宮城県七ヶ浜町報告【第234報】始動!はまのわ!

 

皆様、いつもお世話になっております。RSY七ヶ浜事務局です。

昨年11月に約1ヶ月開催された“しちがはま展覧会はまのわ”の会期中のワークショップで「自分の子ども達が大人になったとき、この町に戻って来たいと思える町にするにはどうしたらいいのか」をテーマに話し合いました。(昨年の“しちがはま展覧会はまのわ”の様子はこちら!そのから!)

 

その中で「思い出がたくさんできる町になるといいよね」という声が多く、小さいときにたくさん遊んで思い出ができれば、一度離れることがあったとしてもまた戻って来たいと思えるのではないか。子ども達が七ヶ浜でたくさん遊ぶにはまずお母さんたちに、七ヶ浜の魅力を知ってもらわないと!という思いに共感したお母さんや若者が集まり“はまのわ”として活動することになりました。

そんなはまのわメンバーのお母さんたちを中心に企画した“あそんぺ七ヶ浜”

プレイベントとして、2016年4月21日にきずなハウスからきずな公園へ歩きながら、木の実生を探してみるという企画を実施しました。

同じ敷地内である中央公民館や町民プール、サッカースタジアムには来たことがあっても、きずな公園に行ったことのない方も少なくないですが、きずな公園からの眺めは実は絶景。

きずな公園から見る菖蒲田浜

菖蒲田浜が一面に見渡せるのです。(お天気の良い日にそこでお弁当を食べたりする親子連れも・・・!)

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みんなで歩きながら木の赤ちゃん(実生)を探します。普段お忙しいお母さんたちも「この花ってなんだっけ」「あーこれうちの庭にもあるわーこれが伸びてくると大変なのよー」と盛り上がっていました。

きずな公園につくと、「子ども達いつもここで遊んでるんだねー」「こんなに海が一望できたら気持ちがいいし、車も来ないし安心して遊ばせられるね」「たまにゴミ拾いとか定期的に来た方がいいかもね」と、今回のイベントを楽しむだけでなく、今後のイベントについてもアイディアがたくさん出てきました。

そして今回参加してくれた方もはまのわメンバーに加入してくださることになるなど、実りある初イベントとなりました。

 

【参加者の声】

・こうやって歩いてみるといつも何気なく見てたけど、いろんな木や花があっておもしろいね。(40代女性)

・公園までの距離だったり、歩いているときって子ども達を連れてくるのに集中してあんまり見たことなかったけど、こうやっていろんな植物を見ながら歩くのも楽しいですね。(30代女性)

・イベントもおもしろかったけど、違う学校のお母さんたちとこうやっておはなしできると、色々情報交換もできるし、子どもが中学校に上がって同じ学校になったときに知っている人がいるのは安心だし、来てよかった。(30代女性)

【第24報】平成28年熊本地震に関わるRSYの支援活動について(7月12日)

みなさま

平成28年熊本地震において、RSYは御船町を中心に活動を継続しています。現地スタッフからの9日から12日までの活動報告です。

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▼熊本県域・熊本市の概況(報告:松永 JVOADの活動)
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●熊本県では、16市町村99ヵ所、4,717名が現在も避難生活を余儀なくされています。(7月11日県発表)

●県内で、全半壊した家屋に対して、公費での解体と撤去が進められています。益城町では、2,000件の受付があり、全ての解体に約2年かかる見込みです。

●地震被害により、瓦が落ちた住家では、応急的な対応としてブルシート張りが進められていますが、高所作業のため、一般のボランティアでの対応はできず、専門知識を持ったNPOやプロボノのよる対応が進められています。業者も手いっぱいで、ブルシート張りですら、数か月待ちの状況です。発災から約3ヵ月が経過し、以前に張ったブルーシートや重しとする土嚢袋も劣化しているため、UV対応の土嚢袋等での張り替えも行われています。今後、台風シーズンを迎える九州では、ブルーシートの対応は深刻な課題です。

 

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▼御船町:あったか味噌汁プロジェクト、お椀&お箸の募集延長!
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皆さまのご協力により、約700個のお椀とお箸が集まっています。本当にありがとうございます。
しかし、目標の1500個に到達しておらず、募集期間を7月29日まで延長しました。ご協力どうぞよろしくお願いいたします。

★【大募集】熊本地震応援企画「あったか味噌汁プロジェクト」のお知らせ

 
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▼御船町:第2次応急仮設入居へ向けての動き(報告:中西、浦中)
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第2次仮設入居に向けて、7月14日(木)から仮設毎に町主催の入居説明会が開催されます。住民の方からは、「仮設住宅の見取り図(設計図)だけでは想像がつかず、持っていくものや置き場所が考えられない」といった声があがっています。そこで、不安や疑問を少しでも解消し、入居に向けての準備ができるよう、RSYスタッフが時間をもらい、写真と共に紹介します。
また、「あったか味噌汁プロジェクト」の第二弾セットも9日に現地に到着、順次手渡ししていきます。

 

 

★住民の声
・仮設住宅の申し込みはしたけど当選したかどうか、いつわかるのか。どうやって当たったかわかるのかしりたいんだけどね(50代女性)
・うちは親もまだ若いし、自分も若くて健康だし、いまの仮設の応募状況からしたら、たぶんなかなか抽選に受からないかもなー。避難所の最後の一人になるかもしれない(30代男性)
※高齢者世帯、乳幼児世帯などが優先されるため
・新しい人(テント村や車中泊避難者が避難所へ移動)が靴のまま出入りしたりして、ルールが守られてない。うるさがられてるけど誰かが注意せんとね(70代男性)

 

