「311県外避難者について考えよう~子ども・若者の声~」ポスターのご紹介

みなさま
RSY事務局です。

RSYでは、東日本大震災や避難を経験した子ども・若者たちから聞いた声を綴った4コマ漫画入りの冊子を発刊しました。その冊子をもとに、より多くの方に避難した子どもたちの状況を知っていただけるよう、ポスターも作成させていただいています。

ポスターデータは、以下よりダウンロードいただけます。広域避難者への理解や支援の輪を広げていくことに役立てていただけますと幸いです。
■ポスターダウンロード
ポスター01_避難時の状況は?
ポスター02_避難先の住まいは?
ポスター03_避難による家族関係の変化
ポスター04_避難先での新しい学校への不安
ポスター05_避難先での子どもたちの順応性
ポスター06_避難先での新しい友だち
ポスター07_子どもたちへの支援
ポスター08_被災や避難の経験を伝える
ポスター09_震災前の友だちとの関係
ポスター10_自分がいた場所・ふるさとへの今の想い
ポスター11_若者一人ひとりの今の想い
ポスター12_震災や避難を経験した若者からのメッセージ①
ポスター13_震災や避難を経験した若者からのメッセージ➁
ポスター14_震災や避難を経験した若者からのメッセージ③
ポスター15_震災や避難を経験した若者からのメッセージ④
ポスター16_震災や避難を経験した若者からのメッセージ⑤

 

※ポスター例

  
■関係情報
『311県外避難者について考えよう~子ども・若者の声~』冊子のご紹介
東日本大震災を経験した高校生・若者アンケート調査結果報告書

 

※本事業は「Yahoo!基金 2020年度被災地復興調査助成プログラム」の助成を受けて実施しました。

 

東日本大震災を経験した高校生・若者アンケート調査結果のご報告

みなさま
RSY事務局です。

RSYは、東日本大震災を小学生から高校生の年代で経験し、現在、東海地域に暮らしている高校生や若者の皆さんから、当時の体験談や現在の心境を伺うことを目的に、アンケート調査を実施しました。この結果は、支援関係者等とも共有し、今後の広域避難者支援や今後起こりうる災害への備えにも活かしていきます。

【調査概要】
■調査対象
・東日本大震災を経験し、東海3県に避難・移住した高校生から29才までの若者
■主な質問項目
・基礎情報(年齢、家族構成、避難元・避難先の県)
・避難理由
・困りごとや必要な支援
・震災や原発事故への思いや考え
・震災を経験していない子どもや同世代に向けてのメッセージ
■調査期間
・2021年2月下旬~6月末まで
■有効回答数
・52件

■報告書ダウンロード
東日本大震災を経験した高校生・若者アンケート調査結果報告書

■調査背景
2011年に発生した東日本大震災による津波や原発事故により、東北3県や関東地域から愛知県・岐阜県・三重県に避難された方は、2012年3月のピーク時で約2,100人、2021年3月時点でも約1,300人に上っています。その中には、未就学児や児童・生徒もいますが、親の苦渋の決断によって避難を余儀なくされ、友人に別れの挨拶もできないままであったり、避難先が変わる度に学校も変わったりしたことは、大きな負担となりました。地震や津波の体験、原発事故からくる恐怖や不安で、身体や心の調子を崩すなど、PTSDの症状が現れる子どももあります。当事者として避難先の学校や友だちに震災の感覚を理解してもらえないことや、中にはいじめを受けるなどの辛い経験をし、震災のことや避難について口を閉ざす子や不登校となる子もいます。しかし、こうした実態は殆ど知られていません。そのため、まずは震災や避難を経験した子ども・若者世代の状況を把握できればと、今回のアンケート調査を実施しました。

■関係情報
「311県外避難者について考えよう~子ども・若者の声~」冊子のご紹介
「311県外避難者について考えよう~子ども・若者の声~」啓発ポスター

※本事業は「Yahoo!基金 2020年度被災地復興調査助成プログラム」の助成を受けて実施しました。

RSY・令和3年8月豪雨水害への対応について(第8報)

お世話になります。RSY事務局です。
RSYは8月27日より、8月11日からの大雨で被災した佐賀県武雄市を中心に支援活動を継続しています。
武雄市の災害ボランティアセンターは9月30日で閉所し、市の週3日、要配慮者世帯へのお弁当提供(夕食のみ)も10月1日をもって終了となりました。これとは別の曜日に、地元の飲食店がおもやいを通じてお弁当の提供を行っていますが、こちらも10月10日でひと区切りとなります。以降は、従来の福祉サービスにつないだり、自力での対応に委ねられることになりますが、今後の寒さ対策や心のケアなども含め、被災地は新たな局面を迎えようとしています。

RSYは、現地の受け入れ団体である「一般社団法人おもやいボランティアセンター」に対し、16名(のべ活動実数131日/10月3日現在)のスタッフ・ボランティアを切れ目なく派遣しています。これらの活動を継続するにあたり、様々な助成団体・企業・個人の皆様からも多大なるご支援を頂いております。心から感謝申し上げます。

