【参加者募集】311県外避難者について考えようinあいち

みなさま
いつもお世話になっております。RSY事務局です。

 

2011年3月11日に発生した東日本大震災から4年7ヶ月が経過しています。
しかし、被災地域の復興にはまだまだ時間が必要と言われており、県外避難者の環境は避難元や避難先、
避難原因(地震、津波、原発事故)、家族の状況等によりますます複雑化、潜在化しています。
また、避難先の県・市町村によって行政から受けられる支援、民間支援団体等の有無や活動規模・
内容も異なるため、避難者の多種多様なニーズにそれぞれで対応するのは難しい状況です。

現在、東海4県には約2,800人避難されてきている方がいらっしゃいます。
避難してきたことを伏せている方もおり、更に多くの方がいらっしゃると推測されています。

RSYでは現在、東海地域の避難者支援状況を把握するため、各県の当事者団体・支援団体等の方々と一緒に
活動報告会を実施しています。9月6日には三重県で活動報告会を行い、約40名にご参加いただきました。
続いて、愛知県での活動報告会を10月30日(金)に実施させていただきます。

愛知県にいる避難者の方々の状況や活動を知り、それぞれの「できること」を持ち寄って支援の輪を広げましょう。

 

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311県外避難者について考えようinあいち
~避難者(移住/保養)の声・支援者の声~
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◆日時:10月30日(金)10:00~11:50(9:45~開場)
◆会場:TKPガーデンシティ名古屋新幹線口 5階
※愛知県名古屋市中村区椿町1-16
※「JR名古屋駅」太閤通口から徒歩1分、
「近鉄名古屋駅」「名鉄名古屋駅」「市営地下鉄名古屋駅」から徒歩5分
◆定員:60名
◆内容:
【当事者の活動について知って、できることを考えよう!】
〇愛知県内の当事者団体(個人)活動紹介
〇課題共有と意見交換
★閉会後、当事者同士および支援団体との懇親会も予定しています。
※時間:12:00~13:45(会費無料)

 

◆お申込み:
こちらからお申し込み下さい⇒【参加申し込みフォーム

※ 東日本大震災により避難または移住されてきている方は、避難元の市町村もお知らせください。
※ 託児をご希望される方は、10月26日(月)までにお子さまのお名前、年齢、性別をお知らせください。
※メール(info@rsy-nagoya.com)、FAX(052-253-7552)でもお申込み可能です。
【代表者氏名】【参加人数】【所属】【電話番号】【お住まいの市町村】をお知らせください。

◇主催/問合せ:認定特定非営利活動法人レスキューストックヤード
◇協力:愛知県被災者支援センター

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みなさまのご参加・ご協力、お待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。

【第9報】関東・東北豪雨に関わるRSY​の支​援活動について

みなさま

RSY事務局です。関東・東北豪雨水害に対し、RSY兼震つな事務局からは、引き続き茨城県常総市へのスタッフ派遣と栃木県と福島県南会津の情報共有を継続しています。

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茨城県常総市での活動報告

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▼茨城NPOセンターコモンズ運営サポート(報告:松山)
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・NPO連絡会議の実施
常総市内で活動しているNPO関係者らの情報交換のための会議。ピースボート、OPEN
Japan、JUNTOS、風組、元気村Phoenix、被災地NGO恊働センターなどが参加。コモンズを中心に、日本NPOセンターと震つなが運営をサポート。炊き出しの調整、在宅避難者へのニーズ対応、外国人支援等を中心に行っている。

1日1回の合同ミーティングでは、「炊き出し・イベント・リラクゼーション」「移動支援」「行政・法律・制度」「片付け、清掃、ボラセン」「避難所」とカテゴリーを分け、それぞれの動きを報告。課題や相談を共有し、翌日の活動方針を検討。

▼炊き出しチームの活動
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RSYカーに食材や鍋を積んで11日現地入りし、10月12日、北水海道駅前にて、夕食の時間に炊き出しを行いました。
スタッフは伊藤さん、小塚さん、下田さん(災害ボランティアコーディネーターなごや・なごや防災ボラネット)萩原さん(高浜市よりボランティア参加)浦野、森本、浜田(RSY)の7名
メニューは、ご飯、ウィンナー入り野菜スープ、漬け物、みかんで、250食を準備したが、9割以上が、17時からの1時間以内に配り終えてしまった。残りの1割は、「まだありますか?用事を済ませていたら、遅くなっちゃって」という人たちで、19:00近くまで断続的にあった。

(被災者の声)
・炊出しは助かります。電気水道は来るようになったが、炊事用器具がダメになって、息子のところで作ってもらっている。三陸の津波のTVを見て、「気の毒だな」と、他人ごとで見ていた。自分がこんなになるなんて・・・。(炊き出しチラシ配り先・60代女性)
・TVを見ていた。浸水の時ドンと畳が持ち上がってそれに気が付いた。慌てて腰痛で動くのが困難な妻を背負って2階へ上がった。(火事場のバカチカラだ、ハハハハ)炊出しをしてくれるのは有難い。必ず行くよ、女房の分ももらえるかな?(炊き出しチラシ配り先・80代男性)
・商売の材料も全部ダメになった。息子たちは他に避難している。今は2階で女房と生活しているが、ボランティアさんには「ありがとう」のことばしかない。その反対で、役所の対応には腹が立つ(炊き出しチラシ配り先・70代男性)
・三陸の津波と同じような状態だ。店は閉めるしかないうちらは清潔が売り物だから。機械も、最近の機械はコンピュータ化していて、水に浸かったらダメになる。昨日はバーベキューの炊き出しをいただいた。野菜はうれしいね。(70代・男性)
・外国人入居者を訪問。近所の方と話し中で、主旨を伝えてブラジル語のチラシを渡したら「アリガトウ」といわれた。
・今日、キッチンが入ったので、自宅にもどったけど、しょう油がない、しょう油差しがないの無い無い尽くし。炊き出しがあってよかった(30代・女性)
・ここまでは、知り合いが車で送ってくれたけど、帰りはどうしよう(帰りは、ボランティアが送って行った)(30代母親と子ども連れ)

▼お茶会・足湯活動
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「あすなろの里の作業棟」でお茶会を行いました。10数名の方が、お茶コーナーで、避難者どうしや私たちとのおしゃべりの機会となりました。
10月13日 10:00 〜 13:00(お茶会)14:00 〜16:00(足湯)
スタッフは伊藤さん、小塚さん、下田さん、岡田さん(災害ボランティアコーディネーターなごや・なごや防災ボラネット)萩原さん(高浜市よりボランティア参加)森本、徳田、浜田(RSY)の8名
※同作業棟では、お昼に長野県からのボランティアによる温かい天ぷらそばとりんごがふるまわれました。避難所の登録者数は180人ほどだが、昼間は、通勤/通学者はいないためか、高齢者が目立ちました。

(被災者の声)
・私は関西出身で、縁あってここに来たがこんな目にあうなんて思いもよらなかった。あすなろに来るまで2回引っ越した。ここは施設は良いけれど、食堂もお風呂も時間の制約が厳しくて優しくない。
・こんな経験は初めて。子どもを守らなきゃという意識が強くて気が張っていたがこういう「喫茶」サロンはうれしい。ボランティアさんは、よそから来てくれた方々なので話しやすい。1年生でも、この水害でしっかりしてきたなと感じることがある。私に弱音を吐かない。周りの人やマスコミは、「誰が悪い」「何が原因」と、責任追及みたいなことをしているが、みんな一生懸命やっているよ。この水害のお蔭?で、絶対に会えない方とも会えた。天皇陛下と美智子さまにもお会いできた。陛下の優しさには感動した。「さだまさし」と「泉谷しげる」が来て、元気をくれた。(30代母親)
・ここでお茶会は続けてほしいね。1ヶ月間、こういった場所が無かったからさ。食堂なんてさ、おしゃべりする時間もなく、時間がきたら閉めるからね。(70代女性・避難所)
みんなこうやって話をできる場があることは嬉しいと思っているね。ストレスがさ、すごく溜まっているんだ。最初は行政に、「こうしてくれませんか?」という言葉遣いだったのに、今ではみんな溜まって、罵倒のようになっているんだ。私たちでも嬉しいのに、年寄りの人たちはもっと嬉しいだろうね。
(30代女性・避難所)
・決壊した水はあっという間に、家の中に入ってきて、何も持って逃げられなかった。印鑑だけ、泥の中から出てきた。洗ったら使えそうだね。
(70代女性・避難所)
・平屋の家に住んでいて、全部流されちゃった。大家さんは、もう家を取り壊す予定だから、次行くとこの検討がつかないよね。
(70代女性・避難所)
・足湯、昨日もやってもらって気持ちいい。温泉で足湯とかあるけど、これは全然違っている。ありがとう。家は床上1mまで水がきていて、片付けも中々進まない。避難する時持ってきたのはこのバッグだけ。
(50代男性・避難所)

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南会津町の状況 (報告:松永)

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民間レベルで活動するOさんと南会津町社協より聞き取りを行いました。
以下、いままでの不安な点だった私有地内の土砂出しなどについては町独自の予算で対応するとのことでした。そのため、高齢者独居宅内の流木・土砂出し・災害ゴミ撤去等の片づけも行政委託の業者が行ってくれる予定だそうです。

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募金活動

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▼被災地支援活動募金にご協力ください!!

