RSY・令和3年8月豪雨水害への対応について(第3報)

みなさま

RSYは、8月27日より佐賀県にスタッフ・ボランティアを派遣し、28
日より本格的な支援を開始しました。

以下、活動報告です。


★私たちは、佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)が提示している
県外支援者のガイドラインに従って現地入りしています。
佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)のHP
https://peraichi.com/landing_pages/view/spf20180901/
★この取り組みは、日本財団助成金「令和3年8月豪雨」からのご支援を頂き実施しています。
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RSYの活動(1)

「おもやいボランティアセンター」(武雄市)運営・活動支援

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おもやいボランティアセンター(おもやい)は、一昨年の被災時に民間のボランティアセンターを開設しており、2年間被災者の復興に寄り添い続けてきた信頼関係から、「あそこなら、支援や情報がえられるかもしれない」と頼りに立ち寄る住民が途切れることがありません。

また、おもやいがこれまで丁寧に紡いできた全国の支援者からも、物資提供の申し出や情報提供などが相次でいます。

★藤井(RSY専門職スタッフ・訪問看護師)レポート
おもやいのスタッフに同行して、在宅避難の血圧や健康状態を確認をしました。
5軒9人の在宅避難者を訪問し、大半の方の血圧が普段より高めでした。
水害発生から2週間が経ち、疲労が溜まって来ているのと同時に、ストレスによる血圧上昇も懸念されます。
挨拶もそこそこに、この2週間余りの体験を矢継ぎ早にお話される方もおり、
とにかく話を誰かに聞いてもらいたい、という切迫した心境であることがうかがえました。
過去の災害を振り返っても、この時期は、気を張り続けることに
体が悲鳴を上げる時期であり、少しでも、心配な症状のある方には、かかりつけ医への受診を勧めました。
しかし「大丈夫だから」と、気丈にふるまい、また作業に戻る方もあり、
それは、今にも折れそうなギリギリの心を、必死に奮い起こし立て直そうとする姿にも見えました。

また、床板を自力で剥がし、根太がむき出しになっていたお宅では、根太をつたって戸締りをしに行った奥さんが滑って落下し、あざをつくっていました。
私たちもこれまで、西日本豪雨の際の関市や令和元年東日本台風災害の長野市でも同じような事故を見てきました。中には、骨折や裂傷などの大けがをされた方もいました。
おもやいスタッフの話では、このような事故を防ぐための応急処置として、
コンパネを敷けば、家の中を安全に行き来できるようになるということです。

●おもやいでは、スマートサプライを通じてコンパネ募金を開始しました。
https://smart-supply.org/projects/omoyai-202108
他にも、被災地で必要な物資も掲載しています。これは、遠くからでもできる支援です。ぜひともご協力お願いします。

【被災者の声】
・ちょっと片付けると動悸がするんだ。だから、休み休みやってる(70代前半男性)
・自分で板を剥がして、冷房を強にして乾かしている。できることは自分でやるんだ。(70代男性)
・一昨年の水害から今日でちょうど2年経つんだよ。ちょっと早く、また来ちゃったなぁ(70代男性)
・(片付け作業の傍で)わたしちょっと休むわ(60代女性)
・一昨年に続き、また今年も被害にあった。もう情けなくて、情けなくて・・・。涙(70代男性)
・朝は「今日は頑張るぞ」と思うんだが、お昼を過ぎる頃には、疲れちゃう。ご飯も食べたくなくなって、ごろっとしてしまうんだ。電子レンジを届けてもらったけど使い方がわからん(80代男性)
・2年前も被災して、だいぶ金かけて直したばかりだったのに。もう引っ越そうかと思っている。

★椿(RSYプロジェクトスタッフ)レポート
おもやいの事務所で、物資の配布をお手伝いしました。
物資には、靴、衣服(Tシャツ、女性下着、大人用オムツ、乳幼児オムツ、離乳食、食料、飲料、タオルなどがあり、ひっきりなしに地域の方がいらっしゃいました。
10月に3人目の出産を控えた方や、生後1ヶ月の赤ちゃんのご家族など、土曜日ということもあり、お父さんも一緒に訪れる家族も多かったです。
男性は「何をもらっていけばいいかわからん」と呟くのと対照的に、
女性はお買い物感覚でじっくりと品定めする姿もあり、ちょっとした気分転換の場にもなっているようでした。

【被災者の声】
・(保育園の制服を着た、ちびっ子兄弟を連れた家族)被災した家庭のために、先生も被災している中、直後から園を開けてくれましたが、登園した子どもたちは少なかったです。(30代女性)
・車を2台避難させましたが、その先の道が冠水していたので、
2台ともダメになっちゃった。軽トラを借りられたので実家と行き来ができるようになって、生活はなんとか継続できています。(40代女性)
・一昨年も被害に遭い、今回も。前回”学習”したから、水が引いてから出すものは出して、
床掃除してなんとか生活はできているけど、2度目のことでつらい(50代女性)
・一昨年も水に浸かり1階の電化製品がダメになって、
また今年も同じで電化製品の購入になる。がっかりです(50代女性)