尚、10月8日から再び常務理事・浦野が現地入りし、今後の支援の方向性について、地元団体の方々と意見交換する予定です。

★私たちは、佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)が提示している
県外支援者のガイドラインに従って現地入りしています。
佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)のHP
https://peraichi.com/landing_pages/view/spf20180901/
★この取り組みは、日本財団助成金「令和3年8月豪雨」からのご支援を頂き実施しています。
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令和3年8月豪雨水害支援
RSY中間報告会
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RSYのこれまでの活動について、派遣されたボランティアさんによる報告会を開催します。ぜひご参加ください。
・日時:10月6日(水)19:00~20:30
・参加方法:Zoomによるオンライン
※申し込みを頂いた方には、前日までにURLを送付致します。
【参加申し込み】締め切り:10月6日(水)正午
以下のURLから申し込みフォームにご入力ください。
【お問い合わせ】
認定NPO法人レスキューストックヤード(RSY)
〒461-0001 名古屋市東区泉1-13-34 名建協2F
 TEL:052-253-7550 
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★武雄市でのRSYの活動
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1)看護師ボランティアの派遣
RSYとつながりのある看護師ボランティアさん4名を継続的に派遣しております。主には、おもやいで把握している要配慮者世帯の見守りや健康チェック、けが人病人の早期発見と処置、おもやい看護チームおよび、地元保健師や福祉課との連携と、定期的な情報共有を行い、必要に応じて従来の福祉サービスにつなぐなどのお手伝いをしています。
2)おもやいボランティアセンター運営ボランティアの派遣
●物資コーナー
おもやいでは、センターの一角に物資コーナーを設けて、被災して衣食住の生活環境が整わない在宅避難者の方々に対し、食料品や衣類、生活物品を提供しています。この場所は、「震災がつなぐ全国ネットワーク」の仲間たちと一緒に、共同運営しています。入口ではアンケート調査を行い、自宅の再建状況や、心身の健康状態を聞き取りながら、タイムリーなニーズ把握に努めています。また、RSYのネットワークに呼びかけ、不足している物資の一部を順次補充させて頂いています。

●個別ニーズ
おもやいに寄せられるニーズに対し、おもやい技術系ボランティアに同行して、家屋のカビ取りや床板はがし、障子貼りなどのお手伝いをしています。

●おもやいサロン・物資提供カー
水害から1か月半以上が経ち、少しずつ住民の方々の生活は落ち着いてきたものの、疲労の蓄積、今後の再建への不安や経済的プレッシャー、失った物への喪失感など、精神的な落ち込みや、ストレスを訴える方が多くいらっしゃいます。そこで、おもやいは、被災地域を巡回する「おもやいサロン」の開催や、「物資提供カー」の運行を通じて、取りこぼされる方がいないよう、きめ細かい目配りを続けています。RSYは、看護師ボラの同行と、サロンの運営サポート、お茶菓子提供などを行っています。●子どもの「あそびば」
おもやいは、被災した子どもたちや、ママ・パパへの支援として、毎週日曜日に「あそびば」を運営しています。おもやいからの要請もあり、遊び道具を流されてしまった子どもたちに新しいおもちゃをプレゼントする企画を立ち上げました。この取り組みには、今回RSYからのボランティア派遣に参加して下さった、こどもNPOや、愛知淑徳大学の学生さんが協力しています。3)地元福祉系NPOの地域拠点回復支援

武雄市内で高齢者の福祉施設を運営している「NPO法人みつわ」さんは、水害前から地域の居場所づくりに取り組んでいましたが、新型コロナウイルスと今回の被災の影響で、その機能が一時的に停止してしまいました。周辺地域は9割が被災しているため、今後長い道のりとなる復興期においては、早急にこの機能を回復させることが住民の大きな支えになるだろうと考え、できる限り応援していきたいと考えています。

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活動資金・物資提供等に協力頂いている皆様

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ご協力、ありがとうございました!【個人・団体・企業】
・生活共同組合連合会アイチョイス様(食材・サロン購入費支援)
・株式会社ガッツ・ジャパン様(レンタカーの無料貸与)
・こどもNPO「子どもの声が届くまちづくり事業」様(おもちゃ支援)
・愛知淑徳大学コミュニティ・コラボレーションセンター(CCC)様(おもちゃ支援)
・名古屋市東区社会福祉協議会様(食材支援)
・2019年長野水害・長野市豊野区リンゴ農家様(食材支援)
・RSY専門職アドバイザー(愛知医科大学准教授・佐々木様)(医療器具の提供)
・RSYボランティア(椿様)(医療器具の提供)
・日本福祉大学学生有志様(要配慮者用食材支援)【助成金】
・READYFOR×ボラサポ 災害支援基金「災害支援を専門とする非営利団体に対する緊急助成プログラム」様
・日本財団「令和3年8月大雨被害に関する支援活動」助成様
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被災者の声
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以下、RSYボランティアが活動中にお聞きした住民の方々の生の声です

多くの家は、泥かき等が終わり、送風機などで家屋内の乾燥を行っています。また、順次大工が入り、主な部屋から床板や畳が入り始めた世帯もあります。一方で心身の疲れがピークに達し、食事づくりや不眠など、日常生活に支障をきたしている方も少なくありません。心配な方については、おもやいがこまめに状況把握をし、継続して必要な支援を届けています。これから秋から冬に季節が変わり、修繕途中の自宅での寒さ対策が次の大きな課題になりそうです。

【9月19日】
・「あそびば」に参加し、子どもも久しぶりに身体を動かして笑顔がでて嬉しい。コロナや水害で子供も遠出も出来ないから、武雄温泉楽の無料入浴チケットを頂けたのはとてもありがたいです。(30代・女性)

【9月23日】
・夜中、かび臭くて眠れない。サイドボードが浸水して、引き出しが開かなかったので、力任せに引っ張ったら、カビで真っ白くなった色々な物が出てきた。袋に入れて捨てたり、サイドボードをきれいに拭いたりしていたら、いつの間にか夜中の3時を過ぎてしまった。 朝から何も食べていない。家の再建や作業の進め方についても家族と意見が合わず本当に疲れる。(疲れ、なかなか進まない作業、家族との折り合いでストレスが高まっていたため、ボランティアが1時間程度ゆっくり話を聞いたところ、落ち着かれた)(80代・女性)

・2~3日前に下痢、腹痛、手指の震えで救急搬送された。(看護師ボラより、水分の小まめの摂取を勧める)。

・最近めっきり耳が遠くなった。夜8時には2階の寝床に入っているが、夜中に目が覚めて眠れない。水害当日はお寺に避難。宿泊できないから、ボートで北方の体育館に避難した。水害後は身体がきつい。ボランティアさんが来て、家の片づけはしてくれたので助かった。市役所の人がいろんな手続きの書類の説明をしてくれたから、来週記入したものをバスに乗って市役所に持っていくつもり。(90代・男性)

・しばらく夜眠れなかった。朝まで度々目が覚める。とにかく考えることが一杯で、身体がきつい。娘に1日に4~5回同じことを聞いてしまう。自分でも明らかにおかしいと思う。「今日の作業はここまで」と自分で決め、スローペースで片づけをしている。でも、天気の良い日は作業したい。何もしないのはもったいないと思ってしまうので、つい作業に没頭してしまう。食事は疲れすぎて作りたくない。カップラーメンや、レトルトカレーなどになって、偏りが気になる。