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RSYでは、長期化/多様化する支援のため、「被災地支援活動募金」を行っております。皆さまからお預かりした大切な寄付金は、被災地へのボランティア活動資器材の提供や、ボランティアコーディネーターの派遣、被災された方々のニーズに応じて炊き出し、生活用品の提供など、生活支援プログラム等を実施するために使わせて頂きます。

<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。http://kessai.canpan.info/org/rsy/
ページ下方の「都度寄付」よりお申し込み下さい。
また、事務局へのメッセージ欄には「活動寄付」とご記入下さい。

<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※お名前の前に「カツドウキフ」とご入力ください。

 

宮城県七ヶ浜町報告【第210報】きずな工房名古屋ツアー

みなさま

お世話になります、RSY七ヶ浜事務局です。

先日9月25日(木)26日にきずな工房利用者さん5名と共に、きずな工房への運営支援へご協力頂いた方々へのお礼のごあいさつに、名古屋を訪れました。

みなさん久しぶりの遠出に少しの不安とたくさんの期待を胸に、七ヶ浜を出発しました。

名古屋到着後、RSY名古屋事務局へ立ち寄り、その後、国際ソロプチミスト名古屋のみなさんが待つやばとんへ。

「元気だった?変わりはない?」と久しぶりの再会に自然と笑顔に・・・自立再建や公営住宅への引越しについてなどそれぞれ近況報告をしながらお食事を。

国際ソロプチミスト名古屋の皆さんと交流会

そしてお土産は工房で作ったうさぎの置物に七ヶ浜自慢の海苔をお渡しして・・・

限られた時間でしたが、思い出話に近況報告と最後までおはなしが弾んだ食事会でした。

やばとんにてやばとんにて

名残惜しくも次の再会を願いながらお別れをして、工房商品の販売、工房商品とお菓子のコラボ商品も販売していただいていたフィレンツェさんへ。

フィレンツェ小島社長とナックプランニング平石さんとお茶会

おいしいケーキをいただきながら、置いていただいていた様子や新聞記事を見せていただきながらおはなしをして・・・来月はみなさんで来七予定、「じゃあまたすぐ会えるのね、その時にまた」とフィレンツェさんを後にしました。

そして1日目最後の訪問先はミシンをご支援してくださったブラザー工業さん。

最新のミシンについて説明をブラザー工業さん訪問

「最初は手縫いしかできなかったんだけど、工房に来るようになってミシン使えるようになったんです、本当にありがとうございました」と直接感謝の気持ちを伝えることができました。

到着から休むことなく、たくさんの訪問を終えてお腹をすかせ・・・名古屋にきたらやはりひつまぶし!ということで工房で使用する機材のご支援、商品の販売等たくさんお世話になったあいち生協の方々とご一緒して“あつた蓬莱軒”へ。

おいしいひつまぶしを食べながら、おはなしをしていると「その時お邪魔したの僕です!」という偶然の再会もあったりしてお互いに驚きながらも大盛り上がり。

「あの時はたくさんいたからわからなかったけど、もう覚えたからまた遊びに来てね」

きずな工房で販売していた商品の話にもなり、「どんどんクオリティーがあがってますよね、いつも楽しみにしてるんです」とのお言葉にみなさん「やだーなんだか恥ずかしいね」と笑顔がこぼれました。

あつた蓬莱軒

企業訪問の合間に熱田神宮、2日目には名古屋城やテレビ塔へ。

テレビ塔では普段見られないところも見せていただいたり、展望台からはとてもいい眺めで名古屋が一望できました!

名古屋城テレビ塔テレビ塔をバックに・・・

震災後4年半の間、たくさんの方にご支援いただき、出会いがあり、こうやって今も繋がっていられること、そして今回訪問して再会ができたことを利用者さんたちはとても喜んでいらっしゃいました。

お疲れが出ていないだろうかとの心配していた私たちをよそに、ツアー後翌日から元気に工房へ訪れていました。

そして今年度で閉所となりますが、みなさん工房へ通うことが楽しみで、日々それぞれのペースで活動されていますので今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

【参加者の声】

・色々落ち着いたからやっと出かける気分になった。まさか名古屋にこれると思ってなかったし、お世話になった人たちに久しぶりに会えて、改めてお礼が言えてよかった。(60代女性)

・まさか2回も家に来たことがある方と再会できるとはねー。辛いことはもちろんたくさんあったけど、こういうご縁で出会えたことは嬉しいよね。(70代女性)

・私最初はミシン使えなかったんだけどね、工房行くようになってできるようになったんだよー。
今ではカバンも作れるようになったし、楽しいんだー。(70代女性)

【第8報】関東・東北豪雨に関わるRSY​の支​援活動について(10月12日)

みなさま

RSY事務局です。茨城・栃木・宮城3県で発生した水害に対し、RSY兼震つな事務局からは、茨城県常総市・栃木県鹿沼市へスタッフを派遣しています。

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茨城県常総市での活動報告

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▼茨城NPOセンターコモンズ運営サポート(報告:松山)
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・NPO連絡会議の実施
常総市内で活動しているNPO関係者らの情報交換のための会議。ピースボート、OPEN Japan、JUNTOS、風組、元気村Phoenix、被災地NGO恊働センターなどが参加。コモンズを中心に、日本NPOセンターと震つなが運営をサポート。炊き出しの調整、在宅避難者へのニーズ対応、外国人支援等を中心に行っている。

1日1回の合同ミーティングでは、「炊き出し・イベント・リラクゼーション」「移動支援」「行政・法律・制度」「片付け、清掃、ボラセン」「避難所」とカテゴリーを分け、それぞれの動きを報告。課題や相談を共有し、翌日の活動方針を検討。
(被災者の様子)
・在宅避難者へ食事支給が終了したため、炊き出しメニューにご飯物の希望がでている。
・発災後一ヶ月近く経っているが、ダンボールを敷いて寝ている高齢夫婦がいた。
・ゴミ回収も柔軟な対応がされない。産業廃棄物は回収されなかったが市が対応に着手することに。冷蔵庫、タンスなども回収可。石膏ボード、断熱材などは産廃(有料)扱い。
・石膏ボードなどは黒カビが生えてきているのに、大工さん待ちで11月以降まで予約待ちの状態。健康面が心配される。

 

▼避難所チームの活動
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10月7日(水)に浦野が現地入りし、震つな加盟団体である「被災地恊働NGOセンター」や「災害ボランティア支援プロジェクト会議(支援P)」らと協力し、避難所チームとして避難所統合に向けた受入準備、環境改善のための対策を検討。

10月10日(土)夕方~16日(金)まで、名古屋より以下の専門ボランティアと共に現地入りし、支援活動を行うこととなった。
・加藤(RSYボラ・看護師)
・岡田(名古屋みどり災害ボランティアネットワーク代表・看護師)
・椿(RSYボラ・冊子「避難所の知恵袋」検討委員)
・浦野(RSY・社会福祉士)
※事務局サポートとして、震つなスタッフ・徳田も同行

■避難所の概要:10月10日現在
・避難所数:市内7箇所、市外4箇所
・避難者数:日本人383名、外国人25名、合計408名
※10日より、市内2箇所(石毛総合体育館、あすなろの里)への統合に向けて、市外4箇所から住民の移動が始まっている。近いうちに市内の避難所も上記2箇所に集約される見込み。
■避難所の様子
(あすなろの里)
・普段は合宿や保養のための宿泊施設として機能。広い敷地に宿泊棟、作業棟、研修等、体育館などがあり、バリアフリーのトイレや浴室も設置されている。宿泊棟は8畳の個室が複数あるため、初期の避難者が優先的に利用。後から来た避難者は相部屋の調整不足で満室となったため、畳や空調設備のない板張りの研修棟、体育館で生活している。11日現在では、約200名が生活。

