宮城県七ヶ浜町報告【第171報】月刊つぶやき@七ヶ浜[第13号](2014年7月1日~2014年7月31日)

皆さま
お世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局です。宮城県七ヶ浜町の住民の声「つぶやき」2014年7月号をお伝えします。「つぶやき」からは被災者の様々な現状をうかがい、知ることができます。

8月11日で震災から3年と5ヵ月が経過しました。
全国的に夏真っ盛り。七ヶ浜町は浜風が吹いていて涼しい時もありますが気温が高く、暑い日が続いています。
「正月は集会所休みだったけど、お盆は開いてるらしいんだ。集会所開けてもらって良かったわー。やることないからお盆も家にいるんだよ。そういう人たち結構いるんじゃないかな。
お盆だからといってやることがない。家にいてもTV見て寝てるだけ・・・だから集会所に来てみんなと話していたほうがいい」
と話すのは足湯に毎月来ている仮設住宅にお住いの方です。
最初は「集会所ってどう使えばいいの?」 という戸惑いの声が多くありましたが、
今は集い/憩いの場所、イベント会場だけなく、生活サイクルの一部としても欠かせない存在になっています。
仮設からの「移転先(高台移転/災害公営住宅)で、そういった場所が作られるのか」というのも住民の皆さんにとって、新生活の重要なポイントとなっています。

今の想いに耳を傾け、住民の皆さんのためにできることを。

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○仮設のみんながここ(集会所)に集まるんだ。みんなで集まれる場所は本当にいいなぁ。
ここは3時半にしまる。日も長くなってきたし、もっと長くまでやってほしい。でも、そういうわけにはいかないのもわかっているんだよ。
仮設(の集合体)は全部で6か所あるんだけども、みんなが集会所に集まれている訳じゃない。
(70代:男性)

○一年後には仮設から引っ越しだから、RSYやボランティアさんに手伝って欲しい。
(70代:男性)

○孫はもう働いているよ。高校卒業して、働いてて、仕事楽しいみたいだよ。
孫はなかなか七ヶ浜には来ないね。(仮設だと)泊まるところないから。
地震の前はよく来てたけど、夏休みとか。
(70代:女性)

○ここ(集会所)で編み物をしていると時間が早く過ぎるの。家に帰っても1人だから。
ごはんもほとんど買ってくるの、いつも1人だからパックでね。
くよくよしてても仕方ないから、人の話(悪口など)はせず、自分の話でみんなを笑わせるの。
(70代:女性)

○(編み物は)高校生の頃からやってるけど、私のおっかさん(お母さん)はもっと上手なんだ。
編み物をしては誰かにあげるのが楽しいんだ。何もすることないし・・・。
(70代:女性)

○俺の手、夏でも冷たいんだ。血が通わねぇのかな。
(月1回の足湯だけど)月に2回くらいきてもいいんだぞ。次はいつ来るんだ?
(70代:男性)

○足湯にはよく来てるけど、今回は久しぶりに足湯に来たの。
足湯はやっぱいいねぇー。気持ち良かったよ。ありがとうね。
(70代:女性)

○公営住宅に入る前も不安だが、入った後も不安がある。どんな人が隣になるかで生活の差が出てくると思う。
私みたいな障害を持っている人はなおさらだ。実際に入ってみたいと分からない。でも来年、また元住んでいた地区に戻れるってのは嬉しいね。
(80代:男性)
※町外みなし仮設在住で、来年度七ヶ浜町の災害公営住宅に入る方

