2015年度被災地支援活動報告会を開催します

みなさま

レスキューストックヤード事務局です。

RSYでは、2015年度発生した災害における支援活動の報告会を行います。

4月のネパール地震の募金活動に始まり、

9月に発生した関東・東北豪雨災害では、多くの皆さまのご協力のもと、

ボランティア活動用資器材の貸出し、災害ボランティアセンターや地元NPOのサポート、

避難所の環境整備、炊き出し・足湯・サロン活動、「うるうるパック」の提供調整、

生活用品バザー、活動支援金の募金活動など、現地のニーズに応じて多岐にわたる活動を行いました。

私たちの活動の詳細をご報告し、広くみなさまに被災地の”今”をお伝えし、

今後の被災者支援について語り合う場としたいと思っております

是非ご参加ください。

日時:2016年2月23日(火) 19時~21時

場所:名古屋建設業協会 1階 大会議室

   名古屋市東区泉1-13-34

   地下鉄 久屋大通駅下車 1A出口より徒歩4分

  久屋大通駅からの徒歩の案内図

★ネットでの申し込みは【こちら】から

★メールでの申し込みは

件名を「2015年度被災地支援活動報告会」として、お名前、電話番号を明記の上

info@rsy-nagoya.comまで

★電話での申し込みは

052-253-7550まで(受付時間:平日の10時ー18時)

常総市で陶器市を行いました

みなさま

 

レスキューストックヤード事務局です。

台風18号の影響で鬼怒川が氾濫し被災した市町では、

体育館などの一次避難所が12月上旬で全て閉じられ、メディアの報道も少なくなって

一段落したかに見えます。

けれども、被災者の生活が、元に戻っているわけではありません。

リフォーム中の自宅や新しい賃貸住宅での生活が始まったばかりの方が多い中、

新生活の必需品を手に入れるのがたいへんという声を聞き、

RSYでは、12月23日に、常総市で陶器市を行いました。

今回の陶器は、中部リサイクル運動市民の会からの物を中心に、

宇治市炭山、瑞浪市陶町からいただいたお皿、茶碗、小鉢などでした。

どんぶりが人気で、無くなってしまったのと、季節がらか、大皿も人気でした。

あいにく今にも雨が降りそうな寒空にも関わらず、

オープン前から大勢の方々が来られ、

茶碗や湯呑み、どんぶり、お盆やヤカンなどを買っていかれました。

  

お母さんたちが多かったですが、中にはご夫婦や親子で見えたり、

ご近所同士、「元気?」と声を掛けあう姿も見られました。

「やっぱり、お買い物って楽しいね」「年越しそばを入れるのにちょうどいい」

「お正月は、人が来るから、数の揃ったお椀が欲しかったの」という声もありました。

RSYのスタッフ、ボランティア合わせて7名が、てんてこ舞いの陶器市でしたが

ADRAジャパンの喫茶カーのコーヒーの振る舞いや

午後には、愛知から移動販売車炊き出し支援協議会の協力を得て、

おぎのやさんのクロワッサンたい焼きの提供も加わり、

ちょっとしたお茶の時間も提供できました。

当日の売上 78,350円は、事前のコーディネートをしてくださった

認定NPO法人 茨城NPOセンター・コモンズに全額寄付いたしました。

今日お届けした陶器が、協力者の方々の真心と共に、

お正月の食卓を少しでも潤してくれればと思います。

活動寄付をして下さった方々にも、この場を借りて御礼申し上げます。

RSYは、今後とも必要なタイミングで必要とされる活動を続けていきますので、

どうか、みなさまのできるカタチで、ご協力ください。よろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

【第9報】関東・東北豪雨に関わるRSY​の支​援活動について

みなさま

RSY事務局です。関東・東北豪雨水害に対し、RSY兼震つな事務局からは、引き続き茨城県常総市へのスタッフ派遣と栃木県と福島県南会津の情報共有を継続しています。

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茨城県常総市での活動報告

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▼茨城NPOセンターコモンズ運営サポート(報告:松山)
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・NPO連絡会議の実施
常総市内で活動しているNPO関係者らの情報交換のための会議。ピースボート、OPEN
Japan、JUNTOS、風組、元気村Phoenix、被災地NGO恊働センターなどが参加。コモンズを中心に、日本NPOセンターと震つなが運営をサポート。炊き出しの調整、在宅避難者へのニーズ対応、外国人支援等を中心に行っている。

1日1回の合同ミーティングでは、「炊き出し・イベント・リラクゼーション」「移動支援」「行政・法律・制度」「片付け、清掃、ボラセン」「避難所」とカテゴリーを分け、それぞれの動きを報告。課題や相談を共有し、翌日の活動方針を検討。

▼炊き出しチームの活動
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RSYカーに食材や鍋を積んで11日現地入りし、10月12日、北水海道駅前にて、夕食の時間に炊き出しを行いました。
スタッフは伊藤さん、小塚さん、下田さん(災害ボランティアコーディネーターなごや・なごや防災ボラネット)萩原さん(高浜市よりボランティア参加)浦野、森本、浜田(RSY)の7名
メニューは、ご飯、ウィンナー入り野菜スープ、漬け物、みかんで、250食を準備したが、9割以上が、17時からの1時間以内に配り終えてしまった。残りの1割は、「まだありますか?用事を済ませていたら、遅くなっちゃって」という人たちで、19:00近くまで断続的にあった。