 
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RSYの活動(2)
避難生活支援アドバイザーとして浦野を派遣
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JVOAD避難生活改善に関する専門委員会メンバーの常務理事浦野は、
内閣府とJVOADの連携事業として取り組まれている、避難生活支援アドバイザーの派遣制度の一員として同委員の辛嶋氏(PBV)と共に現地に派遣されています。今後避難所の長期化が見込まれる大町町と武雄市を中心に、「中長期支援に向けた避難生活環境アセスメント」を実施。SPFメンバーらと避難所を巡回して、今後の課題と改善方法をお伝えしながら、当メンバーらが伴走しつつ、現場で改善に取り組めるよう行政と調整しています。★浦野レポート
【8月28日訪問先】
大町公民館:14世帯24人
大町町総合福祉保健センター美郷:9世帯11人水害から2週間余り経っていますが、食事はアルファ化米やカップラーメンなどが中心です。グリーンコープ生活協同組合さがからバナナや納豆、野菜ジュースなどが届けられているものの、健康を維持するために必要な栄養素が摂取できているとは言えない状況でした。

そこで、公民館の調理室を使って婦人会がおにぎりや煮物などの炊き出しを調理していました。以降も、食生活改善推進員や外部支援者による炊き出しが予定されているようです。コロナ禍でも安全に炊き出しを行うためのルール化と共に、本来、避難生活の食事は、災害救助法の中で賄えるという仕組みがあるため、これらを最大限に利用できるよう、町をサポートしています。

また、寝具は簡易ベッドと、急性期用の日赤救援物資安眠セット(キャンピングマット、枕、アイマスク、耳栓、スリッパ、靴下など)と座布団が一部配布されているにとどまっているため、疲労の積み重ねが心配されます。

明日は、武雄市の4つの避難所を巡回する予定です。

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震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)

会員の活動把握
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種村(RSY震つな担当スタッフ)と松井(プロジェクトスタッフ)は、
大町町に入っている震つな会員の活動現場3カ所を回りました。
(風組関東、レスキューアシスト、ピースボート災害支援センター・PBV)
技術系専門ボランティアの活動現場が主なこともあり、住民の声も家屋保全に必要な機材(送風機など)を借りたいといった内容が多いようです。
一昨年にも被災した方は、片付け方などに経験がある一方、「罹災証明なんて、申請してもあまり役立たない」といったあきらめムードも見られます。
また、一昨年は被災しなかった住民は、初めての経験で何から手をつけたらよいのか
途方に暮れている方もあり、資機材や情報の提供の仕方にも工夫が要るようです。
(震つなより詳細報告別途)
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RSY活動支援募金にご協力ください!(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログ
ラムのために活用致します。
<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

新型コロナウイルス対応【RSY事務所臨時体制】

レスキューストックヤード名古屋事務局です。
愛知県への緊急事態宣言の発出を受け、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、当法人の名古屋事務所在席スタッフ数を、最小限にとどめることといたしました。ご不便・ご迷惑をおかけするかと思いますが、どうぞ、ご了承ください。なお、みなさまも、体調管理に十分ご留意ください。
期間:8月27日(金)~9月12日(日) ※延長する可能性があります。
【名古屋事務所】
電話対応:通常通り(平日10:00~18:00)
※ただし、出勤スタッフが限られるため、即答できない場合があります。
メール対応:通常通り※ただし、個人情報の参照等、在宅勤務者が即答できない場合があります。
郵便物:通常通り。※ただし、返信が遅くなる場合があります。
来所:必ず、事前にご相談ください。不要不急のご用件の場合は、お断りさせていただきます。
ボランティア募集:期間内は、基本的に募集を行いません。
【ふくしま支援室】
電話対応:通常通り(平日10:00~18:00)
メール対応:通常通り
※ ただし、個人情報の参照等、在宅勤務の場合、即答できない場合があります。
郵便物:通常通り。
★★災害が発生した場合★★
災害が発生した場合は、感染予防対策を徹底した上で職員が参集し、対応を協議することとしています。

8月豪雨水害への対応について(第2報)

みなさま

はじめに、令和3年8月豪雨水害(仮称)で犠牲となられた方々と被災された方々に心からお見舞い申し上げます。また、懸命に復旧作業に取り組んでおられる全ての皆様に、エールを送ります。

被害の大きさが明らかになりつつあると同時に、新型コロナウイルスの感染第5波の波が拡大の一途である中、RSYは、被災地との情報共有につとめ、また、内閣、JVOAD、震つな、NPOネットワークを通じ、県外支援者として出来うる事、現地入りの要件を整えてまいりました。

本日(8月27日)より9月1日まで、常務理事の浦野以下、5名が佐賀県に入り、武雄市を含む杵藤地区を中心に支援活動を行います。

◆なお、今回の現地入りは、佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)が提示している県外支援者のガイドラインに従って事前申し込みを行い、支援要請を受けての現地入りです。

※現時点では、県外からの個人ボランティアは、いずれの災害ボランティアセンターでも受入れを表明しておりません。

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「避難所アセスメントチーム」として活動

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JVOAD避難生活改善専門委員として、RSY常務理事の浦野が災害関連死や健康被害を防ぎ、活力と尊厳が守られる中長期的な避難所環境の整備にあたります。

まずは、避難所環境のアセスメントを行い、その結果を地元行政や支援者らと共有の上、今後の伴走型支援も視野に入れて、改善に向けた対応策の提案などを行います。

なお、この行程には、同専門委員、内閣府との連絡員および地元中心メンバーが同行されます。

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地元活動団体「おもやいボランティアセンター」(武雄市)の運営・活動支援