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【夏期休業のお知らせ】と【動く学びの場ご協力のお願い】

みなさま

台風11号が去ってもまだまだ厳しい暑さが続いていますが、いかがお過ごしですか。

高知、徳島をはじめ、被災された方々にはお見舞いを申し上げます。
レスキューストックヤードでは、11日も追加要請のあった徳島に資器材搬出を行いましたが、

今後も必要なタイミングで必要な支援を行えるよう準備を進めてまいります。

レスキューストックヤード事務所は下記の日程で、夏季休業いたします。
ご不便をお掛け致しますが、ご了承ください。※緊急災害発生時は、この限りではありません。

休業期間
名古屋事務所:8月13日(水) ~ 8月17日(日)
→8月18日(月)より通常通り

七ヶ浜事務所:8月14日(木) ~ 8月19日(火)
→8月20日(水)より通常通り

 さて、以下お願いです。
★11月30日までのサークルKサンクス様店頭募金が、レスキューストックヤードに寄託されます。
「東北の子ども達に幸せな笑顔を送ります」というキャッチフレーズです。
動く学びの場(マイクロバス改造車)
の実現のため、募金にご協力ください
サークルKサンクス様のホームページはこちら

☆七ヶ浜の子ども達の笑顔の写真が目印です(もし、写真貼ってないお店があったら、貼ってくれるように頼んでください!!!)

宮城県七ヶ浜町報告【第170報】七ヶ浜町田んぼアート2014 稲がすくすく育ってます!

皆さま

お世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局 郷古です。

「七ヶ浜町田んぼアート2014」の田植えから早二か月が過ぎました。七ヶ浜町田んぼアートの近況報告をさせていただきます。
なお、今回は被災直後から、現在までの田んぼの変化も合わせてお届けします。
※田植えの様子(ボランティアバスの活動)はコチラ

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【田んぼアート 被災直後】
2011年3月11日の津波被害で大きな被害を受けた菖蒲田浜下田地区。
20110517 田んぼアート被災直後

 

【田んぼアート開催直前】
震災後、初作付けされる菖蒲田浜下田地区で田んぼアートプロジェクトが立ち上がり?!
6月に行われる田んぼアート-田植えイベントの準備をしていました。

5月28日 田んぼアート開催前

 

【田植え直後】
しかし、当日は残念ながら雨で田んぼアートイベント自体は中止になりました。
ですが、町民有志&ボランティアで雨の中、植えることができました!

0608 田んぼアート 田植え直後

【田植えから約1ヵ月】

最初は「アート???何書いてあるか分からない?」という声が多かったのですが・・
見えてきました!!!

6月23日  田んぼアート状況

 

【そして・・・約2ヶ月後】

「田んぼアート見た?すごい立派だよー」 という町民の皆さんの声もあるくらいになっています。!七ヶ浜の新名所誕生ですね!6月につくった「かかし」も映えますね!

7月31日  田んぼアート状況

このデザインは、
握手のマーク(左部分)、七ヶ浜町の町章(右部分)と年度を示す2014(中部分)と3種に分かれていて、緑、白、黄、黒の4種の稲を使っています。
握手マークは、「町民とボランティア」の友情の証を表しているのです。

なお、全部ではないですがお米が収穫して食べれるそうですよ♪
七ヶ浜町に来た際には是非、足を運んでみて下さい!

田んぼアート 会場図
青・・・ボランティアセンター
黄・・・七の市商店街
赤枠・・・田んぼアート
矢印・・・見る方向

※安全面を考慮しているので、車道からは見ることができません。
※駐車場はありません。
※見ごろは9月頃(稲刈りの時期)くらいまでです。

宮城県七ヶ浜町報告【第169報】七ヶ浜復興応援サポータープロジェクト交流企画「サポーターの集い」を開催しました。

皆さま

お世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局郷古です。

7月26日に七ヶ浜仮設店舗-七の市商店街前にて、七ヶ浜復興応援サポータープロジェクト交流企画「サポーターの集い」を開催しました。
当日は気温も高かったのでとても暑かったのですが、参加された皆さんの思いは更に熱い!
17名の参加でしたが、サポータープロジェクトのこと、これからの七ヶ浜町のこと、自分と七ヶ浜町の関わり方についてみんなで話し合いました。

震災の風化という言葉すら聞かなくなっており、時間と共に忘れ去られていく中、「被災地の現状を離れていても分かるようにように、関心が薄れないように、町内からの情報発信!」、「七ヶ浜町とこれからもずっとつながれる人たちを増やしていきたい!そのきっかけを作りたい!」と始めたこのプロジェクトは開始から2年が経とうとしています。

