RSY・台風15号静岡市清水区への支援について(第2報)

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。

9月23日~24日にかけて発生した台風15号の影響で、静岡県でも大きな被害が出ています。RSYは、かねてから繋がりのあった清水区在住のTさんをカウンターパートとして、同地区を中心に、生活再建に向けたお手伝いを継続しています。清水区は、4,000世帯以上が床上・床下浸水に遭っており、1か月以上が経った今でも、食・住まい・移動手段の整備、要配慮者世帯への対応、家の保全・修繕等に関する課題、過労や心の落ち込み等の課題が山積しています。

そこで、10月8日(土)、9日(日)にかけて、高部地区子ども会、同地区柏尾自治会と連携し、「災害後の生活再建を考える無料ミニ相談会」の企画・運営をサポートしました。相談会は、弁護士や家の修繕・保全に詳しい、企業・NPOの皆さん、地元内外のボランティアの皆さんと一緒に取り組んだことで、住民の方々が、様々な疑問や不安をお話しやすい雰囲気づくりに繋がったように思います。

柏尾自治会では、地元の女性が中心になって事前に相談会の案内チラシをポスティングして下さり、前日も再度チラシ配布にお付き合いくださいました。支援が必要な世帯の情報をよく知っていて、行政や災害ボランティアセンターへのつなぎ役として大きな役割を果たしておられました。このような方々の存在で、私たちも外部からお手伝いをさせて頂くことが可能になりました。

<相談会の様子>

2日間で、約60名が参加。最初に、静岡県弁護士会のN先生より、行政から受けられる支援制度についてお話頂きました。2日間で10名を超す弁護士の先生が個別相談に応じて下さいました。

次に、お家の修繕や消毒等の考え方について、(株)FPコーポレーション、風組関東さん、災害対応NPO MFPさんより詳しくアドバイスを頂きました。

全体の質問タイムでは、以下のような困りごとや不安の声が聞かれました。

・応急修理制度の費用はどのように出るのか。振り込まれるのか。
・応急修理の業者は選べるのか。
・罹災証明書は何枚取ればいいのか。
・これからいろいろお金がかかって、来年に持ち越すこともあると思うが、そうなった場合、経理上どうすればいいか。
・壊れた設備を工務店に入れ替えてもらった。まだお金は払っていないのだが。

・消毒用のエタノール缶はどこに保管すればよいか。
・カビの量は浸水後増減を繰り返し、1年3か月くらいで浸水前の量に戻るということだが、1年3か月経った後でも応急修理制度は使えるのか。
・床上30cm浸水してフローリングが波打っている場合に、壁の中の断熱材の交換も含めて壁の張替えの修理費用のイメージがわからない。
・消毒のためにアルコールを使うと具合が悪くなるが、どうすればよいか。
・床下の泥は取って乾燥させたいが、床上の柱などはぞうきんで拭くぐらいでいいか。

相談会というと少し敷居が高いイメージがありますが、会場では、お食事や温かい珈琲、足湯コーナーを設けました。食事をとりにきたついでに、相談会に参加して下さったり、珈琲を飲みながら、ホッと一息ついて、相談内容をボランティアと一緒に考えたり、頑張り続けた心の内を一気に吐き出す方もいらっしゃいました。

帰り際、「開催してくれてありがとう」「悔しくて家で一人で泣いていたけど、頑張ろうと思った、できることからやっていきます」などのコメントも聞かれました。

この取り組みがきっかけとなり、11月3日(祝・木)は庵原地区草ケ谷自治会、11月25日(金)には高部地区天王町・大内新町自治会合同の相談会の開催も予定されており、RSYは引き続き企画・運営のサポートを行います。

<相談会連携・協力団体>

高部地区こども会/高部地区柏尾自治会/静岡県弁護士会/一人ひとりが大事にされる災害復興法をつくる会・NPO法人ワンファミリー仙台・(一社)パーソナルサポートセンター/災害対応NPO MFP/ (株)FPコーポレーション/風組関東/なごや防災ボラネット/碧南防災ボランティア連絡会/被災支援ボランティア団体「おたがいさまプロジェクト 」

また、今回は、同地区や弥生町にて、地元住民の方々や、清水区災害ボランティアセンターから派遣されたボランティアの皆さんと共に、床上浸水家屋の泥かきや掃除のお手伝いもさせて頂きました。

以下、RSYボランティアさんの報告です。

<被災者の声>

・うちは車もバイクも水に浸かってダメになってしまった。道路からも嵩上げしてるし、玄関も嵩をあげてあるけどダメだった。水に浸かった以上畳はあげないといけないから、何とかあげた。臭いもすごいし、初めて経験した。ごはんは、車もバイクもダメになって乗れないから買い物にも行けない。ちょっと離れた所から妹が車に乗ってきてくれると買い物には行けるけど、基本的には家の中の缶詰をあけたりして食べ繋いでいる。いつまでこの状態か心配だけど、みんな一緒だからなんとかやっていくしかないね。

・娘は仕事。水がこんなとこまできたから何にもできん。ばあさんは片付けにも邪魔になるから老人ホームに入って貰ったわ。こんなに嵩上げしてあるのに水がくるなんて思わんかった。大工さんはまだ来れん。

・ちょうど庭の畑を片付けるところだった。家の中の荷物はあげれる物はあげたけど、浸かったものは仕方ない。エアコンの室外機もダメになったのもあるけど、何とか動いてくれるエアコンもあって助かった。庭の畑の泥も土嚢袋に入れて少しずつでも片付けているけど中々大変だから…。土嚢袋も貰えて、こうして、沢山手伝ってもらえて本当にありがとうございました。綺麗になったのを見て少しホッとしてます。

・壊滅状態だよ。どうにもならない。もう、見て。上がって見てよ。何にもできない。ごはんすら食べれない。いったいどうしたらいいのかさっぱりわからない。

・自分の家も浸水被害に遭い、家内はイライラするし、自分もどうして良いか分からず、不安でした。知り合いの災害支援のNPOの方に相談したところ、直ぐ来てくれて、早く手を打った方が良いと言われました。他にもっと大変な処が有るので、そちらを先にと言ったら、まずは貴方の家をとの事で生活できる様にしてくれた。おかげで、自分自身の気持ち・心に余裕と言うか、”ゆとり”ができたんでしょう。他の人の役に立ちたいと思い、このような相談会のお手伝いもさせて頂くことができました。

・今日の相談会には母と来ました。何をどうすれば良いのか。家の中の片付けも手が回らないし・・・。仕事にも行かないといけないので・・・。会社は山の方に有って、会社も大変な事になっていて・・・。今、母は相談に乗って貰っています。

・何をどうして良いのか、不安で、食事も喉を通らず、この3日間食べていない。食べれない。

・昨日、水がきた! 飲み水はまだだけど、水がきたから良かった。(笑顔でとても嬉しそう話してくれる)(10歳の小学生)

・台風で度々の浸水でかさ上げをしていたが今回も床上浸水、あと、もうちょっと高くしてたら良かった…

・ブロック3~4段目迄水がきたので、いつもと違うと思い(1階にいた)父を2階へ、あっという間だった。(両親)高齢だったから、物の片付けは良い機会と思うようにしている。六中の方はもっとひどい、ひどい所を先にしてあげてください。家中はボチボチ片づけます、窓の泥も、また後で洗浄機でやります。これから、どうして行こうか考え中。
・タンスの中身も全て捨てた。(息子が庭にあった物は)全て処分、土を入れて平らにならした所、景色が一変した。

・床上(畳を剝がした)、初めての経験。庭に(畳・家具)置いていたら臭いも凄かった。車もバイクもつかり、買物に行けなくて缶詰類でしのいでいる。(食事の提供)有難い。

・毎日、弁当で食費がかさむ、助成金とかでなく、今使うお金が欲しい。丼は有難い。掃除するタオルも無くなった。今欲しいのは食事とお金、助成金来るまで、どうするの!