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▼御船町: お知らせ
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●御船町災害ボランティアセンター移転
御船町7月23日(土)から、御船町災害ボランティアセンターはスポーツセンター駐車場(小糸整形外科南側)で活動します。
★御船町災害ボランティアセンターフェイスブック

 

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▼RSYを通じて多くのご支援を頂いております
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●生活協同組合連合会アイチョイス様・あいち生活協同組合様・生活協同組合ぷちとまと様
熊本市の避難所で被災者の憩いの場づくりを目的に、サロン(お茶会)や足湯等の活動を行う、地元のNPO法人ソナエトコ、NPO法人小町ウイング、NPO法人傾聴ネットキーステーションへ、RSYを通じて、生活協同組合連合会アイチョイス様・あいち生活協同組合様・生活協同組合ぷちとまと様より、お茶会セット(コーヒーメーカー・電気ポット・ウォータージャグ)を各6点、お茶菓子等をご寄附頂きました。ありがとうございました。

 

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▼活動支援金募集
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いただいた寄付金は、あったかお味噌汁プロジェクトをはじめとした、被災者のみなさんが当たり前の「日常生活」を取り戻すために、使わせていただきます。
お椀やお箸の名古屋からの輸送代、サロン活動のための備品などに役立っています。ありがとうございます。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。
https://kessai.canpan.info/org/rsy/donation/
「都度寄付」よりお申し込み下さい。
※団体へのメッセージ欄に「活動寄付」とご記入ください。

<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ ぼうさいたろう」とご入力ください。

<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

宮城県七ヶ浜町報告【第233報】月刊つぶやき@七ヶ浜[第36号](2016年6月1日~6月30日)

皆さま

いつもお世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局です。

宮城県七ヶ浜町の住民の声「つぶやき」2016年6月号をお伝えします。
「つぶやき」からは被災者の様々な現状をうかがい、知ることができます。
2016年7月11日で震災から5年4ヶ月が経過しました。

RSYでは4月14日に発生した熊本地震において、熊本県御船町を中心に支援活動を行っております。詳しくは都度更新される 支援活動報告をご覧ください。
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震災の影響で運営を休止していた『七ヶ浜町-菖蒲田海水浴場]』が2016年7月29日より10日間限定でオープンします。
(なお、本格稼働は来年を目指しています)
海開きまであと3週間を切り、七ヶ浜町は大忙しです。去る7月9日(土)には町内外から300名以上が集まり、浜清掃も行いました。7月30日(土)は菖蒲田浜海水浴場復興感謝祭、花火大会も開催予定です。

 

「8万人のボランティアさんが居て、一生懸命浜清掃してくれたから、海水浴ができる」そんな声を多く耳にします。
ご都合つく皆さん!この夏、七ヶ浜町にお越しください!

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○仮設店舗があった時、職場体験が仮設のラーメン屋さんだったから、いつも帰りきずなハウスに遊びに来てたんだよなー。懐かしい。大人になったときも、きずなハウスがあって欲しいなー。
(中学生:男子)

 

 

○夏が来くるな。今年は海開きもあるし、海水浴やバーベキューで浜の方は大賑わいだな。どうなるんだろうか、海水浴を手伝っていた浜の人たちは高齢化と高台移転で来れないと思う。ゴミとか駐車場で毎回必ずトラブルが起きるんだよな。事件、事故なければいいな。

(70代:男性)

 

○復興の工事が始まって、景色も変わって「ここどこだっけ?」って思う時があるよ。
地元の人なのにね、分からなくなる時があるんだよ。
(60代:女性)

 

○町民でも七ヶ浜町でイベントとかお店とか、何をやってるか分からないんだよね。
きずなハウスの中にある七ヶ浜町の情報掲示板があるから助かっているよ。
(40代:女性)

 

○町営住宅の集会所はないけど、毎日お茶のみしてるよ。私の家か、友達の家でね。
今年から一般公募で新しい人たちが町営住宅に入ってくるみたいな話が出たんだ。
どんな人がくるんだろうねぇ。
(60代:女性)

 

○私たちは早めに仮設を出て、息子のローンで家を買ったんだけど、新しい地域になじめなくてかなり苦労したんだよ。同じ部落の人たちと一緒に仮設にいれば良かったと思ったこともたくさんあったよ。あれから5年して、みんな町営住宅や高台移転して同じ部落の人たちで生活できてるのを聞いて羨ましいって思う時もあるんだよ。
(60代:女性)

 

○仮設住宅にはお世話になった。結局4年半にもお世話になったしな。
最後、解体する時は感謝の気持ちで見届けたいな。ここでのきずなはずっとだけどね。
(70代:男性)

 

【第23報】平成28年熊本地震に関わるRSYの支援活動について(7月9日)

平成28年度熊本地震・御船町への支援について

いつもお世話になっております。RSY常務理事・浦野です。

熊本地震からもうすぐ3ヶ月が経とうとしています。

7月5日、御船町にRSYの拠点がようやく設置できました。 ボランティアと住民の方々をつなぐ交流・憩いの場となるよう、願いを込めて、鋭意環境整備中です。

さて、御船町は、避難所の統合がひと段落し、応急・みなし仮設住宅への引越しが徐々に進んでいます。応急仮設住宅は、「狭い、暑い、隣の音が聞こえる、段差が多い」という相変わらずの不具合はあるものの、「元の集落に戻れた、周囲は知っている人ばかりなので安心」とホッとした表情を見せる方もいます。