延べ8万人のボランティアの皆さんが応援してくれたおかげで、瓦礫の撤去などの大規模なボランティア活動は少なくなりました。3年経ったから終わり・・・?時間で解決するものもありますが、そうでないものもあります。第一部は「これからのサポプロは?自分たちは七ヶ浜町とこれから関わっていけるのか?」というテーマで話し合いました。

サポーターの集い「七ヶ浜ためにできることは?ワークショップ」

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【七ヶ浜町のことで知りたいこと/ネットに上がっていると便利な情報は?】
〇ボランティア情報
⇒やはりボランティアでないと七ヶ浜町に来ていいのか、ちょっと迷う。
★細かなボランティア活動の予定(個人で来てもいいような)、
ガレキ撤去以外でもいいので様々なボランティア情報、ボランティアが活動した場所の現状

〇復興状況
⇒これからの七ヶ浜町を知ることでボランティアの形も変えて行かないといけない
★今後のまちづくりの方向性、高台移転&災害公営住宅の現状、七ヶ浜町の復興計画、農作物の育成状況

〇住民の現状
⇒七ヶ浜の住民は七ヶ浜のことをどう思っているのか。
★被災者の現状(声)、頑張っている住民/団体の紹介

〇観光
⇒七ヶ浜町の良いところを知りたい
★観光名所、宿屋情報、ドライブルート紹介、レジャースポット、海辺での過ごし方
、おみやげ買える場所、細かな地図、町の紹介

〇食べ物
⇒美味しいものがたくさんある七ヶ浜町を知ってもらいたい
★水揚げ情報、食事処、七ヶ浜の[魚/野菜]が買える・食べられる場所

〇日常の七ヶ浜
★菖蒲田浜などの一般ゴミ不法投棄の問題、交通情報

 

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【自分たちが七ヶ浜町に町に対してできることは?サポプロ(情報関連)で出来ることは?】

サポーターの集い「七ヶ浜のためにできることは?ワークショップ」

・七ヶ浜町に来た時に写真を撮ったら、サポプロへ共有する(県外ボランティア)
・高台移転/公営住宅や防波堤の工事風景の写真提供(町民)
・町内/地区のイベントの写真提供(町民)
・七ヶ浜町に継続的に来る(県外ボランティア)
・今やっているガレキ撤去以外のボランティア(パソコン教室や仮設住宅へのサロン活動など)を出来る限り続けていく(県外ボランティア、町民)
・県外での復興イベント時に参加をする。又、七ヶ浜の商品を売り出せるコーナーを作ったりする(県外ボランティア)
・ボッケを食べにくる(県外ボランティア)

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第二部は夕食会です。
今回の目的の一つであるボランティアと住民の交流も兼ねています。

サポーターの集い「夕食交流会」

「なんでボランティアさんは七ヶ浜町に来たのか?」、「被災当時は七ヶ浜町はどうだったのか?」、などをカレー&サラダを食べながらざっくばらんに話しました。
今回のカレー&サラダの材料は被災を受け、復旧した農地で採れたたまねぎなどを使った特別品です!
「自分がガレキ撤去活動して復旧した農地からできた農作物が食べられるというのは嬉しい」
との声も。
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集合写真

七ヶ浜町ボランティアセンターの職員さんは「七ヶ浜にボランティアでなくとも、遊びに来てもらいたい。皆さんに助けてもらった浜や農地、個人宅などの復興が進んでいるというのを見てもらいたい。」と、七ヶ浜町民も「ボランティアに会いたい」と話しています!
これからも七ヶ浜町を身近に感じてもらうために「今」の情報を発信していきます。
今後とも七ヶ浜復興応援サポータープロジェクトを宜しくお願いいたします。

ブログ:http://ameblo.jp/7supporter/
facebookページ: https://www.facebook.com/7supporter