<ボランティアのコメント>

●RSYメンバーに加え清水市及び中学生ボランティアの皆さん含め総勢15人以上で役割分担し約6時間清掃作業を実施しました。Oさんご家族がこの状態で何日も過ごしていたことを思うと、少しでも早くキレイな状態にしたいと携わった皆さんがそう感じ、それを目標に作業しました。ただ現実は自分自身が開始直後にイメージしていた6時間後の状態とは乖離があり、思った以上に進まなかったと感じました。床上浸水宅の清掃はホントに大変なんだと。。それでも被災前の状態に一歩近づいたのは確かだし、それがボランティアメンバーの力であることも事実なので、今後も無理のない範囲で被災地支援活動に参加し復旧のお手伝いをして行こうと思いました。(企業ボランティア・Kさん)

●最初に訪問したNさん宅は一人暮らし高齢女性で、床上浸水。声を掛けたら二階から降りてこられ玄関で話しました。「畳は片付けたが床板はそのまま冷蔵庫も使えない。買い物も億劫」とのこと。「床下をそのままにしておくとカビや菌が発生しますよ」と言うと「もう年だからこのままでいい」と言われました。「明日の説明会では炊き出しもあるから食べるだけでもいいから来て下さいね」と声を掛けさせて頂きました。その他2軒も床上浸水、1軒は床下浸水、1軒は嵩上げしていたので無事、2軒は留守。どの家も家族で片付け畳はまだ無いという状況でした。最後に直接チラシをお渡しし、お話をしながら相談会にお誘いしたところ、その方々が会場に来て下さり、帰りには少しホッとされた様子を見ることが出来て、嬉しくなりました。早く被災者の方々が心から笑える日がくることを祈ってます。(なごや防災ボラネット・Yさん)

●特別な坂ではないのに、少し通りを変えると浸水の酷さを痛感。道路脇の木は158cmの自分の肩程まで泥水がかかった様子も残っていました。過去の水害などから嵩上げしてある家屋をも上回る水が押し寄せており、畳上げだけでも自力で行っている家が多かったです。どのお宅も大変な状況なのは変わりない中、「うちは大丈夫だからよそを手伝ってあげて」と隣近所を思いあうことができるのは、常日頃のコミュニケーションができているからだと思いました。(なごや防災ボラネット・Iさん)

●食事が喉を通らない状況に心労がいかに大きかったのか、聞くことしか出来ない 言葉に出来ない自分に歯痒さを感じました。(なごや防災ボラネット・Mさん)

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RSY・8月3日からの大雨への対応について<石川県小松市>(第7報)

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。

RSYは、なごや防災ボラネットや碧南防災ボランティア連絡会の皆さんと協働し、8月3日からの大雨で被災した、石川県小松市中海町・中ノ峠町での活動を継続しています。

これまで、「あったかごはん食堂」と称した炊き出しを通じて、住民の方々の生活状況の把握や、社協や市へのつなぎ役を担いつつ、地域の皆さんとの関係を温めてまいりました。10月20日~21日にかけて実施した6回目の訪問となる今回は、8名のボランティアさんが参加し、住民の方からは「また会えたね!」「ずっと楽しみにしていたよ!」という再会を喜ぶ言葉も聞くことができました。

水害から間もなく3か月。町全体の雰囲気は落ち着きつつありますが、その分、本当に困っている方がより見えにくくなっていく心配もあります。小松市の災害ボランティアセンターは閉所しましたが、家の修繕がまだ完了していない世帯や、健康問題に不安を感じる方もいるため、地域包括支援センターや市長寿介護課の方々が要配慮者宅を個別訪問したり、後から出て来るニーズに関しては、市社協が丁寧に対応されていました。

以下、6陣ボランティアさんのレポートです。

★「あったかごはん食堂」の様子

今回は、これまで会場となっていた中海公民館が修繕のため使えないということで、公民館の世話役となっていたMさん宅の駐車場スペースをお借りし、3名の住民の方と一緒に運営することができました。

メニューは、これまでも被災各地で評判の良かった「やさい一杯の中華丼」。料理長のKさんが、前日に、碧南防災ボランティア連絡会メンバー4人を集めて材料を切って、お肉も炒めて持ち込んでくださったので、八宝菜は炒めるだけで、早くに準備できました。また、りんごは、2019年台風19号水害で被災した豊野区のりんご農家さんよりご寄付頂きました。

Kさんが綿菓子の機械を持ってきてくれたので、何人かに自分で作ってもらいました。ご自身で作られた方が「何年ぶりかしら?」「面白い!」と楽しげでした。メンバーに「巻き方が、上手ですね」と言われて喜んでいらっしゃいました。

ひとりで取りに来られない方については、活動に参加して下さった、地域包括支援センターの方が届けて下さり、生活状況や健康チェックなどのきっかけにもなったようです。また、被害のひどかった中ノ峠町や赤穂温泉にも約20食お届けしました。

会場には、足湯&カフェコーナーも設置。11月3日~4日に予定している次回7陣は、皆さんからのリクエストにお答えして、「豚汁とキノコの炊き込みご飯」に決まりました!

★住民の声

・うちは平屋なの。今までも強い雨が降ると早めに避難をしていたので、今回も降り方がおかしかったから、早めに避難したから、恐い思いはしなかったです。でも、避難のときに、お隣にも声をかけたんだけど、まだいいと言われて。。。お隣は、2階に避難して難を逃れたけど、車は水没してしまったと言ってました。(70代・女性)

・床上1 mのところまで水が来て大変だった。加賀友禅の高い着物をそのために捨ててしまったの。こんなことになるなら、娘や孫に渡しておけばよかった。それが後悔の種です(70代・女性)

・キノコ(しばたけ)を取りにいって、販売所に持って行こうとおもったんだけど、水害で計量器がながれちゃったことに気づいて、今日買い行ってきたの。使う時にないものがに気づくから、毎回大変。でも、家の修繕は12月ぐらいには目途が立ちそう。今、知り合いの家を借りてるんだけど、自分の家に帰れるのは嬉しい。(70代・女性)

★ボランティアの声

・2日間と短い時間では有りましたが貴重な経験が出来、少しでしたがお手伝いなったなら参加させて頂き良かったと思っています。昨日のビラ配りでは、「食堂を待っていましたよ、ありがとう」と言って下さる方も多く見えましたので嬉しく思いました。その反面で家の復旧が進まないとか、まだ台所が使えないとか、もう寒い時期に入るから心配と聞くと返す言葉も見つからず、そうですねとうなずくしかなく…本当に、被災された方と向き合うのは難しいなと感じました。東北震災以降のボランティアやコーディネータの経験は有りましたが、今回、改めて喜んでもらえることは何かを考える貴重な体験になりました。(ボランティアFさん)

・中ノ峠町の入り口にある物産店が再開したそうです。住民の女性3人が運営していました。岩魚のプールが被災して困っていたものの、水は別の水源から運べるようになったそうです。レストランもオープンして、外のテラス席に二組のお客さんがいました。集落真ん中あたりの流出した橋の周辺で、復旧作業が行われていました。川の向こうに住む住民の方によれば、橋がかからないと車が入れず除雪に支障があるとのこと。集落の一番奥に、新しいスピーカーや黄色灯も設置されており、復旧の様子がうかがえました。ただ、側溝は泥が9割ほど詰まっていたため、また大雨が降った時に心配だなと思いました。(ボランティアIさん)

※この活動は日本財団からの助成金、生活共同組合連合会アイチョイス様からの寄付金により実施しています。

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【急募】石川県小松市水害支援・ボランティア

みなさま
お世話になります。RSY事務局です。
8月3日からの大雨から、2か月以上が経ちました。
甚大な被害のあった、石川県小松市にも、まだ修繕途中のお宅が多く、これか
ら迎える冬支度や、お金や健康問題など、様々な不安や課題を抱えている方も
少なくありません。
RSYは8月末から、小松市中海・中ノ峠町を中心に、被災世帯への食事の提供
や、ホッと一息つける足湯やサロンなどの集いの場づくりの運営、ニーズ
キャッチのお手伝いを継続しています。
これまで活動に参加して下さった方を中心にボランティア募集をしておりまし
たが、下記の日程で、まだ残席があります。ご希望の方はぜひお申込み下さい。
ご協力の程、よろしくお願い致します。
【ボランティア派遣スケジュール】
1.10月20日(木)~21日(金)4名程度
2.11月17日(木)~18日(金)4名程度
※8:30分RSY集合・車両乗り合わせで現地に向かいます。
※帰りは21:00頃、RSY事務所へ到着予定です。
【ご注意】
・交通費・宿泊費はRSY事務局で負担致します。(それ以外の食事代等は自己
負担になりますのでご了承下さい)
・出発前に、お住まいの市町村の社会福祉協議会にて、ボランティア保険(天
災プラン)へ必ずご加入下さい。
出発前に当法人が行う抗原検査で陽性が出た方は参加をご遠慮いただきま
す。
・活動中も、毎日の検温・健康チェック、マスク着用、手指消毒などの感染予
防にご協力ください。
【参加申し込み】
下記のURLをクリックして、申し込みフォームにご記入下さい。
【お問い合わせ】
認定NPO法人レスキューストックヤード(担当:浦野)
電話:090-8731-0014

RSY・8月3日からの大雨への対応について(第6報)