中には「早く近所のみんなで集って仲良くなりたい」と新しい仲間作りに意欲を見せる方もいます。 一方、半壊・一部損壊した家屋で避難生活を送っている在宅避難者は、度重なる雨への不安を募らせています。町では先日の集中豪雨で5件が全壊し、床上・床下浸水も多数発生しました。現地スタッフの中西からは、「地震でぎりぎりもった家がもう住めない」と涙をこぼすお年寄りにかける言葉もなく、一緒に泣く事しかできなかったと報告が寄せられました。

また、山間部の集落で行っているお茶のみの席では、2回の揺れの激しさ、宅地被害、食器類が沢山割れたのに買いに行く暇もないという話を聞きました。被災者生活再建支援法は、宅地被害は適応外のため、どうしようもありません。農地被害も深刻で、水が枯れた、亀裂が入ったという理由で、今年の作付けを諦めた農業者も多数います。このような不安や憤りを聞いてくれる人もいない辛さを切々と語っていました。

さらに、子どもやお年寄りからは、「夏祭りやグランドゴルフなど地域行事ができず寂しい」という声も上がっています。

このように、被災された方々の生活は、時間の経過と共にどんどん変化しています。小さな声にこそ耳を傾けながら、一つでも不安を取り除くお手伝いができれば思います。これまでもRSYを介して、多くのボランティアが御船町を訪れました。先日、ある住民の方からお手紙が届きました。復興への歩みを進める過程で生まれたボランティアとの出会いは、大きな励みとなっているようです。

(御船町・Sさんからのお手紙)

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今なお続く余震に多くの方々が生活拠点を失い、恐怖に怯える毎日ですが、私も避難所生活に区切りをつけ出ることができました。大きな揺れに自らの生命すら危機感を感じ、野宿、避難所とこのような経験から、今後はできることの一つから進んでいければと思っています。心に大きな傷はあれど、被災で繋がる心の絆、被災で受けた温かい想いは一生の宝です。皆さんとの出会いを大事にしてこれからの生活を頑張ります。

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▼御船町での今後の活動予定(9月頃まで)

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【応急・みなし仮設住宅への支援】 町内18箇所(今後も増える可能性あり)、最終的に340世帯が入居予定。うち6箇所に談話室、1箇所に集会場を建設中。みなし仮設住宅には約100世帯が入居予定。

★集会場・談話室の環境整備 みんなで集い、町内外の人たちとの交流や手仕事ができる環境をなるべく早く整えるために、机や椅子、電化製品、お茶のみ道具、お裁縫・大工道具などを提供します。

★棚の取り付け 応急仮設住宅での収納の狭さを少しでも緩和するために、希望者に棚の取り付けのお手伝いを計画中です。DIYが得意な住民や地元ボランティアと一緒に取り組めるよう調整しています。

★あったか味噌汁プロジェクト これまでにあつまったお椀とお箸は約550セット。新聞やラジオでも紹介してもらったこともあり、毎日のように郵送や直接名古屋事務所まで届けて下さる方がいます。「少しでもお役に立てたら・・・」と、約50名がこのプロジェクトに参加しました。目標の1500セットまでもうひと頑張り。皆さんの想いをのせたお椀とお箸は、入居が決まった方から順番に手渡ししています。集会場・談話室が完成したら、『あったか味噌汁昼食会』も企画予定です。

 

【被災地域全体に向けた支援】

★足湯、サロン交流活動 RSYみふね事務所、避難所、仮設住宅集会場・談話室、山間部集落の公民館などで交流を深め、みなさんの心の声に耳を傾けます。

★移動陶器市&カフェ RSYとつながりのある陶磁器協会や個人・団体の方から湯のみやお皿などの食器を募ります。被害がひどかった地域を巡回しながら、陶器をバザー形式で提供します。自分で選ぶ楽しみやお買い物をする爽快感を味わって、気分転換してもらえたらと思います。市にはカフェも併設して、みなさんがゆっくり休んだり語り合える場をつくります。売り上げは地元社協に全額寄付し、地域のサロン活動などに使って頂きます。

★生活再建に向けた相談会 過去の災害では、応急危険度判定だけで判断し、修繕できる家を解体してしまったという事例が数多くありました。宅地・農地再生も含め、家族の思い出が一杯つまった家を出来る限り残せるよう、専門家による相談会を開きます。住民の方々が立ち止まってゆっくり考えたり、適切なアドバイスが受けられる機会をつくります。

★ボランティアバスの運行(地域行事支援) 住民の方々から地域の歴史や文化を教えてもらい、御船町の良さに触れるバスツアーを企画します。お礼に、災害で軒並み中止となっている地域行事をボランティアが手伝い、夏休みの楽しい思い出づくりを盛り上げます。

その他、活動を希望する個人・団体の方々の受け入れや、住民の方が気楽に立ち寄れる居場所づくりなども進めます。今後も引き続き、町、社会福祉協議会、地元住民・ボランティアらと一緒に活動したいと思います。応援の程、よろしくお願いします。

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▼あったか味噌汁プロジェクト・募集期間延長(7月末まで)

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目標の1500セットを目指して、お椀とお箸の募集期間を延長します。 活動を通じて被災地に想いを馳せることが、世間の風化防止につながります。 お椀、お箸のどちらか一つでも大歓迎です。ぜひともご協力ください。

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▼活動支援金募集

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<クレジットカード決済> URLよりお願いいたします。 https://kessai.canpan.info/org/rsy/donation/ 「都度寄付」よりお申し込み下さい。 ※団体へのメッセージ欄に「活動寄付」とご記入ください。

<銀行振込> 三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681 特定非営利活動法人レスキューストックヤード ※「カツドウキフ ぼうさいたろう」とご入力ください。

<郵便振替> 00800-3-126026 特定非営利活動法人レスキューストックヤード ※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