・日中は保健師が1人~2名で巡回。夜間は県外からの派遣看護師2名が日替わりで常駐。看護師派遣は16日までとされており、継続できないか市が県へ要請中。

・食事は施設調理師が3食を提供。
※他の避難所では、1ヶ月以上も経つにも係らず、いまだ弁当や地域への食材提供はなく、おにぎりと菓子パンが主流。栄養不足や便秘や持病の悪化などの健康被害が深刻な問題となっている。しかし、側からは「避難所での食の質を上げることは自立の妨げになる」という見解もあり、改善の兆しがない。現状の緊急性を訴えると共に、外部支援者で結成された「NPO連絡会議」にて、炊き出しボランティアの派遣調整を行っている。

■避難所チームの活動
・居住環境の悪い研修棟・体育館に、障がい者や高齢者が多く見られる。また、喘息、肝炎、糖尿病などの持病がある方もいるが、寒さ対策や衛生、布団の導入、段差解消など行政側ではほとんど手が打てておらず、住民一人ひとりの詳細名簿すら整っていない。

・避難所チームとして、スロープや間仕切り、女性・男性用洗濯物干し場、ダンボールベッドやマット、衛生改善(マスク・手指消毒の整備)を実施。巡回保健師・看護師らと情報共有し、避難所内の住宅マップづくり、リスクの高い方への見守りや和室への移動が必要な方々の絞り込み作業を行っている。また、市長の呼びかけにより、施設管理者、社会福祉課、外部支援者らが集められ、早急な福祉避難スペース設置、一般避難スペースの環境改善の必要性を改めて確認。行政と市民セクターとの協力体制づくりに向けた意思確認の場が設けられた。

・この話し合いを経て、48畳の和室にようやく福祉避難スペースを設置することが決定。開設準備を行い、12日より住民を受け入れ、外部支援者も泊まりでサポートすることとなった。

■住民の声
(80代・男性)
・はい。名刺あげるよ。でも、ここに書いている住所にはもう帰ることがないけどね。へへへ、大丈夫。もう過ぎたことだからさ。水を飲まないと痰が溜まって大変だし、水を飲んだらすぐにトイレに行きたくなっちゃう。俺が仕切りを高くしないのは、まわりの顔を見たいからさ。だって、ここの生活寂しいんだよ。避難所生活は、共同生活だから揉め事は起こさず、だんまりきめておくのが利口なんだ。

(50代・男性)
・自分たちの部屋も仕切りがほしいな。年頃の女の子が2人いるんだ。

(60代・男性)
・以前は運送業してたから、常に体を動かしてた。でもここにきたらやることもねぇしな。生活のリズムがくるっちゃって、食欲もわかないよ。でも薬だと思って食べなきゃ健康でいられないし、仕方ねぇなぁ。

(70代・男性・脳梗塞マヒ)
・とにかく自分で意識して体を動かさないと、どんどん動けなくなっていくのが分かる。お花ないのかな?前に物資でもらった花を部屋に飾ったら、少し気分が晴れた。アロママッサージもよかったね。ちょっと変わったことがないと、気持ちも晴れない。一日ここにいても時間をもてあますよ。

(80代・男性)
・昨日は夜騒がしくて、全く寝ることができなかったよ。一気に話をしたら落ち着いたけど、疲れちゃった。ありがとうって言葉はいいな。一番気持ちを素直に伝えられる。ありがとう。

(70代・男性)
・前の避難所にいた頃は、天国だったよ。ご飯食べ放題・飲み物飲み放題だし、空調も効いていく分かよかったし。天国から地獄にきちゃったな。地獄から天国にいくのだったら良かったのに。
他にも、寒さを訴える声多数。また、ストレスや不満のはけ口もないので、住民同士のけんかも発生。12日午後より足湯とお茶のみ場を設置し、日中活動の場作りを積極的に行っていく。
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栃木県鹿沼市での活動報告(報告:松永)

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▼鹿沼市災害ボランティアセンターでの活動状況
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・町別床上床下浸水家屋件数(9月30日現在のデータ)
(町全体)床上392件 床下390件

・鹿沼市災害ボランティアセンターは10月9日(金)をもって現体制を一区切りし、12日(月・祝)より生活相談窓口を設置。今週から週末ボランティアセンターとして運営していくこととなった。

・10月4日(日)に、鹿沼市社協、一般ボランティアと共に個別訪問を行い、取りこぼし世帯がないか確認。自治会長からのヒアリングで河川氾濫からの浸水が主だった西鹿沼で、浸水エリアから遠く離れた場所で貯水池が溢れ床上浸水したお宅(高齢ひとり暮らし世帯)を発見するも、家族で片づけが終わり、畳も入れたと。その他、取りこぼし世帯は見つからなかった。

・以上のことから、松永は4日の活動終了後に一旦七ヶ浜に戻り、以降は、現地の要望に応じて断続的にボラセンサポートを行う。月末は被災者お見舞いパック「うるうるパック」の配布が予定されているため、現地入りする予定。
▼南会津町での活動
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被害小規模のため、災害救助法の適応ならず、支援から取りこぼされていた地域を発見。10月7日(水)、に地元NPOの依頼で土砂崩れの被害を受けた事業所・製材所の清掃・泥だし作業を行った。RSYより七ヶ浜事務局スタッフ(松永・郷古・槙島)を派遣。東北学院大学の学生含め6名で対応した。

■住民の声(きこりの店の職員より)

・1日でも終わらないと思ったが、こんなに早く作業が終わるとは・・・。自分たちだけではどうにもならなかった。本当にありがとう。
・こうやって若い人達が来てくれると心強いし嬉しい。

■今後の対応
震つな加盟団体である、特定NPO法人とちぎボランティアネットワークが、10月11日(日)~12日(月・祝)に各10名程度でボランティア派遣することが決定。
地元NPO・社協・自治会らと連携し、事業所周辺の高齢者宅の2件も作業に入り、活動を行う。
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募金活動

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▼被災地支援活動募金にご協力ください!!
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RSYでは、長期化/多様化する支援のため、「被災地支援活動募金」を行
っております。皆さまからお預かりした大切な寄付金は、被災地へのボランティア活動資器材の提供や、ボランティアコーディネーターの派遣、被災された方々のニーズに応じて炊き出し、生活用品の提供など、生活支援プログラム等を実施するために使わせて頂きます。

<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※お名前の前に「カツドウキフ」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「カツドウキフ」とご記入ください。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。http://kessai.canpan.info/org/rsy/
ページ下方の「都度寄付」よりお申し込み下さい。
また、事務局へのメッセージ欄には「活動寄付」とご記入下さい。

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今後のスタッフの動き

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(松山)常総市・茨城NPOセンターコモンズのサポートを継続。
(浦野・徳田)10日~16日まで避難所チームとして常総市入り。
(栗田)10月13日~14日まで県・市・外部支援者らと今後の支援方針について確認・検討するため常総市入り。
(森本・浜田)10月11日~13日まで、炊き出し支援(RSYボラ、名古屋各区防災ボラと連携)のため常総市入り。
(林)エコバッグなど、被災地で必要となった物資の移送手配
(松永・郷古・槙島)七ヶ浜での募金活動の実施

宮城県七ヶ浜町報告【第209報】月刊つぶやき@七ヶ浜[第27号](2015年9月1日~2015年9月30日)

皆さま
いつもお世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局です。

七ヶ浜町の仮設住宅集会場で定期的に開催している足湯や
日々の活動を通して聴ける住民の声『つぶやき』からは被災者の様々な現状をうかがい、知ることができます。
2015年10月11日で震災から4年7ヶ月が経過しました。

七ヶ浜町では町作りの一環として、住民地区懇談会を地区毎に一回ずつ、地区避難所や公民分館を開催しました。
町から現在の政策を説明、それに対して住民からの意見をもらい、反映させてより良いものにしていくための意見交換会です。。

懇談会の中では、「人口増加/定住化のために空き家を活用したらいいのでは?」、「公営住宅の近くにお店がないので、新規事業
者を誘致したらどうか、又は移動販売車を多くやれればいいのではないか」、「海水浴場のオープンはまだ先なのか」、「賑わいの
場がない。道の駅を作れないか」などなどこれからの七ヶ浜町のために熱心な皆さんの様々な意見が飛び交いました。
しかし、開催時間が平日夜19時からだったせいか若い世代の参加がほとんどありません。
とある参加者からは「これからの七ヶ浜を担う人たちの意見を尊重すべきではないのか、若いお母さん・お父さんと大学生、高校生
くらいを狙ったワークショップを開催すべきだ」ともありました。
一方、町の担当者からは「これから、こういった懇談会を重ねて、皆さんと一緒に町作りをしていきたい」とありました。