30年前に新築の家に引っ越して2か月で被災。そしておととし、今回で3回も被災した。「もうここにいたくない。もう嫌だ」と本気で思う。今回は先立つものがない。また来年も被災するのではと考えずにはいられない。

六角川のポンプを閉めたと聞いた時点で「もう水が来る」と確信した。荷物を少しずつ2階に上げながら、浸水は免れないとあきらめた。14日6時過ぎからじわじわと玄関から水が入り、色々なものが流れてきた。床下収納から「ボコボコ・・・」という鈍い音がして、とにかく家にいろんなものが当たる「音」におびえた。できることはなにもないのに落ち着かず、家の中をただウロウロしていた。本当に情けない。これまで沢山の労力やお金をかけたのに。人間の力ではこれ以上防ぎようがない。なので、タンスや食器棚など木製のものは買うのをやめた。次の災害を考えると、「どうせお金を捨てるようなものだ」と思うから、不便でもプラスティックや金属のものを選んでいる。

2年しか使っていない家具、父親から代々受け継ぎ、70年以上大切に使ってきたタンスを失ったのが本当につらかった。少しでも長持ちするように、こまめに補修し、拭き掃除をして丁寧に扱ってきた。父との思い出と共に、これまでの人生の大切な時を一緒に過ごしてきた、自分の体の一部のようなものだったので、それがもぎ取られるようで本当につらかった。踏ん切りがどうしてもつかず、親族にも相談し、「お父さんもこれまで使ってくれてありがとうと言ってくれるよ」という言葉で、処分を決意した。こんなことをお話したのは初めて。(涙を流しながら)。でも、話ができてよかった。(70代・女性)

【9月25日】
・ガス等ライフラインは使えており、お風呂も入っている。市から、週三回お弁当を届けてもらって、他の日は自分で作っているけど、片付けをしていると

うしても疲れてしまう。おもやいさんのお弁当を頂ければありがたい。入れ歯なので固い物がたべれず、お粥、柔らかい物を刻んで食べている。息子は仕事でいつも遅い。(80代後半・女性)

・今日初めてきました。床下浸水で1人で片付けをした。なんとか終わったがとても疲れた。少しの雨ならいいが、大雨が降ってると心配になり途中で目が覚める。ずっと自炊をしていたが疲れが溜まってきた。パックご飯やレトルト食品、とてもありがたいです。(70代・男性)

【9月28日】
・整形病院で股関節の手術を両方したので、脚にボルトが入っている。今は歩けるようになった。今回の水害で家財が全部ダメになってしまった。改築工事が終わったらまた購入するつもり。今までお風呂に入れなかったけど、給湯器が直って今は入れるようになった。でも、送風機を毎日使用しているから、電気代がいつもの4倍になって、請求書をみてビックリした。業者に、シロアリ駆除をお願いしようとしたら40万円かかると言われた。妥当なのか分からないから、おもやいの方に相談しようと思う。今一番したいことは、1週間寝ていたい。(80代・女性)

【10月3日】
・キッチンや電子レンジがまだ使えない高齢の方が来所。カップ麺や惣菜を食べている為胃もたれを感じると話していた。その為RSYから届いていた高齢者向けのあっさりしたお惣菜などを配布しました。(物資コーナーにてボランティア聞き取り)
・「マッサージで体がスーッとして楽になった」「気持ちがよかった」「一人やけん、次は施設、それまでは人づきあいがよかけん、ここにおる」(おもやいサロンの会場にてボランティア聞き取り)
・最近、けが人がまた増えてきていると感じる。根太(ねだ/住宅の床を張るために必要となる下地材)から落下して、肋骨にひびがはいったり、骨折・裂傷などがみられる。身体の疲れもピークで、筋力低下や注意散漫になっているのかも知れない。(看護師ボランティア聞き取り)
●おもやいでは、スマートサプライを通じて募金をまだまだ
受け付けています。
https://smart-supply.org/projects/omoyai-202108
これは、遠くからでもできる支援です。ぜひともご協力お願いします。
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RSY活動支援募金にご協力ください!
(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援
プログラムのために活用致します。<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

【ご案内】令和3年8月豪雨水害支援 RSY中間報告会

みなさま
いつもお世話になります。RSY事務局です。
RSYは、8月27日より、佐賀県武雄市・大町町の避難所アセスメントや、佐賀県武雄市の「おもやいボランティアセンター」を中心に、スタッフ4人(のべ42日)、ボランティア11人(看護4人・一般7人/のべ82日)を派遣し、在宅避難者の個別訪問やサロン活動、おもやいボランティアセンターの拠点運営支援を継続しております。
あの水害から1か月半が経ち、季節は夏から秋へ。いまだ生活環境が十分に整わない中、様々な不安や葛藤を抱えながら、被災された方々の生活は新たな局面を迎えようとしています。
今回の報告会では、RSYから派遣したボランティアさんが、被災地の現状や、ボランティア活動の様子、そこで出会った被災者の生の声を皆さんにご報告し、現状の課題を共有したいと思います。
一人でも多くの皆さんに参加頂き、息長く応援できることを一緒に考える時間となればと思います。
★令和3年8月豪雨水害支援 RSY中間報告会
・日時:10月6日(水)19:00~20:30
・参加方法:Zoomによるオンライン
※申し込みを頂いた方には、前日までにURLを送付致します。
【参加申し込み】締め切り:10月6日(水)正午
以下のURLから申し込みフォームにご入力ください。
【お問い合わせ】
認定NPO法人レスキューストックヤード(RSY)
〒461-0001 名古屋市東区泉1-13-34 名建協2F
 TEL:052-253-7550 

【武雄支援】株式会社ガッツ・ジャパン様より車両を無料貸し出し頂きました

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。

RSYは8月27日から、令和3年8月豪雨水害で被災した、「おもやいボランティアセンター」へ看護師・運営ボランティアスタッフの派遣や、食料・生活物品の提供等を継続しています。

この度、名古屋を中心に全国250店舗を展開している『株式会社ガッツ・ジャパン』様の社会貢献の一環として、介護用車両1台を無料貸し出し頂くことになりました。車両は、社長様自ら、衛生用品等と共に届けて下さり、おもやい代表の鈴木さんも、今回のご支援に感謝の言葉を伝えておられました。

今後は、この車を活用し、被災者の個別訪問や、物資運搬だけでなく、高齢者や障がいのある方などのサロンの送迎等を行い、よりきめの細かい支援につなげていきたいと思います。

ご協力頂き、本当にありがとうございました。

早速、お借り頂いた車両で、RSY看護ボランティアと共に、個別訪問による健康・暮らし相談に伺いました!