(被災者の声)
・炊出しは助かります。電気水道は来るようになったが、炊事用器具がダメになって、息子のところで作ってもらっている。三陸の津波のTVを見て、「気の毒だな」と、他人ごとで見ていた。自分がこんなになるなんて・・・。(炊き出しチラシ配り先・60代女性)
・TVを見ていた。浸水の時ドンと畳が持ち上がってそれに気が付いた。慌てて腰痛で動くのが困難な妻を背負って2階へ上がった。(火事場のバカチカラだ、ハハハハ)炊出しをしてくれるのは有難い。必ず行くよ、女房の分ももらえるかな?(炊き出しチラシ配り先・80代男性)
・商売の材料も全部ダメになった。息子たちは他に避難している。今は2階で女房と生活しているが、ボランティアさんには「ありがとう」のことばしかない。その反対で、役所の対応には腹が立つ(炊き出しチラシ配り先・70代男性)
・三陸の津波と同じような状態だ。店は閉めるしかないうちらは清潔が売り物だから。機械も、最近の機械はコンピュータ化していて、水に浸かったらダメになる。昨日はバーベキューの炊き出しをいただいた。野菜はうれしいね。(70代・男性)
・外国人入居者を訪問。近所の方と話し中で、主旨を伝えてブラジル語のチラシを渡したら「アリガトウ」といわれた。
・今日、キッチンが入ったので、自宅にもどったけど、しょう油がない、しょう油差しがないの無い無い尽くし。炊き出しがあってよかった(30代・女性)
・ここまでは、知り合いが車で送ってくれたけど、帰りはどうしよう(帰りは、ボランティアが送って行った)(30代母親と子ども連れ)

▼お茶会・足湯活動
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「あすなろの里の作業棟」でお茶会を行いました。10数名の方が、お茶コーナーで、避難者どうしや私たちとのおしゃべりの機会となりました。
10月13日 10:00 〜 13:00(お茶会)14:00 〜16:00(足湯)
スタッフは伊藤さん、小塚さん、下田さん、岡田さん(災害ボランティアコーディネーターなごや・なごや防災ボラネット)萩原さん(高浜市よりボランティア参加)森本、徳田、浜田(RSY)の8名
※同作業棟では、お昼に長野県からのボランティアによる温かい天ぷらそばとりんごがふるまわれました。避難所の登録者数は180人ほどだが、昼間は、通勤/通学者はいないためか、高齢者が目立ちました。

(被災者の声)
・私は関西出身で、縁あってここに来たがこんな目にあうなんて思いもよらなかった。あすなろに来るまで2回引っ越した。ここは施設は良いけれど、食堂もお風呂も時間の制約が厳しくて優しくない。
・こんな経験は初めて。子どもを守らなきゃという意識が強くて気が張っていたがこういう「喫茶」サロンはうれしい。ボランティアさんは、よそから来てくれた方々なので話しやすい。1年生でも、この水害でしっかりしてきたなと感じることがある。私に弱音を吐かない。周りの人やマスコミは、「誰が悪い」「何が原因」と、責任追及みたいなことをしているが、みんな一生懸命やっているよ。この水害のお蔭?で、絶対に会えない方とも会えた。天皇陛下と美智子さまにもお会いできた。陛下の優しさには感動した。「さだまさし」と「泉谷しげる」が来て、元気をくれた。(30代母親)
・ここでお茶会は続けてほしいね。1ヶ月間、こういった場所が無かったからさ。食堂なんてさ、おしゃべりする時間もなく、時間がきたら閉めるからね。(70代女性・避難所)
みんなこうやって話をできる場があることは嬉しいと思っているね。ストレスがさ、すごく溜まっているんだ。最初は行政に、「こうしてくれませんか?」という言葉遣いだったのに、今ではみんな溜まって、罵倒のようになっているんだ。私たちでも嬉しいのに、年寄りの人たちはもっと嬉しいだろうね。
(30代女性・避難所)
・決壊した水はあっという間に、家の中に入ってきて、何も持って逃げられなかった。印鑑だけ、泥の中から出てきた。洗ったら使えそうだね。
(70代女性・避難所)
・平屋の家に住んでいて、全部流されちゃった。大家さんは、もう家を取り壊す予定だから、次行くとこの検討がつかないよね。
(70代女性・避難所)
・足湯、昨日もやってもらって気持ちいい。温泉で足湯とかあるけど、これは全然違っている。ありがとう。家は床上1mまで水がきていて、片付けも中々進まない。避難する時持ってきたのはこのバッグだけ。
(50代男性・避難所)

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南会津町の状況 (報告:松永)

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民間レベルで活動するOさんと南会津町社協より聞き取りを行いました。
以下、いままでの不安な点だった私有地内の土砂出しなどについては町独自の予算で対応するとのことでした。そのため、高齢者独居宅内の流木・土砂出し・災害ゴミ撤去等の片づけも行政委託の業者が行ってくれる予定だそうです。

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募金活動

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▼被災地支援活動募金にご協力ください!!