住民と行政の恊働とはよく耳にしますが、一部の人たちだけでなく幅広く声を集めることが重要だと思われます。私たちは『会議などの場では言い出せないけど、日常会話で出てくる 「つぶやき」 』を大切にしながらこれからの町作りをサポートし続けていきます。
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〇集会所での足湯は初めてなのよ。
A浜生まれのA浜育ち。今はB浜のみなし仮設アパートに住んでるの。
午前中は公営住宅の説明会だった。幼馴染がこの仮設に住んでいるから寄ったの。
4年半でやっと戻って来れるわー。
(60代:女性)
※みなし仮設住宅にお住まいの方で今年、公営住宅に入られる方
〇町営住宅へ引越し準備をしていたの。量も多いし、重いし2人じゃとても大変。
しかも町営住宅に移ってもトイレやおふろに窓がない。話を聞いてみていると、畳も固いし、本当に暮らしにくい。まだ、住む場所
を見てないからはっきりは分からないがエレベーターはついているらしい。
(60代:女性)
〇菖蒲田の公営住宅には集会所ができるのだけど、そこでも足湯やってもらえたらなと思っています。仮設住宅の集約化が行われる
けど、集約される人たちは自立再建されるされる方が多い。電灯・カーテンを自費で用意できないので移転できない年金暮らしの人
たちもおられる。この間、町長には伝えた。
(70代:男性)
〇隣の人がみんな(仮設を移転をして)いなくなってしまったから、夜1人でいる時、何かあったら大変なんだ。
(70代:女性)
〇足湯は久しぶり、避難所にいた頃はしょっちゅう行ったけど、再建は時間が合わなかった。
10月に(住宅の)鍵が渡されるけど、片付けが全然できていない。片付く気がしない。
11月になるのではないか。休みの日には子どもたちがいるし、そのために連休を 取るのは嫌だ。
引っ越しらしい、引っ越しはしたことがない。
(女性:30代)
〇今日は午前中役場で用事あって、そのまま来たんだ。最近は集会所に行くのが楽しくってね。 やっぱり、家にいると何も生まれな
いね。外に出て人とお話をして、たまに自分の悩みを言って。自分だけで考えててもしゃあないからね。
(女性:60代)
〇災害公営住宅に入る時に提出する書類が字が小さくてよ・・・・ぜんぜん見えないんだ。
なんて書いてあるのかすら分からん。俺みたいな見えないし、書けないしって人のための相談窓口みたいなのはないのかな。
あんたらしか頼む人いないからさ、いつもありがとうな。
(男性:60代)

 

【第7報】関東・東北豪雨に関わるRSY​の支​援活動について(10月3日)

みなさま

RSY事務局です。茨城・栃木・宮城3県で発生した水害に対し、RSY兼震つな事務局
からは、茨城県常総市・栃木県鹿沼市へスタッフを派遣しています。

▼これまでの動き
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(松山)10日から「茨城NPOセンターコモンズ」の運営サポートを継続中。常総市で支
援活動を行っているNPO団体の情報交換会議(NPO連絡会議)の運営サポート。
(松永)11日から「鹿沼市災害ボランティアセンター」の運営サポートを継続中。また、
災害救助法が適応されなかった南会津町を視察、住民ニーズの把握、対応方法を調
整。
(栗田)9月29日、茨城県・常総市・NPO・内閣府との意見交換をセッティング。4者間
での協議の場の継続、避難所環境改善、災害公営住宅移行期に向けての住民サ
ポート、避難所・在宅で生活する要援護者の把握、在宅避難者への生活サポートの
必要性などについて話し合いを行った。

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茨城県常総市での活動報告

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▼茨城NPOセンターコモンズ運営サポート(報告:松山)
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・NPO連絡会議の実施
常総市内で活動しているNPO関係者らの情報交換のための会議。ピースボート、
OPEN Japan、JUNTOS、風組、元気村Phoenix、被災地NGO恊働センターなどが
参加。コモンズを中心に、日本NPOセンターと震つなが運営をサポート。
・炊き出しの調整、在宅・避難所被災者への復興ローカル情報紙「JUNTOS」の発行
(日本語版・ポルトガル語版)、家屋の掃除等のニーズ対応、避難所対応などを行っ
ている。
(被災者の様子)
・カビ除去・予防についての問い合わせが多い
・避難所からの移動手段がないため、片付けに立ち会えない
・ゴミ回収のパッカー車が来ても分別できてないから回収進まない
・「土嚢を回収するから床張替えの契約着手金として110万円以上を振り込んだところ
で、連絡がつかなくなった(悪徳業者被害発生)
※上記の点について、連絡会議内で解決策・対応策を模索中
▼避難所チームの活動
——————————————————————
震つなの加盟団体であり、「避難所チーム」として活動されている、被災地NGO恊働セ
ンターの増島さんのレポートから一部を抜粋させて頂きました。
・床からベッドへ、間仕切り、寒さ 対策などを実施。
・段ボールベッドだけでは硬いので、腰の悪い高齢者にはエアーマットにて対応。
・避難所統合後、体育館に避難していた被災者があまりの寒さゆえに「私はここから生
きて出れるのか」と毎日のように訴えていた。これに対し、保健師、看護師、施設職員、
常総市社会福祉課などと連携し、ようやく畳敷きの部屋へ移動してもらえた。

(足湯での被災者の声)
「普段、シャワーは使わず湯船に浸るので、風呂に入った気がしない」
「むくみが取れない」
「昔の古傷が出てきた」
「うわ~気持ちいい、今日は幸せだ」

10月7日、10日~16日にかけて、浦野も「避難所チーム」として再び現地入りし、活動予
定です。

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栃木県鹿沼市での活動報告(報告:松永)

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▼鹿沼市災害ボランティアセンターでの活動状況
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(10月1日)
・V活動者数:73名(1団体15名/個人58名)
・役所・保健師チーム 85件巡回

(10月2日)
・V活動者数:93名(4団体54名 個人39名)
※3日(土)受け入れ見立て(8団体120名・個人130名/計250名)
・週末は宇都宮大学等の学生チームがうるうるパック配布予定

(活動状況)
・ボランティア数はシルバーウィーク後に減少。
・電話でのニーズ申請は徐々に落ち着きを見せているも、地域コーディネーターが、歩い
て声かけをすると「こっちを見てほしい。」「もっとここをやってほしかった」との声もあり、ニ
ーズが途切れることはない状態。
・今後は、10月9日を境に体制変更(移行後は週末ボラセン)となる。
・2014年度に土砂災害の被害を受けた、兵庫県丹波市社協がサポート。同社協次長より
「丹波市では体制変更後、ボランティアさんがガクッと減った。被災された方々の復興のペ
ースはそれぞれ違うこともあり、この頃にニーズが再び増えた。」とのコメントがあり、継続
的なボランティア募集の必要性など、新たな課題についてアドバイス頂いた。

▼南会津町への対応状況
—————————————————-

・被害概要:床上8件(南郷2、田島3、舘岩3)/床下44件(9/11時点)・行政と協議の結果、
災害VC未設置(住家被害が少なかったため)。
・被災直後は地元消防団総動員の上、活動しニーズはほとんど完了。また分団が地区毎
にニーズ調査も実施。
・舘岩は65歳以上が50%の高齢化率。消防団も高齢化。
・地元主体でできるところは、地域の助け合いの中で実施しており、体力的・人力的にやれ
ないニーズのみ残っている。
・地元NPOの工房も被災しており、震つなへ支援要請あり。
・地元の動きを最大限に尊重しつつ、自治会長らと協議の上、必要に応じて震つなネットワ
ークとして支援が入れられるよう調整中。

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募金活動

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▼これまでに活動寄付いただいた方々(9月25日現在、順不同、敬称略)
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・うきうきうまい秋フェスタ実行委員会様(2014年兵庫県丹波市被災地・地元支援グループ)
・TS-Joy様
・中部土木株式会社様
・個人(27名)
・街頭募金、イベント募金(延べ8カ所)
合計792,487円をいただきました。
本当にありがとうございました。
※個人のお名前の掲載は控えさせていただきました。
▼被災地支援活動募金にご協力ください!!
————————————————————
RSYでは、長期化/多様化する支援のため、「被災地支援活動募金」を行
っております。皆さまからお預かりした大切な寄付金は、被災地へのボランティア活動資
器材の提供や、ボランティアコーディネーターの派遣、被災された方々のニーズに応じて
炊き出し、生活用品の提供など、生活支援プログラム等を実施するために使わせて頂き
ます。

<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※お名前の前に「カツドウキフ」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「カツドウキフ」とご記入ください。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。http://kessai.canpan.info/org/rsy/
ページ下方の「都度寄付」よりお申し込み下さい。
また、事務局へのメッセージ欄には「活動寄付」とご記入下さい。