 

★ガッツレンタカー公式サイト

ガッツレンタカーとは

 

 

 

 

RSY・令和3年8月豪雨水害への対応について(第7報)

お世話になります。RSY事務局です。
佐賀県に派遣しているスタッフ・ボランティアの活動報告をいたします。

RSYは、8月27日より、地元支援団体「おもやいボランティアセンター」へ看護・一般ボランティアを毎日切れ目なく派遣しております。この団体は、2019年の水害でも連携実績があり、RSYは要配慮者の個別訪問や、在宅避難者の食料・生活用品の提供等をお手伝いしています。

水害から1か月が経過し、泥だし等の作業は少しずつ落ち着いてきたものの、衣類や電化製品など、季節の移り変わりに応じて生活必需品もかわりつつあります。また、「眠れない」「強い疲労感を感じる」「疲れすぎて料理が作れない」「子どもの居場所がない」などの声も頻繁にきかれるようになりました。RSYはこれらの状況を受け、パックごはんと栄養価の高いレトルト総菜を各400食ずつご支援させて頂きました。

また、明日から約1週間、常務理事の浦野を再度派遣し、地元団体の方々と10月以降の支援の可能性について意見交換させて頂く予定です。
引き続き、皆様のご支援・ご協力をよろしくお願い致します。

★私たちは、佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)が提示している県外支援者のガイドラインに従って現地入りしています。
佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)のHP
https://peraichi.com/landing_pages/view/spf20180901/

★この取り組みは、日本財団助成金「令和3年8月豪雨」からのご支援を頂き実施しています。

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【被災者の声】

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下記は、おもやいボランティアセンターに派遣しているRSY看護師やボランティアが、活動中にお聞きした被災された方々の「つぶやき」です。被災された方々の心情を知ったり、今後必要な支援について検討したりする時の参考になればと思います。この地域は高齢化率も高いため、おもやいでは、要配慮者の方々を中心にお弁当の配布も行っています。【9月8日】
・ベッドで横になったまま、今日は頭がボーとする 動きたくない。雨の音がうるさくて、また大雨になるかと心配で眠れなかった。(不明)
・昨日から血圧が高い。大工さんが今日明日休みなので横になっていた。食欲があまりなくて、おもやいからお弁当を届けてくれるけど半分も食べれない。
でも病院行くのは嫌い。(看護ボラが、しばらく毎日血圧測定を行うことを提案)血圧測定、ぜひ来てほしい。(80代・男性)
・ふらつきがあり足首ひねったので痛い。夜は避難所に行っている。(認知症の疑いあり。丁寧に見守りを続け必要に応じて介護保険につなぐよう対応)

(80代・男性)

【9月9日】
・腰の曲がっている妻が、あまり外に出たがらない。お風呂にも入れていないので、おもやいの方に誘ってもらえたら。(話相手も含め、以降も週一回程度、訪問することとした)(80代・男性)
・空き家になっている家がカビや草で荒れ放題。せっかく自分の家を綺麗にしても、隣から虫やカビが来るので何とかして欲しい。(市役所に相談するも個人で対応して欲しいと回答)(民生委員)

【9月11日】
・昨日ここ(おもやい)を知って来てみて、週末しか来れないけど、こういうところがあってとても助かる。ガス、電気、水道は使えるけど、色々流されたから特に服は嬉しい。(50代・女性)
・家の修繕は見積もりが終わって、あとは工事だけ。少し落ち着いたから、疲れを感じやすくなったかな。腰が痛いから、お風呂でマッサージしてるよ。あまり無理をせず、昼はリビングで横になって過ごしてます。(70代・男性)

【9月13日】
・(物資係からのコメント)食事はカレーやラーメンばかりでそろそろ食べ飽きている様子。やさい一杯のスープがあるとよい。コンロは使えるけど、疲れて料理はする気力が出ない。パックご飯がありがたい。甘納豆など和菓子は人気。食事の内容に偏りがあるため野菜ジュースを勧めたが、冷蔵庫がないという理由で持っていかない方もいる。飲み切りタイプを提供。

・お弁当貰って本当に良いのですか?嬉しい。恐縮します。 私は一人ぐらしで、前回も被災したけど建物保険に入っていない。だから補修など、どうしたら良いか途方にくれていた。 食欲もわかなくて、今日お弁当貰ってとても嬉しいかった。(不明)
・(小学校の先生からの相談)災害後、登校できない子や、出てきても我慢している子が増えている。スクールカウンセラーを増やしてはいるが、子ども達の居場所がない。心の休まる場所がない子ども達が多い。

【9月15日】
・こんなに貰って良いの?ありがとう。息子達からこんな(水か何度もつく土地)にいつまで住むんだ?と言われている。せっかくお父さんが頑張って建てた家なのに・・。まだお父さんは元気なので、修理して住むわ。一人になったら考えたいと思う。また来させてもらうね。(60代・女性)
・家を乾燥させるため、大型扇風機を入れているが音がうるさくて気になる。息子が市営住宅に入居がきまったが、浴槽がない。部屋は5階建ての5階でエレベーターはなし。私は持病があるため、この場所に同居するのは厳しい状況。今後は家族別々の生活になるので心配。(70代・女性)

●おもやいでは、スマートサプライを通じて募金をまだまだ
受け付けています。
https://smart-supply.org/projects/omoyai-202108
これは、遠くからでもできる支援です。ぜひともご協力お願いします。

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オンライン情報共有会議への参加
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・SPF主催の「佐賀県情報共有葉隠会議」(水・土開催、19:00~)
・Fネット主催の「福岡県における大雨災害に関する情報共有会議」
(月・木開催、18:00~)に、毎回参加し、情報提供も適宜行っています。

★佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)のHP
https://peraichi.com/landing_pages/view/spf20180901/

★災害支援ふくおか広域ネットワーク(Fネット)のHP
https://saigaishienfnet.wordpress.com/

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RSY活動支援募金にご協力ください!