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RSYでは、長期化/多様化する支援のため、「被災地支援活動募金」を行っております。皆さまからお預かりした大切な寄付金は、被災地へのボランティア活動資器材の提供や、ボランティアコーディネーターの派遣、被災された方々のニーズに応じて炊き出し、生活用品の提供など、生活支援プログラム等を実施するために使わせて頂きます。

<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。http://kessai.canpan.info/org/rsy/
ページ下方の「都度寄付」よりお申し込み下さい。
また、事務局へのメッセージ欄には「活動寄付」とご記入下さい。

<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※お名前の前に「カツドウキフ」とご入力ください。

 

【第3報】台風18号による大雨等に関わるRSYの支​援活動について(9月16日)

みなさま

茨城・栃木・宮城3県で発生している水害に対し、RSY兼震つな事務局では、
松山(震つな事務局長)・松永(RSYスタッフ)を派遣しています。
現地に雨の予報がでており二次災害がでないかを懸念しております。
▼現在までの動き
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(栗田)
・15日朝、東京で「あさイチ」に生出演。現地でボランティア活動を行う際の注意点や心構え
について説明し、その後、鹿沼市、常総市にて現場の状況を確認しました。
(松山)
・常総市に入って状況把握と各団体間 の調整を続けています。
(松永)
・14日夜に再び鹿沼市に入り。15日に栗田と合流。
▼鹿沼市での声(松永レポート)
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9月15日朝、その日に帰るというボランティアを案内して、前日作業をしたあたりへでかけた
ところ、家の前で呆然としている若いお母さんと子どもに遭遇。鍵渡しも済んで、もうすぐ入
居するはずだった新居を前に、言葉も無く、ボランティアが声をかけると涙ぐんでしまった。
別の家の前で、片付けをしていた初老の男性は、「おやじの介護もあるし、片付けもあるし、
自分の生活もあるし、みんないっぺんにはなぁ」と誰にこぼすでもなくお話されていた。
▼丹波市での声(林レポート)
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※2014年のお盆に水害に遭った兵庫県丹波市、あれから1年を経て、復興期に入っています。
昨年RSYから、炊き出し(弁当配食)や陶器市開催等の形で数回支援に行った経緯から
去る9月13日に実施された復興まつり「うきうきうまい秋フェスタ」に、お声掛けをいただき
行ってきました。
奇しくも、今回の水害と時期が重なって、それにまつわる声が聞けましたので、レポートします。・「去年の自分たちのことを思い出してしまって怖い」(陶器市に買い物に来た人)
・「子どもが、突然バーッと去年の自分の体験を話出して驚いた。子どもなりに溜まっていたのかな」(同)
・「去年、私たちにしてくれたあったかい支援を、今度はあっちの人たちにしてあげてね」(ひなたぼっこカフェのIさん)
(復興祭りに出店され、その売上の一部をRSYのご寄付いただきました)当日、台風18号の被災地むけの募金箱を置かせて頂き27,067円を募金いただきました。

▼名古屋での募金活動の報告(9月11~13日)

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Shakeout訓練会場(名古屋テレビ塔下。9月11日)にて:10,893円
24Hマラソン会場(名城公園。9月12、13日にて):10,058円

▼今後の動き
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・松山は常総市災害ボランティアセンターを拠点に、引き続き各地の情報収集。
・松永は、一旦七ヶ浜に戻り、炊き出し道具等を準備して、17日に鹿沼市に入る予定。
・9月19日(土)~23日(水)に、名古屋市栄付近で街頭募金を行います(このメールの最後に詳細あり)
・9月20日(日)~23日(水)のシルバーウィークに合わせて、栃木・茨城のいずれかで
「ホッと一息、炊き出しカフェ」が実施できるよう調整中。 

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  シルバーウィーク中の街頭募金実施予定
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【日時】
・9月19日(土)~9月23日(水)10:00~12:00/13:00~15:00
※途中参加・途中抜けも大丈夫です
【実施場所】
・名古屋市栄三越ライオン像前
参加を希望される方は、下記をRSY事務局(info@rsy-nagoya.com)までご連絡ください。
当日飛び込みも大歓迎ですが、ご一報いただけると幸いです。
①お名前:
②連絡先(できれば携帯電話):
③参加可能日時:
④参加人数(代表者が申込む場合):
※大雨・洪水・暴風・大雪いずれかの警報が出ていたら中止とします。 

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被災地支援活動募金にご協力ください!!
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RSYでは、長期化/多様化する支援のため、「被災地支援活動募金」を行っております。
皆さまからお預かりした大切な寄付金は、被災地へのボランティア活動資器材の提供や、
ボランティアコーディネーターの派遣、被災された方々のニーズに応じて、炊き出し、足湯、
生活用品の提供など、生活支援プログラム等を実施するために使わせて頂きます。
<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※お名前の前に「カツドウキフ」とご入力ください。

<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「カツドウキフ」とご記入ください。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。http://kessai.canpan.info/org/rsy/
ページ下方の「都度寄付」よりお申し込み下さい。
また、事務局へのメッセージ欄には「活動寄付」とご記入下さい。

 

 

 

【第2報】台風18号による大雨等に関わるRSYの支​援活動について(9月14日)