みなさま

いつもお世話になっております。RSY事務局です。
8月3日からの大雨、台風14号、15号と続き、各地で被害が広がっています。
RSYは、8月末から毎週、石川県小松市の中海・中ノ峠地区に通い、生活再建
のためのお手伝いを継続しています。
第4陣は台風襲来により、やむなく中止となりましたが、9月26日~28日の第5
陣は16名のボランティアさんに参加頂き、無事活動できました。
以下、常務理事・浦野からの報告です。
1.あったかごはん食堂
食の提供を介して、住民の方の生活状況を把握し、支援から取り残されていた
り、困りごとを上手に伝えたりできない方々へのサポートを目的に開催してき
た「あったかごはん食堂」。今回の派遣で全8回(1,100食)を数えました。
おいしい食事が、心身の健康を守ると共に、心と心の距離をも近づけてくれる
大切なツールとなっていることを実感しています。
今回のメニューは、「さっぱりきつねうどん&味おにぎり」と「ぷりぷり玉子
の親子丼」。いずれも各150食すべて完売しました。
デリバリー部隊も活躍し、「出汁の味が身体にしみた」「手の込んだ料理が全
然できていなかったから、ほんっとにおいしかった」と大好評。いつもなが
ら、おいしい料理を提供して下さった、「碧南防災ボランティア連絡会」の皆
さんに、心から感謝致します。本当にありがとうございました。
2.看護師による健康相談
第1陣の派遣から、気になる方のカルテを作成し、市社協や介護課、地域包括支
援センターの皆さんと共有しています。経過観察によって状態の変化が捉えや
すくなり、地域での見守りの強化や介護保険制度へつながった事例もありまし
た。また、体調が悪いのに遠慮してしまい、ボランティアに作業を頼めないケ
ースもあり、看護師チームが掃除や生活環境の整備のお手伝いをさせて頂きま
した。
3.足湯ボランティア
1か月の訪問で、足湯の常連さんもできてきました。お気に入りの入浴剤を選
び、温かいお湯に足をつけながら、ゆっくり心の内にある言葉をお話下さいま
す。日々の頑張り、復旧作業での悩みや疑問、趣味や家族のこと、健康状態な
ど話題も様々。表情や言葉の雰囲気から、少しずつ生活が落ち着いてきている
様子もうかがえました。今回も、被災地NGO恊働センターさんと一緒に取り組
みました。
4.家屋の清掃
「あったかごはん食堂」のチラシ配布や、これまでのつながりの中で、「家族
でボチボチやっているけどなかなか進まない」という細かい清掃をお手伝いし
ました。このような作業は、これからもしばらく続くため根気勝負。ボランテ
ィアがお手伝いできるうちは少しでも手を休めて頂ければという気持ちで取り
組みました。
5.「被災者生活支援関係者会議」への参加
小松市社協さんにお声がけ頂き、介護課、地域包括支援センター、外部支援者
が一同に会して、お互いの活動状況や悩み、課題解決のための意見交換を行い
ました。特に、要配慮者については、市の関係機関による、きめ細かい見守り
や訪問が継続されていました。また、私たちの提供した情報にも丁寧に目を通
して下さっていて、この分野の支援スキームが確立されていることも分かりま
した。
今後は、ハイリスク予備軍(グレーゾーン)への働きかけと共に、生活困窮世
帯への公的サービスへのつなぎ、そこからこぼれる方々への民間によるサポー
ト、細かい清掃や簡易修繕の継続的なサポートの必要性、越冬支援、疲労や喪
失感による心身の健康被害、被災格差による人間関係のぎこちなさ、ニーズが
揚がりにくかった国府地区の孤立感などの課題を共通認識することができまし
た。
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被災者の声
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・さっき病院からかえってきたところ。この間もらった東海豪雨で生き残った
という水仙の球根、その日のうちに早速植えたのよ!ちゃんと頂いた日も書い
て。冬になったらきれいに咲いてくれるかしらねぇ?被災している、していな
い、被災が重い、軽いなど、それぞれの事情があるでしょ?地域の中でもそれ
でギクシャクすることがあって。ちょっと気が塞ぐことがあったけど、ボラン
ティアの皆さんの顔を見てお話したらすっとしたわ。ちょっと元気になった。
よかった。本当にありがとう。(70代・女性)
水仙の花を大切に育て下さっているNさんにもお会いできました!
・娘から「お母さん、なんだかおかしいから病院行った方がいいよ」と言われ
たので、今日頭のCTとかとってきたの。脳には特に異常はないって言われて、
過労みたいよ。病院に行くのも一仕事よ。床上浸水で今床下を乾かしているし、
修繕も入ればしばらく住めないなと困っていたら、近所の人が良くしてくれて、
その人の持ち家を無償で貸してくれることになったの。まずはそれで助かった。
娘がテレビとか電化製品を買おうとしているんだけど、私は本当に良いものを
厳選してよく考えて買いたいの。その代わりいいものを選ぶから長いこと大切
に使っているのよ。でも娘はすぐ買うって。意見が言わないのよねぇ。。
(70代・女性)
・調子?んー、疲れた。カーテンを新調したから、昨日一部取り付けていたん
だよ。ニトリで全部はかってもらって。色にもこだわりがあって、庭のある縁
側の方は緑色のカーテンにしたくてさ。廊下も床板に隙間があって寒くなるか
らフローリングマットを買ってきたんだ。でも廊下に置いてあるものをどけた
りしなきゃなんないから大変なんだよ。医者には行って薬をもらったよ。喘息
があるからそれが少しでちゃって。今は2時間ごとに目が覚める感じで、医者に
眠剤をもらったけど怖くてのんでないんだ。台所の下の泥かきと乾燥は終わっ
たから、今は普通に使えてる。でも手の込んだ料理はしてないよなぁ。今日は
申し訳ないけど、ごはん持ってきてくれるとたすかるなぁ。ありがとう。

(80代・男性)

・(足湯参加者)ここに来るとホッとするわ。8月4日から動きっぱなしで、左手がしびれてる。時間の合間をみて、マッサージや水泳もやっているけど、意識して身体を動かしていないからなんか調子がでないね。子どもたちも独立して、本来は今が一番楽しい時期。61歳で定時制に行って、64歳で卒業したの。当時は学校に行けなかったからね。60歳を過ぎて、「あんたは車も運転できるし、元気なんだから」と仕事に誘われたの。これから楽しく過ごそうと思っていたのに、今回こんなことになって。。。みんなに色々聞いてもらって助かってるの。ありがたいです。(70代・女性)

・お寺の境内と母屋が被災しました。中規模半壊。まだ細かい作業は続くけど、被災者生活再建支援金やお寺の支援金等で、リフォームの見通しを立てることができてひとまずホッとしました。水害後、暑い中十分に水分も取らずに動き続けていたせいか、脳梗塞になってしまって。少し言葉が出なかったり、麻痺もあったけど、今朝銀行で書類を書いたが、文字がしっかりかけたんです。回復していることを実感できてよかった~。(60代・男性)

・中ノ峠町のバス停横にある「中ノ峠物産販売所」は、地区で運営しているの。今は災害なんで休業してるけど、10月初旬に再開する予定。この店の主力商品のイワナのプールが水害で水が来ない状態。イワナを店頭に出せなければ開店しても赤字になることは分かり切っているんだけどね。これからどうしようかって頭を悩ませているの。(80代・女性)

6.10月以降の取り組みについて
床下浸水の被害がありながらも、これまで地域の支援拠点となっていた「中海
公民館」が10月から修繕に入る関係で、以降は、住民の方の駐車場スペースを
お借りし、11月まで「あったかごはん食堂」を継続します。
「ボランティアさんの数が少なくなって心細い」「まだ修繕が終わらないうち
に冬に入る。どう乗り越えていけばいいのか」という声も聞かれているため、
北陸学院大学のT先生と連携し、地元のボランティアの方々を中心に、息長く
生活再建に関わっていけるよう、RSYもささやかながらお手伝いを続けます。
★今後の派遣スケジュール
・第6陣:10月20日(木)~21日(金)
・第7陣:11月3日(木)~4日(金)
・第8陣:11月17日(木)~18日(金)
★この取り組みは、日本財団様からの助成金、生活協同組合連合会アイチョイス様からの寄付金を頂き、行っています。
#日本財団
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RSY・台風15号:静岡市清水区への支援について(第1報)