(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラムのために活用致します。<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

【参加者募集】9/23 東日本大震災で避難した子どもたちの現状とこれからの支援を考えるフォーラム

みなさま
いつもお世話になっております。RSY事務局です。

9月23日(木・祝)に「東日本大震災・原発事故から10年 東海地域に避難した子どもたちの現状とこれからの支援を考えるフォーラム」をオンラインで開催します。

小学生の時に東日本大震災を経験し、東海地域に避難をされた若者から体験談や現在の心境を伺い、私たちにできることを一緒に考えます。東日本大震災から10年を機に、避難当事者の若者対象に実施しましたアンケート調査の報告もさせていただきます。関心のある方、どなたでも大歓迎です。ぜひご参加ください!

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【東日本大震災・原発事故から10年】
東海地域に避難した子どもたちの現状とこれからの支援を考えるフォーラム
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◆開催日時:9月23日(木・祝)18:30~20:00
◆実施方法:オンライン開催(Zoom)
◆参加費:無料

◆内容:
〇県外避難の子ども・若者アンケート調査の結果報告
〇パネルディスカッション「避難当初・これまで・今の思い」
子どもの頃に東日本大震災を経験し、東海地域に避難した当事者の若者にお話しいただきます
〇質疑応答「私たちができること」

◆お申込み:
以下の参加申込みフォームよりお申込みください。
https://forms.gle/jUH17nAhigYTjZEq8

※お申込みいただいた方に、後日ZoomURLをご案内送付いたします。
※メール(info@rsy-nagoya.com)でもお申込み可能です。メールの件名を「311県外避難者・子どもフォーラム申込み」としていただき、【氏名】【ご所属】【メールアドレス】【電話番号】をお知らせください。

 

◆主催/問合せ:認定NPO法人レスキューストックヤード
[TEL] 052-253-7550
[Mail] info@rsy-nagoya.com

◆開催概要
東日本大震災による津波や原発事故により、福島県などから愛知県・岐阜県・三重県に避難された方は、2012年3月のピーク時で約2,100人、2021年3月時点でも約1,300人に上っています。その中には、未就学児や児童・生徒もいますが、親の苦渋の決断によって避難を余儀なくされ、友人に別れの挨拶もできないままであったり、避難先が変わる度に学校も変わったりしたことは、大きな負担となりました。地震や津波の体験からくる恐怖や不安で、身体や心の調子を崩すなど、PTSDの症状が現れる子どももあります。当事者として避難先の学校や友だちに震災の感覚を理解してもらえないことや、中にはいじめを受けるなどの辛い経験をし、震災のことや避難について口を閉ざす子や不登校となる子もいます。しかし、こうした実態は、殆ど知られていません。
そこで、長らく広域避難の課題と向き合ってきたRSYは、当時の子どもたちの体験談や現在の心境などを綴った『311県外避難者について考えよう~子ども・若者の声~』を発刊するにしました。そして、このフォーラムでは、当事者から直接お話しを聞く機会を設けることにしました。

 

※本企画は、「Yahoo!基金 被災地復興支援助成プログラム2020」の助成を受けて実施いたします。


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みなさまのご参加、お待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。

RSY・令和3年8月豪雨水害への対応について(第6報)

お世話になります。RSY事務局です。
佐賀県に派遣しているスタッフ・ボランティアの活動報告をいたします。

現在は、岡田さん(RSY看護師ボラ)が活動中です。菊池さんは9月7日、RSY看護師ボラ・加藤さんは9月8日に帰名しました。

以下、活動報告です。

★私たちは、佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)が提示している
県外支援者のガイドラインに従って現地入りしています。
佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)のHP
https://peraichi.com/landing_pages/view/spf20180901/

★この取り組みは、日本財団助成金「令和3年8月豪雨」からのご支援を頂き実施しています。

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「おもやいボランティアセンター(おもやい)」
(武雄市)運営・活動支援
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現在、RSYボランティアは、おもやいボランティアセンターを中心に、下記の3つの活動を展開しています。

①RSY看護師ボラによるおもやいの衛生環境整備(コロナ対応も含む)と、個別訪問による被災者の健康チェック(検温・血圧・脈拍・食事と睡眠等)、見守り

②おもやいに来所される在宅避難者への物資提供(受付・在庫の棚卸・受け渡し・話し相手など)
③今後地域の支援拠点として活動する意向のある、地元支援団体「NPO法人みつわ」の拠点整備支援
おもやいには、震つな会員等、普段からつながりのある団体が支援に入っているため、随時情報交換や共有を行っています。

またおもやいでは、8月31日~9月3日の間で、物資提供に来所された方に対し、生活実態に関するアンケート調査を行いました。その結果、健康状態については「疲労がたまっている」が最も多く、次いで、「気持ちが落ち込む」「不安が強い」、食事内容については、「カップ麺系」が最も多く、次いでスーパーの総菜が半数以上を占めました。「自炊をしている」と答えたのは3割程度でした。睡眠については、6割が「睡眠時間が減った(眠れない)」と答えており、RSY看護師ボラからの報告では、血圧上昇や怪我等も目立ってきているとのこと。

中には、「病院に行って少し休んだ方がいい」という家族からの声かけに対して、険しい表情で「俺は大丈夫」と、かたくなに頑張り続ける方もおられ、おもやいスタッフやRSY看護師ボラの粘り強い働きかにより、表情が緩和し、周囲の言葉も少しずつ受け入れてくれるようになったということでした。