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今後のスタッフの動き

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(松山)常総市・茨城NPOセンターコモンズのサポートを継続
(松永)10月3日~4日鹿沼市災害VCにて活動
(浦野)10月7日「避難所チーム」として常総市入り
※その後、10日~16日まで際現地入りできるよう調整中
(栗田)10月13日~14日 常総市入り
(森本・浜田・徳田)常総市での炊き出しのため調整中
(林) 継続的な街頭募金実施に向けた準備
(郷古・槙島)七ヶ浜での募金活動の実施

【報告】長崎県対馬市より資機材の搬入をしました。

9月1日長崎県対馬市で起こった土砂災害、床上浸水41件の被害があり、対馬市社会福祉協議会から要請があり、9月4日に名古屋から資機材を送付したものが本日(9月28日)役目を終えて返ってきました。

本日は、5名のボランティアさんに集まって頂きました。スタッフ含めると7名で作業を行いました。

資機材返却のトラックが来る前から搬入しやすい様に、倉庫の中を整理して、気にかけて下さったり、いつもお忙しい中駆けつけて下さるみなさまには感謝の言葉しかありません。

本日は集合写真は無いのですが、

名古屋みどり災害ボランティアネットワーク・名古屋ひがし防災ボランティアネットワーク・名古屋学院大・愛知学院大・RSYボランティアの方々が集まって下さりました。

本当にありがとうございました。

引き続き、よろしくお願いします。

 

今、茨城県・栃木県にスタッフを派遣し、被災地支援活動を行っております。

現地の情報が入り次第、メーリングリストやSNSにて随時お伝えします。

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募金活動

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▼被災地支援活動募金にご協力ください!!

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RSYでは、長期化/多様化する支援のため、「被災地支援活動募金」を行
っております。皆さまからお預かりした大切な寄付金は、被災地へのボランティア活動資器材の提供や、ボランティアコーディネーターの派遣、被災された方々のニーズに応じて、炊き出し、生活用品の提供など、生活支援プログラム等を実施するために使わせて頂きます。

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※お名前の前に「カツドウキフ」とご入力ください。
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※通信欄に「カツドウキフ」とご記入ください。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。http://kessai.canpan.info/org/rsy/
ページ下方の「都度寄付」よりお申し込み下さい。
また、事務局へのメッセージ欄には「活動寄付」とご記入下さい。
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今後のスタッフの動き

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(栗田)28日夜~29日常総入り
(浦野)28日午前に名古屋戻り
(松山)常総市・茨城NPOセンターコモンズのサポートを継続
(松永)鹿沼市災害ボランティアセンターでサポートを継続
(森本・浜田・徳田)常総市での炊き出しのため調整中
(林) 継続的な街頭募金実施に向けた準備
(郷古・槙島)七ヶ浜での募金活動の実施

【第6報】関東・東北豪雨に関わるRSY​の支​援活動について(9月28日)

みなさま

RSY事務局です。茨城・栃木・宮城3県で発生した水害に対し、RSY兼震つな事務局か
らは、茨城県常総市・栃木県鹿沼市へスタッフを派遣しています。
▼これまでの動き
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・(松山)10日から「茨城NPOセンターコモンズ」の運営サポートを継続中。常総市で支
援活動を行っているNPO団体の情報交換会議(NPO連絡会議)の運営。
・(松永)11日から「鹿沼市災害ボランティアセンター」の運営サポートを継続中。25日、
災害救助法が適応されなかった南会津町を視察(鹿沼市から車で2時間弱)。27日、災
害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)より提供された被災者へのお見舞い
品、「うるうるパック」を社協職員らとともに個別配布。
・(浦野)27日(日)常総市にて、避難所統合による受入施設の環境整備。特に福祉的な
ニーズの高い方々の把握や、福祉避難室の設置に向け、震つな加盟団体・RSY専門職
パートナーらと共に連携。
・(林・徳田)常総市・鹿沼市などに向けた「うるうるパック」の搬出手配と搬出作業(保管
所:愛知県・大口町RSY倉庫)。

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茨城県常総市での活動報告

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▼「避難所チーム」の活動(報告:浦野)
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※以下、JVOAD準備会・明城氏レポートから一部抜粋

(避難所の様子:9月25日現在・常総市より)
・水街道地区(避難所数9か所、避難者数298人(うち、外国人12人))
・石下地区(避難所数4か所、避難者数138人(うち、外国人12人))
・常総市外(避難所数5か所、避難者数366人(うち、外国人13人))
・合計:避難者数 802人(うち、外国人37人)

※9月27日に、水海道地区の3避難所、石下地区の3避難所が閉鎖。自宅に戻ることの
できない避難者は、あすなろの里(水海道地区)と石下総合体育館(石下地区)に移動。
(実際に何名が2つの避難所に移動したかの数字は未定)
(RSYの支援体制)
以下の連携団体、RSY専門職パートナーらと共に避難所チームを運営しています。
た、1~2日に1度、市の社会福祉部局担当者らと共にミーティングを行い、情報共有と
改善要請を行っています。

★連携団体
・頼政(被災地NGO恊働センター代表)(震つなメンバー)
・明城(JVOAD準備会事務局)
・日本財団被災者支援拠点運営人材育成事業事務局

★RSY専門職パートナー
・20日(日)~23日(水)/佐々木氏(愛知医科大学准教授)
・25日(金)/星野氏(れんげ訪問看護ステーション所長)
・25日(金)~27日(日)/神田氏(ひいらぎ訪問看護ステーション所長)
・26日(土)~30日(水)/水野氏(ひいらぎ訪問看護ステーションスタッフ)
※その後の派遣は調整中。

(避難所の課題)
・避難所によって、管理・運営の担当課が異なることにより、避難所の全体像がつかみ
づらく、避難所の生活環境にかなりのバラつきがある。福祉避難スペースが設けられて
おらず、配慮に欠けているケースが見られる。
-基本的な物資は全体的には足りているが、避難所ごとに偏りが大きい。
-介護用の物資については、必要なものを新たに調達することはほとんど行われていな
い。
-杖・押し車・車椅子・ベビーカーなどが安全に通るために、十分な導線が確保できてい
ないケースや、床に毛布だけで寝ている状況が現在も見受けられる。
-おにぎりと菓子パンなど、炭水化物中心の食事内容を継続している避難所や、「自立の
妨げになるから」という避難所管理者(行政・社協)の判断で、炊き出しを受け入れない
避難所もある。  など
・その他気になる点
-精神障がい者、自閉症の方も避難しているが、通所している作業所等が被災しており、
精神的に不穏な状況になってきている。
-避難所生活によって日常生活動作が低下し、健康管理・風呂・リハビリなどの福祉サー
ビスが必要な方もいるが、地域包括支援センターやケアマネージャーに繋がらず、放置
されているケースがある。
-介護保険事業所の一部が被災または、災害対応のため、サービスが停止しており、避
難所に避難している利用者の把握が遅れ、いまだに対応できていないケースがある。
(避難所チームの対応)
★石毛総合体育館
・体育館にて、通路確保、食堂・掲示版の設置、子ども遊びスペースの設置。
・行政担当課の承諾を得て、柔道場と体育館の出入り口付近に、福祉避難スペースを設
置。ダンボール間仕切り、ダンボールベッド、畳、布団
・きれいなシーツ(不十分だが)などの寝具を整備。
・柔道場では、入居後1度も掃除をしていないということから、ボランティアに掃除機をか
けてもらうよう依頼。
・行政担当課の受付窓口と連携。RSY専門職パートナーが、体の弱っている人の福祉避
難スペースへの振り分け部分を担当。また、個別カルテを作成し、常駐の市・県外保健師
らと共有。
・医療系職能団体(Jラット)への介護用品(洋式便座カバー、杖、手すりなど)への物資提
供申し込み。
★あすなろの里
・統合後入居した方々の状況確認。体育館に収容された方にはダンボールベッドが支給
されるも、正しい設置の仕方が分かっておらず、ズレや落下の危険があったため改善。畳
もないので、ベッドに抵抗がある方は、板の間に毛布を敷いただけで寝ている状況。
・和式トイレにポータブルの様式便座が設置されるも、ドアが閉まらないという訴えがあった
ので、ドアを取り外し導線を確保。
・手洗い場に石鹸しかなく不衛生なため、ペーパータオル、手指消毒、ゴミ箱の設置が必要。
※寝床環境、トイレ対応、衛生管理、導線確保などの課題を28日に改善できるよう調整。 
(被災者の声)
・自閉症の子どもは日中施設に行っている。昨日までの避難所は、板の間で毛布を敷いて
いただけで寝ていたから、今日は畳みの上で寝られるだけでもとても嬉しい。ベッドなんて
もったいない。畳があればいい。でも、妻は疲れて調子を崩している。(50代・男性)
・東日本大震災でいわきから県外避難してきた。この避難所は子どもの学校まで遠いので、
車がなければ通えない。行政に聞いても送迎バスも回ってこないという。私は免許を持って
いない。どうすればよいか。(30代・女性)
・マットレスだけでなんとか2週間頑張ってきたけど、まだこんな生活が続くなんて
・・・もう限界だよ。(89歳・男性)
・大腿骨に金属が入ってるんだ。筋肉が癒着して動かなくなるから、医者から運動するよう
言われて、家にいた時は30分~40分歩いてた。でも、この場所は外に出る途中の渡り廊
下にすのこが敷いてあり、とても不安定なので外に出るのが怖い。せめてトイレに行くとき
だけは動こうと思って、わざとトイレから離れた場所でねることにしたんだよ。(80代・女性)
・(1日中テレビの前にいる男性)風呂?一度行って風邪ひいちゃったからそれ以来行って
ないよ。息子は日中家の片付け、夜は仕事に行っちゃうからね。体調はよくないけど、ちょ
っとした手伝いぐらいはできるよ。(間仕切り設置のお手伝いを依頼、その後、子どもスペー
スで幼児と遊ぶ姿が見られらた。しかし表情は暗いまま。)
※孤立防止、居場所づくり、生活不活発病防止、気分転換等の生活支援プログラムの必
要性を痛感するも、命を守るための環境整備を優先しているため、まだ十分に対応するこ
とができずもどかしい。
地元のリハビリ体操グループ、足のマッサージ、針治療なども支援で入っており、声かけや
ストレッチなどは実施されているが、孤立している方への個別ケアが難しい。落ち着いた頃にできる限り対応できるようチーム内で意識共有。
▼茨城NPOセンターコモンズ運営サポート(報告:松山)
———————————————————
・コモンズ周辺の在宅避難者を中心に、ボランティアの派遣コーディネートを実施。コモンズ
の意向を尊重しながら、この先の生活再建を見通した支援プログラムを検討。