みなさま
お世話になります。RSY事務局です。
台風15号の影響で、静岡県内に大きな被害が出ております。
RSYは、清水区高部地区在住のTさん、および、常務理事・浦野の友人Oさん
をカウンターパートとし、今後の支援活動について検討を重ねています。10月
1日に浦野を現地へ派遣し、状況把握を行った結果、以下の活動を行うことに
なりましたので報告します。
皆様のご理解・ご協力の程、よろしくお願い致します。
1.支援物資の提供、ボランティア活動資器材の貸出
9月25日、RSYスタッフ・秀島が、Tさんのご自宅横に隣接する倉庫に、タ
オルや衛生用品等の消耗品と、資器材をお届けしました。現状Tさん宅が、周
辺地域の支援拠点として、資材の貸出や相談窓口的な機能を果たしつつありま
す。今後も不足物品については、可能な限り補充できるよう対応していきま
す。
2.「今後の生活再建に関する無料ミニ相談会」の実施
清水区高部地区の子ども会や柏尾自治会からの要望を頂き、RSYが相談会の企
画・運営をお手伝いすることとなりました。会場には、県内外の法律や建物の
専門家、水害後の家の保全に詳しいNPOの皆様にも同席頂き、個別相談の時間
も設けます。
また、炊き出しやミニ喫茶、足湯コーナーを設置し、住民の方々のニーズキャ
ッチと共に、一息ついたり、今後についてゆっくり考えらえる場づくりにも取
り組みます。
3.被災家屋の清掃サポート、個別相談
Oさんと繋がりのある被災母子世帯に対し、清掃サポートや個別相談を検討中
です。
(被災者の声)
明け方の5時頃、泥水があっという間に家の中に入ってきたの。水なんて一度入
ってきたらとめらんないから。私は猫と自分のベッドの上にいて、娘は食卓テ
ーブルの上に。幸いなことに、携帯電話も、持病の薬もベッドの上に置いてい
たからよかった。水位が上がっていくなかで、私もうこれはダメだって思って
ね。死を覚悟した。別れの盃の代わりにと思って、ひざまで水に浸かりながら
台所まで行って、焼酎を作って飲んだのよ。でも何とか水が引いてホッとした
のもつかの間。見渡せばあちこち泥だらけ。
畳なんてとても持ち上がらないから、知り合いに手伝ってもらって、本当に助
かったの。タンスの引き出しは水を含んで開かなくなるし、冷蔵庫も壊れた。
でも、水はちょろちょろと出ていて、ガスも電気もとまんなかったからそれは
助かった。車はダメになったから、仕事もあるし早く調達したいと思って。こ
の家にはこれからも住み続けたいけど、何から手を付けていいやら分からなく
て。まだ床下には泥がいっぱい詰まってる。フローリングはなんだか盛り上
がってきた。寝る場所がないから、台所に肌掛けを敷いて、近所の人にも
らった簡易ベッドで何とか寝ているの。(60代・女性)
これらの取り組みにあたっては、自宅が被災しながらも、私たちを受け入れて
下さり、地域のために日々奮闘されているTさんや、困っている人のために力
になろうと必死で支えているOさん、現地で活動している震災がつなぐ全国ネ
ットワークの加盟団体の皆さん、法律の専門家である、一人ひとりが大事にさ
れる災害復興法をつくる会・NPO法人ワンファミリー仙台・(一社)パーソナ
ルサポートセンターの皆様にも大変お世話になっています。
また、9日の相談会には、石川県小松市への支援の際に、「あったかごはん食
堂」の運営にご尽力頂いている「碧南防災ボランティア連絡会」の皆様も駆け
つけて下さいます。本当にありがたい限りです。
今後は、静岡県ボランティア協会が毎年開催している災害図上訓練等で、日常
からつながりを温めてきた、名古屋の防災ボランティアの皆さんとも相談を重
ねながら応援体制を整えていきたいと思います。
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RSY・8月3日からの大雨への対応について(第6報)

みなさま
台風14号の襲来で犠牲なられた方々、ならびに、現在も停電・断水等の中不便な生活を強いられている皆様に心からお見舞い申し上げます。
RSYは8月3日からの大雨で被災した石川県小松市を中心に、住民ニーズとして優先順位の高かった、食生活の向上を切り口とし、生活再建のお手伝いを継続しています。
(※現地派遣は、小松市社会福祉協議会ならびに、被災した地区の自治会長さんからの支援依頼を頂き実施しております。)
第3陣(9月12日~14日)として、名古屋からRSY浦野と10名のボランティアさんを派遣しました。第4陣(9月20日~22日)の派遣は、台風14号の影響によりやむなく中止となりました。台風襲来中もカウンターパートの中海町住民の方々や小松市社協、現地で活動する仲間と適宜連絡を取り合っていましたが、幸い大きな被害には繋がらなかったそうでひとまず安堵しております。
RSYは下記の活動を通じて、被災者の現状・生の声を集約し、気になる案件は、自治会や小松市社協、連携団体らと共有しながら、ニーズの取りこぼしの無いよう注意深く見守っています。以下、第3陣の報告です。
1.あったかごはん食堂
毎週2日間の「あったかごはん食堂」も随分定着してきました。住民の皆さんは、RSYボランティアさんが考えたバラエティ豊富なメニューを、いつも楽しみにしてくださっています。食堂カレンダーもボランティアさん作。家の玄関などに貼り、「次は麺類だね」「おでんが食べられるの?」と訪問時の会話のきっかけにもなっています。
そしてなんと、今回は、2019年の台風19号で被災した長野市・赤沼地区で、復興支援活動を継続している「炭火焼肉ジンギスカンもんも」さんが、応援に駆けつけて下さいました。この水害でRSYがお世話になった「長野市災害ボランティア委員会」の皆さんが、今回もRSYの活動に賛同し、市内ネットワーク団体に働きかけて下さったのです。もんも店長のHさんは、阪神・淡路大震災の支援経験から、災害時の食生活、食事環境向上を重要視され、以降、全国各地の被災地で「炊き出し支援」を展開されています。
9月13日の10時、総勢5名のスタッフの方々が長野から颯爽と現れ、瞬く間に「チキン弁当、焼きそば、あったか味噌汁」を150食提供して下さいました。また、地元小学生の温かいメッセージが添えられたお米や、甘酒、新鮮な野菜やフルーツなども一緒に届けて下さいました。住民の方からは、「千曲川の水害はよく覚えてる」「私たちにも、他の被災地の方々に同じことができるかしら?」など、様々なコメントが寄せられました。もんもさん、本当にありがとうございました!
9月14日は、住民の方からかねてからリクエストを頂いていた「おでん」。大根、こんにゃく、ちくわ、玉子を前日から白だしで煮込み、にんじんおにぎりを添えてお届けしました。料理長Kさんの「おいしいものを食べてもらうためには手を抜かない!」という徹底ぶりで、面取りや影包丁もぬかりなく。こちらも大好評。
拠点まで取りに来られない方や、少し離れた中ノ峠町にお住まいの方々などには、デリバリーでお届けしています。
2.被災家屋のお掃除サポート
「被災地NGO恊働センター」Mさんからコーディネート頂き、床下を乾燥させながら、サッシやガラス、床など細かい部分の掃除作業が残る世帯へお手伝いに入りました。作業にあたったRSYボラさんたちも、時間の経過と共に変化する家屋保全の作業過程を目の当たりにし、その大変さを身をもって実感されたようです。
3.看護師による健康相談
「あったかごはん食堂」の配布で気になった方や、自治会の方から相談のあった方については、看護師ボランティアが健康チェックを行っています。急を要する案件は、市社会福祉協議会を通じて、市介護課や地域包括支援センターに繋いで頂いています。
4.足湯ボランティア
地元の北陸学院大学のT先生と2名の学生さんが、食堂に合わせて足湯ボランティアに来て下さいました。学生さんは初めてということで、足湯講習会もセットで行いました。これをきっかけに、今後はサロンや食事会の開催も視野に入れながら、長期的な支援活動を検討されるそうです。
5.番外編!~長野から支援再び~
9月18日、中海町公民館へ、長野市豊野区の皆さんから、真心いっぱいの支援が届けられました。RSYが台風19号の支援をきっかけに繋がりを持ち、豊野区の復興支援・福祉のまちづくりの拠点になっている「まちの縁側ぬくぬく亭」「豊野区住民自治協議会女性部会」「ベジ地場ファームボランティア」「集楽元快」の皆さんが協力して下さいました。
リーダーのSさんから、公民館のMさんへ、お見舞金の他、お米やりんごやぶどうなどの秋のフルーツ、かぼちゃやじゃがいも、なす、とうがらしなどのフレッシュな野菜、手作り品の数々が手渡されました。Sさんからは、「新鮮なフルーツや野菜類はとても喜んで頂けて嬉しかった。ぬくぬく亭の活動報告書と、みんなの応援する想いをお届けしました。普段はこんなに穏やかな川なのに一月に2回も氾濫するとは。近づく台風を心配しながら、短時間の交流を終えました」という報告を頂きました。本当は第4陣で合流して、さらに交流を深めることを予定していただけに残念ですが、これをご縁に、ぜひまた機会を作りましょう!
6.被災者の声(カッコ内はボランティアが加筆)