先日降った夜中の大雨では、「被災直後を思い出した」「怖くて眠れなかった」「胸がザワつく」など、心のケアの必要性を感ずる言葉も多く聞かれたそうです。

おもやいでは、丁寧な個別訪問による見守りに加え、家の補修や要配慮者宅への炊き出し支援、武雄市への要望書の提出と対応策に関する意見交換の場の設定なども展開しています。改めて思うのは、被災地復興は、官民両者の協働がなければ進んでいかないということ。これらの教訓を、地元愛知でどう展開していくのかを考えつつ、RSYは9月末までの毎日、継続的にボランティアが派遣できるよう人員を確保しています。皆様のご支援を、よろしくお願い致します。

【被災者の声】
・家に虫が出るようになった。咳が出たり調子が悪いです。でも、仕事も忙しくて本当に今の生活がやっと。(40代女性)
・2年前の水害のあとに、今の家に住み始めたけど、まさかまたこんな豪雨になるとは思わなかった。着る服ももうほとんどなくなった。(50代男性)・1階が被災して、2階の部屋に六畳一間に5人で寝泊まりして本当に狭い(40代女性)
・床下にボランティアさん入ったりするの?私は、こういうの頼めないわ。泥だらけになって、タダでそんなことやってもらって、申し分けなくなる。私はそういうのお願いできないから、業者にやってもらう。(70代女性)・お皿も2年前にやられてほとんど捨てちゃって、今回の災害でまた使えるお皿なくなっちゃったんです。(30代女性)
・野菜なんてね、しばらくまともに食べれてない。(60代女性)
・部屋(2階)が狭くて、アパートも自分で契約して借りた。やっときれいになったのに、またやられちゃって、やる気がなくなってしまって……。子どもの学校があるから引っ越したくはないから、底上げして再建しようかなと考えている。(50代男性)・2年前に水害に遭ってフローリングを張り替えたんだけど、今回はリビングの床を剥がして、床下を乾かしている。廊下のフローリングも凸凹していて、大工さんには乾いたら戻るよと言われたけど、全然戻らなくてどうしたらいいんだろう。(60代女性)
・2年前に農機具がやられたから今回は早めに逃してたんだけど、車は今回もやられてしまった。保険で車借りてたんだけど、もうすぐ返却期限がきてしまうので、それ以降が不安。(70代女性)

・7人家族で生後2ヶ月半の赤ちゃんと子どもがいる。今日初めて来ました。今育休中で、家に籠りがち。1階部分は床板も一部を剥いで床下を乾かしている。(家族7人が2階で生活している様子)(30代女性)
・2階に住もうにも5人家族であまりに狭いので、別にアパートを自分で契約した。まだ罹災証明書が発行されていない。2年前も水害に遭っていた。やっと自宅を再建したところで、今回の水害。(落ち込んでいる様子)引っ越しも検討したが、子どもの小学校の関係で、引っ越しはしたくないという気持ちがあり、家をすべて取り壊して、嵩上げして再建しようかと悩んでいる。(40代男性)

・車が被災して、保険でレンタカーを借りることができたが、もうすぐ返却期限がきてしまう。(不明)
ここは水が30年はきてないから大丈夫だよと言われて家を5年前に建てたけど、2回も水がきてしまった(40代女性)
・車がなくて、買い出しなんかも自転車で移動してます。もう、不便ですね。(60代男性)
・うちの後ろに一人暮らしのおばあちゃんいるんだけど、こないだ行ってみたらエアコンが暖房になってたの。ちょっと心配だわ。(70代女性)

・昨日も来てくれてありがとう。食欲も出てきて食べれる様になった。一昨年と今回の水害で少し気分が落ち込んでしまっていた。水害前の生活に戻り暮らしたい。(70代女性)
・こういうところ(物資配布)って、本当に食べられない人しか来ちゃダメだと思ってました(50代男性)
・業者の人にポンプで水を吸い上げてもらったんですけど、床下が汚れていて汚くて。十数万円も取られました。床下だけだったカビも床上まであがってきちゃって。私、喘息持ってるんで酷くて。床下に潜って自分で掃除しようと思ってたんですけど……。(50代女性)

朝起きて動いていると疲れ11時ごろから二階に上がって横になっている。食事は、ガスが使用できないのでカセットコンロで調理しているので思うようにおかずができない。コンビニでおにぎりとお味噌汁で食べている。息子は、二年前から引きこもりになってしまった。でも少しずつ手伝ってくれるようになってきた。(70代女性)
・ストレス解消に週一デイサービスに体操等楽しみに通っている。自宅は、ガス、水道、電気は使える。二階で寝ていて、トイレに行くのが大変だった時に、おもやいの方が段ボールトイレを持ってきてくださった。本当に嬉しかった。(80代女性)・(昨日から血圧が高い)大工さんが今日明日休みなので横になっていた。食欲があまりなく、おもやいからお弁当を届けてくれるが半分も食べれない。病院受診を勧められたが、病院行くのは嫌。(看護師ボラの「しばらく毎日血圧測定に来ましょうか」というこえかけに「ぜひ来てほしい」)。(80代)
・頂いた洗濯機の使い方がわからない。足首ひねったので痛いし身体がふらつく。一階の部屋は床下が剥がした状態。夜は避難所に行き、昼間だけ帰ってきている(少し認知症の疑いもあるため、介護保険の利用等も検討中)。(不明)●おもやいでは、スマートサプライを通じて募金をまだまだ
受け付けています。
https://smart-supply.org/projects/omoyai-202108
これは、遠くからでもできる支援です。ぜひともご協力お願いします。●武雄市避難所支援について
・浦野がアセスメント調査および、環境改善に関わった避難所については、その後もSPFが訪問し、掃除や衛生環境の整備と、足湯ボランティア等の生活支援を継続して下さっています。世帯数も少なくなり、日中は人がいない状況が続いているそうですが、要配慮者が(高齢者・妊婦)がいることもあり、行政への丁寧な働きかけや避難者の見守りを展開して下さっています。

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オンライン情報共有会議への参加
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・SPF主催の「佐賀県情報共有葉隠会議」(水・土開催、19:00~)
・Fネット主催の「福岡県における大雨災害に関する情報共有会議」