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おもやいボランティアセンター(おもやい)は、一昨年の被災の際には民設のボランティアセンターを立ち上げ、ボランティアの受入れとニーズマッチングをされました。その際、RSYから支援に入ったスタッフが今回も伺います。また互いに震つな会員どうしでもあります。

この度の被害は、一昨年より浸水深も範囲も広く、おもやいの事務所自体が被災したこともあり、おもやいメンバーが物資支援や在宅避難者への生活再建相談などにできるだけ注力できるよう、後方支援を中心に行います。

★被災者の声:「こがんももろてよかと?」「離乳食が本当に助かります」「近所の人のも渡してよかですか?」(おもやいのFB発信より)

★被災者の声:一昨年はそれでもなんとか頑張って、8ヶ月かかって保険もどうにか下りることになって、せめて10年は水害も大丈夫だろうと思ってたけど、こんなになってしまって。台所にあるカウンターの上に電化製品も置いて、水が入ってもいいように対策したのに、今年は前回以上の水位で結局全部ダメになってしまった(おもやいのFB発信より)

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震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)会員の活動把握

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震つなの事務局をRSYが担っています。

現在、震つな会員(家屋保全の技術系専門団体など)が佐賀県内で活動していますが、その状況把握の情報収集を行います。先行貸出している床下清掃資機材の状況や、新たな物資の必要性についての最新情報や、被災者の生の声を拾う予定です。

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資機材・衛生用品の送付

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「おもやい」からの要請で、8月24日に、床下排水・清掃・乾燥用資機材を搬出しました。排水ポンプ、送風機、工場用扇風機など14個口。また、今回の現地入りに際しては、感染症予防対策用品等をお届けします。

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オンライン情報共有会議への参加

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・SPF主催の「佐賀県情報共有葉隠(はがくれ)会議」(週2回水・土開催)

・Fネット主催の「福岡県における大雨災害に関する情報共有会議」(月・水・金隔日開催)

に、毎回参加し、情報提供も適宜行っています。

現地での活動については、報告を予定しています。

★佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)のHP

https://peraichi.com/landing_pages/view/spf20180901/

★災害支援ふくおか広域ネットワーク(Fネット)のHP

https://saigaishienfnet.wordpress.com/

★全国社会福祉協議会・被災地支援災害ボランティア情報

https://www.saigaivc.com/202108202/

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RSY活動支援募金にご協力ください!(随時受付中)

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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラムのために活用致します。
<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

RSY・8月豪雨水害への対応について(第1報)

みなさま
お世話になります。RSY事務局です。
日本列島に停滞する前線の影響で、島根県、広島県、福岡県、佐賀県など、各地で甚大な被害が出ています。特に福岡県久留米市や佐賀県武雄市、大町町などは、近年連続して被災している地域であり、精神的ダメージに加え、現実的に修繕費用が捻出できないなど、暮らし再建には相当な時間がかかりそうです。
まずは、この災害で犠牲となられた方々や、被災され、不安の中懸命に復旧作業に取り組んでおられる皆様に、心からお見舞い申し上げます。
地元東海地域では、これまでの断続的な雨で、一部の地域では、河川の増水や土砂災害の危険性も高まってきています。今後しばらくは大雨が続くという予報も出ておりますので、危険地域にお住いの方は早めの避難を心掛け、くれぐれもお気をつけ下さい。
RSYはこれまでに、震つな会員やJVOAD、東海地域のネットワークを活かし、被災地域で活動する団体・個人の方々からの情報収集に努めてまいりました。
各地の状況と、今後の支援の方向性について、現状をご報告致します。
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各地の被災状況とRSYの動き
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●オンライン情報共有会議への参加
特に被害の大きかった、福岡県と佐賀県で、NPO・ボランティアによる情報共有会議が開催されています。いずれも、被災地内外より100団体近い支援者が集まり、地元行政や社会福祉協議会との3者連携のもと、毎夜、現状の課題や今後の支援についての検討がなされています。RSYもこれに参加しています。
それぞれの地域で災害ボランティアセンターが開設、または準備中の状況ですが、コロナ禍の災害を鑑み、募集は市内あるいは県内限定とされています。
★詳しくは、全国社会福祉協議会HPをご覧下さい。
●震つな会員「おもやいボランティアセンター(佐賀県武雄市)」への支援
市内を流れる六角川が氾濫。同河川は2019年にも氾濫しており、当時RSYは、震つな会員である「おもやいボランティアセンター」を通じて、ボランティア活動資器材の貸出、炊き出し、家の相談会などの生活支援をお手伝いしました。
今回被災した場所は、前回と同じ地域で、なおかつ、前回よりもさらに大きな被害に遭いました。今回の被災は、約2年をかけて少しずつ再建してきた住民の方々にとっては、心を打ち砕くほどの大きな打撃となり、「もうね、引っ越しするよ」「どうしようもない。こんなに水害があるならあきらめるしかない」などという声も聞かれています。現在は地元の方々を中心に、懸命な復旧作業が進められています。
また、「周辺のスーパー、コンビニ、飲食店なども被災しており、食事の確保がままならない」「大雨続きで洗濯ができない。自宅の洗濯機は被災したため、コインランドリーに行くも、混んでいて順番が回ってこない」などの悩みも聞かれています。
RSYは、地元のニーズに応じて、ボランティア活動資器材の提供、ボランティア派遣、生活物品等の提供、募金の呼びかけなどに協力致します。
●避難生活改善に関わるサポート(佐賀県武雄市・大町町、等)
コロナ禍の避難所対応や、暮らし再建に向けた長期的な支援の可能性について、地元行政や社協、支援団体らと検討すべく調整中です。現地からの要請が確認された場合は、JVOAD避難生活改善に関するメンバーでもある、常務理事・浦野を佐賀県へ派遣する予定です。
とにかく生活支援に関しては、長期戦となることが考えられるため、これまでRSYや震つなネットワークで取り組んできた、生活支援プログラムの経験から、お役に立てることを探し、検討してまいります。
★佐賀県における県外NPOによる支援は、PCR検査や感染対策防止を徹底する等を条件に、県域の中間支援組織に申請する形で、現地入りできるしくみが整いつつあります。(現状の受け入れは、重機支援や避難所対応等、専門性のあFるNPOに限っています。)
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RSY活動支援募金にご協力ください!
(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログ
ラムのために活用致します。
<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
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夏期休業のお知らせ

