皆様
RSY事務局加藤です。
本日3月1日の活動報告をさせていただきます。
本日は、中越・KOBE足湯隊の頼政良太さんと青山学院大学の学生ボランティアと一緒に活動しました。
今日は午前中に、前回足湯隊が個別訪問したお宅を2軒再訪した。お二方とも避難所で足湯をさせていただいた方々だ。久しぶりにお会いし、学生ボランティアがたくさんいるということで、お手伝いできることがないかも併せてお伺いした。果樹園をされているお宅では、ちょうど遠方に出かけるとのことだったので、すぐにというわけではなかったが、「それじゃあ…ぶどうの手入れを手伝ってほしいのよね。」との声があった。また、玄関先には新聞紙が敷き詰めてあり「(玄関先は)風に舞いあがって灰が入ってくるから、水を撒くんだけど、そうすると靴が汚れて、また灰が玄関に入ってくるのよ…。」と困った表情だった。
もう一軒のお宅は、牛を競りに出したということを足湯の際に教えてくださった方だ。ちょうど今日はお寺に雛祭り用のお花を届けようと思っていたとのこと。
「2011年新燃岳噴火災害」カテゴリーアーカイブ
新燃岳噴火災害について[第27報]
皆様
RSY事務局加藤です。
本日2月28日の活動報告をさせていただきます。
本日は、中越・KOBE足湯隊の頼政良太さんと一緒に活動しました。
明日から青山学院大学の学生さんが来て、お寺を拠点に灰の除去作業や足湯をさせて
いただくということを紹介したチラシを貼っていただくお願いをするために、住民の
皆さまが集まるお店や郵便局をまわった。先日顔を出した駅前のお店では、大きなポ
スターを見やすいところに貼っていただいた。前回お会いした際に「うちは若いのが
いるから、ボランティアさんは来てくれない。」とおっしゃっていた女性に、その後
の進捗状況をお聞きすると「なんとかね~、家族総出でだいぶ片付いたよ~」と疲れ
た表情だった。もう一人の女性は「うちは工場なんだけどね、息子が高所恐怖症で、
屋根には登れんのよ。」「知り合いのおばあちゃんちは、母屋はやってもらったんだ
けど、それ以外は「そこまで対応できない」と言って断られた。80のおばあちゃんが
どうもできんでしょう~」と困った表情を見せた。若いから、歳だから、ということ
だけでなく、屋根の上の作業は多くの人にとって大きな負担となっている。その他、
スーパーや野菜の直売店、コンビニにも貼っていただいた。
午後は、
新燃岳噴火災害について[第 26 報]
皆様
RSY事務局加藤です。
本日2月27日の活動報告をさせていただきます。
本日はみどり災害ボランティアネットワークの岡田氏、他1名と一緒に活動しました。
今日は、第7報でご紹介した灰降ろしをお手伝いして足湯をさせていただいたお宅を再度訪問した。昨日お電話し、また高原に来ていることを伝えると、ご近所の方にお声かけしてくださったので、足湯セットをもって再訪することとなった。
前回は一面屋根から降ろした灰で覆われていた庭先も、「少しずつ片づけたの。」とおっしゃるとおり、だいぶきれいに掃除をされていた。もともとガーデニングがご趣味とのことだが「クリスマスローズが枯れてしまって…。酸性に弱いらしいのよ。」と残念そうだった。その方の呼びかけでご近所の方がぞくぞくと集まり始め、みなさんに足湯をさせていただいた。
皆さん声をそろえて言っておられたのは、「ボランティアはお願いしても派遣されてこない。」「うちはもう待てないから業者にお願いすることにした。7,000円なら安い方だと思う。」「待って待ってやっっっと屋根の上を降ろしてもらった。」などといった話だった。また昨日まで小林市で行われていた牛の競りに行ってこられた方の話では、「去年より7万くらい値上がりしてる、口蹄疫で全頭処分した市町村があるからね。大変だよ。」とおっしゃっていた。他にも「リウマチだから動かすと痛くて。でも、こんなときだから作業しないといけないのよね…」など、無理をして頑張っている方が多いことも改めて実感した。
新燃岳噴火災害について[第25報]
皆様
RSY事務局加藤です。
本日2月26日の活動報告をさせていただきます。
本日はみどり災害ボランティアネットワークの岡田氏ほか2名のボランティアの方と一緒に活動しましたので、その報告をさせていただきます。
○風に舞う灰