・RSY炊き出し(21日~22日)実施場所の調整とサポート全般。

・NPO連絡会議(外部支援者による情報交換の場)のセッティングと運営全般。

 

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栃木県鹿沼市での活動報告

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▼鹿沼市災害ボランティアセンターでの活動(報告:松永)
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(26日の活動の様子)
・V活動者数227名 (個人150名、5団体77名)
・ニーズ:全21件(新規2、継続13、未着手6) ※これに地域コーディネーター分(以下)が持つニーズが追加
・下武子地区 完了0 継7 37名が活動
・府所 新1 完5 床下泥出しニーズがあがった
・大和田 完1 継2 43名が活動
・睦町 完1 継2 未1

・9/29(火)15:00~VC運営委員会を開催予定で活動期間の決定を行う方向。
(うるうるパックの配布)
・鹿沼VCにて、VC運営支援(5名/日)、ボラバス派遣(20名/日)の支援を行ってきた宇都宮大学が配布のお手伝いを行ってもらえるよう調整。しかし学生の夏休みが月末までで、人が集まるのが今週末とのことで急きょ、27日の配布が決定。

第一回目の配布地域はVC運営を開始した始めての週末にほとんどのニーズが完了した西鹿沼地域の26世帯(配布対象は局長の意向で「鹿沼VCのボランティアが入ったお宅」

・配布は宇都宮大学10名、教授(長谷川氏)、宇都宮市社協・八木氏、RSY松永で4班に分かれて配布。セット内容は、キュキュットなど名古屋輸送品+タオル+雑巾+局長直筆お見舞い文。

(被災された方の様子)
・細かな片づけを週末に行っている方が多く、ゆっくりと話すことができない方もいた。
・ボランティアに本当に助かった。ありがとうね。

・(畳が入るまで)引っ越したけどテレビがない。まーラジオ聞いて寝るだけだからそっちの方が楽かな。僕の「自宅にあるテレビを引っ越し先へ運びましょうか?」との声かけに、片づけで日中こっち(実家)にいるから昼間はテレビ見れるし大丈夫だよ。
・引っ越した先の近くにコンビニがあるから、それで食事はすませちゃうね。

・片づけがまだまだあって精神的にまいっちゃうよね。畳が来ないと進まないしね。足が痛くて病院に行きたいけど、片づけでなかなかいけない。※足は疲労から出ている模様
床下の泥出しをボランティアさんにやってもらって本当に助かった。自分たちだけじゃできなかった。息子も手伝ってくれたけど、いまは体調を崩している。風邪うつされたくないから、こないでっていってるの。

・泥でばい菌がついてるからって、息子が食器類を捨てた。コーヒー出したいけど、カップがない。今は紙コップで飲んでるよ。
・雨が降ると怖いよ。また思い出す。雨雲や暗くなると、思い出しごはんが喉を通らなくなる。だから明るい内に夕食は菓子パン等を無理やり食べている。※食事を作る環境が整っていないようで、お隣さんが見かねて食事を作り届けてくれている。

・被災当日、浸水する前にコピー機を畳の上に上げた。けど畳の上にあげてもだめだね。ぷかぷか浮くから倒れちゃう。置くなら板張りの上にテーブル置いてその上に置かないとだね。
・孫が東北へボランティアへ行っている。そこで老人のお話しを聞いてあげて、お話しできてよかったーと話してくれるそう。今日はみんな(宇大生)が来てくれて話を聞いてくれて嬉しい。

・お父さんと二人だと今日の朝も喧嘩していた。こうやって若い人達が来てくれると和むね。
・ガスコンロが使えなくなってごはんが作れていない。・お茶を飲むたびにため息をつく方がいた。※自分では気づいていないよう
・床上浸水の方で、敷布団がなくうすいマットの上に寝ている方がいた。学生の布団はありますか?との問いかけに、2階にあるから大丈夫だよ、と。運びましょうかの声かけに自分でやるから大丈夫との話。昔脳梗塞を患い、SOSが自分から挙げれないとの印象(八木氏より)。包括・市役所に繋ぐなどで布団支援や見守りに繋ぐ。

 

▼南会津町への視察・対応(報告:松永)
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(被害状況)
・南会津町の被災地区は、伊与戸・たのせ・熨斗戸(のしど)・森戸。
・発災時は断水や停電もあったが、いまは復旧。
・土砂崩れ等による道路寸断で一時孤立(上郷地区)になったが、山間部で普段から食料等の蓄えがあったのでしのげた。
・床下浸水が4件。床下や住家被害は少ないが、家周りの土砂被害がある。
・災害救助法適用無しのため、社協VCの立ち上げ無し、行政の動きもない。災害ゴミ受け入れ準備も未だ無し。
・農家の被害が多くみられ、米・そば・トマトの被害を確認。
・VC設置場所の「きこりの店」も隣接する川の氾濫で、床上浸水。泥が30~40㎝溜まったが、会社の建築ネットワークで助けられ、ほぼ復帰。

(住民の声)
・被災当日は雨がひどくなったので避難した。(被災時は)電気もつかないし、水もでなかった。
・一人で片づけは本当に大変。行政はゴミをもっていってくれないし。手伝って欲しい。よろしくお願いします。
・自治会長を通して役場へ(家周りの)片づけを要請しているけど、難しいかな。

※今後の支援については、関係団体らと協議の上、調整中。

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募金活動

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▼被災地支援活動募金にご協力ください!!