みなさま

レスキューストックヤード事務局です。
ご承知の通り、新型コロナ感染者の急増が止まらず、
名古屋市をはじめ愛知県内の市町村で
「まん延防止等重点措置」が取られております。
一層の手洗い、換気の徹底と、不要不急の外出を控えましょう。
連日暑い日が続いています。熱中症にもお気を付けて、どうぞご自愛ください。
さて、下記の日程で夏期休業させていただきます。
ご不便をおかけいたしますが、ご了承ください。

名古屋事務所(ふくしま支援室共)

:8月13日(金) ~ 15日(日) 

★8月16日(月)より、通常通りです。

ご寄付をいただきました!

「レスキューストックヤードの活動に役立ててほしい」と

株式会社東海製作所 代表取締役 丹羽雄二様が来所くださり、

寄付金をいただきました。

御礼申し上げます。

大切に使わせていただきます。

加えて、いろいろなアドバイスもいただき、今後のつながりも作っていただけると

頼りになるお言葉もいただきました。

重ねて、御礼申し上げます。

大雨被害について(第4報)

皆様
お世話になります。RSY事務局です。
静岡県の大雨被害について、静岡県で開催されている情報共有会議および、震つなネットワークを通じて、新しい情報が入ってきましたので共有します。
また、熊本や宮崎、鹿児島地方での大雨の警戒レベルも高まっています。各地でつながりのある方々に連絡を取り合い、状況把握や注意喚起等に努めています。大雨や台風は、どこで発生してもおかしくない気象状況です。いざという時に備えて、今のうちから、できる準備を進めておきましょう。
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★台風・風水害に備えて
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下記の資料をダウンロードして、大雨に備える自分の行動をシミュレーションしてみましょう。被災リスクの高い場所にお住まいの方は「逃げ時」を逃さずに。また、周囲に一人で身の安全を確保することが難しい方がいたら、このシートを参考に一緒に避難方法を確認したり、災害発生時は無理のない範囲で、声かけや避難誘導を行って頂ければと思います。
★出典:RSYニュースレター「あるある114号」
★出典:RSYニュースレター「あるある105号」
※団体等で活用される際は、出典を明らかにしてください。また、データの無断加工は固くお断り致します。
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静岡県の被害状況(熱海・富士・沼津)
※内容は、主に震つなMLおよび会員からの情報を転用
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▶7月9日(木)「第1回ふじのくに災害支援者会議」開催されました(主催:静岡県災害ボランティア・情報センター(県V本部))対象者は、県Ⅴ本部と日頃訓練等でつながっている団体、支援を考えている団体(個人を除く)とされており、震つな事務局も参加しました。
【熱海市】
1)被災状況(7月9日現在)
死者9名 / 安否不明者20名 / 被害棟数131棟
・2つのホテルに572名避難生活。
・伊豆山地区には現在も規制線が張られ、住民の立ち入りも制限。
・伊豆山の一部地域で断水・ガスの供給停止が続いているが徐々に解消。
土石流による被害が極めて限定的で周辺地域での被害はほぼみられない。
・行政の物資受付は一旦中止中。

2)災害ボランティアセンター・ボランティア活動に関して
・7月5日災害ボランティアセンター立ち上げ。県内東部地区居住者のみ対象でWEB登録受け中。

・既に2800名の登録。うち25パーセント(約700名)は熱海市民。
・現在も行方不明者の捜索と2次災害の危険回避のため、規制線が張られ住民の立ち入りも制限。現時点でボランティアによる活動は難しい状況。