宮城県七ヶ浜町報告【第168報】第二回・松ヶ浜地区災害公営住宅入居者懇談会に参加しました。

皆さま

いつもお世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局郷古です。

7月27日(日)に松ヶ浜地区災害公営住宅の入居者を対象とした第二回・懇談会が開催され、町役場建設課さんから声を掛けて頂き、RSY七ヶ浜事務局も参加させていただきました。6月29日開催された第一回目の懇談会にも出席させていただいています。
七ヶ浜町は災害公営住宅入居も防災集団移転も「震災前の元住んでいた地区に建てる」という計画に基づいて現在建設/整備が進められています。
これは、新たな生活でのコミュニティ作りに配慮したもので地区の結束力が強い七ヶ浜町では「隣近所は知り合いがいた方が良い」という住民の声からできた計画でもあります。

しかし、今回懇談会が開催される「松ヶ浜地区」だけは様々な地区が入り混じっての入居となるため、「見知った顔が少ない=コミュニティの形成が難しい」という問題が出ていました。
なので、この懇談会は「入居者同士の顔の見える関係づくり」がメインとなっています。
もちろん、入居に当たっての説明を聞いたり、不安や悩み、希望などを話したりする場でもあります。

また、今回は公営住宅作りのサポートとして東北大学をはじめ、学生の皆さんも住民の皆さんと一緒に懇談会に参加しています。

本日は「住居/駐車場の場所決めはどういった方法をとるのか?」、「住戸を決定する際に配慮が必要な方々への対応は?」というようなお題です。3班に別れ、ワークショップ形式で懇談会が進みます。
松ヶ浜町営住宅入居者懇談会

ある班では
「まずは自分の希望する場所を選び、被った場合は話し合い、それでもだめなら抽選といったような方がいい。どうせだったら自分自身が希望する場所に入った方が良い」
という声が上がりました。しかし、別の班では
「体が不自由な人、病気を患っている人という情報は町が持っているはずだから、
もういっそのこと入居場所を役場の人に決めてもらって、不都合があればまた話せばいというよいのでは」という声も。

グループ発表の様子グループ発表の様子

約30数戸建つ予定の松ヶ浜地区災害公営住宅は来年の4月に入居開始の予定です。
しかし、まだ建物が建っていない現状なので
「道路がどれくらいの傾斜があるのか?、段差がどのくらいの高さなのか?、実際見ないと分からない。」とWSが行き詰る場面も。。。
期待よりも不安が大きくなっている住民の皆さんの心境に寄り添いながらRSYは活動していきたいと思います。
次回開催は9月末の予定です。また懇談会の様子をお伝えしたいと思います。

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★参加者の方の話
「こうやって入居者同士で顔が繋がるのはいい。未来の話をするのは建設的だし。しかし、不安は消えない。入る前も不安だけど入った後のことも不安。」

「こんな小さな町のこの小さな公営住宅入居者たちが団結しないでどうするのか。「あの地区だからこう」とかそういうのは一切なくしたい。ALL七ヶ浜ということでやっていきましょう。」

【報告】徳島県阿南市・海陽町、高知県日高村へ資器材を搬出しました

みなさま

 

お世話になります。RSY事務局です。

 

本日、台風12号により浸水被害が発生している、
徳島県阿南市、徳島県海陽町、高知県日高村へ、
4tトラック3台分の災害ボランティア活動用資器材を搬出しました。

5名のボランティアにお集まりいただき、スタッフ含め8名で搬出を行いました。

  

 

搬出した資器材は、本日の夕方過ぎ、明日早朝に各地へ届く予定です。
資器材をお送りした地域では、災害ボランティアセンター立上げ準備が行われています。

現地でのボランティア活動を希望される方は、各地の情報をお調べいただき対応をお願いいたします。一日も早い復興をお祈りしております。

  

 

・高知県の被害状況
http://kouhou.bousai.pref.kochi.jp/KH706.html

・徳島県の被害状況
http://anshin.pref.tokushima.jp/zokusei/emergency-info/

資器材をお送りした地域の被害状況
・高知県日高村 床上浸水131 床下浸水2(8月5日16時現在)
・徳島県阿南市 床上浸水106 床下浸水415(8月5日9時現在)
・徳島県海陽町 床上浸水90 床下浸水275(8月5日9時現在)

