまぶしを食べながら、おはなしをしていると「その時お邪魔したの僕です!」という偶然の再会もあったりしてお互いに驚きながらも大盛り上がり。

「あの時はたくさんいたからわからなかったけど、もう覚えたからまた遊びに来てね」

きずな工房で販売していた商品の話にもなり、「どんどんクオリティーがあがってますよね、いつも楽しみにしてるんです」とのお言葉にみなさん「やだーなんだか恥ずかしいね」と笑顔がこぼれました。

あつた蓬莱軒

企業訪問の合間に熱田神宮、2日目には名古屋城やテレビ塔へ。

テレビ塔では普段見られないところも見せていただいたり、展望台からはとてもいい眺めで名古屋が一望できました!

名古屋城テレビ塔テレビ塔をバックに・・・

震災後4年半の間、たくさんの方にご支援いただき、出会いがあり、こうやって今も繋がっていられること、そして今回訪問して再会ができたことを利用者さんたちはとても喜んでいらっしゃいました。

お疲れが出ていないだろうかとの心配していた私たちをよそに、ツアー後翌日から元気に工房へ訪れていました。

そして今年度で閉所となりますが、みなさん工房へ通うことが楽しみで、日々それぞれのペースで活動されていますので今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

【参加者の声】

・色々落ち着いたからやっと出かける気分になった。まさか名古屋にこれると思ってなかったし、お世話になった人たちに久しぶりに会えて、改めてお礼が言えてよかった。(60代女性)

・まさか2回も家に来たことがある方と再会できるとはねー。辛いことはもちろんたくさんあったけど、こういうご縁で出会えたことは嬉しいよね。(70代女性)

・私最初はミシン使えなかったんだけどね、工房行くようになってできるようになったんだよー。
今ではカバンも作れるようになったし、楽しいんだー。(70代女性)

【第8報】関東・東北豪雨に関わるRSY​の支​援活動について(10月12日)

みなさま

RSY事務局です。茨城・栃木・宮城3県で発生した水害に対し、RSY兼震つな事務局からは、茨城県常総市・栃木県鹿沼市へスタッフを派遣しています。

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茨城県常総市での活動報告

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▼茨城NPOセンターコモンズ運営サポート(報告:松山)
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・NPO連絡会議の実施
常総市内で活動しているNPO関係者らの情報交換のための会議。ピースボート、OPEN Japan、JUNTOS、風組、元気村Phoenix、被災地NGO恊働センターなどが参加。コモンズを中心に、日本NPOセンターと震つなが運営をサポート。炊き出しの調整、在宅避難者へのニーズ対応、外国人支援等を中心に行っている。

1日1回の合同ミーティングでは、「炊き出し・イベント・リラクゼーション」「移動支援」「行政・法律・制度」「片付け、清掃、ボラセン」「避難所」とカテゴリーを分け、それぞれの動きを報告。課題や相談を共有し、翌日の活動方針を検討。
(被災者の様子)
・在宅避難者へ食事支給が終了したため、炊き出しメニューにご飯物の希望がでている。
・発災後一ヶ月近く経っているが、ダンボールを敷いて寝ている高齢夫婦がいた。
・ゴミ回収も柔軟な対応がされない。産業廃棄物は回収されなかったが市が対応に着手することに。冷蔵庫、タンスなども回収可。石膏ボード、断熱材などは産廃(有料)扱い。
・石膏ボードなどは黒カビが生えてきているのに、大工さん待ちで11月以降まで予約待ちの状態。健康面が心配される。

 

▼避難所チームの活動
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10月7日(水)に浦野が現地入りし、震つな加盟団体である「被災地恊働NGOセンター」や「災害ボランティア支援プロジェクト会議(支援P)」らと協力し、避難所チームとして避難所統合に向けた受入準備、環境改善のための対策を検討。

10月10日(土)夕方~16日(金)まで、名古屋より以下の専門ボランティアと共に現地入りし、支援活動を行うこととなった。
・加藤(RSYボラ・看護師)
・岡田(名古屋みどり災害ボランティアネットワーク代表・看護師)
・椿(RSYボラ・冊子「避難所の知恵袋」検討委員)
・浦野(RSY・社会福祉士)
※事務局サポートとして、震つなスタッフ・徳田も同行