【第3報】広島県福山市豪雨水害への対応について

みなさま
RSY事務局では、6月22日未明の大雨により被害のあった、広島県福山市への支援活動を行っております。RSYが事務局を兼務する「震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)」では、事務局長・松山を6月26日から28日まで派遣し、地元社協らと連携をとりつつ、名古屋からの資器材受け入れや地域巡回、社協の体制作りのお手伝いをいたしました。
福山市では、先週金・土・日の3日間で、福山市社協でボランティアを募集し、活動を行ったとのこと。福山市社協鳥海氏より、報告をいただきましたので、掲載させていただきます。
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6月22日以降,梅雨前線が活発化した影響による大雨で,福山市内を流れる芦田川の支流など5河川があふれ,浸水被害,土砂災害などに見舞われました。
福山市社会福祉協議会では,この災害に対し,日頃からつながりのある地域団体の役員やボランティアから被害状況などを聞き取る中で,この度は災害ボランティアセンターを開設せず,通常のボランティアコーディネートの中で対応していくことを決定しました。並行して,広島県社協からレスキューストックヤードへ依頼し,活動資材を借り受けました。
そして,7月1日~3日で集中的に寄せられた相談に対応すべく,今まで災害の現場で活動経験のあるボランティアを中心に募集を開始し,支援活動を展開しました。
 
*3日間で対応したニーズ21件 参加したボランティア数76人
3日間の活動が報道されたこともあり、新規のニーズもいくつか上がってきています。
今後も新規ニーズに合わせて週末に市内でボランティア募集をかけ支援活動を行う予定です。
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【第21報】平成28年熊本地震に関わるRSYの支援活動について

みなさま

平成28年熊本地震において、RSYは御船町を中心に活動を継続しています。
また、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD準備会)では、熊本県内で活動するNPO団体と県、国らと共に頻繁に情報交換を行い、県内避難所の実態調査や環境改善、その他、支援の過不足を補い合うべく活動しています。以下、現地スタッフからの28日から1日までの活動報告です。

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▼御船町:青雲市場にRSY御船事務局を設置しました(報告:中西、浦中)
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LUSHジャパン様のハンドマッサージや、災害ボランティアネットワーク鈴鹿様の炊き出し等でご協力いただいていた青雲市場様の一角に、7月1日にプレハブ事務所を設置、今後は事務所機能と地域住民の交流スペースとして、被災者一人ひとりの支援を続けていきます。

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▼御船町:あったか味噌汁プロジェクト第1弾(報告:中西、浦中)
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パック化されたお椀とお箸のセット第1弾は、24日に御船町に到着し、随時、旧七滝中、木倉、高木仮設に入居した住民の方にお配りしています。
いただいた人の中には、愛知から届いた贈り物に涙を流している方や、食事で早速使っている方もいらっしゃいました。
第2次の仮設入居は7月18日(月)を予定しており、2次入居者向けのパック化作業を7月7日(木)10時から大口町倉庫で行います。ご協力よろしくお願いいたします。

お椀とお箸もまだまだ募集しておりますので、ご協力どうぞよろしくお願いいたします。
【大募集】熊本地震応援企画「あったか味噌汁プロジェクト」のお知らせ

★お椀&お箸セットを届けに行った際の住民の声
・お隣はさっきまでおらしたバッテン、おたくと入れ違いになったね~。でも保育園の子供がおらすけん賑やかでよかよ。元気が出るもんね。
早く仮設の皆さんと顔合わせしたかね~。(80代女性/高木仮設にて)

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▼御船町:南田代集会所でのサロン(報告:中西、浦中)
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29日に南田代集会場でサロンを開催し、強い雨の中でしたが22名の住民の方に参加いただきました。
サロンに参加していた方が「平地がね、仮設でみんななくなっちゃったでしょ。グランドゴルフができなくなっちゃって。楽しみがないとね」
と話されて、何か楽しみを作りたい!ということになりました。お盆明けにお楽しみ企画を実施できるよう進めていく予定です。

★住民の声
・近所の人がみんな避難所やら、娘やむすこのとこにいってしまって話し相手がいなくなってしまった(80代女性)
・段ボールを安く支援してもらえないかな。家を壊すけん、引越し用と保管用と荷物をわけるため結構な量の段ボールが必要なの。必要な分買おうとすると万単位でお金が出て行っちゃう。切実。私だけじゃないと思う(60代女性)
・この間のラーメン、本当においしかったとよ。ありがとうね(70代女性)
・また来てくれたの。ありがとう。いつまでいるとね?またこんなん茶話会してね(70代女性)

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▼御船町:仮設集会所で使用する備品(机・椅子)の搬入(報告:浦中)
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1日に仮設集会所で使用する備品の積み込みを名古屋で行い、トラックで現地に送りました(ドライバーは、RSYボランティアの阪野さんにご協力いただきました)。荷物は2日午前に到着しました。

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▼御船町:RSY関係でのボランティア支援(報告:中西、浦中)
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■碧海5市、安城市社会福祉協議会のみなさま(6/28~29)
避難所となっているスポーツセンターと玉虫南集会所での傾聴サロン、ボランティアセンターの清掃をしていただきました。傾聴サロンは早めに告知していたこともあり、心待ちにされている方が多かったようで開始直後から賑わいを見せていました。
七ヶ浜の方々と安城のボランティアのみなさまの交流から生まれたチンゲンサイの漬物(たべさいん漬け)や水菓子も好評で、たべさいん漬けは南田代集会所のサロンでも振舞われました。

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▼あったか味噌汁プロジェクト第2回パック化作業
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第2次仮設住宅入居者向けのパック化作業を以下の日時で行います。みなさまのご協力よろしくお願いいたします。