皆さま

RSY事務局です。
茨城・栃木・宮城3県で発生している水害に対し、RSY兼震つな事務局では、10日(木)夜より、
栃木に順次、松山(震つな事務局長)・松永(RSYスタッフ)を派遣しています。
▼現在の動き
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・現地では、RSYが信頼を置く「認定NPO法人とちぎボランティアネットワーク(以下、とちぎ
Vネット)」を通じて状況把握に努め、鹿沼市社協からの要請のもと、12日(土)に、松永が災
害ボランティアセンターのサポートに入りました。
・松永は13日(日)に宮城県七ヶ浜町の仮設店舗「七の市商店街」での最後のイベント企画
のため、一旦七ヶ浜に戻り、本日より再び栃木県入りします。
・松山は、震つな加盟団体や関係団体より各地の被害状況、団体の活動状況などを把握し、
とりまとめています。
▼鹿沼市災害VCでの活動(松永レポート)
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・9月12日(土)、エリアVコーディネーターとして、鹿沼市社協・Kさんと西鹿沼で活動。
・西鹿沼は2年前にも川の氾濫で水害に遭っている地域。
・活動人数は242名。担当した西鹿沼では、50世帯程度の被災で、約25ニーズがあり、ボラ
ンティア60名程度を受け入れ、20ニーズ程度が完了。
・地域を廻りながら被災世帯への声かけを実施。各エリアから詳細の数字があがっておらず、
潜在的なニーズが埋もれている可能性がある。
<住民の様子>
地域を回っていたところ、あるお宅で「災害が発生してから、高齢の母がほとんど休んでいな
い。家族が体を休めるよう何度も伝えたが、聞き入れない。1時間ぐらい一緒にお茶でも飲み
にいってやってくれないか。」との話。早速、母親と共にゆっくりと周辺地域を回りながら、気分
転換をサポート。
「とにかくボランティアさんがいるうちに、早く片付けたい」という思いが、あせりとなり、頑張り
すぎて、1週間も経てば、心身の疲れが一気に押し寄せてくることが予測される。娘さんも、
かなりの疲労の表情で体調不良を訴えていた。
この事例から、これからの長期的な復旧作業を乗り切るために、被災した全ての地域で、作
業の手をとめて、少しだけでもホッと一息つける人の関わりや場づくりが、必要であると感じ
る。
▼今後の動き
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・本日より再び松永を栃木県に派遣。
・松山はとちぎVネットを拠点に、引き続き各地の情報収集。
・9月19日(土)~23日(水)に、名古屋市栄付近で街頭募金を行います(このメールの最後に詳細あり)
・9月20日(日)~23日(水)のシルバーウィークに合わせて、栃木・茨城のいずれかで
「ホッと一息、炊き出しカフェ」が実施できるよう調整中。
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被災地支援活動募金にご協力ください!!
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RSYでは、長期化/多様化する支援のため、「被災地支援活動募金」を行っております。
皆さまからお預かりした大切な寄付金は、被災地へのボランティア活動資器材の提供や、
ボランティアコーディネーターの派遣、被災された方々のニーズに応じて、炊き出し、足湯、
生活用品の提供など、生活支援プログラム等を実施するために使わせて頂きます。
現地の様子は、情報が入り次第、随時メーリングリストやSNSにてお伝えします。
ご協力の程、よろしくお願い致します。
<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※お名前の前に「カツドウキフ」とご入力ください。

<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「カツドウキフ」とご記入ください。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。http://kessai.canpan.info/org/rsy/
ページ下方の「都度寄付」よりお申し込み下さい。
また、事務局へのメッセージ欄には「活動寄付」とご記入下さい。

▼報告
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週末に、街頭募金を3か所で行いました。
名古屋シェイクアウト訓練会場(9月11日。テレビ塔下):¥10,893
24hチャリティーリレーマラソン会場(9月12、13日。名城公園):¥10,058
うきうきうまい秋フェスタ会場(9月12、13日。兵庫県丹波市):¥27,067
ありがとうございました。

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  シルバーウィーク中の街頭募金実施予定
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【日時】
・9月19日(土)~9月23日(水)10:00~12:00/13:00~15:00
※途中参加・途中抜けも大丈夫です
【実施場所】
・名古屋市栄三越ライオン像前
参加を希望される方は、下記をRSY事務局(info@rsy-nagoya.com)までご連絡ください。
当日飛び込みも大歓迎ですが、ご一報いただけると幸いです。
①お名前:
②連絡先(できれば携帯電話):
③参加可能日時:
④参加人数(代表者が申込む場合):
※大雨・洪水・暴風・大雪いずれかの警報が出ていたら中止とします。

 

【8/30】街頭募金を行いました。

みなさま

お世話になっております。RSY事務局です。

本日13時から17時の時間帯でセントラルパーク地下街で被災者支援ボランティア活動支援募金を行いました。

 

飛び入り参加の方も含めて23名で募金活動を行い、皆様の協力もあって67,326円の支援金を集めることができました。

 

 

 

 

 

 

 

今回集まった支援金は当法人が被災地を支援するための活動費として使わせていただきます。ご協力ありがとうございました。

 

 

 

【第3報】兵庫県丹波市へのRSYにおける支援について(8月28日)