3)避難所について
・7月6日より、静岡災害派遣福祉チーム(静岡DWAT)が現地入り。地元保健師と共に部屋を訪問。避難者への聞き取りと環境改善を実施。

・感染対策は、JVAOD避難生活改善に関する専門委員会・専門職アドバイザーの尾島先生(浜松医科大学教授)をはじめとした感染の専門家チームが現地入りし、地元関係部局らと共に環境整備を実施。
・食事会場まで来れない方には部屋までお弁当を宅配。
・7/6より依頼を受け、しずおか茶の国会議メンバーも避難所支援に入っており、避難者の自主的な活動の場づくりを新型コロナウイルス感染症対策も考慮しながら模索している。
・避難所支援については自治会など地域の方々や、現在支援に当たっている支援を中心に展開中。
4)現在確認されている、又は今後可能性のあるニーズ
・断水地域からの移動支援→地元自動車学校が協力
・断水地域で給水拠点から自宅までの水運びニーズ→明日から対応。住民の負担感の軽減が課題。
・遺品洗浄、ご遺体安置場所の清掃等→既につながりのあるボランティアでの対応を検討中。
・洗濯ニーズの可能性→今後検討

【富士市】
1)被災状況
床上浸水23戸、床下浸水62戸

2)被災者支援状況
・7月6日より富士市からの要請を受け「富士市災害ボランティアセンター」を立ち上げ、現在受けているニーズへの対応と合わせ、困りごとのニーズ把握・受付を行っている。
現在のボランティア活動は地元の人的リソースを中心にニーズ対応を行っている。
・県V本部からの技術的な支援要請(水害後の適切な対応への助言等)を受け、震つなより、NPO法人災害救援レスキューアシストを派遣。富士市社会福祉協議会・地元ボランティアと連携し活動している。

(被災者の声)
★情報提供:NPO法人災害救援レスキューアシスト(震つな会員)
〇80歳代男性
10年前もこの辺は水に浸かったけど今回のほうが凄かった、自分らはもう歳でどうすれば良いかよくわからない。こんなに手伝ってくれたり教えてくれるのは本当にありがたい!!

〇70歳代女性

うちは床下は大丈夫だけど扉とか窓が開かなくなったのよー。もう収入も年金しかないし火災保険にも入ってないし家のローンがまだ残ってるしとにかくお金のかからないようにしたい。何回床を拭いても泥が出てくるから嫌になるわ〜

〇60代男性

家は自分や親戚でなんとかしてきた。しかし隣の空き地の泥が気になって仕方ない。いつもは車を止めてたけど車を入れられないし困った困った。

〇40代女性

母のお家で今日は手伝いに来たけど床下をみてもらって良かった!自分達だけじゃ床下を見る事はなかったし業者さんがきても見てもらってなかったかもしれないので本当ありがたいです。

〇60代男性

業者が断熱材はほっといたら勝手に下に水が落ちて乾くと言ってたけどそれウソだったんだね。おれも話聞いてもなんか納得出来なかったんだよ。あんたらに来てもらって納得できたありがとう。
〇60代女性
水位が上がってきた時は気が気じゃなかった。幸い床下ギリギリで止まったから良かったけど、本当に怖かった。点検の後にこれなら乾燥させて上げれば大丈夫と伝えると『安心しました』とほっとされていました。

〇50代男性
この辺は今までにも何度も浸水しているから対策は色々取っていた。危ないと思ったら家具などは2階にあげるとか壁や床下の断熱材は抜き取っており壁も水が抜けやすくなるように加工した。慣れたくならないけどもう慣れちゃったよ。

〇50代女性
昨日不在で見て貰えなかったからと声をかけてきた。水を抜いて、掃除はしたけどこれで十分か不安だった。一通り説明をして…あー良かった。暫くはできるだけ乾燥させておけばいいと分かって安心しました。
〇60代男性
玄関を開けた途端にムワッと湿気とかび臭い匂いが漂うお宅でした。とりあえず、何年か前の時にポンプを買ってあったので、床下の水は抜き取ってあるんだけど、網戸が壊れて、エアコンも故障中なので換気が思うように行かないんだ…フローリングの表面も変色が始まっているし、早めに網戸の修理を進めました。
〇40代男性
ウチは保険屋を通して業者に任せているので大丈夫です。ウチよりももっと被害のあったお宅を優先してください。何かあればとチラシを手渡すと、快く受け取って『ありがとう』とおっしゃいました。
【沼津市】
1)被災状況
全壊1棟/ 床上浸水88件、床下浸水248件