お椀・お箸パック化作業
・日時:7月7日(木)10:00~12:00
・場所:RSY大口町倉庫(愛知県丹羽郡秋田3丁目106)
※現地のマップのURLも参考にしてください→http://urx2.nu/hhGX
・集合:10:00に現地集合(現地駐車場有)、または9:00にRSY事務所集合
※事務所から車に同乗される方は、人員に限りがありますので早めにご連絡ください。
・ご参加いただける方:お手数ですが6日(水)の午後20時までに、件名を「熊本地震/あったか味噌汁プロジェクト」と書き、info@rsy-nagoya.comまで
・お名前
・携帯電話の番号をメールにてご連絡ください。
・当日連絡先:090-5000-8386(RSY林)

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▼活動支援金募集
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いただいた寄付金は、あったかお味噌汁プロジェクトをはじめとした、被災者のみなさんが当たり前の「日常生活」を取り戻すために、使わせていただきます。
お椀やお箸の名古屋からの輸送代、サロン活動のための備品などに役立っています。ありがとうございます。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。
https://kessai.canpan.info/org/rsy/donation/
「都度寄付」よりお申し込み下さい。
※団体へのメッセージ欄に「活動寄付」とご記入ください。

<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ ぼうさいたろう」とご入力ください。

<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

【第20報】平成28年熊本地震に関わるRSYの支援活動について(6月28日)

みなさま

平成28年熊本地震において、RSYは御船町を中心に活動を継続しています。
また、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD準備会)では、熊本県内で活動するNPO団体と県、国らと共に頻繁に情報交換を行い、県内避難所の実態調査や環境改善、その他、支援の過不足を補い合うべく活動しています。以下、現地スタッフからの24日から27日までの活動報告です。

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▼熊本県域の概況(報告:松永)
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・被災から2ヵ月を経過しましたが、現在もなお、県内に避難所が約90ヵ所、5000名以上が避難生活を余儀なくされています。長期化する避難生活で、生活機能の低下が懸念されています。

・応急仮設住宅の建設が進められ、6月5日甲佐町での仮設入居をはじめ、益城町等で入居が開始されています。しかし、現在建設予定のもので8月以降の鍵渡し予定など、避難生活は更に長期化しています。

・県内の災害ボランティアセンターでは、登録制や週末のみの活動等へ体制変更をする自治体が増えてきていますが、潜在的なニーズはまだまだあり、ポスティングや個別訪問等でニーズの掘り起こしを行っています。益城町、熊本市等では避難所支援や瓦礫撤去以外に、仮設住宅への引っ越し支援が始まっています。しかし、引っ越しニーズはあっても、被災状況や応急危険度判定によっては、被災家屋から家財等が取り出せない場合もあります。

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▼熊本市の概況(報告:松永)
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・熊本市では、6月25日時点で45カ所の避難所、約1400名が避難生活を続けています。

・応急仮設住宅(プレハブ)が約450戸、みなし仮設住宅は約3000戸(入居可能戸数)の予定。仮設住宅では、6月21-22日より市内で最初の仮設住宅の鍵渡しが完了していますが、竣工後、順次入居予定で全戸完成はまだ一か月以上かかる見込みです。

・長期化する避難生活で、生活機能の低下防止を目的に、地元NPOのソナエトコが避難所での「布団干し大会」を開催。避難所でのお茶会や足湯の会話の中で「◯◯したいが避難所ではできないもんね」との声を多く聞いたことから、布団干しを企画。支援者が干すのではなく、避難者自らに干してもらうよう働きかけを行い、布団を干すことで、生活空間を掃除する方もいました。「震災前は毎日布団を干していたよ。避難所でもできるんだね。今日はゆっくり寝れそうだわ」と笑顔に。避難者に「やってもらう・やる気を出してもらえるような支援」が重要だと再確認しました。RSYもコーディネーターを派遣するなど、地元団体のサポートを行っています。

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▼御船町:大雨による被害(報告:中西、浦中)
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先週からの断続的な大雨により、山間部地域では生活道路の崖崩れが広がっている場所も見受けられます。ボランティアセンターには水害被害により屋根のブルーシート張りへの要望が入ってきていますが、高所作業となり危険が伴う作業のため一般ボランティアで対応することができず、ニーズを受けることができない状況にあります。
家屋被害については、床下・床上浸水があっても2階で生活している方々もいるため、町も正確な被害家屋数が把握できておらず、現在確認作業が進められています。

★住民の声
・(涙をぽろぽろ流しながら)なんもかんもみんな流されたたい。(80代女性)
・雨(豪雨)の降った夜は地鳴りがしたけどそのまま寝ました。ボランティアさんには本当に感謝していますが、とにかくケガをされないように毎日願っています。(30代男性)

 

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▼御船町:あったか味噌汁プロジェクト第1弾(報告:中西、浦中)
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皆さまのご協力によりお椀とお箸が着々と集りつつあります。愛知のボランティアさんの手によって、世帯ごとにパック化されたお椀とお箸のセットの1回目送付が終了。24日に無事御船町に到着しました。町では、応急仮設住宅の第1次募集の鍵渡しが27日から始まっており、RSYも入居時のサポートをしています。旧七滝中学校仮設団地24戸、木倉仮設団地15戸、高木仮設団地22戸へ、町から配布される調理用具6点セットと一緒にお椀とお箸のセットを手渡ししています。

これから続いていく仮設入居に向けて、お椀とお箸はまだまだ募集しておりますので、ご協力どうぞよろしくお願いいたします。
【大募集】熊本地震応援企画「あったか味噌汁プロジェクト」のお知らせ