 

 

宮城県七ヶ浜町報告【第167報】ボランティアバス第67陣報告【7月19日~7月22日】

みなさま

お世話になります。RSY事務局の林です

去る7月19日から22日にかけてボランティアバス67陣が七ヶ浜のイベントのお手伝いに行ってまいりました。19日(土)に名古屋を出発、20日(日)は昨年7月にオープンしたきずな公園にてオープン1周年を祝う記念イベント「きずな公園夏祭り」のお手伝い、そして21日(祝)は仮設商店街七の市の月一イベント「んめぇのあっと市」のお手伝いをして22日(火)の朝名古屋に帰着しました。以下、ボランティアバス67陣の活動報告です。

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■きずな公園夏まつり(7月20日(日))

遊び場を奪われてしまった子供たちに公園をという想いから多くの方々の協力によって、七ヶ浜の野外活動センターにきずな公園が完成して早いもので1年がたちました。この「きずな公園夏まつり」はそんな節目を記念しつつ、夏休みに入った子供たちに楽しい思い出を作ってもらおうというイベントで、20日はその準備や運営のお手伝いを行いました。

 

 

イベントは午後から始まり、東北学院大学ボランティアの皆さんが企画したレクリエーション大会、ブラザー工業の皆さんが企画したワークショップ、フルートアンサンブル「フロンティア」によるフルート演奏と続いて、地元ボランティアグループの皆さんが用意した食事で日が落ちるまでの時間を子供達に楽しんでもらいます。各企画はすでに各グループで事前に準備が整っているため、午前中はテントや机、椅子類の設営、誘導路の設営といった会場設営作業がメイン。が、あいにく天気は雨模様に。結局イベントは屋内競技場スパークと隣接する駐車場でテントを張っての開催となりました。

 

 

午後1時にオープニングセレモニーだけはなんとか晴れ間を突いて公園で行い、参加者は屋内へ移動。子供たちはチームに分かれて体を使ったミニゲームやクイズに挑戦してもらいます。元気いっぱい遊んだ後は、ペーパークラフトのワークショップで楽しい作品作り。記念写真をプリントして自分だけのデザインのフォトフレームなどを作って楽しんもらいました。

 

そして最後は地元のぼっけの会、ボランティアサークルレインボーの皆さんが準備してくださった、バーベキュー、海鮮お好み焼き、流しそうめん、スイカ割りといったメニューで夏まつりを締めくくりました。とにかく子供たちの笑顔と声が一杯の半日間で、僕らも元気をもらいました。

 

 

ちなみにブラザー工業さんのご好意で、この日のボラバスのメンバーにはユニフォームとして特製きずな公園1周年記念Tシャツがプレゼントされました。ありがとうございました。

 

 

■んめぇのあっと市(7月21日(月))

21日は前日の雨から一転、見事なまでの天気。澄んだ青空の下で七の市商店街で月一回開かれる「んめぇのあっと市」のお手伝いをさせていただきました。この日のんめぇのあっと市はいつもより気合が入っていて、仙台ご当地フレッシュアイドルの「AnYaHony」さんと「ラズベリーレモネード」さんのライブ、「ザ・ダイナーズ」さんの懐メロギターライブなどで絶えず賑やかな雰囲気です。七ヶ浜の海の幸一杯でラーメンの様に味わい深い「海鮮七宝あんかけ風皿うどん」の販売といった出店や、そして前日に引き続きこの日もボラバスグループのペーパークラフトワークショップなどで盛り上げます。設営準備や売り子をしながら七の市の皆さんと密になっていくうちに、この日もやはり僕らの方が元気をもらってしまいました。

しかもこの日はNHK BSの東北応援番組「きらり!えん旅」のロケで、あのバイオリニスト千住真理子さんが七ヶ浜に!このんめぇのあっと市も取材してくださいました。

■七ヶ浜の声と町の姿

21日の午後には、今回も地元の方のご厚意で震災体験やその後の生活について等お二人の話を伺う事ができました。震災後の避難生活や仮設住宅生活の話に加え、2年後を目途にしている集団移転についての不安や悩みなど貴重なお話を率直に語ってくださいました。