(月・木開催、18:00~)に、毎回参加し、情報提供も適宜行っています。

★佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)のHP
https://peraichi.com/landing_pages/view/spf20180901/

★災害支援ふくおか広域ネットワーク(Fネット)のHP
https://saigaishienfnet.wordpress.com/

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RSY活動支援募金にご協力ください!(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援

プログラムのために活用致します。

<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
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特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

RSY・令和3年8月豪雨水害への対応について(第5報)

みなさま

RSY事務局です。

佐賀県に派遣しているスタッフ・ボランティアの活動報告をいたします。現在は、ボランティア1名・看護師ボランティア1名が活動中です。浦野以下4人は9月2日に帰名しました。

以下、活動報告です。

★私たちは、佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)が提示している県外支援者のガイドラインに従って現地入りしています。

佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)のHP

https://peraichi.com/landing_pages/view/spf20180901/

★この取り組みは、日本財団助成金「令和3年8月豪雨」からのご支援を頂き実施しています。

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RSYの活動(1)「おもやいボランティアセンター(おもやい)」

(武雄市)運営・活動支援

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★物資班レポート

平日は、週末の半分くらいの方々(40~50人)が来所されています。ご寄付を頂いた方々への感謝の気持ちを込めて、品物等とお礼のメッセージを添えて写真を撮り、随時おもやいのSNS等にアップしています。一つひとつの丁寧な取り組みが、息の長い応援へとつながっており、寄付者は毎日後を絶ちません。

当初、名前と連絡先を書くだけだった受付アンケートは、被災状況が詳しくわかるように、項目が少しずつ増えてきました。台所は使えますか?お湯は使えますか?冷蔵庫は使えますか?など物資選びに役立つ項目を拾いながら、サポートしています。

食欲があるか?眠れているか?も聞いて、心配な兆候がみられたらおもやいスタッフか看護師ボランティアなどにつなぐようにしています。

2年前にも水害に遭っているためか、カビ対策のためにも部屋を乾燥させなければならないということをご存知の方も多いです。おもやいには、中古の扇風機の寄付がいくつかあり、それらを借りて床を乾かしたいという方もいらっしゃいました。

また、住民さん同士で周囲の人を気にかける様子もありました。おもやいに「あそこの人が気になるんだよね。あそこで物資が貰えるよと紹介しておいたから」という会話が以前あって、それを伝え聞いた方が初めておもやいに物資を受け取りに来てくださいました。

【被災者の声】

・一人でいるとね、夕方くらいになると気分が下がってきちゃって、食事なんかは簡単につくれる非常食みたいなのがいいんですよ。 被災する前は自炊もちゃんとしてたんですけどね(50代男性)

・2年前よりも今回のほうがひどかった。タンスの2段目ぐらいまで水があがってきた(70代男性)

・不安なんていったらね、もう不安だらけよ(70代女性)

 

★看護師レポート

夕方、熱中症とみられる救急搬送から戻った方を訪問しました。被災された方々の様子を見ていると、ボランティアの支援はとてもありがたいと思う反面、汗や泥まみれになって働く横で自分だけ休むわけにはいかないと、片づけるものを指示しなければと気を遣う面もあるようです。それ故に、身体が疲れていても頑張りすぎてしまい、体調を崩す方も多くなっているということでした。おもやい代表の鈴木さんも、早くからそのことに気づいておられ、「途中休みの日を入れるなどして、被災者の状況に合わせたボランティアの派遣ペースを検討していきたい」とおっしゃっていました。私たちも住民の方の心情を読み取りつつ、「今日と明日はできるだけ安静にしましょうね。また明日も体調確認のため、訪問させて頂きますね」とお伝えしました。

●おもやいでは、スマートサプライを通じて募金をまだまだ受け付けています。

https://smart-supply.org/projects/omoyai-202108

これは、遠くからでもできる支援です。ぜひともご協力お願いします。

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RSYの活動(2)

避難生活支援アドバイザーとして浦野を派遣

★この取り組みは、中央共同募金会のREADYFOR×ボラサポ災害支援基金「災害支援を専門とする非営利団体に対する緊急助成プログラム・令和3年8月豪雨助成事業」のご協力を頂き実施しています。

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★浦野レポート

浦野は、内閣府・JVOADの協働事業の一環として、JVOAD避難生活改善に関する専門委員会メンバーである辛嶋氏(PBV)、地元支援団体「佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)と共に、大町町・武雄市の避難所のアセスメント調査を行いました。

今回のアセスメントは、避難所の長期化と新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、災害関連死や深刻な健康被害を防ぐための、適切な生活環境が整えられているのかを確認し、改善に向けた支援を行うことを目的としています。

大町町は2か所の避難所に、23世帯・42名が避難。武雄市は4か所の避難所に12世帯・20名(現在は3か所に統合)が避難していました。今回対象となった2つの市町は、2年前の水害でも被災しており、その教訓が生かされていた面もありましたが、いずれの避難所も、5割~7割程度「改善が必要」という結果となりました。

新型コロナの感染症予防のための、受付での検温・アルコール消毒・健康チェック、専用スペース、パーティション・段ボールベッドの設置、共用スペースの定期的な消毒は適切に対応されていました。一方で、居住スペースやトイレの土足禁止化、ゴミの分別・汚染ゴミの処理方法、食品や使い捨て容器の衛生管理、換気方法等については、改善が必要でした。

また、過去の災害でも同様の指摘をされ続けてきた、温かく、栄養バランスの取れた食事と布団やリネンの提供なども、適切な対応が取れていないという現状がありました。

このような結果の背景には、

①マンパワー(行政職員も被災している)

②保健師の確保(新型コロナ・ワクチン対応等で手いっぱい)

③行政の災害救助法ならびに生活再建支援法の適切な運用知識やスキル

④避難所として活用される施設管理者(公民館等)との災害時の施設利用ルールの相談

⑤避難所を利用する一般市民への理解促進

⑥在宅等避難者の支援拠点機能も想定した人員配置と環境整備の検討

などの不足が原因として見えてきました。

これは、当該市町だけではなく、どこの自治体でも起こりえる課題だと実感し、それ故に、日常からの官民協働の関係づくりや、人づくりが一層重要だと認識しています。

特に、専門委員会としても、食事と寝床の改善は、コロナ蔓延前から、災害関連死を防ぐために優先すべき課題であることを言及してきましたが、どの被災地でも改善までに長い時間がかかります。