★住民の声
・七滝の仮設住宅はそれぞれにトイレも風呂もあるとね?昔住んどった炭坑住宅は全部共同で、風呂は太かつが真ん中にあったもんなー。 (70代男性)

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▼御船町:RSY関係でのボランティア支援(報告:中西、浦中)
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・宮島恵さま(6/25~28)、北村育美さま(6/26~27)、塩谷ケリーさま(6/26~)
避難所となっているスポーツセンターにて足湯活動や傾聴活動をしていただいたり、27日は仮設住宅入居に伴う活動のサポートをしていただきました。

★住民の声
・毎日自宅の片付けをしていたけど、持病のメニエール病が出そうだったのでここ数日は休憩。実際にめまいも起きたので、休んで良かった。(70代女性)
・好きな物自分で作って好きなだけ食べたか(食べたい)。(60代女性)
・避難所に来る県外のボランティアと話すのは楽しか~。今、ケガして仕事休んどるけど退屈せんよ。(50代男性)

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▼活動支援金募集
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いただいた寄付金は、あったかお味噌汁プロジェクトをはじめとした、被災者のみなさんが当たり前の「日常生活」を取り戻すために、使わせていただきます。
お椀やお箸の名古屋からの輸送代、サロン活動のための備品などに役立っています。ありがとうございます。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。
https://kessai.canpan.info/org/rsy/donation/
「都度寄付」よりお申し込み下さい。
※団体へのメッセージ欄に「活動寄付」とご記入ください。

<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ ぼうさいたろう」とご入力ください。

<郵便振替>
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特定非営利活動法人レスキューストックヤード
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【第19報】平成28年熊本地震に関わるRSYの支​援活動について(6月24日)

みなさま

平成28年熊本地震において、レスキューストックヤードは御船町を中心に活動を継続しています。
また、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)への協力としては、熊本県内で活動するNPO団体と県、国と頻繁に情報交換を行い、県内避難所の実態調査や環境改善、その他、支援の過不足を補い合う活動しています。RSYでは6月3日に第1回現地報告会を実施致しました。以降、23日までの活動をまとめましたので、ご覧下さい。

 

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▼御船町:(活動しているスタッフ:浦野、中西、浦中)
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■避難所集約に伴う避難所自主運営に関する支援
小中学校の再開に伴い、6月10日より避難所の集約が始まりました。避難所内環境整備や、自主運営に向けた役割分担を無理なく行えるよう、施設管理者である熊本YMCA、御船町らと共に、住民の方々と一緒に取り組みました。係決めに少し時間がかかりましたが、お互いにできることを協力していこうという思いが共有されていました。

避難所集約となる日までにも、避難開始以来、布団を干していない方もみられたため、半ば強制的ではありますが、衛生状態の確保を目的に布団干しの活動も行いました。
住民の方からは「虫がいるかも」「ぶつぶつができている」などダニの疑いがあるような発言もあったため、定期的な布団干しの提案を行いました。

 

■山間地域への支援

5月15日以降、5ヵ所の山間地域にて生活再建のための相談会(主催:日本災害復興学会)を開催しました。現行法や支援制度では対応できない案件も多くあるようで、ボランティアの依頼にも関わる応急危険度判定に関する相談が多くみられました。
また、困りごとが起きていないか、体調不良などないかを確認しつつ、田代地区を中心に訪問活動を行っています。在宅避難をされている方々への「集う場」をつくるための炊き出しやサロン、お茶会も行っており、住民同士が不安な想いや今後の見通しについて共有できる場としての車座トークも開催しています。
避難所での活動の申し出があった炊き出しやマッサージについても、山間地域に出向くことで、避難所ではなかなか聴く機会のない在宅避難の方々の生の声を聴いて、今後の活動につなげるようにしています。

山間地域では、屋根のブルーシート張りについての要望が多く聞かれます。高所作業ということから危険が伴うため、ボラセンではブルーシート張りのニーズを受け付けていません。他の市町村でも同様と思いますが、屋根に上がりブルーシートをキチンと張れる方の人手が圧倒的に不足しています。

★住民の声
・(避難所でない地域での炊き出し会場にて)おいしか。お弁当もぜんざいも全部おいしか。今日は来てよかったたい。明日もあるって言われたばってん、毎日来るのは悪か。今日はほんとによかった。(70代女性)

 

■応急仮設住宅入居支援

6月18日、町主催の仮設住宅入居者説明会にて過去の被災地支援の経験を活かした「仮設住宅の住まい方」についてお話をさせていただきました。工期の遅れによる1週間程度の入居時期の順延があり、被災者のもどかしい思いが伝わってきます。
仮設住宅の入居にあたっては災害救助法に基づいた最低限の炊事道具(まな板、包丁、ナベ、お玉など)の支給はありますが、東日本大震災のような家電セットはなく、入居される方の経済的負担も大きくなっています。
RSYでは「あったかお味噌汁プロジェクト」を立ち上げ、仮設住宅入居者向けにお椀とお箸をセットにし、温もりのあるメッセージカードを添えてプレゼントする企画を進めており、6/23に第1弾(59世帯160人分)を名古屋から御船町に発送しました。詳しくは別メールまたはレスキューストックヤードの活動報告ブログをご覧ください。

★住民の声(仮設住宅入居者説明会での質問より、→以降は役場側の回答)
・電話を敷きたい。できるか。→携帯電話を推奨。個人で引きたい場合は個人負担と。
・照明はあるか。→室内灯、玄関灯、屋外灯、すべてある。
・アンペアはどのぐらい?→30A、それ以上になる場合は各自電力会社に連絡して個人負担。
・3Kに入居予定だがエアコンが1台しかない。もらえないのか。また穴をあけてはいけない、という話だがほかの部屋に設置可能か。→基本は各世帯1台。増設の穴あけは可。
・仮設はペットNGとのことだけど、あの周辺には野良猫が多い。どうなるのか。→野良猫については対応する。