2)被災者支援の状況
・7月7日より「地域ささえあいセンター」を設置。
・7月8日より被災地域の自治会と連携しチラシを配布、被害状況の調査を進め

ている。

皆様
お世話になります。RSY事務局です。
静岡県の大雨被害について、静岡県で開催されている情報共有会議および、震つなネットワークを通じて、新しい情報が入ってきましたので共有します。
また、熊本や宮崎、鹿児島地方での大雨の警戒レベルも高まっています。各地でつながりのある方々に連絡を取り合い、状況把握や注意喚起等に努めています。大雨や台風は、どこで発生してもおかしくない気象状況です。いざという時に備えて、今のうちから、できる準備を進めておきましょう。
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★台風・風水害に備えて
—————————————————————–
下記の資料をダウンロードして、大雨に備える自分の行動をシミュレーションしてみましょう。被災リスクの高い場所にお住まいの方は「逃げ時」を逃さずに。また、周囲に一人で身の安全を確保することが難しい方がいたら、このシートを参考に一緒に避難方法を確認したり、災害発生時は無理のない範囲で、声かけや避難誘導を行って頂ければと思います。
★出典:RSYニュースレター「あるある114号」
★出典:RSYニュースレター「あるある105号」
※団体等で活用される際は、出典を明らかにしてください。また、データの無断加工は固くお断り致します。
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静岡県の被害状況(熱海・富士・沼津)
※内容は、主に震つなMLおよび会員からの情報を転用
———————————————————————
▶7月9日(木)「第1回ふじのくに災害支援者会議」開催されました(主催:静岡県災害ボランティア・情報センター(県V本部))対象者は、県Ⅴ本部と日頃訓練等でつながっている団体、支援を考えている団体(個人を除く)とされており、震つな事務局も参加しました。
【熱海市】
1)被災状況(7月9日現在)
死者9名 / 安否不明者20名 / 被害棟数131棟
・2つのホテルに572名避難生活。
・伊豆山地区には現在も規制線が張られ、住民の立ち入りも制限。
・伊豆山の一部地域で断水・ガスの供給停止が続いているが徐々に解消。
土石流による被害が極めて限定的で周辺地域での被害はほぼみられない。
・行政の物資受付は一旦中止中。

2)災害ボランティアセンター・ボランティア活動に関して
・7月5日災害ボランティアセンター立ち上げ。県内東部地区居住者のみ対象でWEB登録受け中。

・既に2800名の登録。うち25パーセント(約700名)は熱海市民。
・現在も行方不明者の捜索と2次災害の危険回避のため、規制線が張られ住民の立ち入りも制限。現時点でボランティアによる活動は難しい状況。

3)避難所について
・7月6日より、静岡災害派遣福祉チーム(静岡DWAT)が現地入り。地元保健師と共に部屋を訪問。避難者への聞き取りと環境改善を実施。

・感染対策は、JVAOD避難生活改善に関する専門委員会・専門職アドバイザーの尾島先生(浜松医科大学教授)をはじめとした感染の専門家チームが現地入りし、地元関係部局らと共に環境整備を実施。
・食事会場まで来れない方には部屋までお弁当を宅配。
・7/6より依頼を受け、しずおか茶の国会議メンバーも避難所支援に入っており、避難者の自主的な活動の場づくりを新型コロナウイルス感染症対策も考慮しながら模索している。
・避難所支援については自治会など地域の方々や、現在支援に当たっている支援を中心に展開中。
4)現在確認されている、又は今後可能性のあるニーズ
・断水地域からの移動支援→地元自動車学校が協力
・断水地域で給水拠点から自宅までの水運びニーズ→明日から対応。住民の負担感の軽減が課題。
・遺品洗浄、ご遺体安置場所の清掃等→既につながりのあるボランティアでの対応を検討中。
・洗濯ニーズの可能性→今後検討

【富士市】
1)被災状況
床上浸水23戸、床下浸水62戸

2)被災者支援状況
・7月6日より富士市からの要請を受け「富士市災害ボランティアセンター」を立ち上げ、現在受けているニーズへの対応と合わせ、困りごとのニーズ把握・受付を行っている。
現在のボランティア活動は地元の人的リソースを中心にニーズ対応を行っている。
・県V本部からの技術的な支援要請(水害後の適切な対応への助言等)を受け、震つなより、NPO法人災害救援レスキューアシストを派遣。富士市社会福祉協議会・地元ボランティアと連携し活動している。

(被災者の声)
★情報提供:NPO法人災害救援レスキューアシスト(震つな会員)
〇80歳代男性
10年前もこの辺は水に浸かったけど今回のほうが凄かった、自分らはもう歳でどうすれば良いかよくわからない。こんなに手伝ってくれたり教えてくれるのは本当にありがたい!!

〇70歳代女性

うちは床下は大丈夫だけど扉とか窓が開かなくなったのよー。もう収入も年金しかないし火災保険にも入ってないし家のローンがまだ残ってるしとにかくお金のかからないようにしたい。何回床を拭いても泥が出てくるから嫌になるわ〜

〇60代男性

家は自分や親戚でなんとかしてきた。しかし隣の空き地の泥が気になって仕方ない。いつもは車を止めてたけど車を入れられないし困った困った。

〇40代女性

母のお家で今日は手伝いに来たけど床下をみてもらって良かった!自分達だけじゃ床下を見る事はなかったし業者さんがきても見てもらってなかったかもしれないので本当ありがたいです。

〇60代男性

業者が断熱材はほっといたら勝手に下に水が落ちて乾くと言ってたけどそれウソだったんだね。おれも話聞いてもなんか納得出来なかったんだよ。あんたらに来てもらって納得できたありがとう。
〇60代女性
水位が上がってきた時は気が気じゃなかった。幸い床下ギリギリで止まったから良かったけど、本当に怖かった。点検の後にこれなら乾燥させて上げれば大丈夫と伝えると『安心しました』とほっとされていました。

〇50代男性
この辺は今までにも何度も浸水しているから対策は色々取っていた。危ないと思ったら家具などは2階にあげるとか壁や床下の断熱材は抜き取っており壁も水が抜けやすくなるように加工した。慣れたくならないけどもう慣れちゃったよ。