 

 

お話を聞いた後の自由時間では66陣で地元の皆さんと植えた田んぼアートの状態を見に行きました。66陣の活動報告の写真と是非見比べてみてください。青々と伸びた稲田の中に、くっきりと描かれた七ヶ浜町の町章と手を握るイラスト。田んぼが被災してからここに至るまでの農家の方の長い道のりを想像すると、この誇らしげに描かれた町章やイラストにジンと来てしまいました。収穫したお米を口にする時の味わいはどんなものなのでしょう。心地よい海風に揺れる稲を見ながら、そんな思いをめぐらせてしまいました。

 

【報告】帰宅困難ウォークを開催しました

みなさま

 

お世話になります。RSY事務局です。
8月2日(土)帰宅困難ウォークを開催しました。

本企画は、帰宅困難になったと想定し、まずは歩いてみることができるのかという基本を体験しつつ、街中にある便利な場所や危険な場所、帰宅困難時に自分を助けるアイディアなど、参加者が集まりお話をしながら歩き、互いに学び合っていく企画です。今回で3回目を数えます。

 

今回のコンセプトは「友達や家族や恋人と、もし出先で帰宅困難になったら・・・。」です。名古屋市内の観光・遊びスポット4箇所をスタート地点とし、RSY事務所まで歩きます。スタート地点は、東山動植物園(約7.5km)/ナゴヤドーム(約4.5km)/名古屋駅(約3.5km)/名古屋市科学館(約2km)の4箇所です。

各スタート地点から、RSYの事務所をめざし出発です。
途中小雨もちらつきましたが、ゴールを目指し参加者22名で歩ききりました。

 

事務所までの道のりには、帰宅困難時にチェックしたいスポットが存在します。例えば、避難所や避難場所、広域避難場所など困った際に避難できる場所、災害時対応の自動販売機などがあります。今回とあるコースで注目したのは、「災害時帰宅支援ステーション」という場所です。
http://www.city.nagoya.jp/kurashi/category/20-2-5-8-0-0-0-0-0-0.html(名古屋市ホームページ)

災害時帰宅支援ステーションは、大地震が発生した際の徒歩帰宅者に対し、①水道水の提供②トイレの使用③地図等による道路情報など、可能な範囲で協力していただける、コンビニやガソリンスタンドなどのことです。整備の進み具合は、各自治体により様々なので、お住いの地域、仕事場のある地域などご確認ください。災害時帰宅支援ステーションには、下の様なマークが入口付近などに貼られています。

 

このマークを見つけた参加者が、さっそくコンビニの店員さんに確認すると、「本部の指示を受けて対応する」や「よくわからない」と答える店員さんがほとんどでした。利用者の理解や認識、指定されているお店の従業員の理解や認識など、まだまだ課題は多そうな雰囲気でした。

 

事務所へ到着・休憩後、各グループでのグループワークを行いました。今回のお題は、「帰宅困難レポート」の作成・発表です。歩いてきた道中を振返り、気になった点を各グループの視点でまとめました。

    

 

各グループからの発表は・・・

●東山動植物園コース
「広い道」と「狭い道」のメリット・デメリット

  

●ナゴヤドームコース
歩いた気づきで比較する、自分の住む地域で帰宅困難になったら

  

●名古屋駅コース
歩いて作ったハザードマップ

  

●名古屋市科学館コース
災害時帰宅支援ステーションとは

  

 

それぞれのまとめたレポートを発表し、帰宅困難ウォークを終了しました。

 