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RSYでは、長期化/多様化する支援のため、「被災地支援活動募金」を行
っております。皆さまからお預かりした大切な寄付金は、被災地へのボランティア活動資器材の提供や、ボランティアコーディネーターの派遣、被災された方々のニーズに応じて、炊き出し、生活用品の提供など、生活支援プログラム等を実施するために使わせて頂きます。

<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※お名前の前に「カツドウキフ」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「カツドウキフ」とご記入ください。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。http://kessai.canpan.info/org/rsy/
ページ下方の「都度寄付」よりお申し込み下さい。
また、事務局へのメッセージ欄には「活動寄付」とご記入下さい。

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今後のスタッフの動き

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(栗田)28日夜~29日常総入り
(浦野)28日午前に名古屋戻り
(松山)常総市・茨城NPOセンターコモンズのサポートを継続
(松永)鹿沼市災害ボランティアセンターでサポートを継続
(森本・浜田・徳田)常総市での炊き出しのため調整中
(林) 継続的な街頭募金実施に向けた準備
(郷古・槙島)七ヶ浜での募金活動の実施

【第5報】※関東・東北豪雨に関わるRSY​の支​援活動について(9月25日)

みなさま
RSY事務局です。
※気象庁 が命名しましたので、この名前で発信いたします。
茨城・栃木・宮城3県で発生した水害に対し、RSY兼震つな事務局からは、
スタッフを派遣しています。シルバーウィーク中の活動をご報告します。
お天気が続き、ボランティアも多く集まっていたので、作業は進んでいるかに見えます
が、在宅・避難所生活を余儀なくされている人々には疲れが見られ、深刻な状況は続い
ています。
▼これまでの動き
———————————————————-
・(栗田)21日~22日まで活動。現地避難所での支援、行政・社協・NPOらとの調整
会議などに出席。緊急性の高い被災者の課題を伝えると共に、NPO・ボランティア
との協働の必要性を強く訴えた。
・(浦野)20日~23日まで活動。常総市からの依頼で「避難所チーム」として、避難
所実態調査を実施。緊急対応が必要な方から、常駐保健師・行政職員らと共に環
境改善に着手。市の社会福祉課へ、事態の緊急性と深刻さを訴えると共に、具体
的な対応策を提案。
・(松山)10日から「茨城NPOセンターコモンズ」の運営サポートを継続中。
・(松永)11日から「鹿沼市災害ボランティアセンター」の運営サポートを継続中。地
元社協職員と共に地域コーディネーターとして個別訪問。緊急性の高いニーズは、
看護チームに繋ぐなど、きめ細かいニーズ把握や対応を実施。
・(浜田、森本)20日~23日まで活動。常総市内2箇所にて、名古屋からのボラン
ティアと共に約500名分の炊き出しを提供。
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茨城県常総市での活動報告
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▼「避難所チーム」の活動(報告:浦野)
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(避難所チームの概要)
・市内約20箇所のうち、8箇所の避難所を巡回。
・避難所チームは、4日間入れ替わりはありながらも、RSY・浦野(福祉)、愛知医科
大学準教授・佐々木(看護・保健)、認定NPO法人難民支援協会・鶴木(外国人、生
活困窮者支援)、減災と男女共同参画研修推進センター共同代表・浅野(ジェン
ダー支援)、一般社団法人ピースボート災害ボランティアセンター・岩元(避難所支
援)にて構成。
・避難所全体の調査は、日本財団被災者支援拠点運営人材育成事業事務局、認
定NPO法人難民を助ける会が協力。
・避難所チームでは、早急に手を打たなければ、命の危険や健康状態の悪化、事
故に繋がる状況にも関わらず、様々な理由で自ら訴えることができない、周囲から
気付かれにくい潜在的ニーズを見つけることを心がけた。
また、状況がこれ以上悪化しないよう、常駐の保健師や看護師、職能ボランティア
で協力していますが、帰宅後の自立した生活を維持するためには、現在の避難所
における生活環境の早期改善と、継続的に避難所の状況を把握・サポートできる、
市の保健師や地域包括支援センターらとの協働が不可欠であると感じ、市へ提案
書を提出した。
(避難された方の様子 9月20日~23日)
・普段から腰が悪く、体育館の床を歩く際に靴下がすべり3回転倒。20日よりダン
ボールベッド対応、ボランティアからスリッパの支給をもらったが、改善されるかはし
ばらく過ごしてみないと分からない(70代・生活保護・男性)
・腎臓の病気(人工透析が必要になりそうな人)が、かかりつけの病院への通院を
希望するも、送迎してくれる人が確保できず救護所対応。しばらく経って、避難所内
でこのようなサービスが提供されていたことが分かった。はり紙の場所、掲示板の
情報整理が必要保健師・担当課職員の連携に改善が必要。(他避難所には情報す
ら届かず、対応に結びついていないところもある)
・トイレや居住場所に入る際の履物の区別が全くできていない。早急に改善しない
と、感染症蔓延が心配されることを担当課職員に助言するも、「もうすぐ統合される
から」「トイレのスリッパを脱がずにそのまま廊下に出られたらかえって不衛生」など
の発言があり、前向きな姿勢が見られなかった。
居室のテーブルに飲みかけのペットボトルや炊き出しの空きゴミが整理されること
なく放置されていたり、出入り口付近に残飯も一緒に入ったゴミ袋が置かれていた。
におい、虫の発生、見栄え共に問題があると感じ、担当課職員にゴミ箱の設置を提
案したところ、「ゴミは各自で受付前の所定場所にて捨てるようにお願いしている。
居室にゴミ箱を置くことで、職員が回収しなければならなくなり、負担が増す。」とい
う回答。しかし、腰が90度曲がり、体力低下で足元のふらつきが見られる高齢者
に、何度もゴミ捨て場に通わせることで、転倒や事故の引き金になるのは時間の問
題と考え、該当する高齢者がいる居室のみ設置させてもらい、本人には「一杯に
なったら受付の人を呼ぶように」とお伝えし、はり紙による注意喚起も実施。
・20日よりダンボールベッドが支給されるも、「落ちると怖いので利用できない」と拒
否。足腰が悪いため、地べたの寝床は移動時体の負担が増すと共に、転倒の危険
が増大する。夜勤の看護師に申し送りし、移動時は付き添うよう依頼。
・トイレから一番離れた部屋に、杖歩行の高齢女性が居住。「トイレが間に合わない
かも知れない」と不安の声。トイレ近くの居室移動の希望を進めるも「ここでいい」と
拒否。ADLの低下が見られているので、今後の事故のリスクが高い。
・在日ブラジル人の入居者が、毛布のみの寝床であったためマットレスを支給。「夜
勤の仕事なので今にうちに寝ておかねばならない」とするも、明るい居室、身体に合
わない丈のマットレスでは、ゆっくり寝られない。ダンボールベッドを進めるも、「ベッ
ドが幅を取り、夜の出入りの際に周囲に迷惑をかけると申し訳ない」と遠慮し、利用
を拒否。
・夫、息子夫婦と共に避難してきていた高齢の女性。夫の認知症状と頻回な排尿が
気になっていた。本人は、ダンボールベッドになったが、尿失禁を気にしていたが、
担当課職員などには聞けないでいた。杖をついて無理をしながら、トイレ歩行をして
いるも、転倒等が危険。(80代後半・女性)
・毛糸帽子と毛布2枚をかぶり、ドア周辺で寝ている。頭元は風が通り、ありや小さ
な虫の死骸があった。もともと工事中でベニヤ板の上に寝ていたので、身体が痛い
と訴えた。毛布は2枚支給と思っていたので、訴えられなかったとのこと。保健師に
依頼して、毛布2枚を追加した。「あ~これでラクになった」と笑顔が出た。布団の周
りの養生テープがはがれ、つまずきやすい環境。おいてあるダンボールや椅子につ
かまり、遠距離のトイレまで早めに準備をして通っていた。何もすることがないので
寝ている。息子・妹と避難。(89歳・女性)
(その他の課題)
・特に体の動かない高齢者は、風呂・洗濯に支障があり、10日経って風呂に入った
のは2回程度、洗濯は出来ておらず、同じ下着を3日間はいていると答えた方もい
た。
・障がい者の姿はほとんど見かけなかったが、障害者地域生活支援センターを委託
されている小規模作業所が2箇所被災している、市ボラセンが福祉施設に設置されて
いるため、利用が停止しているなど、通常の在宅サービスが行えないことで、体調不
良や状態の悪化、不穏が心配される。
・子どもたちは、ゲームをしたり避難所内を走り回り、大人から叱られる姿が見ら
れ、ストレスがたまっている。
・女性については、特に家庭のマネジメントを担うことの多いため、避難所統合のタ
イミングで、意見の汲み上げ、運営への参画、総合的な相談支援が必要である。
(高齢者への介護、子育ての質を左右するから)
・避難者の1割がブラジル人、または日系ブラジル人であり、生活様式、生活時間の
違いからのトラブル、差別的な発言や態度などがたびたび見られた。両親が避難所
のルールについて質問する際に、子どもを通訳としていることが多いが、対応のひど
さに、「どうして同じ被災者なのに、外国人というだけでこんな目に合わなくてはなら
ないのか」と胸の苦しみを訴えた子どももいた。
▼炊き出し・サロンチームの活動(報告:浜田・森本)
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(実施概要)
RSYスタッフ2名、ボランティア7名の計9名で対応。
○水海道小学校、ふれあい会館
・日時:9月21日(火)12:30~
・食事数:約250食
・内容:野菜いっぱいけんちん汁、おにぎり、フルーツポンチ
○水海道小学校
・日時:9月22日(火)15:00~16:00
・参加者:2~3名
・内容:日中の避難所にいる方々や子どもたちへのお菓子の配布、喫茶でのおしゃ
べりなど
○水海道北駅前
・日時:9月22日(水)17:30~
・食事数:約250食
・内容:中華丼、レンコンの和え物、白玉ぜんざい
(被災された方の様子)
・今食べたいものは、お味噌汁や煮物。カレーや牛丼(吉野家?)が続いてるの。一
日おきくらいに、ボランティアさんが来てくれて、畳はもうはずしたけど、その後どうし
たらいいかわからない。(浦野が、消毒の方法を説明し、翌日のボランティア作業時
にそこをしっかりやってもらえるように、ボラセンにつないだ)近所の人たちも、水害
後の住宅の手入れについての知識はなさそうで、床板まで剥がしているという話は
聞いた事がないという人がいた。(50代・女性)
・「親戚の家で泊まるより、避難所で友だちと泊まれる方が楽しい」(中学生・女子)
・「体育祭は、中止になっちゃったけど、文化祭は予定通りやるのかな」(中学生・男子)
・「水道は(被災後)3日目くらいから出るようになったが、水圧が低くて、2階はチョロ
チョロしかでない、トイレがたいへん。」(在宅/60代男性)
・「炊き出しが配られると聞いていった先で「避難所にいる人しかだめ」と断られた。
くやしくてくやしく。。。(涙)」(在宅/70代男性。)
・「運よく引っ越し先はみつかったけど、大家さんから今の部屋をそのままにしてほし
いって言われてる。保険が下りるためには、必要なんだってさ。それじゃ、いつまでも
片付かないよ」(在宅/40代男性)
・(指差しながら)「この高さまで、水がきたの。拭いても拭いても残るわねー。切りが
ないわ」(在宅/50代女性)
・「本当に野菜いっぱいだね。炭水化物の食事ばっかりだったから嬉しいよ」(避難所
/男性)
・「片付けで手一杯で、料理をする元気がない。こういう炊き出しは本当にありがた
いです。(在宅被災者の方/50代女性)
・子どもたちに甘いものを食べさせたくて来たんですけど、フルーツはもうなくなっちゃ
ったんですか?」(在宅被災者の方/40代女性)
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栃木県鹿沼市での活動報告
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▼鹿沼市災害ボランティアセンターでの活動(報告:松永)
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(活動の様子)
・16日より地域コーディネーター(府所町)を実施。目的はエリアでの住民とボランティアの
マッチングや、地域を周り声が上がっていないお宅を訪問・現状確認。
・床下の泥出しの必要性や、等要援護者、生活困窮者、自ら声をあげれない方の把握を
優先し、実際に濡れた畳をそのままに生活をしている方の発見や、濡れたままでも大丈
夫だと話す家主にカビ等が生え不衛生だと伝えるなど、地域の抜け漏れ防止に努めて
いる。
・今後は持ち場のエリアも終息気味なので個票での対応を検討し、うるうるパックの配布
の計画や未だに残る避難所10名への訪問、鹿沼市全域でのニーズマッピング後の漏れ
の確認等の活動に移行する必要があると感じている。
(被災された方の様子)
・夜もしっかり眠れない(避難所の方)
・ごはんを炊いたがゆっくりと食べれない。
・県外から来てくれているの?助かるねー、ボランティアの方には本当に感謝している。
・(亡くなった祖父の私物が泥だらけになり)早く片づけをしないとご先祖様に申し訳ない。
・(濡れた)畳をどけて、床板を見たらキノコが生えていた。(上のベットが移動できず、畳
をあげれなかったお宅)
・3か月から最長1年間、市営アパートが借りれたが4階建てでエレベーターがない。母
(80代)には荷物を持って運ぶことはできないし、そうなれば私(女)一人だけ・・・。
>ボランティアで引っ越し支援の対応をした。
・おばあちゃんが精神的にまいっている。昭和に鹿沼で起こった水害(昭和22年)がフ
ラッシュバックしているみたい。
・(ナース隊巡回の際に)母子手帳が水没して記録がわからなくなった。どうしていいか
わからない。チャイルドシートにも泥が付き、買い替えるのも経済的な負担がかかる・・・
(子ども2名内乳児一人・新築2週間で被災の方)>市役所に掛け合い、チャイルドシート
の支援を頂けた。また母子手帳は再発行する。
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募金活動
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▼名古屋での募金活動(シルバーウィーク中)
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9月19日:午前3名・午後2名参加、36,941円
9月20日:午前5名参加、5,165円
9月21日:午前1名・午後2名参加、10,589円
9月22日:午前4名・午後4名参加、14,559円
9月23日:午前3名・午後5名参加、25,615円
合計:延べ28名参加、92,869円
多くのボランティアのみなさまの協力と善意のお陰です。ありがとうございます。
▼被災地支援活動募金にご協力ください!!
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RSYでは、長期化/多様化する支援のため、「被災地支援活動募金」を行
っております。皆さまからお預かりした大切な寄付金は、被災地へのボラン
ティア活動資器材の提供や、ボランティアコーディネーターの派遣、被災さ
れた方々のニーズに応じて、炊き出し、生活用品の提供など、生活支援プ
ログラム等を実施するために使わせて頂きます。