・今日は病院に行ってきて、帰ってきた時にボランティアさんに会えるかな、と思って思い切って公民館まで来てみたの。前回頂いた長野のおりんご、とってもおいしかった!ここに来ると、近所の仲良しの方が様子を見に来てくれたりするのでありがたい。おでんもさっぱりして本当においしかった。食欲があまりないけれど、あれはおいしく食べられました。(2000年愛知県で発生した東海豪雨被災者から譲り受けた水仙の花の球根をお渡しすると)わぁ。私はお花が大好きで、見てるだけで元気がもらえるからとても嬉しい。すぐに植えて大切に育てます。(80代・女性)

・あまり体調はよくない。腰がとても痛いし、頭がちょっとふわっとする。心臓が辛くてしんどいから横になっていたの。夜もあまり眠れてないです。でもお友達が誘ってくれるから、金沢の方まで出かけたりしているのよ。床下は、大工さんに徹底してみてもらって、ボランティアさんに泥かきしてもらった後にしっかり乾燥させて、消毒もしてもらったの。でも最近壁の汚れが気になって。カビかな?断熱材も入っているから心配なのよ。大工さんに相談する予定。罹災証明書は中規模半壊。生活必需品の申請は「まぁいいか。。」と思ってしていない。水道や電気も免除されるのかしら?(2000年愛知県で発生した東海豪雨被災者から譲り受けた水仙の花の球根をお渡しすると)草花が大好きだから、近所の目を気にしてこんな時にと控えてたけど、やっぱり元気もらえるから植えてみるわ。(80代・女性)

・(足湯に参加)はぁぁ、疲れた。あせまるけ。ちょこちょこ動いてはいるけど、ちゃんと理にかなった動きになっているのか分からないのよね。足湯はきもちいい。少しほっとする。高校の孫がいて、あと1年学校があるの。こんな状況になっちゃったけど、何とか卒業してもらいたい。優しくていい子なのよ。(70代・女性)

・なんだか調子がわるいんだ。疲れちゃって。昨日大工さんに一部屋だけ畳を入れてもらえたから、玄関横の部屋から奥の部屋まで、ベッドを解体して一人で運んで組み立てたんだ。ちゃんとしたベッドだったから結構重かったよ。自分でできることは自分でやんなくちゃって思ってさ。でも今日は疲れて公民館までお弁当取りに行けないから、悪いけど持ってきてくれるかい?(80代・男性)

・俺のところは床下にも水は入っていない。水は玄関の前の庭先で止まったから。市からも調査が来たが、被害はゼロだった。玄関前の泥は自分で畑に持って行って捨てた。だから俺は飯も物資も一切いらない。もう持ってこなくていい。風呂は庭にある水道の水をシャワー代わりにしているから大丈夫。夜は度々起きることはあるが、昼寝をするからかな。(看護師が同行し、健康チェックがてら会話。お話は浴して下さる。住居の物理的な被災をしていないことで支援を受けることを遠慮されている様子)(80代・男性)

・(足湯に参加)我が家は無事だったけど、皆さんが大変なので、今自分たちのできることをと思って公民館でお手伝いをさせて頂いてます。60年前も浸水した地域なので、「また浸かった」という方もいる。足湯は初めてだったけど、とってもきもちよかった~。ありがとうね。(70代・男性)

・自分は中海で生まれ育ったけど、60年前の浸水の恐怖が忘れられなくて、40年前に高台へ引っ越しました。先祖から受け継いだ土地は大切にしたいと、シロツメ草や、よつばのクローバーを植えたり、バドミントンのネットを張って、地域の子どもたちが自由に遊べるような広場にしています。今回の水害で広場に泥が入ったので、ボランティアセンターに助けてもらいました。この出来事を後世に伝えることが大切と感じ、浸水した高さにプレートを掲げました。(2000年愛知県で発生した東海豪雨被災者から譲り受けた水仙の花の球根をお渡しすると)これは記念になるし、被災地同士がつながることで、励みにもなると思うから早速植えて、解説のプレートも作りたいと思います。ここで音楽会なんかもできればいいなぁと思っています。(70代・男性)

・ここから車で5分ぐらいのところに家があるんだけど、うちと周辺4世帯ぐらいだけが浸水被害を受けてて。災害ボランティアセンターにもお願いして泥かきはしてもらったけど、事業所の方は頼めないし、細かい作業もどこまで相談したらいいか分からないの。だから何とか自分たちで頑張って。私は中海ではないけど、公民館の前を通りかかったらなんだか楽しそうな雰囲気だなって。思わず中にはいっちゃいました(笑)ここに来れば物資や食料の支援がもらえるのはとても助かります。他の方にもこのこと伝えていいですか?明日もお弁当取りに来させてもらいます。(当日のうちに現地に行き、ご本人案内のもと浸水世帯を回るも不在。明日のお弁当は自分から届けて下さると申し出て頂いた)(60代・女性)

・玄関横の部屋は水がかぶったので、泥かきなどの作業をやってもらった。他の部屋は何もしていない。高齢なので、家の補修を積極的に考えられずにいる。(70代・女性)

・妻と息子(2歳)の3人ぐらし。毎回お弁当が楽しみで。おかげ様で家族みんな健康状態に問題ありません。(30代・男性)

・毎週こんなに山奥の年寄のところへ配達してくれて申し訳ない。でも毎回違うメニューだから、最近は楽しみの一つになっているよ。(80代・男性)

・今床下を乾かしています。消毒は業者に頼もうとしたけど時間がかかると言われたので自分たちでやっています。家の保全に詳しい支援団体の方が、作業手順として、次に何をしなければならないかをその時々で適切に教えてくれたから、無駄な時間を過ごすことなくとても助かっています。(30代・女性)

7.ボランティアの声
第2陣参加:川路和洋さん(デンソーGハートフルクラブ)
RSY様の活動には初めての参加です。初日は炊き出しチラシを持って近隣住民の方の
(特に炊き出しサービスの情報が届いていないと思われる)お宅を訪問し、現在の様子や復旧状況を確認。被災から1ヶ月経っても日々の生活に不安や不便さを抱えながら復旧作業を続ける住民の方の心身の疲労感を感じ取れました。
翌日からは炊き出しのお手伝いや公民館での受取が困難なお宅へ食事をお届けし、顔を合わせ言葉を交わす事でお話も出来るようになりました。復旧作業にあたっている支援団体の皆さんは元の形に戻すためにスキルを活かし仲間と協業しながら懸命に日々活動されています。
その姿を見て住民の方も元気や希望を取り戻して行く…支援活動を通して人との繋がりの大切さと優しさを改めて学ばせてもらいました。今回の経験を会社に報告すると共に、「あったかごはん食堂」の運営サポートが継続的にできる方策を相談しようと思います。貴重な機会を与えていただきありがとうございました。
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RSY活動支援募金にご協力ください!
(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラ
ムのために活用致します。<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026

RSY・8月3日からの大雨への対応について(第5報)

みなさま

RSY事務局です。

RSYは小松市社会福祉協議会および、自治会長らからの要請を受け、8月29日から、毎週小松市に通い、中海町・中ノ峠町で、「あったかごはん食堂」の開催や、足湯&サロン、看護師による健康相談等を行っています。

また、同地区で活動されている、被災地NGO恊働センター、コミサポひろしま、チームふじさん、支援Pの方々とも適宜情報交換を行い、活動サポートを頂いております。

今回は台風の影響が心配されましたが、進路や現地の気象状況、地元の意向を確認したところ、移動・活動に問題ないと判断し、第2陣(9月5日~7日)として、RSY浦野と9名のボランティアさんを派遣。前回に引き続き「碧南防災ボランティア連絡会」のご協力を頂くと共に、新たに「(株)デンソーハートフルクラブ被災地支援チーム」からも企業ボランティアの皆さんが参加くださいました。

被災地の現状としては、泥かきは大方終了していますが、床下や壁はがし、乾燥、消毒等の細かい作業はまだまだ残っています。また、大工や工務店が入り、既に修繕を始めているお宅がある一方で、経済的な理由や自分の年齢も考えると、先の見通し定まらず立ち止まっている方もいて、生活再建のペースに格差が見て取れます。

市は、被災者生活再建支援法の適用から漏れる市内の住宅を対象に、独自施策として、1件当たり最大25万円の支援金を支給する方針を打ち出しました(中規模半壊25万、半壊20、準半壊15万、一部損壊(床上浸水)10万)。