参加者からは、
・今日は歩くぞ!と、準備万端で臨んだので歩けた。でも実際ヒールやスーツだと大変そう。
・被災時の「服装」「歩ける靴か」「歩く体力はあるか」を自分で判断し、無理せず留まることも必要だと思う。
・広い道を選んで歩いてきた。広い道には、コンビニなどもあり便利だと思った。
・初めてお会いする人と話しながら一緒に歩いてきた。時間も早く過ぎて、困難な時こそ知らない人でも隣に誰かがいることが力になると思う。
・引っ越したばかりで、まだ地域のことをよく知らない。自分の住んでるところでも確認していきたい。
・コンビニはよく利用するからどこにあるか把握しているけど、避難場所になる小学校の場所は知らない。調べようと思った。
・災害時帰宅支援ステーションは知らなかった。でもまだまだ課題も多そう。
など、お声をいただきました。

 

帰宅困難ウォークは、年2回の開催予定で、次回は秋ごろに予定しています。
RSYホームページやRSYメーリングリストでご案内さしあげますので、ぜひご参加ください。

帰宅困難になった時、みなさんの取る行動は???
今後も一緒に考えていきたいと思います。

 

 

【報告】RSYdeないとvol.3「スマホで防災」を開催しました

みなさま

 

お世話になります。RSY事務局です。
7月24日(木)に RSYdeないとvol.3「スマホで防災」を開催しました。

 

「RSYdeないと」は、RSYの活動や防災・災害救援に関する様々な情報をお届けし、
毎回テーマを変え、皆さんと一緒に考え、お互いに学び合う企画です。
今回のテーマは、スマートフォンを取上げ開催しました。今回は、15名の方にお越しいただき、スマホ片手に盛り上がりました。

 

前半では、スマホの利便性について考えました。
インターネットやアプリだけでなく、まずは電話やメール機能が中心です。
災害時の電波状況などデータで表しつつ、頼りすぎるのは危険では!?という。

 

とは言っても、日常生活には無くてはならない存在です。
災害時でも有効活用できる方法を後半では考えました。

 

例えば、ハザードマップなどのデータを災害時に見るためには、ネットに繋がなくてはなりません。
そういった時に、ネットに繋がなくても見られる方法として、データをPDF化し保存しておくというアイディアが話されました。電子書籍を読める無料アプリなどをダウンロードしておけば、PDF化して保存済みのデータも見ることができます。他にも、家族写真を保存しておくと、行方が分からなくなった時にも活用できるなど、様々な活用アイディアが話されました。

 

ただし、全てがスマホということではなく、連絡先などは紙媒体で持つ必要があります。
ラジオも小型ラジオを持参したほうがいいなど、スマホに頼りすぎずにアナログな備えも必ず必要となってくるという話も聞かれました。最後には、実際に防災アプリを参加者全員でインストールし使用する模擬演習も行われました。

 

参加者からは、
「スマホで使える災害時のアプリを色々探していた。探してはインストールして満足していた。活用しないと。」
「得手不得手があるのは当たり前だけど、不得手を他の方法で補えることをしていかないといけない。先進的なモノも大切だけど、アナログもきちんと用意しておきたいと思った。」
など、様々な声が聞かれました。

 

今後もみなさんと共に学ぶ場、「RSYdeないと」を今後も開催していきますのでぜひご参加ください。

  

 

<今までの開催テーマ>
2013/11/13 vol.0「緊急地震速報アンケート結果報告」
http://rsy-nagoya.com/rsy/blog/2013/11/13rsydenaitovol-0.html
2013/12/19 vol.1「栗田から聞く~RSYができるまで」
http://rsy-nagoya.com/rsy/blog/2013/12/rsydevol-1houkoku.html
2014/2/20   vol.2「災害ボランティアはじめて講座」
http://rsy-nagoya.com/rsy/blog/2014/02/rsydevol-2.html

 

 

宮城県七ヶ浜町報告【第166報】月刊つぶやき@七ヶ浜[第12号](2014年6月1日~2014年6月30日)