皆様
お世話になります。RSY浦野です。
RSYでは震災がつなぐ全国ネットワークをはじめ、当団体と繋がりのある支援団体
の皆様と協働し、8月19日の大雨で甚大な被害を受けている兵庫県丹波市へ支援
活動を展開しております。
現在は、丹波市災害ボランティアセンターを拠点とし、震つな加盟メンバーのピース
ボート、被災地NGO協慟センター、丹波市災害ボランティアネットまごころさんらと共
に活動しています。
RSYからは、浦野・高木・松永、名古屋のボランティアさん1名が派遣されています。
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8月25日(月)~28日(水)兵庫県丹波市水害支援報告
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▼現在の動き
(ボラセンでの活動)
丹波市災害ボランティアセンター前山サテライトにてボラセン運営サポートを実施
・主な活動はボランティアマッチングと被災地宅の個別訪問調査
・毎日400~500名程度のボランティアが現地で活動している
(地域での活動)
・前山地域の断水集落(徳尾・大杉・谷上・鴨阪・尾端)への炊き出し&ミニ喫茶の
実施
※炊き出し実施までの経緯
・全国曹洞宗青年会のAさんより、「特に女性から炊き出し希望の声が上がってい
る」と報告を受ける。
ボラセンの個別訪問や、地域の方に聞き取りをすると
「1週間働き続けてもう今は何もしたくない」「体がぐったり疲れて食事を用意するの
が大変」「コンビニやスーパーの惣菜も1週間続くと食べるのが辛くなる」「炊飯ぐら
いはできるけど台所が被害を受け自炊できない」「家は床板が外してあるし、空い
ている部屋も家財道具だらけなので落ち着ける場所がない」「1~2回御馳走になる
ぐらいなら親戚のお世話にもなれるが、度々は気兼ねして甘えられない」
など、「食」を切り口に、健康・安心できる環境・疲れの蓄積・遠慮や気兼ねなどに関
する課題が多数あることが分かった。そこで、協力団体に応援を求め、当面2週間
を目途に炊き出しプログラムを実施することとなった。
※概要(1回目)
・日時:8月29日(金)12時より配食開始~15時頃まで
・対象人数:上記集落の住民150名程度
・場所:ひなたぼっこカフェ
・内容:市に集められた救援物資の一部を会場にて配布。炊き出しと共に、ひなた
ぼっこカフェによる無料喫茶の実施
※協力団体
・宗福寺(曹洞宗/そうふくじ)
・神戸国際支縁機構
・全国曹洞宗青年会
・震災がつなぐ全国ネットワーク(RSY事務局)
※今後の予定(現在までの決定分・場所は未定)
・9月1日(月)曹洞宗ボランティア
・9月12日(金)神戸国際支縁機構
・9月16日(火)神戸国際支縁機構
▼個別訪問から見えてきた主な住民の声(課題)
〇作業に関わること
・床下の泥かきは目途が立ってきたが、乾燥→消毒→家財道具の収納などはこれ
から。あと1~2週間で畳が入ると過程すると、当面1ヶ月の間にもう一度作業の山場
を迎える。ただし業者混雑のため送れる可能性あり。その際のニーズキャッチとボ
ランティアの確保。
・ガラス、床、サッシ、食器あらいなど、何度やってもきれいにならない作業がこれか
ら待っている。家族でぼちぼち進めていくしかない。
・床下の処理のタイミングが分からない。どの程度乾燥させれば次の作業ができる
のか目視でチェックできる目安が欲しい。
・田畑に甚大な被害。農機具も全滅したという世帯も少なくない。国からの補助金は
あると思うが、今後の復旧をどのように進めていけばよいのか。
※「自分の家は十分やってもらったので、もっとひどい人を手伝ってあげて」という声
が増えてきた。また、細かい作業までボランティアに手伝ってもらってよいのか躊躇
されている方も少なくない。
〇生活に関わること
(食)炊き出しの経過報告の通り
(入浴)親戚の家で使わせてもらうも、度々借りるのは気が引ける。被災者に解放さ
れている入浴施設が5~6ヵ所あるが、どこがやっているのか分からない。(地域のボ
ランティアが知っていたため情報提供)
(洗濯)水が出るようになったが、まだ濁っているため洗濯には使えない。コインラン
ドリーを利用している。(気にせず使っている人もいる)
(寝床)家の2階を利用。しかし高齢の家族がいる場合は2階に上れないため施設
や兄弟、親戚の家で預かってもらっている。床下がほとんど開いたままの家でも何
とかスペースを確保し、寝起きしている方もいる。
(心・身体状況)
・『夜眠れない』という声多数。
・頭がボーっとして物忘れがひどくなった。
・持病があっても病院に行けていない。
・体のあちこち(腰と足)が痛い。次の雨が怖くて仕方がない。
・不安からか水から逃げる夢を見るようになった。
・この1週間はボランティアや親戚に手伝ってもらっていたので、気を遣う部分も多
かったが、久しぶりに家族だけの時間がとれてホッとした。(でもやることは山積)
・被害がひどかった地域のことを考えると、物資が欲しいと思っても遠慮して取り
にいけない。
上記の声から、今後はますます生活支援の必要性を感じます。先駆けて、被災地
NGO協慟センターと神戸足湯隊の学生たちが、避難所にて足湯ボランティアを開
始します。今後は炊き出しプログラムとも連動し、なるべく休息できたり、次のこと
をゆっくり考えたり、当時の様子や今の不安を安心して語れる場を提供していけ
ればと思います。
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お礼
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公益社団法人名古屋青年会議所様より、冷たいスポーツドリンク
約400本をご提供頂きました。
被災者宅への個別訪問や炊き出しの際に、お見舞い品としてお届
けし、とても喜ばれています。
温かいご支援に感謝致します。
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被災地支援活動募金にご協力ください!!
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以下の方法で募金・寄付を募集しております。
7月~8月にかけて発生した台風・大雨被害の被災地支援活動募金です。みなさ
まのお気持ちをRSYの活動を通じ届けさせていただきます。
〇街頭募金やります。活動に参加して下さる方募集!
・日時/2014年8月30日(土)13:00~17:00(途中参加・途中抜け可)
・場所/セントラルパーク地下街 インフォメーションスクエア
・集合/12:30にRSY事務所、または現地集合
・内容/今年の台風、集中豪雨での被災地支援活動募金
・連絡先/090-5000-8386(RSY林)
※屋内のため雨天決行です。
※大雨・洪水・暴風いずれかの警報が出ていたら中止とします。
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〇寄付金は下記でも受け付けております。
<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※お名前の前に「カツドウキフ」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「カツドウキフ」とご記入ください。
<クレジット>
URLよりお願いいたします。https://mp.canpan.info/rescuestockyard/