<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※お名前の前に「カツドウキフ」とご入力ください。

<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「カツドウキフ」とご記入ください。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。http://kessai.canpan.info/org/rsy/
ページ下方の「都度寄付」よりお申し込み下さい。
また、事務局へのメッセージ欄には「活動寄付」とご記入下さい。

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今後のスタッフの動き
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・(栗田)28日、10月1日、2日 常総入り
・(浦野)27日 常総入り
・(松山)常総市・茨城NPOセンターコモンズのサポートを継続
・(松永)鹿沼市災害ボランティアセンターでサポートを継続
・(森本・浜田)常総市での炊き出しのため調整中
・(林・徳田)「うるうるパック」の準備と発送
・(郷古・槙島)七ヶ浜での募金活動の実施

宮城県七ヶ浜町報告【第208報】七の市商店街んめぇのあっと市ありがとう祭

みなさま、いつもお世話になっております。RSY七ヶ浜事務局槙島です。

9月13日(日)に七の市商店街最後のイベント、“んめぇのあっと市ありがとう祭”が開催されました。

 

「今まで本当にたくさん応援していただいて、支えてもらった。今回はボランティアさんもみんなお客さん。

僕たちが感謝の気持ちをこめて、みなさんをおもてなしするお祭り。七ヶ浜のおいしいものを食べて、楽しんで帰ってもらいたい。」

そんな店主さんたちの熱い思いが詰まったありがとう祭は、元気いっぱいの七ヶ浜汐見太鼓と共に始まり、新潟からいつも盛り上げにきてくれるダイナーズのお二人、タガレンジャーやあやめちゃんたちも駆けつけ、総合司会のアサノタケフミさんと共にステージを盛り上げてくれました!

shiomidaikoタガレンジャー

お楽しみにはかんなぎ町内会さんのくじ引き、森の工房街MINTさんのオリジナル缶バッジ作り、

更に今回は栃木から手づくり支援プロジェクトのみなさんが益子焼をたくさん準備して応援に来てくれました。

益子焼を楽しみに来てくださったお客様も大勢おり、開始時間前から大行列!
益子焼

食ブースコーナーには漁師さん自慢の七ヶ浜の海鮮焼きを始め、丸善さん、みお七ヶ浜さん、町民有志、南三陸町からキャッツエンタープライズさん、RSYボラバス71陣も名古屋名物たません、はしまきで盛り上げます!来賓の方へのお食事は安城のみなさん自慢の箱寿司を。

漁師さんの海鮮焼きボラバス71陣安城箱寿司

そして今回カニ汁の無料配布、流しそうめんでは竹が見えないくらいたくさんの方が並んで・・・「おなかいっぱーい!もう食べれなーい」との声も上がるくらいみんな必死に流れてくるそうめんをとっては食べて・・・みなさんお待ちかねの駄菓子まきで更に会場は盛り上がり・・・!!!

流しそうめん駄菓子まき

楽しい時間はあっという間。
「七の市商店街んめぇのあっと市としては最後のお祭りでしたが、これは終わりではなく、
それぞれが移転先でまた新たな一歩を踏み出します。まだまだこれからも応援よろしくお願いします。」
と会長の星仁さんもおっしゃっていたように、商店街で過ごせる時間は残りわずかではありますが、これからまた新たな一歩を踏み出す店主さんたちをしっかりサポートしながら、ただ終息するのではなく、移転まで商店街を一緒に盛り上げていきたいと思っております。
主催:七の市商店街
協力:手作り支援プロジェクト(栃木県)、認定NPO法人レスキューストックヤード、関西学院大学ボランティア有志、七ヶ浜復興促進団体7up-retearm、東北学院大学災害ボランティアステーション