■避難所の概要:10月10日現在
・避難所数:市内7箇所、市外4箇所
・避難者数:日本人383名、外国人25名、合計408名
※10日より、市内2箇所(石毛総合体育館、あすなろの里)への統合に向けて、市外4箇所から住民の移動が始まっている。近いうちに市内の避難所も上記2箇所に集約される見込み。
■避難所の様子
(あすなろの里)
・普段は合宿や保養のための宿泊施設として機能。広い敷地に宿泊棟、作業棟、研修等、体育館などがあり、バリアフリーのトイレや浴室も設置されている。宿泊棟は8畳の個室が複数あるため、初期の避難者が優先的に利用。後から来た避難者は相部屋の調整不足で満室となったため、畳や空調設備のない板張りの研修棟、体育館で生活している。11日現在では、約200名が生活。

・日中は保健師が1人~2名で巡回。夜間は県外からの派遣看護師2名が日替わりで常駐。看護師派遣は16日までとされており、継続できないか市が県へ要請中。

・食事は施設調理師が3食を提供。
※他の避難所では、1ヶ月以上も経つにも係らず、いまだ弁当や地域への食材提供はなく、おにぎりと菓子パンが主流。栄養不足や便秘や持病の悪化などの健康被害が深刻な問題となっている。しかし、側からは「避難所での食の質を上げることは自立の妨げになる」という見解もあり、改善の兆しがない。現状の緊急性を訴えると共に、外部支援者で結成された「NPO連絡会議」にて、炊き出しボランティアの派遣調整を行っている。

■避難所チームの活動
・居住環境の悪い研修棟・体育館に、障がい者や高齢者が多く見られる。また、喘息、肝炎、糖尿病などの持病がある方もいるが、寒さ対策や衛生、布団の導入、段差解消など行政側ではほとんど手が打てておらず、住民一人ひとりの詳細名簿すら整っていない。

・避難所チームとして、スロープや間仕切り、女性・男性用洗濯物干し場、ダンボールベッドやマット、衛生改善(マスク・手指消毒の整備)を実施。巡回保健師・看護師らと情報共有し、避難所内の住宅マップづくり、リスクの高い方への見守りや和室への移動が必要な方々の絞り込み作業を行っている。また、市長の呼びかけにより、施設管理者、社会福祉課、外部支援者らが集められ、早急な福祉避難スペース設置、一般避難スペースの環境改善の必要性を改めて確認。行政と市民セクターとの協力体制づくりに向けた意思確認の場が設けられた。

・この話し合いを経て、48畳の和室にようやく福祉避難スペースを設置することが決定。開設準備を行い、12日より住民を受け入れ、外部支援者も泊まりでサポートすることとなった。

■住民の声
(80代・男性)
・はい。名刺あげるよ。でも、ここに書いている住所にはもう帰ることがないけどね。へへへ、大丈夫。もう過ぎたことだからさ。水を飲まないと痰が溜まって大変だし、水を飲んだらすぐにトイレに行きたくなっちゃう。俺が仕切りを高くしないのは、まわりの顔を見たいからさ。だって、ここの生活寂しいんだよ。避難所生活は、共同生活だから揉め事は起こさず、だんまりきめておくのが利口なんだ。

(50代・男性)
・自分たちの部屋も仕切りがほしいな。年頃の女の子が2人いるんだ。

(60代・男性)
・以前は運送業してたから、常に体を動かしてた。でもここにきたらやることもねぇしな。生活のリズムがくるっちゃって、食欲もわかないよ。でも薬だと思って食べなきゃ健康でいられないし、仕方ねぇなぁ。

(70代・男性・脳梗塞マヒ)
・とにかく自分で意識して体を動かさないと、どんどん動けなくなっていくのが分かる。お花ないのかな?前に物資でもらった花を部屋に飾ったら、少し気分が晴れた。アロママッサージもよかったね。ちょっと変わったことがないと、気持ちも晴れない。一日ここにいても時間をもてあますよ。