東京都大島町(伊豆大島)へ物資を搬出しました。

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。
先日日本列島を通過した台風26号により、ニュースなどでも報道されていますが、東京都大島町(伊豆大島)において甚大な被害が出ております。

RSYでも、RSY内に事務局をかまえる、震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)を通じ、情報収集などに努めています。

 

現在、震つなやRSYと関わりのある関東方面の団体が、発災翌日の17日より伊豆大島入りしており、災害ボランティアセンター立ち上げの方向性や規模、資器材の必要性について情報提供がありました。

その中で、災害ボランティアセンター立上げに際し、震つなを通じ、RSY宛になごや災害ボランティア連絡会が保有する、タオルや軍手など消耗品の一部提供依頼がありました。

本日午前より作業を開始し、さきほど伊豆大島へ向け、タオル・軍手・ゴム手袋・マスク・高圧洗浄機など計28箱を搬出しました。

 

  

 

現地入りしている関係団体からの報告(10月17日)は以下の通りです。

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○町役場の動き
町役場では、人命救助・ライフラインの復旧に尽力しており、被害状況の全体把握まで職員の手が回っていない。元町地区の一部は断水継続中。都道の復旧が急がれ、17日夜に都道全開通した。死者や行方不明者、要援護者数については、役場災害対策本部前で随時更新している状況。

 

○避難所について
役場内に避難所(役場内に二か所)が設置されており、避難者数は42人(うち観光客14人)。
担当者の話では、今後、避難者の数は増減する可能性がある。避難所から親戚宅に避難する家、逆に親戚宅から避難所に来る方がいる模様。被害の大きさに比べると、避難所に避難して いる方の数は圧倒的に少ない。
避難所来訪時、自宅から位牌を掘り出せたと喜びながら戻ってくる住民がおられ、流された家屋から大事に思っているもの(位牌など)などを探している状況が見受けられた。また、地域の婦人会がローテーションで3食、炊き出しを実施している。
泥が次第に粉塵化しており、衛生面でのケアも必要になってくる模様。

 

○大島社会福祉協議会の動き
地元(大島社会福祉協議会)では、災害ボランティアセンター立ち上げに向けて、役場、東京都大島支庁と調整している。同時に、要援護者への安否確認も実施。現在のところ、ボランティア依頼が2件。18日以降、再度、行政職員や民生委員とニーズ調査を実施予定。ただ、民生委員自身も被害を受けており、どれだけニーズ把握ができるかは未知数。

 

○被災現場の様子
被災現場では、朝から各所で庭先の泥だしをしているお宅が、被害の大小関わらず見受けられ、島民自身も被害の全容がわからないことから、かなりの島民の方が安否確認と被害の様子確認をしている姿が見受けられる。空港職員、高校教員および高校生(80人)が泥かきボランティアを行っており、島民の助け合いの活動が伺える。
一方救助活動も被害の大きなところでは、自衛隊・消防・消防団・警察が取組んでいる。
夕方、ご遺体が発見された現場に遭遇。親族と思われる方々が泣き崩れる姿を目にした。

 

○被災者の声
<床上浸水被害の住人>
・建物の形は残っているから…人の命に代わるものはない。
・あんな三原山(土砂崩れを起こした山)見たことがない。
・こんな災害は初めて。噴火よりひどい。
<避難所にて/80代男性>
・左足の怪我だけですんでよかった。ちょっと血は出たけど骨は折れてなかったし。(家は流された)」
<避難所にて/80代女性>
「東京から来てくれてありがとう。社協とは40年くらいつきあいがある。社協がお手伝いしてくれるのはありがたい」

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地元からの情報発信については、大島社会福祉協議会が担っており、以下の発信がされています。

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18日(金)10時現在、大島社会福祉協議会では、東京都社会福祉協議会と東京災害ボランティアネットワークのスタッフとともに災害ボランティアセンターを立ち上げ、ニーズ・状況把握に努めると同時にボランティア受け入れの準備を進めています。