〇50代女性
昨日不在で見て貰えなかったからと声をかけてきた。水を抜いて、掃除はしたけどこれで十分か不安だった。一通り説明をして…あー良かった。暫くはできるだけ乾燥させておけばいいと分かって安心しました。
〇60代男性
玄関を開けた途端にムワッと湿気とかび臭い匂いが漂うお宅でした。とりあえず、何年か前の時にポンプを買ってあったので、床下の水は抜き取ってあるんだけど、網戸が壊れて、エアコンも故障中なので換気が思うように行かないんだ…フローリングの表面も変色が始まっているし、早めに網戸の修理を進めました。
〇40代男性
ウチは保険屋を通して業者に任せているので大丈夫です。ウチよりももっと被害のあったお宅を優先してください。何かあればとチラシを手渡すと、快く受け取って『ありがとう』とおっしゃいました。
【沼津市】
1)被災状況
全壊1棟/ 床上浸水88件、床下浸水248件

2)被災者支援の状況
・7月7日より「地域ささえあいセンター」を設置。
・7月8日より被災地域の自治会と連携しチラシを配布、被害状況の調査を進めている。

大雨被害について(第3報)

皆様

お世話になります。RSY事務局です。
大雨による被害によって、東海・関東地方に被害が出ています。
RSYは、震つな会員および、JVOAD、南海トラフ巨大地震等に備えた災害ボランティアネットワーク委員会等を通じて、現地の情報収集や後方支援への取り組みを進めています。
また、静岡県災害ボランティア本部・情報センターより、震つな事務局へ、技術系NPOの派遣要請が入り、関係団体が対応しています。
以下、続報です。
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各地の被害状況
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【静岡県】
★富士市
・泥かき等の対応が必要な被災世帯は50世帯程度。
・市・市社協と協働のもと、震つな会員・NPO法人災害救援レスキューアシストが現地入り。社協の個別訪問によれば「床をあげて泥を出したい」とう声が思いのほか多い模様。
・今後は、レスキューアシストが社協職員と共に個別訪問し、床上げや養生を行い、一般ボランティアが活動しやすいところまでの準備を整え、取りこぼしの無いよう対応していく。
★沼津市
・100世帯程度の浸水被害はあるも、現状では災害ボランティアセンターの設置には至っていない。
★熱海市
・土石流の通った範囲に被害が集中。作業系NPOらが現地視察・情報共有を行い、今後の対応について検討を重ねている。
・避難所には、DMATが常駐すると共に、保健師巡回チームやDWATの派遣調F整が進んでいる。今後はさらに福祉系専門職、子ども支援系NPOらの投入が検討されている。
RSYスタッフの関係者が熱海市在住で土石流の被害から2キロ離れた場所に居住。被害状況を確認するも特になし。ただし、周辺地域に住んでいる知り合いなどは被災し、知人宅や避難所に行っている様子。断水エリアには給水は届いているものの、高齢者などの水運びは大変な負担が強いられている様子。
・震つなやRSYともつながりのある「静岡茶の国会議」メンバーが避難所支援を継続中。
※このメンバーは、明日在宅避難者の把握のため周辺地域を回るとのこと。
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被災者の声(熱海市避難所/静岡茶の国会議提供)
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・ずっと住んでるけど、あれだけの水が出たのは初めて。目の前が真っ白なカーテンみたいで、前が見えなかった。バチバチすごい音がした。ホテル避難所のまどを開けて、山の方から泥の匂いがするとドキドキするよ。朝早くからヘリコプターが飛んで、いろんなところから人探しをしてくれていて、ありがたいけど、怖いよ。(70代・女性)
・やっぱり家に帰りたいよ。いつまでもここにいることはできないから。周りに知っている人いないの・・・。ありがとう。膝が痛いからトイレに行きづらい。水はトイレに行きたくなっちゃうから飲んでないよ。昨日の夜はお刺身を食べたよ。でも水は飲まないの。(80代・女性)
※メンバーより保健師に情報共有。
・被災し、久しぶりに家に帰りました。物資係なので、必要な荷物の運搬で行ったり来たりが多く、膝が痛くなった。(行政職員/連日の対応で、相当な疲れの蓄積が見られる)
【神奈川県】
★震つな会員:かながわ311ネットワークからの情報提供
・人的被害 軽傷1名
・建物被害 全壊1棟/一部損壊5棟/床上浸水4棟/床下浸水23棟
・県内で災害対策本部が立ち上がっている市町村は、今のところ無し。そのため、社協も災害VCを立ち上げず、通常ボラセンで対応。
★その他
(RSYとつながりのある神奈川方面の福祉施設関係者より)
被害が心配されていた平塚方面の障がい者施設に連絡をとったが、特に被害は見られていない。
・平塚市は金目川付近で警戒レベル5まで出されたため、大事をとって当日のショートステイ利用者の送迎時間をずらすなどの調整を行った。また、数名の職員の出勤に影響が出たものの、現在は平常通りの運営を行っている(高齢者施設)
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RSYの動き
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「静岡茶の国会議」および、地元福祉系団体らと随時情報共有しつつ、地元支援団体をどのようにサポートしていけるか、引き続き検討を重ねていきます。

大雨被害について(第2報)