 

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▼御船町:RSY関係でのボランティア支援(団体・個人)
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■LUSHジャパン様(5月第3週から6月第2週まで)
5月後半から6月半ばまでの毎週末、避難所や青雲市場などでハンドマッサージをしてくださいました。ハンドマッサージには女性だけでなく男性にもとても喜ばれ、ホッとできる時間づくりに尽力いただき、延べ100人以上の方にマッサージを受けてもらうことができました。また、子ども向けの企画として石鹸で作った粘土で遊ぶ子ども支援も行ってくれました。
大変な避難生活の中、ホッとする時間と空間をつくれたことで、被災者の方々との距離縮まり、様々な声を聴く機会にもなりました。

★住民の声
・クレア(ショッピングセンター)が空いてないから気分転換したくても映画を見たり買物したりすることもできない。吐き出す場所がないのよね。だから今日ここに来たのよ。よかった、ありがとう。(60代女性)
・家は住めないことはないけど壊れている。家の裏ががけで怖いけん、私はもう安全なところに引越ししたい。でもお父さんが、離れるなんて絶対だめって。ずっとこの土地で生きてきたんだから離れられんって。(40代女性)

・LUSHってあのLUSH?わー、使ってます。東京から来てくれたの?そんなに遠くからありがとうございます。とっても気持ちよかったです(50代女性)

 

■いたばし総合ボランティアセンター:神元幸津江さま(6/3~8)
主に、避難所集約のサポートをしていただきました。

 

■東北学院大学生・引率宮本先生(6/4~5)
南阿蘇村での活動予定でしたが、雨天により活動中止となり、御船町の避難所支援の活動をお手伝いいただきました。当初、片付けやガレキ撤去など作業中心の活動を想像していたようですが、交流や場づくりを目的とした活動の趣旨への理解をいただき、子どもたちの遊び相手などに積極的に関わってくれました。

 

■NPO法人災害ボランティアネット・柳河文昌様(6/14~15)
ワゴン車ではるばる野菜ラーメン(300食)とけんちん汁うどん(150食)を持参し、避難所や山間の集落にて提供していただきました。同時に九州のお寺の坊守さんグループのひやしぜんざいも提供していただきました。
野菜たっぷりあっさり醤油味のラーメンは「今まで食べた炊き出しのラーメンの中で一番おいしかった」と大好評でした。

★住民の声:「今まで食べた炊き出しのラーメンの中で一番おいしかった」(男性)・「うまい」と言って2杯食べる方、3杯食べる方もいた。・「祭りが中止になっているから、かき氷を食べる機会がなくなっていた。かき氷が食べられてうれしい。またぜひこちらの方に来てください」(小さい子どもづれのお母さん)

 

■音つむぎネット・石田音人様(6/17~18)
町内3カ所(スポーツセンター、南田代集会所、福祉避難所)で胡弓による演奏と歌のミニコンサートをしていただきました。
演奏を聴きながら涙を流される方もいらっしゃり、知っている曲になると誰ともなく鼻歌や歌声が聞こえてくるなど、被災者に一時の安らぎと癒しの時間をつくっていただきました。

★住民の声:「いい音を聞かせてもらってありがとうございます」「胡弓をやっていたんです。主人にも聞かせたかった。本当にありがとう。」「地震でうちの三味線と胡弓が破れて壊れてしまったんです」

 

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▼活動支援金募集
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いただいた寄付金は、あったかお味噌汁プロジェクトをはじめとした、被災者のみなさんが当たり前の「日常生活」を取り戻すために、使わせていただきます。
お椀やお箸の名古屋からの輸送代、サロン活動のための備品などに役立っています。ありがとうございます。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。
https://kessai.canpan.info/org/rsy/donation/
「都度寄付」よりお申し込み下さい。
※団体へのメッセージ欄に「活動寄付」とご記入ください。

<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ ぼうさいたろう」とご入力ください。

<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

【第18報】平成28年熊本地震に関わるRSYの支​援活動について(6/22)

みなさま
平成28年熊本地震において、RSYでは御船町を中心に活動を継続しています。
20日夜からの記録的な大雨の影響を受け、御船町内で被害が出ている模様です。現地専従スタッフ・RSY中西からの報告です。

※現在も、御船町に中西・浦中、JVOAD事務局に松永をスタッフ派遣しております。御船町は仮設住宅の建設が順次進んでおり、第一次募集では、27日頃に61世帯が3箇所の応急仮設住宅に入居する予定になっています。RSYでは、町・社会福祉協議会と連携し、みなし仮設住宅を含めた生活支援を今後も実施していきます。

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▼御船町での被害状況
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現在も大雨洪水警報が解かれず、強い雨が断続的に続いています。町内でも床上・床下浸水の被害が出ておりますが、危険な状況のため山間地の集落までは訪問できず、詳細情報は掴めていません。本日までに、御船町災害ボランティアセンターには、浸水被害にまつわるニーズが20件程発生。しかし、災害廃棄物集積場ののり面が崩れたことにより、泥やがれきの保管先が確保できず、ボランティア活動は中止となっています。

現在避難所は3箇所に集約されていますが、その一つであるスポーツセンター前は、小川があふれ、大人の太ももの高さまで浸水しました。20日深夜12時頃には、中にいる避難者はみな起こされ、車の移動などを行ったそうです。避難所は御船小中学校、木倉小学校などにも臨時開設されました。