災害ボランティアセンターの開設は21日(月)を予定しています。
なお、ボランティアの受け入れについては、現段階では島内在住者のみに限定させていただいております。

主な理由は下記の通りです。
①宿泊場所がないため
②いまだ被害の全容が把握できておらず、状況把握の段階であるため
③炊き出しについては、町の婦人会が対応しているため

(10月18日/大島社会福祉協議会facebookより)

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現在、台風27号の接近も予報されており、住民の皆さんの不安な想いを感じずにはいられません。
亡くなられた方のご冥福をお祈りすると共に、一日も早い復旧復興と、これ以上の被害が出ないことを願っています。

 

 

大雨から2ヶ月、静岡県西伊豆町を再訪しました

みなさま

 

お世話になります。RSY事務局です。

本年度は、全国各地で大雨による被害が多発しています。
RSYでも、震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)をはじめ、関係団体と協力し支援を行ってきました。

7月中旬に大雨による被害を受けた、静岡県西伊豆町。
資器材の搬出とスタッフ派遣を行い、7月28日をもって災害ボランティアセンターも閉所となりました。

 

先日、大雨被害から二ヶ月経った西伊豆町を再訪してきました。
西伊豆町の今、被災された地元の方のご様子などお伝えします。

 

 

▼ボランティアセンター閉所後の様子
災害ボランティアセンター閉所に伴い、以降は地元社協のボランティアセンター通常業務内での対応となりました。

8月3日(土)に、被害の大きかった安良里地区・宇久須地区のみ大雨が降り、大きな被害は幸いにも出なかったものの、以降、住民から雨が恐いという言葉がよく聞かれるようになったそうです。

また、町長から全国各地で水害による被害もあり、自助で復旧に向かうよう宣言がなされたこともあり、高齢者の中には、普及に向けた作業疲れのためか体調を崩す人もおり、診療所まで運ばれ点滴を打つ方もいらっしゃたそうです。

二ヶ月経ち、住民も少しずつ生活を取り戻しつつありますが、住民ひとりひとり、または、住民同士の自助と共助のみでこの2ヶ月を乗り切っている様子でした。

 

▼住民の声

<宇久須地区・80代女性独居>
・雨が降るとおっかない。(土砂崩れの原因の)上流が手つかずだから、大雨が降ると未だにゴロゴロと石が落ちて川を流れる音がする。
・8/3に大雨が降った。安良里と宇久須だけで、役場のあたりは全然降っていなかった。雨が恐くて夜も寝つけず、何度も溢れてないか、水が来ていないか、何回も家の周りを見に行った。せっかくキレイにしてもらったのに、またダメになるのは嫌。
・床上浸水にあって、タンスがダメになったの。その後、息子が使わなくなったタンスをくれたから、入れ替えたんだ。水に浸かったタンスは、息子に解体してもらって、タンスだったガレキがまだ庭に置いてあんの。どうやって処分すればいいか、車もないから持っていけないし、どうすればいいかね?社協に電話すればいいかね?
・あの後も雨が何回か降って、雨降ると泥が流れてきてなぁ。それが乾くとまた砂埃が舞って大変。
・2日間ボランティアが入ってキレイになった。あんたたちのおかげ。社協ありがとう。思い出すと涙出るねぇ。
・雨降ってまたダメになるといけないからって、お隣さんが土のう袋はそのままにしとけって言ってくれたの。通れるようにだけして、水入ってきたとこの近くにそのまま置いてあるの。雨降ったらお隣さんが動かしてくれるって。

 

<安良里地区・60代夫婦世帯>

・ようやく大工も入り床板を入れた。コンパネだけどな。今は左官屋が壁塗っているとこ。床下もコンクリート引いてさ。だいぶ家らしくなってきた。畳はもう少し時間がかかるみたい。
・できることは自分でやろうと思ってさ、大工も忙しいみたいだし。日曜大工で縁側作りしているんだ(来訪時は作業中でした)。町長も自分たちのことは自分でと宣言していたし、自分でできることはやらないと。漁師だけど大工もして、楽しいからいいけどなぁ。
・西伊豆での大雨依頼、全国でもいろいろ被害があるね。自分が経験すると、あの人たちも大丈夫かなって心配になる。
・わざわざまた来てくれたの。気にかけてもらえるだけで嬉しいね。
・水害以来、宇久須に家を借りて避難してるの。1階は床上120cmくらいまで水に浸かってしまったから、内装は全部やり直した。2ヵ月間、宇久須とここを行ったり来たり。昔の家だから周囲の新しい家よりも家が低いところにあって、家財の被害も多かった。
・大工さんが忙しくてなかなかはかどらないけど、ようやくここに戻れる目処がたってきた。
・被災してすぐにボランティアが来てくれるって知らせてもらったけど、申し込みしないといけないことを知らなくて、数日待ちぼうけしてしまった。ボランティアも依頼しないとならないなんて知らないから、何でも初めての体験だったんで、分からないことばかり。
・お父さん、漁師だけど日曜大工が好きだから助かってる。こき使っちゃってるけどね。これでようやく我が家に戻れると思うと嬉しいけど、また雨が降ると不安になるねぇ。

 