この課題には、被災規模や委託業者の確保等、様々な物理的要因が絡んでいます。しかし、過去の災害では、食事等を改善しない理由の一つとして、運営支援者から「避難所の食事や寝具を整えると居心地がよくなって、避難所から出ようとしなくなる。それが避難者の自立への妨げになる」という声が聞かれました。

災害救助法の中で、その必要性や運用については明文化されているにも関わらず、これらの提供が「わがままの助長」と捉えられる要因がどこにあるのか、今一度、その究明に力をいれなければと思います。

今回の結果を受け、浦野は、JVOAD専門委員会メンバーの頼政氏(被災地NGO恊働センター)と、地元SPFと共に、具体的な避難所の環境改善にも取り組みました。

今後は、SPFを通じて環境維持と、足湯やサロン等、被災された方々に寄り添った生活支援プログラムの継続が検討されています。

RSYも、引き続きオンライン等を活用しながら情報共有し、サポートを続けていきます。

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オンライン情報共有会議への参加

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・SPF主催の「佐賀県情報共有葉隠会議」(水・土開催、19:00~)

・Fネット主催の「福岡県における大雨災害に関する情報共有会議」(月・木開催、18:00~)

に、毎回参加し、情報提供も適宜行っています。

★佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)のHP

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★災害支援ふくおか広域ネットワーク(Fネット)のHP

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RSY活動支援募金にご協力ください!(随時受付中)

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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、

被災者への生活支援プログラムのために活用致します。

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三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681

特定非営利活動法人レスキューストックヤード

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<郵便振替>

00800-3-126026

特定非営利活動法人レスキューストックヤード

※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

RSY・令和3年8月豪雨水害への対応について(第4報)

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。

佐賀県に派遣しているスタッフ・ボランティア活動告をいたします。
以下、活動告です。

★私たちは、佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)が提示している
県外支援者ガイドラインに従って現地入りしています。

佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)HP
★日本財団「令和3年8月豪雨」の助成金を頂いて実施しています。

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RSY活動(1)
「おもやいボランティアセンター(おもやい)」

(武雄市)運営・活動支援

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★椿レポート
週末ということもあり、家族連れで立ち寄る住民も多く、
一日で80~100人ほどが来所されました。
デイサービス施設方には、食料をまとめて託しました。
また、近隣住民や全国から物資も届くため、仕分け作業も行いました。
食料品、日用品などは、屋内棚に並べ、靴、靴下、タオルなどは
テントブースに分けて並べるようにして、密を避ける工夫をしています。
おもやいスタッフが記念写真を撮り、記録に残す丁寧な対応をされています。
長野市豊野りんご農家さんから届いた今リンゴや、
名古屋から送った「おたがいさまパック」も喜ばれています。
おもやいではそ他に、弁当配給、洗濯ボランティア、マッサージコーナー
子ども遊び場も行っています。
物資配布合間には、おもやいメンバーでもある建築士に同行して
在宅避難者お宅に訪問しました。
家主さんもみえたで、床を乾かす必要があることを説明し
これから生活再建についてアドバイスされていました。
【被災者声】
・リフォームしたばっかりだったに、今回は浸水が深くて、
1階にあった電子レンジや炊飯器は、またダメになっちゃった。ため息がでます(30代女性)
・家を建てたばかりだったで、出費を少しでも抑えたくて
(罹災証明手続きを待たずに)自力でアパートを借りちゃったよ(50代女性)
・夫母が「しばらく泊ってってもいいよ」といってくれてるけど、子ども達学校から遠いから迷ってる40代女性)
・ようやく晴れた週末で、作業がはかどるわ~
・(最初は遠慮して断っていたが)マッサージしてもらって、ホント気持ちよかった!
★藤井レポート
おもやいスタッフに同行して、在宅避難者健康状態を確認しました。
お風呂やシャワーもままならなず、あせもなど不調に悩むかたもみられました。
空き家を片付けていた持ち主親戚という女性は、被災はしていないが
遠方から通っており、朝は元気でも、夕方再訪した際には放心様子がうかがえました。
被災者だけでなく、周り人たち疲れも溜まってきています。
【避難者声】
・自分ことは自分でと思うが、あんた助言で頼ってみようかな(70代男性)
・(昨日より表情が少し明るい様子で)洗濯物をボランティアさんにお願いできた。助かったわ(上記奥さん)
・(湿ったまま板張りに新聞紙とバスタオルを引いている)眠れないから、
 一晩中衣類整理をしていた。夫は2階に避難したままで
 「上がってくるな」ていうし、息子は離れているで、頼れないし…(90代夫婦)
●おもやいでは、引き続きスマートサプライを通じてコンパネ募金を行っています
https://smart-supply.org/projects/omoyai-202108
他にも、被災地で必要な物資も掲載しています。
これは、遠くからでもできる支援です。ぜひともご協力お願いします。
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RSY活動(2)
避難生活支援アドバイザーとして浦野を派遣
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★浦野レポート
SPFメンバーらと武雄市避難所4か所を巡回し、
アセスメントを実施しました。
長期避難所として、適切な対応がなされているかを中心に確認し、
市職員方々と課題共有上、改善ポイントについて相談・助言しました。
武雄市長と面談では、一昨被災経験から、現在も圧倒的に多い、
在宅避難者支援拠点機能も含めた避難所環境整備について
認識頂きました。830日に閉所となる長寿園より、要配慮者世帯含め、
3世帯が武雄公民館に転居されるため、アセスメントチームが、
受け入れと環境改善お手伝いをさせて頂くことで、市と合意しました。詳細は、次号でご告します。
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RSY活動支援募金にご協力ください!(随時受付中)
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支援金は、スタッフ現地派遣や情発信、被災者生活支援プログ
ラムために活用致します。
<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者お名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
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