また、罹災証明書の発行も進んでおり、中海町公民館でも行政による公的支援や申請に関する住民説明会も開催されました。公共料金の免除や、仮設住宅への入居、応急修理制度などに関する説明があったようですが、申請書類の多さや、自分のケースで何がどこまで適用できるのか分からないという声もあり、さらなるきめ細かなサポートが必要です。

1日目の5日(月)は、炊き出しのチラシをポスティング。自治会の協力を得て、第1陣で炊き出しにいらっしゃらなかった方や心配な要配慮者世帯を中心に配布しました。直接手渡しでご案内すると、家の復興状況や水害当時の様子、健康状態への不安、ボランティアの方々への感謝など、様々なお話を聞かせて下さいました。

 

特に年配の方や床下浸水世帯は、「私たちよりもっと大変な方がいるから」と、ボランティア依頼や物資・食事提供を遠慮される方が多いという印象です。遠慮されている方や体調がすぐれない方、家を空けられない、移動手段がないなどで取りに来られない方には、デリバリーでお届けすることにしました。

また、気になる案件は、自治会や災害ボランティアセンター、連携団体らと共有し、ニーズの取りこぼしの無いよう注意深く見守っています。

以下、全体の詳細報告です。

※私たちは、新型コロナウイルス感染症対策として、基本的な感染症対策と共に、ワクチン接種、出発前の抗原検査、滞在時の健康チェックや行動履歴の記録等を徹底し、活動にあたっています。
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RSYの活動内容
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1.あったかごはん食堂の開催
第1陣の食堂が好評だったので、今回はメニュー・数共に住民の皆さんのリクエストにお答えして150食を用意。取りに来られない方にはデリバリーでお届けしました。
(あったか食堂メニュー)
・1日目:名古屋名物きしめん、五平餅、フルーツカップ
・2日目:ゴロゴロ野菜の肉じゃが、ごはん
中海公民館の厨房をお借りして調理
料理長の神谷さんはいつも大活躍
五平餅の人気が高い!
久しぶりの煮物にホッとしたという声も。
12時になると続々と住民の方がいらっしゃいます。
また、2019年に被災した長野市豊野区のりんご農家さんより、フレッシュなリンゴと梨の差し入れを頂きました。千曲川の水害のことは皆さんもよく覚えていらっしゃり、「遠くから気にかけてもらえてありがたい。自分がこうなってみて初めて皆さんの気持ちが分かった」などの言葉も聞かれました。
山間部の中ノ峠町。一時土砂崩れで孤立していた約10世帯ほどの集落。今は道路も舗装され、行き来ができるようになりました。神戸の被災地NGO恊働センターの協力を得て、毎回15食をお届けしています。
※写真:被災地NGO恊働センターの増島さんのFBより
2.看護師による健康相談
チラシ配布やデリバリーで気になった方や、自治会の方から相談のあった方については、看護師ボランティアが健康チェックを行っています。急を要する案件は、市社会福祉協議会につなげています。
3.足湯ボランティア
遠慮されたり時間がないということで、利用者さんはまだ少ないですが、「足がすごくあたたまって身体が軽くなった」「話ができてすっきりした」などの声がきかれています。普段近所の方や家族には言えない心の内をお話される方も多いため、今後も周囲を気にせず、安心して話せる場の必要性を感じます。足湯ボランティアは、被災地NGO恊働センターのつながりや、北陸学院大学の方々とも連携し、継続的に開催できるよう調整される見込みです。
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被災者の声
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・息子と二人暮らしだけど、勤めに出ているので、お昼ごはんは一人だから食べていない。公民館で炊き出しをやっていることも知らなかった。わざわざ食事を持って来てくださってありがたい。(80代・女性)

・普段は娘に世話になっているが、日中は一人でいる。今回、家の被害がないので、公民館で支援をもらうのは申し訳ないと思い、炊き出しも1度も利用していない。(80代・女性)

・体調不良で1日寝込んでたんだけど、娘が来て身の回りのことをしてくれた。今日は家の草取りなど、外回りの作業ができ、食欲もあるので体調もいいわ。昨日娘が食堂のごはんを届けてくれたの。五平餅、おいしかった~(80代・女性)

・私は一人暮らし。娘が手伝いに来てくれ、行政の手続きはしてもらってる。VCセンターにも頼んで泥かきはしてもらったの。でも、床拭きや細かい作業は全部自分でやった。車も被災したから、新調したばかり。一気に疲れが出たのか、先週車を運転している最中に脂汗が出てきて、これはダメだと救急車を呼んだの。過労とストレスだって。でも点滴したら気分がよくなって、体操をしたり、少しビールなんかも飲んでる。公民館で何かやっているのは知っていたけど、私は高齢者だし、若い人に譲った方がよいと思って、最初の方しか行ってないわ。気分転換に植木や花壇なども作りたいけど、こんな大変な時にそんなことやって、周囲を嫌な気持ちにさせるのは申し訳ないからやめてる。炊き出しも申し訳ないので遠慮してのよ。でも声をかけてくれたので久しぶりに行ってみようと思う。(約束通り炊き出しを取りに来られ、周囲からの声かけにも嬉しそうに笑顔を見せていた。翌日のご案内もしたが、やはり遠慮されていたのでデリバリーでお届け。恐縮ながら、ありがたいと受け取って下さった。)(80代・女性)

・孫と娘との3人暮らし。泥かきはボランティアセンターさんに随分お世話になったけど、これから先、何をしなければならないのかよく分からない。今水拭きで床や柱を拭いているだけ。消毒とか乾燥をどうやればよいのかしら?炊き出しはありがたい。娘がアパートを借りると言って今手続きしている。高校3年生の孫(男子)がいるけど学校が始まってみんな落ち着かないの。(70代・女性)

・(チラシ配布時、奥の部屋から足場の悪い中を移動していたため転倒の危険が心配された。公民館の方からも以前踏み外しがあったとの情報提供あり。コンパネ設置のためボランティアが訪問)。俺は足が悪いから、確かに踏み外したら危ないな。しかし、そんなところまで見て心配してくれてたのか。。。通路を確保しようにも、業者から部屋に物を置くなと言われているし、日々の生活を考えるとあまり物を移動させたくないんだ。よく通るところにだけ床板をはめてみるか。よしハマった。こんなことくらい自分でできるよ。車2台ダメになったけど、トラックを新調した。床拭きは自分でもやっているけど、もう1か月だろ。毎日おんなじことばっかりで、掃除にも飽きてきたよ。その上、ここ1週間なんだか身体が変なんだよ。(看護ボラが確認、受診を進めた)(70代・男性)

・台所が使えないので、お嫁さんの所で味噌汁ぐらいは作っているの。1か月で3キロ減った。沢山のボランティアさんが入ってくれて本当にきれいになって感謝してるの。今は業者さんが直してくれている。家族の介護のこと相談したいけど、どこに行けばいいの?週に1回でもデイサービスとかを利用してもらえれば私も随分楽になる。本人も他人との関わりがほとんどないから、刺激にもなっていいんじゃないかと持って(社協につなぐ)(70代・女性)

・通路の床下の泥かきがまだできてなくて、水曜日に業者さんが入るから、その時ボランティアさんに来て欲しい。居間の床下も見える所は自分でとったけど奥が取り切れていないのでお願いしたいです。(社協につなぐ)(40代・女性)

・大工はもう入っているから、特に困ったことはないよ。大方の修繕が終わったら、あとは細かいところの片づけが残っているな。まだまだ先は長い。(70代・男性)

・息子から保険や大工の手続きもすぐしてもらったので今は特に困っていない。お金の算段が付けば、どこまで何を修繕すればよいか先のことが考えやすいからね。でも、ご飯は買い物をしてもどうしても作る気が沸かない。作りたくないの。時間があるからってできるものでもないのよね。気持ちの問題。だからカップラーメンばっかり食べてるのよ。(60代・女性)