皆さま

お世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局です。宮城県七ヶ浜町の住民の声「つぶやき」2014年6月号をお伝えします。
「つぶやき」からは被災者の様々な現状をうかがい、知ることができます。
7月11日で震災から3年と4ヵ月が経過しました。
7月後半から町内でも各地区の夏まつりが行われる予定で、子どもたちも夏休みを楽しみにしています。
海も子どもたちの遊び場/学び場の1つですが、七ヶ浜町の観光名所「菖蒲田浜海水浴場」は今季も海開きは出来ませんでした。
しかし、現在行われている堤防工事も進み、来年度にはもしかしたら海開きができるかもしれないという声も聞いています。
一年後の話となりますが、皆さんも情報を待っていてくださいね。海水浴場がオープンしたら是非遊びに来てください。
「津波に耐えた松の木は曲がっているけど、ちゃんと立っている。私たちも負けてらんないな」
「仮設住宅にいると地元には行く機会がない。こうしてたまに通るとやっぱり恋しくなる。地元に戻りたい」
仮設住宅から地区の体操教室向かう車の中である1人のお母さんが発した言葉です。
いつもは集会所で笑っているお母さんたちも、3年経った今も現実と向き合わなくてはいけない状況にあるのだと改めて感じました。
今の想いに耳を傾け、住民の皆さんのためにできることを。
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お父さんと2人だとね、息が詰まっちゃうからこうして集会所に来るんだ。
(集会所では)足湯とかマッサージがあるからね。
ここに来るとみんながいるからね。おしゃべりして帰るの。
遠くから(来てくれているボランティアさんは)本当にありがたいよね。ここは何もない所なのにね。
(60代:女性)

3年以上たっているからイベントとか少なくなってるでしょ?
それでもこうして来てもらうとありがたいよねぇ。
(60代:女性)

仮設住宅のまわりは石がごろごろしているところが多いから、
この間転んで、ヒザのお皿にヒビが入ってしまったの。
一ヵ月も入院したのよ。家族に迷惑かけちゃった。
今でも膝が痛くて、腰も痛いの。
特に体を動かし始める時が辛いね。横になってると楽なのよ。
(70代:女性)

(仮設住宅から)どんどん人が少なくなっている。寂しいね。来月友だちも(引っ越して)行っちゃうのよね….
私たちは旦那と二人だから家は建てない。元の家に帰りたいけど、息子に反対されているから災害公営住宅に入る。
主人は鎌倉に旅行に行っていて、今晩帰ってくる。私は足が悪いから集団の旅行には行けない。
人に迷惑を掛けたくない。買い物は主人の車で行っている。
(70代:女性)

被災直後は地域のために炊き出し、食料の配布などで忙しくて涙を出す暇も無かった。

その当時から比較すると気持ちの上でも落ち着いてきた。
(80代:女性)

ここの仮設は(私と同じ)A浜の地区の人が多いし、もともと知り合いの人がいるから楽しいよ。
(仮設から)自分で家を建て出て行った人も何人かいるよ。
私は家はもちろん、土地も再開発で買い上げになったから本当に何もかもすべてなくなってしまったの。寂しいよ。
(70代:女性)

旦那が80歳だからお金も借りられないけど、何とか土地だけは買えたの。
だけど建設はいつになるやら・・・。新しい家が建ったら泊まりに来てね。
(70代:女性)

(東京でやる)オリンピックのことは嬉しくない。私たちは置き去られている。
政府は全然私たちのことを考えていない。復興はやることリストの10番目ですよ。
(60代:女性)

集会所の近くの部屋(仮設住宅)に住んでるけど、集会所に来たのは初めてだね。
今日は多賀城に住んでいる孫を預かっていて、散歩したいっていうから孫だけじゃ危ないからついて来た。
ケンカばっかりしてるけど、かわいいね。
(60代:男性)

津波で家を流されちゃった後にね、娘が仙台に住んでたからずっとそっちにいたの。
でもおじいさんが手術したり、転んで大腿骨骨折したり、姑さんも物忘れがひどくなってたから七ヶ浜に戻ってきたの。
ずっと離れていたけど、ここの人たちみんな良い人たちで、声かけてくれるから良かったわ。
足湯も初めて来たんだ。気持ちがいいね。この(足湯で使っている)バケツもいいね。家でもやってみたい。
(70代:女性)