<安良里地区・70代男性独居>
・3日前にようやく畳が入った。やっとゆっくりできた。今までフローリングの部屋で寝ていて、やっぱり畳がいいよ。
・雨降ると上流から石が流れてくるの。家は川沿いだから、石がゴロゴロ来ると身体が揺れるんだよ。
・向こうの家もこの前畳入って、風呂も直ったって言っていた。ようやくだよ。
・10月いっぱいまでは、台風くるからね。大雨もだけど油断できないねぇ。
(当時直接お話をさせていただいた住民の方で、その当時様子を伺いに行った際はお疲れも出ており、やつれた様子で口数も少なかった。今回お会いした時は、当時と違いよく話され、少しふくよかになられていた。何より、安心された笑顔が見えました。)

 

住民の声からも、ボランティアセンター閉所後も大雨が何度かあり、安らかな時間を持てていない様子が見てとれます。

また、2ヶ月経ち、復旧でき畳の上で生活できる家もあれば、ようやく畳が入る家、まだ目途がたたない家など、復旧に向けた様子も住民一人ひとりによって違っています。

 

住民が抱える復旧に対する一人ひとり頑張ってきた想いや大変な想い、雨が恐いなど今後の災害に対する不安など、自分たちで復旧をとの声もあり、隣近所へも吐露できていない声があるのではないかと感じました。

 
話をお聴きした方みなさん話が止まらず、聴いてほしい様子も伺え、タンスの処分をどうすればいいかなど、災害後の悩みを話された方もおり、同じように事後の処理の困りごとなどを抱えている住民も少なからずいるのではないかと思いました。

 

住民の方からの声でも、社協ありがとう、ボランティアありがとうという声が聞かれ、住民の不安な気持ちもそうですが、感謝の気持ちも地元や外部のボランティアへ上手く伝えることができないものかと思いました。

住民の声を聴く、住民が声を発する場が必要だと切実に感じました。

 

災害はボランティアセンターが閉所したら終わりではなく、息の長い支援や見守りが必要になってきます。

床下を掃除したはいいが畳を戻すのにも人手がいるなど、一人ひとりの復旧復興のスピードに合わせ、その声を聴き、手を差し伸べられる体制が必要ではないかと思います。

今後も西伊豆町と顔の見える関係を築いていければと思います。

 

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台風18号水害 福井県若狭町への支援​活動【9月24日~2​5日報告】

みなさま

 

RSY事務局です。
この度、台風18号の影響で水害被害を受けた福井県若狭町社会福祉協議会より支援要請があり、RSYでは、なごや防災ボラネット、震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)との連携のもと、災害ボランティア活動資器材の提供と人的派遣を行っておりました。

 

9月24日をもって若狭町災害ボランティアセンターは閉所し、その後は社協の通常のボランティアセンターで対応されることとなりました。現地に派遣されていたRSY松永は名古屋にもどり、10月3日に資器材も返却予定です。

 

以下、RSY松永からの報告です。

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■9月24日(火)活動報告

・活動件数 5件(すべて完了)
・活動ボランティア数 36名

本日は、福井県若狭町の海士坂(あまさか)地区の現場で活動を行いました。
海士坂地区は台風18号の豪雨被害の影響で裏山の斜面がずれ、現在も不安定な状態で、次に大雨が降れば山の斜面が崩れ二次災害発生の危険性があります。

 

海士坂地区内で浸水被害のあったお宅の床下の泥出しや家財の運搬等を行いました。
台風豪雨の影響で、そのお宅の横にある川(深さ2m×幅4m程)が土砂で詰まり、溢れた水が家屋に流れ6畳7部屋で床下浸水、大量の泥が床下に流れ込みました。

 

住民の方が「上流から大きな桃の木が流れてきた。」と話すように、水が引いた川の淵に大きな木が倒れていていました。そのお宅は80代のご夫婦が生活していて、ご本人はパーキンソン病で体が不自由、ご主人は肺気腫で酸素ボンベを持ち歩いていました。

 

継続ニーズということもあり、24日は残り6畳2部屋の床下の泥出しを男性15名程で行い、当日中に完了しました。休憩中、ご本人は「体が動かないから、自分達じゃなにもできなかった。本当にボランティアさんに助けてもらっている。ありがとう、ありがとう。」と話し、「お手伝いできないから、せめてボランティアに渡して」と親戚から頂いたコーヒーをボランティアへ配り、「まだたくさんあるから飲んで、お茶も、お菓子もあるから」と休憩の度に毎回気を使っていたため、ボランティアが「大丈夫です。もう頂きましたから、お母さんゆっくり休んどいてください。」と話しても、気が気じゃない様子でした。ホッとしたときに、疲れから体調や病状が悪化するのではないかと心配です。

 

依頼者が活動中になるべくボランティアに対して気を使わずに済むよう、現場でもゆっくり話しながら悩みを聞いたり、世間話ができる人材や女性の必要性を感じました。

 

本日、24日の活動終了をもって福井県若狭町災害ボランティアセンターは閉所しました。
ボラセン開設期間中に挙がってきたニーズはすべて完了しました。

今後ニーズが挙がってきた場合は通常ボランティアセンターで対応する予定です。

 

■25日(水)活動報告

若狭町災害ボランティアセンターの資器材は、RSY、越前市、鯖江市、小浜市(越前市所有物、24日小浜市災ボラ閉所後から若狭町へ)から借用されていました。
25日はRSY以外の資器材を返却するため、各市の資器材をトラックへ積み込みのお手伝いを行いました。