山間地でも土砂崩れによる被害が出ています。家屋が半壊し、ドクターヘリが出動。幸いにも無事に救助され、人的被害はありませんでした。避難者の中には、川に落ちた住民を救助した方や、家が床上浸水して住めなくなった方もいます。

車中泊の方々が生活しているテント村エリアも被害にあっている様子。
天候に十分注意し、引き続き情報収集に努めます。

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▼住民の声
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御船小学校の近くに住んでいるの。地震ではかろうじて大丈夫だったのに、1階まで水が入ってきて、家の中のものをみんな流していっちゃった。今は孫と二人暮らしだから、家の片付けも大変で。流された自転車とかを水の中から自力で引っ張り上げたんだよ。(涙をポロポロと流しながらお話してくださった)(80代後半・女性)

【報告】広島県福山市へ資器材を搬出しました

みなさま
お世話になっております。RSY事務局です。
広島県社協より、22日からの大雨で被害の出ている広島県福山市への資器材貸出の要請があり、昨日、4トントラック1台分の資器材を搬出しました。
搬出作業は、防災ボラネット守山・名古屋みどり災害ボランティアネットワーク・名古屋みなみ災害ボランティアネットワーク・RSYボランティアの方々、スタッフ合わせて12名で行いました。
 
突然の募集にもかかわらず、多くの方にご協力いただき作業を行うことができました。本当にありがとうございました。
資器材は本日午前に現地に到着し、受入が完了したとのことです。
 
また、昨日より、震災がつなぐ全国ネットワーク事務局長の松山が現地入りし、現地の様子のレポートが上がっていますのでご報告いたします。
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★現地の様子
〇福山市街から西に20kmほどの松永町(旧松永市)あたりで被害の報告があり、
役所の松永支所に道路被害や土砂崩れの被害報告があった。
(市職員談)
〇報道にない地域で被害が点在しており、一地区(松永町)を除き、数件の床上浸水がある。
〇松永町はコンクリート固めの川(幅10mほど)の越水での被害で、泥は多くない。
〇松永町の床上浸水の軒数は20-30件ほどではないか、との見立て。
〇松永町の他、神村町、金江町で被害の情報が出ている。
〇金江町は松永町と似て、コンクリート固めの川(幅5mほど)の越水と、一部護岸が
水流でえぐり取られている箇所もあったが、床上浸水のお宅も既におおよその
片付けはそろそろ終わる段階。
〇被害箇所や件数が限定的な場合、災害ボランティアセンター体制ではなく、通常の
社協ボラセン体制での対応で可能ではあるが、今夜からの雨や、これまでに
被害確認の進んでいない地域の被害状況次第では、この限りではないとのこと。
★被災者の声
3時頃にトイレに目が覚めて、ベッドから降りたら膝下まで水に浸かった。
92じゃけ、トイレ近いけ、起きたらビックリするような状況じゃった。
息子や孫が随分片付けてくれたけ、助かった。(松永町、92歳男)
隣の家のとの間に合った沢の上流で土砂が崩れてこの始末。
沢も山も民有地じゃけ、行政は何もしてくれんらしい。
知り合いにダンプとユンボ頼んで家の周りの土砂をどけてもらっとるが、
明日から雨の予報じゃけ、二次被害が心配。(神村町、70代男性)
(水路のような)川が溢れそうだっていうから、消防団の詰め所に土嚢を貰いに
いったけど、土嚢の用意すらできてなかった。うちの主人が消防団やってたころは
ちゃんと準備してて、危ないと判断したときには近所に土嚢を配って回ったけ、
今の消防団は何をやっちょるか・・・。(金江町、40代女性)
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今後は、松山からの現地情報に基づいて対応を検討いたします。
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★今月のボランティア情報★
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①熊本地震 被災地支援街頭募金
【日時】
・6月29日(水)18:00~19:30
※事務所から募金箱等の荷物を運びます。お手伝いいただける方は17:30までにRSY事務所に来ていただけると有難いです。
※午後は、帰りの荷物運び・募金額の集計もお手伝いいただけると有難いです。
【実施場所・その他】
・名駅ナナちゃん人形前
・内容/平成28年熊本地震 被災地支援活動募金
・連絡先/090-5000-8386(RSY林)
・ご参加いただける方:下記をRSY事務局(info@rsy-nagoya.com)までご連絡ください。
当日飛び込みも大歓迎ですが、なるべく事前にご連絡いただけると幸いです。
①お名前:
②連絡先(できれば携帯電話):
③参加可能日時:
④希望集合場所:RSY事務所 or 現地
⑤参加人数(代表者が申込む場合):
※大雨・洪水・暴風・大雪いずれかの警報が出ていたら中止とします。
②あったか味噌汁プロジェクトパック化作業
【日時】7月1日(金)10:00~12:00
・場所:RSY大口町倉庫(愛知県丹羽郡秋田3丁目106)
※現地のマップのURLも参考にしてください→http://urx2.nu/hhGX
・集合:10:00に現地集合(現地駐車場有)、または9:00にRSY事務所集合
※事務所から車に同乗される方は、人員に限りがありますので早めにご連絡ください。
・ご参加いただける方:件名を「熊本地震/あったか味噌汁プロジェクト」と書きinfo@rsy-nagoya.comまで
・お名前
・携帯電話の番号をメールにてご連絡ください。
・当日連絡先:090-5000-8386(RSY林)
▼活動支援金募集
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皆さまからお寄せ頂いた活動支援金は、主に被災地での生活支援プログラムに関わる企画・運営などに使わせて頂きます。(炊き出し・足湯ボランティア・サロン・生活物資提供・集落支援など)
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<郵便振替>
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