今日は昨日に続く晴天で、朝晩少し冷えるが、日中は日差しも強く暖かい。そのため空気が乾燥し、お寺の坊守さんがふと「今日は灰が舞うね~。」と言っていたとおりになった。また夕方近くからは、新燃岳の方の空からもくもくと煙が上がり、空が灰色で覆われた。明日の午後からは雨の予報がでていることも気になる。
○灰をかぶった白菜
お寺さんにお味噌やお野菜をくださるお宅を訪ねた。ちょうど歩道の掃除をされているところだった。立派な白菜が畑になっているのを見せていただいたが、すっかり灰がかぶってしまい、その上にビニールをかぶせていらっしゃった。「食べてくれる人がいるなら持って行って。」と言って大きな白菜を4つもいただいた。私たちにすれば、洗えばまったく気にならない。他にも原木の椎茸を栽培されており、その椎茸も灰がかぶったものを譲ってくださった。お寺さんと地域の方がしっかりつながっており、普段からこういった声かけができる関係があることは、外から来た身として、見ていて心があたたまる。
新燃岳噴火災害について[第 24 報]
皆様
RSY事務局加藤です。
本日2月25日より再び高原で活動を開始しました。
本日はみどり災害ボランティアネットワークの岡田氏、名古屋から10日間ほど前からこちらで屋根の灰降ろしを中心にボランティア活動をされている方2名と京都の大学生ボランティアの方と一緒に活動しましたので、その報告をさせていただきます。
○約1週間ぶりの高原町
今日は汗ばむほどの春の陽気で長袖のTシャツ1枚で十分なくらいだった。一昨日にも雨が降ったということもあり、前回最初に現地に入ったときとは印象が違う。大きな道路の除去作業はかなり進んでおり、木々の灰などもだいぶ流された様子だ。しか
し、まだまだ住民の方のお話をきいてみると、生活道路や家の周りなどの作業は終わっていない様子であることからも、実態がみえにくくなっているように感じた。
○屋根の灰降ろしと足湯
一緒だったメンバーが昨日湯の元温泉の近くにあるお宅で灰降ろしを行い、そのお宅のご近所でも屋根の灰降ろしのニーズがあったということでそちらに伺った。息子さん夫婦が隣にすんでいるという女性のお宅は、2階の灰降ろしがまだできていない。
息子さん夫婦のお宅の屋根はなんとか降ろしたという。「明日で最初の噴火から1カ月。」今日はこの言葉を何度か聞いた。「家の前は乾く度に灰がまうから、その度に水をかけている。」とおっしゃって、そこは除去しているわけではないので、ずっと
灰が湿って残っているままだ。「息子がいるからボランティアを頼んだけど断られた。でも息子も忙しいから頼めない。」とのこと。今日の屋根の灰降ろしを終えると「助かった~、あと家のまわりは自分でできるときにやるわ~」と嬉しそうだったが、疲れた表情でもあった。
新燃岳噴火災害について[第 23 報]
皆様
RSY事務局大谷です。
本日2月24日(木)の報告をさせていただきます。
なお、柴田・大谷は本日をもって次の者に引継ぎ、栃木・名古屋に戻りました。
■活動内容
10:00~11:30 デイサービス みやま園にて足湯(約10人)
13:30~14:00 椎茸農園Fさん訪問
14:00~15:00 周辺調査(夏尾、御池周辺)
15:00~16:00 Mさん宅訪問(先遣隊が避難所で足湯をしていた際に初めのころから参加してくださっていたご家族)
■状況
・昨日の雨はやみ、灰が砂利のようになっている。
・新燃岳 夕方に2回噴火(夕方は外に出ていたが、噴火の音もなかったため気付かないほどだった。ニュースで知る)
■見たこと
・夏尾のあたりには、軽石がたくさん転がっていた。大きいものだと4~5センチの軽石があった。瀬田尾で見せていただいた尖った黒い噴石に比べ、丸く、ごつごつして軽い噴石。灰の粒子は、今まで見てきた地区の中でも一番粗い。
■聞いたこと
<みやま園にて(90代女性)>
・噴火しているとき、雷が見えて怖かった。
<椎茸農園Fさん(70代女性)
・椎茸は、急にぽっと出来るものじゃないからね。原木を切ることからやって、椎茸ができるのに3年はかかる。
・干し椎茸の色が違う。もっときれいな色だもんね。見たらわかる。
・今年は豊作になるはずだった。
・椎茸を採るのにもコツがある。素人にはできないよ。
<夏尾周辺 道路にて(70代女性)>
・軽石が飛んできて、窓ガラスが割れた。
<Mさん(50代女性)>
・(山野草を育てていらっしゃる)避難所から帰ってきて、やる気力がなくなってしまった。