皆様
お世話になります。RSY事務局です。
大雨による被害について、RSYは関係者からの情報収集に努めています。
代表理事栗田は、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)代表を兼務していることから、静岡で実施されている情報共有会議(オンライン)に出席しました。
また、常務理事・浦野も、静岡県ボランティア協会等が主催する「南海トラフ巨大地震等に備えた災害ボランティアネットワーク委員会」の委員を拝命していることから同席しました。
報告では、熱海市をはじめ、富士市や沼津市に関する被害状況も明らかになりました。被災地では、地域住民同士の助け合いで泥かきなどの復旧作業が始ままっており、これらの動きを見ながら、行政・社会福祉協議会は、災害ボランティアの受け入れについて検討を重ねています。
水害発生から数日が経ち、住民の方々にも疲れが出てくるころです。
ライフラインが寸断した中、自宅で生活する在宅避難者を含め、現場からは暮らし再建に関わる相談や、孤立感、生活不活発病防止を含めた、心のケアの必要性が指摘されました。地元支援者を中心に、今後の対策について有意義な情報交換が進められています。
以下、報告です。
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【静岡】第2回情報共有会議開催
7月4日(日)18:00~オンライン開催
主催:静岡県ボランティア本部・情報センター
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※報告は、震災がつなぐ全国ネットワークMLより一部転用
【熱海市】
土石流があった現場は現在規制がかかっており一般車両は立ち入り禁止。
現在も自衛隊などが入り安否不明者の捜索が最優先されている状況
130軒程が土石流によって流されたのではないかとの報道もあるが、一般ボランティアで対応出来そうな家屋は30軒程度の見込み。
・熱海市社協は災害ボランティア受け入れ準備中。
・5-6ヶ所あった避難所は2か所のホテルに集約。
・うち1つには土石流によって家屋が流されたり、住めない状況となった方々350名が滞在。もう一つは、生活道路の寸断などから孤立の恐れがある方々が滞在。元より入所型の介護施設が併設されている施設特性もあり、大部屋をパーティションで仕切る形で、避難者を受け入れている。
・現状で15~16名程度の要配慮者が見られる。
・地元士業者らが、生活再建に関わるオンライン相談会開催に向けて調整中。
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【震つな会員・玉木さん(河津桜ボランティアセンター)からの情報】
※情報共有会議で報告された内容に、一部RSYのヒアリングを加筆
・350名が滞在する避難所で活動中。
・日赤医療チームやDMATが健康チェック等、スクリーニング開始。
・地元開業医やDPAT(災害派遣精神医療チーム)らと共に、「新型コロナウイルス感染症避難生活お役立ちサポートブック」を共有。コロナ禍の環境整備や配慮等について解説。
避難所集約によって従来のコミュニティがバラバラになったため、個々の状況が見えにくくなった。孤立感や生活不活発状態に陥る避難者が心配される。
・足湯ボランティアやサロン活動など、住民同士でコミュニケーションが取れる「場づくり支援」が必要であることを認識。コロナ禍でどこまで対応できるか、地元支援者と共に検討中。
・災害発生から数日が経ち、そろそろ行政職員にも疲れが見られ始める頃。避難者と地元支援者のペースと考えを尊重しつつ、引き続き現場で対応していく。
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【沼津市】
・原地区で住家への浸水被害を確認。
★地区北側の様子
高橋川の越水により、道路などに泥が堆積している。家屋被害はほぼ床下浸水。住民が住宅の片づけを行っている様子は確認できず、道路の泥の清掃をされていた。
★地区南側(国道1号線とJRの間)の様子
広い地域では無いが100軒ほどが浸水被害を受けたのではないかという印象。地域住民で協力し、濡れた家財の運び出し等を行っていた。
・平日の人員確保が心配。約100世帯のうち6割が床上浸水(自治会長談)。
・現状、ボランティアは市内で対応できる範囲と考えている。
【富士市】
7月3日時点で200件ほど水が引かない地域があると情報があったが、実際に足を運んでみたところ50軒ほどの感触。
・こちらは泥などが混じらないきれいな水による浸水被害のため、水が引いている場所では浸水していたのか分からなくなるような状況。
・震つな・松山氏からは、被害の見えにくい床下対応の必要性や、支援から取りこぼされがちな方々の特徴についてきめ細かく情報提供。
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RSYの動き
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★この度の大雨被害への支援
・栗田は、JVOADや震つなネットワークを通じて各地の被害状況の把握や今後の支援の必要性について関係機関と協議中。
・浦野は、震つな会員の玉木さんと連絡を取り合い、遠隔から、避難所での生活支援の可能性の模索と準備に向けたサポートを実施中。
★令和2年7月豪雨水害で被災した地域への支援
・昨日、災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)の取り組みとして、熊本県八代市に向け、被災地お見舞いセット「うるうるパック」300セットを発送しました。パック化作業は、大口町災害救援ボランティアさん5名と、震つな会員・愛知人さん6名にお手伝い頂きました。
ありがとうございました!
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災害時お役立ちツール
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(水害にあった時の対処方法や受けられる支援制度について解説)
★「水害にあったときに」チラシ版
★「水害にあったときに」本冊
(床下の泥の撤去や効果的な消毒のやり方を解説)
★水害後の家屋への適切な対応
(コロナ禍の避難生活で気を付けるべきポイントを解説)
★新型コロナウイルス感染症避難生活お役立ちサポートブック(第4版)
(避難所生活で、困りごとを抱えた方々を見逃さないためのツール)
★災害関連死防止ポスター
★災害関連死防止ポスター解説書