(80代・男性)
・昨日は夜騒がしくて、全く寝ることができなかったよ。一気に話をしたら落ち着いたけど、疲れちゃった。ありがとうって言葉はいいな。一番気持ちを素直に伝えられる。ありがとう。

(70代・男性)
・前の避難所にいた頃は、天国だったよ。ご飯食べ放題・飲み物飲み放題だし、空調も効いていく分かよかったし。天国から地獄にきちゃったな。地獄から天国にいくのだったら良かったのに。
他にも、寒さを訴える声多数。また、ストレスや不満のはけ口もないので、住民同士のけんかも発生。12日午後より足湯とお茶のみ場を設置し、日中活動の場作りを積極的に行っていく。
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栃木県鹿沼市での活動報告(報告:松永)

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▼鹿沼市災害ボランティアセンターでの活動状況
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・町別床上床下浸水家屋件数(9月30日現在のデータ)
(町全体)床上392件 床下390件

・鹿沼市災害ボランティアセンターは10月9日(金)をもって現体制を一区切りし、12日(月・祝)より生活相談窓口を設置。今週から週末ボランティアセンターとして運営していくこととなった。

・10月4日(日)に、鹿沼市社協、一般ボランティアと共に個別訪問を行い、取りこぼし世帯がないか確認。自治会長からのヒアリングで河川氾濫からの浸水が主だった西鹿沼で、浸水エリアから遠く離れた場所で貯水池が溢れ床上浸水したお宅(高齢ひとり暮らし世帯)を発見するも、家族で片づけが終わり、畳も入れたと。その他、取りこぼし世帯は見つからなかった。

・以上のことから、松永は4日の活動終了後に一旦七ヶ浜に戻り、以降は、現地の要望に応じて断続的にボラセンサポートを行う。月末は被災者お見舞いパック「うるうるパック」の配布が予定されているため、現地入りする予定。
▼南会津町での活動
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被害小規模のため、災害救助法の適応ならず、支援から取りこぼされていた地域を発見。10月7日(水)、に地元NPOの依頼で土砂崩れの被害を受けた事業所・製材所の清掃・泥だし作業を行った。RSYより七ヶ浜事務局スタッフ(松永・郷古・槙島)を派遣。東北学院大学の学生含め6名で対応した。

■住民の声(きこりの店の職員より)

・1日でも終わらないと思ったが、こんなに早く作業が終わるとは・・・。自分たちだけではどうにもならなかった。本当にありがとう。
・こうやって若い人達が来てくれると心強いし嬉しい。

■今後の対応
震つな加盟団体である、特定NPO法人とちぎボランティアネットワークが、10月11日(日)~12日(月・祝)に各10名程度でボランティア派遣することが決定。
地元NPO・社協・自治会らと連携し、事業所周辺の高齢者宅の2件も作業に入り、活動を行う。
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募金活動

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▼被災地支援活動募金にご協力ください!!
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RSYでは、長期化/多様化する支援のため、「被災地支援活動募金」を行
っております。皆さまからお預かりした大切な寄付金は、被災地へのボランティア活動資器材の提供や、ボランティアコーディネーターの派遣、被災された方々のニーズに応じて炊き出し、生活用品の提供など、生活支援プログラム等を実施するために使わせて頂きます。

<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※お名前の前に「カツドウキフ」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「カツドウキフ」とご記入ください。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。http://kessai.canpan.info/org/rsy/
ページ下方の「都度寄付」よりお申し込み下さい。
また、事務局へのメッセージ欄には「活動寄付」とご記入下さい。

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今後のスタッフの動き

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(松山)常総市・茨城NPOセンターコモンズのサポートを継続。
(浦野・徳田)10日~16日まで避難所チームとして常総市入り。
(栗田)10月13日~14日まで県・市・外部支援者らと今後の支援方針について確認・検討するため常総市入り。
(森本・浜田)10月11日~13日まで、炊き出し支援(RSYボラ、名古屋各区防災ボラと連携)のため常総市入り。
(林)エコバッグなど、被災地で必要となった物資の移送手配
(松永・郷古・槙島)七ヶ浜での募金活動の実施