新燃岳噴火災害について[第 22 報]
皆様
RSY事務局大谷です。
本日2月23日(水)の報告をさせていただきます。
■活動内容
8:30~9:30 椎茸農園Fさん訪問
9:45~10:00 高原ボランティアセンター見学
10:00~11:30 デイサービス みやま園にて足湯(14名)
14:00~14:30 椎茸農園Fさん訪問、お話を伺う
15:00~16:00 山田地区 正定寺周辺 歩道灰除去作業
■状況
昼から雨
■見たこと
・高原で歩道を電動車いすで移動される方を2名見た。(やはり、高齢者にとって、電動車いすは移動手段なのであろう)
・小学生はよくマスクをしているが、中学生くらいになると減る。
・高原ボランティアセンターに、マスクが入った段ボールが山積みにされていた。(配る予定等は検討中とのこと)
・椎茸農園を見せていただいた。椎茸の傘に灰が入りこんでしまっている。触っても砂っぽい感じがあった。全部にではないが、ビニールシートがかぶせられていた。
・小林地区を視察したが、本当にほぼ降灰はない。降灰があったところは、灰の除去が終わっていても、土の部分等、除去しきれなかった灰が残っている箇所はある。しかし、小林地区はそういった跡も見られない。
■聞いたこと
新燃岳噴火災害について[第 21 報]
皆様
RSY事務局大谷です。
本日2月22日(火)の報告をさせていただきます。
■活動内容
10:00~12:00 デイサービスみやま園にて足湯(約10名)
14:00~15:30 山田地区 正定寺周辺歩道 灰除去
16:30~17:00 都城市社協訪問
「屋根の降灰除去講習会」提案書提出
■状況
・昨日と同様暑い一日。
■見たこと
・夏尾地区を見て回ったが、ここも降灰がひどく、歩道はそのままの状態で、3センチほどは積もっているのではないか。車道は除去されている。道にミニショベルカーが置いてあった。
・高原のコンビニのレジに、マスクが無料配布で置いてあった。
■聞いたこと
<みやま園にて Tさん(80代)>
・避難所は1日いただけ。トイレとか薬とかで困ったから。
<都城市社協にて>
・65歳以上の要援護者を対象とした屋根の灰降ろしが終わった。地域のコミュニティである程度できてきている状況。
・灰を集める作業から運ぶという作業に移ってきた。段階を読みながら、進めたい。
新燃岳噴火災害について[第 20 報]
皆様
RSY事務局大谷です。
本日2月21日(月)の報告をさせていただきます。
■活動内容
10:00~12:00 瀬田尾民家訪問(19日に訪問したお宅) ビニールハウスの灰降ろ
し、道路、屋根の灰の除去(専門ボランティアを含む15名)
13:00~16:00 午前中の続き、足湯(3名)
17:00~17:30 デイサービスにて足湯打ち合わせ
21:00~22:30 ミーティング
■状況
・暑いぐらいの気温
■見たこと
<瀬田尾 Fさん宅にて>
・何年か前だが、噴火前に新燃岳に登られたそう。その時の写真を見せてくださっ
た。火口には、エメラルドグリーンの湖があり、山が青々としていて、つつじの花が
一面に咲いていた。
・ビニールハウスのつくりが180度で1つのハウスではなく、2,3個のハウスが連なっ
て1つのハウスになっている。そのため、連なっている箇所のくぼみに灰がたまって
いる。(そのくぼみの灰の除去作業をした。ハウスの上でバケツに灰を集める人と、
ハウスの下から、そのバケツを受け取る人が必要)
・ビニールハウスの長さが50mほどある。その1列で一輪車山盛り2台分の灰。
新燃岳噴火災害について[第 19 報]
皆様
RSY事務局大谷です。
本日2月20日(日)の報告をさせていただきます。
■活動内容
10:00~15:00 正定寺周辺民家の灰トラック積み込み、おろし
(軽トラ5台分、2tトラック4台分)
16:00~16:30 ミーティング
■状況
・夕方まで雨
■見たこと
・ブロワー購入のため、何箇所かホームセンターを回っている。どのホームセンターにも、「灰の除去商品のコーナー」がある(ブロワー、ほうき、ちりとり、マスク等)。しかし、それは山積みで品薄状態という感じはしない。それを見ているお客さんも少ない。
■聞いたこと
<山田地区 灰捨て場にて(60代男性)>
・本当に腰が痛いよ。
・これで10往復目