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活動を終えて
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全体的な被災地の「今」の傾向は、以下のように感じました。
・今後の復興過程で起こり得る生活課題がよく分からないために、困りごとが伝えられない方がいる。
・ 潜在的な福祉ニーズ対象世帯の復旧の遅れや生活環境の悪化の心配(「大丈夫」という言葉を真に受けてよいか慎重な判断が必要)
・「眠れない」「やる気が出ない」「過労・ストレス」「なんだか分からないけど気持ちが沈む」「悲しい」「なんとなく調子が悪い」などのキーワードが良く聞かれ、こちら側の声かけに涙を浮かべる方が多い。
・ 季節の変化による寒さ対策(防寒器具購入、DIYレベルの簡易修繕など)、物資提供の必要性。
・ キッチンが使えないという物理的課題、心身の疲れにより、簡易または粗末な食生活を送っている方が多数。食事への対応は生活機能の中でも後回しになりがちだが、じわじわと心身を蝕んでいくため健康被害につながりやすい。台所の修繕や体調安定の目途が経つ頃までは継続的な支援が必要。
・近しいが故に、周囲の目を気にしたり、遠慮や気兼ねで積極的に支援を受けようとされない方も多いため、ある程度のおせっかい的な介入が必要か。これまでの活動を通じて、「よそ者の方が話しやすい」というパターンもあるようなので、地区から少し離れた立場の地元支援者との接点(炊き出しやサロン、足湯等の集いの場、運動教室、お楽しみイベントなど)が積極的に作れると、気分転換ができたり、安心して心の内を吐露されたりする方も増えるかも知れない。
 第3陣の派遣は、9月12日(月)~14日(水)を予定しています。
13日(火)には、長野市災害ボランティア委員会の協力を得て、2019年に千曲川の氾濫で被災した長野市の地元復興支援団体「炭火焼肉ジンギスカンもんも」さんによる炊き出しが振舞われます。長野の復興の歩みをぜひ共有頂き、小松の皆さんの悩みや不安の解消、心の拠り所になればと思います。
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RSY活動支援募金にご協力ください!
(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラ
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三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード

【RSY・8月3日からの大雨への対応について(第4報)】

RSYは小松市社会福祉協議会および、自治会長らからの要請を受け、8月29日から中海町、中ノ峠町へRSYスタッフ・ボランティアを派遣しています。以下、常務理事・浦野からの報告です。
※新型コロナウイルス感染症対策として、基本的な感染症対策と共に、ワクチン接種、出発前の抗原検査、滞在時の健康チェックや行動履歴の記録等を徹底し、活動にあたっています。
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中海町、中ノ峠町の状況
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8月4日に発生した水害から、一時復旧作業が進むも、20日に発生した大雨により被害が拡大しました。新聞各社では、
「せっかく泥を出した所がまた泥だらけ。もう何から手を付けていいか分からず、再建も全然考えられない」
「今後もここに住み続けるかどうか考えてしまう」
「4日の大雨の復旧活動が一段落したと思ったところだったので、またかという感じです」
などの被災者の声も紹介され、短期間による2度の被災は、被災者の気力・体力を奪い、過酷な生活状況が続いています。
★中海町
氾濫した梯川の支流、滓上(かすかみ)川の用水が溢れ浸水。約130~140世帯の集落。8世帯を残し床上・床下浸水家屋多数。最も深いところでは2m近くの浸水があり、夜は親戚宅等で寝起きしている方々も少なくありません。
復旧作業は、家族・親戚等の血縁や地域の消防団の活躍、災害ボランティアセンターからからのボランティア派遣により進められています。現在、床下対応、消毒、乾燥の段階に入り、昔ながらの立派な家屋も多く、これから細部の掃除や修繕にかかる費用など、多くの時間とお金がかかることが見込まれます。
中海町は、災害発生直後から、公民館に在宅避難者の支援拠点を構え、被災を免れた住民や近隣地域の有志が中心となり運営。地域独自で物資配布や困りごと相談、見守りを継続しており、技術系NPOや、炊き出し等の外部支援の受け入れも積極的に行っています。
★中ノ峠町
11世帯からなる小規模集落(一部空き家あり)。8月4日の大雨で集落の中央を流れる川が増水し、道路が崩れ住宅に土砂が流れ込みました。しばらくはボランティアも行けない状況でしたが、ようやく現地入りできるようになり、復旧作業が始まるも、20日大雨で再び複数の箇所で道路や橋が崩落し再び孤立。現在はボランティア派遣が再開され、災害VCによる個別訪問をはじめ、懸命な復旧作業が進められています。
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RSYの活動
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市社協や支援Pの方々、また、同じ地域で活動する、被災地NGO恊働センターやコミサポひろしまの皆さん、その関連団体の皆さんらと情報交換を行い、適宜連携を図りながら活動させて頂いています。
RSYは下記の活動を行うために、当面9月いっぱいを目途に、名古屋から、毎週10名程度のボランティア派遣を予定しています。第1陣となった8月29日~31日は、RSY浦野と5名のボランティアさんで下記の活動を行いました。
1.あったかごはん食堂の開催
水害から1か月が経ち、泥かきやがれき撤去の作業は落ち着いたものの、床下対応や、細部の掃除、消毒、乾燥等、時間のかかる作業が続いています。「料理を作る気力がわかない」「レトルトやカップ麺などが多く、きちんとした食事が取れていない」「粗末な食事を続けていると心が荒む」などの声が多く聞かれたため、「あったかごはん食堂」と称して昼食の炊き出しを実施。30日は『あったかうどん』31日は『八宝菜丼』のメニューで、各日、約100食を用意し、中海町、中ノ峠町の皆さんにお届けしました。いずれもおいしい!と評判を頂き、2日目は30分で完売しました。調理は、碧南防災ボランティア連絡会からキッチンカーを運行頂き、全面的なサポートを頂いています。
2.看護師による健康相談
RSY看護ボランティアの協力を得て、炊き出し会場に集まる方々や、地域で気になる方のお宅を訪問し、健康相談や声かけを行っています。疲れの蓄積から血圧の上昇や体重の減少がみられる方もおり、水害当時の恐怖を切々と語る方もいらっしゃいました。情報は個別カルテにまとめ、支援関係者と共有し、継続的な見守りにつなげていきます。
3.足湯&サロン等の場づくり
少し腰を据えて一息つく、ゆっくり心の内を吐き出す場づくりにも取り組んでいます。まだ利用者は少ないですが、中海公民館の運営担当の方からも「遠慮して公民館まで物資を取りに来ない方が気になっているが、なかなか対応しきれていない。きっといっぱいお話したい方は多いはず」という言葉をお聞きしているため、食堂や個別訪問の活動を通じて、声掛けを継続していきます。今後は、北陸学院大学のT先生率いる、地元の大学生ボランティアの皆さんと一緒に取り組む予定です。
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被災者の声
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(中海町)
・ボランティアの皆さんには、本当に感謝しています。家族だけではここまできれいにできなかった。色んな場所から駆け付けてくれて。同じことを自分ができるかっていったら無理だと思った。体中泥だらけになって丁寧に作業してくれて。。皆さんのおかげでやっとここまできたんですよ。(70代・男性)
・もう毎日汗だく。着替えている暇もないわ。今は床板を上げて床下乾かしているところ。細かい掃除が残ってて、泥ってとっても不思議で、拭いても拭いても浮き出てくるのよね。きりがないの。押入れの中を掃除したいんだけど、奥にあるから、根太(ねだ)の上を歩かないと辿りつかないのよ。娘からは踏み外したら危ないって言われてるけど、「私は平均台が得意だったから大丈夫」といって笑ってね。でもそのうち落ちたりするかもしれない。(70代・女性)
・今は家の中を扇風機とかで乾燥させてるから、やれることはあんまりないんだよ。そうすると、急に元気が出なくなっちゃって。1か月、目の前の泥だけを見て片づけてたからその反動なのかな。急に悲しくなっちゃってさ(涙ぐむ)。でもこうしてあたたかい食事をつくってもらえて嬉しいよ。その気持ちが嬉しい。(70代・男性)
・体調が悪くて2~3日寝ていたけど、このままじゃだめだと思って自分を奮い立たせて、玄関周りの草でも抜こうと思って出てきたの。(看護ボラより、炊き出しや足湯を案内)私よりも被害が大きい人がいるから、私は行かない。行けないわ。だからここで頑張るって決めているの。体重が3か月で6キロぐらいへっちゃった。1年前に夫が亡くなってから気持ちが落ち込んでいて、さらにこの水害。本当に怖かった。あんなことは今までなかった。物は何もいらない、こうやって誰かが気にかけて、声をかけてくれるのが何よりも嬉しいの。それだけでいいの。(血圧上昇のため看護師ボラより受診を促し。翌日再訪問すると、医師からしっかりと寝ることが大事と助言され、薬をもらい眠れたとのこと。血圧安定、表情が良く、昨日より元気に見えた。)
(80代・女性)
・家が大きいから掃除が大変で。とにかく毎日気を張ってるの。私なりにがんばろうとするんだけど、時々家族と意見が合わない時もあって。ほら、足少しむくんでるでしょ?足湯・・・お願いしようかしら。あ~気持ちいい。(涙ぐむ)家族の前ではこんな顔できないでしょ。愚痴も言えないし。(足湯を終えて)足まで拭いてもらって、こんなにしてもらってもったいない。でも、なんだかすっきりしたわ。よかった。ありがとうね。(80代・女性)
・水害後、町を歩いた時、あまりの被害のひどさに苦しくて悲しくて、どうしようもない気持ちで家に帰った。その時から、力仕事はできないけど、自分にできることがあればと公民館のお手伝いをほぼ毎日させてもらっているんで
す。(40代・女性)
・水害で台所も使えていないし、疲れて手の込んだ料理もできないだろうから、煮物とか、魚系のものが喜ばれるように思う。普段家で食べていたようなメニューが恋しいって思っているんじゃないかしら。大根の煮つけとか、あたたかくて素朴なもので十分なのよね。(40代・女性)
・家族の不幸や自分の病気が続いて、追い打ちをかけて今回の水害。本当に気持ちが滅入る。自分が何をしたか、と思ってしまう。でもあったかいご飯を食べたら元気になれるかな。。ありがとうね。(50代・女性)
(中ノ峠町)
・ここは山の奥で、20日の大雨で土砂崩れもあって本当に大変だった。なかなか人も来れなくて、昼食がもらえるのはとても嬉しい。うちは少し高い場所にあるから、被災しなかったけど、周りの方々のお宅が被災してとても大変そうで。。これまで見てきた風景と全然違うので戸惑っている。小さな子どももいるけど、みんなの大変さから比べたら私なんか・・(涙ぐむ)
(30代・女性)
・とにかく疲れた。もう足が動かないよ。濁流が道を通って、うちの納屋も一部壊れた。足がむくんできたから、長い靴下は圧迫されて辛いから短いの履いてるんだよ。いててて、腰も足もガタガタだ。(80代・男性)
・山の奥のこんなところにまで、あったかいうどんをわざわざ届けてくれたなんて、本当に嬉しいよ。中海の公民館みたいなところがここにもあるといいんだけれどね。ありがとう。ありがとう。(80代・男性)
・納屋が全壊。トラクターに車、3台中に入ってるけどつぶれてるね。奥の間にも水が入ったみたいだけど、床下がどうなってるか見てないの。だからボランティアさんに来て欲しい。うちの家族もこの場所が好きだから、これからもここに住みたいって言っているのよね。だから修理してとどまりたいと考えています。でも家族みんな現役で働いているからなかなか作業も進まないの
(70代・女性)
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RSY活動支援募金にご協力ください!
(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラ
ムのために活用致します。<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード

RSY・8月3日からの大雨への対応について(第3報)

みなさま
RSYは、8月3日から各地で発生している災害に対し、これまで石川県小松市、福井県南越前町、青森県外ヶ浜町、中泊町にボランティア活動資器材や、災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)生活応援パック「うるうるパック」、衛生用品等のお届けなどの後方支援を行ってまいりました。
活動を通じてつながった地元支援団体や社会福祉協議会からの情報によると、
・水害発生からもなく1か月を迎え、山間部の一部の地域を除き、現地のニーズは泥かき・土砂撤去から、家屋の細かな清掃・消毒・乾燥に移り変わりつつある。
・本格的な生活再建に向けて、さらに長い道のりが待ち受けているが、約1か月間頑張り続けてきた心と身体は既に限界を超えている方もいる。
というお話を聞きました。これから、様々な公的制度の申請もスタートし、季節の移り変わりに応じた衣食住のサポートや、各種申請手続き、今後の生活再建に向けた不安や疑問を少しでも軽減していけるような心的、専門家サポートが長期的に必要と考え、RSYは現地に向けて以下の支援を開始しています。
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足湯ボランティアオンライン講習会の開催
(青森県)8月26日(金)19:30~21:30
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外ヶ浜町と中泊町への支援の仲介を担って頂た、『(一社)男女共同参画地域みらいねっと』より、「町営住宅転居者や在宅避難者への心のケアに役立つ活動について学びたい」というご相談を頂き、足湯ボランティアの取り組みをご紹介。みらいねっと関係者、被災地域の女性消防団ら7名が参加しました。
ゲストに、佐賀県で足湯ボランティアに取り組む『被災地支援チームOKBASE』をお招きし、活動への想いやコロナ禍での工夫、活動を通じて生まれた被災者との交流や変化などについてお話頂きました。後半の意見交換では、積極的な質問や、足湯+αの活動メニューのアイデアなども飛び交い、「これなら私たちにも取り組めそう!」「学生さんの話からとてもよい刺激を頂いた」「何より被災者の声を聴くことの意義や大切さが分かった」などの感想が寄せられています。
今後も継続的に情報交換や相談の機会を重ね、地元の方々の活動をバックアップしていきたいと思います。
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あったかごはん食堂in中海・中ノ峠町
(石川県小松市)
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小松市社会福祉協議会、中海町の自治会長さんから要請を頂き、8月29日からRSYスタッフ・ボランティアを派遣しています。
現地で既に活動されている、震つなメンバーのコミサポひろしま、被災地NGO恊働センター、支援Pの皆さん、中海町・中野峠町自治会の方々とも連携し、温かく、栄養価の高い食事でホッと一息ついて頂きながら、サロンや足湯ボランティア、個別訪問を行います。これらの活動を通じて、被災された方々の生活状況や心の状態に触れながら、今後必要な支援につなげられるよう、地元の方々と共に取り組んでいきます。
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小松行き・ボランティア募集
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現在、第1陣5名が現地で活動中ですが、当面9月一杯は下記の日程でボランティア派遣を継続します。お時間のある方はぜひご協力ください。
・第2陣:9月5日(月)~7日(水)
・第3陣:9月12日(月)~14日(水)
・第4陣:9月20日(火)~22日(木)
・第5陣:9月26日(月)~28日(水)
※いずれも7:30RSY事務所発、21:00RSY事務所着を予定
★全て平日で1クール2泊3日の活動となります。
★活動内容は、炊き出し、サロン、足湯ボランティア、個別訪問のサポートが中心です。初めての方でも参加可能です。
★現地までの交通費、宿泊費、ボランティア保険の加入(コロナ・天災特約付き)、事前の抗原検査については、RSYが負担します。
★今回の派遣は現地からの要請のもとに行っています。感染症拡大防止のため、ワクチン接種(3回以上)を受けた方、事前の抗原検査に同意する方、現地での健康チェック・行動履歴作成にご協力頂ける方のみお申込み下さい。
【参加申し込み】
各陣出発の3日前までに必ずお申し込み下さい。
お申込みは下記フォームにご記入下さい。
【お問い合わせ】
認定NPO法人レスキューストックヤード(浦野)
メール:info@rsy-nagoya.com
でんわ:090-8731-0014
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RSY活動支援募金にご協力ください!
(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラ
ムのために活用致します。<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード

青森県外ヶ浜町へ生活支援物資を送りました!

みなさま
RSYは、以前から繋がりのあった、青森市の「男女共同参画地域みらいねっと」さんの仲介で、外ヶ浜町長・町社協からの依頼を受け、本日、生活支援物資をお送りしました。
外ヶ浜町は、津軽半島に位置する人口約5000人の小さな町です。
公式発表では、町の被害は、床上浸水1件、床下浸水3件となっていますが、土砂災害による建物被害もあり、被災件数の実態はつかめていません。また、電気は一時停電したものの、現在は復旧、水道はいまだ240戸で断水が続いており、給水車による水の供給で、不便な生活を強いられています。
町社協は、県内在住の方を対象に災害ボランティアの募集を行っています。泥かき等や家財道具の運び出しは、町も社協と連携し、積極的な対応にあたっているそうです。
町は自宅での生活が困難となった方については、早々に町営住宅など、次の住まいの提供に取り組んでおり、転居時に必要になる生活物品や、継続的な見守り・ニーズキャッチのきっかけづくりに、全国災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)が提供する「うるうるパック」のご要望を頂きました。
本日は、RSY浦野・秀島に加え、生活協同組合コープあいちからRSYへ出向されているUさんと共に作業にあたりました。「うるうるパック」100セットと共に、RSYより、不織布マスク、手指消毒スプレー、フェイスタオル、栄養ドリンクなどを添えて発送致しました。
今後必要な生活支援についても引き続き、現地と情報交換をしつつタイムリーに対応できるようサポートしていければと思います。
東北北部や北海道は今夜にかけて雨の強まりやすい状況が続くようです。住民の皆さんの恐怖感や不安感はいつまでもぬぐえず、眠れない夜を過ごされている方々も少なくないと思います。
外ヶ浜町の他、鰺ヶ沢町、中泊町、鶴田町などでも被害が広がっており、ボランティアの力が、これからまだまだ必要です。
引き続きご協力の程、よろしくお願い致します。